JP2014163078A - 基礎スペーサー - Google Patents

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辰一郎 有明
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Abstract

【課題】高さ調整を容易かつ効率よく実施できるスペーサー類を提供する。
【解決手段】基礎スペーサー(10)はベース部材(11)と、ベース部材(11)の上方に配置される受け部材(21)と、ベース部材と受け部材との間に配置され、水平方向に移動することにより、ベース部材と受け部材との間隔を変化させる高さ調整部材(31)と、ベース部材と受け部材との間に配置され、高さ調整部材を水平方向に移動させる操作機構(41)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築分野において、建物の基礎の上に載置されて、基礎の高さ調整に用いられるスペーサーに関する。
建築施工において、コンクリート等で建物の基礎を構築し、基礎天端には木製あるいは鋼製の土台あるいは大引といった梁が水平に載せられる。ところが基礎天端が所定の高さに揃っていない場合には、土台あるいは大引といった梁が傾く等の不都合が生じるため、基礎天端の高さ調整を行う必要がある。基礎天端の高さ調整として例えば、基礎天端を削ったり、基礎天端に予め成形されたスペーサーを載せたり、薄い金属製プレートを重ねて載せたり等の措置がとられていた。この場合、労務的な負担が大きくなるばかりでなく、工具および複数種類のスペーサーを準備しなければならず、手間がかかっていた。また薄い金属製プレートを重ねるだけでは大引を安定して支持することができない。
基礎天端の高さ調整を容易にするための技術として例えば特開2009−19427号公報(特許文献1)や、特開2002−309684号公報(特許文献2)や、特開2006−104843号公報(特許文献3)に記載のスペーサー類がこれまで提案されている。特許文献1〜3に記載のスペーサー類は、基礎天端に載置され、梁を下方から支持するものであり、梁に接触する上部材と基礎天端に接触する下部材とを備える。上部材と下部材は互いに接触し、これら両者の接触面が傾斜面にされている。そして傾斜面の接触箇所を相対的にずらすことによりスペーサー類の高さを調整するというものである。
特開2009−19427号公報 特開2002−309684号公報 特開2006−104843号公報
しかし、上記従来のようなスペーサー類にあっては、なおも改善すべき点がある。つまり特許文献1のスペーサーにあっては、六角穴に六角レンチ等の工具を挿入して伝達軸を回転させて高さ調整するため、六角穴の配置の如何によって高さ調整が困難であった。例えば建築施工現場において基礎天端にスペーサー類を載置して高さ調整する場合、作業者が建物の外側にいる場合に高さ調整することが可能であっても、作業者が建物の内側にいる場合には高さ調整できない場合がある。
また建築施工現場において先に基礎天端にスペーサー類を載置し、次にスペーサー類の上に土台あるいは大引といった梁を載置すると、上部材が梁を支持し、下部材が基礎に支持されるため、もはやスペーサー類の高さ調整を行うことができない。したがって、先にスペーサー類の高さ調整を済ませておき、次に梁をスペーサー類に載置する必要があった。このため施工手順が限定されてしまい、梁を載置する作業と、梁の高さ調整を並行して作業することが不可能であった。
本発明は、上述の実情に鑑み、高さ調整を容易かつ効率よく実施できるスペーサー類を提供することを目的とする。
この目的のため本発明による基礎スペーサーは、建物の基礎および梁間に配置されるスペーサーであって、木礎に載置されるベース部材と、ベース部材の上方に配置されて梁を下方から支持する受け部材と、ベース部材と受け部材との間に配置され、水平方向に移動することにより、ベース部材と受け部材との間隔を変化させる高さ調整部材と、ベース部材と受け部材との間に配置され、高さ調整部材を水平方向に移動させる操作機構とを備える。
かかる本発明によれば、操作機構がベース部材と受け部材との間に配置されることから、梁を受け部材に載置した後に梁の高さ調整を行うことができる。したがって、梁の載置と、梁の高さ調整を並行して行うことができる。
高さ調整部材の形状および構造は特に限定されない。本発明による基礎スペーサーは仮設用ではなく本設用であるから、経年変化しない構造であればよい。また同様にベース部材の上面または受け部材の下面の形状および構造も特に限定されない。一実施形態としてベース部材の上面または受け部材の下面は、高さ調整部材の水平移動方向の一方側から他方側に向かって高さが変化するように傾斜し、高さ調整部材と接触する傾斜面である。かかる実施形態によれば、高さ調整部材が傾斜面に沿ってせり上がることによって受け部材を高くすることができ、反対に高さ調整部材が傾斜面を下ることによって受け部材を低くすることができる。なお高さ調整部材の形状は傾斜面を摺動するくさび形状であってもよいし、あるいは傾斜面を転がる円柱形状であってもよいし、他の形状であってもよい。他の実施形態としてベース部材の上面および受け部材の下面は共に水平な平坦面であって、高さ調整部材はX字状にクロスした2部材であって、2部材の交差角度を変化させる構造でもよい。
好ましい実施形態として高さ調整部材は、ベース部材および受け部材間に挟まれるように配置され、高さ調整部材の水平移動方向の一方側を先端とし他方側を末端とし、末端から先端に向かって上下方向寸法が徐々に小さくなるよう先細に形成される。かかる実施形態によれば、先細に形成された高さ調整部材の先端方向に、当該高さ調整部材を水平移動させることよって受け部材を高くすることができる。反対に先太に形成された高さ調整部材の末端方向に、当該高さ調整部材を水平移動させることよって受け部材を低くすることができる。
高さ調整部材は、当該高さ調整部材の末端から先端に向かって上下方向寸法が徐々に小さくなるよう先細に形成されていればよく、具体的な形状は特に限定されない。高さ調整部材は、水平方向先端が先細に、水平方向末端が先太に形成されるものであれば、上述した作用を発揮することができる。より好ましい実施形態として高さ調整部材の下面および上面は、先端から末端まで広がる平坦面にそれぞれ形成される。かかる実施形態によれば、高さ調整部材の下面および上面が平坦面に形成されることから、高さ調整部材を水平方向に円滑に移動させることができる。また受け部材とベース部材との間配置されてこれら受け部材およびベース部材に挟まれる高さ調整部材が、側方からみて先細のくさび形状に形成される。これにより、高さ調整部材が水平方向先端側へ移動すると、受け部材とベース部材との間隔が大きくなる。したがって、受け部材を高くすることができる。あるいは、高さ調整部材が水平方向末端側へ移動すると、受け部材とベース部材との間隔が小さくなる。したがって、受け部材を低くすることができる。また受け部材に土台あるいは大引といった梁を載置しつつ、受け部材の高さ調整することが可能になる。
さらに好ましい実施形態として高さ調整部材の下面と接触するベース部材の上面は、先端から末端に向かって徐々に低くなる傾斜した平坦面であり、高さ調整部材の上面と接触する受け部材の下面は、水平な平坦面である。これにより高さ調整部材は、受け部材を水平に安定して支持することができる。好ましくは、高さ調整部材の下面は、水平方向先端側から水平方向末端側まで広がる平坦面に形成され、高さ調整部材の下面と接触するベース部材の上面も平坦面に形成される。また好ましくは、高さ調整部材の上面は、水平方向先端側から水平方向末端側まで広がる平坦面に形成され、高さ調整部材の上面と接触する受け部材の下面は、平坦面に形成される。これにより、高さ調整部材の移動距離に比例して、受け部材の高さ位置を調整することができる。
受け部材は、ベース部材に対して水平移動不能に規制されていることが好ましい。一実施形態として受け部材は下方へ突出する上側突起部を有し、ベース部材は上方へ突出して、上側突起部と上下方向に摺動可能に接触する下側突起部を有する。かかる実施形態によれば、受け部材の上側突起部がベース部材の下側突起部に接触するから、受け部材の水平方向の移動が規制される。したがって受け部材がベース部材から水平方向に逸脱する虞がない。そして上側突起部と下側突起部とが水平移動不能に係合しつつ、受け部材の高さ位置は変化可能とされる。
操作機構は様々な形態により実現可能である。一実施形態として操作機構は、高さ調整部材に設けられた雌ねじ孔と、高さ調整部材の水平移動方向に延びて雌ねじ孔に螺合する位置調整ねじと、ベース部材に設けられて位置調整ねじを高さ調整部材の水平移動方向に移動不能に規制するねじ係合部とを含む。かかる実施形態によれば、位置調整ねじを回動させることにより高さ調整部材を水平移動方向に進退動させることができる。したがって受け部材の高さ調整作業が容易になる。また、位置調整ねじの回動角度を適宜選定することにより、微視的な高さ調整が可能になる。
好ましい実施形態として、受け部材をベース部材に固定する受け部材固定手段をさらに備える。かかる実施形態によれば、受け部材の高さ調整が完了した後、受け部材固定手段によって受け部材をベース部材に固定すれば、受け部材の高さ位置が不用意に変化することがない。
一般的な梁は長尺であり、作業者の膝ないし腰の高さに設置される。作業者は梁の両側方のうち一方の側方に身を置いて作業する。そこで好ましい実施形態として、操作機構および受け部材固定手段は、高さ調整部材の水平移動方向の一方側に配置される。かかる実施形態によれば、梁の一方の側方に、高さ調整部材の水平移動方向の一方側を合わせておくことにより、高さ調整作業および受け部材固定作業を効率よく進めることができる。なお、操作機構の配置箇所や受け部材固定手段の配置箇所は特に限定されず、他の実施形態として、操作機構および受け部材固定手段は、高さ調整部材の水平移動方向の一方側および他方側にそれぞれ配置されてもよい。他の実施形態として操作機構および受け部材固定手段は、高さ調整部材の水平移動方向に対して直角な方向の両側あるいは片側に配置されてもよい。
好ましい実施形態として受け部材をベース部材に固定する第2の受け部材固定手段をさらに備え、第2の受け部材固定手段は、高さ調整部材の水平移動方向の他方側に配置される。かかる実施形態によれば、高さ調整部材の水平移動方向の両側で、受け部材をベース部材に固定することができる。
受け部材固定手段は様々な形態により実現可能である。一実施形態として受け部材固定手段は、ベース部材に設けられて水平方向に貫通する雌ねじ孔と、受け部材に設けられて上下方向に延びる長孔と、長孔に通され雌ねじ孔と螺合してベース部材および受け部材を連結固定する固定ねじとを含む。かかる実施形態によれば、固定ねじを締め付けることにより受け部材をベース部材に固定することができる。したがって受け部材の固定作業が容易になる。他の実施形態として水平方向に貫通する貫通孔を受け部材に設け、上下方向に延びる長孔をベース部材に設けてもよい。
より好ましい実施形態として受け部材固定手段は、高さ調整部材の水平移動方向の一方側に配置される第1の受け部材固定手段と、高さ調整部材の水平移動方向の他方側に配置され第2の受け部材固定手段とを含み、第1および第2の受け部材固定手段の固定ねじの頭部が、高さ調整部材の水平移動方向の一方側に配置される。かかる実施形態によれば、梁の一方の側方に、高さ調整部材の水平移動方向の一方側を合わせておくことにより、高さ調整作業および受け部材固定作業を効率よく進めることができる。
このように本発明によれば、土台あるいは大引といった梁を受け部材に載置したまま、受け部材の高さ調整が可能である。したがって梁を載置する作業と、梁の高さ調整作業を並行して作業することができる。この結果、高さ調整を容易かつ効率よく実施できる。
本発明の一実施形態になる基礎スペーサーを示す斜視図である。 同実施形態の基礎スペーサーを示す分解斜視図である。 同実施形態の基礎スペーサーを示す平面図である。 同実施形態の基礎スペーサーを示す底面図である。 同実施形態の基礎スペーサーを示す正面図である。 同実施形態の基礎スペーサーを示す背面図である。 同実施形態の基礎スペーサーを示す左側面図である。 基礎スペーサーの取り付け手順を示す説明図である。 基礎スペーサーの取り付け手順を示す説明図である。 本発明の他の実施形態になる基礎スペーサーを模式的に示す説明図である。 本発明のさらに他の実施形態になる基礎スペーサーを模式的に示す説明図である。 本発明の別の実施形態になる基礎スペーサーを模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態になる基礎スペーサーを示す斜視図である。図2は、同実施形態の基礎スペーサーを示す分解斜視図である。図3は、同実施形態の基礎スペーサーを示す平面図である。図4は、同実施形態の基礎スペーサーを示す底面図である。図5は、同実施形態の基礎スペーサーを示す正面図である。図6は、同実施形態の基礎スペーサーを示す背面図である。図7は、同実施形態の基礎スペーサーを示す左側面図である。基礎スペーサー10は、建物の基礎天端に所定間隔に複数載置されて、土台あるいは大引等と称する長尺な梁を水平に支持する。基礎スペーサー10は、下側に配置されるベース部材11と、上側に配置される受け部材21と、ベース部材11および受け部材21間に挟まれるように配置される高さ調整部材31とを備える。高さ調整部材は水平方向先端31pから水平方向末端31qまで延びる。そして図2に示すように、水平方向先端31pと水平方向末端31qを直線で結ぶ水平移動方向Dに移動可能である。ベース部材11、受け部材21、および高さ調整部材31は、厚み一定の鋼板を打ち抜き、曲げ加工された金物である。
ベース部材11は、平坦な下面13と、この下面13から隆起した平坦な傾斜面である上面12を有し、コンクリート製の基礎に載置される。上下方向視において下面13は上面12の四方を取り囲むように広がる。下面13には、基礎天端に取付固定するための貫通孔13hが、上面12から離れた箇所に複数穿設されている。本実施形態では、貫通孔13hが上面12よりも水平方向先端側および末端側にそれぞれ2箇所ずつ配置される。また各貫通孔13hは水平移動方向Dと直角方向(以下、側方という)に離れるように、上面12よりも一方の側方および他方の側方にそれぞれ配置される。各下面13は基礎天端に水平に載置される。また下面13には、後述する各貫通孔25hに対応する箇所に開口13oないし切り欠き13cが設けられる。
上面12は、ベース部材11の中心に配置され、水平移動方向Dを長手方向とする長方形であって、水平移動方向Dの先端側で最も高くなり、水平移動方向Dの末端側に向かって徐々に低くなる。ベース部材11のうち水平移動方向Dの末端側には、後述する操作機構41と受け部材固定手段51,61が配設される。またベース部材11のうち水平移動方向Dの先端側には、後述する第2の受け部材固定手段71が配設される。
受け部材21は、厚み一定であり、水平な中央部25と、中央部25のうち水平移動方向Dに離隔した両端側から上方に突出して互いに対向する1対の壁部26とを有する。中央部25および1対の壁部26は、受け部材21の側方からみてコ字状をなす。そして受け部材21は、1対の壁部26間に梁を安定して保持し、中央部25で梁の荷重を受け止める。中央部25は梁と接触する上面22と、高さ調整部材31と接触する下面23を有する。
水平な中央部25には、梁に取付固定するための貫通孔25hが、高さ調整部材31から離れた箇所に複数穿設されている。本実施形態では、貫通孔25hが水平移動方向Dの先端側および末端側にそれぞれ2箇所ずつ配置される。また各貫通孔25hは高さ調整部材31よりも一方の側方および他方の側方にそれぞれ配置される。
中央部25のうち水平移動方向Dの先端側部位には、下方へ突出する壁状の突起部24がさらに設けられる。突起部24は、図7に示すように、突起部24よりも水平移動方向D内側に配置された高さ調整部材31の水平方向先端31pと対向する。また突起部24は、突起部24よりも水平移動方向D内側に配置された上面12のうち最も高く隆起した水平移動方向Dの先端部12pとも対向する。
高さ調整部材31は側方からみてくさび形状であり、水平方向末端31qから水平方向先端31pに向かって上下方向寸法が徐々に小さくなるよう先細に形成される。高さ調整部材31の上面33は、水平方向先端31pから水平方向末端31qまでを長手方向とする平坦な長方形である。高さ調整部材31の水平方向末端31qは、上面33に対して直角な端面を構成する。
高さ調整部材31の下面32は、上面33の一方および他方の側方にそれぞれ設けられて面一になる。下面32は、水平方向先端31pから水平方向末端31qまでを長手方向とする平坦な長方形である。高さ調整部材31の両側縁には、下面32から突出して下方へ延びる壁状の案内部材35がそれぞれ設けられる。1対の案内部材35は、下面13から隆起する上面12を抱えるように保持する。これにより高さ調整部材31は上面12から側方へ外れることがなく、上面12に接触したまま水平移動方向Dに摺動可能に案内される。
下面32、上面33、および水平方向末端31qは高さ調整部材31の側方からみて直角三角形の輪郭をなす。高さ調整部材31の下面32と上面33がなす角度は、ベース部材11の上面12と下面13がなす角度と等しい。これにより、ベース部材11の下面13と、高さ調整部材31の上面33は平行となる。
ベース部材11の下面13が水平のとき、互いに面接触する高さ調整部材31の上面33および受け部材21の下面23も水平になる。さらに受け部材21の上面22も水平になる。これに対し、互いに面接触する高さ調整部材31の下面32およびベース部材11の上面12は、水平方向先端31pから水平方向末端31qに向かって徐々に低くなる傾斜面である。
したがって、ベース部材11の下面13が基礎天端に水平に載置されると、受け部材21の上面22も水平に維持される。高さ調整部材31を移動可能にするため、高さ調整部材31の下面32と上面33がなす角度は、1°以上45°未満の鋭角である。高さ調整の範囲を大きくする場合は、角度を大きくするとよい。円滑な移動と高さ調整範囲の両立のため、下面32と上面33がなす角度は好ましくは10°〜30°である。
上面12および下面32のいずれか一方には摩擦係数を低くするための処理が施される。上面33および下面23のいずれか一方にも摩擦係数を低くするための処理が施される。例えば上面12や下面23にポリオレフィンのフィルムを貼着する。これにより、高さ調整部材31は、ベース部材11と受け部材21との間を円滑に摺動可能とされる。
基礎スペーサー10は、高さ調整部材31を水平移動方向Dに移動させる操作機構41をさらに備える。操作機構41は、水平移動方向Dに延びる位置調整ねじ42と、雌ねじ孔34と、ねじ係合部14とを含む。位置調整ねじ42は十字溝が形成された正六角形の頭部43と、外周面に雄ねじが形成された軸部44を有する。軸部44は、鉛直な端面である水平方向末端31qに形成された雌ねじ孔34に螺合する。頭部43は水平移動方向Dの外側に配置される。
ベース部材11のうち水平移動方向Dの末端側には、上方へ突出する鉛直壁状のねじ係合部14が設けられる。ねじ係合部14は、鉛直壁状の水平方向末端31qと対面する。またねじ係合部14には、ねじ係合部14の上縁から下方に延びる切り欠き15が形成される。そして切り欠き15には、水平移動方向Dの外側から位置調整ねじ42の軸部44が通される。そして頭部43はねじ係合部14に係合して水平移動方向Dの移動を規制される。ただし頭部は切り欠き15に沿って上下方向の移動を許容される。
受け部材21は、下方へ突出する上側突起部を複数有する。本実施形態では、水平移動方向Dの末端側に2個の鉛直壁状の上側突起部27を有し、水平移動方向Dの先端側に1個の鉛直壁状の上側突起部28を有する。
またベース部材11は、上方へ突出する下側突起部を複数有する。本実施形態では、水平移動方向Dの末端側に2個の鉛直壁状の下側突起部17を有し、水平移動方向Dの先端側に1個の鉛直壁状の下側突起部18を有する。上側突起部27は下側突起部17からみて水平移動方向Dの外側にあり、上側突起部27および下側突起部17は互いに接触する。また上側突起部28は下側突起部18からみて水平移動方向Dの内側にあり、上側突起部28および下側突起部18は互いに接触する。これにより受け部材21は水平移動方向Dの先端側への移動が規制される。ただし上側突起部27,28が下側突起部17,18に摺接することにより、受け部材21は上下方向の移動が許容される。
基礎スペーサー10の高さ調整作業について説明する。
受け部材21を高くする場合、作業者は水平移動方向Dの末端側からねじ回しを用いて位置調整ねじ42の頭部43を反時計回りに回動させる。そうすると位置調整ねじ42の軸部44が高さ調整部材31を水平移動方向Dの先端側に繰り出す。そして高さ調整部材31は上面12を上る。これにより受け部材21は上昇する。
受け部材21を低くする場合、作業者は水平移動方向Dの末端側からねじ回しを用いて位置調整ねじ42の頭部43を時計回りに回動させる。そうすると位置調整ねじ42の軸部44が高さ調整部材31を水平移動方向Dの末端側に引き込む。そして高さ調整部材31は上面12を下る。これにより受け部材21は下降する。
このように本実施形態の操作機構41は、高さ調整部材31をベース部材11および受け部材21に対して相対移動させる。なお位置調整ねじ42は、受け部材21の高さの変化に伴って、切り欠き15内を上下移動することができる。
本実施形態の基礎スペーサー10は、受け部材21をベース部材11に固定する受け部材固定手段51,61,71をさらに備える。第1の受け部材固定手段51は、雌ねじ孔52と、長孔53と、固定ねじ54とを含む。雌ねじ孔52はベース部材11の下側突起部17に設けられて水平方向に貫通する。長孔53は受け部材21の上側突起部27に設けられて上下方向に延びる貫通孔である。
固定ねじ54は外周面に雄ねじが形成された軸部55と頭部56とを有する。軸部55は水平移動方向Dの外側から長孔53を貫通し、雌ねじ孔52に螺合する。頭部56は十字溝を有する正六角形である。長孔53の幅寸法は、軸部55の径寸法よりも大きいが、頭部56の寸法よりも小さい。したがって受け部材21は固定ねじ54を介してベース部材11に分離不能に取り付けられる。そして頭部56を締め付け方向に回転させて固定ねじ54を雌ねじ孔52に締め込むと、長孔53が設けられた上側突起部27が、雌ねじ孔52が設けられた上側突起部27および頭部56に挟まれる。これにより受け部材21はベース部材11に上下方向移動不能に連結固定される。なお受け部材21の固定を解除する場合、固定ねじ54を緩め方向に回動させるとよい。なお操作機構41による高さ調整の際、固定ねじ54は、受け部材21の高さの変化に伴って、長孔53内を上下移動することができる。
第1の受け部材固定手段51,61は、水平移動方向Dの末端側に配置される。これらのうち受け部材固定手段51は、高さ調整部材31からみて一方の側方に配置される。これに対し受け部材固定手段61は、高さ調整部材31からみて他方の側方に配置される。受け部材固定手段61も受け部材固定手段51と共通する構成であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
基礎スペーサー10は、受け部材21をベース部材11に固定する第2の受け部材固定手段71をさらに備える。第2の受け部材固定手段71は、雌ねじ孔72と、長孔73と、固定ねじ74とを含み、上述した受け部材固定手段51と共通する構成である。ただし雌ねじ孔72はベース部材11の下側突起部18に設けられる。長孔73は受け部材21の上側突起部28に設けられ、上下方向に延びる貫通孔である。固定ねじ74は、下側突起部17の上縁に形成されて上下方向に延びる切り欠き80に通される。そして、固定ねじ74の頭部76が下側突起部17よりも水平移動方向Dの外側に配置される。また固定ねじ74の軸部75は、下側突起部17から下側突起部18まで延び、その先端領域が長孔73を貫通する。そして軸部75の先端部が下側突起部18の雌ねじ孔72に螺合する。
軸部75の先端領域には、長孔73よりも水平移動方向Dの末端側に平座金77と、ばね座金78と、2個の六角ナット79が順次設けられる。これにより平座金77は2個の六角ナット79によって水平移動方向Dの末端側への移動を規制される。
長孔73の幅寸法は、軸部75の径寸法よりも大きいが、平座金77の径寸法よりも小さい。したがって受け部材21は固定ねじ74を介してベース部材11に分離不能に取り付けられる。そして頭部76を締め付け回転させて固定ねじ74を雌ねじ孔72に締め込むと、長孔73が設けられた上側突起部28が、雌ねじ孔72が設けられた上側突起部28および平座金77に挟まれる。これにより受け部材21はベース部材11に上下方向移動不能に連結固定される。なお操作機構41による高さ調整の際、固定ねじ74は、受け部材21の高さの変化に伴って、長孔73内および切り欠き80内を上下移動することができる。
本実施形態によれば、受け部材固定手段51,61が水平移動方向Dの末端側に配置され、第2の受け部材固定手段71が水平移動方向Dの先端側に配置される。したがって水平移動方向Dの両端側で受け部材21を確りと固定することができる。
また本実施形態によれば、受け部材固定手段51,61、71の固定ねじ54,74が全て水平移動方向Dの末端側から先端側へ延びる。そして固定ねじ54,74の頭部56,76が水平移動方向Dの外側に指向する。したがって作業者は、水平移動方向Dの末端側から固定ねじ54,74を容易に回動させることができる。
なお図示はしなかったが、簡易な実施形態として、受け部材固定手段51,61、71のうちのいずれか1つ、あるいは2つを有してもよい。
基礎スペーサー10の設置作業について説明する。従来の設置作業は、第1工程でコンクリート等の基礎を構築し、第2工程で基礎天端に複数の基礎スペーサー10を載置し、第3工程で複数の基礎スペーサー10がすべて同一の高さになるよう高さ調整を行い、第4工程で複数の基礎スペーサー10に共通な梁を載置する。
この他、本実施形態では、上記の第3工程と第4工程を逆にしてもよい。あるいは本実施形態では、上記の第3工程と第4工程を並行に行ってもよい。あるいは本実施形態では、以下詳細に述べる手順で基礎スペーサー10を設置してもよい。
まず作業者は、図8に示すように、土台または大引になる梁100を上下逆にしておき、梁100の下面101に基礎スペーサー10を上下逆に取り付ける。上下逆の姿勢であっても、受け部材21の各貫通孔25hは、開口13oないし切り欠き13cによってベース部材11側から容易に視認することができ、大引固定ねじ81を各貫通孔25hに通して梁100の下面101に螺合させることが可能である。これにより基礎スペーサー10を梁100に容易に取り付けることができる。この作業は建築施工現場でもできるが、予め梁の出荷工場で済ませておくことで、建築施工の効率化を図ることができる。
次に作業者は、図9の右側に示すように、梁100の下面101を下向きにして、建築施工現場に搬入した梁100を、壁状に連続する基礎110の基礎天端111に載置する。
次に作業者は、各基礎スペーサー10の末端側から、位置調整ねじ42を回動させて、梁100を所望の高さ位置に調整する。したがって本実施形態によれば、梁100を基礎スペーサー10に載せたまま、容易に高さ調整することが可能である。
次に作業者は、各基礎スペーサー10の末端側から、2本の固定ねじ54および1本の固定ねじ74を締め付け方向に回転させて、梁100を所望の高さ位置に固定する。
最後に作業者は、図9の左側に示すように、梁100の両側方において、コンクリートねじ82を貫通孔13hに通して基礎天端111に螺合させることが可能である。これにより基礎スペーサー10を基礎天端111に容易に取り付けることができる。なお上述したねじ81,82に併用して下面13に接着材料を付着してもよい。
したがって本実施形態によれば、基礎110の一方壁面側から複数の基礎スペーサー10に対して高さ調整作業および固定作業をすることができ、基礎110の他方壁面側へ行く必要がない。したがって建築施工の効率化を図ることができる。
次に本発明の変形例を説明する。図示はしなかったが、基礎スペーサー10は、連続する複数本の梁の継ぎ目に設置してもよい。これにより1個の基礎スペーサー10で2本の梁を支持することができる。
また他の変形例として、受け部材21の中央部25には、上方に向かって突出する第2の壁部を1対の壁部26,26間に設けてもよい。第2の壁部は梁の端面と接触して、梁が長手方向に移動することを規制する。
また他の変形例として、貫通孔13h,25hを増減させてもよい。また貫通孔25hを1対の壁部26に設けてよい。
次に本発明の他の実施形態につき説明する。図10は、本発明の他の実施形態になる基礎スペーサーを模式的に示す説明図である。なおこのうち、上述した実施形態と共通する部分については同一の符号を付す。基礎スペーサー83は、基礎110に載置されるベース部材11と、ベース部材11の上方に配置されて梁100を下方から支持する受け部材21と、ベース部材11と受け部材21との間に配置され、水平移動方向Dに移動することにより、ベース部材11と受け部材21との間隔を変化させる高さ調整部材31と、ベース部材11と受け部材21との間に配置され、高さ調整部材31を水平方向に移動させる操作機構41とを備える。ただし高さ調整部材31が2個の部材311,312をクロスさせたクロス部材の中央回動軸に取り付けられる点で上述した実施形態と異なる。
基礎スペーサー83の側方からみて、クロス部材を構成する2個の部材311,312は斜めに延びる。部材311の上端は回動軸834を介して受け部材21に回動可能に連結される。部材311の下端は、ベース部材11の上面833に摺動可能に接触する。部材312の下端は、回動軸835を介してベース部材11に回動可能に連結される。部材312の上端は受け部材21の下面23に摺動可能に接触する。上面833および下面23は互いに対向する水平な平坦面である。
2個の部材311,312の中央同士は回動軸31aを介して回動自在に連結される。さらに回動軸31aには雌ねじ孔を有する高さ調整部材31が回動自在に連結される。高さ調整部材31は水平移動方向Dに移動可能であり、2個の部材311,312とともにベース部材11と受け部材21との間隔を変化させることができる。
高さ調整部材31の雌ねじ孔には水平移動方向Dに延びる位置調整ねじ42の軸部44の先端部が螺合する。これに対し位置調整ねじ42の頭部43は、ねじ係合部14に水平移動方向Dに移動しないように係合する。位置調整ねじ42およびねじ係合部14は操作機構41を構成する。
基礎スペーサー83において、頭部43を締付方向に回転させると、位置調整ねじ42が高さ調整部材31を近づける方向に引き込む。そうすると2個の部材311,312の交差角度が変化し、2個の部材311,312の姿勢が倒れ込む。これにより受け部材21が下降する。また頭部43を緩め方向に回転させると、位置調整ねじ42が高さ調整部材31を遠ざける方向に押し出す。そうすると2個の部材311,312の交差角度が変化し、2個の部材311,312の姿勢が立ち上がる。これにより受け部材21が上昇する。
次に本発明のさらに他の実施形態につき説明する。図11は、本発明のさらに他の実施形態になる基礎スペーサーを模式的に示す説明図である。なおこのうち、上述した実施形態と共通する部分については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分について述べる。基礎スペーサー84は、上側部材313および下側部材314を有し、上側部材313の下端と下側部材314の上端と高さ調整部材31は回動軸31aを介して回動自在に連結される。
上側部材313の上端は回動軸834を介して受け部材21に回動可能に連結される。下側部材314の下端は回動軸835を介してベース部材11に回動可能に連結される。なお上側部材313の下端はベース部材11から離れ、下側部材314の上端は受け部材21から離れている。基礎スペーサー84においても、頭部43を回転させると、2個の部材313,314の交差角度が変化して、受け部材21が上昇または下降する。
次に本発明の別の実施形態につき説明する。図12は、本発明の別の実施形態になる基礎スペーサーを模式的に示す説明図である。なおこのうち、上述した実施形態と共通する部分については同一の符号を付す。基礎スペーサー85は、下側のベース部材11と、上側の受け部材21と、これらの部材に挟まれる高さ調整部材31とを備える。そしてベース部材11の上面12は、高さ調整部材31の水平移動方向Dの一方側から他方側に向かって高さが変化するように傾斜し、高さ調整部材31と接触する傾斜面である。
また基礎スペーサーの高さ調整部材31は、くさび形状に代えて、上面12に沿って転がり可能な大小複数の円柱体にされる。受け部材21はこれらの高さ調整部材31に下方から支持され、受け部材21の平坦な下面23は、水平に保持される。基礎スペーサー85においても、頭部43を回転させると、受け部材21が上昇または下降する。なお図示はしなかったが、下面23を平坦な傾斜面とし、上面12を水平な平坦面としてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明になる基礎スペーサーは、建築分野において有利に利用される。
10 基礎スペーサー、 11 ベース部材、 12 上面、 13 下面、 13h 貫通孔、 14 ねじ係合部、 15 切り欠き、 17,18 下側突起部、 21 受け部材、 22 上面、 23 下面、 25 中央部、 25h 貫通孔、 26 壁部、 27,28 上側突起部、 31 高さ調整部材、 31p 水平方向先端、 31q 水平方向末端、 32 下面、 33 上面、 35 案内部材、 41 操作機構、 42 位置調整ねじ、 51 受け部材固定手段、 54 固定ねじ、 61 受け部材固定手段、 71 第2の受け部材固定手段、 74 固定ねじ、 81 大引固定ねじ、 82 コンクリートねじ、 83,84,85 基礎スペーサー、 D 高さ調整部材の水平移動方向。

Claims (12)

  1. 建物の基礎および梁間に配置されるスペーサーであって、
    前記基礎に載置されるベース部材と、
    前記ベース部材の上方に配置されて前記梁を下方から支持する受け部材と、
    前記ベース部材と前記受け部材との間に配置され、水平方向に移動することにより、前記ベース部材と前記受け部材との間隔を変化させる高さ調整部材と、
    前記ベース部材と前記受け部材との間に配置され、前記高さ調整部材を前記水平方向に移動させる操作機構とを備える、基礎スペーサー。
  2. 前記ベース部材の上面または前記受け部材の下面は、前記高さ調整部材の水平移動方向の一方側から他方側に向かって高さが変化するように傾斜し、前記高さ調整部材と接触する傾斜面である、請求項1に記載の基礎スペーサー。
  3. 前記高さ調整部材は、前記ベース部材および前記受け部材間に挟まれるように配置され、前記高さ調整部材の水平移動方向の一方側を先端とし他方側を末端とし、前記末端から前記先端に向かって上下方向寸法が徐々に小さくなるよう先細に形成される、請求項2に記載の基礎スペーサー。
  4. 前記高さ調整部材の下面および上面は、前記先端から前記末端まで広がる平坦面にそれぞれ形成される、請求項3に記載の基礎スペーサー。
  5. 前記高さ調整部材の下面と接触する前記ベース部材の上面は、前記先端から前記末端に向かって徐々に低くなる傾斜した平坦面であり、
    前記高さ調整部材の上面と接触する前記受け部材の下面は、水平な平坦面である、請求項4に記載の基礎スペーサー。
  6. 前記受け部材は下方へ突出する上側突起部を有し、
    前記ベース部材は上方へ突出して、前記上側突起部と上下方向に摺動可能に接触する下側突起部を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の基礎スペーサー。
  7. 前記操作機構は、前記高さ調整部材に設けられた雌ねじ孔と、前記高さ調整部材の水平移動方向に延びて前記雌ねじ孔に螺合する位置調整ねじと、前記ベース部材に設けられて前記位置調整ねじを前記高さ調整部材の水平移動方向に移動不能に規制するねじ係合部とを含む、請求項1〜6のいずれかに記載の基礎スペーサー。
  8. 前記受け部材を前記ベース部材に固定する受け部材固定手段をさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の基礎スペーサー。
  9. 前記操作機構および前記受け部材固定手段は、前記高さ調整部材の水平移動方向の一方側に配置される、請求項8に記載の基礎スペーサー。
  10. 前記受け部材を前記ベース部材に固定する第2の受け部材固定手段をさらに備え、前記第2の受け部材固定手段は、前記高さ調整部材の水平移動方向の他方側に配置される、請求項9に記載の基礎スペーサー。
  11. 前記受け部材固定手段は、前記ベース部材に設けられて水平方向に貫通する雌ねじ孔と、前記受け部材に設けられて上下方向に延びる長孔と、前記長孔に通され前記雌ねじ孔と螺合して前記ベース部材および前記受け部材を連結固定する固定ねじとを含む、請求項8〜10のいずれかに記載の基礎スペーサー。
  12. 前記受け部材固定手段は、前記高さ調整部材の水平移動方向の一方側に配置される第1の受け部材固定手段と、前記高さ調整部材の水平移動方向の他方側に配置され第2の受け部材固定手段とを含み、前記第1および第2の受け部材固定手段の固定ねじの頭部が、高さ調整部材の水平移動方向の一方側に配置される、請求項11に記載の基礎スペーサー。
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