JP2014164072A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置が交換された場合であっても、駆動ローラの外径値に応じてモータを適正に制御することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置は、加熱部材Hと、当該加熱部材Hとの間でニップ部Nを形成するように構成される駆動ローラ(加圧ローラ140)とを有する定着装置100と、駆動ローラを駆動するためのモータ500と、制御装置510とを備える。定着装置100には、予め測定された駆動ローラの外径値を記憶したメモリ170が設けられる。制御装置510は、メモリ170から外径値を読み出す読出処理と、読み出した外径値が大きい程、モータ500の回転速度を小さくするように回転速度を補正する補正処理と、補正された回転速度に基づきモータ500を回転駆動させる駆動処理とを実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、加熱部材との間でニップ部を形成する駆動ローラを有する定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置の装置本体に設けられる定着装置として、無端状のベルトと、ベルト内に配置されるニップ板と、ニップ板との間でベルトを挟むことでベルトとの間でニップ部を形成する加圧ローラとを備え、加圧ローラに駆動力が入力され、ベルトが加圧ローラに従動回転するものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、画像形成装置の製造時に加圧ローラの外径を測定し、装置本体に設けたメモリにその外径値を記憶し、この外径値に基き、加圧ローラを駆動するモータを制御している。
特開2002−351241号公報
しかしながら、従来技術では、装置本体にメモリが設けられているため、定着装置が交換されたときには、新たな定着装置に設けられた加圧ローラの外径値と装置本体に設けられたメモリに記憶している外径値が異なり、モータを良好に制御することができなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、定着装置が交換された場合であっても、加圧ローラ(駆動ローラ)の外径値に応じてモータを適正に制御することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、加熱部材と、当該加熱部材との間でニップ部を形成するように構成される駆動ローラとを有する定着装置と、前記駆動ローラを駆動するためのモータと、制御装置と、を備える。
前記定着装置には、予め測定された前記駆動ローラの外径値を記憶したメモリが設けられる。
前記制御装置は、前記メモリから前記外径値を読み出す読出処理と、読み出した前記外径値が大きい程、前記モータの回転速度を小さくするように前記回転速度を補正する補正処理と、補正された回転速度に基づき前記モータを回転駆動させる駆動処理と、を実行するように構成されている。
この構成によれば、駆動ローラの外径値を記憶したメモリを定着装置に設けることで、駆動ローラの外径値とメモリに記憶された外径値を定着装置ごとに同じ値にすることができるので、定着装置が交換された場合であっても、駆動ローラの外径値に応じてモータを適正に制御することができる。
また、前記した構成において、前記メモリには、予め測定された前記加熱部材の加熱能力を記憶され、前記制御装置は、前記読出処理において、前記メモリから前記加熱能力を読み出し、前記補正処理において、読み出した前記加熱能力が大きい程、前記モータの回転速度を小さくするように前記回転速度を補正するように構成されていてもよい。
これによれば、加熱部材の加熱能力が大きい程、駆動ローラの外径が熱膨張により大きくなるので、これに応じて回転速度が小さくなるような補正を行うことで、駆動ローラの回転速度を外径に応じた適正な回転速度とすることができる。
また、前記した構成において、前記メモリには、予め測定された前記ニップ部の幅が記憶され、前記制御装置は、前記読出処理において、前記メモリから前記ニップ部の幅を読み出し、前記補正処理において、読み出した前記ニップ部の幅が大きい程、前記モータの回転速度を小さくするように前記回転速度を補正するように構成されていてもよい。
これによれば、ニップ部の幅が大きい程、駆動ローラの外径が熱膨張により大きくなるので、これに応じて回転速度が小さくなるような補正を行うことで、駆動ローラの回転速度を外径に応じた適正な回転速度とすることができる。
また、前記した構成において、前記定着装置には、前記加熱部材の温度を検出する温度検出器が設けられ、前記メモリには、予め測定された前記温度検出器の応答性が記憶され、前記制御装置は、前記読出処理において、前記メモリから前記応答性を読み出し、前記補正処理において、読み出した前記応答性に応じた前記駆動ローラの外径変化のオーバーシュートを打ち消すように前記回転速度を補正するように構成されていてもよい。
これによれば、応答性が低い程、駆動ローラの外径変化のオーバーシュートが大きくなるので、このオーバーシュートを打ち消すように回転速度を補正することで、駆動ローラの回転速度を外径変化に応じた適正な回転速度とすることができる。
また、前記した構成において、前記加熱部材は、ゴム層を有するベルトを備え、前記メモリには、予め測定された前記ゴム層の厚さが記憶され、前記制御装置は、前記読出処理において、前記メモリから前記ゴム層の厚さを読み出し、前記補正処理において、読み出した前記ゴム層の厚さが小さい程、前記モータの回転速度を小さくするように前記回転速度を補正するように構成されていてもよい。
これによれば、ゴム層の厚さが小さい程、加熱部材から駆動ローラへの伝熱量が大きくなり、駆動ローラの外径が熱膨張により大きくなるので、これに応じて回転速度が小さくなるような補正を行うことで、駆動ローラの回転速度を外径に応じた適正な回転速度とすることができる。
本発明によれば、定着装置が交換された場合であっても、駆動ローラの外径値に応じてモータを適正に制御することができる。
本発明の実施形態に係るカラーレーザプリンタを示す断面図である。 定着装置や制御装置等を示す図(a)と、図2(a)のX部分の拡大図(b)である。 ニップ板と各温度センサを示す斜視図である。 連続印刷の場合の加圧ローラの外径変化を示すグラフ(a)と、加圧ローラの外径変化により変動する用紙の搬送速度を一定にするための基本の関数f(t)を示すグラフ(b)である。 加圧ローラの外径値が基準の外径値よりも大きい場合における外径変化を示すグラフ(a)と、関数f(t)を示すグラフ(b)である。 ハロゲンランプの加熱能力が基準値よりも大きい場合における外径変化を示すグラフ(a)と、関数f(t)を示すグラフ(b)と、関数β(t)を示すグラフ(c)である。 センターサーミスタの応答性が基準値よりも低い場合における外径変化を示すグラフ(a)と、関数f(t)を示すグラフ(b)と、関数−f″(t)を示すグラフ(c)である。 ゴム層の厚さが基準値よりも大きい場合における外径変化を示すグラフ(a)と、関数f(t)を示すグラフ(b)と、関数ε(t)を示すグラフ(c)である。 制御装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断りがないかぎり図1に示した上下方向を上下、図1における左側を前、右側を後、紙面の奥側を左、紙面の手前側を右として、各方向を示す。ここでの左右は、画像形成装置の一例としてのカラーレーザプリンタ1の前側に立った者から見た方向を基準として規定してある。
図1に示すように、カラーレーザプリンタ1は、装置本体2内に、用紙51を供給する給紙部5と、給紙された用紙51に画像を形成する画像形成部6と、画像が形成された用紙51を排出する排紙部7とを備えている。
給紙部5は、装置本体2内の下方において、装置本体2に対して前側からスライド操作により脱着される給紙トレイ50と、給紙トレイ50から用紙51を前側から上に持ち上げ、後側へ反転させて搬送する給紙機構M1とからなる。
この給紙機構M1は、給紙トレイ50の前側端部に設けられた、ピックアップローラ52、分離ローラ53、分離パッド54などからなり、これらにより用紙51が一枚ずつ分離されて上方へ送られる。上方へ向けて搬送された用紙51は、紙粉取りローラ55とピンチローラ56の間を通過する過程で紙粉が除去された後、搬送経路57を通って後向きへ方向転換され、搬送ベルト73の上に供給される。
画像形成部6は、スキャナ部61、プロセス部62、転写部63および定着装置100を備えている。
スキャナ部61は、装置本体2の上部に設けられており、図示はしないが、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。スキャナ部61では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応させてレーザ発光部から発光されるレーザをポリゴンミラーで左右方向に高速で走査させ、複数のレンズおよび反射鏡を通過または反射させた後各感光体ドラム31に照射している。
プロセス部62は、スキャナ部61の下方で、給紙部5の上方に配置されており、装置本体2に対して前後方向に引出可能となる感光体ユニット3と、感光体ユニット3の下部に設けられる4つのドラムサブユニット30と、各ドラムサブユニット30に装着される現像カートリッジ40とを備えている。
ドラムサブユニット30は、公知の感光体ドラム31やスコロトロン型帯電器32などを備えている。
現像カートリッジ40は、内部にトナーが収容されており、公知の供給ローラ41や現像ローラ42や層厚規制ブレード43などを備えている。
このようなプロセス部62は、次のように機能する。現像カートリッジ40内のトナーが供給ローラ41により現像ローラ42へ供給され、このときトナーが、供給ローラ41と現像ローラ42との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ42に供給されたトナーは、現像ローラ42の回転に伴って層厚規制ブレード43によって擦られ、一定厚さの薄層として現像ローラ42の表面に担持される。
一方、ドラムサブユニット30では、スコロトロン型帯電器32がコロナ放電により感光体ドラム31を一様に正極性に帯電させる。この帯電した感光体ドラム31にスキャナ部61からのレーザが照射されて、用紙51に形成すべき画像に対応した静電潜像が感光体ドラム31に形成される。
さらに感光体ドラム31が回転すると、現像ローラ42に担持されているトナーが感光体ドラム31の静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム31の表面のうち、レーザにより露光され電位が下がった部分に供給される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム31の表面には、各色のトナーに対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
転写部63は、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73、転写ローラ74およびクリーニング部75を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後に離間して平行に配置され、これらの間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が巻き掛けられている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム31に接している。そして、搬送ベルト73の内側には各感光体ドラム31との間で搬送ベルト73を挟み込む転写ローラ74が配置されている。転写ローラ74には、図示しない高圧基板から転写バイアスが印加される。画像形成時には、搬送ベルト73により搬送されてきた用紙51は、感光体ドラム31と転写ローラ74に挟持され、感光体ドラム31上のトナー像が用紙51に転写される。
クリーニング部75は、搬送ベルト73の下方に配置され、搬送ベルト73に付着したトナーを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部76に除去したトナーを落下させるようになっている。
定着装置100は、転写部63の後方に設けられ、用紙51上に転写されたトナー像を用紙51上に熱定着している。なお、定着装置100については、後で詳述する。
排紙部7において、用紙51の排紙側搬送経路91は、定着装置100の出口から上に向かって延び前側に反転するように形成されている。排紙側搬送経路91の途中には、用紙51を搬送する複数の搬送ローラ92が配置されている。装置本体2の上面には、印刷後の用紙51を蓄積する排紙トレイ93が形成されており、搬送ローラ92により排紙側搬送経路91から排出された用紙51は、排紙トレイ93に蓄積される。
なお、本実施形態において、用紙51を搬送する搬送機構M2は、前述した給紙機構M1、各感光体ドラム31、搬送ベルト73、後述する加圧ローラ140、搬送ローラ92、後述するモータ500(図2参照)などによって構成されている。
<定着装置の詳細構成>
図2(a)に示すように、定着装置100は、加熱部材Hと、駆動ローラの一例としての加圧ローラ140と、メモリ170とを備えている。加熱部材Hは、定着ベルト110と、ハロゲンランプ120と、ニップ板130と、反射板150と、ステイ160とを備えている。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のベルトであり、図2(b)に示すように、ステンレス綱製の素管111と、素管111の外表面に形成されたゴム層112とを有している。定着ベルト110の内部には、ハロゲンランプ120、ニップ板130、反射板150およびステイ160が設けられている。
ハロゲンランプ120は、輻射熱を発してニップ板130および定着ベルト110(ニップ部N)を加熱することで用紙51上のトナーを加熱する部材であり、ニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、その下面が定着ベルト110の内周面に摺接するように配置されている。本実施形態において、ニップ板130は、金属製であり、例えば、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、アルミニウム板などを折り曲げることで形成されている。なお、ニップ板130をアルミニウム製とした場合には、ニップ板130の熱伝導性を向上させることが可能となっている。
図2および図3に示すように、ニップ板130は、板状部131と、前側屈曲部132と、後側屈曲部133と、3つの被検知部134A,134B,134Cとを有している。
板状部131は、上下方向に直交するとともに左右方向に長い長尺の板状の部材であり、加圧ローラ140との間で定着ベルト110を上下に挟み込むことで、加圧ローラ140と定着ベルト110との間にニップ部Nを形成している。そして、この板状部131は、ハロゲンランプ120の下方に配置されて、当該ハロゲンランプ120からの熱を定着ベルト110を介して用紙51上のトナーに伝達する。
前側屈曲部132は、板状部131の前端側から上方に向けて略円弧状に屈曲するように形成され、ハロゲンランプ120と対向するように配置されている。
後側屈曲部133は、板状部131の後側の端縁から上方に向けて延びるように形成されている。詳しくは、後側屈曲部133は、板状部131の後側の端縁のうち左右方向における一端側から他端側まで延びるように形成されている。
3つの被検知部134A,134B,134Cは、それぞれ、サイドサーミスタ400A、サーモスタット400Bおよびセンターサーミスタ400Cにより温度が検知される部位である。3つの被検知部134A,134B,134Cは、後側屈曲部133の上端縁133Aの一部から後側に延びるように形成されている。詳しくは、左右方向に延びる後側屈曲部133のうち略中央部分に2つの被検知部134B,134Cが配置され、左右方向外側の一端部に1つの被検知部134Aが配置されている。
また、被検知部134B,134Cは、左右方向において、最小用紙通過範囲PR内に配置され、被検知部134Aは、左右方向において、最小用紙通過範囲PR外に配置されている。ここで、最小用紙通過範囲PRとは、カラーレーザプリンタ1で使用されうる用紙の中で、左右方向の幅が最小である用紙の通過範囲を指す。
また、サイドサーミスタ400A、センターサーミスタ400Cは、検知した温度を制御装置510に送信するための温度検出器であり、被検知部134A,134Cの温度を検出することでニップ部Nの温度を間接的に検出している。サーモスタット400Bは、検知した温度が所定温度を超えると、機械的にハロゲンランプ120への電力供給を遮断するサーマルスイッチである。
なお、サイドサーミスタ400Aは、被検知部134Aに接触して、被検知部134Aの温度を検知する接触式のサーミスタであってもよいし、被検知部134Aには接触しないで被検知部134Aの温度を検知する非接触式のサーミスタであってもよい。
同様に、センターサーミスタ400Cは、被検知部134Cに接触して、被検知部134Cの温度を検知する接触式のサーミスタであってもよいし、被検知部134Cには接触しないで被検知部134Cの温度を検知する非接触式のサーミスタであってもよい。
図2に示すように、加圧ローラ140は、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟むことで定着ベルト110との間にニップ部Nを形成する部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。そして、ニップ部Nを形成するために、ニップ板130および加圧ローラ140の一方が他方に向けて付勢されている。そして、この加圧ローラ140は、装置本体2内に設けられたモータ500から駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、ニップ板130との間で定着ベルト110および用紙51を挟んだ状態で回転することで、当該定着ベルト110とともに回転して用紙51を後方に搬送する。
反射板150は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側でハロゲンランプ120を囲うように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。この反射板150は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視U字状に湾曲させて形成されている。
ステイ160は、ニップ板130を反射板150を介して支持することで加圧ローラ140からの荷重を受ける部材であり、定着ベルト110の内側でハロゲンランプ120や反射板150を囲うように配置されている。なお、ここでいう荷重は、ニップ板130が加圧ローラ140を付勢する構成においては、ニップ板130が加圧ローラ140を付勢する力の反力をいうものとする。このようなステイ160は、比較的剛性が高い、例えば、鋼板などを折り曲げることで形成されている。
前述したハロゲンランプ120や、加圧ローラ140を駆動するためのモータ500は、制御装置510によって制御される。なお、モータ500は、図示せぬギヤ機構を介して加圧ローラ140に駆動力を供給する他、図示せぬギヤ機構を介して供給ローラ41や現像ローラ42などにも駆動力を供給するように構成されている。
メモリ170には、基準条件下において予め測定された、加圧ローラ140の外径値、ハロゲンランプ120の加熱能力、ニップ部Nの幅、センターサーミスタ400Cの応答性およびゴム層112の厚さが記憶されている。ここで、加熱能力とは、単位時間当たりの発熱量をいう。
なお、加圧ローラ140の外径値は、例えばレーザ変位計などによって測定すればよい。また、ハロゲンランプ120の加熱能力は、例えば熱電対でニップ部の温度勾配を実測すればよい。
また、ニップ部Nの幅は、例えば、黒ベタ印刷した用紙を一定時間の間加圧ローラ140と定着ベルト110との間で挟み込んで加熱した後、用紙を取り出し、加熱されることにより他の部分とは光沢が違う範囲を定規などで測定すればよい。また、センターサーミスタ400Cの応答性は、例えば、所定の第1温度環境下においてニップ部Nの温度を立ち上げていく際において、センターサーミスタ400Cで検出する検出温度が第1温度よりも高い第2温度に達するまでの時間を測定すればよい。また、ゴム層112の厚さは、例えば、定着ベルト110の総厚をマイクロメータなどで測定し、その総厚から予め測定している素管111の厚さを引けばよい。
また、メモリ170には、モータ500の回転速度を補正するために、以下のような補正式が記憶されている。
N=N+f(t)−α(D−D)−β(t)・(W−W)−γ(t)・(B−B)−δ・f″(t)+ε(t)・(d−d
上記補正式において、Nは、モータ500の基準の回転速度である。
(t)は、印刷制御において、加圧ローラ140の外径が継時変化した場合であっても用紙51の搬送速度が一定となるように、モータ500の回転速度を補正するための基本の関数となる時間tの関数である。具体的には、例えば低温環境下において複数枚の用紙51を連続印刷する場合には、加圧ローラ140の外径は、図4(a)に示すような波形で継時変化していく。そのため、連続印刷の場合には、図4(b)に示すように、連続印刷時における外径変化の波形を反転したような波形の関数f(t)が設定される。なお、加圧ローラ140の外径変化の波形は、実験やシミュレーション等により得られるので、これに基いて関数f(t)を設定することができる。
また、例えば所定枚数分の印刷ジョブを間隔を空けて複数回行う間欠印刷の場合や、印刷指令を受けたときの温度環境が中温・高温の場合などにおいては、それぞれ加圧ローラ140の外径変化の波形が異なるので、それぞれ実験等により波形を得ておき、各波形に対して基本の関数を設定しておく。つまり、メモリ170には、加圧ローラ140の外径の継時変化を打ち消すような関数が、様々な環境に応じて複数種類記憶されている。
−α(D−D)は、加圧ローラ140の製造誤差による搬送速度への影響を打ち消すための補正項である。Dは、予め測定している加圧ローラ140の外径であり、Dは加圧ローラ140の基準の外径であり、αは補正式における外径の誤差の寄与度を示す係数である。
詳しくは、図5(a)に実線で示すように、基準の外径値Dが継時変化した場合に比べ、それよりも大きな外径値Dが継時変化する場合には、図に破線で示すように、その外径変化は、基準の外径値Dの波形を上にオフセットしたような波形となる。そのため、このような大きな外径値Dの場合において搬送速度を一定にするための関数f(t)は、基準の外径値Dに対応した基本の関数f(t)の波形を下にオフセットしたような波形、つまりf(t)−α(D−D)となる。
以上により、前述したN=N+f(t)という関数に対して、外径の誤差を考慮したオフセット量に対応した−α(D−D)というような補正項を設けることで、外径の誤差による搬送速度への影響を低減することが可能となっている。詳しくは、−α(D−D)は、メモリ170に記憶された加圧ローラ140の外径値が大きい程、モータ500の回転速度を小さくするような補正項となっている。
−β(t)・(W−W)は、ハロゲンランプ120の加熱能力の誤差による搬送速度への影響を打ち消すための補正項である。Wは、予め測定しているハロゲンランプ120の加熱能力であり、Wは、ハロゲンランプ120の基準の加熱能力であり、β(t)は、補正式における加熱能力の誤差の寄与度を示す時間tの関数である。
詳しくは、図6(a)に実線で示すように、基準の加熱能力で加圧ローラ140を加熱したときの外径変化に比べ、それよりも大きな加熱能力で加圧ローラ140を加熱したときの外径変化は、図に破線で示すように、外径変化の初期において外径が基準時よりも大きく変化し、その後は、徐々に基準と略同じように変化する。そのため、図6(b)に破線で示すように、加熱能力が基準よりも大きいときにおいて搬送速度を一定にするための関数f(t)は、図6(a)の破線の波形を反転したような波形、つまりf(t)−β(t)・(W−W)となる。ここで、β(t)は、図6(c)に示すように、外径変化の初期のみに加熱能力の誤差(W−W)の影響を打ち消すような関数であり、外径変化の初期におけるピーク値において最も補正の影響が大きくなるような関数に設定される。
以上により、前述したN=N+f(t)という関数に対して、加熱能力の誤差を考慮した−β(t)・(W−W)というような補正項を設けることで、加熱能力の誤差による搬送速度への影響を低減することが可能となっている。詳しくは、−β(t)・(W−W)は、メモリ170に記憶された加熱能力が大きい程、モータ500の回転速度を小さくするような補正項となっている。
−γ(t)・(B−B)は、ニップ部Nの幅の誤差による搬送速度への影響を打ち消すための補正項である。Bは、予め測定しているニップ部Nの幅であり、Bは、ニップ部Nの基準の幅であり、γ(t)は、補正式におけるニップ部Nの幅の誤差の寄与度を示す時間tの関数である。ここで、ニップ部Nの幅の誤差による搬送速度への影響は、加熱能力と同じように考えることができる。つまり、ニップ部Nの幅が大きい程、ニップ部Nから加圧ローラ140に伝達される熱量が大きくなるので、加熱能力と同義に考えることができる。そのため、ニップ部Nの幅の誤差の違いによる外径変化は、図6(a)と同じような波形となり、加熱能力のときの関数β(t)と同じような外径変化の初期のみにニップ部Nの幅の誤差の影響を打ち消すような関数γ(t)を設定すればよいことが分かる。
以上により、前述したN=N+f(t)という関数に対して、ニップ部Nの幅の誤差を考慮した−γ(t)・(B−B)というような補正項を設けることで、ニップ部Nの幅の誤差による搬送速度への影響を低減することが可能となっている。詳しくは、−γ(t)・(B−B)は、メモリ170に記憶されたニップ部Nの幅が大きい程、モータ500の回転速度を小さくするような補正項となっている。
−δ・f″(t)は、センターサーミスタ400Cの応答性の誤差による搬送速度への影響を打ち消すための補正項である。f″(t)は、基本の関数f(t)を2回微分した値であり、δは予め測定しているセンターサーミスタ400Cの応答性に対応した当該補正項の寄与度を示す関数である。具体的に、δは、応答性が低い程、寄与度が高くなるような値に設定される。
詳しくは、図7(a)に実線で示すように、センターサーミスタ400Cの応答性が基準値であるときの外径変化に比べ、それよりも応答性の低いセンターサーミスタ400Cを用いたときの外径変化は、図に破線で示すように、外径変化の各ピーク値が基準値よりもプラス側またはマイナス側にオーバーシュートするようになっている。そのため、図7(b)に破線で示すように、応答性が低いときにおいて搬送速度を一定にするための関数f(t)は、図7(a)の破線の波形を反転したような波形、つまりf(t)−δ・f″(t)となる。なお、f″(t)を設けることで、基本の関数f(t)の変化の傾向を知ることができ、この傾向に対して応答性に対応した係数δをかけることで、応答性が低い程大きくなるオーバーシュート量を大きく補正して関数f(t)に近づくように補正を行うことが可能となっている。つまり、−δ・f″(t)は、メモリ170に記憶された応答性に応じた加圧ローラ140の外径変化のオーバーシュートを打ち消すような補正項となっている。
+ε(t)・(d−d)は、ゴム層112の厚さの誤差による搬送速度への影響を打ち消すための補正項である。dは、予め測定しているゴム層112の厚さであり、dは、ゴム層112の厚さの基準値であり、ε(t)は、補正式におけるゴム層112の厚さの誤差の寄与度を示す時間tの関数である。
詳しくは、図8(a)に実線で示すように、ゴム層112の厚さが基準値である場合の外径変化に比べ、ゴム層112の厚さがそれよりも大きな値であるときの外径変化は、図に破線で示すように、外径変化の初期において外径が基準時よりも小さく変化し、その後は、徐々に基準と略同じように変化する。これは、ゴム層112が厚い程、加圧ローラ140に伝達される熱量が小さくなるからである。
そのため、図8(b)に破線で示すように、ゴム層112の厚さが基準値よりも大きいときにおいて搬送速度を一定にするための関数f(t)は、図8(a)の破線の波形を反転したような波形、つまりf(t)+ε(t)・(d−d)となる。ここで、ε(t)は、図8(c)に示すように、外径変化の初期のみにゴム層112の厚さの誤差(d−d)の影響を打ち消すような関数であり、外径変化の初期におけるピーク値において最も補正の影響が大きくなるような関数に設定される。
以上により、前述したN=N+f(t)という関数に対して、ゴム層112の厚さの誤差を考慮した+ε(t)・(d−d)というような補正項を設けることで、ゴム層112の厚さの誤差による搬送速度への影響を低減することが可能となっている。詳しくは、+ε(t)・(d−d)は、メモリ170に記憶されたゴム層112の厚さが小さい程、モータ500の回転速度を小さくするような補正項となっている。
<制御装置>
次に、制御装置510について詳細に説明する。
制御装置510は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、前述したセンターサーミスタ400Cおよびサイドサーミスタ400Aからの入力と、印刷指令の内容と、メモリ170に記憶された情報に基づいて演算処理を行うことによって、モータ500を制御している。なお、下記の制御で利用する温度検出器としては、サイドサーミスタ400Aおよびセンターサーミスタ400Cのいずれであってもよいが、本実施形態ではセンターサーミスタ400Cとする。
制御装置510は、メモリ170から外径値等の各種データや前述した補正式などの情報を読み出す読出処理と、読み出した情報に基いてモータ500の回転速度を補正する補正処理と、補正された回転速度に基づきモータ500を回転駆動させる駆動処理と、を実行するように構成されている。
詳しくは、制御装置510は、メモリ170から読み出した加圧ローラ140の外径値が大きい程、モータ500の回転速度を小さくするように回転速度を補正している。これにより、加圧ローラ140の外径値に応じてモータ500を適正に制御することが可能となっている。
また、制御装置510は、メモリ170から読み出した加熱能力が大きい程、モータ500の回転速度を小さくするように回転速度を補正するように構成されている。これにより、加熱能力が大きい程大きく熱膨張する加圧ローラ140の外径に応じてモータ500を適正に制御することが可能となっている。
また、制御装置510は、メモリ170から読み出したニップ部Nの幅が大きい程、モータ500の回転速度を小さくするように回転速度を補正するように構成されている。これにより、ニップ部の幅が大きい程大きく熱膨張する加圧ローラ140の外径に応じてモータ500を適正に制御することが可能となっている。
また、制御装置510は、メモリ170から読み出した応答性に応じた加圧ローラ140の外径変化のオーバーシュートを打ち消すようにモータ500の回転速度を補正するように構成されている。これにより、応答性が低い程オーバーシュートが大きくなる加圧ローラ140の外径変化に応じてモータ500を適正に制御することが可能となっている。
また、制御装置510は、メモリ170から読み出したゴム層112の厚さが小さい程、モータ500の回転速度を小さくするように回転速度を補正するように構成されている。これにより、ゴム層112の厚さが小さい程大きく熱膨張する加圧ローラ140の外径に応じてモータ500を適正に制御することが可能となっている。
具体的に、制御装置510は、図9に示すフローチャートを常時実行するように構成されている。
図9に示すように、制御装置510は、印刷指令を受けたか否かを判断し(S1)、印刷指令を受けていない場合には(No)、本制御を終了する。ステップS1において印刷指令を受けている場合には(Yes)、制御装置510は、センターサーミスタ400Cにより温度を検出するとともに(S2)、モータ500を所定の回転速度、例えば前述したNで駆動する(S3)。
ステップS3の後、制御装置510は、メモリ170から各種情報を読み出す(S4)。詳しくは、制御装置510は、メモリ170から、加圧ローラ140の外径値、ハロゲンランプ120の加熱能力、ニップ部Nの幅、センターサーミスタ400Cの応答性およびゴム層112の厚さのデータや、補正式を読み出す。なお、補正式を読み出す際には、制御装置510は、ステップS1で検出した温度と、印刷指令の内容とに基いて、複数の中から1つの補正式を選択して読み出す。例えば、制御装置510は、印刷指令の内容が所定枚数以上の印刷を行うこと、すなわち連続印刷の場合には図4(b)に示すような関数f(t)を有する補正式を選択する。また、例えば、制御装置510は、ステップS1で印刷指令を受けた後に他の印刷指令を複数受けている場合には、複数の印刷指令を所定の間隔を空けて行う間欠印字に対応した関数を有する補正式を選択する。
ステップS4の後、制御装置510は、読み出した各データと補正式とに基いて、モータ500の回転速度を補正する(S5)。ステップS5の後、制御装置510は、ジョブ(印刷指令が1つの場合は1つの印刷指令、印刷指令が複数の場合は複数の印刷指令)が完了したか否かを判断する(S6)。
ステップS6において、制御装置510は、ジョブが完了していない場合には(No)、ステップS5の処理に戻り、ジョブが完了している場合には(Yes)、モータ500をOFFにして(S7)、本制御を終了する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
加圧ローラ140の外径値を記憶したメモリ170を定着装置100に設けることで、加圧ローラ140の外径値とメモリ170に記憶された外径値を定着装置100ごとに同じ値にすることができるので、定着装置100が交換された場合であっても、加圧ローラ140の外径値に応じてモータ500を適正に制御することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、補正式を用いてモータ500の回転速度を補正したが、本発明はこれに限定されず、各データとモータの回転速度の関係を示すテーブルを用いてモータの回転速度を補正してもよい。なお、メモリには、前記実施形態のように各データを記憶させる必要はなく、少なくとも加圧ローラの外径値を記憶させればよい。
前記実施形態では、メモリ170に記憶した加圧ローラ140の外径値D、加熱能力W、ニップ部Nの幅B、センターサーミスタ400Cの応答性δおよびゴム層112の厚さdを一定の値としたが、本発明はこれに限定されず、これらの各データが継時変化することを考慮して各データを使用時間に応じて補正してもよい。
前記実施形態では、定着ベルト110やハロゲンランプ120等を有する加熱部材Hを例示したが、本発明はこれに限定されず、加熱部材は、例えば、円筒状の加熱ローラと、加熱ローラ内に設けられるハロゲンランプとで構成されていてもよい。
前記実施形態では、温度検出器としてセンターサーミスタ400Cを例示したが、本発明はこれに限定されず、サイドサーミスタ400Aであってもよい。
前記実施形態では、カラーレーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
1 カラーレーザプリンタ
100 定着装置
140 加圧ローラ
170 メモリ
500 モータ
510 制御装置
H 加熱部材
N ニップ部

Claims (5)

  1. 加熱部材と、当該加熱部材との間でニップ部を形成するように構成される駆動ローラとを有する定着装置と、
    前記駆動ローラを駆動するためのモータと、
    制御装置と、を備え、
    前記定着装置には、予め測定された前記駆動ローラの外径値を記憶したメモリが設けられ、
    前記制御装置は、
    前記メモリから前記外径値を読み出す読出処理と、
    読み出した前記外径値が大きい程、前記モータの回転速度を小さくするように前記回転速度を補正する補正処理と、
    補正された回転速度に基づき前記モータを回転駆動させる駆動処理と、を実行するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記メモリには、予め測定された前記加熱部材の加熱能力が記憶され、
    前記制御装置は、
    前記読出処理において、前記メモリから前記加熱能力を読み出し、
    前記補正処理において、読み出した前記加熱能力が大きい程、前記モータの回転速度を小さくするように前記回転速度を補正するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記メモリには、予め測定された前記ニップ部の幅が記憶され、
    前記制御装置は、
    前記読出処理において、前記メモリから前記ニップ部の幅を読み出し、
    前記補正処理において、読み出した前記ニップ部の幅が大きい程、前記モータの回転速度を小さくするように前記回転速度を補正するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着装置には、前記加熱部材の温度を検出する温度検出器が設けられ、
    前記メモリには、予め測定された前記温度検出器の応答性が記憶され、
    前記制御装置は、
    前記読出処理において、前記メモリから前記応答性を読み出し、
    前記補正処理において、読み出した前記応答性に応じた前記駆動ローラの外径変化のオーバーシュートを打ち消すように前記回転速度を補正するように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記加熱部材は、ゴム層を有するベルトを備え、
    前記メモリには、予め測定された前記ゴム層の厚さが記憶され、
    前記制御装置は、
    前記読出処理において、前記メモリから前記ゴム層の厚さを読み出し、
    前記補正処理において、読み出した前記ゴム層の厚さが小さい程、前記モータの回転速度を小さくするように前記回転速度を補正するように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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