JP3321196B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3321196B2
JP3321196B2 JP08122492A JP8122492A JP3321196B2 JP 3321196 B2 JP3321196 B2 JP 3321196B2 JP 08122492 A JP08122492 A JP 08122492A JP 8122492 A JP8122492 A JP 8122492A JP 3321196 B2 JP3321196 B2 JP 3321196B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置、例
えば、画像記録装置、画像プリント装置、特に、ステッ
ピングモータを記録紙の搬送用の駆動源として用いるフ
ァクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置としては、例え
ば特開平2−220561号公報に記載されたようなも
のがある。これは、通常の構成のファクシミリ装置にお
いて、モータの回転停止時の駆動電流を回転時の駆動電
流よりも小さく制御して駆動源のモータの発熱の低減お
よび消費電流の低減を計るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、駆動電流を停
止時のみ小さく制限するため、装置を連続駆動し回転駆
動が長時間続いた場合のモータの発熱量に関しては全く
考慮されていない。また、モータに通電している場合に
は、モータコイルの抵抗によりモータの内部温度が上昇
する事が知られている。この場合は駆動電流値、駆動周
波数、励磁時間であるパルスレートに比例する形で上昇
する。すなわち、図9に示すように、電流値が大きい場
合は温度上昇も大きく、駆動電流が小さい場合には温度
上昇が少ない。また、パルスレートが高い場合には温度
上昇も大きくなるという問題点がある。ファクシミリ装
置では種々の要因から、このモータの温度上昇を一定値
に抑える必要がある。
【0004】本発明は、このような従来技術を背景にな
されたものであり、記録紙の残量を検出する残量セン
サ、およびステッピングモータのモータ温度を検出する
温度センサまたは、モータ温度を予測するモータ温度予
測手段を設け、モータ温度が所定値以上になったとき、
記録紙の残量および制御状態の変化に応じてモータの励
磁電流値、励磁時間、およびモータ駆動のスルーアップ
時間を変更することにより、モータの温度上昇を抑制
し、書込み速度の不必要な遅れを回避でき、かつ、記録
紙の送りむらによる画像の白すじ、騒音の発生を防止で
きるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ロール状に巻かれた記録紙を収納する収納箱と、前記記
録紙を記録部に搬送する搬送機構と、該搬送機構を駆動
するステッピングモータと、該ステッピングモータを励
磁する励磁時間であるパルスレートを制御する制御手段
と、を備え、受信時に画像情報の受信状態に合わせてス
テッピングモータを間欠駆動して前記記録紙を搬送する
ファクシミリ装置において、前記収納箱に前記記録紙の
残量を検出する残量センサを設けるとともに、前記ステ
ッピングモータの外周部のモータ温度を検知する温度セ
ンサを設け、前記制御手段は前記モータ温度が所定値以
上になったとき、残量センサの検出する残量に対応する
パルスレートを設定したパルスレートテーブルに基づい
て、モータ温度が所定値以上の間は前記ステッピングモ
ータを励磁するパルスレートを変更することを特徴とす
るものである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、前記記録紙の残量および前記パルスレートに
対応するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスル
ーアップテーブルを設け、前記制御手段は検知された前
記モータ温度が所定値以上になり、前記ステッピングモ
ータを励磁するパルスレートを変更するとき、前記スル
ーアップテーブルに基づいて、スルーアップ時間を変更
することを特徴するものである。
【0007】請求項3記載の発明は、ロール状に巻かれ
た記録紙を収納する収納箱と、前記記録紙を記録部に搬
送する搬送機構と、該搬送機構を駆動するステッピング
モータと、該ステッピングモータを励磁する励磁電流値
を制御する制御手段と、を備え、受信時に画像情報の受
信状態に合わせてステッピングモータを間欠駆動して前
記記録紙を搬送するファクシミリ装置において、前記収
納箱に前記記録紙の残量を検出する残量センサを設ける
とともに、前記ステッピングモータの外周部のモータ温
度を検知する温度センサを設け、前記制御手段は前記モ
ータ温度が所定値以上になったとき、残量センサの検出
する残量に対応する励磁電流値を設定した電流値テーブ
ルに基づいて、モータ温度が所定値以上の間は前記ステ
ッピングモータを励磁する励磁電流値を変更することを
特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3記載の構
成に加え、前記記録紙の残量および前記励磁電流値に対
応するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスルー
アップテーブルを設け、前記制御手段は前記モータ温度
が所定値以上になり、前記ステッピングモータを励磁す
る励磁電流値を変更するとき、前記スルーアップテーブ
ルに基づいて、スルーアップ時間を変更することを特徴
とするものである。
【0009】請求項5記載の発明は、ロール状に巻かれ
た記録紙を収納する収納箱と、前記記録紙を記録部に搬
送する搬送機構と、該搬送機構を駆動するステッピング
モータと、該ステッピングモータを励磁する励磁時間で
あるパルスレートを制御する制御手段と、を備え、受信
時に画像情報の受信状態に合わせてステッピングモータ
を間欠駆動して前記記録紙を搬送するファクシミリ装置
において、前記収納箱に前記記録紙の残量を検出する残
量センサを設けるとともに、前記ステッピングモータの
駆動状態からモータ温度を予測するモータ温度予測手段
を設け、前記制御手段は予測された前記モータ温度が所
定値以上になったとき、残量センサの検出する残量に対
応するパルスレートを設定したパルスレートテーブルに
基づいて、モータ温度が所定値以上の間は前記ステッピ
ングモータを励磁するパルスレートを変更することを特
徴とするものである。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項5記載の構
成に加え、前記記録紙の残量および前記パルスレートに
対応するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスル
ーアップテーブルを設け、前記制御手段は予測された前
記モータ温度が所定値以上になり、前記ステッピングモ
ータを励磁するパルスレートを変更するとき、前記スル
ーアップテーブルに基づいて、スルーアップ時間を変更
することを特徴とするものである。
【0011】請求項7記載の発明は、ロール状に巻かれ
た記録紙を収納する収納箱と、前記記録紙を記録部に搬
送する搬送機構と、該搬送機構を駆動するステッピング
モータと、該ステッピングモータを励磁する励磁電流値
を制御する制御手段と、を備え、受信時に画像情報の受
信状態に合わせてステッピングモータを間欠駆動して前
記記録紙を搬送するファクシミリ装置において、前記収
納箱に前記記録紙の残量を検出する残量センサを設ける
とともに、前記ステッピングモータの駆動状態からモー
タ温度を予測するモータ温度予測手段を設け、前記制御
手段は予測された前記モータ温度が所定値以上になった
時、残量センサの検出する残量に対応する励磁電流値を
設定した電流値テーブルに基づいて、モータ温度が所定
値以上の間は前記ステッピングモータを励磁する励磁電
流値を変更することを特徴とするものである。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項7記載の構
成に加え、前記記録紙の残量および前記励磁電流値に対
応するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスルー
アップテーブルを設け、前記制御手段は予測された前記
モータ温度が所定値以上になり、前記ステッピングモー
タを励磁する励磁電流値を変更するとき、前記スルーア
ップテーブルに基づいて、スルーアップ時間を変更する
ことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、記録紙の残量センサ
およびステッピングモータのモータ温度を検知する温度
センサを設け、記録紙の残量に対応して設定されたパル
スレートテーブルに基づいて、ステッピングモータを励
磁するパルスレートを変更する制御手段が設けられてい
るので、パルスレートテーブルのパルスレートを、モー
タの発熱を抑制するように設定することにより、モータ
温度が所定値以上になったとき、制御手段は、記録紙の
残量に応じたパルスレートによりモータの駆動がなさ
れ、モータの発熱は抑制される。
【0014】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成に加え、記録紙の残量、およびパルスレートに対応
するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスルーア
ップテーブルを設け、これらを制御する制御手段が設け
られているので、モータ温度が所定値以上になると、制
御手段はパルスレートの変更に対応し、スルーアップテ
ーブルに基づいてスルーアップ時間を変更するように制
御する。
【0015】請求項3記載の発明では、記録紙の残量セ
ンサおよびステッピングモータのモータ温度を検知する
温度センサを設け、記録紙の残量に対応して設定された
電流値テーブルに基づいて、ステッピングモータを励磁
する励磁電流値を変更する制御手段が設けられているの
で、電流値テーブルの励磁電流値を、モータの発熱を抑
制するように設定することにより、モータ温度が所定値
以上になったとき、制御手段は、記録紙の残量に応じた
励磁電流値モータの駆動がなされ、モータの発熱は抑制
される。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
構成に加え、記録紙の残量、および励磁電流値に対応す
るモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスルーアッ
プテーブルを設け、これらを制御する制御手段が設けら
れているので、モータ温度が所定値以上になると、制御
手段は励磁電流値の変更に対応スルーアップテーブルに
基づいて、スルーアップ時間を変更するように制御す
る。
【0017】請求項5記載の発明では、記録紙の残量セ
ンサおよびステッピングモータのモータ温度を予測する
モータ温度予測手段を設け、記録紙の残量に対応して設
定されたパルスレートテーブルに基づいて、ステッピン
グモータを励磁するパルスレートを変更する制御手段が
設けられているので、パルスレートテーブルのパルスレ
ートを、モータの発熱を抑制するように設定することに
より、モータ温度が所定値以上になった時、制御手段
は、記録紙の残量に応じたパルスレートによりモータを
駆動し、モータの発熱は抑制される。
【0018】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
構成に加え、記録紙の残量、およびパルスレートに対応
するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスルーア
ップテーブルを設け、これらを制御する制御手段が設け
られているので、モータ温度が所定値以上になると、制
御手段はパルスレートの変更に対応しスルーアップテー
ブルに基づいて、スルーアップ時間を変更するように制
御する。
【0019】請求項7記載の発明では、記録紙の残量セ
ンサおよびステッピングモータのモータ温度を予測する
モータ温度予測手段を設け、記録紙の残量に対応して設
定された電流値テーブルに基づいて、ステッピングモー
タを励磁する励磁電流値を変更する制御手段が設けられ
ているので、電流値テーブルの励磁電流値を、モータの
発熱を抑制するように設定することにより、モータ温度
が所定値以上になったとき、制御手段は、記録紙の残量
に応じた励磁電流値によりモータを駆動し、モータの発
熱は抑制される。
【0020】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
構成に加え、記録紙の残量、および励磁電流値に対応す
るモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスルーアッ
プテーブルを設け、これらを制御する制御手段が設けら
れているので、モータ温度が所定値以上になると、制御
手段は励磁電流値の変更に対応しスルーアップテーブル
に基づいてスルーアップ時間を変更するように制御す
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明の請求項1に係るファクシミリ装置の
一実施例を示す図である。まず、構成について説明す
る。図1(a)において、11はファクシミリ装置であ
り、ファクシミリ装置11は、ロール状に巻かれた記録紙
12を収納する収納箱13と、記録紙12上に印字する記録部
であるサーマルヘッド14の下側に記録紙12を搬送する搬
送機構15と、を有している。また、ファクシミリ装置11
は搬送機構15を駆動するステッピングモータ18と、ステ
ッピングモータ18を励磁する励磁時間であるパルスレー
トを制御する制御手段19(図1(b)参照)と、を備え
ている。
【0022】搬送機構15は駆動軸17の駆動力をサーマル
ヘッド14の下側に記録紙12を介して接触するプラテンロ
ーラ21のプラテン軸21Aに伝達するギヤとプーリから構
成されている。ステッピングモータ18は制御手段19によ
り受信時に画像情報の受信状態に合せて間欠駆動するよ
うに、パルスレート(励磁時間)および励磁電流値によ
り制御され、記録紙12をサーマルヘッド14の下側に搬送
するようになっている。なお、搬送される記録紙12は紙
ガイド22により一定の張力が与えられている。
【0023】24は本発明に係る残量センサであるペーパ
ーセンサであり、ペーパーセンサ24は、収納箱13の側壁
に設けられ、記録紙12の残量を検出する。23は温度セン
サであるサーミスタであり、サーミスタ23は ステッピ
ングモータ18のケースの近傍に設けられ、ステッピング
モータ18のケース外周部18aのモータ温度Tmを検知
し、検知信号を発信する。本発明は、サーミスタ23によ
りステッピングモータ18のモータ温度Tmを常時監視
し、モータ温度Tmが所定値To、例えば、50℃以上に
なったとき、ペーパーセンサ24により検出された記録紙
12の残量に基づいて、制御手段19によりステッピングモ
ータ18を励磁するパルスレートを変更するものである。
【0024】図1(b)は本発明に係る制御手段19を含
むモータ制御系のブロック図である。図1(b)におい
てCPU(Central Processing Unit)25に接続されたシ
ステムバス26には通常用いられている制御パーツ以外に
サーミスタ23、ペーパーセンサ24、パルスレートテーブ
ル27、ステッピングモータ18の駆動を制御する機構を有
するモータコントローラ29等の制御パーツが接続されて
いる。CPU25は、予め定められたプログラムに従っ
て、システムバス26に接続された各制御パーツを監視
し、制御する。なお、システムバス26は、モータ制御系
内の前述の各制御パーツが相互間で各種制御信号やデー
タのやりとりをする信号ラインである。
【0025】パルスレートテーブル27は記録紙12のロー
ル径に対応する残量と、この残量に対応する最適のパル
スレートテーブルとして記憶するROM(Read Only Me
mory)である。すなわち、記録紙12の残量が多いほどパ
ルスレートが大きくなるように、また、モータの発熱に
対してはこれを抑制するために、当初のパルスレートよ
りも小さくするように、予めパルスレートが、設定され
ている。
【0026】次に、作用について説明する。受信時に、
ステッピングモータ18がモータコントローラ29により画
像情報の受信状態に合わせて予め定められたパルスレー
トおよび励磁電流により間欠駆動され、ステッピングモ
ータ18が駆動開始すると、ステッピングモータ18が搬送
機構15を駆動し、搬送機構15が駆動力をプラテン軸21A
に伝達し、プラテンローラ21がサーマルヘッド14に接触
しながら回転し、記録紙12を収納箱13からサーマルヘッ
ド14の下側に搬送する。
【0027】制御手段19のCPU25は、サーミスタ23を
監視し、モータ温度Tmが所定値To、例えば、50℃以
上になると、収納箱13にもうけられたペーパーセンサ24
がロール上の記録紙12のロール径に対応する残量を検出
した後、パルスレートテーブル27から記録紙12の残量に
対応する最適のパルスレートを読みだし、モータコント
ローラ29は指定された最適のパルスレートでステッピン
グモータ18を駆動するように制御する。このため、ステ
ッピングモータ18の駆動はモータコントローラ29により
当初のパルスレートから最適のパルスレートに変更され
る。この最適のパルスレートは、記録紙12の残量に比例
し、モータの発熱を抑制するように設定されているの
で、モータ温度Tmが低下する。そして、モータ温度T
mが一定値To以下になるまで継続する。モータ温度T
mが一定値To以下に下がった場合、当初のパルスレー
トに復帰するように制御する。この動作は所定時間毎に
繰返される。このようなステッピングモータ18の駆動に
より、プラテンローラ21が最適に回転し、記録紙12をサ
ーマルヘッド14の下側に最適の紙送りで搬送する。
【0028】ステッピングモータ18の駆動が長時間にわ
たった場合、ステッピングモータ18のモータ温度Tmが
増大することが予想されるが、前述のように、制御手段
19により、モータ温度Tmを監視し、モータ温度Tmが
一定値To以上になったとき、記録紙12の残量に応じ
て、かつ、モータの発熱を抑制する最適のパルスレート
で駆動するため、モータの発熱は抑制される。また、パ
ルスレートの変更が、モータの駆動系の状態によらず、
一意的に変更させるのではなく、記録紙12の残量に応じ
た最適のパルスレートで駆動するため、書込み速度を不
必要に遅くすることもなく、モータ温度Tmを効果的に
低減でき、かつ最適の紙送りを維持できる。
【0029】図2は請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置の一実施例であるファクシミリ装置31の制御手
段33を含むモータ制御系を示すブロック図であり、図1
(b)に示す実施例と同じ構成には同じ符号をつけ、説
明を省略する。また、ファクシミリ装置31の全体構成
は、図1(a)に示すものとモータ制御系を除き同じで
あり、説明を省略する。
【0030】図2に示す制御手段33において、35はスル
ーアップテーブルであり、スルーアップテーブル35は、
記録紙12の残量およびそのときの変更するパルスレート
に対応するモータ駆動を画像の白すじおよび騒音を抑制
する最適のスルーアップ時間をテーブルとして設定した
ROM(Ramdom Access Memory)である。また、制御手
段33はサーミスタ23により検知されたモータ温度Tmが
所定値To以上になり、ステッピングモータ18を励磁す
るパルスレートPを変更するとき、スルーアップテーブ
ル35に基づいて、最適のスルーアップ時間に変更するよ
うになされている。
【0031】次に作用について説明する。図1(a)お
よび図2において、制御手段33がサーミスタ23を監視し
モータ温度Tmが所定値To以上の際、パルスレートテ
ーブル27およびスルーアップテーブル35に基づいて、ス
テッピングモータ18を駆動するモータコントローラ29を
制御するので、制御手段33はステッピングモータ18のモ
ータ温度Tmが所定値To以上になると、サーミスタ23
からの検知信号により、最適のパルスレートPをパルス
レートテーブル27から読みだす際、同時にスルーアップ
テーブル35を参照し、その最適のパルスレートPおよび
スルーアップ時間によりステッピングモータ18を駆動す
る。
【0032】このように、本実施例では、モータ駆動の
状態に応じた最適のスルーアップ時間でステッピングモ
ータ18を駆動するため、モータ駆動の状態を変更して
も、紙送りは適切で、画像白すじあるい騒音等を抑制す
ることができる。図3は、請求項3記載の発明に係るフ
ァクシミリ装置の一実施例であるファクシミリ装置41の
制御手段43を含むモータ制御系を示すブロック図であ
り、図1(b)に示す前述の実施例のファクシミリ装置
11のモータ制御系において、パルスレートテーブル27の
代わりに電流値テーブル44を設けたもので、同じ構成に
は同じ符号とつけ、説明を省略する。また、ファクシミ
リ装置41の全体構成は、図1(a)に示すものと、モー
タ制御系を除き同じであり、説明を省略する。
【0033】図3に示す制御手段43において、電流値テ
ーブル44は、ペーパーセンサ24の検出する残量に対応す
る最適の励磁電流値をテーブルとして記憶するROMで
ある。励磁電流値は、記録紙12の残量が多いほど大きく
なるように、また、当初の励磁電流値よりも小さい電流
値で、ステッピングモータ18を励磁することにより、モ
ータの発熱を抑制するように設定されている。また、制
御手段43は常時サーミスタ23を監視し、サーミスタ23に
より検知されたモータ温度Tmが所定値To以上にな
り、ステッピングモータ18を励磁する励磁電流値Dを変
更するとき、電流値テーブル44に基づいて、最適の励磁
電流値Dに変更するようになされている。
【0034】次に作用について説明する。図1(a)お
よび図3において、制御手段43がサーミスタ23を監視
し、モータ温度Tmが所定値To以上の際、電流値テー
ブル44に基づいてステッピングモータ18を駆動するモー
タコントローラ29を制御するので、制御手段43はステッ
ピングモータ18のサーミスタ23を常時監視し、ステッピ
ングモータ18のモータ温度Tmが所定値To以上になる
と、サーミスタ23からの検知信号により、ペーパーセン
サ24の残量に対応する最適の励磁電流値Dを電流値テー
ブル44から読みだし、モータコントローラ29は当初の励
磁電流値Dよりも小さくかつ、指定された最適の励磁電
流値Dでステッピングモータ18を駆動するように制御す
る。この最適の励磁電流値Dがモータの発熱を抑制する
ように設定されているので、ステッピングモータ18のモ
ータ温度Tmは、低下し、遂には所定値To以下にな
る。しかしながら、記録紙12の残量が大きく、ステッピ
ングモータ18を当初の励磁電流値Dよりも小さい励磁電
流値Dで駆動することが適切でない場合には、その時点
でステッピングモータ18の駆動を停止し、プロトコル上
ではビジー信号(話中)を送信し、相手側からのデータ
の送出を停止させる。その後モータ温度Tmが所定値T
o以下になるまでこの状態を保持し、モータ温度Tmが
所定値To以下になると、当初の励磁電流値Dに復帰す
る。
【0035】ステッピングモータ18の駆動が長時間にわ
たった場合、ステッピングモータ18のモータ温度Tmが
増大することが予想されるが、前述のように、制御手段
43により、モータ温度Tmを監視し、モータ温度Tmが
一定温度所定値To以上になったとき、記録紙12の残量
に応じて、かつ、モータの発熱を抑制する最適の励磁電
流値Dで駆動するため、モータの発熱は抑制される。ま
た、励磁電流値Dの変更が、モータの駆動系の状態によ
らずに一意的に変更させるのではなく、記録紙12の残量
に応じた最適の励磁電流値Dで駆動するため、書込み速
度を不必要に遅くすることもなく、モータ温度Tmを効
果的に低減でき、かつ最適の紙送りを維持できる。
【0036】図4は請求項4記載の発明に係るファクシ
ミリ装置の一実施例であるファクシミリ装置51の制御手
段53を含むモータ制御系を示すブロック図であり、図3
に示す実施例と同じ構成には同じ符号をつけ、説明を省
略する。また、ファクシミリ装置51の全体構成は、図1
(a)に示すものと、モータ制御系を除き、同じであ
り、説明を省略する。
【0037】図4に示す制御手段53において、55はスル
ーアップテーブルであり、スルーアップテーブル55は、
記録紙12の残量およびそのときの変更する励磁電流値D
に対応するモータ駆動を画像の白すじおよび騒音を抑制
する最適のスルーアップ時間をテーブルとして設定した
ROMである。また、制御手段53はサーミスタ23により
検知されたモータ温度Tmが所定値To以上になり、ス
テッピングモータ18を励磁する励磁電流値Dを変更する
とき、スルーアップテーブル55に基づいて、最適のスル
ーアップ時間に変更するようになされている。
【0038】次に作用について説明する。図1(a)お
よび図4において、制御手段53がサーミスタ23を監視
し、モータ温度Tmが所定値To以上の際、電流値テー
ブル44およびスルーアップテーブル55に基づいて、ステ
ッピングモータ18を駆動するモータコントローラ29を制
御するので、制御手段53は、ステッピングモータ18のモ
ータ温度Tmが所定値To以上になると、サーミスタ23
からの検知信号により、最適の励磁電流値Dを電流値テ
ーブル44から読みだす際、同時にスルーアップテーブル
55を参照し、その最適の励磁電流値Dおよびスルーアッ
プ時間によりステッピングモータ18を駆動する。
【0039】このように、本実施例では、モータ駆動の
状態に応じた最適のスルーアップ時間でステッピングモ
ータ18を駆動するため、モータ駆動の状態を変更して
も、紙送りは適切で、画像白すじ、あるいは騒音等を抑
制することができる。図5は請求項5記載の発明に係る
ファクシミリ装置の一実施例を示す図であり、図1に示
す実施例と同じ構成には同じ符号をつけ説明を省略す
る。
【0040】図5に示すファクシミリ装置61は、図1に
示したファクシミリ装置11のサーミスタ23によりステッ
ピングモータ18のモータ温度Tmを検出する代わりに、
ステッピングモータ18の駆動状態からモータ温度Tmを
常時予測するモータ温度予測手段66を用いたものであ
る。モータ温度予測手段66の温度上昇△Tは次式 △T=K×R0.85 ・・・・・・(1) 但し、Rはステッピングモータ18の内部損失(銅損) Kはモータの雰囲気圧力により変化する係数である。 を参考にして、さらに研究を重ね、設定されたものであ
り、例えば、CPU内のメモリに登載され、ステッピン
グモータ18のモータ温度Tmを予測するようになされて
式(1)は大気中および真空中において成立するもので
あり、平成2年電気学会に要旨集7−162頁に記載さ
れている。
【0041】図5(b)は、ファクシミリ装置61の制御
手段63を含むモータ制御系を示すブロック図であり、図
1(b)に示すモータ制御系において、温度検知センサ
23の代わりに前述のモータ温度予測手段66をCPU内の
メモリに登載したもので、同一構成には同じ符号をつ
け、説明を省略する。制御手段63はモータ温度予測手段
66によりステッピングモータ18のモータ温度Tmを常時
監視し、モータ温度Tmが所定値To以上になったと
き、ペーパーセンサ24により検出された記録紙12の残量
に基づいてパルスレートテーブル27によりステッピング
モータ18を励磁する最適のパルスレートに変更するよう
になされている。
【0042】次に作用に付いて説明する。図5(a)、
(b)において、制御手段63がモータ温度予測手段66に
より、ステッピングモータ18のモータ温度Tmを常時監
視し、モータ温度Tmが所定値To以上の際、パルスレ
ートテーブル27およびペーパーセンサ24に基づいて、ス
テッピングモータ18を駆動するモータコントローラ29を
制御するので、制御手段63はモータ温度予測手段66によ
りステッピングモータ18のモータ温度Tmを常時監視
し、ステッピングモータ18のモータ温度Tmが所定値T
o以上になると、モータ温度予測手段66からの信号によ
り、ペーパーセンサ24の残量に対応する最適のパルスレ
ートPをパルスレートテーブル27から読みだし、モータ
コントローラ29は当初のパルスレートPよりも小さく、
かつ指定された最適のパルスレートPでステッピングモ
ータ18を駆動するように制御する。この最適のパルスレ
ートPがモータの発熱を抑制するように設定されている
ので、ステッピングモータ18のモータ温度Tmは低下
し、遂には所定値To以下になる。
【0043】ステッピングモータ18の駆動が長時間にわ
たった場合、ステッピングモータ18のモータ温度Tmが
増大することが予想されるが、前述のように制御手段63
により、モータ温度Tmを監視し、モータ温度Tmが一
定温度所定値To以上になったとき、記録紙12の残量に
応じて、かつモータの発熱を抑制する最適のパルスレー
トPで駆動するため、モータの発熱は抑制される。ま
た、パルスレートPの変更が、モータの駆動系の状態に
よらずに、一意的に変更させるのではなく、記録紙12の
残量に応じた最適のパルスレートPで駆動するため、書
込み速度を不必要に遅くすることもなく、モータ温度T
mを効果的に低減でき、かつ最適の紙送りを維持でき
る。
【0044】図6は、請求項6記載の発明に係るファク
シミリ装置の一実施例であるファクシミリ装置71の制御
手段73を含むモータ制御系を示すブロック図であり、図
5(b)に示す実施例と同じ構成には同じ符号をつけ、
説明を省略する。また、ファクシミリ装置71の全体構成
は、図5(a)に示すものとモータ制御系を除き、同じ
であり、説明を省略する。
【0045】図6に示す制御手段73において、75はスル
ーアップテーブルであり、スルーアップテーブル75は、
記録紙12の残量およびそのときの変更するパルスレート
Pに対応するモータ駆動を画像の白すじおよび騒音を抑
制する最適のスルーアップ時間をテーブルとして設定し
たROMである。また、制御手段73は、モータ温度予測
手段66により予測されたモータ温度Tmが所定値To以
上になり、ステッピングモータ18を励磁するパルスレー
トPを変更するとき、スルーアップテーブル75に基づい
て、最適のスルーアップ時間に変更するようになされて
いる。
【0046】次に作用について説明する。図5(a)お
よび図6において、制御手段73がモータ温度予測手段66
の予測するモータ温度Tmを常時監視し、モータ温度T
mが所定値To以上の際、パルスレートテーブル27およ
びペーパーセンサ24に基づいて、ステッピングモータ18
を駆動するモータコントローラ29を制御するので、制御
手段73はステッピングモータ18のモータ温度Tmが所定
値To以上になると、モータ温度予測手段66からの信号
により、最適のパルスレートPをパルスレートテーブル
27から読みだす際、同時にペーパーセンサ24を参照し、
その最適のパルスレートPおよびスルーアップ時間によ
りステッピングモータ18を駆動する。
【0047】このように、本実施例では、モータ駆動の
状態に応じた最適のスルーアップ時間でステッピングモ
ータ18を駆動するため、モータ駆動の状態を変更して
も、紙送りは適切で、画像白すじ、あるいは騒音等を抑
制することができる。図7は、請求項7記載の発明に係
るファクシミリ装置の一実施例であるファクシミリ装置
81の制御手段83を含むモータ制御系を示すブロック図で
あり、図5(b)に示す前述の実施例61のモータ制御系
において、パルスレートテーブル27の代わりに電流値テ
ーブル84を設けたもので、同じ構成には同じ符号をつ
け、説明を省略する。また、ファクシミリ装置71の全体
構成は、図5(a)に示すものと、モータ制御系を除き
同じであり、説明を省略する。
【0048】図7に示す制御手段83において、電流値テ
ーブル84は、ペーパーセンサ24の検出する残量に対応す
る最適の励磁電流値をテーブルとして記憶するROMで
ある。励磁電流値は、記録紙12の残量が多いほど大きく
なるように、また当初の励磁電流値よりも小さい電流値
で、ステッピングモータ18を励磁することにより、モー
タの発熱を抑制するように、設定されている。また、制
御手段83は、常時モータ温度予測手段66を監視し、モー
タ温度予測手段66により予測されたモータ温度Tmが所
定値To以上になり、ステッピングモータ18を励磁する
励磁電流値Dを変更するとき、電流値テーブル84に基づ
いて最適の励磁電流値Dに変更するようになされてい
る。
【0049】次に作用について説明する。図5(a)お
よび図7において、制御手段83がモータ温度予測手段66
を常時監視し、モータ温度Tmが所定値To以上の際、
電流値テーブル84に基づいてステッピングモータ18を駆
動するモータコントローラ29を制御するので、制御手段
83はステッピングモータ18のモータ温度予測手段66を常
時監視し、ステッピングモータ18のモータ温度Tmが所
定値To以上になると、モータ温度予測手段66からの信
号によりペーパーセンサ24の残量に対応する最適の励磁
電流値Dを電流値テーブル84から読みだし、モータコン
トローラ29は当初の励磁電流値Dよりも小さく、かつ指
定された最適の励磁電流値Dでステッピングモータ18を
駆動するように制御する。この最適の励磁電流値Dがモ
ータの発熱を抑制するように設定されているので、ステ
ッピングモータ18のモータ温度Tmは低下し、遂には所
定値To以下になる。しかしながら、記録紙12の残量が
大きく、ステッピングモータ18を当初の励磁電流値Dよ
りも小さい励磁電流値Dで駆動することが適切でない場
合には、その時点でステッピングモータ18の駆動を停止
し、プロトコル上ではビジー信号(話中)を送信し、相
手側からのデータの送出を停止させる。その後、モータ
温度Tmが所定値To以下になるまでこの状態を保持
し、モータ温度Tmが所定値To以下になると、当初の
励磁電流値Dに復帰する。ステッピングモータ18の駆動
が長時間にわたった場合、ステッピングモータ18のモー
タ温度Tmが増大することが予想されるが、前述のよう
に、制御手段83により、モータ温度Tmを監視し、モー
タ温度Tmが一定温度所定値To以上になったとき、記
録紙12の残量に応じて、かつ、モータの発熱を抑制する
最適の励磁電流値Dで駆動するため、、モータの発熱は
抑制される。また、励磁電流値Dの変更が、モータの駆
動系の状態によらずに、一意的に変更させるのではな
く、記録紙12の残量に応じた最適の励磁電流値Dで駆動
するため、書込み速度を不必要に遅くすることもなく、
モータ温度Tmを効果的に低減でき、かつ最適の紙送り
を維持できる。
【0050】図8は、請求項8記載の発明に係るファク
シミリ装置であるファクシミリ装置91の制御手段93を含
むモータ制御系を示すブロック図であり、図5(b)に
示す実施例と同じ構成には同じ符号をつけ、説明を省略
する。また、ファクシミリ装置91の全体構成は、図5
(a)に示すものとモータ制御系を除き同じであり、説
明を省略する。
【0051】図8に示す制御手段93において、95はスル
ーアップテーブルであり、スルーアップテーブル35は、
記録紙12の残量およびそのときの変更するパルスレート
に対応するモータ駆動を画像の白すじおよび騒音を抑制
する最適のスルーアップ時間をテーブルとして設定した
ROMである。また、制御手段93はモータ温度予測手段
66により検知されたモータ温度Tmが所定値To以上に
なり、ステッピングモータ18を励磁する励磁電流値Dを
変更するとき、スルーアップテーブル95に基づいて、最
適のスルーアップ時間に変更するようになされている。
【0052】次に作用について説明する。図5(a)お
よび図8において、制御手段93がモータ温度予測手段66
を常時監視し、モータ温度Tmが所定値To以上の際、
電流値テーブル84およびスルーアップテーブル95に基づ
いて、ステッピングモータ18を駆動するモータコントロ
ーラ29を制御するので、制御手段93はステッピングモー
タ18のモータ温度Tmが所定値To以上になると、モー
タ温度予測手段66からの信号により、最適の励磁電流値
Dを電流値テーブル84から読みだす際、同時にペーパー
センサ24を参照し、その最適の励磁電流値Dおよびスル
ーアップ時間により、ステッピングモータ18を駆動す
る。
【0053】このように、本実施例では、モータ駆動の
状態に応じた最適のスルーアップ時間でステッピングモ
ータ18を駆動するため、モータ駆動の状態を変更して
も、紙送りは適切で、画像白すじ、あるいは騒音等を抑
制することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、制御手段によりモータ温度Tmを監視
し、モータ温度Tmが所定値To以上になったとき、記
録紙12の残量に応じて、かつモータの発熱を抑制する最
適のパルスレートで駆動することにより、モータの発熱
は抑制される。また、パルスレートの変更が、モータの
駆動系の状態によらずに、一意的に変更させるのではな
く、記録紙12の残量に応じた最適のパルスレートで駆動
するため、書込み速度を不必要に遅くすることもなく、
モータ温度Tmを効果的に低減でき、かつ最適の紙送り
を維持できる。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、前述
の作用効果に加え、モータ駆動の状態に応じた最適のス
ルーアップ時間でステッピングモータ18を駆動すること
により、モータ駆動の状態を変更しても、紙送りは適切
で、画像白すじ、あるいは騒音等を抑制することができ
る。また、請求項3記載の発明によれば、制御手段によ
りモータ温度Tmを監視し、モータ温度Tmが所定値T
o以上になったとき、記録紙12の残量に応じて、かつモ
ータの発熱を抑制する最適の励磁電流値Dで駆動するこ
とにより、モータの発熱は抑制される。また、励磁電流
値Dの変更が記録紙12の残量に応じた最適の励磁電流値
Dで駆動するため、書込み速度を不必要に遅くすること
もなく、モータ温度Tmを効果的に低減でき、かつ最適
の紙送りを維持できる。
【0056】また、請求項4記載の発明によれば、前述
の作用効果に加え、モータ駆動の状態に応じた最適のス
ルーアップ時間でステッピングモータ18を駆動すること
により、モータ駆動の状態を変更しても、紙送りは適切
で、画像白すじ、あるいは騒音等を抑制することができ
る。また、請求項5記載の発明によれば、制御手段によ
り、常時モータ温度Tmを監視し、予測されるモータ温
度Tmが一定温度所定値To以上になったとき、記録紙
12の残量に応じて、かつ、モータの発熱を抑制する最適
のパルスレートPで駆動することにより、モータの発熱
は抑制させる。また、パルスレートPの変更が、モータ
の駆動系の状態によらずに、一意的に変更させるのでは
なく、記録紙12の残量に応じた最適のパルスレートPで
駆動するため、書込み速度を不必要に遅くすることもな
く、モータ温度Tmを効果的に低減でき、かつ最適の紙
送りを維持できる。
【0057】また、請求項6記載の発明によれば、前述
の作用効果に加え、モータ駆動の状態に応じた最適のス
ルーアップ時間でステッピングモータ18を駆動するた
め、モータ駆動の状態を変更しても、紙送りは適切で、
画像白すじ、あるいは騒音等を抑制することができる。
また、請求項7記載の発明によれば、モータ温度Tmを
常に予測し、予測されたモータ温度Tmが一定温度所定
値To以上になったとき、記録紙12の残量に応じて、か
つ、モータの発熱を抑制する最適の励磁電流値Dで駆動
するため、モータの発熱は抑制される。また、励磁電流
値Dの変更が記録紙12の残量に応じた最適の励磁電流値
Dで駆動するため、書込み速度を不必要に遅くすること
もなく、モータ温度Tmを効果的に低減でき、かつ最適
の紙送りを維持できる。
【0058】また、請求項8記載の発明によれば、前述
の作用効果に加え、モータ駆動の状態に応じた最適のス
ルーアップ時間でステッピングモータ18を駆動するた
め、モータ駆動の状態を変更しても、紙送りは適切で、
画像白すじ、あるいは騒音等を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本発明に係るファクシミリ装置
の一実施例を示す図で、(a)はその概略正面図、
(b)はそのモータ制御系を示すブロック図である。
【図2】請求項2記載の発明に係るファクシミリ装置の
一実施例のモータ制御系を示すブロック図である。
【図3】請求項3記載の発明に係るファクシミリ装置の
一実施例のモータ制御系を示すブロック図である。
【図4】請求項4記載の発明に係るファクシミリ装置の
一実施例のモータ制御系を示すブロック図である。
【図5】請求項5記載の発明に係るファクシミリ装置の
一実施例を示す図で、(a)はその概略正面図、(b)
はそのモータ制御系を示すブロック図である。
【図6】請求項6記載の発明に係るファクシミリ装置の
一実施例のモータ制御系を示すブロック図である。
【図7】請求項7記載の発明に係るファクシミリ装置の
一実施例を示すモータ制御部を示すブロック図である。
【図8】請求項8記載の発明に係るファクシミリ装置の
一実施例を示すモータ制御部を示すブロック図である。
【図9】従来のステッピングモータのモータ温度の温度
上昇と励磁電流値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11、31、41、51、61、71、81、91 ファクシミリ装置 12 記録紙 13 収納箱 14 サーマルヘッド(記録部) 18 ステッピングモータ 19、33、43、53、63、73、83、93 制御手段 23 サーミスタ(温度センサ) 24 ペーパーセンサ(残量センサ) 35、55、75、95 スルーアップテーブル 44、84 電流値テーブル 66 モータ温度予測手段 Tm モータ温度 To 所定値 P パルスレート D 励磁電流値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/00 108 H04N 1/00 108M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 43/02 B41J 11/42 B41J 19/92 B41J 29/48 B65H 26/00 H04N 1/00 108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻かれた記録紙を収納する収納
    箱と、前記記録紙を記録部に搬送する搬送機構と、該搬
    送機構を駆動するステッピングモータと、該ステッピン
    グモータを励磁する励磁時間であるパルスレートを制御
    する制御手段と、を備え、受信時に画像情報の受信状態
    に合わせてステッピングモータを間欠駆動して前記記録
    紙を搬送するファクシミリ装置において、前記収納箱に
    前記記録紙の残量を検出する残量センサを設けるととも
    に、前記ステッピングモータの外周部のモータ温度を検
    知する温度センサを設け、前記制御手段は前記モータ温
    度が所定値以上になったとき、残量センサの検出する残
    量に対応するパルスレートを設定したパルスレートテー
    ブルに基づいて、モータ温度が所定値以上の間は前記ス
    テッピングモータを励磁するパルスレートを変更するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記記録紙の残量および前記パルスレート
    に対応するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したス
    ルーアップテーブルを設け、前記制御手段は検知された
    前記モータ温度が所定値以上になり、前記ステッピング
    モータを励磁するパルスレートを変更するとき、前記ス
    ルーアップテーブルに基づいて、スルーアップ時間を変
    更することを特徴する請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】ロール状に巻かれた記録紙を収納する収納
    箱と、前記記録紙を記録部に搬送する搬送機構と、該搬
    送機構を駆動するステッピングモータと、該ステッピン
    グモータを励磁する励磁電流値を制御する制御手段と、
    を備え、受信時に画像情報の受信状態に合わせてステッ
    ピングモータを間欠駆動して前記記録紙を搬送するファ
    クシミリ装置において、前記収納箱に前記記録紙の残量
    を検出する残量センサを設けるとともに、前記ステッピ
    ングモータの外周部のモータ温度を検知する温度センサ
    を設け、前記制御手段は前記モータ温度が所定値以上に
    なったとき、残量センサの検出する残量に対応する励磁
    電流値を設定した電流値テーブルに基づいて、モータ温
    度が所定値以上の間は前記ステッピングモータを励磁す
    る励磁電流値を変更することを特徴とするファクシミリ
    装置。
  4. 【請求項4】前記記録紙の残量および前記励磁電流値に
    対応するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスル
    ーアップテーブルを設け、前記制御手段は前記モータ温
    度が所定値以上になり、前記ステッピングモータを励磁
    する励磁電流値を変更するとき、前記スルーアップテー
    ブルに基づいて、スルーアップ時間を変更することを特
    徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】ロール状に巻かれた記録紙を収納する収納
    箱と、前記記録紙を記録部に搬送する搬送機構と、該搬
    送機構を駆動するステッピングモータと、該ステッピン
    グモータを励磁する励磁時間であるパルスレートを制御
    する制御手段と、を備え、受信時に画像情報の受信状態
    に合わせてステッピングモータを間欠駆動して前記記録
    紙を搬送するファクシミリ装置において、前記収納箱に
    前記記録紙の残量を検出する残量センサを設けるととも
    に、前記ステッピングモータの駆動状態からモータ温度
    を予測するモータ温度予測手段を設け、前記制御手段は
    予測された前記モータ温度が所定値以上になったとき、
    残量センサの検出する残量に対応するパルスレートを設
    定したパルスレートテーブルに基づいて、モータ温度が
    所定値以上の間は前記ステッピングモータを励磁するパ
    ルスレートを変更することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  6. 【請求項6】前記記録紙の残量および前記パルスレート
    に対応するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したス
    ルーアップテーブルを設け、前記制御手段は予測された
    前記モータ温度が所定値以上になり、前記ステッピング
    モータを励磁するパルスレートを変更するとき、前記ス
    ルーアップテーブルに基づいて、スルーアップ時間を変
    更することを特徴とする請求項5記載のファクシミリ装
    置。
  7. 【請求項7】ロール状に巻かれた記録紙を収納する収納
    箱と、前記記録紙を記録部に搬送する搬送機構と、該搬
    送機構を駆動するステッピングモータと、該ステッピン
    グモータを励磁する励磁電流値を制御する制御手段と、
    を備え、受信時に画像情報の受信状態に合わせてステッ
    ピングモータを間欠駆動して前記記録紙を搬送するファ
    クシミリ装置において、前記収納箱に前記記録紙の残量
    を検出する残量センサを設けるとともに、前記ステッピ
    ングモータの駆動状態からモータ温度を予測するモータ
    温度予測手段を設け、前記制御手段は予測された前記モ
    ータ温度が所定値以上になった時、残量センサの検出す
    る残量に対応する励磁電流値を設定した電流値テーブル
    に基づいて、モータ温度が所定値以上の間は前記ステッ
    ピングモータを励磁する励磁電流値を変更することを特
    徴とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】前記記録紙の残量および前記励磁電流値に
    対応するモータ駆動のスルーアップ時間を設定したスル
    ーアップテーブルを設け、前記制御手段は予測された前
    記モータ温度が所定値以上になり、前記ステッピングモ
    ータを励磁する励磁電流値を変更するとき、前記スルー
    アップテーブルに基づいて、スルーアップ時間を変更す
    ることを特徴とする請求項7記載のファクシミリ装置。
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