JPH0643783A - 定着装置の制御装置 - Google Patents
定着装置の制御装置Info
- Publication number
- JPH0643783A JPH0643783A JP4196801A JP19680192A JPH0643783A JP H0643783 A JPH0643783 A JP H0643783A JP 4196801 A JP4196801 A JP 4196801A JP 19680192 A JP19680192 A JP 19680192A JP H0643783 A JPH0643783 A JP H0643783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- temperature
- fixing
- speed
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 用紙の厚さや定着ロールの温度変化に基づく
用紙搬送量の変化による画像欠陥を防止し、複写機の高
速化及び小型化を可能にする。 【構成】 定着ロール１，２をサーボモータ３によって
回転させ、温度制御用センサ５からの温度情報により、
加熱ヒータ６およびロール速度を制御する。定着ロール
対が軸間距離の変化しない固定式の場合、ロール温度に
応じてロール径が変化すると、ニップ幅は変化する。そ
のため、ロール速度を一定とした場合、用紙搬送量は変
化する。用紙搬送量とサーボモータへの出力周波数との
間には定まった関係があるので、出力周波数とロール温
度の関係を予め記憶しておき、ロール温度の検出値から
求められた出力周波数を設定し、ロール速度を制御する
ことにより、転写部の用紙搬送量に対して定着装置の用
紙搬送量が常に安定した関係に保たれ、定着装置での用
紙搬送量が変わることによる画像欠陥を無くすことがで
きる。
用紙搬送量の変化による画像欠陥を防止し、複写機の高
速化及び小型化を可能にする。 【構成】 定着ロール１，２をサーボモータ３によって
回転させ、温度制御用センサ５からの温度情報により、
加熱ヒータ６およびロール速度を制御する。定着ロール
対が軸間距離の変化しない固定式の場合、ロール温度に
応じてロール径が変化すると、ニップ幅は変化する。そ
のため、ロール速度を一定とした場合、用紙搬送量は変
化する。用紙搬送量とサーボモータへの出力周波数との
間には定まった関係があるので、出力周波数とロール温
度の関係を予め記憶しておき、ロール温度の検出値から
求められた出力周波数を設定し、ロール速度を制御する
ことにより、転写部の用紙搬送量に対して定着装置の用
紙搬送量が常に安定した関係に保たれ、定着装置での用
紙搬送量が変わることによる画像欠陥を無くすことがで
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式複写機やプ
リンタなどの画像形成装置に用いられる定着装置に係
り、特に用紙の厚さや定着ロールの温度変化による画像
欠陥を防止するのに好適な定着装置の制御装置に関す
る。
リンタなどの画像形成装置に用いられる定着装置に係
り、特に用紙の厚さや定着ロールの温度変化による画像
欠陥を防止するのに好適な定着装置の制御装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のロール定着装置は、定着ロールと
しての加熱ロールと加圧ロールの軸間が固定式であるた
め、搬送されてくる用紙の厚さや熱によるロール特性か
らニップ幅が変化し、用紙の搬送量が変化していた。ま
た、軸間変動型の定着装置であっても搬送されてくる用
紙の厚さや熱によるロール特性からニップ幅が変化し、
結果的に用紙の搬送量は変化していた。すなわち、厚い
用紙の場合は、ニップ幅が大きくなって用紙搬送量が大
きくなる。狙いのニップ幅より小さいため、用紙搬送量
が狙いよりも小さくなる。また、連続通紙時の温度低下
では、定常時よりニップ幅が小さくなって用紙搬送量が
小さくなる。
しての加熱ロールと加圧ロールの軸間が固定式であるた
め、搬送されてくる用紙の厚さや熱によるロール特性か
らニップ幅が変化し、用紙の搬送量が変化していた。ま
た、軸間変動型の定着装置であっても搬送されてくる用
紙の厚さや熱によるロール特性からニップ幅が変化し、
結果的に用紙の搬送量は変化していた。すなわち、厚い
用紙の場合は、ニップ幅が大きくなって用紙搬送量が大
きくなる。狙いのニップ幅より小さいため、用紙搬送量
が狙いよりも小さくなる。また、連続通紙時の温度低下
では、定常時よりニップ幅が小さくなって用紙搬送量が
小さくなる。
【０００３】このように定着装置において、用紙搬送量
の変化は転写エリアと定着装置の距離が最大通紙長さよ
り短い場合は画質不良（像こすれ、像ずれ等）の原因と
なっていた。定着性の安定化を目的として、用紙の厚さ
や定着ロールの温度に応じてロール速度を制御し、用紙
搬送量を変化させるものとしては、例えば特開平２−６
７５８０号，実開平２ー１４９９６０号に提案されてい
る。
の変化は転写エリアと定着装置の距離が最大通紙長さよ
り短い場合は画質不良（像こすれ、像ずれ等）の原因と
なっていた。定着性の安定化を目的として、用紙の厚さ
や定着ロールの温度に応じてロール速度を制御し、用紙
搬送量を変化させるものとしては、例えば特開平２−６
７５８０号，実開平２ー１４９９６０号に提案されてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機を小
型化する為に、転写部と定着部を短くした場合は、転写
部と定着部で用紙搬送量の差が生じると引っ張り過ぎに
よる画像のズレや引っ張り不足による用紙のたるみの反
力による画像こすり等の画像欠陥が発生するという問題
があった。本発明の目的は、用紙の厚さや定着ロールの
温度変化に基づく用紙搬送量の変化による画像欠陥を防
止し、複写機の高速化及び小型化を可能にした定着装置
の制御装置を提供することにある。
型化する為に、転写部と定着部を短くした場合は、転写
部と定着部で用紙搬送量の差が生じると引っ張り過ぎに
よる画像のズレや引っ張り不足による用紙のたるみの反
力による画像こすり等の画像欠陥が発生するという問題
があった。本発明の目的は、用紙の厚さや定着ロールの
温度変化に基づく用紙搬送量の変化による画像欠陥を防
止し、複写機の高速化及び小型化を可能にした定着装置
の制御装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の定着装置の制御装置は転写部の用紙搬送量
に対して定着装置の用紙搬送量を一定の関係に制御する
装置であって、定着装置の用紙搬送量を一定にするため
の定着ロールの速度と用紙の厚さを関係付けされたデー
タを格納したデータ記憶手段と、通紙される用紙の厚さ
を検出する紙厚検出手段と、用紙の厚さの検出値に基づ
いて前記記憶されたロール速度を選ぶロール速度選定手
段と、選定されたロール速度に調整する駆動手段とを具
備する構成にある。また他の発明は、上記発明におい
て、用紙の厚さに替えてロール温度により定着装置の用
紙搬送量を一定制御する構成にある。さらに他の発明
は、ロール温度に基づく定着装置の用紙搬送量の一定制
御において、ロール温度検出手段に、定着ロールの温度
制御用の温度センサを用いた構成にある。
め、本発明の定着装置の制御装置は転写部の用紙搬送量
に対して定着装置の用紙搬送量を一定の関係に制御する
装置であって、定着装置の用紙搬送量を一定にするため
の定着ロールの速度と用紙の厚さを関係付けされたデー
タを格納したデータ記憶手段と、通紙される用紙の厚さ
を検出する紙厚検出手段と、用紙の厚さの検出値に基づ
いて前記記憶されたロール速度を選ぶロール速度選定手
段と、選定されたロール速度に調整する駆動手段とを具
備する構成にある。また他の発明は、上記発明におい
て、用紙の厚さに替えてロール温度により定着装置の用
紙搬送量を一定制御する構成にある。さらに他の発明
は、ロール温度に基づく定着装置の用紙搬送量の一定制
御において、ロール温度検出手段に、定着ロールの温度
制御用の温度センサを用いた構成にある。
【０００６】
【作用】用紙の厚さまたはロール温度による用紙搬送量
の変化をあらかじめ予測しておき、検出された紙厚また
はロール温度に対応する用紙搬送量の変化分に見合った
ロール速度を選定し、これによって定着ロールの速度を
制御することにより、転写部の用紙搬送量に対して定着
装置の用紙搬送量が常に安定した関係に保たれ、定着装
置での用紙搬送量が変わることによる画像欠陥を無くす
ことができる。ロール温度による場合は、定着ロールの
温度制御用の温度センサを利用することにより、構造的
に簡略化できる。
の変化をあらかじめ予測しておき、検出された紙厚また
はロール温度に対応する用紙搬送量の変化分に見合った
ロール速度を選定し、これによって定着ロールの速度を
制御することにより、転写部の用紙搬送量に対して定着
装置の用紙搬送量が常に安定した関係に保たれ、定着装
置での用紙搬送量が変わることによる画像欠陥を無くす
ことができる。ロール温度による場合は、定着ロールの
温度制御用の温度センサを利用することにより、構造的
に簡略化できる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明は定着ロールの温度変化および／または用紙の厚
さによって変化する定着装置における用紙搬送量を転写
部における用紙搬送量に近づけて一定に制御することを
特徴とするものである。図１は画像形成装置に配備され
た定着装置の概略構成を示す。なお、本発明を適用する
画像形成装置のソフトウェアにはロール温度および／ま
たは用紙の厚さの検出値に対応してサーボモータへの出
力周波数を発振する発振器への信号を選定するロール制
御用プログラムが組み込まれている。
本発明は定着ロールの温度変化および／または用紙の厚
さによって変化する定着装置における用紙搬送量を転写
部における用紙搬送量に近づけて一定に制御することを
特徴とするものである。図１は画像形成装置に配備され
た定着装置の概略構成を示す。なお、本発明を適用する
画像形成装置のソフトウェアにはロール温度および／ま
たは用紙の厚さの検出値に対応してサーボモータへの出
力周波数を発振する発振器への信号を選定するロール制
御用プログラムが組み込まれている。
【０００８】定着ロール１，２は、定着装置用の独立し
たサーボモータ３によってギア４を介して回転する。定
着ロールの一方に温度を制御するためのセンサ５が接触
しており、所定の温度、例えば１７０℃で加熱ヒータ６
を制御している。
たサーボモータ３によってギア４を介して回転する。定
着ロールの一方に温度を制御するためのセンサ５が接触
しており、所定の温度、例えば１７０℃で加熱ヒータ６
を制御している。
【０００９】図２は用紙の厚さを検知する紙厚検出装置
の一例を示す。紙厚検出装置７は、転写ドラム１０の上
流側の転写ベルト１１からなる用紙搬送路に配備され、
転写前の用紙の厚さを検知するもので、機枠に回動自在
に支持されたピックアップアーム８を転写ベルト１１上
に搬送されてくる用紙の厚さに応じて回動させ、このと
きのピックアップアーム８の回転角に応じた電気信号を
角度センサ９により取り出すように構成されている。
の一例を示す。紙厚検出装置７は、転写ドラム１０の上
流側の転写ベルト１１からなる用紙搬送路に配備され、
転写前の用紙の厚さを検知するもので、機枠に回動自在
に支持されたピックアップアーム８を転写ベルト１１上
に搬送されてくる用紙の厚さに応じて回動させ、このと
きのピックアップアーム８の回転角に応じた電気信号を
角度センサ９により取り出すように構成されている。
【００１０】まず、定着ロール１および２がロール軸間
距離が変化しない軸装置により支持されていると、ロー
ル温度の変化により定着ロール径が変化して、ニップ幅
が変化する。そのため、ロール速度が一定のとき用紙搬
送量は変化する。しかし、本構成においては、ロール温
度が上昇した場合は、定着ロールが膨張してその径が大
きくなり、ニップ幅が大きくなって用紙搬送量が増加す
るので、その搬送量の増加分に見合ってロール速度を遅
くして搬送量を一定する。また、ロール温度が低下した
場合は、定着ロールが収縮してロール径が小さくなり、
ニップ幅が小さくなって用紙搬送量が減少するので、そ
の搬送量の減少分に見合ってロール速度を速くして搬送
量を一定する。
距離が変化しない軸装置により支持されていると、ロー
ル温度の変化により定着ロール径が変化して、ニップ幅
が変化する。そのため、ロール速度が一定のとき用紙搬
送量は変化する。しかし、本構成においては、ロール温
度が上昇した場合は、定着ロールが膨張してその径が大
きくなり、ニップ幅が大きくなって用紙搬送量が増加す
るので、その搬送量の増加分に見合ってロール速度を遅
くして搬送量を一定する。また、ロール温度が低下した
場合は、定着ロールが収縮してロール径が小さくなり、
ニップ幅が小さくなって用紙搬送量が減少するので、そ
の搬送量の減少分に見合ってロール速度を速くして搬送
量を一定する。
【００１１】図３はロール速度を一定としたときのロー
ル温度ｔと定着装置における用紙搬送量ｆｄ2の関係を
示す。転写部において、一定の用紙搬送量ｆｄ1で用紙
が通紙されているとき、用紙搬送量ｆｄ2は通常転写部
の用紙搬送量ｆｄ1より若干小さく設定されている。こ
の設定搬送量をｆｄaとした場合、定着ロールは設定搬
送量ｆｄａに対応した出力周波数ｆoutによるロール速
度で、かつ温度ｔ1で制御される。
ル温度ｔと定着装置における用紙搬送量ｆｄ2の関係を
示す。転写部において、一定の用紙搬送量ｆｄ1で用紙
が通紙されているとき、用紙搬送量ｆｄ2は通常転写部
の用紙搬送量ｆｄ1より若干小さく設定されている。こ
の設定搬送量をｆｄaとした場合、定着ロールは設定搬
送量ｆｄａに対応した出力周波数ｆoutによるロール速
度で、かつ温度ｔ1で制御される。
【００１２】例えば、連続通紙によりロール温度ｔがｔ
1からｔ2に低下したとすると、ロール速度を一定とすれ
ば、ロール径の縮小によりニップ幅が小さくなって用紙
搬送量ｆｄ2はｆｄaより小さいｆｄbに変化する。この
ときの用紙搬送量の変化分△ｆｄ2に対応してロール速
度を増大させるためにサーボモータの駆動パルス数を変
更する。実際には、用紙搬送量ｆｄ2とサーボモータへ
の出力周波数ｆoutが定まった関係にあるので、図４に
示す出力周波数ｆoutとロール温度ｔの関係をテーブル
化し、所定の周期でサンプリングされたロール温度の検
出値ｔdから出力周波数ｆoutを求め、このｆoutを設定
する。
1からｔ2に低下したとすると、ロール速度を一定とすれ
ば、ロール径の縮小によりニップ幅が小さくなって用紙
搬送量ｆｄ2はｆｄaより小さいｆｄbに変化する。この
ときの用紙搬送量の変化分△ｆｄ2に対応してロール速
度を増大させるためにサーボモータの駆動パルス数を変
更する。実際には、用紙搬送量ｆｄ2とサーボモータへ
の出力周波数ｆoutが定まった関係にあるので、図４に
示す出力周波数ｆoutとロール温度ｔの関係をテーブル
化し、所定の周期でサンプリングされたロール温度の検
出値ｔdから出力周波数ｆoutを求め、このｆoutを設定
する。
【００１３】また、ニップ幅は紙厚によっても変化する
ため、図５に示すようにロール速度が一定のとき紙厚に
応じて用紙搬送量は変化する。紙厚が厚い場合は、ニッ
プ幅が大きくなって用紙搬送量が増加するので、その搬
送量の増加分に見合ってロール速度を遅くして搬送量を
一定する。また、紙厚が薄い場合は、ニップ幅が小さく
なって用紙搬送量が減少するので、その搬送量の減少分
に見合ってロール速度を速くして搬送量を一定する。
ため、図５に示すようにロール速度が一定のとき紙厚に
応じて用紙搬送量は変化する。紙厚が厚い場合は、ニッ
プ幅が大きくなって用紙搬送量が増加するので、その搬
送量の増加分に見合ってロール速度を遅くして搬送量を
一定する。また、紙厚が薄い場合は、ニップ幅が小さく
なって用紙搬送量が減少するので、その搬送量の減少分
に見合ってロール速度を速くして搬送量を一定する。
【００１４】実際には、用紙搬送量ｆｄ2とサーボモー
タへの出力周波数ｆoutが定まった関係にあるので、図
６に示す出力周波数ｆoutと用紙の紙厚ｔｋの関係をテ
ーブル化し、紙厚検出装置１０による用紙の厚さの検出
値ｔｋdから出力周波数ｆoutを求め、このｆoutを設定
する。さらに、ロール温度と紙厚の両検出値に基づいて
出力周波数を決定する場合は、図７に示すロール温度に
依存させた出力周波数ｆoutと紙厚ｔｋの関係をテーブ
ル化し、紙厚検出装置１０による用紙の厚さの検出値ｔ
ｋdから出力周波数ｆoutを求め、このｆoutを設定す
る。図７は定着ロールの温度および／または用紙の厚さ
によって変化した用紙の搬送量を一定にするための定着
ロールの速度制御を行うブロック図である。
タへの出力周波数ｆoutが定まった関係にあるので、図
６に示す出力周波数ｆoutと用紙の紙厚ｔｋの関係をテ
ーブル化し、紙厚検出装置１０による用紙の厚さの検出
値ｔｋdから出力周波数ｆoutを求め、このｆoutを設定
する。さらに、ロール温度と紙厚の両検出値に基づいて
出力周波数を決定する場合は、図７に示すロール温度に
依存させた出力周波数ｆoutと紙厚ｔｋの関係をテーブ
ル化し、紙厚検出装置１０による用紙の厚さの検出値ｔ
ｋdから出力周波数ｆoutを求め、このｆoutを設定す
る。図７は定着ロールの温度および／または用紙の厚さ
によって変化した用紙の搬送量を一定にするための定着
ロールの速度制御を行うブロック図である。
【００１５】ロールコントローラ２０は、転写部の用紙
搬送量に対して定着装置の用紙搬送量を一定の関係に制
御するために、ロール温度の検出値に基づいて予め記憶
されたロール速度を選定する機能を備えている。すなわ
ち、ロール制御用プログラムを実行し、定着ロールの温
度および／または用紙の厚さに対応した定着ロールの速
度を選定し、サーボモータ３の制御信号ｃfをロールモ
ータドライバ２１に出力する。
搬送量に対して定着装置の用紙搬送量を一定の関係に制
御するために、ロール温度の検出値に基づいて予め記憶
されたロール速度を選定する機能を備えている。すなわ
ち、ロール制御用プログラムを実行し、定着ロールの温
度および／または用紙の厚さに対応した定着ロールの速
度を選定し、サーボモータ３の制御信号ｃfをロールモ
ータドライバ２１に出力する。
【００１６】ロールモータドライバ２１は、サーボモー
タ３の回転速度を周波数制御するための出力周波数を発
振する発振器を備えており、ロールコントローラ２０か
らの制御信号ｃfにより、出力周波数ｆoutを発振してサ
ーボモータ３を駆動し、定着ロールの速度を調整する。
メモリ２２は、定着装置の用紙搬送量を一定にするため
の定着ロールの速度（ｆout）と温度（ｔ）および／ま
たは用紙の厚さ（ｔｋ）を関係付けされたデータが記憶
されている。
タ３の回転速度を周波数制御するための出力周波数を発
振する発振器を備えており、ロールコントローラ２０か
らの制御信号ｃfにより、出力周波数ｆoutを発振してサ
ーボモータ３を駆動し、定着ロールの速度を調整する。
メモリ２２は、定着装置の用紙搬送量を一定にするため
の定着ロールの速度（ｆout）と温度（ｔ）および／ま
たは用紙の厚さ（ｔｋ）を関係付けされたデータが記憶
されている。
【００１７】図８はロールコントローラの処理を示すフ
ローチャートである。定着ロール１の温度制御用センサ
５による検出値ｔdまたは用紙検出装置１０による用紙
の厚さの検出値ｔｋdを入力（取り込み）する（Ｓ
１）。予め用意された定着ロール１の温度または紙厚と
特定用紙の搬送量を一定にするための出力周波数との関
係から、検出値に対応した出力周波数を選定する（Ｓ
２）。選定された出力周波数に応じた制御信号ｃfをロ
ールドライバに出力する（Ｓ３）。
ローチャートである。定着ロール１の温度制御用センサ
５による検出値ｔdまたは用紙検出装置１０による用紙
の厚さの検出値ｔｋdを入力（取り込み）する（Ｓ
１）。予め用意された定着ロール１の温度または紙厚と
特定用紙の搬送量を一定にするための出力周波数との関
係から、検出値に対応した出力周波数を選定する（Ｓ
２）。選定された出力周波数に応じた制御信号ｃfをロ
ールドライバに出力する（Ｓ３）。
【００１８】次に用紙搬送量の一定制御の具体例を説明
すると、ロール温度の場合は出力周波数が１５００Ｈｚ
で定着ロールを駆動しているときに、連続通紙を実施し
たために、それに伴うロール温度の低下が発生し、１７
０℃から１６５℃へと変化した。温度が下降したことで
ロール特性である熱膨張量も減少し、ニップ幅が７．０
ｍｍから６．５ｍｍへと変化した。そのため用紙搬送量
が減少し、実質速度が遅くなってしまった。そこで遅れ
分の速度に相当する周波数、例えば１５５０ＨＺに変更
するための発振器への信号が出力される。したがって、
定着装置の速度は上がり、温度下降による速度遅れが無
くなる。
すると、ロール温度の場合は出力周波数が１５００Ｈｚ
で定着ロールを駆動しているときに、連続通紙を実施し
たために、それに伴うロール温度の低下が発生し、１７
０℃から１６５℃へと変化した。温度が下降したことで
ロール特性である熱膨張量も減少し、ニップ幅が７．０
ｍｍから６．５ｍｍへと変化した。そのため用紙搬送量
が減少し、実質速度が遅くなってしまった。そこで遅れ
分の速度に相当する周波数、例えば１５５０ＨＺに変更
するための発振器への信号が出力される。したがって、
定着装置の速度は上がり、温度下降による速度遅れが無
くなる。
【００１９】紙厚の場合は、例えば紙厚９０μｍで１５
００Ｈｚで駆動されているときにこの紙厚より厚い用紙
が検出されると用紙搬送量が大きくなってしまうため、
１５００Ｈｚより少ない出力周波数が選定され、発振器
への信号が出力される。したがって、定着装置の速度は
下がり、厚紙による速度進みが無くなる。
００Ｈｚで駆動されているときにこの紙厚より厚い用紙
が検出されると用紙搬送量が大きくなってしまうため、
１５００Ｈｚより少ない出力周波数が選定され、発振器
への信号が出力される。したがって、定着装置の速度は
下がり、厚紙による速度進みが無くなる。
【００２０】ロール温度と紙厚の場合は、例えば、紙厚
が９０μｍ、ロール温度が１７５℃、ｆoutが１５００H
zで駆動されているときに、ロール温度が１７０℃に変
化すると、ｆoutを１５２５Hzに設定する。同じく、１
６５℃ではｆoutを１５５０Hzに設定する。
が９０μｍ、ロール温度が１７５℃、ｆoutが１５００H
zで駆動されているときに、ロール温度が１７０℃に変
化すると、ｆoutを１５２５Hzに設定する。同じく、１
６５℃ではｆoutを１５５０Hzに設定する。
【００２１】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ロール
温度および／または紙厚の変化に対して定着装置の用紙
搬送量を一定に制御しているので、転写部との速度関係
が安定し、引っ張り過ぎによる画像ズレや引っ張り不足
で生ずる用紙のたるみによる画像こすれの発生を無くす
ことができ、画像形成装置の高速化及び小型化が容易に
できる。
温度および／または紙厚の変化に対して定着装置の用紙
搬送量を一定に制御しているので、転写部との速度関係
が安定し、引っ張り過ぎによる画像ズレや引っ張り不足
で生ずる用紙のたるみによる画像こすれの発生を無くす
ことができ、画像形成装置の高速化及び小型化が容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施例の装置構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】 用紙の厚さを検知する紙厚検出装置の一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図３】 ロール速度を一定としたときのロール温度と
定着装置における用紙搬送量の関係を示す図である。
定着装置における用紙搬送量の関係を示す図である。
【図４】 出力周波数とロール温度の関係を示す図であ
る。
る。
【図５】 ロール速度を一定としたときの用紙の厚さと
定着装置における用紙搬送量の関係を示す図である。
定着装置における用紙搬送量の関係を示す図である。
【図６】 出力周波数と用紙の紙厚の関係を示す図であ
る。
る。
【図７】 ロール温度に依存させた出力周波数と用紙の
紙厚の関係を示す図である。
紙厚の関係を示す図である。
【図８】 用紙搬送量を一定にするための定着ロールの
速度制御を行うブロック図である。
速度制御を行うブロック図である。
【図９】 ロールコントローラの処理を示すフローチャ
ートである。
ートである。
１，２ 定着ロール、３ サーボモータ、５ ロール温
度センサ、６ 加熱ヒータ、７ 紙厚検出装置、８ ピ
ックアップアーム、９ 角度センサ、１０ 転写ドラ
ム、１１ 転写ベルト、２０ ロールコントローラ、２
１ ロールドライバ
度センサ、６ 加熱ヒータ、７ 紙厚検出装置、８ ピ
ックアップアーム、９ 角度センサ、１０ 転写ドラ
ム、１１ 転写ベルト、２０ ロールコントローラ、２
１ ロールドライバ
Claims (3)
- 【請求項１】 転写部の用紙搬送量に対して定着装置の
用紙搬送量を一定の関係に制御する装置であって、 定着装置の用紙搬送量を一定にするための定着ロールの
速度と用紙の厚さを関係付けされたデータを格納したデ
ータ記憶手段と、 通紙される用紙の厚さを検出する紙厚検出手段と、 用紙の厚さの検出値に基づいて前記記憶されたロール速
度を選ぶロール速度選定手段と、 選定されたロール速度に調整する駆動手段と、を具備す
る定着装置の制御装置。 - 【請求項２】 転写部の用紙搬送量に対して定着装置の
用紙搬送量を一定の関係に制御する装置であって、 定着装置の用紙搬送量を一定にするための定着ロールの
速度と温度を関係付けされたデータを格納したデータ記
憶手段と、 定着ロールの温度を検出するロール温度検出手段と、 ロール温度の検出値に基づいて前記記憶されたロール速
度を選ぶロール速度選定手段と、 選定されたロール速度に調整する駆動手段と、を具備す
る定着装置の制御装置。 - 【請求項３】 ロール温度検出手段が定着ロールの温度
制御用の温度センサにより構成されていることを特徴と
する請求項２記載の定着装置の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4196801A JPH0643783A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 定着装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4196801A JPH0643783A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 定着装置の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0643783A true JPH0643783A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16363880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4196801A Pending JPH0643783A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 定着装置の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643783A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6188854B1 (en) * | 1999-11-09 | 2001-02-13 | Tommy C. Coleman | Non-contact thermal temperature controller |
| US6792236B2 (en) * | 1999-01-19 | 2004-09-14 | Seiko Epson Corporation | Fixing device for an image forming apparatus |
| US20140241746A1 (en) * | 2013-02-25 | 2014-08-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image Forming Apparatus Adequately Controlling Motor |
| US9329538B2 (en) | 2013-09-30 | 2016-05-03 | Kyocera Document Solutions Inc. | Fixing device and image forming apparatus |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4196801A patent/JPH0643783A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6792236B2 (en) * | 1999-01-19 | 2004-09-14 | Seiko Epson Corporation | Fixing device for an image forming apparatus |
| US6188854B1 (en) * | 1999-11-09 | 2001-02-13 | Tommy C. Coleman | Non-contact thermal temperature controller |
| US20140241746A1 (en) * | 2013-02-25 | 2014-08-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image Forming Apparatus Adequately Controlling Motor |
| US9020385B2 (en) * | 2013-02-25 | 2015-04-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus which controls fixing drive motor according to pressure roller diameter |
| US9329538B2 (en) | 2013-09-30 | 2016-05-03 | Kyocera Document Solutions Inc. | Fixing device and image forming apparatus |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7734208B2 (en) | Image fixing apparatus and image forming apparatus capable of effectively controlling an image fixing temperature | |
| US7634208B2 (en) | Driving device, image forming apparatus including driving device, and control method therefor | |
| JP5740970B2 (ja) | 印刷システム、印刷装置および搬送制御方法 | |
| JP3422003B2 (ja) | 定着装置および電子写真記録装置 | |
| JP6019768B2 (ja) | ウェブ搬送装置、印刷装置及び張力制御方法 | |
| US5552862A (en) | Serial-type electrophotographic device and a method for adjusting printing based upon a detected humidity used therein | |
| JPH0643783A (ja) | 定着装置の制御装置 | |
| US20060291883A1 (en) | Image formation apparatus and controlling method of fixing roller | |
| US11231670B2 (en) | Image forming apparatus and storage medium storing control program for image forming apparatus | |
| US20220397846A1 (en) | Image forming system | |
| JP3969816B2 (ja) | ウェブ式印刷機 | |
| JP7172673B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成システム、データ共有システム及びプログラム | |
| JP2004233437A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3321196B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
| JP3529529B2 (ja) | 記録紙搬送装置 | |
| US20230176510A1 (en) | Image forming apparatus | |
| JP2009186854A (ja) | 連続紙電子写真装置のヒートロール駆動制御方式 | |
| US20060039712A1 (en) | Method and apparatus for reducing surface temperature variation of an externally-heated fusing roller | |
| JPH0545959A (ja) | 感光体駆動装置 | |
| JP3350089B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
| JPH04125170A (ja) | 印刷装置 | |
| JPH11282306A (ja) | 画像記録装置 | |
| JPH04136292A (ja) | プロフィール制御装置 | |
| JP3624336B2 (ja) | 定着装置 | |
| JP2560779B2 (ja) | 用紙のループ量制御装置 |