JP2002365959A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002365959A
JP2002365959A JP2001177662A JP2001177662A JP2002365959A JP 2002365959 A JP2002365959 A JP 2002365959A JP 2001177662 A JP2001177662 A JP 2001177662A JP 2001177662 A JP2001177662 A JP 2001177662A JP 2002365959 A JP2002365959 A JP 2002365959A
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pressure roller
temperature
speed
fixing
roller
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JP2001177662A
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English (en)
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Takeshi Niimura
健 新村
Nobukazu Adachi
信和 安達
Seietsu Miura
誠悦 三浦
Yasumasa Otsuka
康正 大塚
Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
Kenji Karashima
賢司 辛島
Masato Yoshioka
真人 吉岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧ローラ単体または、通紙方向に対し加圧
ローラ下流側を別モータで駆動し、メインモータに対
し、一定紙送り速度差で引張ることにより、加圧ローラ
表面がクリーニングされる速度差を保証し、かつ、画像
伸びを起こさないように、加圧ローラ速度を保つ。 【解決手段】 画像形成装置駆動系を制御するメインモ
ータと、加圧ローラ駆動用の別モータとを備え、加圧ロ
ーラが熱膨張した際に、加圧ローラの外径変化を検知す
るセンサ手段により、膨張した外径分、加圧ローラ駆動
モータ速度を制御し、常時、加圧ローラより上流側と、
下流側の速度差が一定となるようにした。同速度差の設
定は、加圧ローラ表面をクリーニングし、かつ、画像伸
びを生じない値に設定するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写ローラ、およ
び、加熱定着装置を用いた電子写真方式、静電写真方式
を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の一例として、レー
ザービームプリンタ(LBP)が挙げられる。PC等よ
り入力伝達された画像情報をレーザー発信装置(スキャ
ナ)より発信、感光体ドラム上に潜像として書きこみ、
加熱溶融性の樹脂等より成る顕画剤(トナー)を記録材
(エレクトロファックスシート・静電記録シート・転写
材シート・印刷紙など)の面に転写担持させ、目的の画
像情報に対応した未定着顕画剤像を該画像を担持してい
る記録材に固着するため、定着装置によって加熱定着処
理するものである。
【0003】本発明は、フィルム定着方式を用いた定着
装置を有する画像形成装置に深くかかわるため、フィル
ム定着方式を用いた定着装置について説明する。例え
ば、フィルム定着方式としては特開昭63−31318
2号公報・特開平2−157878号公報等などが知ら
れている。電子写真複写機・プリンタ・ファックス等の
画像形成装置における画像加熱定着装置、すなわち電子
写真・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセス手段に
よりトナーを用いて記録材の面に直接方式もしくは転写
方式で形成した、目的の画像情報に対応した未定着顕画
剤像を記録材に加熱定着処理する画像加熱定着装置とし
て活用されている。
【0004】より具体的には、薄肉の耐熱性フィルム
(シート)と、該フィルムの移動駆動手段と、該フィル
ムを中にしてその一方面側に固定支持して配置された加
熱体(ヒータ)と、他方面側に該加熱体に対向して配置
され該加熱体に対して該フィルムを介して画像定着する
べき記録材の顕画剤像担持面を密着させる加圧部材を有
し、該フィルムは少なくとも画像定着実行時は該フィル
ムと加圧部材との間に搬送導入される画像定着すべき記
録材と順方向に同一速度で走行移動させて該走行移動フ
ィルムを挟んで加熱体と加圧部材との圧接で形成される
定着部としての定着ニップ部を通過させることにより該
記録材の顕画剤像担持面を該フィルムを介して該加熱体
で加熱して未定着顕画剤像(未定着トナー像)に熱エネ
ルギーを付与して軟化・溶融せしめ、次いで定着部通過
後のフィルムと記録材を分離点で離間させることを基本
とするフィルム加熱方式の画像加熱定着装置である。
【0005】図7−aに画像形成装置、図7−b・図7
−cにフィルム定着装置の具体的一例の概略構成を示し
た。8はエンドレスの耐熱性フィルム(定着フィルム)
である。フィルム8は、熱容量を小さくしてクイックス
タート性を向上させるために、フィルムの膜厚は総厚1
00μm以下、好ましくは50μm以下30μm以上の
耐熱性・離型性・強度・耐久性等のあるPTFE、PF
A等の単層フィルム、あるいはポリイミド、ポリアミド
イミド、PEEK、PES、PPS等のフィルムの表面
にPTFE、PFA、FEP等を離型層としてコーティ
ングした複合層フィルム等である。
【0006】この装置は半円弧状のフィルムガイド部材
14の外面中央部に形成した加熱体収容凹部に加熱体1
3を嵌め入れて取付け、このフィルムガイド部材14に
円筒状の耐熱性フィルム8を外嵌し、加熱体13との間
にフィルム8を挾ませて加圧ローラ9を加熱体13に圧
接させてある。
【0007】エンドレスのフィルム8の内周長と加熱体
13を含むフィルムガイド部材14の外周長はフィルム
8の方を例えば3mm程大きくしてあり、従ってフィル
ム8は加熱体13を含むフィルムガイド部材14に対し
て周長が余裕をもってルーズに外嵌している。
【0008】10は加熱体13との間にフィルム8を挾
んでフィルムを加熱体13の直に総圧4〜15kgで圧
接するシリコンゴム等の離型性のよいゴム弾性層を有す
る加圧ローラである。
【0009】加圧ローラ9を駆動ローラとして矢示の反
時計方向に回転駆動することで加圧ローラ9との摩擦力
で円筒状フィルム8が加熱体13面に密着して摺動しな
がら回転駆動される。
【0010】加熱体13と加圧ローラ9との圧接ニップ
部Nのフィルム8と加圧ローラ9との間に記録材Pを導
入・通過させることにより加熱体13からフィルム8を
介して記録材Pに熱エネルギーが付与されて記録材P上
の未定着トナー画像Tが加熱溶融定着される。
【0011】加熱体13は電力供給により発熱する発熱
源としての通電発熱体(抵抗発熱体)20を含み、該通
電発熱体20の発熱により昇温する。
【0012】本例の加熱体13は、 a.フィルム8の移動方向に略直交する方向を長手とす
る、セラミック基板17と、 b.この基板17長手に沿って、線状あるいは帯状に形
成した、発熱源としての通電発熱体20と、 c.この通電発熱体20の両端部にそれぞれ導通させて
基板面に形成した給電電極15・16と、 d.基板17の通電発熱体形成面を被覆させた表面保護
層としてのガラス等の電気絶縁性オーバーコート層と、 e.基板17の他方面側(背面側)にそれぞれ接触させ
て設けたサーミスタ等の温度検出素子18、及び安全対
策用温度検出素子(サーマルプロテクタ)としての温度
ヒューズ19等よりなる。
【0013】加熱体13のオーバーコート層側がフィル
ム接触摺動面側であり、この面側を外部露呈させ、前述
のように加熱体13をフィルムガイド部材14の外面中
央部に形成した加熱体収容凹部に固定支持させてある。
【0014】加熱体13は通電発熱体20の両端給電電
極15・16間に交流電源21より電圧が印加され、該
通電発熱体20が発熱することで昇温する。
【0015】加熱体13の温度は基板背面の温度検出素
子18で検出されてその検出情報が通電制御回路15ヘ
フィードバックされて交流電源21から通電発熱体20
への通電が制御されることで定着実行時に温度検出素子
18で検出される加熱体13の温度が所定の温度(定着
温度)になるように温調制御される。
【0016】加熱体13の温調制御は通電発熱体20に
対する印加電圧または電流をコントロールするか、通電
時間をコントロールする方法が採られている。
【0017】即ち、温度検出素子(サーミスタ)18の
出力をA/D交換しCPUに取り込み、その情報をもと
にトライアックにより通電発熱体20に通電するAC電
圧を位相制御あるいは波数制御等のパルス幅変調をかけ
温度検出素子18による加熱体の検知温度が一定(例え
ば190℃)となるように通電発熱体20への通電を制
御している。
【0018】本加熱装置は様々なサイズの記録材P上に
印字された未定着画像Tを定着することができるが、温
度検出素子18は通紙可能なすべての記録材Pが通紙中
の加熱体13の温度を制御する必要があるため加熱装置
が定着可能な記録材Pのうち幅寸法が最小のものより内
側の基板背面に配置されている。通紙可能な記録材のう
ち幅寸法が最小の記録材Pminは加熱装置が使用され
る機器により異なるが、通常のプリンタでは、3×5イ
ンチ(76mmx127mm)インデックスカードの印
字が求められることが多く、その記録材の短辺(76m
m)が通過する範囲内に温度検出素子は配置されてい
る。一方、加熱体13がトライアックやCPUの故障な
どで制御不能となり、異常昇温した場合には温度検出素
子18により検出した情報をCPU以外の検出回路で検
出し、リレーを作動させることにより、加熱体13への
電力供給を遮断させる。その点で温度検出素子18は安
全回路の一部としての機能も有している。
【0019】19はもう1つの安全対策用温度検出素子
としての温度ヒューズで温度ヒューズとしては感温ペレ
ットタイプのものが一般的に使用されている。
【0020】この温度ヒューズ19を加熱体13に接触
させて配設することにより、加熱体13の熱が金属ケー
ス31等を介して内部の感温ペレットに伝達される。こ
の感温ペレットの温度が所定の動作温度以下である限り
は、この温度ヒューズ19を介して加熱体13の通電発
熱体20への給電がなされる。
【0021】一方、通電制御系の故障による加熱体暴走
により加熱体13が通昇温して感温ペレットの温度が所
定の動作温度以上になると、該感温ペレットが溶融また
は昇華して液状または消滅し、加熱体13の通電発熱体
20への通電が遮断される。フィルム定着装置は以上の
ように構成されている。
【0022】次に、フィルム定着方式の定着装置の紙搬
送について説明する。フィルム定着方式の紙搬送の特徴
として、定着フィルム側を従動、加圧ローラ駆動とする
ことが挙げられる。
【0023】従来の、ハロゲンヒータ等を用いた定着方
式においては、加圧ローラは従動とするのが一般であ
る。前述のごとく、定着装置は、トナーを例えば190
°近傍の温度で記録紙に定着させる装置であるため、加
圧ローラにも同等の温度が加わる。そのため、アルミ等
金属円筒で構成された定着ローラを駆動させることで、
弾性体で構成される加圧ローラの熱膨張による画像伸び
等の影響を防ぐ目的から取られる措置である。
【0024】一方、エンドレスフィルムを用いたフィル
ム定着装置では、フィルムガイド部材外周よりエンドレ
スフィルム内周長を数mm長くする構成が部品点数が最
も少なく、コスト上有利であるため、フィルム駆動とせ
ず、加圧ローラ駆動とすることが多い。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記理由により、フィ
ルム定着方式の紙搬送においては、加圧ローラの熱膨張
を加味した設計を行う必要があった。
【0026】他方、加圧ローラは製品寿命まで使用する
過程で、紙粉・紙中に含まれる成分及び、前記トナーが
前記フィルムを介し紙間にてローラに付着、あるいは直
接付着し、いわゆる加圧ローラ汚れを生じさせる場合が
ある。
【0027】対応策として、定着ニップ突入前後の紙送
り速度をV1(突入前)<V2(突入後)とすること
で、ローラ表面を常に磨きクリーニングする試みがなさ
れつつあるが、画像が伸びてしまう方向であった。
【0028】従来のフィルム定着方式を用いた画像形成
装置においては、加圧ローラがメインモータと連動して
いることにより、加圧ローラが膨張すると共に紙送り速
度が増加してしまう。また、前述クリーニング可能な速
度比設定を、加圧ローラ冷却時にあわせて設定すると、
膨張時に画像伸びを引き起こす恐れが生じてしまう。
【0029】また、膨張時にあわせ設定すると、加圧ロ
ーラ温度が低く熱膨張が少ない時は、用紙搬送速度が遅
くなるため、定着で引張りきれず、十分なクリーニング
効果を得られないことになる。このため、加圧ローラの
クリーニング効果を十分に得て、かつ、画像伸縮が品質
上問題の無い範囲であることとが両立できる範囲が狭く
なるため、紙送り速度の設定、及び、量産時の部品寸法
管理が厳しくなる問題を有していた。
【0030】本出願に係わる第1の発明の目的は、フィ
ルム駆動式の定着装置を有する画像形成装置において、
加圧ローラ駆動用の別モータを備えることにより、画像
伸びを押さえ、かつ、加圧ローラ汚れを防止するための
クリーニング速度設定とを両立させることにあり、加圧
ローラ外径検出手段を設ける事で、同精度を向上させる
ことである。
【0031】次に、本出願に係わる第2の発明の目的
は、フィルム駆動式の定着装置を有する画像形成装置に
おいて、加圧ローラ駆動用の別モータを備えることによ
り、画像伸びを押さえ、かつ、加圧ローラ汚れを防止す
るためのクリーニング速度設定とを両立させることであ
り、前記定着装置のヒータ、あるいは加圧ローラ、ある
いはその他の定着装置近傍部品の温度検出手段を設ける
事で、間接的に、加圧ローラ外径検出する手段を設ける
事で、同精度を向上させることである。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記問題を鑑みて、かか
る第1の対策手段は、画像形成装置の駆動搬送系メイン
モータの回転速度を一定とする事で定着装置突入までの
記録紙搬送速度を常に一定とし、加圧ローラを、転写ロ
ーラを駆動するメインモータと別モータで駆動し、直接
加圧ローラの外径を検知する手段を設け、検知情報にあ
わせて、定着突入前速度に対して、一定の紙送り速度差
で記録紙を引っ張るように加圧ローラ駆動モータを制御
することにより、加圧ローラのクリーニング速度を保証
し、かつ、画像伸びを起こさないように、加圧ローラ速
度を保つことである。
【0033】また、第2の手段として、画像形成装置の
駆動搬送系メインモータの回転速度を一定とする事で定
着装置突入までの記録紙搬送速度を常に一定とし、加圧
ローラを、転写ローラを駆動するメインモータと別モー
タで駆動し、間接に加圧ローラの外径を検知する手段と
して、ヒータ温度あるいは、加圧ローラ温度、あるいは
その他の定着装置近傍部品の温度検知素子を設け、検知
情報にあわせて、予め想定された加圧ローラ外径を割り
出し、定着突入前速度に対して、一定の紙送り速度差で
記録紙を引っ張るように加圧ローラ駆動モータを制御す
ることにより、加圧ローラのクリーニング速度を保証
し、かつ、画像伸びを起こさないように、加圧ローラ速
度を保つことである。
【0034】第1の手段により、1)冷間時から印字ス
タートする際の加圧ローラのクリーニング速度を保証
し、かつ、画像伸びを起こさないように、前記加圧ロー
ラ駆動モータの速度を常時制御可能とすることで、2)
加圧ローラの外径寸法に自由度をもたせ、3)制御装置
を介し加圧ローラ駆動モータに外径情報をフィードバッ
クする事で、より正確に、定着装置突入前後の記録紙搬
送速度差を一定にできる。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、本発明の
第1の手段に関する、実施例を添付図面(図1〜図7)
に基づいて説明する。なお、従来例と同一の構成につい
ては同一の符号を付して、それに対する詳述は省略す
る。
【0036】本実施例はフィルム定着装置を有する画像
形成装置における、加圧ローラ汚れ対策と画像伸び対策
とを両立させるために、加圧ローラを別駆動かつ、定着
装置突入前後の記録紙速度を上流<下流とする考案を盛
りこんだ定着装置を含む画像形成装置の実施例である。
【0037】以下順次説明する。図1は、本実施例を施
した画像形成装置の概略図、図2は、温調温度と、定着
駆動モータ速度制御の相関を表す模式図、図3は定着装
置近傍図、図4は定着駆動モータ速度微調制御方法を表
す模式図である。
【0038】3は給紙ローラ4は搬送ローラ6は感光体
ドラム5は転写ローラ9は加圧ローラ、7はメイン駆動
モータ10は加圧ローラ専用モータである。
【0039】給紙カセット2から給紙ローラ3よって給
紙された記録紙Pは、搬送ローラ4によって、転写ロー
ラ5、感光体ドラム6によって構成された、転写ニップ
ヘと搬送され、それらローラは、図中メインモータ7の
速度に対し一定の減速比で回転し、記録紙を一定速度で
送り続ける。
【0040】転写ニップを通過した記録紙Pは、表面に
トナーを転写された状態で、定着フィルム8、加圧ロー
ラ9より成る定着ニップまで、搬送されていく。この時
の紙搬送速度を、V1とすると、V1はメインモータ7
を一定回転数としてあるため、常に一定速度である。
【0041】定着ニップを通紙した記録紙Pは、加圧ロ
ーラ9によって、速度V2で搬送される。このとき、加
圧ローラ9は、冷間スタート時より、連続運転していく
毎に、外径Dが膨張して行く。一方、トナー像の定着性
を一定にするため、定着フィルム8内側に配された、加
熱体13の温度は、通紙枚数毎に、段階制御される。例
えば、本例での温度制御は、75g/m2LTRサイズ
紙について、冷間時よりスタートしa枚目までを190
℃とし、以下b枚目までc枚目d枚目e枚目と数段階に
わけて温度を下げる制御を行い、トナー像の定着性を一
定にする工夫がなされている。
【0042】本例においては、加圧ローラ駆動モータ1
0を前記トナー像の定着性を一定にするための温調制御
に連動させる事により、紙送り速度想定値V2が一定に
近い値と成るようにするものである。
【0043】通紙動作が開始されると、加熱体13が、
制御装置によって加熱され温度上昇が始まる。それと共
に加圧ローラ駆動モータ10は第1の回転速度Raで回
転する。このとき加圧ローラ外径Dは初期値D1から第
2の温調温度b時の外径D2の間である。
【0044】温調温度がbに下がる時加圧ローラ外径D
は温度bからcに対応する外径D2からD3の間にあ
り、以下温調を5段階で制御するとして、cの時D3か
らD4、dの時D4からD5、最終eの時膨張最大外径
D5となる。
【0045】これら外径変化に対応するために、定着下
流側紙送り速度V2を予めV1に対し、決定しておく。
温調温度がbに下がる時の加圧ローラ駆動モータ回転速
度をRb、温度cの加圧ローラ駆動モータ回転速度をR
c、以下温調を5段階で制御するとして、cの時Rc、
dの時Rd、最終eの時Reを実験より求め、常に定着
ニップ突入前速度V1に対し一定速度差を持つ想定値V
2となるように加圧ローラ駆動モータ9回転速度を設定
したものである。これにより、冷間時からの外径変化に
よる影響を最小限としV2を一定に近く保つ事ができ
る。
【0046】次に、微調速度制御方法を図3・図4を用
いて、説明する。図3は定着装置近傍図である。50は
ギャップセンサである。正確にV2を一定に保つための
工夫として、直接加圧ローラ9の外径Dを測定するため
に加圧ローラ近傍に配した例である。ギャップセンサ5
0は、常に加圧ローラ表面とのギャップwを光学的に検
出しており、制御装置に信号として、ギャップ測定値を
送信する。
【0047】例えば、冷間時加圧ローラ外径Da時のギ
ャップをwとし、測定ギャップをwxとすると、加圧ロ
ーラ突入後搬送速度V2が一定となる加圧ローラ駆動モ
ータ回転数RXを、制御装置は得る。これにより、定着
突入前紙送り速度V1に対し、定着突入後紙送り速度V
2となるように、微調制御するものである。直接外径を
測定し、制御する事で、よりV2を正確に一定に保つ事
が可能となる。また、本方式では、外径公差の影響も受
けない利点を持つ。
【0048】(第2の実施例)第1の実施例と同等の効
果を得る第2の手段を用いた実施例として、第1の実施
例に対し、同様にV2を一定に保つための工夫として、
直接加圧ローラ9の温度を測定する温度検出素子51を
加圧ローラ近傍に配した実施例を説明する。
【0049】画像形成装置および、V2概略速度制御方
法については、実施例1に重複するので割愛する。図5
・図6を用いて、説明する。温度検出素子51は、常に
加圧ローラ温度Tkを検出しており、制御装置に信号と
して、温度測定値を送信する。例えば、冷間時加圧ロー
ラ外径Da時の温度Taとし、測定温度をTXとする
と、予め外径と温度の関係を得ておく事で、加圧ローラ
突入後搬送速度V2が一定となる加圧ローラ駆動モータ
回転数RXを、制御装置は得る。これにより、定着突入
前紙送り速度V1に対し、定着突入後紙送り速度V2と
なるように、制御するものである。直接加圧ローラ温度
を測定し、制御する事で、V2を正確に一定に保つ事が
可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、第1の手段を用い
る事で、 1)加圧ローラ駆動モータの速度を定着温調温度に対
し、連動させておおよその速度設定をした上で、あわせ
て、直接加圧ローラ外径を測定することにより、加圧ロ
ーラ速度を微調制御可能とすることで、常に加圧ローラ
クリーニング速度を保ち、かつ、画像伸びの生じる恐れ
の無い画像形成装置を提供する事ができる。さらに、加
圧ローラの外径寸法に自由度をもたせることが可能とな
る。 2)また、第2の手段を用いる事により、常時、間接的
に加圧ローラ外径を検知・制御する事で、加圧ローラク
リーニング速度を保ち、かつ、画像伸びの生じる恐れの
無い画像形成装置を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例が施された画像形成装置断面図
【図2】 第1の実施例が施された定着装置と加圧ロー
ラ駆動モータ制御概略図
【図3】 第1の実施例が施された定着装置断面図
【図4】 第1の実施例が施された定着装置と加圧ロー
ラ駆動モータ微調制御方法概略図
【図5】 第2の実施例が施された定着装置断面図
【図6】 第2の実施例が施された定着装置と加圧ロー
ラ駆動モータ微調制御概略図
【図7】 (a)従来例における画像形成装置断面図 (b)従来例における加熱装置を示す分解斜視図 (c)従来例における加熱装置を示す断面図
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 給紙カセット 3 給紙ローラ 4 搬送ローラ 5 転写ローラ 6 感光体ドラム 7 メインモータ 8 定着フィルム 9 加圧ローラ 10 定着フィルム 13 加熱体 14 フィルムガイド部材 15、16 通電発熱体両端給電電極 17 セラミック基板 18 温度検出素子 19 温度ヒューズ 20 通電発熱体 50 ギャップセンサ 51 温度検出素子 P 記録紙 T トナー像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 誠悦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大塚 康正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 落合 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 辛島 賢司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉岡 真人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA20 DC04 DC05 DC10 DE01 DE07 DE09 EC06 EC09 ED16 ED24 ED25 EE03 EE04 EF09 2H033 AA01 AA08 AA14 BA09 BA10 BA11 BA12 BA25 BA30 BA59 BB18 BB28 BB33 BB34 BB37 BE03 CA07 CA13 CA17 CA36 CA40 2H071 BA04 BA16 CA01 CA03 CA05 DA09 DA12 DA15 DA21 DA27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置において、画像転写ローラ
    と、定着装置の加圧ローラを有し、前記転写ローラと、
    前記加圧ローラとの距離を、用紙搬送方向に対し搬送用
    紙最小サイズ以内の距離に配置し、転写部の用紙搬送駆
    動源と、加圧ローラを駆動する、前記駆動源とは異な
    る、駆動源とを有した画像形成装置であって、前記加圧
    ローラと、対向する部材とによって形成される定着ニッ
    プ突入前後の用紙搬送速度を、 定着ニップ突入前<定着ニップ突入後となるように設定
    し、かつ、前記加圧ローラの外径検知手段を備え、前記
    外径検知情報に基づき、加圧ローラの用紙搬送速度を制
    御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置において、画像転写ローラ
    と、定着装置の加圧ローラと、定着装置のヒータとを有
    し、前記転写ローラと、前記加圧ローラとの距離を、用
    紙搬送方向に対し搬送用紙最小サイズ以内の距離に配置
    し、転写部の用紙搬送駆動源と、加圧ローラを駆動す
    る、前記駆動源とは異なる、駆動源とを有した画像形成
    装置であって、前記加圧ローラと、対向する部材とによ
    って形成される定着ニップ突入前後の用紙搬送速度を、 定着ニップ突入前<定着ニップ突入後となるように設定
    し、かつ、前記ヒータ温度あるいは、加圧ローラ温度、
    あるいは定着装置温度を検知する手段を備え、前記温度
    検知情報に基づき、加圧ローラの用紙搬送速度を制御す
    ることを特徴とする画像形成装置。
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