JP2002278191A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002278191A
JP2002278191A JP2001081764A JP2001081764A JP2002278191A JP 2002278191 A JP2002278191 A JP 2002278191A JP 2001081764 A JP2001081764 A JP 2001081764A JP 2001081764 A JP2001081764 A JP 2001081764A JP 2002278191 A JP2002278191 A JP 2002278191A
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speed
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image forming
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Yuko Hayama
祐子 羽山
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトセンサーなどの検知装置を使わず、各
装置での転写材の送り速度を諸条件により割り出すこと
で転写材を転写装置に送る搬送装置と転写装置との間、
および転写装置と定着装置間での転写材のたわみ、引っ
張り合いを制御し、画像のぼけやずれ擦れがない画像を
得ることを目的とする。 【解決手段】 トナー像を形成するための像担持体3
と、転写材を転写装置に送る搬送装置17と、転写材を
搬送すると共に像担持体3に形成されたトナー像を転写
材に転写する転写装置4とを有し、搬送装置17におけ
る転写材の搬送速度と転写装置4での転写材の搬送速度
とを、転写材搬送速度の変動要因に基づき推定し、搬送
装置17における転写材の搬送速度を制御する。また、
定着装置32における転写材の搬送速度も推定し、定着
装置32における転写材の搬送速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やレーザプリ
ンターなどの電子写真の画像形成装置に関して、転写材
を転写装置に送る搬送装置と転写装置間並びに転写装置
と定着装置間における搬送速度制御に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において、
画像形成装置内の搬送装置、転写装置、定着装置等の各
装置における処理が最適に行われるよう、転写材の搬送
速度は画像形成装置全体でバランスを考え制御してい
る。転写材を搬送する際の速度制御は画像形成への影響
が出ないように、転写材を転写装置に搬送する搬送速度
と転写装置内における転写材の搬送速度とでは、前者の
搬送速度を後者の搬送速度よりも若干早くするように回
転速度の設定を行ない両部位間でわずかなたわみを作
り、転写材の引っ張り合いによる画像ずれ、たわみが大
きいことによる搬送のぶれなどを防止させている。ま
た、転写装置における転写材の搬送速度と定着装置にお
ける搬送速度との関係も、定着部での搬送速度を若干遅
くするなどの回転速度の設定を行ない各部位間でわずか
なたわみを作り、転写材の引っ張り合いによる画像ずれ
など防止させている。ただし、搬送装置と転写装置との
間では、転写材が送られている際に搬送装置や転写装置
での転写材とで滑りが起こるため、また転写装置と定着
装置との間では、転写材が送られている際にローラやベ
ルトと転写材との間で滑りが起こるため、実際の転写材
の速度は、転写材を送る搬送装置や転写装置、および定
着装置のレジストローラ、定着ローラなどの走行速度と
同一ではなくまた転写材の状態、装置の使用状態などに
よりこれは変動し,そのたわみが変化する場合がある。
また画像形成装置の小型化が進み、搬送装置と転写装置
との間の距離および転写装置と定着装置との間の距離部
が短くなってきており、より正確な各部間でのたわみ制
御が求められる。
【0003】転写材のたわみを制御するために考えられ
る方法として以下のような方法が考えられている。特開
平10−319658号公報に記載された画像形成装置
では、感光体上に形成された画像を転写材に転写する転
写部と、転写部の搬送方向上流側に位置し転写部に転写
材を供給する給紙部と、転写部の搬送方向下流側に位置
し画像が転写された転写材を定着処理する定着部とを有
し、給紙部の搬送手段と転写部の搬送手段との間、転写
部の搬送手段と定着部の搬送手段との間にそれぞれたわ
み量を検出する手段を設置し、たわみ量が所定値以上に
なったとき、転写材を搬送中の上流側の搬送手段の搬送
速度が下流側の搬送手段の搬送速度より遅くなるよう
に、また、たわみ量が所定値以下になったときは、転写
材を搬送中の上流側の搬送手段の搬送速度が下流側の搬
送手段の搬送速度より速くなるようにする。または転写
部での搬送速度を一定に保ち、給紙部および定着部の搬
送手段による転写材の搬送速度を変化させ、さほど高精
度な速度制御や、高い部品精度、微妙な調整などを必要
とせず、転写材のたわみ量を適正に保ち、画像のボケや
擦れなどのない高品質の画像を形成できるようにしてい
る。また、特開平10−97154公報に記載された画
像形成装置では、定着速度を転写速度よりも若干遅くし
転写材が転写装置と定着装置の間で、引っ張り合うこと
のないように搬送速度を制御すると共に、転写装置と定
着装置との間で転写材のループ程度を検出する検出セン
サーを設け、発生するループの程度を検知し、検知結果
により定着装置の搬送速度をモータ制御部によって加減
速し、転写装置と定着装置との間で転写材が引っ張り合
うことや、速度差による転写材のループ程度が一定以上
にならないようにしている。さらに特開平6−2394
89号公報に記載された転写材搬送装置では、転写材を
転写部に送る搬送手段を、像担持体の速度より速くし,
転写材の先端部にループが形成された後、転写材を転写
部に送る搬送手段の速度を遅くして、ループを減少させ
るとともに、転写材に張力を発生させる張力発生手段を
具備することにより、急激な張力の発生をなくし、転写
材の位置ずれや、像ずれ、像抜けおよびしわの発生を防
止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−319658号公報に記載された画像形成装置や
特開平10−97154号公報に記載された画像形成装
置では転写部、給紙部、定着部等の各装置の間にたわみ
検出装置を用いており、このようなたわみ検出装置は、
搬送経路近傍に設置場所が必要となり、またその設置位
置にも気を使わなくてはならないが、装置がますます小
型化するため設置位置を確保することが困難となってい
る。さらにフォトセンサーのような部品を設置すると、
コストかかり、また部品点数が増え、組み立ての際に取
り付け位置精度を要求されるので製造工程でも手間がか
かるので得策ではない。また、特開平6−239489
号公報に記載された転写材搬送装置では、ループの発生
状況への転写材の種類や環境、搬送部や転写部での滑り
の状況を考慮しておらず、ループを減少させると場合に
よっては、張力が大きすぎて、かえって像ズレやしわ等
を発生させてしまう可能性がある。検知のためのセンサ
ーを使用せず、給紙部と転写部での間の速度変動をそれ
ぞれ一定になるように制御するためには、初期の搬送状
態を設定するとともに、あらかじめ種々の条件による速
度の変動を予測しなければならない。たわみの変動要因
は多くて複雑であるが、種々の実験や計算の積み重ねに
より、その諸条件を的確に把握し、それに基づいて相互
関係も含めて判断することにより可能となってきた。ま
た、近年は画像形成装置内にマイクロプロセッサー、メ
モリーなどが安価になり、それを使用して種々の推定、
演算、を画像形成装置内で行なうことも安価で簡単にな
ってきている。そこで本発明にかかる画像形成装置では
フォトセンサーなどの検知装置を使わず、各装置での転
写材の送り速度を諸条件により割り出すことで転写材を
転写部に送る搬送装置と転写装置との間、および転写装
置と定着装置間での転写材のたわみ、引っ張り合いを制
御し、画像のぼけやずれ擦れがない画像を得ることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる画像形成装置の請求項1記載の発明
は、トナー像を形成するための像担持体と、転写材を転
写装置に送る搬送装置と、転写材を搬送すると共に像担
持体に形成されたトナー像を転写材に転写する転写装置
とを有し、前記搬送装置における転写材の搬送速度と、
前記転写装置での転写材の搬送速度とを、転写材搬送速
度の変動要因に基づき推定し、前記搬送装置における転
写材の搬送速度を制御することを特徴とする。本発明に
かかる画像形成装置の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記転写材搬送速度の変
動要因は、搬送装置の特性、転写装置の特性、転写材の
特性、形成される画像のデータに分類されることを特徴
とする。本発明にかかる画像形成装置の請求項3記載の
発明は、請求項1、または請求項2記載の画像形成装置
において、転写材の搬送速度を推定するための要因とし
て、搬送装置の機械的大きさ、表面性、使用履歴を含む
ことを特徴とする。本発明にかかる画像形成装置の請求
項4記載の発明は、請求項1または請求項2記載の画像
形成装置において、転写装置での転写材の搬送速度を推
定するための要因として、転写装置の機械的大きさ、表
面性、使用履歴を含むことを特徴とする。本発明にかか
る画像形成装置の請求項5記載の発明は、請求項1また
は請求項2記載の画像形成装置において、搬送装置また
は転写装置での転写材の搬送速度を推定する為の要因と
して、転写材の厚み、大きさ、表面性、転写材の物性値
のデータが含まれることを特徴とする。本発明にかかる
画像形成装置の請求項6記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の画像形成装置において転写装置での転写
材の搬送速度を推定するための要因として、形成される
画像の面積率を含むことを特徴とする。本発明にかかる
画像形成装置の請求項7記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の画像形成装置において、搬送装置での転
写材搬送速度と、搬送装置の機械的大きさおよび該搬送
手段の表面性および使用履歴との関係を、あらかじめテ
ーブルもしくは演算式として設定し、メモリに記憶され
ていることを特徴とする。
【0006】本発明にかかる画像形成装置の請求項8記
載の発明は、請求項1または請求項2記載の画像形成装
置において、搬送装置と、転写装置の機械的大きさおよ
び転写装置の表面性と使用履歴との関係を、あらかじめ
テーブルもしくは演算式として設定し、メモリに記憶さ
れていることを特徴とする。本発明にかかる画像形成装
置の請求項9記載の発明は、請求項1または請求項2記
載の画像形成装置において、搬送装置または転写装置で
の転写材搬送速度と、転写材の厚みおよび大きさおよび
表面性および物性値のデータとの関係を、あらかじめテ
ーブルもしくは演算式として設定し、メモリに記憶され
ていることを特徴とする。本発明にかかる画像形成装置
の請求項10記載の発明は、請求項1または請求項2記
載の画像形成装置において、転写装置での転写材搬送速
度と、形成される画像の面積率と転写材搬送速度との関
係を、あらかじめテーブルもしくは演算式として設定
し、メモリに記憶されていることを特徴とする。本発明
にかかる画像形成装置の請求項11記載の発明は、請求
項1または請求項2記載の画像形成装置において、転写
材の速度制御は搬送装置の回転速度であることを特徴と
する。本発明にかかる画像形成装置の請求項12記載の
発明は、請求項11記載の画像形成装置において、搬送
装置の速度は上下限を設定することを特徴とする。本発
明にかかる画像形成装置の請求項13記載の発明は、ト
ナー像を形成するための像担持体と、転写材を搬送する
と共に像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写す
る転写装置と、転写材に転写されたトナー像を転写材に
定着する定着装置とを備え、前記転写装置での転写材の
搬送速度と、前記定着装置での転写材の搬送速度とを、
転写材の搬送速度の変動要因に基づき推定し、定着装置
における転写材の搬送速度を制御することを特徴とす
る。本発明にかかる画像形成装置の請求項14記載の発
明は、請求項13記載の画像形成装置において、前記転
写材搬送速度の変動要因は、定着装置の特性、転写装置
の特性、転写材の特性、形成される画像のデータに分類
されることを特徴とする。
【0007】本発明にかかる画像形成装置の請求項15
記載の発明は、請求項13または請求項14記載の画像
形成装置において、定着装置で転写材搬送速度を推定す
るための要因として、定着温度、定着装置の機械的大き
さ、定着装置の表面性、定着装置の履歴を含むことを特
徴とする。本発明にかかる画像形成装置の請求項16記
載の発明は、請求項13または請求項14記載の画像形
成装置において、転写装置での転写材の搬送速度を推定
するための要因として、転写装置の機械的大きさ、表面
性、使用履歴を含むことを特徴とする。本発明にかかる
画像形成装置の請求項17記載の発明は、請求項13ま
たは請求項14記載の画像形成装置において、定着装置
または転写装置での転写材の搬送速度を推定する為の要
因として、転写材の厚み、大きさ、表面性、転写材の物
性値のデータが含まれることを特徴とする。本発明にか
かる画像形成装置の請求項18記載の発明は、請求項1
3または請求項14記載の画像形成装置において、定着
装置または転写装置での転写材の搬送速度を推定するた
めの要因として、形成される画像の面積率を含むことを
特徴とする。本発明にかかる画像形成装置の請求項19
記載の発明は、請求項13または請求項14記載の画像
形成装置において、定着装置での転写材の搬送速度と、
定着温度および定着装置の機械的大きさおよび定着装置
の表面性、使用履歴との関係を、あらかじめテーブルも
しくは演算式として設定し、メモリに記憶されているこ
とを特徴とする。本発明にかかる画像形成装置の請求項
20記載の発明は、請求項13または請求項14記載の
画像形成装置において、転写装置で転写材の搬送速度
と、転写装置の機械的大きさ、表面性および使用履歴と
の関係を、あらかじめテーブルもしくは演算式として設
定し、メモリに記憶されていることを特徴とする。本発
明にかかる画像形成装置の請求項21記載の発明は、請
求項13または請求項14記載の画像形成装置におい
て、定着装置または転写装置での転写材の搬送速度と、
転写材の厚みおよび大きさ、表面性、物性値のデータと
の関係を、あらかじめテーブルもしくは演算式として設
定し、メモリに記憶されていることを特徴とする。
【0008】本発明にかかる画像形成装置の請求項22
記載の発明は、請求項13または請求項14記載の画像
形成装置において、定着装置または転写装置での転写材
の搬送速度と、形成される画像の面積率との関係を、あ
らかじめテーブルもしくは演算式として設定し、メモリ
に記憶されていること特徴とする。本発明にかかる画像
形成装置の請求項23記載の発明は、請求項13記載の
画像形成装置において、定着装置はローラ状であり、定
着装置における転写材搬送速度制御は、定着装置のロー
ラの回転速度を制御したものであることを特徴とする。
本発明にかかる画像形成装置の請求項24記載の発明
は、請求項13記載の画像形成装置において、定着装置
は複数のローラに張架されたベルト状であり、定着装置
における転写材搬送速度制御は、定着装置のローラの回
転速度を制御したものであることを特徴とする。本発明
にかかる画像形成装置の請求項25記載の発明は、請求
項13記載の画像形成装置において、定着装置は複数の
ローラに張架されたベルト状であり、定着装置における
転写材搬送速度制御は、ベルトの張力を制御したもので
あることを特徴とする。本発明にかかる画像形成装置の
請求項26記載の発明は、請求項23、24、25記載
の画像形成装置において、制御される定着装置の搬送速
度は上下限を設定したことを特徴とする。本発明にかか
る画像形成装置の請求項27記載の発明は、トナー像を
形成するための像担持体と、転写材を転写装置に送る搬
送装置と、転写材を搬送すると共に像担持体に形成され
たトナー像を転写材に転写する転写装置と、転写材に転
写されたトナー像を転写材に定着する定着装置と、前記
搬送装置における転写材の搬送速度と、前記転写装置で
の転写材の搬送速度とを、転写材搬送速度の変動要因に
基づき推定する第1速度推定部と、前記定着装置におけ
る転写材の搬送速度と、前記転写装置での転写材の搬送
速度とを、転写材搬送速度の変動要因に基づき推定する
第2速度推定部とを備え、前記第1速度推定部および第
2速度推定部あるいは第1速度推定部または第2速度推
定部の出力により、搬送装置および定着装置の駆動ある
いは搬送装置または定着装置の駆動を制御したことを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明を適用したカ
ラー画像形成装置の画像形成部を概略的に示す構成図で
ある。画像像形成部は感光体(像担持体)3を有してお
り、感光体3の周囲には帯電ローラ5と、現像装置7、
中間転写体(中間転写ベルト)8、転写装置(転写ロー
ラ)4とが配置されている。感光体3は帯電ローラ5に
より電荷を付与され、一様に帯電される。なお本実施の
形態の装置は感光体3を負帯電し正極性のトナーを用い
るいわゆるネガポジ現像システムである。負帯電した感
光体3は書き込み装置1により、レーザ光が照射されそ
の光の強度に応じて帯電電位が変化し、レーザ光の照射
の有無、量に応じた電位分布が形成される。書き込み装
置1には、光源として半導体レーザ(以下、LD)1a
を備え、それが発するレーザ光を回転多面鏡(以下ポリ
ゴンミラー)1c、レンズ1b等の光学系を通して感光
体3の表面に照射し、このポリゴンミラー1cはモータ
によって高速で定速回転駆動することにより感光体上で
の主走査を行うことができ、記録すべき画素の位置がポ
リゴンミラーの回転位置と同期するように画素単位の位
置信号を制御装置で制御してLDに印加する。カラー画
像形成装置においては、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(B)のトナー画像お
よびその濃度が所望のものとなるように書き込み信号に
応じてLDのレーザ光がオン/オフ制御する。これによ
り、感光体上に静電潜像を形成する。現像装置7にはイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(B)の現像装置が配置されており、各色の正極性の
トナーを感光体3に付着させ、静電潜像を可視化する。
感光体3上に現像された各色のトナーは中間転写体8上
に可視画像として現像され、それぞれ位置合わせをしな
がら重ねられ画像を形成していく。中間転写体8上に形
成されたトナー像は転写ニップに入り、転写ローラ4に
より転写材上に転写される。中間転写体8は抵抗層とし
て150μm程度の厚みのEPDM、BR、クロロプレ
ンゴム、プラスチックなどの材料で体積抵抗は105Ω
cmから1012Ωcmにコントロールされている。な
お、中間転写体8として高性能を発揮するのは体積抵抗
として107Ωcmから1010Ωcmの範囲と考えられ
ている。さらに中間転写体8の表面には10μ前後の厚
みで抵抗が1010Ω〜1015Ωにコントロールされてい
るフッ素系の樹脂がコーティングされており、表面の電
荷維持、かつトナーのフィルミング防止など機能を担っ
ている。
【0010】転写ローラ4は単泡性、連泡性、または平
滑性のあるEPDM、SBR、BR、クロロプレンゴム
などの材料を駆動軸上に抵抗層として10mmから30
mm程度の厚みで設けられたものを用いている。この転
写ローラ4の材料の体積抵抗は107Ωcmから1010
Ωcm、アスカー硬度は30°前後にコントロールされ
ている(日本ゴム協会標準規格SRIS0101)。転
写ローラ4はその芯金にバネ24が取り付けられ、中間
転写体8に対して付勢にされ、図示を省略したモータか
らギアを介して駆動力が伝達され、回転している。給紙
トレイ、または手差しトレイから送られてきた転写材は
当該転写材を転写装置(転写ローラ)に送る搬送装置
(以下レジストローラ対)17の位置で停止し、中間転
写ベルト8上の画像と同期をとって転写装置のニップに
送り出される。送り出された転写材は転写ローラに電源
より電流が供給され、中間転写体8のトナー像が転写材
に転写され、その後、転写材は次段の定着装置に搬送さ
れトナー像は転写材上に定着して排紙される。レジスト
ローラ対17では、像担持体上に形成される画像の先端
にタイミングを合わせ、給紙トレイから送られてきた転
写材を転写装置に送る。レジストローラ対部と転写装置
とにおける転写材の搬送速度はレジストローラ対部の方
が転写装置よりも若干速く設定してあるが、レジストロ
ーラ対部と転写装置での滑りの状況によりその速度差が
変化する。この速度差は、転写紙を転写装置に送る搬送
部(レジストローラ対)での特性、転写装置の特性、転
写材の特性、形成される画像の特性の条件により変動す
る。また、定着装置はヒータ35を内蔵する定着ローラ
32と当該定着ローラ32に対向し、バネ36により定
着ローラ32方向に付勢された加圧ローラ33とを備
え、加圧ローラ33の表面には表面温度を検知する温度
センサーが配置されている。定着ローラ32の温度はト
ナーが定着する温度に設定されており、検知した温度に
よりヒータ35をON/OFFすることにより制御して
いる。転写装置と定着装置との間における転写材の搬送
速度は定着装置の方が若干遅く設定してあるが、転写装
置と定着装置での転写材の滑りの状況により搬送速度差
が変化し、この速度差も定着装置および転写装置の特
性、転写材の特性、形成される画像の特性等の諸条件に
より変動する。次に、転写装置と搬送装置(レジストロ
ーラ対)との間での転写材のたわみを防止する手段につ
いて説明する。
【0011】図2は本発明にかかる画像形成装置の転写
装置と搬送装置間でのたわみ量を推定するための制御ブ
ロックを示す図であり、第一速度推定部100は搬送装
置(レジストローラ対)での転写材の速度推定部101
と、転写装置での転写材の速度推定部102と、転写材
特性推定部103と、画像特性推定部104とを有す。
搬送装置速度推定部101ではレジストローラ対に関
し、ローラ径の値があらかじめメモリにデータとして設
定されており、このデータは製造時にばらつきも含めて
いる。またレジストローラ対の表面性として摩擦係数デ
ータ及び使用履歴が入力されている。また転写材特性推
定部103では転写材の厚み、大きさ、表面性物性値に
よる滑りのデータを読み込み、転写紙の特性データを搬
送装置速度推定部101に入力し、該転写材特性推定部
103では入力した転写紙特性およびレジストローラ対
に関するデータ(ローラ径や摩擦係数)によって搬送装
置(レジストローラ対)17における転写材の搬送速度
を推定する。搬送装置における転写材の速度推定はレジ
ストローラ上の表面性やレジストローラ対の径、並びに
転写紙の特性データに基づきレジストローラ対部での転
写材の滑りの関係をテーブルとして持ち、レジストロー
ラ対部での転写材の速度を推定する。一方、転写装置に
おける転写紙の速度は転写装置速度推定部102により
処理され、転写ローラに関して転写ローラの表面性、感
光体の表面性、転写ローラ径、感光体表面の径、および
使用履歴等のデータが設定されている。このデータは製
造時にばらつきも含め入力される。
【0012】この転写装置速度推定部102には前記転
写材特性推定部103および画像特性推定部104から
のデータが入力する。画像特性推定部104には画像面
積率のデータが加味され、該画像面積率はレーザで書き
込んだ画像データの場合、レーザの書き込み量により求
める。このようにレーザの発光量により画像のデータの
総数を演算する事により、転写材上のトナーののり具合
を知り、それによる、レジストローラ対部での滑り量を
あらかじめ実験によりもとめ入力してある。転写装置速
度特性部102では、転写材特性推定部103、画像特
性推定部104からの入力データ並びに転写ローラ表面
性等、転写材速度推定部102にあらかじめ入力されて
いるデータに基づき、画像データと転写装置での滑り量
との関係をテーブルとして持ち、転写装置での転写材の
速度を推定する。上記のように構成した第一速度推定部
100では、搬送装置速度推定部101においてレジス
トローラ対部分における転写材の搬送速度が推定され、
また、転写装置速度推定部102においては転写材の剛
性などの物性値を考慮して転写装置における転写材の速
度が推定されるので、これらの推定された推定された速
度を第1たわみ量推定部105に入力し、レジストロー
ラ対部と転写装置部と間でのたわみ量を推定する。推定
されたたわみ量により、たわみが大きすぎた場合、搬送
装置(レジストローラ対部)での速度を遅くするようレ
ジストローラ制御部106がレジストローラモータの回
転量107を制御し、一方、たわみが少なすぎて転写材
を引っ張る場合にはレジストローラ対部での速度を速く
するように制御する。
【0013】図3は転写装置および搬送装置における転
写材の速度推定に基づきレジストローラの速度制御を行
う際のフローチャート図である。まず、第一速度推定部
100において搬送装置における転写紙の速度Vrおよ
び転写装置における転写紙の速度Vtを推定し(ステッ
プS1、S2)、両者の推定速度が0以上か否かを判断
する(ステップS3)。両者の速度差Vt−Vrが0以
上の場合(ステップS3にてYES)、搬送装置(レジ
ストローラ)の速度を速くする(ステップS4)。一
方、速度差Vt−Vrが0以上で(ステップS3にてN
O)、搬送装置の速度Vrと転写装置での速度Vtとの
差(Vr−Vt)が0.6mm/sec以下であるか否
か判断し(ステップS5)、速度差が0.6mm/se
c以下の場合には(ステップS5でYES)、そのまま
の搬送速度にて処理を行う。また、速度差が0.6mm
/sec未満の場合には(ステップS5でNO)、搬送
装置(レジストローラ)の速度を遅くする(ステップS
6)。このような制御を行うことにより、以下のような
速度制御を行うことが可能となる。たとえば、転写材の
厚みが90μmであり、作成される画像が黒の文字画像
で5%の画像面積率であった場合、転写材の搬送速度は
転写装置では149.8mm/secト推定され、搬送装
置(レジストローラ対部)では150.3mm/secと
なり、この状態ではたわみを適正に保てる。
【0014】しかしOHP紙においてカラーの画像面積
率の50%である画像の場合ではOHP紙表面の摩擦係
数は低く、かつトナーが滑るため転写装置での搬送速度
は149.5mm/secとなり、搬送装置における転写
材速度との差が大きくレジストローラ対との間のたわみ
は大きくなる。このような場合、OHP紙の転写材とし
てのこしが強いためOHP紙が転写装置方向に押され、
画像がずれてしまう。したがってこのような場合にレジ
ストローラ対部の回転数をさげ、レジストローラ対での
転写材の搬送速度を150.0mm/secとなるよう
に、レジストローラ対の回転を制御するように転写材の
速度を設定される。また転写材厚みが70μmで表面の
摩擦係数が高い第2原図であり画像が直線のみの面積率
3%の画像形成が行なわれた場合、転写材の搬送速度は
転写装置では150.3mm/secとなり、一方、レジ
ストローラ対部の搬送装置では150.3mm/secな
ることが実験的に把握できた。この場合、レジストロー
ラ対と転写装置間でのたわみがなくなり、転写材に張力
が加わり転写画像を乱すため、レジストローラ対の回転
数を上げ、レジストローラ対部での転写紙速度を15
0.5mm/secとすることによりたわみを作成し、転
写材の速度を設定する。また、画像形成装置の他の構成
要素に対する影響を抑圧するためには、転写材の搬送速
度は、149.0mm/sec以上150.5mm/sec
以下になるようにすることが好ましい。この範囲を外れ
ると画像形成装置の他の構成要素に影響を及ぼし、たと
えば、排紙等が適切に行われなくなるためである。な
お、上記説明では搬送速度変動要因に関するデータをメ
モリに記憶し、また、各変動要因に応じた転写装置、搬
送装置における転写材の搬送速度をメモリのテーブルと
して記憶した例を挙げて説明したが、メモリ内にテーブ
ルを備えず、記憶された変動要因に関するデータを用い
て演算により搬送速度の推定を行ってもよい。次に転写
装置と定着装置との間の転写材の速度制御について説明
する。
【0015】図4は本発明にかかる画像形成装置の転写
装置と定着装置間でのたわみ量を推定するための制御ブ
ロックを示す図であり、第二速度推定部200は定着装
置での転写材の速度推定部201と、転写装置での転写
材の転写装置速度推定部102と、転写材特性推定部1
03と、画像特性推定部104とを有す。なお、転写装
置速度推定部102、転写材特性推定部103、画像特
性推定部104は前述した第一の実施例と同じであるた
め、その説明を省略するが、画像特性推定部104には
転写材上のトナーののり具合を知り、それによる定着装
置での滑り量をあらかじめ実験によりもとめ入力してあ
る。図2の定着装置速度推定部201では、定着ローラ
に関して定着温度、定着ローラ径、加圧ローラ径および
初期状態の定着ローラと加圧ローラの径、使用履歴があ
らかじめ入力されデータとして設定されている。これら
のデータは製造時にばらつきも含めている。また定着ロ
ーラと加圧ローラの表面性として摩擦係数データが入力
されている。定着装置速度推定部201では定着温度に
応じた定着ローラ径および加圧ローラ径の補正値に関す
るテーブルが記憶されており、センサーによって検知さ
れた定着温度による定着ローラ径および加圧ローラ径の
推定値から定着装置での転写材の速度を推定する。上記
のように構成した第二速度推定部200では、定着装置
速度推定部201において定着装置における転写材の搬
送速度が推定され、また、転写装置速度推定部102に
おいては転写材の剛性などの物性値を考慮して転写装置
における転写材の速度が推定されるので、これらの推定
された推定された速度を第二たわみ量推定部205に入
力し、定着装置と転写装置部と間でのたわみ量を推定す
る。推定されたたわみ量により、たわみが大きすぎた場
合、定着装置での速度を速くするよう定着ローラ制御部
206が定着装置のローラモータの回転量207を制御
し、一方、たわみが少なすぎて転写材を引っ張る場合に
は定着装置での速度を速くするように制御する。
【0016】図5は転写装置および定着装置における転
写材の速度推定に基づき定着装置の定着ローラの速度制
御を行う際のフローチャート図である。まず、第二速度
推定部200において定着装置における転写紙の速度V
fおよび転写装置における転写紙の速度Vtを推定し
(ステップS7、S8)、両者の推定速度が0以上か否
かを判断する(ステップS9)。両者の速度差Vf−V
tが0以上の場合(ステップS9にてYES)、定着装
置の速度を遅くする(ステップS10)。一方、速度差
Vf−Vtが0以上で(ステップS9にてNO)、定着
装置の速度Vfと転写装置での速度Vtとの差(Vt−
Vf)が0.6mm/sec以下であるか否か判断し
(ステップS11)、速度差が0.6mm/sec以下
の場合には(ステップS11でYES)、そのままの搬
送速度にて処理を行う。また、速度差が0.6mm/s
ec未満の場合には(ステップS11でNO)、定着装
置の速度を速くする(ステップS12)。このような制
御を行うことにより、以下のような速度制御を行うこと
が可能となる。たとえば、転写材の厚みが90μmであ
り、作成される画像が黒の文字画像で5%の画像面積率
であった場合、転写材の搬送速度は転写装置では149
・8mm/secと推定され、定着装置では149.3m
m/secとなり、この状態ではたわみを適正に保てる。
しかし、OHP紙においてカラーの画像面積率の50%
である画像の場合ではOHP紙表面の摩擦係数は低く、
かつトナーが滑るため転写装置での搬送速度は149.
5mm/secとなる。また、定着装置では定着温度も高
く、粘着性もあがるため、定着装置での搬送速度は14
9.6mm/secとなり、転写装置と定着装置との間
での速度差が小さく引っ張り合いになってしまう。した
がって、このような場合に定着装置の回転数をさげ、定
着装置での転写材の搬送速度を149.2mm/secと
なるように、定着装置の定着ローラを駆動しているモー
タの回転を制御することで転写材の速度を設定する。ま
た転写材厚みが70μmで表面の摩擦係数が高い第2原
図であり画像が直線のみの面積率3%の画像形成が行な
われた場合、転写材の搬送速度は転写装置では150.
3mm/secとなり、一方、定着装置では149.2m
m/secなることが実験的に把握できた。この場合、定
着装置と転写装置間でのたわみが大きくなり、転写画像
を乱すため、定着装置の定着ローラを駆動しているモー
タの回転数を上げ、定着装置での転送材の速度を上げる
ことにより、たわみを小さくするよう転写材の速度を設
定する。また、画像形成装置の他の構成要素に対する影
響を抑圧するためには、転写材の搬送速度は、149.
0mm/sec以上150.5mm/sec以下になるよう
にすることが好ましい。この範囲を外れると画像形成装
置の他の構成要素に影響を及ぼし、たとえば、排紙等が
適切に行われなくなるためである。
【0017】なお、上記各実施例の説明においては、ヒ
ータ35を内蔵した定着ローラ32を例に挙げて説明し
たが、図6に示すようにヒータ35、加圧ローラ33、
ローラ36、定着ベルト37により構成した定着装置を
用いることもできる。このような定着装置の場合、ロー
ラ36の駆動の回転数を変えることにより搬送速度を変
化することができるし、図示を省略した各ローラ33、
36等を支えるバネの強さを変化させ、定着ベルト37
の張力を変化させ、定着装置での転写材の搬送速度を変
化させることもできる。さらに、搬送速度変動要因に関
するデータをメモリに記憶し、また、各変動要因に応じ
た転写装置、定着装置における転写材の搬送速度をメモ
リのテーブルとして記憶した例を挙げて説明したが、メ
モリ内にテーブルを備えず、記憶された変動要因に関す
るデータを用いて演算により搬送速度の推定を行っても
よい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、搬送装置にお
ける転写材の搬送速度と、転写装置における転写材の搬
送速度とを推定し、両者の速度差に応じて搬送装置の搬
送速度を制御するので、搬送装置と転写装置での速度差
による画像のずれ、スキューなどを防ぐことができる。
請求項2記載の発明では、転写材の搬送速度を推定する
要因として、搬送手段の特性、転写装置の特性、転写材
の特性、形成される画像のデータに分類することによ
り、転写材の速度推定を精度良く行うことができる。請
求項3記載の発明では、転写材の搬送速度の変動要因と
して、搬送装置の機械的大きさ、表面性、使用履歴を含
むことで、搬送装置における転写材の速度の推定を精度
よく行うことができる。請求項4記載の発明では、転写
装置における転写材搬送速度の変動要因として、転写装
置の機械的大きさ、転写材の表面性、転写装置の使用履
歴を含むことで、転写装置における転写材の搬送速度の
推定を精度よく行うことができる。請求項5記載の発明
では、搬送装置または転写装置における転写材の搬送速
度の変動要因として、転写材の厚み、大きさ、表面性、
転写材の物性値のデータを含むことで、転写材を転写装
置に送る搬送装置または転写装置における速度の推定を
精度よく行うことができる。請求項6記載の発明では、
転写装置での転写材の搬送速度の変動要因として、画像
の面積率を含むことで、搬送装置または転写装置におけ
る速度の推定を精度よく行うことができる。
【0019】請求項7記載の発明では、搬送装置での転
写材搬送速度と、搬送装置の機械的大きさ、表面性、使
用履歴との関係を、あらかじめテーブルもしくは演算式
として設定し、メモリに記憶しているので転写材の搬送
速度の推定を精度よく行うことができる。請求項8記載
の発明では、転写装置の機械的大きさおよび表面性と、
転写装置での転写材の搬送速度との関係を、あらかじめ
テーブルもしくは演算式として設定し、メモリに記憶し
ているので転写材の速度の推定を精度よく行うことがで
きる。請求項9記載の発明では、搬送装置または転写装
置での転写材の搬送速度と、転写材の厚み、大きさ、表
面性および転写材の物性値のデータとの関係を、あらか
じめテーブルもしくは演算式として設定し、メモリに記
憶しているので転写材の速度の推定を精度よく行うこと
ができる。請求項10記載の発明では、転写装置での転
写材の搬送速度と、形成される画像の面積率と転写材の
搬送速度との関係を、あらかじめテーブルもしくは演算
式として設定し、メモリに記憶しているので、転写材の
速度の推定を精度よく行うことができる。請求項11記
載の発明では、転写材の速度を制御する手段は搬送装置
の回転速度とすることにより、搬送速度の制御を画像ず
れやスキューなどをおこすことなく転写材の速度制御を
行うことができる。請求項12記載の発明では、転写装
置における転写材の搬送速度に上下限を設定しているの
で、画像形成装置内の他の装置とのバランスを保ち、画
像形成装置の安全性を高めることができる。
【0020】請求項13記載の発明では、転写装置にお
ける転写材の搬送速度と定着装置における転写材の搬送
速度とを推定し、両者の速度差に応じて定着装置の搬送
速度を制御するので、転写装置と定着装置とでの速度差
による画像のずれや転写材のたわみによる画像のこすれ
などを防ぐことができる。請求項14記載の発明では、
転写材の速度変動にかかわる要因に定着装置の特性、転
写装置の特性、転写材の特性、周辺環境の特性、形成さ
れる画像の特性に分類し、これらの要因により転写装置
及び定着装置における転写材の搬送速度を推定すること
により転写材の速度の推定を精度良く行なうことができ
る。請求項15記載の発明では、定着装置における転写
材の搬送速度の変動要因として、定着温度、定着装置の
機械的大きさ、表面性、使用履歴を含むことで、定着装
置における転写材の速度推定を精度よく行うことができ
る。請求項16記載の発明では、転写装置における転写
材の搬送速度の変動要因として、転写装置の機械的大き
さ、表面性、使用履歴を含むことで、転写装置における
転写材の速度の推定を精度よく行うことができる。請求
項17記載の発明では、定着装置または転写装置におけ
る転写材の搬送速度の変動要因として、転写材の厚み、
大きさ、表面性、転写材の物性値のデータを含むこと
で、定着装置または転写装置における速度の推定を精度
よく行うことができる。請求項18記載の発明では、定
着装置または転写装置における転写材の搬送速度の変動
要因として、形成される画像の面積率を含むことで、定
着装置または転写装置における転写材の速度の推定を精
度よく行うことができる。請求項19記載の発明では、
定着装置での転写材の搬送速度と、定着温度、および定
着装置の機械的大きさ、表面性、使用履歴を、あらかじ
めテーブルもしくは演算式として設定し、メモリに記憶
するので定着装置における転写材の速度の推定を精度よ
く行うことができる。請求項20記載の発明では、転写
装置で転写材の搬送速度と、転写装置の機械的大きさと
表面性との関係を、あらかじめテーブルもしくは演算式
として設定し、メモリに記憶するので転写装置における
転写材の速度の推定を精度よく行うことができる。請求
項21記載の発明では、定着装置または転写装置での転
写材の搬送速度と転写材の厚み、大きさ、表面性および
転写材の物性値のデータとの関係を、あらかじめテーブ
ルもしくは演算式として設定し、メモリに記憶するので
定着装置または転写装置での転写材の速度の推定を精度
よく行うことができる。請求項22記載の発明では、定
着装置または転写装置での転写材の搬送速度と形成され
る画像の面積率との関係を、あらかじめテーブルもしく
は演算式として設定し、メモリに記憶するので定着装置
または転写装置における転写材の速度の推定を精度よく
行うことができる。
【0021】請求項23記載の発明では、定着装置とし
てローラ状のものを用い、定着装置の速度をローラの回
転制御により行うことができる。請求項24記載の発明
では、定着装置として複数のローラに張架されたベルト
状のものを用い、定着装置における転写材の搬送速度制
御は該ローラの回転速度とすることで、転写材速度の推
定結果に基づいた定着での転写材の速度制御を行うこと
ができる。請求項25記載の発明では、定着装置として
複数のローラに張架されたベルト状のものを用い、定着
装置における転写材の搬送速度制御は該ベルトの張力と
することで、転写材速度の推定結果に基づいた定着での
転写材の速度制御を行うことができる請求項26記載の
発明では、定着装置における転写材の搬送速度に上下限
を設定しているので、画像形成装置内の他の装置とのバ
ランスを保ち、画像形成装置の安全性を高めることがで
きる。請求項27記載の発明では、搬送装置と転写装置
との間における転写材の搬送速度差を第1速度推定部で
得、また転写装置と定着装置との間における転写材の搬
送速度差を第2速度推定部で得、前記第1速度推定部、
第2速度推定部で得られた速度差に応じて搬送装置や定
着装置の駆動を制御したので、画像形成装置内における
処理のバランスを保ち、高品位な画像を形成することが
できる画像形成装置の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカラー画像形成装置の画像形
成部を概略的に示す構成図である。
【図2】本発明にかかる画像形成装置の転写装置と搬送
装置間でのたわみ量を推定するための制御ブロックを示
す図である。
【図3】本発明にかかる画像形成装置の転写装置および
搬送装置における転写材の速度推定に基づきレジストロ
ーラの速度制御を行う際のフローチャート図である。
【図4】本発明にかかる画像形成装置の転写装置と定着
装置間でのたわみ量を推定するための制御ブロックを示
す図である。
【図5】本発明にかかる画像形成装置の転写装置および
定着装置における転写材の速度推定に基づき定着装置の
定着ローラの速度制御を行う際のフローチャート図であ
る。
【図6】本発明を適用したカラー画像形成装置の画像形
成部の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 書き込み装置、3 感光体(像担持体)、4 転写
ローラ(転写装置)、5帯電ローラ、7 現像装置、8
中間転写体(中間転写ベルト)、17 レジストロー
ラ対(搬送装置)、24 バネ、32 定着ローラ(定
着装置)、33加圧ローラ、35 ヒータ、36 ロー
ラ、37 定着ベルト、100 第1速度推定部、10
1 搬送装置速度推定部、102 転写装置速度推定
部、103 転写材速度推定部、104 画像特性推定
部、105 第1たわみ量推定部、106 レジストロ
ーラ制御部、107 レジストローラ駆動用モータ、2
00 第2速度推定部、201 定着装置速度推定部、
205 第2たわみ量推定部、206 定着ローラ制御
部、207 定着ローラ駆動用モータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 EC20 ED16 ED24 ED25 EE03 EE04 EE07 EE08 EE10 2H033 AA01 AA15 BA08 BA11 BB12 BB37 CA07 CA13 CA16 CA17 CA36 2H072 AB07 AB09 CA01 CB09 2H200 FA04 FA20 GA02 GA03 GA04 GA05 GA06 GA23 GA34 GA47 GA50 GB22 HA02 HB12 HB22 JA02 JA25 JA26 JA27 JA29 JA30 JB06 JB10 JB20 JC03 JC13 JC15 JC16 JC17 JC19 JC20 MA03 MA04 MA20 MB04 MC06 MC20 PA11 PA24 PB24 PB25 3F049 DA12 EA12 LA02 LA07 LB03

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を形成するための像担持体と、
    転写材を転写装置に送る搬送装置と、転写材を搬送する
    と共に像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写す
    る転写装置とを有し、前記搬送装置における転写材の搬
    送速度と、前記転写装置での転写材の搬送速度とを、転
    写材搬送速度の変動要因に基づき推定し、前記搬送装置
    における転写材の搬送速度を制御することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記転写材搬送速度の変動要因は、搬送装置の特性、転
    写装置の特性、転写材の特性、形成される画像のデータ
    に分類されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の画像形成
    装置において、転写材の搬送速度を推定するための要因
    として、搬送装置の機械的大きさ、表面性、使用履歴を
    含むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の画像形成
    装置において、転写装置での転写材の搬送速度を推定す
    るための要因として、転写装置の機械的大きさ、表面
    性、使用履歴を含むことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の画像形成
    装置において、搬送装置または転写装置での転写材の搬
    送速度を推定する為の要因として、転写材の厚み、大き
    さ、表面性、転写材の物性値のデータが含まれることを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の画像形成
    装置において転写装置での転写材の搬送速度を推定する
    ための要因として、形成される画像の面積率を含むこと
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2記載の画像形成
    装置において、搬送装置での転写材搬送速度と、搬送装
    置の機械的大きさおよび該搬送手段の表面性および使用
    履歴との関係を、あらかじめテーブルもしくは演算式と
    して設定し、メモリに記憶されていることを特徴とする
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2記載の画像形成
    装置において、搬送装置と、転写装置の機械的大きさお
    よび転写装置の表面性と使用履歴との関係を、あらかじ
    めテーブルもしくは演算式として設定し、メモリに記憶
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2記載の画像形成
    装置において、搬送装置または転写装置での転写材搬送
    速度と、転写材の厚みおよび大きさおよび表面性および
    物性値のデータとの関係を、あらかじめテーブルもしく
    は演算式として設定し、メモリに記憶されていることを
    特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置において、転写装置での転写材搬送速度と、形成
    される画像の面積率と転写材搬送速度との関係を、あら
    かじめテーブルもしくは演算式として設定し、メモリに
    記憶されていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置において、転写材の速度制御は搬送装置の回転速
    度であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像形成装置におい
    て、搬送装置の速度は上下限を設定することを特徴とす
    る画像形成装置。
  13. 【請求項13】 トナー像を形成するための像担持体
    と、転写材を搬送すると共に像担持体に形成されたトナ
    ー像を転写材に転写する転写装置と、転写材に転写され
    たトナー像を転写材に定着する定着装置とを備え、前記
    転写装置での転写材の搬送速度と、前記定着装置での転
    写材の搬送速度とを、転写材の搬送速度の変動要因に基
    づき推定し、定着装置における転写材の搬送速度を制御
    することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像形成装置におい
    て、前記転写材搬送速度の変動要因は、定着装置の特
    性、転写装置の特性、転写材の特性、形成される画像の
    データに分類されることを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14記載の画
    像形成装置において、定着装置で転写材搬送速度を推定
    するための要因として、定着温度、定着装置の機械的大
    きさ、定着装置の表面性、定着装置の履歴を含むことを
    特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項13または請求項14記載の画
    像形成装置において、転写装置での転写材の搬送速度を
    推定するための要因として、転写装置の機械的大きさ、
    表面性、使用履歴を含むことを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項13または請求項14記載の画
    像形成装置において、定着装置または転写装置での転写
    材の搬送速度を推定する為の要因として、転写材の厚
    み、大きさ、表面性、転写材の物性値のデータが含まれ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項13または請求項14記載の画
    像形成装置において、定着装置または転写装置での転写
    材の搬送速度を推定するための要因として、形成される
    画像の面積率を含むことを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 請求項13または請求項14記載の画
    像形成装置において、定着装置での転写材の搬送速度
    と、定着温度および定着装置の機械的大きさおよび定着
    装置の表面性、使用履歴との関係を、あらかじめテーブ
    ルもしくは演算式として設定し、メモリに記憶されてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項13または請求項14記載の画
    像形成装置において、転写装置で転写材の搬送速度と、
    転写装置の機械的大きさ、表面性および使用履歴との関
    係を、あらかじめテーブルもしくは演算式として設定
    し、メモリに記憶されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  21. 【請求項21】 請求項13または請求項14記載の画
    像形成装置において、定着装置または転写装置での転写
    材の搬送速度と、転写材の厚みおよび大きさ、表面性、
    物性値のデータとの関係を、あらかじめテーブルもしく
    は演算式として設定し、メモリに記憶されていることを
    特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項13または請求項14記載の画
    像形成装置において、定着装置または転写装置での転写
    材の搬送速度と、形成される画像の面積率との関係を、
    あらかじめテーブルもしくは演算式として設定し、メモ
    リに記憶されていること特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 請求項13記載の画像形成装置におい
    て、定着装置はローラ状であり、定着装置における転写
    材搬送速度制御は、定着装置のローラの回転速度を制御
    したものであることを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 請求項13記載の画像形成装置におい
    て、定着装置は複数のローラに張架されたベルト状であ
    り、定着装置における転写材搬送速度制御は、定着装置
    のローラの回転速度を制御したものであることを特徴と
    する画像形成装置。
  25. 【請求項25】 請求項13記載の画像形成装置におい
    て、定着装置は複数のローラに張架されたベルト状であ
    り、定着装置における転写材搬送速度制御は、ベルトの
    張力を制御したものであることを特徴とする画像形成装
    置。
  26. 【請求項26】 請求項23、24、25記載の画像形
    成装置において、制御される定着装置の搬送速度は上下
    限を設定したことを特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】 トナー像を形成するための像担持体
    と、転写材を転写装置に送る搬送装置と、転写材を搬送
    すると共に像担持体に形成されたトナー像を転写材に転
    写する転写装置と、転写材に転写されたトナー像を転写
    材に定着する定着装置と、前記搬送装置における転写材
    の搬送速度と、前記転写装置での転写材の搬送速度と
    を、転写材搬送速度の変動要因に基づき推定する第1速
    度推定部と、前記定着装置における転写材の搬送速度
    と、前記転写装置での転写材の搬送速度とを、転写材搬
    送速度の変動要因に基づき推定する第2速度推定部とを
    備え、前記第1速度推定部および第2速度推定部あるい
    は第1速度推定部または第2速度推定部の出力により、
    搬送装置および定着装置の駆動あるいは搬送装置または
    定着装置の駆動を制御したことを特徴とする画像形成装
    置。
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