JP2014157637A - レンズおよびそれを備えるピックアップ装置 - Google Patents

レンズおよびそれを備えるピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ホルダにレンズを容易かつ確実に接着可能なレンズおよびそれを備えるピックアップ装置を提供する。
【解決手段】レンズ透光面部11,12とレンズ側面部13とを備えるレンズ10において、平面視されたレンズ透光面部11が略上面D1側から眺められたときにレンズ側面部13が目視可能とされた。レンズ側面部13は、略テーパ状に形成された。レンズ側面部13は、第1面部11側の第1縁端部11aと、第1面部11側の反対側とされる第2面部12側の第2縁端部12aと、を有し、第2縁端部12aの径12bよりも第1縁端部11aの径11bのほうが小さい。レンズ側面部13は、略段差状に形成されてもよい。前記レンズ10と、レンズ10が備えられるホルダ20A/20Bと、を少なくとも備えるピックアップ装置を構成させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズおよびそれを備えるピックアップ装置に関する。
図2は、従来のレンズおよびそれを備えるピックアップ装置の形態を示すものである。
レンズホルダ520A/520B(H/L:HOLDER_LENS)に対して対物レンズ(OBL:objective lens)510の接着が行われてレンズ組立体550A/550Bが構成される。
レンズホルダ520A/520Bに対し対物レンズ510の接着が行われて構成されたレンズ組立体550A/550Bは、例えばアクチュエータ(ACT:actuator)の高次共振特性に大きく影響するために、安定した接着状態の確保が求められている。
レンズホルダ520Aに対して対物レンズ510を底面定置状態で接着させる場合について図2(A)を用いて説明すると共に、レンズホルダ520Bに対して対物レンズ510を傾斜調整いわゆるゴニオ調整させつつ接着させる場合について図2(B)を用いて説明する。
図2(A)および図2(B)に示される場合とも、例えば、接着剤530の表面張力、毛細管現象等による接着剤530の流れ込みを利用して、レンズホルダ520A/520Bに対物レンズ510を接着させる。
また、レンズホルダ520A/520Bに対し対物レンズ510の接着が行われるときに、主に自動機ならびに自動機に装備されたカメラ等(何れも不図示)が用いられ、自動機の例えばディスクペンサ等にて接着剤530を略真上方向からレンズホルダ520A/520Bならびに対物レンズ510に向けて塗布させている。
レンズの接着に関することが記載されたものとして、例えば、カップリングレンズの位置変動を抑え、複数のビームの位置変動を小さくさせたマルチビーム光源装置、その調整方法、光走査装置及び画像形成装置というものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−37558号公報(第1,5頁、第1−14図)
しかしながら、図2(A)に示す上記従来のレンズ510およびそれを備えるピックアップ装置にあっては、対物レンズ510ならびにレンズホルダ520Aに対する接着剤530の塗布が行われるときに、対物レンズ510が備えられたレンズホルダ520Aの上方からレンズホルダ520Aならびに対物レンズ510を眺めた状態で、例えばディスペンサ等を用いてレンズホルダ520Aと対物レンズ510との境界部をピンポイントで接着剤530を塗布するように狙いながら、接着剤530の塗布作業を行わなければならなかった。
このように接着作業が行われる状況下においては、接着剤530の塗布位置が対物レンズ510側に近すぎると、対物レンズ510のレンズ透光面部511の上面D1側にまで接着剤530が乗り上げ、その結果、光ピックアップ装置の不良品が製造されることが懸念されていた。また、接着剤530の塗布位置が対物レンズ510から離れすぎていると、レンズホルダ520Aに対して対物レンズ510が確実に接着されないことが懸念されていた。
このように、図2(A)に示すレンズホルダ520Aと対物レンズ510との接着構造においては、接着剤530の塗布位置や、接着剤530の粘度等の影響が大きい。
また、図2(B)に示す上記従来のレンズ510およびそれを備えるピックアップ装置にあっては、対物レンズ510ならびにレンズホルダ520Bに対する接着剤530の塗布が行われて接着作業が行われる場合、レンズホルダ520Bの例えばゴニオ面部522が傾斜面部522として形成されているため、レンズホルダ520Bと対物レンズ510との隙間540が狭められ、例えば接着剤530の流れ具合等によっては、レンズホルダ520Bと対物レンズ510との接触部545に接着剤530が十分に流れ込み難いことも懸念されていた。
例えばレンズホルダ520Bの上側表面部521に対してゴニオ面部522の傾斜角度が大きい場合、レンズホルダ520Bと対物レンズ510との隙間540がさらに狭められ、このようなことから、さらにレンズホルダ520Bと対物レンズ510との接触部545に接着剤530が流れ込み難くなることが懸念されていた。
例えばレンズホルダ520Bのゴニオ面部522に接着剤530が確実に流れ込んでいない場合、接着特性が十分に発揮されず、このようなことから、レンズホルダ520Bに対して対物レンズ510が確実に接着されないという接着不良の発生が懸念されていた。
このようなことに対応するために、例えばレンズホルダ520Bと対物レンズ510との接触部545に接着剤530が十分に流れ込むまで待つという待機工程を設けることも考えられたが、接着工程において工数が増えることとなり、その結果、生産性が低下することから好ましくない。
また、このようなことに対応するために、例えば接着剤530の粘度等が規定された接着剤530の使用も考えられたが、使用可能な接着剤530が制約され好ましくない。
また、接着剤530の塗布位置が対物レンズ510から離れすぎていると、レンズホルダ520Bに対して対物レンズ510が確実に接着されないことが懸念されていた。
また、接着剤530の塗布位置が対物レンズ510側に近すぎると、対物レンズ510のレンズ透光面部511の上面D1側にまで接着剤530が乗り上げ、その結果、光ピックアップ装置の不良品が製造されることが懸念されていた。
また、レンズホルダ520Bのゴニオ面部522に対して対物レンズ510が傾斜調整可能なことから、例えばレンズホルダ520Bのゴニオ面部522に対して対物レンズ510が大きく傾けられた場合、ディスクペンサ等を備えた自動機等において接着位置ずれエラー等が発生することが懸念されていた。
具体的に説明すると、自動機ならびに自動機に装備されたカメラ等が用いられて、略真上方向からレンズホルダ520Bならびに対物レンズ510が眺められた際に、レンズホルダ520Bと対物レンズ510との境界部の場所によっては、レンズホルダ520Bと対物レンズ510との隙間540がさらに狭められ、また、そのように自動機のカメラ等に写される。そのような状態となった場合には、自動機による接着作業に不具合が生じ、その結果、接着不良が生じる可能性が高かった。
本発明は、上記した点に鑑み、ホルダにレンズを容易かつ確実に接着可能なレンズおよびそれを備えるピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るレンズは、レンズ透光面部とレンズ側面部とを備えるレンズにおいて、平面視された前記レンズ透光面部が略上面側から眺められたときに前記レンズ側面部が目視可能とされたことを特徴とする。
上記構成によれば、平面視されたレンズ透光面部が略上面側から眺められたときにレンズ側面部が目視可能とされるので、例えばレンズの接着が行われるときに、接着箇所とされるレンズ側面部に接着剤を塗布させ易くすることが可能となる。平面視されたレンズのレンズ側面部が目視可能とされるので、接着剤の塗布狙い範囲が拡大することとなる。これによって、接着剤塗布位置のばらつきを吸収させることが可能となる。また、接着作業が行われるときに、不用意にレンズ透光面部に接着剤が付着するという不具合の発生が低減化される。従って、レンズが他のものに接着されるときに、レンズの接着作業が容易化すると共に安定化することとなる。
請求項2に係るレンズは、請求項1に記載のレンズにおいて、前記レンズ側面部は、略テーパ状に形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、レンズ側面部が略テーパ状に形成されて、平面視されたレンズのレンズ側面部が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ側面部に接着剤を塗布させるときに、接着剤の塗布狙い面部が斜面分だけ増えることとなる。これによって、接着剤塗布位置のばらつきを吸収させることが可能となる。
請求項3に係るレンズは、請求項1又は2に記載のレンズにおいて、前記レンズ側面部は、第1面部側の第1縁端部と、前記第1面部側の反対側とされる第2面部側の第2縁端部と、を有し、前記第2縁端部の径よりも前記第1縁端部の径のほうが小さいことを特徴とする。
上記構成によれば、レンズ側面部の第2縁端部の径よりもレンズ側面部の第1縁端部の径のほうが小さい形状に形成されて、平面視されたレンズのレンズ側面部が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ側面部に接着剤を塗布させるときに、接着剤の塗布狙い面部が斜面分だけ増えることとなる。これによって、接着剤塗布位置のばらつきを吸収させることが可能となる。
請求項4に係るレンズは、請求項1〜3の何れか1項に記載のレンズにおいて、前記レンズ側面部は、略段差状に形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、レンズ側面部が略段差状に形成されて、平面視されたレンズのレンズ側面部が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ側面部に接着剤を塗布させるときに、接着剤の塗布狙い面部が段差分だけ増えることとなる。これによって、接着剤塗布位置のばらつきを吸収させることが可能となる。
請求項5に係るピックアップ装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載のレンズと、前記レンズが備えられるホルダと、を少なくとも備えることを特徴とする。
上記構成によれば、容易かつ確実にレンズとホルダとの接着が行われて構成されたピックアップ装置を提供することが可能となる。
以上の如く、請求項1に記載の発明によれば、平面視されたレンズ透光面部が略上面側から眺められたときにレンズ側面部が目視可能とされるので、例えばレンズの接着が行われるときに、接着箇所とされるレンズ側面部に接着剤を塗布させ易くすることができる。平面視されたレンズのレンズ側面部が目視可能とされるので、接着剤の塗布狙い範囲が拡大する。これによって、接着剤塗布位置のばらつきを吸収させることができる。また、接着作業が行われるときに、不用意にレンズ透光面部に接着剤が付着するという不具合の発生が低減化される。従って、レンズが他のものに接着されるときに、レンズの接着作業が容易化すると共に安定化する。
また、請求項2に記載の発明によれば、レンズ側面部が略テーパ状に形成されて、平面視されたレンズのレンズ側面部が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ側面部に接着剤を塗布させるときに、接着剤の塗布狙い面部が斜面分だけ増える。これによって、接着剤塗布位置のばらつきを吸収させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、レンズ側面部の第2縁端部の径よりもレンズ側面部の第1縁端部の径のほうが小さい形状に形成されて、平面視されたレンズのレンズ側面部が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ側面部に接着剤を塗布させるときに、接着剤の塗布狙い面部が斜面分だけ増える。これによって、接着剤塗布位置のばらつきを吸収させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、レンズ側面部が略段差状に形成されて、平面視されたレンズのレンズ側面部が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ側面部に接着剤を塗布させるときに、接着剤の塗布狙い面部が段差分だけ増える。これによって、接着剤塗布位置のばらつきを吸収させることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、容易かつ確実にレンズとホルダとの接着が行われて構成されたピックアップ装置を提供することができる。
(A)は本発明に係るレンズおよびそれを備えるピックアップ装置の一実施形態を示す断面図、(B)は本発明に係るレンズおよびそれを備えるピックアップ装置の他の実施形態を示す断面図である。 (A)は従来のレンズおよびそれを備えるピックアップ装置の一形態を示す断面図、(B)は従来のレンズおよびそれを備えるピックアップ装置の他の形態を示す断面図である。
以下に本発明に係るレンズおよびそれを備えるピックアップ装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るレンズおよびそれを備えるピックアップ装置の実施形態を示すものである。
ディスク装置(不図示)の駆動装置組立体を構成する光ピックアップ装置は、例えば、「CD」(Compact Disc)(商標)系列/規格のメディアと、「DVD」(登録商標)(Digital Versatile Disc)系列/規格のメディアと、「HD DVD」(High Definition DVD)(登録商標)系列/規格のメディアと、中国において定められた規格に基づくメディアとされる「CBHD(China Blue High−Definition)」(例:旧名「CH−DVD」)系列/規格のメディアと、「BD」(Blu−ray/Blu−ray Disc)(登録商標)系列/規格のメディアと、に対応したものとされる。ディスク装置の駆動装置組立体を構成する光ピックアップ装置は、例えば、上記各種メディアからなる群から選ばれる少なくとも一種のメディアに対応したものとされている。具体的に説明すると、ディスク装置の駆動装置組立体を構成する光ピックアップ装置は、上記複数の何れかのメディアに対応したものとされている。メディア(media)とは、例えば、データ、情報、信号などが保存されるディスク等を意味する。
メディアとして例えば上記各種光ディスク等が挙げられるが、次の形態をしたメディアも挙げられる。例えば、ディスクとして、ディスク両面に信号面部が設けられ、データ書込み/消去やデータ書換え等が可能とされた光ディスク等も挙げられる。また、ディスクとして、例えば二層の信号面部が設けられ、データ書込み/消去やデータ書換え等が可能とされた光ディスク等も挙げられる。また、例えば三層の信号面部が設けられ、データ書込み/消去やデータ書換え等が可能とされた「HD DVD」及び/又は「Blu−ray/Blu−ray Disc」用光ディスク等も挙げられる。また、例えば四層の信号面部が設けられ、データ書込み/消去やデータ書換え等が可能とされた「Blu−ray/Blu−ray Disc」用光ディスク等も挙げられる。また、例えば光ディスクのレーベル面部の側にレーザ光を照射させてレーベル等の各種書込み等を行うことが可能とされた光ディスク等も挙げられる。光ディスクの信号面部、レーベル面部は、例えば金属薄膜などの薄層等を備えて構成されている。金属薄膜などを備えて構成される信号面部にデータ、情報、信号などが記録され、レーベル面部に画像などが記録される。光ディスクの信号面部は、例えば金属薄層などを備えて構成される信号層として構成されている。このように、各種光ディスクとして各種形態をした複層/多層構造の光ディスクが挙げられる。
この光ピックアップ装置は、例えば、「CD」(Compact Disc)(商標)、「DVD」(登録商標)(Digital Versatile Disc)、「HD DVD」(High Definition DVD)(登録商標)、「CBHD」(China Blue High−Definition)、「BD」(Blu−ray/Blu−ray Disc)(登録商標)等として挙げられる各種光ディスク等の各種メディアに記録されたデータ、情報、信号等を再生させたり、書込み可能もしくは書換え可能な各種光ディスク等の各種メディアにデータ、情報、信号等を記録させたり、書込み可能もしくは書換え可能な各種光ディスク等の各種メディアに記録されたデータ、情報、信号等を消去させたりすることのうち少なくとも一つが実行可能な光ピックアップ装置とされている。
レンズホルダ20A/20B(H/L:HOLDER_LENS)に対して対物レンズ(OBL:objective lens)10の接着が行われてレンズ組立体50A/50Bが構成される。また、レンズ組立体50A/50B等の各種部品等が一つのものとして組み立てられることにより、光ピックアップ装置が構成される。
レンズホルダ20A/20Bに対し対物レンズ10の接着が行われて構成されたレンズ組立体50A/50Bは、例えばアクチュエータ(ACT:actuator)の高次共振特性に大きく影響するために、安定した接着状態の確保が求められている。
レンズホルダ20Aに対して対物レンズ510を底面定置状態で接着させる場合について図1(A)を用いて説明すると共に、レンズホルダ20Bに対して対物レンズ510を傾斜調整いわゆるゴニオ調整させつつ接着させる場合について図1(B)を用いて説明する。
図1(A)および図1(B)に示される対物レンズ10とレンズホルダ20A/20Bとの接着構造/接着方法の場合とも、例えば、接着剤30の表面張力、毛細管現象等による接着剤30の流れ込みを利用して、レンズホルダ20A/20Bに対物レンズ10を接着させる。
また、レンズホルダ20A/20Bに対し対物レンズ10の接着が行われるときに、主に自動機ならびに自動機に装備されたカメラ等(何れも不図示)が用いられ、自動機の例えばディスクペンサ等にて接着剤30を略真上方向からレンズホルダ20A/20Bならびに対物レンズ10に向けて塗布させている。対物レンズ10のレンズホルダ20A/20Bへの接着方法は、このようにして行われている。
次に対物レンズ10の構造/形状について説明すると、この対物レンズ10は、レンズ本体部15のレンズ透光面部11,12と、レンズ本体部15のレンズ側面部13と、を備える例えばピックアップ装置用の対物レンズ10として形成されている。平面視されたレンズ本体部15のレンズ透光面部11が略上面D1側とされる真上から眺められたときに、この対物レンズ10は、レンズ本体部15のレンズ側面部13が目視可能とされている。
平面視されたレンズ本体部15のレンズ透光面部11が略上面D1側とされる真上から眺められたときに、レンズ本体部15のレンズ側面部13が目視可能とされるので、例えば対物レンズ10の接着が行われるときに、接着箇所とされるレンズ本体部15のレンズ側面部13に接着剤30を塗布させ易くすることが可能となる。平面視された対物レンズ10のレンズ本体部15のレンズ側面部13が目視可能とされるので、接着剤30の塗布狙い範囲が拡大することとなる。これによって、接着剤30の塗布位置のばらつきを吸収させることが可能となる。また、接着作業が行われるときに、不用意に略上面D1側のレンズ透光面部11に接着剤30が付着するという不具合の発生が低減化される。従って、対物レンズ10が例えばレンズホルダ20A/20B等の他のものに接着されるときに、対物レンズ10の接着作業が容易化すると共に安定化することとなる。
対物レンズ10ならびにレンズホルダ20A/20Bに対する接着剤30の塗布が行われるときに、対物レンズ10が備えられたレンズホルダ20A/20Bの上方からレンズホルダ20A/20Bならびに対物レンズ10を眺めた状態で、例えばディスペンサ等を用いてレンズホルダ20A/20Bと対物レンズ10との境界部をピンポイントで接着剤30を塗布するように狙いながら、接着剤30の塗布作業が行われる。
このように接着作業が行われる状況下においても、対物レンズ10の接着作業は、容易化すると共に安定化する。例えば接着剤30の塗布位置が対物レンズ10側に近すぎて、対物レンズ10のレンズ透光面部11の上面D1側にまで接着剤30が乗り上げ、その結果、光ピックアップ装置の不良品が製造されるという不具合の発生は回避される。また、例えば接着剤30の塗布位置が対物レンズ10から離れすぎて、レンズホルダ20A/20Bに対して対物レンズ10が確実に接着されないという不具合の発生も回避される。
図1(A)(B)に示す対物レンズ10とレンズホルダ20Aの接着構造が実現されることにより、接着剤30の塗布位置や、接着剤30の粘度等の影響に大きく左右されることなく、容易化されると共に安定化された対物レンズ10の接着作業が行われることとなる。
レンズ本体部15のレンズ側面部13は、例えばレンズ本体部15が斜視または側面視されたときに略円錐状をしたテーパ状に形成されている。
レンズ本体部15のレンズ側面部13が例えば斜視または側面視略円錐状をしたテーパ状に形成されて、平面視された対物レンズ10のレンズ本体部15のレンズ側面部13が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ本体部15のレンズ側面部13に接着剤30を塗布させるときに、接着剤30の塗布狙い面部が斜面分だけ増えることとなる。これによって、接着剤30の塗布位置のばらつきを吸収させることが可能となる。
レンズ本体部15のレンズ側面部13は、レンズ本体部15の上面D1側のレンズ透光面部11とされる天面側たとえば第1面部11側の第1縁端部11aと、上面D1側の第1面部11側の反対側とされるレンズ本体部15の下面D2側のレンズ透光面部12とされる定置面側たとえば第2面部12側の第2縁端部12aと、を有する第3面部13として構成されている。レンズ本体部15が斜視または側面視されたときに下面D2側の第2縁端部12aの直径12bよりも、上面D1側の第1縁端部11aの直径11bのほうが小さい直径とされている。
レンズ本体部15が斜視または側面視されたときに、レンズ本体部15のレンズ側面部13の下面D2側の第2縁端部12aの直径12bよりも、レンズ本体部15のレンズ側面部13の上面D1側の第1縁端部11aの直径11bのほうが小さい直径の形状に形成されて、平面視された対物レンズ10のレンズ本体部15のレンズ側面部13が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ本体部15のレンズ側面部13に接着剤30を塗布させるときに、接着剤30の塗布狙い面部が斜面分だけ増えることとなる。これによって、接着剤30の塗布位置のばらつきを吸収させることが可能となる。
また、図1(B)の如く、レンズホルダ20Bに対して対物レンズ10を傾斜調整いわゆるゴニオ調整させつつ接着させる場合においても、容易化されると共に安定化された対物レンズ10の接着作業が行われることとなる。
対物レンズ10とレンズホルダ20Bとの接着構造が構成されたり接着方法が行われたりする場合において、例えば、接着剤30の表面張力、毛細管現象等による接着剤30の流れ込みを利用して、レンズホルダ20Bに対物レンズ10を接着させるが、このように接着が行われる場合において、レンズホルダ20Bの例えばゴニオ面部22が傾斜面部22として形成されていても、レンズ本体部15のレンズ側面部13の下面D2側の第2縁端部12aの直径12bよりも、レンズ本体部15のレンズ側面部13の上面D1側の第1縁端部11aの直径11bのほうが小さい直径の形状に形成されて、レンズ本体部15のレンズ側面部13が例えば略円錐状をしたテーパ状に形成されることにより、平面視された対物レンズ10のレンズ本体部15のレンズ側面部13が目視可能とされるので、レンズホルダ20Bと対物レンズ10との隙間40が狭められるということは回避され、レンズホルダ20Bと対物レンズ10との接触部45に接着剤30が十分に流れ込まないという不具合の発生は回避される。
例えばレンズホルダ20Bの上側表面部21に対して略円錐状に穿設されたゴニオ面部22の傾斜角度が大きい場合とされても、レンズホルダ20Bと対物レンズ10との隙間40は確保される。このようなことから、レンズホルダ20Bと対物レンズ10との接触部45に接着剤30が流れ込み難くなるという不具合の発生は回避される。従って、例えばレンズホルダ20Bのゴニオ面部22に接着剤30が確実に流れ込まず、これに伴って接着特性が十分に発揮されず、その結果、レンズホルダ20Bに対して対物レンズ10が確実に接着されないという接着不良の発生は回避される。
また、例えばレンズホルダ20Bと対物レンズ10との接触部45に接着剤30が十分に流れ込むまで待つという待機工程を設ける必要性も無くされる。従って、接着工程において余分な工数が増え、その結果、生産性が低下するということはない。
また、例えば接着剤30の粘度等が規定された接着剤30を使用しなければならないという接着剤30の使用制約も生じない。
また、接着剤30の塗布位置が対物レンズ10から離れすぎて、レンズホルダ20Bに対して対物レンズ10が確実に接着されないという不具合の発生も回避される。また、接着剤30の塗布位置が対物レンズ10側に近すぎて、対物レンズ10のレンズ透光面部11の上面D1側にまで接着剤30が乗り上げ、その結果、光ピックアップ装置の不良品が製造されるという不具合の発生も回避される。
また、レンズホルダ20Bのゴニオ面部22に対して対物レンズ10が傾斜調整可能なことから、例えばレンズホルダ20Bのゴニオ面部22に対して対物レンズ10が大きく傾けられた場合、ディスクペンサ等を備えた自動機等において接着位置ずれエラー等が発生することが懸念される。
自動機ならびに自動機に装備されたカメラ等が用いられて、略真上方向からレンズホルダ20Bならびに対物レンズ10が眺められた際に、レンズホルダ20Bと対物レンズ10との境界部の場所により、レンズホルダ20Bと対物レンズ10との隙間40が狭められることがあっても、レンズ本体部15のレンズ側面部13の下面D2側の第2縁端部12aの直径12bよりも、レンズ本体部15のレンズ側面部13の上面D1側の第1縁端部11aの直径11bのほうが小さい直径の形状に形成されて、レンズ本体部15のレンズ側面部13が例えば略円錐状をしたテーパ状に形成されることにより、平面視された対物レンズ10のレンズ本体部15のレンズ側面部13が目視可能とされるので、平面視された対物レンズ10のレンズ本体部15のレンズ側面部13が歪んだ状態で自動機のカメラ等に写されることとなる。
そのような状態となっても、自動機のカメラ等により、レンズホルダ20Bに対する対物レンズ10の取付不良状態が容易に判別される。従って、自動機による接着作業に不具合が生じ、その結果、接着不良状態の光ピックアップ装置が製造されるという不具合の発生は回避される。
なお、対物レンズ10の設計/仕様等により、レンズ本体部15のレンズ側面部13は、例えば略階段状をした段差状に形成されてもよい(不図示)。具体的に説明すると、レンズ本体部15が斜視または側面視されたときに、レンズ本体部15のレンズ側面部13は、例えば略円錐状をしたテーパ状に形成されると共に例えば略階段状をした段差状に形成されてもよい(不図示)。
レンズ本体部15が斜視または側面視されたときに、レンズ本体部15のレンズ側面部13が例えば略階段状をした段差状に形成されて、平面視された対物レンズ10のレンズ本体部15のレンズ側面部13が目視可能とされるので、接着箇所とされるレンズ本体部15のレンズ側面部13に接着剤30を塗布させるときに、接着剤30の塗布狙い面部が段差分だけ増えることとなる。これによって、接着剤30の塗布位置のばらつきを吸収させることが可能となる。
この光ピックアップ装置は、上記対物レンズ10と、対物レンズ10が備えられるレンズホルダ20A/20Bと、を少なくとも備えて構成される。
このように光ピックアップ装置が構成されることにより、容易かつ確実に対物レンズ10とレンズホルダ20A/20Bとの接着が行われて構成された光ピックアップ装置を市場に提供することが可能となる。
光ピックアップ装置の半導体レーザとされるレーザダイオード(LD:Laser Diode)等の発光素子(不図示)から出射されたレーザ光(Laser:light amplification by stimulated emission of radiation)がレンズホルダ20A/20Bの基板部25A/25Bに穿設された透光孔部28A/28Bを通り抜けて、レンズホルダ20A/20Bに装着された対物レンズ10を透過することで、光ディスク等のメディアの信号面部に集光されると共に、光ディスク等のメディアの信号面部にて反射されたレーザ光が対物レンズ10を透過し、レンズホルダ20A/20Bの基板部25A/25Bに穿設された透光孔部28A/28Bを通り抜けて、フォトディテクタ(PD:photo detector)、PDIC(photo diode IC)等の光検出器等とされる受光素子(何れも不図示)に照射され、その信号が電気信号に変えられて、光ディスク等のメディアの信号面部に記録されたデータ、情報、信号等の検出が行われたり、光ピックアップ装置を構成する対物レンズ10付レンズホルダ20A/20Bのサーボ機構の動作が行われたりする。
以上、本発明の実施形態について説明したが、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれるものである。
10 対物レンズ(レンズ)
11 第1面部(レンズ透光面部)
11a 第1縁端部
11b,12b 直径(径)
12 第2面部(レンズ透光面部)
12a 第2縁端部
13 第3面部(レンズ側面部)
15 レンズ本体部
20A,20B レンズホルダ(ホルダ)
21 上側表面部(表面部)
22 ゴニオ面部(傾斜面部)
25A,25B 基板部
28A,28B 透光孔部
30 接着剤
40 隙間
45 接触部
50A,50B レンズ組立体
D1 上面
D2 下面

Claims (5)

  1. レンズ透光面部とレンズ側面部とを備えるレンズにおいて、平面視された前記レンズ透光面部が略上面側から眺められたときに前記レンズ側面部が目視可能とされたことを特徴とするレンズ。
  2. 前記レンズ側面部は、略テーパ状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ。
  3. 前記レンズ側面部は、第1面部側の第1縁端部と、前記第1面部側の反対側とされる第2面部側の第2縁端部と、を有し、前記第2縁端部の径よりも前記第1縁端部の径のほうが小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ。
  4. 前記レンズ側面部は、略段差状に形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のレンズ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のレンズと、前記レンズが備えられるホルダと、を少なくとも備えることを特徴とするピックアップ装置。
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