JP2006236530A - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光学式ピックアップより照射されるレーザー光にて光ディスクに信号の記録動作を行う光ディスク記録再生装置を提供する。
【解決手段】 信号記録層に記録される信号に応じた信号記録パルス信号を生成するとともに該信号記録パルス信号を第1レーザー駆動回路29に出力する記録パルス生成回路28と、画像記録層に画像を形成する信号に応じた画像記録パルス信号を生成するとともに該画像記録パルス信号を第2レーザー駆動回路36に出力する画像記録パルス生成回路33を設け、信号記録層への信号の記録動作及び画像記録層への画像記録動作を同時に行うとき、信号記録層へのレーザー光を放射する第1レーザーダイオード1a及び画像記録層へのレーザー光を放射する第2レーザーダイオード2aが同時に記録用出力にて発光しないように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学式ピックアップに組み込まれているレーザーダイオードから照射されるレーザー光にて光ディスクに信号の記録動作及び可視画像の形成動作を行うことが出来る光ディスク記録再生装置に関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disc)と呼ばれる光ディスクを使用する光ディスク記録再生装置が普及しているが、斯かる光ディスク記録再生装置は、DVD方式のディスクの他にCD(Compact Disc)と呼ばれるディスクを使用することが出来るように構成されている。斯かる両ディスクを使用することが出来る光ディスク記録再生装置に組み込まれる光学式ピックアップとしては、DVDの記録密度に適した波長のレーザー光を放射するレーザーダイオード及びCDの記録密度に適した波長のレーザー光を放射するレーザーダイオードの発光波長の異なる2つのレーザーダイオードを設け、使用する光ディスクに合わせてレーザーダイオードを切り替えるようにされている。
DVDとCDとでは、信号記録層までの透明基板の厚みが、夫々0.6mmと1.2mmと大きく異なり、DVD及びCD対応の光学式ピックアップにおいては、各ディスクに適応した光学特性になるように対物レンズに要求されるNA(numerical aperture)が異なる。そのため、単一の対物レンズによりDVD及びCDに対応させる場合、夫々のディスクに適した各波長のレーザー光に対して夫々のNAとして作用する対物レンズを用いることで実現させることが出来る。
光ディスク記録再生装置において、ディスクに信号を記録した場合、そのディスクに記録した信号の内容を確認するためには、ディスクに記録された信号を再生する必要がある。そのため、光ディスク記録再生装置の使用者は、信号の記録動作が終了したとき、記録した内容、例えば音楽の場合には曲名が印刷されたラベル等をディスクに設けられている信号記録面の反対側の面に貼付したり、サインペン等によって曲名を書き込むという動作を行っている。
ディスク面にラベル等を貼付したり曲名等を書き込む方法は、手間が掛かるだけでなくディスクに記録されている信号の再生動作等に悪影響を与えることがあるという問題がある。斯かる問題を解決する方法として、光学式ピックアップから照射されるレーザー光によって光ディスクの感光面に可視画像を形成する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−203348号公報
従来の技術では、データ信号が記録される信号面に可視画像を形成するようにしているため、データ信号の記録容量が多くなると、可視画像を形成する領域が少なくなり、記録されているデータ信号の全てを表示することが出来なくなるという問題がある。また、光ディスクに対する可視画像の形成記録動作は、ディスクの信号記録面の反対側の面に対して行われるため、使用者は、ディスクへの記録動作が終了した後ディスクを表裏反対にするための操作を行う必要があり、操作性が悪いという問題がある。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ディスク記録再生装置を提供しようと
するものである。
本発明は、光ディスクに設けられている信号記録層へ照射されるレーザー光を放射する第1レーザーダイオードに駆動信号を供給する第1レーザー駆動回路と、画像記録層へ照射されるレーザー光を放射する第2レーザーダイオードに駆動信号を供給する第2レーザー駆動回路と、前記信号記録層に記録される信号に応じた信号記録パルス信号を生成するとともに該信号記録パルス信号を前記第1レーザー駆動回路に出力する信号記録パルス生成回路と、前記画像記録層に画像を形成する信号に応じた画像記録パルス信号を生成するとともに該画像記録パルス信号を前記第2レーザー駆動回路に出力する画像記録パルス生成回路とより成り、信号記録層への信号の記録動作及び画像記録層への画像記録動作を同時に行うとき、前記第1レーザーダイオード及び第2レーザーダイオードが同時に記録用レベルにて発光しないように構成されている。
また、本発明は、信号記録パルス生成回路の出力信号による信号記録層への記録動作及び画像記録パルス生成回路の出力信号による画像記録層への記録動作とを行うとき、前記信号記録パルス生成回路の出力信号と画像記録パルス生成回路の出力信号の排他的論理和出力を第2レーザー駆動回路に供給するように構成されている。
そして、本発明は、信号記録層に第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作及び画像記録層に第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作を行うフォーカスサーボ回路を設け、信号記録層及び画像記録層への信号の記録動作を行っているときには第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を前記信号記録層に合焦させるフォーカス制御動作を行うように構成されている。
また、本発明は、信号記録層に第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作及び画像記録層に第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作を行うフォーカスサーボ回路を設け、第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を前記信号記録層に合焦させるフォーカス制御動作を前記フォーカスサーボ回路によって行っているとき第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光が画像記録層に合焦するように光学式ピックアップの光学系を設定するように構成されている。
本発明は、光ディスクに設けられている信号記録層へ照射されるレーザー光を放射する第1レーザーダイオードに駆動信号を供給する第1レーザー駆動回路と、画像記録層へ照射されるレーザー光を放射する第2レーザーダイオードに駆動信号を供給する第2レーザー駆動回路と、前記信号記録層に記録される信号に応じた信号記録パルス信号を生成するとともに該信号記録パルス信号を前記第1レーザー駆動回路に出力する信号記録パルス生成回路と、前記画像記録層に画像を形成する信号に応じた画像記録パルス信号を生成するとともに該画像記録パルス信号を前記第2レーザー駆動回路に出力する画像記録パルス生成回路とより成り、信号記録層への信号の記録動作及び画像記録層への画像記録動作を同時に行うとき、前記第1レーザーダイオード及び第2レーザーダイオードが同時に記録用レベルにて発光しないようにしたので、光学式ピックアップの温度上昇を抑えることが出来る。
また、本発明は、2つのレーザーダイオードが同時に記録用レベル、即ち高レベルにてレーザー光の放射動作を行わないので、レーザー光の相互干渉を抑えることが出来、その結果フォーカスサーボ動作やレーザー出力の制御動作等に悪影響を与えることがないという利点を有している。
そして、本発明は、信号記録層に第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作及び画像記録層に第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作を行うフォーカスサーボ回路を設け、信号記録層及び画像記録層への信号の記録動作を行っているときには第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を前記信号記録層に合焦させるフォーカス制御動作を行うようにしたので、即ち信号の記録動作を行う信号記録層に対するフォーカス制御動作を行うようにしたので、信号の記録動作を正確に行うことが出来る。
また、本発明は、信号記録層に第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作及び画像記録層に第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作を行うフォーカスサーボ回路を設け、第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を前記信号記録層に合焦させるフォーカス制御動作を前記フォーカスサーボ回路によって行っているとき第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光が画像記録層に合焦するように光学式ピックアップの光学系を設定したので、画像記録層に対する可視画像の記録動作も支障無く行うことが出来る。
本発明は、2つのレーザーダイオードが組み込まれている光学式ピックアップを使用する光ディスク記録再生装置において、光ディスクに設けられている信号記録層及び画像記録層への記録動作を同時に行うことが出来るように構成されている。
図1は本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。本実施例において、光学式ピックアップはDVD及びCDに対応する構成になっており、DVDに適した赤色波長帯645nm〜675nmの第1波長、例えば650nmの第1レーザー光を放射する第1レーザーダイオード1aから構成されるレーザーユニット1と、CDに適した赤外波長帯765nm〜805nmの第2波長、例えば780nmの第2レーザー光を放射する第2レーザーダイオード2aを備える受発光ユニット2が組み込まれている。
前記受発光ユニット2は、前記第2レーザーダイオード2aと共に光ディスクDから反射される第2レーザー光の反射光を受光する光検出器3が同一のパッケージ内に収められており、このパッケージに設けられている開口部に第2レーザー光の反射光を第2レーザーダイオード2aから放射される第2レーザー光の光路から分離させて前記光検出器3に導く光路分離を行う回折格子が形成された光路分離素子として作用するホログラム素子4が配置されている。光路分離用の回折格子はホログラム素子4の光ディスクD側の面に形成されており、このホログラム素子4の第2レーザーダイオード2a側の面にはトラッキング制御動作に使用される3ビームを生成する回折格子が形成されている。
前記レーザーユニット1に組み込まれている第1レーザーダイオード1aから放射される第1波長の第1レーザー光は、前記レーザーユニット1に形成されている開口部5の前方に設けられている回折格子6によりトラッキング制御動作に使用される±1次回折光を生成されるべく回折され、その後1/2波長版7によって偏光方向が光ディスクDの透明基板における複屈折が少なくなる方向に調整される。
このように調整された第1レーザー光は、偏光プリズム8の偏光フィルタ面8aに透過方向から入光される。この偏光フィルタ面8aは1/2波長板7により調整された偏光方向の第1レーザー光を透過するような膜特性に設定され、その為第1レーザー光は偏光プリズム8の偏光フィルタ面8aを透過し、コリメータレンズ9にて平行光に変換された後
、平行平板型のビームスプリッタ10に透過方向から入光される。
前記ビームスプリッタ10は前記レーザーユニット1と受発光ユニット2とを別光路になるように配置させる役割を担っており、受発光ユニット2から放射される第2レーザー光を反射する反射面となるフィルタ面10aは、波長選択性のあるダイクロイックフィルタ特性を有し、650nmの第1レーザー光は略全透過し、780nmの第2レーザー光は略全反射する特性を有する透過・反射コートが施されている。
従って、第1レーザーダイオード1aから放射される第1レーザー光は、前記ビームスプリッタ10を透過した後立上げミラー11により反射されて光軸が直角に曲げられるように構成されている。前記立上げミラー11によって反射された第1レーザー光は、650nmのレーザー光に対してのみ有効に作用する波長選択性のある1/4波長板12を透過して対物レンズ13に入射され、該対物レンズ13によって収束されて光ディスクDに照射される。
前述したように第1レーザーダイオード1aから放射される第1レーザー光は、光ディスクDに照射されるが、該光ディスクDから反射される第1レーザー光は対物レンズ13に戻り、来た光路を経由してビームスプリッタ10を透過し、コリメータレンズ9を介して偏光プリズム8に戻される。
このようにして偏光プリズム8に戻る第1レーザー光は、該第1レーザー光に対してのみ有効に作用する波長選択性のある1/4波長板12を光ディスクDへの往路と復路の2回通過するので、偏光方向が1/2波長回転されている。その為、光ディスクDへの往路ではP偏光であった第1レーザー光がS偏光となって偏光プリズム8に入射される。その結果、前記偏光プリズム8に戻る第1レーザー光は、偏光フィルタ面8aにより反射され、フォーカスエラー成分を発生させるための非点収差成分を付与するアナモフィツクレンズ14を介して光検出器15に導かれる。
前記光検出器15は、その受光面が複数の受光領域に分割されており、光ディスクDから反射された第1レーザー光を受光するように構成されている。斯かる構成は周知であるのでその説明は省略するが、斯かる受光領域から得られる信号に基づいて光ディスクDに記録されている信号の再生信号、フォーカシング制御信号及びトラッキング制御信号、あるいはチルト制御信号を生成するように構成されている。
16は前記光検出器15から得られる信号が入力されるフロントエンド処理回路であり、入力される信号を演算して、再生信号、フォーカシング制御信号及びトラッキング制御信号、あるいはチルト制御信号を生成するように構成されている。
一方、前記受発光ユニット2に組み込まれている第2レーザーダイオード2aから放射される第2レーザー光は、ホログラム素子4を介して3ビームに分離されて該受発光ユニット2から出射され、ダイバージェントレンズ17によって拡がり角を調整された後、更に液晶レンズ18及び1/2波長板19を介してビームスプリッタ10のフィルタ面10aに照射される。
前記ビームスプリッタ10のフィルタ面10aに照射された第2レーザー光は、該フィルタ面10aによって光軸変更された後立上げミラー11により反射されて光ディスクDの面に対して光軸が直角になるように曲げられる。前記立上げミラー11により反射された第2レーザー光は、1/4波長板12を透過して対物レンズ13に入射され、該対物レンズ13にて収束されて光ディスクDに照射される。
前記対物レンズ13は入射面に回折格子(図示せず)が設けられており、この回折格子と対物レンズ13自体の非球面形状による屈折との兼ね合いによりDVD及びCD用の波長の異なる各レーザー光に対して各ディスクの記録再生に適した所期の特性が発揮されるように設定されている。この場合、DVDに適合する第1レーザー光を平行光により所定領域で入射し、CDに適合する第2レーザー光をし予定の拡がり角により所定領域で入射して夫々DVD及びCDの記録再生に適したNA及び収差補正されたレーザースポットが得られるように設定されている。
光ディスクDの信号面から反射された第2レーザー光は、対物レンズ13に戻り、1/4波長板12及び立上げミラー11を介してビームスプリッタ10に戻される。そして、該ビームスプリッタ10に戻された第2レーザー光は、フィルタ面10aで反射され、1/2波長板19、液晶レンズ18及びダイバージェントレンズ17を介して受発光ユニット2に戻される。このようにして受発光ユニット2に戻された第2レーザー光は、ホログラム素子4により光軸が曲げられて光検出器3に照射される。
前記光検出器3は、その受光面が複数の受光領域に分割されており、光ディスクDから反射された第2レーザー光を受光するように構成されている。斯かる構成は周知であるのでその説明は省略するが、斯かる受光領域から得られる信号に基づいて光ディスクDに記録されている信号の再生信号、フォーカシング制御信号及びトラッキング制御信号、あるいはチルト制御信号を生成するように構成されている。前記光検出器3にて生成された信号は、前記フロントエンド処理回路16に入力されるので、該フロントエンド処理回路16は入力される信号を演算して、再生信号、フォーカシング制御信号及びトラッキング制御信号を生成するように構成されている。
尚、前記液晶レンズ18は液晶配列により位相変化度合いを同心円状に段階的に変化させて小さいパワーであるが、レンズ作用を持たせる設計が施されている。
ここで、本発明に使用される光ディスクDと対物レンズ13との関係について図2を参照して説明する。図2において、光ディスクDは対物レンズ13にて収束される第1レーザー光及び第2レーザー光が入射される面側から透明な第1保護層D1、信号記録層S1、透明な第2保護層D2、透明な第3保護層D3、画像記録層S2及び透明な第3保護層D4が設けられている。
斯かる構成において、対物レンズ13によって収束される第1レーザー光は、前記信号記録層S1に合焦され、第2レーザー光は、前記画像記録層S2に合焦されるように構成されている。また、光ディスクDの信号記録層S1の位置は、レーザー光入射面からDVDの規格にて設定されている位置に配置され、画像記録層S2の位置は、レーザー光入射面からCDの規格にて設定されている位置に配置されている。そして、光ディスクDは、第1保護層D1、信号記録層S1及び透明な第2保護層D2から成る第1ディスクと透明な第3保護層D3、画像記録層S2及び透明な第3保護層D4より成る第2ディスクとを接着剤SSにて張り合わせることによって製造されるように構成されている。
次に前述したように構成された光ディスクDに対する光学式ピックアップの制御動作について説明する。図1に示したブロック図において、20は前記フロントエンド処理回路16によって生成される各種の制御信号に基づいて各種の制御動作を行うサーボ回路である。
即ち、前記サーボ回路20は、DVD規格に対応して設けられている信号記録層S1に対する信号の記録動作及び該信号記録層S1に記録されている信号の再生動作を行う場合に、光検出器15から得られる信号に基づいてフロントエンド処理回路16によって生成
される各種の制御信号、即ちフォーカス制御信号、トラッキング制御信号及びチルト制御信号に基づいて各種のサーボ信号を生成するように構成されている。
また、前記サーボ回路20は、CD規格に対応して設けられている画像記録層S2に対する画像信号の記録動作を行う場合に、光検出器3から得られる信号に基づいてフロントエンド処理回路16によって生成される各種の制御信号、即ちフォーカス制御信号及びトラッキング制御信号に基づいて各種のサーボ信号を生成するように構成されている。
21は前記サーボ回路20から生成されて出力される各種の制御信号が供給されるアクチュエータドライバ回路であり、対物レンズ13をフォーカス調整方向、トラッキング調整方向及びチルト調整方向に変位させるべく設けられている各種の駆動コイル22に駆動信号を供給するように構成されている。
光ディスクDの信号記録層S1に対する記録再生動作を行う場合には、光検出器15から得られる信号に基づいてフロントエンド処理回路16から生成される各種の制御信号に基づく信号記録層S1に対する光学式ピックアップの制御動作、即ちフォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びチルト制御動作が行われる。同様に光ディスクDの画像記録層S2に対する記録動作を行う場合には、光検出器3から得られる信号に基づいてフロントエンド処理回路16から生成される各種の制御信号に基づく画像記録層S2に対する光学式ピックアップの制御動作、即ちフォーカス制御動作及びトラッキング制御動作が行われる。
また、信号記録層S1への信号の記録動作及び画像記録層S2への信号の記録動作を同時に行う場合には、信号記録層S1に対する光学式ピックアップの前述した各制御動作を行うように構成されている。そして、斯かる信号記録層S1へのフォーカス制御動作によって第1レーザー光が該信号記録層S1に合焦された状態にあるとき、光学系の位置関係を正確に設定することによって第2レーザー光を画像記録層S2に合焦させることが出来る。
このように光学系を正確に設計することによって、信号記録層S1に対するフォーカス制御動作のみを行っても画像記録層S2に対するフォーカス動作を記録動作に支障がないように行うことが出来るが、光路長調整回路23及び液晶ドライバ回路24によって液晶レンズ18を制御することによりより正確なフォーカス制御動作を行うことが出来る。
第1レーザーダイオード1aから放射される第1レーザー光を信号記録層S1に合焦させるフォーカス制御動作を行っているとき、受発光ユニット2内に組み込まれている光検出器3より得られる信号がフロントエンド処理回路16に入力された状態にあり、該フロントエンド処理回路16から第2レーザー光の画像記録層S2に対するフォーカスエラー信号が生成されている。
斯かるフォーカスエラー信号が光路長調整回路23に入力されると、該光路長調整回路23から液晶ドライバ回路24に対して調整信号が出力される。斯かる調整信号が液晶ドライバ回路24に入力されると、該液晶ドライバ回路24から液晶レンズ18に対して駆動信号が供給される。斯かる駆動信号が液晶ドライバ回路24から液晶レンズ18に供給される結果、該液晶レンズ18の凹レンズ作用によりフォーカスエラー信号を小さくする方向への調整動作が行われる。斯かる制御動作を行うことによって画像記録層S2へのフォーカス制御動作を信号記録層S1へのフォーカス制御動作に独立させて行うことが出来る。
斯かる画像記録層S2に対するフォーカス制御動作は、液晶レンズ18内の液晶素子の
反応速度を考慮して液晶レンズ18の凹レンズ作用のパワー強度を光ディスク毎に設定すれば、光ディスクの面振れへの対応は出来なくとも光ディスク毎の厚み誤差のバラツキには対応させることが出来、液晶レンズ18の凹レンズ作用のパワー強度を光ディスク上の径方向の所定位置毎に設定すれば、光ディスクの径方向におけるディスクの反りに対応させることが出来る。
以上に説明したように本発明に係る光学式ピックアップの制御動作は行われるが、次に信号記録系の回路について説明する。
図1において、25はパーソナルコンピューター等のホスト機器から出力される信号記録層S1に記録される記録信号が一時的に記憶される信号バッファ回路であり、RAM等によって構成されている。26は信号処理回路であり、前記信号バッファ回路25に記憶される記録信号の記憶動作及び読み出し動作を制御するように構成されている。
27は前記信号処理回路26から出力される記録信号が入力される記録信号生成回路であり、信号記録層S1に記録される信号の規格、即ちDVDの規格に合わせてエンコード処理動作を行うように構成されている。28は前記記録信号生成回路27から出力される記録信号が入力される記録パルス生成回路であり、DVD規格に対応した記録パルス信号を生成するように構成されている。29は前記記録パルス生成回路28から生成される記録パルス信号が入力される第1レーザー駆動回路であり、入力される記録パルス信号に対応した駆動信号を第1レーザーダイオード1aに供給するように構成されている。
30はホスト機器から出力される画像記録層S2に記録される画像記録信号が一時的に記憶される画像信号バッファ回路であり、RAM等によって構成されている。31は画像信号処理回路であり、前記画像信号バッファ回路30に記憶される画像記録信号の記憶動作及び読み出し動作を制御するように構成されている。
32は前記画像信号処理回路31から出力される画像記録信号が入力される画像記録信号生成回路であり、画像記録層S2に記録される信号の規格、即ちCDの規格に合わせてエンコード処理動作を行うように構成されている。33は前記画像記録信号生成回路32から出力される画像記録信号が入力される画像記録パルス生成回路であり、CD規格に対応した画像記録パルス信号を生成するように構成されている。
34は前記記録パルス生成回路28から出力される記録パルス信号及び前記画像記録パルス生成回路33から出力される画像記録パルス信号が入力される排他的OR回路、35は前記排他的OR回路34の出力信号及び前記画像記録パルス生成回路33から出力される画像記録パルス信号が入力されるAND回路、36は前記AND回路35から出力される記録パルス信号が入力される第2レーザー駆動回路であり、入力される記録パルス信号に対応した駆動信号を第2レーザーダイオード2aに供給するように構成されている。
斯かる構成において、光ディスクDに設けられている信号記録層S1及び画像記録層S2には、各々プリグルーブと呼ばれる蛇行した溝が形成されており、このプリグルーブより得られるウォブル信号から同期信号や位置情報データを抽出するように構成されている。このようにして抽出された同期信号や位置情報データを利用することによって光ディスクDの回転速度制御動作、信号処理動作及び記録開始位置のサーチ動作等を行うように構成されている。また、信号記録層S1及び画像記録層S2に形成されている信号トラックは、高密度記録を行う信号記録層S1の信号トラックに対応した位置に低密度記録を行う画像記録層S2の信号トラックが位置するように関係付けられている。
以上に説明したように本発明に係る光ディスク記録再生装置は構成されているが、次に
動作について説明する。まず、光ディスクDに設けられている信号記録層S1にDVD規格の信号を記録する動作について説明する。
ホスト機器から光ディスク記録再生装置に対して、信号記録層S1のみへ記録動作を行うための命令信号が出力されると光ディスク記録再生装置に組み込まれているシステム制御回路(図示せず)の働きによって光ディスク記録再生装置を構成する各回路等が記録動作を行う状態に切り換えられる。第1レーザー駆動回路29から第1レーザーダイオード1aに駆動信号が供給されるが、斯かる駆動信号のレベルは、再生動作を行うためのレーザー光を放射させるレベルであり、光ディスクDの信号記録層S1の信号に対して影響を与えることはない。
前記第1レーザーダイオード1aから放射される第1レーザー光は、前述した光路を経由して光ディスクDの信号記録層S1に照射される。このようにして第1レーザー光は信号記録層S1に照射されるが、該信号記録層S1から反射する第1レーザー光は、前述した光路を経由して前記光検出器15に照射される。
前記光検出器15に光ディスクDの信号記録層S1から反射された第1レーザー光が照射されると、該光検出器15からフォーカス制御信号、トラッキング制御信号及びチルト制御信号が生成されてフロントエンド処理回路16に入力される。斯かる信号がフロントエンド処理回路16に入力されると、該フロントエンド処理回路16からサーボ回路20に対してフォーカス制御信号、トラッキング制御信号及びチルト制御信号が出力される。
斯かるフォーカス制御信号、トラッキング制御信号及びチルト制御信号がサーボ回路20に入力されると、該サーボ回路20からアクチュエータドライバ回路21に対して各制御動作を行うための制御信号が出力される。その結果、前記アクチュエータドライバ回路21から光学式ピックアップに組み込まれている駆動コイル22を構成する各コイルに駆動信号が供給される。
斯かる駆動コイル22に組み込まれているコイル、即ちフォーカシングコイル、トラッキングコイル及びチルトコイルに対してアクチュエータドライバ回路21から駆動信号が供給される結果、第1レーザー光を信号記録層S1に合焦させるフォーカス制御動作、該信号記録層S1に形成されている信号トラックに追従させるトラッキング制御動作及び信号記録層S1に対する角度を制御するチルト制御動作を行うことが出来る。
前述した制御動作を行うことによって前記信号記録層S1にプリグルーブにより記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来るので、読み出された信号から抽出される同期信号を利用することにより光ディスクDの回転速度を例えば線速度一定の状態にて回転制御することが出来る。また、読み出された信号から抽出される位置情報データを利用することによって信号の記録動作を開始させる位置へ第1レーザー光の照射位置を移動させることが出来る。斯かる動作は、周知のサーチ技術により行うことが出来るので、その説明は省略する。
前述した動作が行われているとき、ホスト機器から送出されるDVD規格の記録信号は、信号処理回路26による制御動作によって信号バッファ回路25に記憶された状態にある。そして、第1レーザー光が記録動作を開始する位置に達した時前記信号バッファ回路25に記憶されている記録信号の読み出し動作が行われ、該記録信号は、前記記録信号生成回路27に入力される。
このようにして記録信号が記録信号生成回路27に入力されると、該記録信号生成回路27によるエンコード処理動作、即ちDVD規格に対応したブロック単位の記録信号を生
成する動作が行われる。前記記録信号生成回路27のエンコード処理動作によって生成されたDVD規格に対応した記録信号は、記録パルス生成回路28に入力される。
斯かる記録信号が前記記録パルス生成回路28に入力されると、該記録パルス生成回路28による記録パルス信号の生成動作が行われ、図3の(A)に示すような記録パルス信号が生成されて出力されることになり、斯かる記録パルス信号が第1レーザー駆動回路29に入力される。
斯かる記録パルス信号が第1レーザー駆動回路29に入力されると、光ディスクDの信号記録層S1の記録特性に対応して設定されている記録レベルの第1レーザー光を放射させる駆動信号が該第1レーザー駆動回路29から第1レーザーダイオード1aに供給される。斯かる駆動信号は、図3の(A)に示す記録パルス信号に対応したレベルになるように設定されるので、その変化に応じた信号が信号記録層S1に記録されることになる。斯かる動作が行われる結果、信号記録層1aへのDVD規格による信号の記録動作を行うことが出来る。
光ディスクDに設けられている信号記録層S1へDVD規格の信号を記録する動作は、前述したように行われるが、次に画像記録層S2にCD規格の信号を記録することによって画像を形成する動作について説明する。
ホスト機器から光ディスク記録再生装置に対して、画像記録層S2のみへ画像信号を記録する動作を行うための命令信号が出力されると光ディスク記録再生装置に組み込まれているシステム制御回路(図示せず)の働きによって各回路等が画像の記録動作を行う状態に切り換えられる。第2レーザー駆動回路36から第2レーザーダイオード2aに駆動信号が供給されるが、斯かる駆動信号のレベルは、再生動作を行うためのレーザー光を放射させるレベルであり、光ディスクDの画像記録層S2の信号に対して影響を与えることはない。
前記第2レーザーダイオード2aから放射される第2レーザー光は、前述した光路を経由して光ディスクDの画像記録層S2に照射される。このようにして第2レーザー光は画像記録層S2に照射されるが、該画像記録層S2から反射する第2レーザー光は、前述した光路を経由して前記光検出器3に照射される。
前記光検出器3に光ディスクDの画像記録層S2から反射された第2レーザー光が照射されると、該光検出器3からフォーカス制御信号及びトラッキング制御信号が生成されてフロントエンド処理回路16に入力される。斯かる信号がフロントエンド処理回路16に入力されると、該フロントエンド処理回路16からサーボ回路20に対してフォーカス制御信号及びトラッキング制御信号が出力される。
斯かるフォーカス制御信号及びトラッキング制御信号がサーボ回路20に入力されると、該サーボ回路20からアクチュエータドライバ回路21に対して各制御動作を行うための制御信号が出力される。その結果、前記アクチュエータドライバ回路21から光学式ピックアップに組み込まれている駆動コイル22を構成する各コイルに駆動信号が供給される。
斯かる駆動コイル22に組み込まれているコイル、即ちフォーカシングコイル及びトラッキングコイルに対してアクチュエータドライバ回路21から駆動信号が供給される結果、第2レーザー光を画像記録層S2に合焦させるフォーカス制御動作及び該画像記録層S2に形成されている信号トラックに追従させるトラッキング制御動作を行うことが出来る。
前述した制御動作を行うことによって前記画像記録層S2にプリグルーブにより記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来るので、読み出された信号から抽出される同期信号を利用することにより光ディスクDの回転速度を例えば線速度一定の状態にて回転制御することが出来る。また、読み出された信号から抽出される位置情報データを利用することによって信号の記録動作を開始させる位置へ第2レーザー光の照射位置を移動させることが出来る。斯かる動作は、周知の技術により行うことが出来るので、その説明は省略する。
前述した動作が行われているとき、ホスト機器から送出されるCD規格の画像記録信号は、画像信号処理回路31による制御動作によって画像信号バッファ回路30に記憶された状態にある。そして、第2レーザー光が記録動作を開始する位置に達した時前記画像信号バッファ回路30に記憶されている画像記録信号の読み出し動作が行われ、該画像記録信号は、前記画像記録信号生成回路32に入力される。
このようにして画像記録信号が画像記録信号生成回路32に入力されると、該画像記録信号生成回路32によるエンコード処理動作、即ちCD規格に対応したブロック単位の記録信号を生成する動作が行われる。前記画像記録信号生成回路32のエンコード処理動作によって生成されたCD規格に対応した画像記録信号は、画像記録パルス生成回路33に入力される。
斯かる画像記録信号が前記画像記録パルス生成回路33に入力されると、該画像記録パルス生成回路33による画像記録パルス信号の生成動作が行われ、図3の(B)に示すような画像記録パルス信号が生成されて出力される。画像記録パルス生成回路33から出力される画像記録パルス信号は、排他的OR回路34に入力されるが、この場合では前記排他的OR回路34の他方の入力端子には記録パルス生成回路28の出力信号であるL(低い)レベルの信号が入力された状態にある。
従って、前記排他的OR回路34の出力端子には、前記画像記録パルス生成回路33の出力信号のレベルと同じレベルのパルス信号が出力されることになる。前記排他的OR回路34の出力信号及び前記画像記録パルス生成回路33から出力される画像記録パルス信号が入力されるAND回路35の出力端子には、図3の(B)に示す波形の記録パルス信号が出力され、斯かる記録パルス信号が第2レーザー駆動回路36に入力される。
このようにして、第2レーザー駆動回路36に入力される記録パルス信号は、前記画像記録パルス生成回路33から出力される画像記録パルス信号と同じパルス信号であり、第2レーザー駆動回路36に入力される記録パルス信号は画像記録パルス信号となる。
斯かる画像記録パルス信号が第2レーザー駆動回路36に入力されると、光ディスクDの画像記録層S2の記録特性に対応して設定されている記録レベルの第2レーザー光を放射させる駆動信号が前記第1レーザー駆動回路36から第2レーザーダイオード2aに供給される。斯かる駆動信号は、図3の(B)に示す画像記録パルス信号に対応したレベルになるように設定されるので、その変化に応じた信号が画像記録層S2に記録されることになる。斯かる動作が行われる結果、画像記録層2aへのCD規格による信号の記録動作を行うことが出来、その結果、その記録位置を画像に対応させてパターン化することによって該画像記録層S2に可視画像を形成することが出来る。
以上に説明したように信号記録層S1及び画像記録層S2への信号の記録動作を独立して行う場合の動作は行われるが、次に信号記録層S1及び画像記録層S2への信号の記録動作を同時に行う場合の動作について説明する。
斯かる場合の光学式ピックアップの制御動作は、高密度記録動作を行う信号記録層S1に対して行われる。斯かる動作が行われるとき、画像記録層S2に対するフォーカス制御動作及びトラッキング制御動作は、光学系の設定によって行われるが、光路長調整回路23及び液晶ドライバ回路24による液晶レンズ18に対する調整動作によってフォーカス制御動作を改善することは出来る。
また、光ディスクDの回転制御動作は、信号記録層S1に対して行われるので、画像記録層S2の記録動作は信号記録層S1の回転線速度に対応させて記録信号の処理動作を行うようにする必要がある。斯かる記録速度に対応させて信号処理を行う技術は、画像記録層S2から得られる信号の速度に合わせて記録用クロック信号の周波数を変更することによって行われるが、斯かる技術は周知であるのでその説明は省略する。
信号記録層S1及び画像記録層S2への記録動作を同時に行う場合の光学式ピックアップに対する制御動作は、前述したように行われるが、斯かる状態にあるとき、信号バッファ回路25、信号処理回路26及び記録信号生成回路27による記録信号に対する処理生成動作、そして記録パルス生成回路28による記録パルス信号の生成動作は前述したように行われる。また、斯かる状態にあるとき、画像信号バッファ回路30、画像信号処理回路31及び画像記録信号生成回路32による画像記録信号に対する処理生成動作、そして画像記録パルス生成回路33による画像記録パルス信号の生成動作は前述したように行われる。
前述した各信号の処理生成動作が行われる結果、記録パルス生成回路28の出力端子から図3の(A)に示す波形の記録パルス信号が出力され、画像記録パルス生成回路33の出力端子から図3の(B)に示す波形の画像記録パルス信号が出力される。
斯かる状態にあるとき、図3の(A)及び(B)に示す波形の記録パルス信号及び画像パルス信号が排他的OR回路34に入力されると、該排他的OR回路34の出力端子には、図3の(C)に示す波形のパルス信号が出力される。そして、斯かる排他的OR回路34の出力信号である図3の(C)に示す波形の信号と前記画像記録パルス生成回路33より生成される画像記録パルス信号である図3の(B)に示す波形の信号が入力されるAND回路35の出力端子には、図3の(D)に示す波形の記録パルス信号が出力されることになる。
前述したように信号記録層S1及び画像記録層S2への信号の記録動作を同時に行っている場合は、第1レーザー駆動回路29には、図3の(A)に示す記録パルス信号が入力され、第2レーザー駆動回路36には図3の(D)に示す記録パルス信号が入力されることになる。従って、図3の(A)で示す波形の記録パルス信号に対応した駆動信号が第1レーザー駆動回路29から第1レーザーダイオード1aに供給されるので信号記録層S1への記録信号の記録動作を行うことが出来る。
また、図3の(D)に示す記録パルス信号が第2レーザー駆動回路36から第2レーザーダイオード2aに供給されるので、画像記録層S2への画像信号の記録動作を行うことが出来る。斯かる場合、図3の(B)に示す画像記録パルス信号のH(高い)レベルの期間、記録パルス信号に対応して生成される間隔の狭いパルス信号によって信号記録層S2に信号が記録されることになる。
低密度にて信号の記録動作が行われる画像記録層S2においては、間隔の狭いパルス信号にて記録された信号は、可視画像として記録されるので、細かいパルス信号によって画像の形成動作が行われても可視画像に悪影響を与えることは無い。
信号記録層S1への信号の記録動作に使用される図3の(A)に示す記録パルス信号と画像記録層S2への画像信号の記録動作に使用される図3の(D)に示す記録パルス信号とを比較すると分かるように一方の記録パルス信号のレベルがHレベルにあるとき他方の記録パルス信号のレベルがLレベルになる関係にある。従って、第1レーザーダイオード1a及び第2レーザーダイオード2aが同時にHレベル、即ち記録レベルにて放射動作を行うことはない。
このように信号記録層S1及び画像記録層S2への同時記録動作を行っているときには、第1レーザーダイオード1a及び第2レーザーダイオード2aが同時に高出力にてレーザー光の放射動作を行わないので、光学式ピックアップの温度上昇を抑えることが出来る。また、光学式ピックアップの光学系の制御動作を行うために使用される反射光に対して他方のレーザー光が悪影響を与えないので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びチルト制御動作を正確に行うことが出来る。
また、第1レーザーダイオード1a及び第2レーザーダイオード2aに対して駆動信号を供給する第1レーザー駆動回路29及び第2レーザー駆動回路36は、各レーザーダイオードから放射されるレーザー光のレベルをモニターすることによってそのレベルを所定のレベルに抑えるレーザー出力自動調整回路を備えているが、他方のレーザー光による影響を抑えることが出来るので、レーザー出力の調整動作を正確に行うことが出来る。
尚、本実施例では、高密度記録動作にDVD規格方式を使用し、画像形成のための低密度記録にCD規格を使用したが、他の規格を使用することは勿論可能である。
そして、画像記録層S2への画像信号の記録動作を行う場合に該画像記録層S2に設けられているプリグルーブから得られる信号を利用するようにしたが、該画像記録層S2への画像信号の記録動作を単独にて行わないように構成された光ディスク記録再生装置の場合には、画像記録層S2に対する記録位置の検出制御動作等を信号記録層S1から得られる位置情報データを利用して行うようにすることも出来る。
本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施例を示すブロック回路図である。 本発明に係る光ディスクの一実施例を示す断面図である。 本発明の動作を説明するための信号波形図である。
符号の説明
D 光ディスク
1 レーザーユニット
1a 第1レーザーダイオード
2 受発光ユニット
2a 第2レーザーダイオード
3 光検出器
13 対物レンズ
15 光検出器
16 フロントエンド処理回路
20 サーボ回路
21 アクチュエータドライバ回路
22 駆動コイル
25 信号バッファ回路
26 信号処理回路
27 記録信号生成回路
28 記録パルス生成回路
29 第1レーザー駆動回路
30 画像信号バッファ回路
31 画像信号処理回路
32 画像記録信号生成回路
33 画像記録パルス生成回路
36 第2レーザー駆動回路

Claims (4)

  1. レーザー光が入射される入射光面側から信号記録層及び画像記録層の2つの記録層が設けられている光ディスクを使用するとともに前記信号記録層へ照射されるレーザー光を放射する第1レーザーダイオード及び前記画像記録層へ照射されるレーザー光を放射する第2レーザーダイオードが組み込まれている光学式ピックアップを備えた光ディスク記録再生装置であり、前記第1レーザーダイオードに駆動信号を供給する第1レーザー駆動回路と、前記第2レーザーダイオードに駆動信号を供給する第2レーザー駆動回路と、前記信号記録層に記録される信号に応じた信号記録パルス信号を生成するとともに該信号記録パルス信号を前記第1レーザー駆動回路に出力する信号記録パルス生成回路と、前記画像記録層に画像を形成する信号に応じた画像記録パルス信号を生成するとともに該画像記録パルス信号を前記第2レーザー駆動回路に出力する画像記録パルス生成回路とより成り、信号記録層への信号の記録動作及び画像記録層への画像記録動作を同時に行うとき、前記第1レーザーダイオード及び第2レーザーダイオードが同時に記録用レベルにて発光しないようにしたことを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. 信号記録パルス生成回路の出力信号による信号記録層への記録動作及び画像記録パルス生成回路の出力信号による画像記録層への記録動作とを行うとき、前記信号記録パルス生成回路の出力信号と画像記録パルス生成回路の出力信号の排他的論理和出力を第2レーザー駆動回路に供給するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。
  3. 信号記録層に第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作及び画像記録層に第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作を行うフォーカスサーボ回路を設け、信号記録層及び画像記録層への信号の記録動作を行っているときには第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を前記信号記録層に合焦させるフォーカス制御動作を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。
  4. 信号記録層に第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作及び画像記録層に第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光を合焦させる制御動作を行うフォーカスサーボ回路を設け、第1レーザーダイオードから放射されるレーザー光を前記信号記録層に合焦させるフォーカス制御動作を前記フォーカスサーボ回路によって行っているとき第2レーザーダイオードから放射されるレーザー光が画像記録層に合焦するように光学式ピックアップの光学系を設定したことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。
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