JP2014160213A - 顕微鏡システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】観察対象面に応じた適切な球面収差の補正を容易に行うことができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】顕微鏡システム100は、球面収差を補正する補正環13を備えた対物レンズ14と、対物レンズ14の光軸に直交するサンプルSの観察対象面に応じた補正環13の最適値を算出するコンピュータ20と、コンピュータ20で算出された最適値に従って補正環13を駆動する補正環駆動機構17と、を備える。コンピュータ20は、サンプルSに対する対物レンズ14の相対位置と相対位置に応じて生じる球面収差が補正された状態における補正環13の設定値である最適値との複数の組み合わせを取得し、取得した複数の組み合わせに基づいて相対位置と最適値との関係を示す関数を補間により算出し、関数と観察対象面から決定される相対位置とに基づいて観察対象面に応じた最適値を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡システムと顕微鏡システムのプログラムに関する。
顕微鏡によるサンプルの観察では、カバーガラスの厚さによって異なる量の球面収差が発生することが知られており、カバーガラスの厚さに起因する球面収差を補正する手段として対物レンズの補正環が知られている。
従来、補正環は、専らカバーガラスの厚さに起因する球面収差を補正する手段として用いられてきたが、サンプルの深部を観察する手法が開発され普及した近年では、観察対象面の深さに応じて変化する球面収差を補正する目的でも使用されている。
しかしながら、サンプルの画像を観察しながら最適に球面収差が補正されているか否かを判断することは容易ではないことから、補正環を用いて球面収差を補正する作業は、敬遠されがちであり、補正環が十分に活用されていないことも多い。このため、補正環を用いて球面収差を補正する作業を補助する技術が提案され、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1には、サンプルの温度、サンプルの屈折率、観察対象面の深さを含む観察条件に応じて、収差が最小となる補正環の最適回転位置を算出する顕微鏡システムが開示されている。特許文献1に開示される顕微鏡システムでは、観察条件を入力することで補正環が自動的に観察条件に応じた最適回転位置まで回転する。
特開2005−043624号公報
しかしながら、特許文献1に開示される顕微鏡システムでは、想定され得る観察条件毎に実験またはシミュレーションを事前に行って、その結果を記憶しておく必要がある。また、観察時には、観察対象面の深さだけではなく、サンプルの温度及び屈折率などのサンプルの情報も入力しなければない。つまり、ユーザは、観察に際してサンプルの状態を把握している必要があり、サンプルの状態がわからないと適切な補正が行えない。
このため、特許文献1に開示される顕微鏡システムとは異なる方法で、球面収差を補正する手段を用いて球面収差を補正する作業を補助する他の技術が求められている。
以上では、カバーガラスの厚さや観察対象面の深さによって変化する球面収差を補正する手段として補正環を例示したが、球面収差を補正する任意の手段において、同様の課題が生じうる。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、観察対象面に応じた適切な球面収差の補正を容易に行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、対物レンズと、球面収差を補正する補正装置と、サンプルに対する前記対物レンズの相対位置と前記相対位置に応じて生じる球面収差が補正された状態における前記補正装置の設定値である最適値との複数の組み合わせを取得し、取得した前記複数の組み合わせに基づいて前記相対位置と前記最適値との関係を示す関数を補間により算出し、前記関数と前記対物レンズの光軸に直交する前記サンプルの観察対象面から決定される前記相対位置とに基づいて前記観察対象面に応じた前記最適値を算出する制御装置と、前記制御装置で算出された前記最適値に従って前記補正装置を駆動する補正装置駆動装置と、を備える、顕微鏡システムを提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の顕微鏡システムにおいて、前記補正装置は、前記対物レンズ内のレンズを移動させる補正環である、顕微鏡システムを提供する。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載の顕微鏡システムにおいて、前記制御装置は、複数の前記相対位置を指定する観察者による入力を受け付けて、受け付けた前記相対位置毎に前記設定値を変更しながら取得した前記サンプルの複数の画像データの各々からコントラスト評価法または明るさ評価法により算出した評価値が最大となる前記設定値を前記最適値として決定し、前記相対位置と前記最適値との前記複数の組み合わせを取得する、顕微鏡システムを提供する。
本発明の第4の態様は、第2の態様に記載の顕微鏡システムにおいて、前記制御装置は、複数の前記相対位置を指定する観察者による入力を受け付けて、受け付けた前記相対位置毎に前記設定値を変更しながら取得した前記サンプルの複数の画像データの各々からコントラスト評価法または明るさ評価法により算出した評価値と前記設定値との関係を示すグラフを表示装置に表示させ、受け付けた前記相対位置毎に前記設定値を指定する観察者による入力を受け付けて、受け付けた前記設定値を前記最適値として決定し、前記相対位置と前記最適値との前記複数の組み合わせを取得する、顕微鏡システムを提供する。
本発明の第5の態様は、第4の態様に記載の顕微鏡システムにおいて、前記制御装置は、前記グラフを表示した前記表示装置への接触を検出して、接触を検出した位置にある前記グラフ上の点に対応する前記設定値を前記最適値として決定する、顕微鏡システムを提供する。
本発明の第6の態様は、第2の態様に記載の顕微鏡システムにおいて、前記制御装置は、前記相対位置及び前記補正装置の設定値を変更しながら取得された前記サンプルの複数の画像データの各々からコントラスト評価法または明るさ評価法により算出した評価値と前記相対位置と前記設定値との関係を示す3次元情報を図示して表示装置に表示させ、前記3次元情報上で複数点を指定する観察者による入力を受け付けて、受け付けた前記複数点の各々が示す前記設定値と前記相対位置の組み合わせを前記複数の組み合わせとして取得する、顕微鏡システムを提供する。
本発明の第7の態様は、第3の態様乃至第6の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡システムにおいて、前記制御装置は、前記サンプル内の評価対象とすべき範囲を指定する観察者による入力を受け付けて、前記受け付けた範囲内で前記評価値を算出する、顕微鏡システムを提供する。
本発明の第8の態様は、第1の態様乃至第7の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡システムにおいて、前記制御装置は、前記観察対象面を指定する観察者による入力を受け付けて、前記関数と受け付けた前記観察対象面から決定される前記相対位置とに基づいて前記観察対象面に応じた前記最適値を算出する、顕微鏡システムを提供する。
本発明の第9の態様は、対物レンズと球面収差を補正する補正装置と前記補正装置を駆動する補正装置駆動装置とを備える顕微鏡システムのプログラムであって、サンプルに対する前記対物レンズの相対位置と前記相対位置に応じて生じる球面収差が補正された状態における前記補正装置の設定値である最適値との複数の組み合わせを取得し、取得した前記複数の組み合わせから補間により前記相対位置と前記最適値との関係を示す関数を算出し、算出された前記関数と前記対物レンズの光軸に直交する前記サンプルの観察対象面から決定される前記相対位置とに基づいて前記観察対象面に応じた前記最適値を算出し、前記補正装置駆動装置に、算出された前記最適値に従って前記補正装置を駆動させる処理をコンピュータに実行させる、プログラムを提供する。
本発明によれば、観察対象面に応じた適切な球面収差の補正を容易に行うことができる技術を提供することができる。
本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る顕微鏡システムに含まれるコンピュータ20のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る顕微鏡システムによる観察前に行なわれる関数算出処理のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る顕微鏡システムによる観察時に行なわれる球面収差補正処理のフローチャートである。 関心領域の指定方法を説明するための図である。 評価値と補正環の回転角との関係を取得する方法を説明するための図である。 相対位置と補正環の回転角との関係を示す関数を取得する方法を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る顕微鏡システムによる観察前に行なわれる関数算出処理のフローチャートである。 評価値と補正環の回転角との関係を取得する方法を説明するための別の図である。 本発明の実施例3に係る顕微鏡システムによる観察前に行なわれる関数算出処理のフローチャートである。 評価値と対物レンズの相対位置と補正環の回転角との関係を示す3次元情報を図示した図である。
図1は、本実施例に係る顕微鏡システム100の構成を示す図である。図2は、顕微鏡システム100に含まれるコンピュータ20のハードウェア構成を示す図である。まず、図1及び図2を参照しながら、顕微鏡システム100の構成について説明する。
図1に例示される顕微鏡システム100は、顕微鏡装置10と、コンピュータ20と、モニタ30と、コンピュータ20への指示を入力するための複数の入力装置(キーボード40、補正環13を操作するための補正環操作装置41、及び、Zレボルバ15を操作するためのZレボルバ操作装置42)と、を備えている。モニタ30は、タッチパネルディスプレイ装置であり、表示装置であるとともに入力装置でもある。
顕微鏡装置10は、サンプルSを配置する透明試料台11と、透明試料台11を支持するステージ12と、球面収差を補正する補正装置である補正環13と、補正環13を備えた対物レンズ14と、対物レンズ14が装着されたZレボルバ15と、サンプルSを撮像する撮像装置16と、補正環13を回転させる補正環駆動機構17と、Zレボルバ15を対物レンズ14の光軸方向に移動させるZレボルバ駆動機構18と、を備えている。撮像装置16、補正環駆動機構17及びZレボルバ駆動機構18は、コンピュータ20に接続されていて、これらは、コンピュータ20の制御下で動作するように構成されている。
顕微鏡装置10では、サンプルSからの光が透明試料台11及び対物レンズ14を通って撮像装置16に集光することで、撮像装置16によりサンプルSが撮像され、サンプルSの画像データが取得される。取得した画像データは、コンピュータ20へ出力される。
補正環13は、回転量に応じて対物レンズ14内のレンズを光軸方向に移動させる手段であり、対物レンズ14を構成するレンズ間の距離の変化により対物レンズ14で生じる球面収差の量を変化させるものである。顕微鏡装置10では、補正環駆動機構17が補正環13を回転させることで、透明試料台11の厚さや観察対象面の深さによって発生量が変化する球面収差を、対物レンズ14の球面収差により良好に補正する。
図1では、球面収差を補正する補正装置として補正環13が例示されているが、補正装置は、補正環13に限られず、光路上で生じる球面収差の量を変化させることができるものであればよい。補正装置は、例えば、対物レンズ14と撮像装置16の間に配置される図示しない光学系のレンズを移動させる装置であってもよく、また、LCOS(Liquid crystal on silicon、商標)、DFM(Deformable Mirror)、液体レンズなどを用いた装置であってもよい。
また、図1では、Zレボルバ15を光軸方向に移動させることでサンプルSに対する対物レンズ14の相対位置を変化させてサンプルSの観察対象面を変化させる構成を例示しているが、観察対象面を変化させる構成は、これに限られない。サンプルSに対する対物レンズ14の相対位置を変化させることができるものであればよく、例えば、ステージ12を光軸方向に移動させることでサンプルSに対する対物レンズ14の相対位置を変化させてもよい。この場合、顕微鏡システム100は、Zレボルバ駆動機構18の代わりにステージ12を光軸方向に移動させるステージ駆動機構を備えても良い。
コンピュータ20は、顕微鏡システム100全体の動作を制御する制御装置であり、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの汎用のコンピュータであってもよく、または、専用装置であってもよい。
コンピュータ20は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)21、メモリ22、入力I/F23、出力I/F24、外部記憶装置25、及び、可搬記録媒体27が挿入される可搬記録媒体駆動装置26を備え、これらがバス28によって相互に接続されている。なお、図2は、コンピュータ20の構成の一例であり、コンピュータ20はこの構成に限定されるものではない。
CPU21は、プログラムを実行してコンピュータ20全体の制御を行う。メモリ22は、例えば、RAM(Random Access Memory)であり、プログラムの実行の際に、外部記憶装置25または可搬記録媒体27に記憶されているプログラムまたはデータを一時的に格納するメモリである。
入力I/F23は、入力装置であるキーボード40、補正環操作装置41、Zレボルバ操作装置42、及び、モニタ30からの信号を検出する手段であり、観察者による入力を受け付ける入力受付部として機能する。出力I/F24は、表示装置であるモニタ30へ信号を出力する手段であり、モニタ30の表示を制御する表示制御部として機能する。出力I/F24は、その他、図示しない印刷装置へ信号を出力しても良い。
外部記憶装置25は、例えば、ハードディスク記憶装置であり、主に各種データやプログラムの保存に用いられる。可搬記録媒体駆動装置26は、光ディスクやコンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体27を収容するもので、外部記憶装置25を補助する役割を有する。
図3は、本実施例に係る顕微鏡システムによる観察前に行なわれる関数算出処理のフローチャートである。図4は、本実施例に係る顕微鏡システムによる観察時に行なわれる球面収差補正処理のフローチャートである。以下、図3及び図4を参照しながら、顕微鏡システム100の動作について詳細に説明する。
顕微鏡システム100では、サンプルSを透明試料台11に配置後、サンプルSの観察を開始する前に、コンピュータ20により図3に示す関数算出処理が行われる。図3に示す処理は、外部記憶装置25または可搬記録媒体27に記録されているプログラムがメモリ22にロードされてCPU21で実行されることにより行われ、例えば、キーボード40などを用いた観察者による関数算出処理の開始指示によって開始される。
まず、コンピュータ20は、Zレボルバ駆動機構18を制御して、透明試料台11とサンプルSとの界面に焦点を合わせる(ステップS101)。このステップは、既知の任意の方法により行われ得る。このときのサンプルSに対する対物レンズ14の相対位置を位置Z0とする。
その後、コンピュータ20は、相対位置を指定する観察者による複数の入力を受け付けて、受け付けた相対位置をメモリ22に記憶させる(ステップS103)。観察者による相対位置の入力は、例えば、キーボード40などの入力装置を用いて行われる。
次に、コンピュータ20は、現在の相対位置(ここでは、位置Z0)におけるサンプルSの画像をモニタ30に表示させて、サンプルS内の評価対象とすべき範囲(以降、関心領域と記す)を指定する観察者による入力を受け付ける(ステップS105)。観察者による関心領域の入力は、例えば、図5に示すように、モニタ30に表示されたサンプルSの画像1を見ながら、より良好に観察すべき部分、例えば、サンプルS内の特徴的な形状を有する部分、が含まれるように、キーボード40などの入力装置を用いて行なわれる。コンピュータ20は、指定されたサンプルSの画像1の一部の領域を関心領域2として検出し、メモリ22に記憶させる。
さらに、コンピュータ20は、補正環13の回転角毎の評価値を算出する(ステップS107)。具体的には、コンピュータ20は、まず、補正環駆動機構17を制御して、図6(a)に示すように、補正環駆動機構17に補正環13を回転させる。そして、補正環13の回転角毎に撮像装置16にサンプルSの画像データを取得させる。つまり、補正装置の設定値である回転角を変更しながら撮像装置16に複数の画像データを取得させる。さらに、取得した画像データの各々から各画像のコントラストを示す評価値をコントラスト評価法により算出する。このとき、評価値は、ステップS105で観察者から受け付けた関心領域2の範囲内で算出する。その結果、図6(b)に示すような、評価値と補正環13の回転角との関係が得られる。
回転角毎の評価値が算出されると、コンピュータ20は、評価値が最大となる補正環13の回転角を最適値(ここでは、回転角θ0)として決定する(ステップS109)。これは、球面収差が良好に補正された状態では画像のコントラストが高くなることから、評価値が最大となる状態は球面収差が良好に補正された状態であると考えられるからである。なお、最適値とは、相対位置に応じて生じる球面収差が補正された状態における補正装置の設定値(ここでは、補正環13の回転角)のことである。
最適値が算出されると、コンピュータ20は、現在の相対位置(ここでは、位置Z0)とステップS109で決定した最適値(ここでは、回転角θ0)との組み合わせをメモリ22に記憶させる(ステップS111)。
その後、コンピュータ20は、ステップS103で受け付けたすべての相対位置に移動済みであるか否かを判断する(ステップS113)。未だ移動していない相対位置があると判断すると、Zレボルバ駆動機構18を制御して、対物レンズ14を次の相対位置(例えば、位置Z1)に移動させる(ステップS115)。その後、ステップS105からステップS111の処理を繰り返す。
このようにして、すべての相対位置でステップS105からステップS111までの処理を繰り返し行うことで、コンピュータ20は、相対位置毎に、算出した評価値が最大となる回転角を最適値として決定し、相対位置と最適値との複数の組み合わせを取得する。
すべての相対位置に移動済みであると判断すると、コンピュータ20は、メモリ22からステップS111で記憶した相対位置と最適値との複数の組み合わせを読み出して、その複数の組み合わせに基づいて相対位置と最適値との関係を示す関数を補間により算出する(ステップS117)。関数は、図7に示すように、相対位置Z0と最適値θ0との組み合わせと、相対位置Z1と最適値θ1との組み合わせから、線形補間により算出してもよい。なお、補間法は、線形補間法に限られず、任意の補間法を採用し得る。
最後に、コンピュータ20は、ステップS117で算出した関数をメモリ22に記憶させて(ステップS119)、処理を終了する。
顕微鏡システム100では、図3に示す関数算出処理が終了しサンプルSの観察を行うときに、コンピュータ20により図4に示す球面収差補正処理が行われる。図4に示す球面収差補正処理は、外部記憶装置25または可搬記録媒体27に記録されているプログラムがメモリ22にロードされてCPU21で実行されることにより行われ、例えば、キーボード40などを用いた観察者による球面収差補正処理の開始指示によって開始される。
まず、コンピュータ20は、観察対象面を指定する観察者による入力を受け付ける(ステップS201)。観察者による観察対象面の入力は、例えば、キーボード40などの入力装置を用いて行われる。
次に、コンピュータ20は、図3に示す関数算出処理で算出された相対位置と最適値との関係を示す関数をメモリ22から読み出す(ステップS203)。
そして、コンピュータ20は、ステップS203で読み出した関数とステップS201で受け付けた観察対象面から決定される相対位置とに基づいて、観察対象面に応じた最適値(つまり、補正環13の回転角)を算出する(ステップS205)。具体的には、ステップS203で読み出した関数にステップS201で受け付けた相対位置を代入することにより、観察対象面に応じた最適値を算出する。
最後に、コンピュータ20は、ステップS205で算出された最適値に従って、補正環駆動機構17に補正環13を回転させて(ステップS207)、処理を終了する。これにより、補正環駆動機構17は、コンピュータ20で算出された最適値に従って補正環13を回転させて、補正環13の回転角を最適値に設定する。
本実施例に係る顕微鏡システム100は、観察対象物であるサンプルSを用いて相対位置と最適値との関係を示す関数を補間により算出し、その関数を用いて球面収差を補正する。このため、顕微鏡システム100によれば、観察対象面の深さを変化させた場合であっても、観察対象面の深さに応じて変化する球面収差を適切に補正することができる。
また、観察者が複数の相対位置、関心領域、及び観察対象面を指定する入力を行うだけで、顕微鏡システム100は、観察対象面の深さに応じて変化する球面収差を適切に補正することができる。このため、顕微鏡システム100によれば、サンプルSの温度及び屈折率などのサンプルSの情報を観察者が入力することなく、観察対象面に応じた球面収差を容易に補正することが可能であり、また、観察者がサンプルSの情報を把握していない場合であっても適切に球面収差を補正することができる。
また、顕微鏡システム100は、観察開始前に観察対象物であるサンプルSを用いて関数を算出し、その関数を用いて球面収差を補正する。このため、顕微鏡システム100によれば、サンプルSの種類やサンプルSの状態毎の大量のデータを事前に準備する必要がなく、また、未知のサンプルSの観察にも対応することが可能となる。
また、顕微鏡システム100は、観察開始前に算出される関数は、複数の相対位置と最適値との組み合わせを補間することにより算出され、観察対象面に応じた最適値は、観察対象面から決定される相対位置を関数へ代入することにより算出される。このため、顕微鏡システム100によれば、球面収差を補正するために複雑な演算を行なう必要がなく、短時間で観察対象面に応じた球面収差を補正することができる。
また、顕微鏡システム100は、観察開始前に一度関数を算出すれば、その後は、観察対象面が変化する毎にその関数を用いて球面収差を補正することができる。このため、顕微鏡システム100によれば、観察対象面が変化する毎に関数を算出する必要がないため、短時間で観察対象面に応じた球面収差を補正することができる。従って、観察対象面の深さを変えながら大量の画像を撮像するZスタックを行う場合などに、特に好適である。また、関数に相対位置を代入するだけで最適値を算出することができるため、最適値を算出するだけのためにサンプルに光を照射する必要がない。このため、光の照射によりサンプルが褪色する蛍光観察において、特に好適である。
また、顕微鏡システム100では、ステップS103で受け付ける相対位置の入力を、対物レンズ14の焦点位置が透明試料台11とサンプルSとの界面よりもサンプルS側に位置するような相対位置の入力のみに限定してもよい。このように相対位置の入力を制限することで、相対位置に対応する対物レンズ14の焦点位置がサンプルS内に制限されるため、ステップS117でより適切に球面収差を補正する関数を算出することができる。
また、顕微鏡システム100では、ステップS101で移動した相対位置である位置Z0からの距離が対物レンズ14の作動距離(WD:working distance)以内の相対位置にのみ移動するように制限しても良い。これにより、対物レンズ14が透明試料台11に接触する事態を回避することができる。
また、顕微鏡システム100では、ステップS115において、ステップS101で移動した相対位置(位置Z0)に近い位置から順番に移動するようにしてもよい。移動する相対位置の順番をこのように決定することで、Zレボルバ駆動機構18による対物レンズ14の移動方向が一定になるため、バックラッシュの影響を取り除いた高精度な位置決めが可能となる。なお、ステップS107における補正環駆動機構17による補正環13の回転も一定の方向に制限することで、同様にバックラッシュの影響を取り除くことができる。また、移動方向や回転方向を一定の方向に制限する場合には、補正環駆動機構17としてステッピングモータを用いることが望ましい。補正環駆動機構17がステッピングモータであれば、変位量をステッピングモータの駆動パルス数をカウントすることで特定することができるため、変位センサを用いることなく、高精度位置決めが可能となるからである。
なお、図3及び図4で示す処理は、本実施例に係る顕微鏡システム100で行われる処理の一例であり、種々の変形が可能である。例えば、図3のステップS101では、透明試料台11とサンプルSの界面に焦点を合わせる例を示したが、最初から観察者が指定した相対位置に対物レンズ14を移動させても良い。
また、関心領域を指定する図3のステップS105は省略しても良い。ただし、サンプルS全体を評価するとステップS107で評価値のピークが複数生じる場合には、ステップS105で関心領域を指定することが望ましい。関心領域2を適切に指定することで評価値のピークが複数生じる事態を回避することができるため、コンピュータ20が最適値をより高速に決定することが可能となる。
また、図3のステップS107では、画像のコントラストを示す評価値の代わりに、画像の明るさを示す評価値を算出しても良く、この場合、コントラスト評価法の代わりに、明るさ評価法を採用しても良い。球面収差が良好に補正された状態では画像の明るさも高くなるからである。
なお、顕微鏡装置10の構成は、図1に示す構成に限られない。例えば、図1では、顕微鏡装置10が倒立顕微鏡として図示されているが、顕微鏡装置10は倒立顕微鏡に限られず、正立顕微鏡であっても良い。この場合、ステップS101では、透明試料台11とサンプルSの界面に焦点を合わせる代わりに、カバーガラスとサンプルSの界面に焦点を合わせる。
図8は、本実施例に係る顕微鏡システムによる観察前に行なわれる関数算出処理のフローチャートである。以下、図8を参照しながら、本実施例に係る顕微鏡システムの動作について詳細に説明する。なお、本実施例に係る顕微鏡システムは、図3に示す関数算出処理の代わりに、図8に示す関数算出処理を行う点が、実施例1に係る顕微鏡システム100と異なっている。その他の点は、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様であるので、同一の構成要素については、同一の符号で参照する。
本実施例に係る顕微鏡システムでは、サンプルSを透明試料台11に配置後、サンプルSの観察を開始する前に、コンピュータ20により図8に示す関数算出処理が行われる。図8に示す処理は、外部記憶装置25または可搬記録媒体27に記録されているプログラムがメモリ22にロードされてCPU21で実行されることにより行われ、例えば、キーボード40などを用いた観察者による関数算出処理の開始指示によって開始される。
なお、ステップS301からステップS307までの処理は、図3のステップS101からステップS107までの処理と同様である。ステップS307では、コンピュータ20は、補正環13の回転角毎の評価値を算出する。具体的には、コンピュータ20は、まず、補正環駆動機構17を制御して、図9(a)に示すように、補正環駆動機構17に補正環13を回転させる。そして、補正環13の回転角毎に撮像装置16にサンプルSの画像データを取得させる。さらに、取得した画像データの各々から各画像のコントラストを示す評価値をコントラスト評価法により算出する。このとき、評価値は、ステップS305で観察者から受け付けた関心領域2の範囲内で算出する。その結果、図9(b)に示すような、評価値と補正環13の回転角との関係が得られる。
回転角毎の評価値が算出されると、コンピュータ20は、例えば、図9(b)に示すような補正環13の回転角と評価値との関係を示すグラフを、モニタ30に表示させる(ステップS309)。
その後、コンピュータ20は、回転角を指定する観察者による入力を受け付ける(ステップS311)。観察者による回転角の入力は、モニタ30に表示されたグラフを参照しながら、補正環操作装置41などの入力装置を手動で用いて行われる。コンピュータ20は、受け付けた回転角を最適値として決定し(ステップS313)、現在の相対位置とステップS313で決定した最適値との組み合わせをメモリ22に記憶させる(ステップS315)。なお、観察者は、例えば、図8(b)に示すグラフ上の評価値が最大となる点Pに触れることで点Pに対応する回転角を指定してもよい。この場合、コンピュータ20は、グラフを表示したモニタ30への接触を検出して、接触を検出した位置にあるグラフ上の点Pに対応する回転角を最適値として決定する。
その後、コンピュータ20は、ステップS303で受け付けたすべての相対位置に移動済みであるか否かを判断する(ステップS317)。未だ移動していない相対位置があると判断すると、Zレボルバ駆動機構18を制御して、対物レンズ14を次の相対位置に移動させる(ステップS319)。その後、ステップS305からステップS315の処理を繰り返す。
このようにして、すべての相対位置でステップS305からステップS315までの処理を繰り返し行うことで、コンピュータ20は、相対位置毎にグラフ表示後に受け付けた回転角を最適値として決定して、相対位置と最適値との複数の組み合わせを取得する。
すべての相対位置に移動済みであると判断すると、コンピュータ20は、メモリ22からステップS315で記憶した相対位置と最適値との複数の組み合わせを読み出して、その複数の組み合わせに基づいて相対位置と最適値との関係を示す関数を補間により算出する(ステップS321)。その後、コンピュータ20は、算出した関数をメモリ22に記憶させて、処理を終了する(ステップS323)。
本実施例に係る顕微鏡システムによっても、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様の効果を得ることができる。また、種々の変形が可能である点も実施例1に係る顕微鏡システム100と同様である。
なお、実施例1に係る顕微鏡システム100では、相対位置毎の最適値は自動的に決定されるのに対して、本実施例に係る顕微鏡システムでは、相対位置毎に回転角と評価値の関係を示すグラフがモニタ30に表示された後に、観察者がグラフを参照しながら相対位置毎の最適値を決定する。このため、図9(b)に示すように評価値のピークが複数生じる場合やノイズの影響でピークを自動的に特定することが困難な場合などにも、相対位置毎の最適値を適切に決定することができる。
図10は、本実施例に係る顕微鏡システムによる観察前に行なわれる関数算出処理のフローチャートである。以下、図10を参照しながら、本実施例に係る顕微鏡システムの動作について詳細に説明する。なお、本実施例に係る顕微鏡システムは、図3に示す関数算出処理の代わりに、図10に示す関数算出処理を行う点が、実施例1に係る顕微鏡システム100と異なっている。その他の点は、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様であるので、同一の構成要素については、同一の符号で参照する。
本実施例に係る顕微鏡システムでは、サンプルSを透明試料台11に配置後、サンプルSの観察を開始する前に、コンピュータ20により図10に示す関数算出処理が行われる。図10に示す処理は、外部記憶装置25または可搬記録媒体27に記録されているプログラムがメモリ22にロードされてCPU21で実行されることにより行われ、例えば、キーボード40などを用いた観察者による関数算出処理の開始指示によって開始される。なお、ステップS401からステップS405までの処理は、図3のステップS101からステップS105までの処理と同様である。
コンピュータ20は、ステップS403で入力された対物レンズ14の相対位置近傍、即ち、ステップS403で入力された対物レンズ14の相対位置から補正環13の回転により変動すると想定される程度のZ範囲内で、補正環13の回転角と対物レンズ14の相対位置を変化させて複数の評価値を算出する(ステップS407)。そして、相対位置と回転角と評価値の複数の組み合わせをメモリ22に記憶させる(ステップS409)。
具体的には、コンピュータ20は、まず、補正環駆動機構17及びZレボルバ駆動機構18を制御して、図11(a)に示すように、補正環駆動機構17に補正環13を回転させて、Zレボルバ駆動機構18に対物レンズ14を移動させる。そして、補正環13の回転角毎で且つ対物レンズ14の相対位置毎に、撮像装置16にサンプルSの画像データを取得させる。つまり、回転角及び相対位置を変更しながら撮像装置16に複数の画像データを取得させる。さらに、取得した画像データの各々から各画像のコントラストを示す評価値をコントラスト評価法により算出して、評価値と相対位置と回転角との組み合わせをメモリ22に記憶させる。
その後、コンピュータ20は、ステップS403で受け付けたすべての相対位置に移動済みであるか否かを判断する(ステップS411)。未だ移動していない相対位置があると判断すると、Zレボルバ駆動機構18を制御して、対物レンズ14を次の相対位置に移動させる(ステップS413)。その後、ステップS405からステップS409の処理を繰り返す。
このようにして、すべての相対位置でステップS405からステップS409までの処理を繰り返し行うことで、コンピュータ20は、入力された相対位置毎に、入力された相対位置近傍における相対位置と回転角と評価値の複数の組み合わせを取得する。そして、コンピュータ20は、取得してメモリ22に記憶された複数の組み合わせからなる評価値と相対位置と回転角との関係を示す3次元情報を、例えば、図11(b)に示すように図示してモニタ30に表示させる(ステップS415)。図11(b)は、相対位置Zと回転角θを軸としたZθ平面における評価値の分布を示す等高線をステップS403で受け付けた相対位置毎に示した図であり、評価値と相対位置と回転角との関係を示す3次元情報を図示したものである。
その後、コンピュータ20は、図示された3次元情報上の複数点を指定する観察者による入力を受け付ける(ステップS417)。観察者による複数点の入力は、モニタ30に表示された3次元情報を参照しながら、モニタ30やキーボード40などの入力装置を用いて行われる。観察者は、例えば、図11(b)に示す図示された3次元情報上で、等高線毎に最も評価値が高い1点(例えば、点P1、点P2)に触れることで複数点を指定してもよい。
コンピュータ20は、ステップS417で受け付けた複数点が示す回転角と相対位置の複数の組み合わせを最適値と相対位置の複数の組み合わせとして決定して(ステップS419)、メモリ22に記憶させる(ステップS421)。本実施例では、このようにして、コンピュータ20は、最適値と相対位置の複数の組み合わせを取得する。
そして、コンピュータ20は、メモリ22からステップS421で記憶した相対位置と最適値との複数の組み合わせを読み出して、その複数の組み合わせに基づいて相対位置と最適値との関係を示す関数を補間により算出する(ステップS423)。最後に、コンピュータ20は、算出した関数をメモリ22に記憶させて、処理を終了する(ステップS425)。
本実施例に係る顕微鏡システムによっても、実施例1及び実施例2に係る顕微鏡システムと同様の効果を得ることができる。また、種々の変形が可能である点も実施例1及び実施例2に係る顕微鏡システムと同様である。
なお、実施例1に係る顕微鏡システム100では、相対位置毎の最適値は自動的に決定されるのに対して、本実施例に係る顕微鏡システムでは、相対位置と回転角と評価値の関係を示す3次元情報がモニタ30に表示された後に、観察者が3次元情報を参照しながら球面収差を良好に補正する最適値と相対値との組み合わせを決定する。このため、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、実施例2に係る顕微鏡システムと同様に、図9(b)に示すように評価値のピークが複数生じる場合やノイズの影響でピークを自動的に特定することが困難な場合などにも、相対位置と最適値の組み合わせを適切に決定することができる。
また、一般に、補正環13の回転角に応じて対物レンズ14の焦点距離が変化する場合、評価値の変動が収差の補正によるものか焦点位置の移動によるものかといったことを判断することはできない。しかしながら、少なくとも、上述した等高線などを用いて図示される3次元情報の最も高い評価値を示す相対位置と回転角の組み合わせでは、収差が良好に補正されていると考えられる。
従って、3次元情報の最も高い評価値を示す相対位置と回転角の組み合わせを用いて相対位置と最適値との関係を示す関数を算出する本実施例に係る顕微鏡システムによれば、対物レンズ14が補正環13の回転角に応じて焦点距離がわずかに変化する対物レンズであっても、良好に球面収差を補正することができる。
上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各実施例に係る顕微鏡システムは、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
1 画像
2 関心領域
10 顕微鏡装置
11 透明試料台
12 ステージ
13 補正環
14 対物レンズ
15 Zレボルバ
16 撮像装置
17 補正環駆動機構
18 Zレボルバ駆動機構
20 コンピュータ
21 CPU
22 メモリ
23 入力I/F
24 出力I/F
25 外部記憶装置
26 可搬記録媒体駆動装置
27 可搬記録媒体
28 バス
30 モニタ
40 キーボード
41 補正環操作装置
42 Zレボルバ操作装置
100 顕微鏡システム
S サンプル

Claims (9)

  1. 対物レンズと、
    球面収差を補正する補正装置と、
    サンプルに対する前記対物レンズの相対位置と前記相対位置に応じて生じる球面収差が補正された状態における前記補正装置の設定値である最適値との複数の組み合わせを取得し、取得した前記複数の組み合わせに基づいて前記相対位置と前記最適値との関係を示す関数を補間により算出し、前記関数と前記対物レンズの光軸に直交する前記サンプルの観察対象面から決定される前記相対位置とに基づいて前記観察対象面に応じた前記最適値を算出する制御装置と、
    前記制御装置で算出された前記最適値に従って前記補正装置を駆動する補正装置駆動装置と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記補正装置は、前記対物レンズ内のレンズを移動させる補正環である
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  3. 請求項2に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記制御装置は、複数の前記相対位置を指定する観察者による入力を受け付けて、受け付けた前記相対位置毎に前記設定値を変更しながら取得した前記サンプルの複数の画像データの各々からコントラスト評価法または明るさ評価法により算出した評価値が最大となる前記設定値を前記最適値として決定し、前記相対位置と前記最適値との前記複数の組み合わせを取得する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  4. 請求項2に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記制御装置は、複数の前記相対位置を指定する観察者による入力を受け付けて、受け付けた前記相対位置毎に前記設定値を変更しながら取得した前記サンプルの複数の画像データの各々からコントラスト評価法または明るさ評価法により算出した評価値と前記設定値との関係を示すグラフを表示装置に表示させ、受け付けた前記相対位置毎に前記設定値を指定する観察者による入力を受け付けて、受け付けた前記設定値を前記最適値として決定し、前記相対位置と前記最適値との前記複数の組み合わせを取得する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  5. 請求項4に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記制御装置は、前記グラフを表示した前記表示装置への接触を検出して、接触を検出した位置にある前記グラフ上の点に対応する前記設定値を前記最適値として決定する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  6. 請求項2に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記制御装置は、前記相対位置及び前記補正装置の設定値を変更しながら取得された前記サンプルの複数の画像データの各々からコントラスト評価法または明るさ評価法により算出した評価値と前記相対位置と前記設定値との関係を示す3次元情報を図示して表示装置に表示させ、前記3次元情報上で複数点を指定する観察者による入力を受け付けて、受け付けた前記複数点の各々が示す前記設定値と前記相対位置の組み合わせを前記複数の組み合わせとして取得する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  7. 請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記制御装置は、前記サンプル内の評価対象とすべき範囲を指定する観察者による入力を受け付けて、前記受け付けた範囲内で前記評価値を算出する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記制御装置は、前記観察対象面を指定する観察者による入力を受け付けて、前記関数と受け付けた前記観察対象面から決定される前記相対位置とに基づいて前記観察対象面に応じた前記最適値を算出する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  9. 対物レンズと球面収差を補正する補正装置と前記補正装置を駆動する補正装置駆動装置とを備える顕微鏡システムのプログラムであって、
    サンプルに対する前記対物レンズの相対位置と前記相対位置に応じて生じる球面収差が補正された状態における前記補正装置の設定値である最適値との複数の組み合わせを取得し、
    取得した前記複数の組み合わせから補間により前記相対位置と前記最適値との関係を示す関数を算出し、
    算出された前記関数と前記対物レンズの光軸に直交する前記サンプルの観察対象面から決定される前記相対位置とに基づいて前記観察対象面に応じた前記最適値を算出し、
    前記補正装置駆動装置に、算出された前記最適値に従って前記補正装置を駆動させる
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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