JP2006099933A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CD−Rなどのメディアに対し記録不良などの不具合が生じることなく、メディアに高品質な記録を光ピックアップ装置に実行させる。
【解決手段】レーザ光を出射する発光素子20,120と、発光素子20,120から出射されるレーザ光の状態を監視して発光素子20,120の制御にフィードバックをかけるための受光素子240と、発光素子20,120から出射されるレーザ光の一部を受光素子240に照射させるレフレクトミラー300とを備える光ピックアップ装置1に関する。レフレクトミラー300内に光の内部反射が生じることで、受光素子240が誤動作することを防ぐ粗面部303が、レフレクトミラー300の表面302に設けられている。これにより、レフレクトミラー300内に光の内部反射が生じて光の干渉が発生し、これに伴って受光素子240が誤動作し、光ピックアップ装置1が誤動作するということを回避できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、CD−R(Compact Disc - Recordable )などのメディアに高品質な記録を実行可能とさせた光ピックアップ装置に関するものである。
図5は、従来の光ピックアップ装置の一形態を示す説明図、図6は、従来のレフレクトミラー内に光の内部反射が生じて光の干渉が発生した状態を示す説明図である。
光ピックアップ装置501(図5)が用いられて、メディア900における情報などのデータの再生または記録が行われる。メディア900として、例えば、CD−ROM,DVD−ROMなどの読出し専用の光ディスクや、CD−R,DVD±Rなどの追記型の光ディスク等が挙げられる。
「CD」は、「Compact Disc」の略称である。また、「DVD」は、「Digital Versatile Disc」もしくは「Digital Video Disc」の略称である。また、「CD−ROM」もしくは「DVD−ROM」の「ROM」は、「Read Only Memory」の略称である。CD−ROMもしくはDVD−ROMは、データ読出し専用のものである。また、「CD−R」または「DVD−R」もしくは「DVD+R」の「R」は、「Recordable」の略称である。CD−RまたはDVD−RもしくはDVD+Rは、データの書込みが可能なものである。
光ピックアップ装置501は、前記各種光ディスクに記録されたデータを再生させたり、前記書込み可能もしくは書換え可能な各種光ディスクにデータを記録させたりする。光ピックアップ装置501は、CD系のメディアと、DVD系のメディアとに対応している。
CD用レーザドライバ510からCD用発光素子520へ電流が流されて、CD用発光素子520からレーザ光が出力される。発光素子には、レーザダイオードが使われている。レーザダイオード(Laser Diode )は、「LD」と略称されている。CD用LD520は、レーザホルダ530内に収容されている。レーザホルダは、LDを保持するものとされていることから、LDホルダ等と略称されている。
また、レーザドライバは、「LDD」等と呼ばれている。レーザドライバ(LDD)は、「LD Driver 」の略称とされる。LDD510からLD520に電流が供給されて、LD520から出射されたレーザ光により、CD−Rなどのディスク900に情報の記録が行われたり、CD−Rなどのディスク900に記録された情報が再生されたりする。
LD520から出力されたレーザ光は、1/2波長板+回折格子540、ダイバージェントレンズ550を通り抜け、第一のビームスプリッタ560内を略直角に反射して通り抜け、第二のビームスプリッタ660を通り抜け、レフレクトミラー800において略直角に反射され、コリメータレンズ710、1/4波長板720、対物レンズ730を通り抜けて、ディスク900に照射される。
1/2波長板+回折格子540は、1/2波長板と、回折格子とが、一つのものとして合わせられたものである。回折格子は、光の回折を利用して、LDから出射されたレーザ光を幾つかに分けるものとされている。詳しく説明すると、回折格子は、光の回折を利用して、LDから出射されたレーザ光を一つのメインビームと、二つのサブビームとに分ける役割を果たす。また、1/2波長板は、レーザ光が持つ偏光特性に関し、そのレーザ光
の直線偏光の偏光方向を変える役割を果たす。1/2波長板(half wave plate )は、HWPと略称される。また、HWP(1/2波長板)は、1/2λ(ラムダ)板とも呼ばれる。HWP+回折格子は、HWPと、回折格子との二つの特性を合わせ持っている。
ダイバージェントレンズ550は、LD520から出射されたレーザ光を集めるものとされている。
ビームスプリッタ560は、例えば図5に示すものにおいては、レーザ光の偏光方向に関し、S波を反射させ、P波を透過させる。P波の「P」は、ドイツ語の「parallel」の略称とされ、「平行」を意味する。また、S波の「S」は、ドイツ語の「senkrecht 」の略称とされ、「垂直」を意味する。ビームスプリッタ560,660は、CD用波長やDVD用波長により異なる特性をもつ。ビームスプリッタ(Beam Splitter )は、BSと略称される。
レフレクトミラー800において、レーザ光の大半の光が反射されるが、レーザ光の一部の光は透過される。レフレクトミラー(Reflect Mirror)は、「RM」と略称されている。RM800において、レーザ光が入射される表面801は、光沢のある滑らかな表面とされている。また、RM800において、レーザ光が出射される表面802も、光沢のある滑らかな表面とされている。
実線で示すコリメータレンズ710は、レフレクトミラー800側からレンズ710に入った光を、平行光にして対物レンズ730側に出射させる。コリメータレンズ(Collimator Lens )は、例えば「CL」と略称される。平行光とは、光線が広がらずにどこまでも平行に進む光を意味する。これに対し、拡散光とは、さまざまな方向に光を拡散させて照射させる光源の光を意味する。
1/4波長板720は、直線偏光を円偏光に変えたり、円偏光を直線偏光に変えたりする。1/4波長板(Quarter Wave Plate)は、「QWP」と略称される。
対物レンズ730は、LD520またはLD620から出射されたレーザ光をディスク900上に集光させる役割を果たす。対物レンズ(Objective Lens)は、「OBL」と略称されている。OBL730は、レンズホルダ(図示せず)に装着される。
また、LD520から出力されるレーザ光の一部は、HWP+回折格子540、ダイバージェントレンズ550を通り抜け、第一のBS560内を略直角に反射して通り抜け、第二のBS660、RM800を通り抜けて、受光素子740に入る。受光素子740は、レーザ光の一部が照射されるフロントモニタダイオード740である。フロントモニタダイオード(Front Monitor Diode )は、「FMD」と略称されている。FMD740は、LD520,620から出力されるレーザ光をモニタして、LD520,620の制御のためにフィードバックをかける受光素子740である。
また、ディスク900から反射されたレーザ光の一部は、OBL730、QWP720、CL710を通り抜け、RM800において略直角に反射され、第二のBS660、第一のBS560、アナモフィックレンズ750を通り抜けて、フォトダイオードIC760に当てられる。
アナモフィックレンズ750は、レーザ光の非点収差を発生させる。非点収差とは、ピント位置の差を意味する。
フォトダイオードIC760は、ディスク900から反射されたレーザ光を受けて、そ
の信号を電気信号に変え、ディスク900に記録された情報を検出するための光検出器である。また、フォトダイオードIC760は、ディスク900から反射されたレーザ光を受けて、その信号を電気信号に変えて、光ピックアップ装置501を構成するOBL730付レンズホルダ(図示せず)のサーボ機構(図示せず)を動作させるための光検出器でもある。フォトダイオードIC(Photo Diode IC)は、「PDIC」と略称されている。また、サーボもしくはサーボ機構とは、制御の対象とされるものの状態を測定し、測定したものと基準値とを比較して、自動的に修正制御を行わせる機構のものを意味する。
また、DVD用レーザドライバ610からDVD用発光素子620へ電流が流されて、DVD用発光素子620からレーザ光が出力される。DVD用LD620は、レーザホルダ630内に収容されている。LDD610からLD620に電流が供給されて、LD620から出射されたレーザ光により、DVD−Rなどのディスク900に情報の記録が行われたり、DVD−Rなどのディスク900に記録された情報が再生されたりする。
LD620から出力されたレーザ光は、ダイバージェントレンズ640、HWP+回折格子650を通り抜け、BS660内を略直角に反射して通り抜け、RM800において略直角に反射され、CL710、QWP720、OBL730を通り抜けて、ディスク900に照射される。HWP+回折格子650は、HWPと、回折格子とが、一つのものとして合わせられたものである。
また、LD620から出力されるレーザ光の一部は、ダイバージェントレンズ640、HWP+回折格子650を通り抜け、BS660内を略直角に反射して通り抜け、RM800を通り抜けて、受光素子740に入る。
また、ディスク900から反射されたレーザ光の一部は、OBL730、QWP720、CL710を通り抜け、RM800において略直角に反射され、第二のBS660、第一のBS560、アナモフィックレンズ750を通り抜けて、PDIC760に当てられる。
また、前記LDD510、前記LD520、前記LDD610、前記LD620、前記FMD740、前記PDIC760は、フレキシブルプリント回路体などのフレキシブル基板505に通電可能に接続されている。フレキシブルプリント回路体(Flexible Printed Circuit)は、「FPC」と略称されている。FPC505は、複数の回路導体505pが絶縁シート505qに印刷されて、例えば銅箔などの金属箔505pが絶縁シート505qに並設され、その上に透明もしくは半透明の不図示の保護層が設けられて構成される。図5に示す光ピックアップ装置501は、上記構成のものとされている。
また、従来のものとして、例えば、ホログラムを階段状に形成させ、各ホログラムにおける光の回折効率を向上させることにより、より低出力の半導体レーザが利用可能とされた低コストの光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップというものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−97444号公報(第5頁、第3,4,7図)
近年、光ピックアップ装置501(図5)のさらなる軽薄化や小型化が要求されている。光ピックアップ装置501を軽薄化するために、RM800と、OBL730との間に位置する実線で示されたCL710およびQWP720を、仮想線で示すCL710XおよびQWP720Xとして、第二のBS660と、RM800との間に移動して設置させることが考えられた。
しかしながら、このような構造の光ピックアップ装置(501)にあっては、図6の如く、RM800の内部804において、光の内部反射が生じて光の干渉現象が発生する。第二のBS660(図5)からCL710Xを透過してQWP720Xに進むレーザ光は、平行光となる。レーザ光が平行光となったときに、RM800(図6)のミラー内部804に、光の内部反射が生じて光の干渉が発生する。
光の干渉とは、光の波同士が重ねられて強め合ったり弱め合ったりする現象を意味する。前記光ピックアップ装置(501)(図5)に生ずる光の干渉は、レーザ光が拡散光のときには発生せず、レーザ光が平行光のときに発生する。
RM800(図5,図6)の内部804において、光の内部反射が生じて光の干渉現象が発生した場合、FMD740(図5)に照射されるレーザ光は、不安定な状態となる。このようなことが発生すると、FMD740から出力される電流は変動する。
FMD740は、RM800を透過した一部の光をモニタするものとされているため、RM800内において、光の内部反射が生じて光の干渉現象が発生した場合(図6)、RM800を透過した光の量に変化が生じることとなる。
このようなことが発生すると、FMD740(図5)に当てられる光の量にも変化が生じる。また、これに伴って、FMD740から流される電流の量も変動する。FMD740から流される電流の量が変動すると、LD520またはLD620から出射されるレーザ光の出力量も変動する。
FMD740は、LD520またはLD620から出力されるレーザ光をモニタして、LD520またはLD620の制御のためにフィードバックをかけるものとされていることから、FMD740から流される電流の量が変動すると、LD520またはLD620から出射されるレーザ光の出力量も変動する。
このようなことが生じた場合、CD−Rなどのディスク900にデータの記録が行われるときや、CD−Rなどのディスク900からデータが再生されるときに、不具合が生じるということが懸念されていた。
例えば光ディスク900に対するデータの記録が行われているときに、LD520またはLD620から出射されるレーザ光の強度が不安定となって、光ディスク900に記録不良が生じた場合、各種光ディスク装置(図示せず)を用いて、その光ディスク900の記録内容を読み取ることは、不可能となることが懸念されていた。このように、光ディスク900などのメディアに記録不良が生じて、光ディスク900などのメディアが読出し不可能なものとされた場合、この光ディスク900は、無駄なものとされることが懸念されていた。
本発明は、上記した点に鑑み、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じて光の干渉が発生し、CD−Rなどのメディアに対し記録不良などの不具合が生じることなく、メディアに高品質な記録が実行可能とされた光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る光ピックアップ装置は、レーザ光を出射する発光素子と、該発光素子から出射される該レーザ光の状態を監視して該発光素子の制御にフィードバックをかけるための受光素子と、該発光素子から出射される該レーザ光の一部を該受光素子に照射させるレフレクトミラーとを備える光ピックアップ装置に
おいて、前記レフレクトミラー内に光の内部反射が生じることで、前記受光素子が誤動作することを防ぐ粗面部が、該レフレクトミラーの表面に設けられたことを特徴とする。
上記構成により、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じて光の干渉が発生し、これに伴って受光素子が誤動作し、結果として光ピックアップ装置が誤動作するということは、回避され易くなる。光の干渉とは、光の波同士が重ねられて強め合ったり弱め合ったりする現象を意味する。例えばCD−Rなどのメディアに対し、光ピックアップ装置が用いられて情報などのデータが記録されるときに、レフレクトミラーにレーザ光が入射される。このとき、レフレクトミラー内において光の内部干渉が生じた場合、受光素子に入光するレーザ光は変動する。このようなことが生じた場合、発光素子から定められたパワーのレーザ光が出射されず、低品質のデータ記録がメディアに行われることが懸念されていた。しかしながら、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じることで、受光素子が誤動作することを防ぐ粗面部が、レフレクトミラーの表面に設けられていれば、レフレクトミラーを透過したレーザ光の一部は、安定した状態で受光素子に当てられる。従って、記録不良などの不具合が生じることなくCD−Rなどのメディアに高品質な記録を行うことができる光ピックアップ装置が提供される。
請求項2に係る光ピックアップ装置は、請求項1記載の光ピックアップ装置において、前記レフレクトミラーは、略板状に形成され、該レフレクトミラーの前記粗面部は、前記受光素子側に設けられたことを特徴とする。
上記構成により、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じることで光の干渉現象が発生するということは回避され、発光素子から出射されたレーザ光の一部は、レフレクトミラー内を透過して確実に受光素子に当てられる。従って、受光素子に当てられる一部のレーザ光が不安定な状態となり、これに伴って発光素子から出射されるレーザ光のパワーが変動し、光ピックアップ装置に誤動作が生じるということは、回避され易くなる。
請求項3に係る光ピックアップ装置は、請求項1又は2記載の光ピックアップ装置において、前記粗面部は、不規則に荒らされた面として形成されたことを特徴とする。
上記構成により、レフレクトミラーに入射されたレーザ光がレフレクトミラー内において干渉されるということは、発生され難くなる。レフレクトミラーの表面に設けられた粗面部は、不規則に荒らされた面として形成されているので、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じることで光の干渉現象が発生するということは回避され、レフレクトミラー内に入射されたレーザ光に、光の干渉が生じることなく、レーザ光の一部は、レフレクトミラーの外へ正常に出射される。従って、記録不良などの不具合が生じることのない光ピックアップ装置の提供が可能となる。
請求項4に係る光ピックアップ装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の光ピックアップ装置において、前記発光素子と、前記レフレクトミラーとの間の光路に、該発光素子側から入射された前記レーザ光を平行光として該レフレクトミラー側に出射させるコリメータレンズが位置することを特徴とする。
上記構成により、記録不良などの不具合が発生することのない薄型化された光ピックアップ装置が提供可能となる。発光素子側から入射されたレーザ光を平行光としてレフレクトミラー側に出射させるコリメータレンズが、発光素子と、レフレクトミラーとの間の光路に位置するものとされているので、光ピックアップ装置の厚さを薄くすることが可能となる。従って、CD−Rなどのメディアに高品質な記録を行うことができる薄型の光ピックアップ装置の提供が可能となる。
請求項5に係る光ピックアップ装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の光ピックアップ装置において、持運びが容易なコンピュータの光ディスク装置に装備可能とされたことを特徴とする。
上記構成により、光ディスク装置における記録不良などが発生され難い薄型のコンピュータが構成される。従って、光ディスク装置にて記録が良好に実行可能とされると共に薄型化されたコンピュータの提供が可能となる。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じて光の干渉が発生し、これに伴って受光素子が誤動作し、結果として光ピックアップ装置が誤動作するということを、回避させ易くすることができる。例えばCD−Rなどのメディアに対し、光ピックアップ装置が用いられて情報などのデータが記録されるときに、レフレクトミラーにレーザ光が入射される。このとき、レフレクトミラー内において光の内部干渉が生じた場合、受光素子に入光するレーザ光は変動する。このようなことが生じた場合、発光素子から定められたパワーのレーザ光が出射されず、低品質のデータ記録がメディアに行われることが懸念されていた。しかしながら、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じることで、受光素子が誤動作することを防ぐ粗面部が、レフレクトミラーの表面に設けられていれば、レフレクトミラーを透過したレーザ光の一部は、安定した状態で受光素子に当てられる。従って、記録不良などの不具合が生じることなくCD−Rなどのメディアに高品質な記録が実行可能とされた光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じることで光の干渉現象が発生するということは回避され、発光素子から出射されたレーザ光の一部は、レフレクトミラー内を透過して確実に受光素子に当てられる。従って、受光素子に当てられる一部のレーザ光が不安定な状態となり、これに伴って発光素子から出射されるレーザ光のパワーが変動し、光ピックアップ装置に誤動作が生じるということを、回避させ易くすることができる。
請求項3記載の発明によれば、レフレクトミラーに入射されたレーザ光がレフレクトミラー内において干渉されるということを、発生させ難くすることができる。レフレクトミラーの表面に設けられた粗面部は、不規則に荒らされた面として形成されているので、レフレクトミラー内に光の内部反射が生じることで光の干渉現象が発生するということは回避され、レフレクトミラー内に入射されたレーザ光に、光の干渉が生じることなく、レーザ光の一部は、レフレクトミラーの外へ正常に出射される。従って、記録不良などの不具合が生じることのない光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、記録不良などの不具合が発生することのない薄型化された光ピックアップ装置を提供することができる。発光素子側から入射されたレーザ光を平行光としてレフレクトミラー側に出射させるコリメータレンズが、発光素子と、レフレクトミラーとの間の光路に位置するものとされているので、光ピックアップ装置の厚さを薄くすることができる。従って、CD−Rなどのメディアに高品質な記録を行うことが可能とされた薄型の光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、光ディスク装置における記録不良などが発生され難い薄型のコンピュータを構成させることができる。従って、光ディスク装置にて記録が良好に実行可能とされると共に薄型化されたコンピュータを提供させることができる。
以下に本発明に係る光ピックアップ装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る光ピックアップ装置の第一の実施形態を示す説明図、図2は、レフレクトミラーの表面状態を示す説明図および部分拡大図、図3は、レフレクトミラーにレーザ光が通される状態を示す説明図である。
光ピックアップ装置1(図1)が用いられて、メディア400における情報などのデータの再生または記録が行われる。光ピックアップ(optical pickup)は、「OPU」と呼ばれている。メディア400として、例えば、「CD−ROM」,「DVD−ROM」などの読出し専用の光ディスクや、「CD−R」,「DVD−R」,「DVD+R」などの追記型の光ディスクや、「CD−RW」,「DVD−RW」,「DVD+RW」,「DVD−RAM」,「HD DVD」,「Blu-ray Disc」などの書込み/消去や書換え可能なタイプの光ディスクなどが挙げられる。
「CD−RW」または「DVD−RW」もしくは「DVD+RW」の「RW」は、「ReWritable」の略称である。CD−RWまたはDVD−RWもしくはDVD+RWは、データの書換えが可能なものである。また、「DVD−RAM」は、「Digital Versatile Disc Random Access Memory 」の略称である。DVD−RAMは、データの読み書き・消去が可能なものである。
また、「HD DVD」は、「High Definition DVD 」の略称である。「HD DVD」は、従来のDVD系列のものと互換性をもたせ、且つ、従来のDVD系列の光ディスクよりも記憶容量の大きいものである。従来のCDには、赤外レーザが用いられて信号/データの読み書きが行われていた。また、従来のDVDには、赤色レーザが用いられて信号/データの読み書きが行われていた。これに対し、「HD DVD」の光ディスクに記録されたデータが読み出されるときには、青紫色レーザが用いられる。また、「Blu-ray 」とは、従来のCDで信号の読み書きに用いられていた赤外レーザや、従来のDVDで信号の読み書きに用いられていた赤色レーザに対し、高密度記録が実現されるために採用された青紫色レーザを意味する。
また、光ディスクとして、例えばディスク両面に信号面(図示せず)が設けられ、データ書込み/消去やデータ書換えが可能とされた光ディスク(図示せず)等も挙げられる。さらに、光ディスクとして、例えば、二層/三層/四層の信号面(図示せず)が設けられ、データ書込み/消去やデータ書換えが可能とされた光ディスク(図示せず)等も挙げられる。
光ピックアップ装置1は、前記各種光ディスクに記録されたデータを再生させたり、前記書込み可能もしくは書換え可能な各種光ディスクにデータを記録させたりする。光ピックアップ装置1は、CD系のメディアや、DVD系のメディア等に対応する。このように、光ピックアップ装置1は、複数のメディアに対応可能とされる。
CD用レーザドライバ10からCD用発光素子20へ電流が流されて、CD用発光素子20からレーザ光が出力される。CD用発光素子20は、波長が約770〜805nm(ナノメータ)のレーザ光を出射するCD用レーザダイオード(LD)である。CD用LD20は、レーザホルダ(LDホルダ)30内に収容されている。
第一のレーザドライバ(LDD)10は、第一のLD20を駆動させて第一のLD20からレーザ光を出射するレーザ駆動回路とされている。第一のLDD10から第一のLD
20に電流が供給されて、第一のLD20から出射されたレーザ光により、CD−Rなどのディスク400に情報の記録が行われたり、CD−Rなどのディスク400に記録された情報が再生されたりする。
第一のLD20から出力されたレーザ光は、第一の1/2波長板(HWP)+回折格子40、第一のダイバージェントレンズ50を通り抜け、第一の偏光ビームスプリッタ60内を略直角に反射して通り抜け、第二の偏光ビームスプリッタ160、コリメータレンズ(CL)210、1/4波長板(QWP)220を通り抜け、レフレクトミラー(RM)300において略直角に反射され、対物レンズ(OBL)230を通り抜けて、ディスク400に照射される。RM300の表側面301に当てられて反射されたレーザ光は、OBL230により、ディスク400に集光される。
RM300におけるLD20,120側もしくはOBL230側を、RM300の表面側とし、RM300における受光素子240側を、RM300の裏面側とする。この明細書におけるレフレクトミラーの「表」、「裏」の定義は、レフレクトミラーを備えるピックアップ装置を説明するための便宜上のものとされる。
HWP+回折格子40は、HWPと、回折格子とが、一つのものとして合わせられたものである。HWP+回折格子は、例えば「DOE」とも呼ばれる。DOE(Diffractive Optical Element )とは、光の回折現象を利用して光の進行方向を変える回折光学素子を意味する。
ダイバージェントレンズ50は、LD20から出射されたレーザ光を集めるものとされている。ダイバージェントレンズは、カップリングレンズ、又はセンサレンズ、又は中間レンズなどと呼ばれて、取り扱われることもある。
偏光ビームスプリッタ60は、レーザ光の偏光方向に関し、例えばS波を反射させ、P波を透過させる。偏光ビームスプリッタ160は、例えばDVD用レーザ光のS波を反射させ、DVD用レーザ光のP波を透過させる。なお、偏光ビームスプリッタ160にCD用レーザ光が入射されたときに、例えばCD用レーザ光は、S波、P波共に透過する。光ピックアップ装置の設計仕様などにより、S波、P波は、使い分けられる。偏光ビームスプリッタ60,160は、CD用波長やDVD用波長により異なる特性をもつ。
例えば偏光ビームスプリッタ160が精度よくハウジングに取り付けられることで、ディスク400に照射されるレーザ光の非点発生は抑制される。非点とは、例えばピントの位置ずれを意味する。偏光ビームスプリッタは、例えばPBSと略称して用いられる。「PBS」は、「Polarized Beam Splitter 」もしくは「Polarizing Beam Splitter」の略称とされ、偏光ビームスプリッタを意味する。また、ハウジングとは、部品が収容される箱形のもの等の物が入れられる箱や、箱に類似したものを意味する。
第一のPBS60は、略三角柱状の第一部材60Aと、この第一部材60Aに合わせられる略三角柱状の第二部材60Bとを備えるものとして構成されている。略三角柱状の第一部材60Aと、略三角柱状の第二部材60Bとが合わせられることで、略立方体形状の第一のPBS60が構成される。第一のPBS60を構成する第一部材60Aと、第一のPBS60を構成する第二部材60Bとの間に、膜60Fが設けられている。第一のPBS60内の境界面部60Lに、膜60Fが形成されている。また、第一のPBS60を構成する各表面61,62,63,64は、光沢のある滑らかな表面61,62,63,64として形成されている。
略立方体状に形成された第一PBS60の第一側面61に対し、第一PBS60の第二
側面62は、直角に交差する面とされている。また、第一PBS60の第二側面62に対し、第一PBS60の第三側面63は、平行な面とされている。また、第一PBS60の第一側面61に対し、第一PBS60の第三側面63は、直角に交差する面とされている。また、第一PBS60の第一側面61に対し、第一PBS60の第四側面64は、平行な面とされている。第一側面61、第二側面62、第三側面63、第四側面64以外の残る二つの側面については、レーザ光の光路と無関係なことから、ここでは、その詳細な説明を省略する。内部に膜60Fを備えたPBS60として、例えば、タムロン社製:PBSプリズムなどが挙げられる。
第二のPBS160は、略三角柱状の第一部材160Aと、この第一部材160Aに合わせられる略三角柱状の第二部材160Bとを備えるものとして構成されている。略三角柱状の第一部材160Aと、略三角柱状の第二部材160Bとが合わせられることで、略立方体形状の第二のPBS160が構成される。第二のPBS160を構成する第一部材160Aと、第二のPBS160を構成する第二部材160Bとの間に、特殊な膜160Fが設けられている。第二のPBS160内の境界面部160Lに、特殊な膜160Fが形成されている。この膜160Fは、波長が約770〜805nmのCD用レーザ光を透過させる特殊な膜160Fとされている。第二のPBS160内の境界面部160Lに、特殊な膜160Fが設けられていることにより、第二のPBS160は、CD用波長やDVD用波長によって、異なる特性をもつ。第二のPBS160は、ダイクロイックプリズムとも呼ばれる。また、ダイクロイックプリズムに設けられた膜は、ダイクロ膜などと呼ばれている。ダイクロイック(dichroic)とは、二つの色相をもつことを意味する。第二のPBS160を構成する各表面161,162,163,164は、光沢のある滑らかな表面161,162,163,164として形成されている。
略立方体状に形成された第二PBS160の第一側面161に対し、第二PBS160の第二側面162は、直角に交差する面とされている。また、第二PBS160の第二側面162に対し、第二PBS160の第三側面163は、平行な面とされている。また、第二PBS160の第一側面161に対し、第二PBS160の第三側面163は、直角に交差する面とされている。また、第二PBS160の第一側面161に対し、第二PBS160の第四側面164は、平行な面とされている。第一側面161、第二側面162、第三側面163、第四側面164以外の残る二つの側面については、レーザ光の光路と無関係なことから、ここでは、その詳細な説明を省略する。内部にダイクロ膜160Fを備えたPBS160として、例えば、タムロン社製:PBSプリズムなどが挙げられる。
CL210は、LD20,120側すなわちPBS60,160側からこのレンズに入射された光を平行光にして、QWP220側すなわちRM300側に出射させる。
QWP220は、直線偏光を円偏光に変えたり、円偏光を直線偏光に変えたりする。QWP220は、DVD記録系の光ピックアップ装置1に必須とされる。直線偏光が円偏光にされ、QWP220と、ディスク400との間のレーザ光が円偏光とされることで、例えばディクス400が粗悪なものとされていても、ディスク400に対するデータの記録/再生動作は、正常に行われる。また、直線偏光が円偏光にされ、QWP220と、ディスク400との間のレーザ光が円偏光とされることで、CD−Rディスク400に対し、データの書込み/再生が行われるときの特性が向上される。QWPは、1/4λ板とも呼ばれる。なお、光ピックアップ装置の機種により、QWPが装備されていない光ピックアップ装置(図示せず)もある。
QWP220側すなわちLD20,120側からRM300の表側面301にレーザ光が照射されたときに、大部分のレーザ光は反射され、OBL230を透過してディスク400に照射される。しかしながら、一部のレーザ光は、ミラー内部304を透過し、受光
素子240に照射される。また、ディスク400から反射されOBL230を透過したレーザ光が、RM300の表側面301に照射されたときに、大部分のレーザ光は反射され、大半のレーザ光は、QWP220側すなわちCL210側に反射される。このRM300は、光学的特性に優れるガラスが用いられて形成されている。RMは、立上げミラーなどとも呼ばれている。
RM300の表側面301に、特殊な膜300Fが設けられている。この膜300Fは、例えば、大部分のレーザ光を反射させ、一部のレーザ光を透過させる役割を果たす。特殊膜300Fにレーザ光が照射されたときに、例えば、約92〜98%のレーザ光が反射され、約2〜8%のレーザ光が透過する。具体的に説明すると、RM300の表側面301の特殊膜300Fにレーザ光が照射されたときに、略95%のレーザ光が反射され、略5%のレーザ光が透過する。
RM300の表側面301にレーザ光が当てられたときに、レーザ光の反射量が例えば92%よりも少ない場合、即ち、レーザ光の透過量が例えば8%よりも多い場合、光ディスク400にレーザ光を照射させるための必要な光量が不足する。RM300の表側面301にレーザ光が当てられたときに、レーザ光の反射量が例えば98%よりも多い場合、即ち、レーザ光の透過量が例えば2%よりも少ない場合、受光素子240に必要とされるレーザ光の受光量が不足する。RM300の表側面301にレーザ光が当てられたときに、レーザ光の反射量が例えば95%とされた場合、即ち、レーザ光の透過量が例えば5%とされた場合、光ディスク400に十分なレーザ光が照射されると共に、受光素子240にも必要とされる適度なレーザ光が照射される。従って、このような特性をもつRM300が光ピックアップ装置1に装備されることが好ましい。
前記特殊な膜300FがRM300の表側面301に設けられているので、RM300の表側面301にレーザ光が照射されたときに、大部分のレーザ光が反射され、一部のレーザ光がミラー内部304を透過することとなる。特殊な膜300Fが設けられたRM300の表側面301は、平滑な光沢面として形成されている。表面301に特殊な膜300Fが設けられたRM300として、例えば、タムロン社製:膜付ミラーなどが挙げられる。
OBL230は、LD20またはLD120から出射されたレーザ光をディスク400上に集光させる役割を果たす。OBL230は、レンズホルダ(図示せず)に装着されている。
ディスク400に対し、OBL230を備える前記レンズホルダのフォーカスサーボが行われるときに、OBL230を備える前記レンズホルダは、図1における上下方向に沿って動かされる。また、ディスク400に対し、OBL230を備える前記レンズホルダのトラッキングサーボが行われるときに、OBL230を備える前記レンズホルダは、図1における左右方向に沿って動かされる。
フォーカスとは、焦点やピントを意味する。また、トラッキングとは、光を用いて、ディスク400に設けられた微小なピット(穴、凹み)や、グルーブ(溝)、ウォブル(蛇行)などを追跡観測し、螺旋状に描かれた軌道の位置を定めることを意味する。
また、第一のLD20から出力されるレーザ光の一部は、第一のDOE40、第一のダイバージェントレンズ50を通り抜け、第一のPBS60内を略直角に反射して通り抜け、第二のPBS160、CL210、QWP220を通り抜け、RM300の表側面301からRM300の内部304に入射され、RM300の裏側面302から出射されて、受光素子240に照射される。第一のLD20から出射されたレーザ光の一部は、RM3
00の裏側において、受光素子240により検出される。
受光素子240は、レーザ光の一部が照射されるフロントモニタダイオード(FMD)である。FMD240は、LD20,120から出力されるレーザ光をモニタして、LD20,120の制御のためにフィードバックをかける受光素子240である。
また、ディスク400から反射されたレーザ光の一部は、OBL230を通り抜け、RM300の表側面301において略直角に反射され、QWP220、CL210、第二のPBS160、第一のPBS60、アナモフィックレンズ250を通り抜けて、フォトダイオードIC(PDIC)260に当てられる。
アナモフィックレンズ250は、レーザ光の非点収差を発生させる。アナモフィックレンズは、アナモレンズと省略して用いられている。
PDIC260は、ディスク400から反射されたレーザ光を受けて、その信号を電気信号に変え、ディスク400に記録された情報を検出するための光検出器である。また、PDIC260は、ディスク400から反射されたレーザ光を受けて、その信号を電気信号に変えて、光ピックアップ装置1を構成するOBL230付レンズホルダ(図示せず)のサーボ機構(図示せず)を動作させるための光検出器でもある。
第一LD20から出力されるCD用レーザ光について詳しく説明すると、第一LD20から出射された波長約770〜805nmのCD用レーザ光は、第一DOE40を透過するときに、直線偏光の偏光方向が変えられて例えばS波となる。このS波は、第一ダイバージェントレンズ50を透過し、第一PBS60内に入射する。
このとき、CD用レーザ光は、S波とされているので、第一PBS60の第一側面61から第一PBS60内に入射されたCD用レーザ光は、第一PBS60内の傾斜境界面部60Lにおいて略直角に反射され、第一PBS60の第一側面61と直角に交差する第二側面62から出射される。
第一PBS60の第二側面62から出射されたS波は、第二PBS160の第三側面163から第二PBS160内に入射され、第二PBS160内を直進して、第二PBS160の第三側面163と平行な第二側面162から出射される。第二PBS160は、波長約770〜805nmのCD用レーザ光を透過させる膜160Fを備えるので、波長約770〜805nmのS波は、第二PBS160内を直進して透過する。
第二PBS160の第二側面162から出射された直線偏光S波は、CL210を透過することで、平行光になる。平行光になった直線偏光は、QWP220において、例えば右旋回の円偏光になる。QWP220において、右旋回の円偏光とされた大半のCD用レーザ光は、RM300の表側面301において略直角に反射され、OBL230を透過して、CD系ディスク400に照射される。
また、QWP220において、右旋回の円偏光とされた一部のCD用レーザ光は、RM300の表側面301からRM300の内部304に入射され、RM300の裏側面302から出射されて、FMD240に照射される。
また、CD系ディスク400にCD用レーザ光が照射されると共に、CD系ディスク400からCD用レーザ光が反射されることで、右旋回の円偏光のCD用レーザ光は、左旋回の円偏光のCD用レーザ光となる。CD系ディスク400にCD用レーザ光が照射されたときに、CD系ディスク400からCD用レーザ光が反射されることで、円偏光の旋回
方向が反転される。
左旋回の円偏光となったCD用レーザ光は、OBL230を透過し、RM300の表側面301に照射される。RM300の表側面301において、左旋回の円偏光とされた大半のCD用レーザ光は、略直角に反射され、QWP220に入射される。
QWP220に入射された左旋回の円偏光は、QWP220を透過することで、直線偏光P波となる。このP波は、CL210を透過して、第二PBS160に入射される。
このP波は、第二PBS160の第二側面162から第二PBS160内に入射され、第二PBS160の第二側面162と平行な第三側面163から出射される。波長約770〜805nmのP波は、膜160Fを備える第二のPBS160内を直進して通り抜ける。第二のPBS160内に設けられた膜160Fは、波長約770〜805nmのCD用レーザ光を透過させる特殊な膜160Fとされているので、波長約770〜805nmのP波は、第二PBS160内を直進し透過する。
第二PBS160の第三側面163から出射された波長約770〜805nmのP波は、第一PBS60の第二側面62から第一PBS60内に入射され、第一PBS60の第二側面62と平行な第三側面63から出射される。このときのCD用レーザ光は、P波とされているので、P波は、第一PBS60内の傾斜境界面部60Lを通過し、第一PBS60内を直進して通り抜ける。その後、P波は、アナモレンズ250を透過して、PDIC260に照射される。第一LD20から出力された大半のCD用レーザ光は、このようにしてPDIC260に入射される。
また、DVD用レーザドライバ110からDVD用発光素子120へ電流が流されて、DVD用発光素子120からレーザ光が出力される。DVD用発光素子120は、波長が約630〜670nmのレーザ光を出射するDVD用レーザダイオードである。DVD用LD120は、レーザホルダ130内に収容されている。第二のLDD110は、第二のLD120を駆動させて第二のLD120からレーザ光を出射させるレーザ駆動回路とされている。第二のLDD110から第二のLD120に電流が供給されて、第二のLD120から出射されたレーザ光により、DVD−Rなどのディスク400に情報の記録が行われたり、DVD−Rなどのディスク400に記録された情報が再生されたりする。
第二のLD120から出力されたレーザ光は、第二のダイバージェントレンズ140、第二のHWP+回折格子(DOE)150を通り抜け、第二のPBS160内を略直角に反射して通り抜け、CL210、QWP220を通り抜け、RM300において略直角に反射され、OBL230を通り抜けて、ディスク400に照射される。DOE150は、HWPと、回折格子とが、一つのものとして合わせられたものである。
また、第二のLD120から出力されるレーザ光の一部は、第二のダイバージェントレンズ140、第二のDOE150を通り抜け、第二のPBS160内を略直角に反射して通り抜け、CL210、QWP220を通り抜け、RM300の表側面301からRM300の内部304に入射され、RM300の裏側面302から出射されて、FMD240に照射される。第二のLD120から出射されたレーザ光の一部は、RM300の裏側において、FMD240により検出される。
また、ディスク400から反射されたレーザ光の一部は、OBL230を通り抜け、RM300の表側面301において略直角に反射され、QWP220、CL210、第二のPBS160、第一のPBS60、アナモレンズ250を通り抜けて、PDIC260に当てられる。
第二LD120から出力されるDVD用レーザ光について詳しく説明すると、第二LD120から出射された波長約630〜670nmのDVD用レーザ光は、先ず、第二ダイバージェントレンズ140を透過する。第二ダイバージェントレンズ140を透過した波長約630〜670nmのレーザ光は、第二DOE150を透過するときに、直線偏光の偏光方向が変えられて例えばS波となる。
このS波は、第二のPBS160内に入射する。このとき、DVD用レーザ光は、S波とされているので、第二PBS160の第一側面161から第二PBS160内に入射されたDVD用レーザ光は、第二PBS160内の傾斜境界面部160Lにおいて略直角に反射され、第二PBS160の第一側面161と直角に交差する第二側面162から出射される。
第二PBS160の第二側面162から出射された直線偏光S波は、CL210を透過することで、平行光になる。平行光になった直線偏光は、QWP220において、例えば右旋回の円偏光になる。QWP220において、右旋回の円偏光とされた大半のDVD用レーザ光は、RM300の表側面301において略直角に反射され、OBL230を透過して、DVD系ディスク400に照射される。
また、QWP220において、右旋回の円偏光とされた一部のDVD用レーザ光は、RM300の表側面301からRM300の内部304に入射され、RM300の裏側面302から出射されて、FMD240に照射される。
また、DVD系ディスク400にDVD用レーザ光が照射されると共に、DVD系ディスク400からDVD用レーザ光が反射されることで、右旋回の円偏光のDVD用レーザ光は、左旋回の円偏光のDVD用レーザ光となる。DVD系ディスク400にDVD用レーザ光が照射されたときに、DVD系ディスク400からDVD用レーザ光が反射されることで、円偏光の旋回方向が反転される。
左旋回の円偏光となったDVD用レーザ光は、OBL230を透過し、RM300の表側面301に照射される。RM300の表側面301において、左旋回の円偏光とされた大半のDVD用レーザ光は、略直角に反射され、QWP220に入射される。
QWP220に入射された左旋回の円偏光は、QWP220を透過することで、直線偏光P波となる。このP波は、CL210を透過して、第二PBS160に入射される。
このP波は、第二PBS160の第二側面162から第二PBS160内に入射され、第二PBS160の第二側面162と平行な第三側面163から出射される。波長約630〜670nmのP波は、第二PBS160内を直進して通り抜ける。このときのDVD用レーザ光は、P波とされているので、このP波は、第二PBS160内の傾斜境界面部160Lを通過し、第二PBS160内を直進して通り抜ける。
第二PBS160の第三側面163から出射された波長約630〜670nmのP波は、第一PBS60の第二側面62から第一PBS60内に入射され、第一PBS60の第二側面62と平行な第三側面63から出射される。このときのDVD用レーザ光は、P波とされているので、P波は、第一PBS60内の傾斜境界面部60Lを通過し、第一PBS60内を直進して通り抜ける。その後、P波は、アナモレンズ250を透過して、PDIC260に照射される。第二LD120から出力された大半のDVD用レーザ光は、このようにしてPDIC260に入射される。
光ピックアップ装置1は、偏光特性が利用され、光の透過特性と、光の反射特性とが応用された偏光光学系のものとされている。
上記第一のLDD10、上記第一のLD20を備える上記LDホルダ30、上記第一のDOE40、上記第一のダイバージェントレンズ50、上記第一のPBS60、上記第二のLDD110、上記第二のLD120を備える上記LDホルダ130、上記第二のダイバージェントレンズ140、上記第二のDOE150、上記第二のPBS160、上記CL210、上記QWP220、上記OBL230、上記FMD240、上記アナモレンズ250、上記PDIC260、上記RM300は、不図示のハウジングに装備される。QWP220、OBL230、FMD240に対し、RM300は、傾けられた状態で前記ハウジング内に固定される。
前記第一のLD20、前記第一のDOE40、前記第一のダイバージェントレンズ50、前記第一のPBS60、前記第二のLD120、前記第二のダイバージェントレンズ140、前記第二のDOE150、前記第二のPBS160、前記CL210、前記QWP220、前記OBL230、前記FMD240、前記アナモレンズ250、前記PDIC260、前記RM300は、光ピックアップ装置1を構成する光学系部品とされている。
また、前記第一のLDD10、前記第一のLD20、前記第二のLDD110、前記第二のLD120、前記FMD240、前記PDIC260は、フレキシブルプリント回路体(FPC)などのフレキシブル基板5に通電可能に接続されている。フレキシブル基板5も上記ハウジングに装備される。FPC5は、複数の回路導体5pが絶縁シート5qに印刷されて、例えば銅箔などの金属箔5pが絶縁シート5qに並設され、その上に透明もしくは半透明の不図示の保護層が設けられて構成される。
LDD10,110、LD20,120、FMD240、PDIC260などの各種電気/電子部品は、半田付けが行われることで、フレキシブル基板5に通電可能に接続される。
光ピックアップ装置1は、上述した各種のものを備えて構成される。光ピックアップ装置1は、図示されたもの以外に、他のもの(図示せず)も備えるが、図1においては、それらの他のものは、便宜上、省略した。
図1の如く、この光ピックアップ装置1は、波長が約770〜805nmの赤外レーザ光を出射するCD用のLD20と、波長が約630〜670nmの赤色レーザ光を出射するDVD用のLD120と、LD20またはLD120から出射されるレーザ光の状態を監視してLD20またはLD120の制御にフィードバックをかけるためのFMD240と、LD20またはLD120から出射されるレーザ光をOBL230に向けて反射させると共に、LD20またはLD120から出射されるレーザ光の一部を透過させFMD240に照射させるRM300とを備えるものとして構成されている。
前記CD用のLD20に代えて、例えば波長が約390〜420nmの青紫色のレーザ光を出射するLD(20)が用いられたものも使用可能とされる。また、例えば前記DVD用のLD120に代えて、波長が約390〜420nmの青紫色のレーザ光を出射するLD(120)が用いられたものも使用可能とされる。青紫色のレーザ光は、Blu-ray Disc系のメディアに対して用いられる。例えば光ピックアップ装置は、CD系のメディア、DVD系のメディア、Blu-ray Disc系のメディアから選ばれるメディアのうち、少なくとも一種以上のメディアに対応可能なものとされる。
RM300のミラー内部304にレーザ光の内部反射が生じることにより、FMD24
0等に光の多重干渉縞が生じることを防ぐ粗面部303(図1〜図3)が、RM300の表面302に設けられている。詳しく説明すると、ミラー内部304においてレーザ光の内部反射が生じることにより、FMD240に光の多重干渉縞が生じることを防ぐ微細な凹凸部303(図2)が、RM300の表面302に設けられている。図1〜図3に示すRM300の粗面部303は、この明細書において分かり易いものとされるために、便宜上、表現されたものである。実際には、RM300の表面302に、非常に微細な凹凸部303が形成される。
図3を用いて説明すると、RM300のミラー内部304において光が反射されることなく光を通過させる凹凸面が、RM300の片側の表面302に設けられている。RM300の片側の表面302は、ミラー内部304の光が散乱される粗さとされている。光の多重干渉とは、光の波同士が重ねられて強め合ったり弱め合ったりする現象を意味する。
RM300は、レーザ光の一部が入射される第一表面301と、第一表面301と平行に形成され且つ第一表面301からミラー内部304を通り抜けて一部のレーザ光が出射される第二表面302と、第二表面302に設けられ且つミラー内部304における光の干渉の発生を防ぐ微細な凹凸状の粗面部303とを備えるガラス製の板状体として形成されている。
微細な凹凸状の粗面部303がRM300の表面302に設けられていれば、RM300(図1〜図3)のミラー内部304にレーザ光の内部反射が生じて光の干渉が発生し、これに伴ってFMD240(図1)が誤動作し、結果として光ピックアップ装置1が誤動作するということは、回避され易くなる。
実線で示すCL710(図5)と、QWP720とが移動され、CL710と、QWP720とが、仮想線で示すCL710Xと、QWP720Xとして、第二のBS660と、RM800との間に配置される光学レイアウトの光ピックアップ装置(501)においては、RM800(図6)内にレーザ光の内部反射が生じ、FMD740に光の多重干渉縞が生じて、光ピックアップ装置(501)(図5)が誤動作する。
しかしながら、このような光学レイアウトのものとされていても、図1の光ピックアップ装置1の如く、ミラー内部304にレーザ光の内部反射が生じることを防ぐ微細な凹凸部303が、RM300の裏側面302に設けられていれば、FMD240に光の多重干渉縞が生じて光ピックアップ装置1が誤動作するということは、回避され易くなる。
例えばCD−Rなどの各種メディア900に対し、光ピックアップ装置(501)が用いられて情報などのデータが記録されるときに、RM800に平行光のレーザ光が入射される。このとき、RM800(図6)内においてレーザ光の内部干渉が生じた場合、FMD740(図5)に入光するレーザ光は変動する。このようなことが生じた場合、LD520またはLD620から出射されるレーザ光の強度が不安定となり、LD520またはLD620から定められたパワーのレーザ光が出射されず、低品質のデータ記録がCD−Rなどのメディア900に行われることが懸念されていた。例えば、周囲の温度変化に伴って、LD520またはLD620から出射されるレーザ波長に1nmの変化が生じただけで、FMD740に生じる光の干渉縞模様が変化し、FMD740の動作は、不安定となる。
しかしながら、RM300(図1〜図3)のミラー内部304に光の内部反射が生じることで、FMD240が誤動作することを防ぐ微細な凹凸状の粗面部303が、RM300の表面302に設けられていれば、RM300を透過したレーザ光の一部は、安定した状態でFMD240(図1)に当てられる。RM300のミラー内部304に光の内部反
射が生じることにより、FMD240等にレーザ光の多重干渉縞が生じることを防ぐ微細な凹凸状の粗面部303が、RM300の表面302に設けられているので、RM300を透過したレーザ光の一部は、安定した状態でFMD240に当てられることとなる。
これにより、LD20またはLD120から出射されるレーザ光の強度が安定し、LD20またはLD120から定められたパワーのレーザ光が出射され、高品質のデータ記録がCD−Rなどのメディア400に行われる。従って、記録不良などの不具合が生じることなく、CD−Rなどの各種メディア400に高品質な記録が実行可能とされた光ピックアップ装置1を、光ディスク装置(図示せず)の組立メーカや、光ピックアップ装置1の組立メーカや、光ピックアップ装置1の使用者等に提供することができる。
光ピックアップ装置1(図1)に装備されたRM300は、図1〜図3の如く、略板状に形成されている。また、RM300に形成された微細な凹凸状の粗面部303は、FMD240側とされるRM300の裏側面302にのみ設けられている。RM300の表側面301は、光沢のある滑らかな表面301として形成されている。
FMD240側とされるRM300の裏側面302にのみ、微細な凹凸状の粗面部303(図3)が設けられていれば、RM300のミラー内部304にレーザ光の内部反射が生じることで光の干渉現象が発生するということは、回避される。RM300のミラー内部304にレーザ光の内部反射が生じることにより、FMD240等にレーザ光の干渉現象が生じるということは回避され、LD20またはLD120から出射されたレーザ光の一部は、RM300のミラー内部304を透過して確実にFMD240に当てられる。従って、FMD240に当てられる一部のレーザ光が不安定な状態となり、これに伴ってLD20またはLD120から出射されるレーザ光のパワーが変動し、光ピックアップ装置1に誤動作が生じるということを、回避させ易くすることができる。
OBL230(図1)からディスク400にレーザ光が照射されるときに、ディスク400のデータ記録部450にできるレーザ光のスポットSPは、重要なものとされる。スポットとは、一点が明るく照らされた状態のものを意味する。LD20またはLD120から出射されたレーザ光がOBL230において集光されて、ディスク400にデータの記録が行われたり、ディスク400に記録されたデータが再生されたりする。そのときに、ディスク400に形成された微小なピット(穴、凹み)や、グルーブ(溝)や、ウォブル(蛇行)などに、最適な大きさ/強さのレーザ光のスポットSPが当てられる。このように、OBL230からディスク400に照射されて形成されるレーザ光のスポットSPは、最適なスポットSPとして実現されることが重要なこととされる。
高性能な光ピックアップ装置1が実現されるためには、OBL230からディスク400に照射されて形成されるレーザ光のスポットSPが高精度なものとされて、最適なスポットSPとされることが必要不可欠なこととされる。また、そのような高性能な光ピックアップ装置1が実現されるためには、LD20またはLD120から出射されるレーザ光を安定したものにさせる必要がある。このようなことから、RM300の表側面301は、光沢のある滑らかな表面301として形成させて、ディスク400のデータ記録部450に高精度なスポットSPを形成させる必要性が生じる。
これに対し、FMD240に当てられる一部のレーザ光は、若干、ぼやけたものとされていても、FMD240は、正常に機能する。FMD240に当てられる一部のレーザ光が、若干、ぼやけたものとされていても、RM300内にレーザ光の内部反射が発生せずFMD240に光の多重干渉縞が生じなければ、FMD240が誤作動を起こすということは回避され、FMD240は、正常に作動する。従って、RM300の裏側面302に、微細な凹凸状の粗面部303が設けられていても、光ピックアップ装置1は、正常に機
能する。
図2の如く、RM300のFMD240側の表面302に設けられた微細な凹凸状の粗面部303は、不規則に荒らされた多数の微細な凹凸面として形成されている。図2の丸枠で示された部分拡大図の如く、RM300のFMD240側の表面302に設けられた粗面部303は、略梨子地状に形成されている。梨子地とは、梨の果実の肌に似た模様のものとされる。
RM300のFMD240側の表面302が、不規則に荒らされた略梨子地状の粗面部303として形成されていれば、RM300に入射されたレーザ光がRM300のミラー内部304において多重干渉されるということは、発生され難くなる。RM300のFMD240側の表面302に設けられた粗面部303は、不規則に荒らされた多数の微細な凹凸面として形成され、略梨子地状の面として形成されているので、RM300のミラー内部304において、光の多重干渉が生じるということは回避される。
RM300の裏側面302に設けられた粗面部303は、不規則に荒らされた多数の微細な凹凸面として形成され、略梨子地状の面として形成されているので、RM300のミラー内部304にレーザ光の内部反射が生じることで光の干渉現象が発生するということは、回避される。RM300の第一表面301からRM300のミラー内部304に入射されたレーザ光に光の内部反射が生じ、FMD240等に光の多重干渉縞が生じるということは防止され、レーザ光の一部は、RM300の第二表面302からRM300の外側に向けて正常に出射される。従って、不図示の光ディスク装置の組立メーカや、光ピックアップ装置1の組立メーカや、光ピックアップ装置1の使用者等に、記録不良などの不具合が生じることのない光ピックアップ装置1を提供することができる。
図1の如く、LD20もしくはLD120と、RM300との間の光路に、LD20,120側から入射された拡散光のレーザ光を、平行光のレーザ光としてRM300側に出射させるCL210が位置する。また、LD20もしくはLD120と、RM300との間の光路に、CL210を透過した直線偏光を円偏光に変えたり、RM300から反射された円偏光を直線偏光に変えたりするQWP220が位置する。QWP220は、CL210と、RM300との間の光路に設置されている。
このように光ピックアップ装置1が構成されていれば、記録不良などの不具合が発生することのない薄型化された光ピックアップ装置1を、市場に提供することができる。LD20,120側から入射されたレーザ光を平行光としてRM300側に出射させるCL210が、LD20もしくはLD120と、RM300との間の光路に位置するものとされているので、光ピックアップ装置1の厚さを、従来の光ピックアップ装置501(図5)の厚さよりも薄くさせることが可能となる。また、CL210(図1)を透過した直線偏光を円偏光に変えたり、RM300から反射された円偏光を直線偏光に変えたりするQWP220が、LD20もしくはLD120と、RM300との間の光路に位置するものとされているので、光ピックアップ装置1の厚さを、従来の光ピックアップ装置501(図5)の厚さよりも薄くすることができる。従って、CD−Rなどのメディア400(図1)に高品質な記録を行うことが可能とされた薄型の光ピックアップ装置1を、光ディスク装置(図示せず)の組立メーカや、光ピックアップ装置1の組立メーカや、光ピックアップ装置1の使用者等に提供することができる。
図1に示す光ピックアップ装置1は、CL210と、RM300との間の光路に、QWP220が位置するものとされているが、光ピックアップ装置(1)の設計仕様などにより、例えば、OBL(230)と、RM(300)との間の光路に、QWP(220)が位置するものも使用可能とされる(図示せず)。
次に、上記光ピックアップ装置1における上記RM300の製造方法について説明する。
RM300(図1〜図3)の第二表面302のみを磨ったり、第二表面302に、金剛砂を吹き付けたり、化学処理により腐食させたりさせて、RM300の第二表面302に微細な凹凸部303を形成させる。RM300に、このような表面処理工程を行う。
具体的に説明すると、RM300の裏側面302を荒らす方法として、例えば目の細かい紙やすりを用いてRM300の表面302を荒らす方法が挙げられる。また、ショットブラストが行われることにより、RM300の表面302が荒らされたものも使用可能とされる。ショットブラストとは、圧縮空気を用いて例えば金剛砂などの微細な粒子を表面に吹き付ける表面処理方法を意味する。また、例えば特殊な薬液が用いられてRM300の表面302に化学処理が行われ、これにより表面処理が行われて、RM300の表面302を粗くさせることも可能とされる。
このようにして、ミラー内部304において光を反射させず且つ光を通過させることが可能とされた面を、RM300の裏側面302にのみ形成させる。RM300の第二表面302のみを荒らして、RM300の裏側面302だけを「曇りガラス」の状態とさせる。すなわち、RM300の裏側面302をいわゆる「すりガラス」の表面状態とさせる。すりガラスとは、不透明とされたガラスを意味する。すりガラスは、曇りガラス、つや消しガラス、消しガラスなどと呼ばれる。このようにすることで、FMD240に入射される光を散乱させて光の干渉発生を抑制させる。これにより、FMD240から出力される電流値を安定化させる。
図4は、本発明に係る光ピックアップ装置の第二の実施形態におけるレフレクトミラーを示す説明図である。
図1〜図3に示すレフレクトミラー300に代えて、図4に示すレフレクトミラー320が用いられて、第二の実施形態の光ピックアップ装置が構成された。図4に示すRM320の粗面部323は、この明細書において分かり易いものとされるために、便宜上、表現されたものである。実際には、RM320の表面322に、非常に微細な凹凸部323が形成される。
RM320は、レーザ光の一部が入射される第一表面321と、第一表面321と平行に形成され且つ第一表面321からミラー内部324を通り抜けて一部のレーザ光が出射される第二表面322と、第二表面322に設けられ且つミラー内部324におけるレーザ光の内部反射ならびに光の干渉の発生を防ぐ微細な略格子状の粗面部323とを備えるガラス製の板状体として形成されている。
図4の丸枠で示された部分拡大図の如く、RM320の裏側面322に設けられた粗面部323は、不均一な略格子縞状に形成されている。格子縞とは、縦縞と横縞とが組み合わせられた模様を意味する。RM320の表側面321は、光沢のある滑らかな表面321として形成されている。
第二の実施形態における光ピックアップ装置のRM320の製造方法については、上記光ピックアップ装置1における上記RM300の製造方法と同様なことから、ここでは、その詳細な説明を省略する。
上記光ピックアップ装置1(図1)を備える不図示の光ディスク装置は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer )や、ラップトップ型PCや、デスクトップ型PCなどのコンピュータや、CDプレーヤなどの音響機器や、DVDプレーヤなどの音響/映像機器などに装備可能とされる(何れも図示せず)。
デスクトップコンピュータは、卓上型のコンピュータとされ、机の上で使用可能なコンピュータとされているが、容易に持運びができないタイプのものである。デスクトップ型のPCに対し、ノート型もしくはラップトップ型のPCは、軽量化、軽薄化が要求されることから、スリム型ドライブが装備されたディスク装置を備える構造のものである。ノート型もしくはラップトップ型のPCは、デスクトップ型のPCと異なる構造のものである。ノート型もしくはラップトップ型のPCは、ディスプレイと、PC本体とが、一体構造のものとされ、PC本体に対し、ディスプレイが折りたたまれることで、薄型サイズのものとなる。ノート型のPCは、このものが平面視されたときに略A4判もしくはこれ以下の大きさの汎用PCとされ、ブック型PCとも呼ばれている。ノート型もしくはラップトップ型のPCは、コンパクトなものとされて容易に持運びができるということが重要である。
上記光ピックアップ装置1を備える不図示の光ディスク装置は、ノート型PCもしくはラップトップ型PC等の持運びが容易な薄型コンピュータの光ディスク装置に装備可能とされている。具体的に説明すると、上記光ピックアップ装置1は、ノート型PCの光ディスク装置に装備される。
これにより、光ディスク装置におけるデータ記録不良などが発生され難い薄型のノート型PCが構成される。従って、光ディスク装置にてデータ記録が良好に実行可能とされると共に薄型化されたノート型PCを、例えば、ノート型PCの製造メーカからノート型PCの使用者等に提供させることができる。
本発明の光ピックアップ装置は、図示されたものに限定されるものではない。例えば、OBL(230)と、RM(300)との間の光路に、QWP(220)が位置するものも使用可能とされる(図示せず)。また、図1に示す光ピックアップ装置(1)に、例えば、「HD−DVD」系の光路(図示せず)や、「Blu ray Disc」系の光路(図示せず)などの他の光路が追加されたものも使用可能とされる。本発明のものは、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能とされる。
本発明に係る光ピックアップ装置の第一の実施形態を示す説明図である。 レフレクトミラーの表面状態を示す説明図および部分拡大図である。 レフレクトミラーにレーザ光が通される状態を示す説明図である。 本発明に係る光ピックアップ装置の第二の実施形態におけるレフレクトミラーを示す説明図である。 従来の光ピックアップ装置の一形態を示す説明図である。 従来のレフレクトミラー内に光の内部反射が生じて光の干渉が発生した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
5 FPC(フレキシブル基板)
5p 金属箔(回路導体)
5q 絶縁シート
10,110 LDD(レーザドライバ)
20,120 LD(発光素子)
30,130 LDホルダ(レーザホルダ)
40,150 DOE(1/2波長板+回折格子)
50,140 ダイバージェントレンズ
60,160 PBS(偏光ビームスプリッタ)
60A,160A 第一部材
60B,160B 第二部材
60F,160F,300F 膜
60L,160L 傾斜境界面部(境界面部)
61,161 第一側面(表面)
62,162 第二側面(表面)
63,163 第三側面(表面)
64,164 第四側面(表面)
210 CL(コリメータレンズ)
220 QWP(1/4波長板)
230 OBL(対物レンズ)
240 FMD(受光素子)
250 アナモレンズ(アナモフィックレンズ)
260 PDIC(フォトダイオードIC)
300,320 RM(レフレクトミラー)
301,321 表側面(表面)
302,322 裏側面(表面)
303,323 凹凸部(粗面部)
304,324 ミラー内部(内部)
400 ディスク(メディア)
450 データ記録部(記録部)
SP スポット

Claims (5)

  1. レーザ光を出射する発光素子と、
    該発光素子から出射される該レーザ光の状態を監視して該発光素子の制御にフィードバックをかけるための受光素子と、
    該発光素子から出射される該レーザ光の一部を該受光素子に照射させるレフレクトミラーと
    を備える光ピックアップ装置において、
    前記レフレクトミラー内に光の内部反射が生じることで、前記受光素子が誤動作することを防ぐ粗面部が、該レフレクトミラーの表面に設けられたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記レフレクトミラーは、略板状に形成され、
    該レフレクトミラーの前記粗面部は、前記受光素子側に設けられたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記粗面部は、不規則に荒らされた面として形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記発光素子と、
    前記レフレクトミラーとの間の光路に、
    該発光素子側から入射された前記レーザ光を平行光として該レフレクトミラー側に出射させるコリメータレンズが位置することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  5. 持運びが容易なコンピュータの光ディスク装置に装備可能とされたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
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