JP2008041230A - 情報記録媒体、情報記録装置および情報再生装置 - Google Patents

情報記録媒体、情報記録装置および情報再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】入射光の入射角度依存性がなくフォーカスオフセットも発生しない情報記録媒体、情報記録装置および情報再生装置を提供する。
【解決手段】ホログラフィによって情報が記録される情報記録媒体100であって、干渉パターンによって情報が記録される記録層5と、情報記録媒体100のサーボ領域が形成された反射層2Aと、記録層5と反射層2Aとの間に設けられ、記録層5に向けて入射する光ビームと反射層2Aに向けて入射する光ビームとを分離する反射層2Bとを備える。反射層2A上には、サーボピットパターン1aが設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、情報記録媒体、情報記録装置および情報再生装置に関し、より特定的には、ホログラフィを利用した情報記録媒体、情報記録装置および情報再生装置に関する。
従来より、ホログラムによって光ディスク記録媒体に情報を超高密度で記録するホログラフィック記録方式が知られている。このホログラフィック記録方式では、イメージ情報を担持する情報光と記録用参照光とを光ディスク記録媒体の内部で重ね合わせて干渉縞パターンを生成し、この干渉縞パターンを光ディスク記録媒体中に記録することによってイメージ情報の書込みが行われる。記録された干渉縞パターンから情報を再生する場合には、その光ディスク記録媒体中に記録された干渉縞パターンに書込時と同様の再生用参照光を照射し、干渉縞パターンによって回折を生じさせてイメージ情報を再生する。
近年では、光ディスク記録媒体の記録層の厚み方向も利用して、干渉縞パターンを3次元的に書き込むことにより、記録密度を更に増加させるようにしたボリュームホログラフィの開発が注目されている。このボリュームホログラフィによる記録方式を利用し、更に多重記録を行うことによって情報の記録容量を飛躍的に増大させることができる。このようなボリュームホログラフィによる光ディスク記録媒体の従来例について、以下に図面を用いて説明する。
図7は、従来の光ディスク記録媒体110の概略的な構造を示した断面図である。図7を参照して、光ディスク記録媒体110は、円形の透明基板111A,111Bと、ホログラム記録層112と、反射膜113と、基板114とを備える。基板114上には、反射膜113が形成されている。反射膜113上には、透明基板111Bが形成されている。透明基板111B上には、ホログラム記録層112が形成されている。ホログラム記録層112上には、透明基板111Aが形成されている。
反射膜113には、光ディスク記録媒体110の半径方向に複数のアドレスサーボ領域が所定の角度間隔で配列され、周方向に並ぶこれらアドレスサーボ領域間には、情報記録領域が設けられている。アドレスサーボ領域には、フォーカスサーボ制御またはトラッキングサーボ制御を行なうための情報と情報記録領域に対するアドレス情報とが、予めエンボスピットによって記録してある。トラッキングサーボ制御を行なうための情報記録には、例えばウォブルピットを使用することができる。
光ディスク記録媒体110の具体的な構成としては、透明基板111A,111Bが例えば0.6mm以下の適宜の厚みを有し、ホログラム記録層112が例えば10μm以上の適宜の厚みを有している。ホログラム記録層112は、レーザ光で所定時間照射されたときに、レーザ光の強度に応じて屈折率、誘電率及び反射率等の光学特性が変化するホログラム記録材料によって形成されている。ホログラム記録層112を構成する材料としては、例えばデュポン(Dupont)社製のフォトポリマ(Photopolymers)HRF−600(製品名)等が使用される。
図7に示すように、ボリュームホログラフィによるホログラム記録層112への記録の一例としては、ホログラム記録層112内において、記録すべき情報を担持する情報光P2と記録用参照光P1とが厚み方向の干渉縞を生成するように、透明基板111A側から情報光P2および記録用参照光P1を同時に所定時間照射する必要がある。図7では、レンズ117を介して照射されるレーザ光P12のホログラム記録層112でのビーム径がD1、反射膜113でのビームずれがD2となっている。光ディスク記録媒体110では、ホログラム記録層内112に干渉縞パターンを立体的に定着させることにより、情報が立体的なホログラムとして記録される。
ところが、図7で説明したように、ホログラム記録層112の下にフォーカスサーボ制御またはトラッキングサーボ制御を行なうための情報と情報記録領域に対するアドレス情報とが予めエンボスピットとして形成される場合、ホログラム記録層112への記録再生光がエンボスピットにて散乱反射し、ホログラム記録層112に対してノイズ成分として記録されてしまう可能性がある。その結果、再生時の信号にノイズが含まれる可能性があるとともに、光ディスク記録媒体110の本来の記録容量を達成することができなくなるという問題もある。
この問題を解決するため、上記のエンボスピットをホログラム記録再生位置の直下とならないように配置することも可能である。しかし、この場合には、実際に記録再生している位置情報を正確にモニタすることができないという課題がある。また、この場合には、エンボスピット作製位置での記録再生ができないため、記録密度を十分に上げられないという課題も発生する。
上記のような課題に対する対策として、特許文献1に開示されているようなディスク構成を用いる手法がある。このようなディスク構成による光情報記録媒体の従来例について、以下に図面を用いて説明する。
図8は、従来の光情報記録媒体120の概略的な構造を示した断面図である。図8を参照して、光情報記録媒体120は、透明基板121,125と、反射層122と、ホログラム記録層124と、フィルタ層126とを備える。透明基板121上には、反射層122が形成されている。反射層122上には、フィルタ層126が形成されている。フィルタ層126上には、ホログラム記録層124が形成されている。ホログラム記録層124上には、透明基板125が形成されている。
透明基板121,126は、厚さが各々約0.6mmである。反射層122には、凹凸が設けられており、当該凹凸の厚みは最大で1750Åである。フィルタ層126は、第1の波長の光Pr(たとえば赤色)を透過し、第2の波長の光Pgb(たとえば緑色または青色)を反射する。フィルタ層126の厚さは、約2〜3μmである。ホログラム記録層124は、干渉パターンによって情報が記録され、厚さが約0.6mmである。光情報記録媒体120は、全体で厚さが約1.8mmである。
また、特許文献2は、制御が容易な角速度一定のCAV(Constant Angular Velocity)方式においても記録寿命の長い従来のホログラム型光記録ディスクを開示している。この光記録ディスクは、透明層と、当該透明層の一方の側に設けられホログラフィを利用して情報が記録される情報記録層と、当該透明層の他方の側に設けられた反射層とを備えた従来のホログラム型光記録ディスクであって、上記の情報記録層の厚みがディスクの内側よりも外側で薄いことを特徴としている。
特開2004−265472号公報 特開2005−283767号公報
図8で説明した従来の光情報記録媒体120は、2種類の波長の光を分離することができ、互いの影響を受けずに2種類の波長の光を別々の目的で用いることができる。しかし、光情報記録媒体120では、フィルタ層126が多層膜となるため、集光される光に対応した入射角度依存性がない安定した性能を得ることが難しく、仮にできたとしても高価なものとなる。
また、光情報記録媒体120に情報を記録または再生する記録再生装置は、実際に記録再生する面と異なる面に照射される異なる波長の光を光情報記録媒体120内にフォーカスする。このため、光情報記録媒体120では、層間隔のばらつき、使用する光の波長ばらつき、および集光レンズ117での色収差により、フォーカスオフセットが発生するという課題があった。
それゆえに、この発明の目的は、入射光の入射角度依存性がなくフォーカスオフセットも発生しない情報記録媒体、情報記録装置および情報再生装置を提供することである。
この発明は、ホログラフィによって情報が記録される情報記録媒体であって、干渉パターンによって情報が記録される記録層と、情報記録媒体のサーボ領域が形成された第1の反射層と、記録層と第1の反射層との間に設けられ、記録層に向けて入射する光ビームと第1の反射層に向けて入射する光ビームとを分離する第2の反射層とを備える。
好ましくは、第1の反射層上には、サーボピットパターンが設けられている。
好ましくは、第1の反射層では、アドレスサーボ領域にエンボスピットが使用され、トラッキングサーボ領域にウォブルピットが使用されている。
好ましくは、第1の反射層には、トラッキングサーボ用のグルーブが形成されている。
好ましくは、第1の反射層には、トラッキングサーボ用およびアドレス検出用にウォブリングされたグルーブが形成されている。
好ましくは、第1の反射層は、金属反射膜によって形成されている。
好ましくは、第1の反射層は、光ビームを反射させるとともに追記および/または消去可能な媒体面を有する。
この発明の他の局面によれば、ホログラフィを利用して情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、情報記録媒体のサーボ情報を検出するサーボ用ピックアップ部と、情報記録媒体に情報を記録する情報記録用ピックアップ部とを備える。情報記録用ピックアップ部は、光ビームを出射する光源と、光ビームを信号光と参照光とに分離する光学分離素子と、信号光と参照光とを干渉させて情報記録媒体に集光する光学系と、情報記録媒体で反射された参照光を受けてサーボ信号を検出するサーボ信号検出部とを含む。
好ましくは、情報記録用ピックアップ部は、参照光の位置を決定する参照光位置変換用素子をさらに含む。参照光位置変換用素子は、入射光を±1次回折する回転可能な第1の回折格子と、±1次回折された回折光を受ける複数個の回折格子を有し、回折光を入射光と平行方向に回折する回転可能な第2の回折格子とを含む。
好ましくは、光学分離素子は、光ビームを反射S偏光の参照光と透過P偏光の信号光とに分離する偏光ビームスプリッタである。
好ましくは、情報記録用ピックアップ部は、反射S偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第1の1/4波長板と、透過P偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第2の1/4波長板と、偏光ビームスプリッタと光源との間の光路に配置され、情報記録媒体で反射された参照光をサーボ信号検出部に導くハーフプリズムとをさらに含む。
好ましくは、情報記録用ピックアップ部は、反射S偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第1の1/4波長板と、偏光ビームスプリッタと情報記録媒体との間の光路に配置され、情報記録媒体で反射された参照光をサーボ信号検出部に導くハーフミラーとをさらに含む。
好ましくは、上記の情報記録媒体は、ホログラフィによって情報が記録される情報記録媒体であって、干渉パターンによって情報が記録される記録層と、情報記録媒体のサーボ領域が形成された第1の反射層と、記録層と第1の反射層との間に設けられ、記録層に向けて入射する光ビームと第1の反射層に向けて入射する光ビームとを分離する第2の反射層とを備える。
この発明の他の局面によれば、ホログラフィを利用して情報記録媒体から情報を再生する情報再生装置であって、情報記録媒体のサーボ情報を検出するサーボ用ピックアップ部と、情報記録媒体から情報を再生する情報記録用ピックアップ部とを備える。情報再生用ピックアップ部は、光ビームを出射する光源と、光ビームから生成される参照光を情報記録媒体に集光する光学系と、情報記録媒体の記録済み領域に形成された光学特性分布により回折された再生光を受光するイメージセンサと、光学特性分布により回折されなかった反射参照光を受けてサーボ信号を検出するサーボ信号検出部とを含む。
好ましくは、情報再生用ピックアップ部は、参照光の位置を決定する参照光位置変換用素子をさらに含む。参照光位置変換用素子は、入射光を±1次回折する回転可能な第1の回折格子と、±1次回折された回折光を受ける複数個の回折格子を有し、回折光を入射光と平行方向に回折する回転可能な第2の回折格子とを含む。
好ましくは、情報再生用ピックアップ部は、光ビームを反射S偏光の光ビームと透過P偏光の光ビームとに分離する第1の偏光ビームスプリッタをさらに含む。
好ましくは、情報再生用ピックアップ部は、第1の偏光ビームスプリッタの前段に配置され、光ビームを反射S偏光の光ビームと透過P偏光の光ビームとに分離する第2の偏光ビームスプリッタと、第2の偏光ビームスプリッタにおける透過P偏光の光ビームを遮断するシャッタとをさらに含む。
好ましくは、情報再生用ピックアップ部は、反射S偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第1の1/4波長板と、透過P偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第2の1/4波長板と、第1の偏光ビームスプリッタと光源との間の光路に配置され、情報記録媒体で反射された参照光をサーボ信号検出部に導くハーフプリズムとをさらに含む。
好ましくは、情報再生用ピックアップ部は、反射S偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第1の1/4波長板と、第1の偏光ビームスプリッタと情報記録媒体との間の光路に配置され、情報記録媒体で反射された参照光をサーボ信号検出部に導くハーフミラーとをさらに含む。
好ましくは、上記の情報記録媒体は、ホログラフィによって情報が記録される情報記録媒体であって、干渉パターンによって情報が記録される記録層と、情報記録媒体のサーボ領域が形成された第1の反射層と、記録層と第1の反射層との間に設けられ、記録層に向けて入射する光ビームと第1の反射層に向けて入射する光ビームとを分離する第2の反射層とを備える。
この発明によれば、入射光の入射角度依存性がなく、フォーカスオフセットも発生しなくなる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、この発明の実施の形態による情報記録媒体100の断面構成および情報記録再生装置10の一部構成を示した模式図である。図1を参照して、情報記録再生装置10は、対物レンズ201とサーボ用レーザ203とを含むサーボ用ピックアップ部200と、対物レンズ301と記録用/再生用レーザ302とを含む情報記録再生用ピックアップ部300とを備える。情報記録再生装置10は、情報記録媒体100に対して情報を記録および/または再生する。
情報記録媒体100は、基板1A,1Bと、反射層2A,2Bと、保護層3と、接着層4と、ホログラム記録層5とを含む。基板1B上には、ホログラム記録層5が形成されている。ホログラム記録層5上には、反射層2Bが形成されている。反射層2B上には、接着層4が形成されている。接着層4上には、保護層3が形成されている。保護層3上には、反射層2Aが形成されている。反射層2A上には、基板1Aが形成されている。
情報記録媒体100において、基板1A,1Bは各々約0.6mm、反射層2A,2Bおよび接着層4はそれぞれ2〜3μm、保護層3は約0.2mm、ホログラム記録層5は約0.6mmの厚さであって、合計ほぼ2mmとなっている。
基板1A,1Bは、ポリカーボネートまたはガラスにより構成されている。基板1Aと反射層2Aとの境界面にサーボピット1aが形成されている。反射層2Aは、アルミ、金、白金等で基板1A上に凹凸でコーティングされている。この発明の実施の形態における情報記録媒体100は、ディスク形状でもいいし、カード形状であってもよい。カード形状の場合には、サーボピット1aは無くても良い。
反射層2Aには、情報記録媒体100の半径方向に複数のアドレスサーボ領域が所定の角度間隔で配列されている。アドレスサーボ領域には、フォーカスサーボ制御またはトラッキングサーボ制御を行なうための情報と情報記録領域に対するアドレス情報とが、予めエンボスピットによって記録してある。このエンボスピットの高さは、他の層の厚さに比べて充分に小さい。トラッキングサーボ制御を行うための情報記録には、例えばウォブルピットを使用することができる。
次に、情報記録媒体100に対して情報を記録および/または再生する情報記録再生装置10の光学的動作を説明する。
サーボ用レーザ203から出射されたサーボ用光(赤色光)は、対物レンズ201によって、情報記録媒体100の反射層2A上で焦点を結ぶ。反射層2Aで反射されたサーボ用光は、再び基板1Aを透過して、サーボ用ピックアップ部200の方向へ戻る。当該戻り光は、再び対物レンズ201を通過し、図示しないサーボ情報検出器でサーボ情報が検出される。検出されたサーボ情報は、トラッキングサーボ、スライドサーボ等に用いられる(図2参照)。なお、このとき同時に検出されるフォーカスエラー信号は、対物レンズ201を駆動するフォーカスサーボにのみ使用される。
記録用/再生用レーザ302から出射された情報光および記録用参照光(青色光)は、対物レンズ301によってフォーカスされ、情報記録媒体100のホログラム記録層5内で干渉パターンを形成する。その後、当該情報光および記録用参照光は、反射層2Bで反射されて、情報記録再生用ピックアップ部300の方向へ戻る。つまり、当該情報光および記録用参照光は、アドレスサーボ領域等が形成された反射層2Aまでは到達しない。
同様に、サーボ用レーザ203から出射されたサーボ用光がホログラム記録層5を通過することもなく、サーボ用光が反射層2Aで乱反射した場合にもホログラム記録層5には影響を与えない。また、サーボ用光が反射層2Aで反射した戻り光は、再生像検出のためのイメージセンサで検出されることはなく、再生光に対してノイズとなることもない。
また、情報記録媒体100では、反射層2Aにおける散乱反射があっても、それがホログラム記録層5に対してノイズ成分として記録されてしまう可能性もない。その結果、当該散乱反射が再生時にノイズとなる可能性もなく、情報記録媒体100の本来の記録容量を達成することができる。
さらに、情報記録媒体100において、サーボ用の反射層2Aの反射率を自由に選択でき、かつ反射層2Aの材料も自由に選択することが可能となる。よって、情報記録再生装置10では、情報記録媒体100として、反射層2Aに追記または書き換え可能な記録媒体、たとえばDVD(Digital Versatile Disk)などを用いることができる。反射層2Aには、トラッキングサーボ信号および/またはアドレス信号がDVDの物理フォーマットに準拠した方式で検出できるようにスパイラル状の溝(グルーブ)が形成されている。当該溝には、アドレス信号が再生できる周波数でウォブリングされていたり、エンボスピットでアドレス信号が生成できるように構成されている。
上記により、ホログラムがどのエリアまで記録されたか、いつ書き換えられたか、どの部分にエラーが存在し交換処理をどのように行なったか等のディレクトリ情報を、ホログラムに影響を与えずに追記または書き換えすることが可能となる。
以上により、図1の情報記録媒体100は、ホログラフィを利用して情報を記録するための情報記録媒体であって、透明な基板1Aと、干渉パターンによって情報が記録される記録層5と、透明基板1Aと記録層5との間に設けられ入射する光を反射する反射層2A,2Bとを含む。これにより、記録層5とそれ以外とを反射層2A、2Bにて完全に分離して作製できるため、低コストで安定した特性の情報記録媒体が実現できる。
好ましくは、基板1Aは、サーボピットパターンを有することを特徴としている。これにより、高密度な記録再生が可能なサーボピットパターンを基板1Aの全面に作製することができる。
好ましくは、基板1Aは、サーボピットパターン上に反射層2Aが形成されていることを特徴としている。これにより、サーボピットパターンからの反射光を検出することができ、安定したサーボ信号を生成できる。
好ましくは、反射層2Aには、トラッキングサーボ用のグルーブが形成されている。これにより、安定したトラッキングサーボを行なうことができる。
好ましくは、反射層2Aには、トラッキングサーボ用およびアドレス検出用にウォブリングされたグルーブが形成されている。これにより、トラッキングサーボおよびアドレス検出を効率的に行なうことができる。
好ましくは、反射層2Aは金属反射膜であることを特徴としている。これにより、入射光の波長に依存しない高い反射率を有する反射膜が比較的容易に作製でき、低コストの情報記録媒体を作製できる。
好ましくは、反射層2Aは、入射光を反射するとともに、追記および/または消去可能な媒体面であることを特徴としている。これにより、ホログラムをどのエリアまで記録したか、いつ書き換えたか、どの部分にエラーが存在し交替処理をどのように行なったか等のディレクトリ情報を、ホログラムに影響を与えずに追記および/または書き換えることができる。
図2は、この発明の実施の形態による情報記録再生装置10の信号処理構成を示したブロック図である。図2を参照して、情報記録再生装置10は、サーボ用ピックアップ部200と、情報記録再生用ピックアップ部300と、スピンドルサーボ回路401と、駆動装置402と、コントローラ406と、信号処理回路408とを備える。情報記録再生装置10は、情報記録媒体100に対して情報を記録および/または再生する。
サーボ用ピックアップ部200は、対物レンズ201と、検出回路223と、フォーカスサーボ回路224と、トラッキングサーボ回路225と、スライドサーボ回路227とを含む。情報記録再生用ピックアップ部300は、対物レンズ301と、検出回路323と、フォーカスサーボ回路324とを含む。
スピンドルサーボ回路401は、信号処理回路408より出力される基本クロック信号などを受けて、情報記録媒体100の回転数を所定の値に保つようにスピンドルモータを制御する。駆動装置402は、情報記録媒体100が取り付けられるスピンドルを回転させるスピンドルモータを制御する。駆動装置402は、情報記録媒体100に記録されている情報を記録再生するために、情報記録媒体100を半径方向に移動させる。
検出回路223は、サーボ用ピックアップの出力信号からフォーカスエラー信号FES2、トラッキングエラー信号TESおよびアドレス信号ADDを検出する。フォーカスサーボ回路224は、フォーカスエラー信号FES2に基づいて、サーボ用ピックアップ部200内のアクチュエータを駆動して対物レンズ201を情報記録媒体100の厚み方向に移動させることでフォーカスサーボを行なう。トラッキングサーボ回路225は、トラッキングエラー信号TESに基づいてアクチュエータを駆動し、情報記録媒体100を上記スピンドルモータごと半径方向に移動させることでトラッキングサーボを行なう。スライドサーボ回路227は、アドレス信号ADDおよびコントローラ406からの指令に基づいて駆動装置402を制御し、情報記録媒体100を上記スピンドルモータごと半径方向に移動させることでスライドサーボを行なう。
検出回路323は、記録再生用ピックアップの出力信号からフォーカスエラー信号FES3を検出する。フォーカスサーボ回路324は、フォーカスエラー信号FES3に基づいて、情報記録再生用ピックアップ部300内のアクチュエータを駆動して対物レンズ301を情報記録媒体100の厚み方向に移動させることでフォーカスサーボを行なう。
信号処理回路408は、情報記録再生用ピックアップ部300内のイメージセンサの出力から情報信号Sdをデコードし、情報記録媒体100のデータエリアに記録されたデータを再生する。また、信号処理回路408は、アドレス信号ADDから、基本クロック信号を生成したりアドレスを判別したりする。
コントローラ406は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含む。コントローラ406では、CPUがRAMを作業領域としてROMに格納されたプログラムを実行することによってコントローラの機能が実現される。コントローラ406は、上記基本クロック信号およびアドレス情報を受けて、サーボ用ピックアップ部200および情報記録再生用ピックアップ部300を含む情報記録再生装置10の全体を制御する。情報記録再生装置10は、コントローラ406に対して種々の指示を与える操作部をさらに備える。
次に、この発明の実施の形態における情報記録再生装置10の光学的構成および動作について、実施の形態ごとに詳述する。なお、この発明の実施の形態では、情報記録装置と情報再生装置とを一体化した情報記録再生装置について説明するが、これは一例であって、情報記録装置と情報再生装置とを別々に構成することも可能である。
[実施の形態1]
図3は、この発明の実施の形態1による情報記録再生装置10Aの光学的構成を示した図である。図3を参照して、情報記録再生装置10Aは、サーボ用ピックアップ部200と、情報記録再生用ピックアップ部300Aとを備える。情報記録再生装置10は、情報記録媒体100に対して情報を記録および/または再生する。
サーボ用ピックアップ部200は、対物レンズ201と、45度ミラー202と、ホログラムレーザユニット206とを含む。ホログラムレーザユニット206は、半導体レーザ203と、光受光素子204と、光分岐用ホログラム205とを有する。サーボ用ピックアップ部200に適用可能な情報記録媒体100としては、たとえば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu-ray Disk;登録商標)、HD−DVD(High Definition DVD)がある。
光源としての半導体レーザ203から出射された光ビームは、45度ミラー202で反射され、対物レンズ201によって情報記録媒体100に集光される。情報記録媒体100から反射された光(以下、「戻り光」とも呼ぶ)は、再び対物レンズ201および45度ミラー202を通過して、光分岐用ホログラム205で分岐されて光受光素子204上に受光される。
ここで、対物レンズ201は、対物レンズ駆動機構(図示せず)によってフォーカス方向(Z方向)およびトラッキング方向(X方向)に駆動される。情報記録媒体100に記録された情報を再生する場合、当該対物レンズ駆動機構は、フォーカス方向(Z方向)にのみ対物レンズ201を駆動する。このフォーカス駆動により、情報記録媒体100の面振れがあっても、情報記録媒体100における反射層2Aの所定位置に集光スポットの焦点が合うように対物レンズ201を追従させることができる。
なお、トラッキング駆動については、後述するように、サーボ用ピックアップ部200で得られたトラッキング誤差信号TESに基づいて情報記録媒体100を駆動する。トラッキング誤差信号TESの検出方法としては、一般にCD/DVD/BD/HD−DVD用の光ピックアップで採用されている3ビーム法、差動プッシュプル(DPP)法、位相シフトDPP法等を用いることができる。また、焦点位置ずれを補正するために用いられるフォーカス誤差信号FESの検出方法としては、シングルナイフエッジ法、非点収差法等を用いることができる。
一方、情報記録再生用ピックアップ部300Aは、対物レンズ301と、光源302と、コリメートレンズ303と、偏光ビームスプリッタ(PBS)304,305と、イメージセンサ306と、反射型空間光変調器307と、リレーレンズ308と、45度ミラー309,310と、1/4波長板311と、参照光位置変換用ホログラム312と、サーボ信号検出部313と、電磁シャッタ314とを含む。光源302としては、ガスレーザ、固体レーザ、半導体レーザ等を用いることができ、特に、帰還をかけてコヒーレント長を長くした半導体レーザが好ましい。
次に、情報記録再生用ピックアップ部300Aでの再生動作について説明する。
光源302から出射された光ビームは、コリメートレンズ303で平行光束に変換され、偏光ビームスプリッタ304により信号光生成用の透過P偏光と参照光生成用の反射S偏光とに分割される。再生時には、透過P偏光は電磁シャッタ314で遮断され、反射S偏光は参照光位置変換用ホログラム312で参照光としての位置が決められる。
図4は、図3の情報記録再生装置10Aにおける参照光位置変換用ホログラム312の具体的な構成の一例を示した図である。図4を参照して、参照光位置変換用ホログラム312は、第1回折格子312Aと、第2回折格子312Bとを有し、各々を回転させることができる。参照光位置変換用ホログラム312に対する入射光は、第1回折格子312Aで±1次回折される。当該±1次回折光は、第2回折格子312Bに入射して再び入射光と平行方向に回折される(図3も参照)。ここで、第2回折格子312Bには、第1回折格子312Aで回折された±1次回折光が入射する位置に複数個の回折格子が形成されている。このため、第1回折格子312Aを回転させることで、参照光の出射位置を複数通りに変化させることが可能となる。
図3に戻って、参照光位置変換用ホログラム312から出射された参照光は、45度ミラー310で反射され、1/4波長板311で円偏光に変換される。円偏光に変換された光は、対物レンズ301によって情報記録媒体100の反射層2B上に集光される。情報記録媒体100の記録済領域には、記録済み情報に対応した光学特性分布が形成されている。したがって、情報記録媒体100に集光された参照光は、上記の光学特性分布により回折された再生光と回折されなかった反射参照光とに分離される。
上記の再生光は、情報記録媒体100に対する情報光を再現している。当該再生光は、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでP偏光に変換される。当該P偏光の光は、45度ミラー309で反射され、リレーレンズ308を通って、偏光ビームスプリッタ305を透過する。当該透過光は、イメージセンサ306上に結像される。
上記の反射参照光は、同様に、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでP偏光に変換される。当該P偏光の光は、45度ミラー310で反射され、参照光位置変換用ホログラム312を通って、偏光ビームスプリッタ304を透過する。当該透過光は、サーボ信号検出部313に入射して、フォーカスエラー信号FESが生成される。
情報記録再生用ピックアップ部300Aは、生成されたフォーカスエラー信号FESに基づいて、対物レンズ301をZ方向に駆動させる。これにより、フォーカスサーボがかかり、常に情報記録媒体100内の反射層2Bに焦点が合うように対物レンズ301が制御される。このようにして、情報記録媒体100に記録された情報が読み出される。なお、情報記録媒体100のトラッキング位置は、サーボ用ピックアップ部200で検出された前述のトラッキングエラー信号TESおよびアドレス信号ADDに基づいて、情報記録媒体100をトラック方向に駆動することで制御されている。
次に、情報記録再生用ピックアップ部300Aでの記録動作について説明する。
光源302から出射された光ビームは、コリメートレンズ303で平行光束に変換され、偏光ビームスプリッタ304により信号光生成用の透過P偏光と参照光生成用の反射S偏光とに分割される。
記録時には、上記の透過P偏光は、電磁シャッタ314を透過し、さらに偏光ビームスプリッタ305を透過する。当該透過光は、反射型空間光変調器307に入射して、2次元の信号情報を持つ変調パターンに変換された信号光になるとともにS偏光となって反射される。反射型空間光変調器307からの反射光は、偏光ビームスプリッタ305で反射され、リレーレンズ308を通って45度ミラー309で反射される。当該反射光は、1/4波長板311で円偏光に変換され、対物レンズ301によって情報記録媒体100の反射層2B上に集光される。
一方、上記の反射S偏光は、参照光位置変換用ホログラム312で参照光として位置が決められた後、45度ミラー310で反射される。当該参照光は、1/4波長板311で円偏光に変換され、対物レンズ301によって情報記録媒体100の反射層2B上に集光される。情報記録媒体100では、信号光と参照光とが記録層5内で重なり合って干渉パターンが記録され、記録情報に対応した光学特性分布が形成される。
上記の参照光は、反射層2Bで反射され、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでP偏光に変換される。当該P偏光の光は、45度ミラー310で反射され、参照光位置変換用ホログラム312を通って、偏光ビームスプリッタ304を透過する。当該透過光は、サーボ信号検出部313に入射して、フォーカスエラー信号FESが生成される。
情報記録再生用ピックアップ部300Aは、生成されたフォーカスエラー信号FESに基づいて、対物レンズ301をZ方向に駆動させる。これにより、フォーカスサーボがかかり、常に情報記録媒体100内の反射層2Bに焦点が合うように対物レンズ301が制御される。このようにして、情報記録媒体100に情報が記録される。再生時と同様に、情報記録媒体100のトラッキング位置は、サーボ用ピックアップ部200で検出された前述のトラッキングエラー信号TESおよびアドレス信号ADDに基づいて、情報記録媒体100をトラック方向に駆動することで制御されている。
なお、図3の情報記録再生装置10Aにおいて、サーボ用ピックアップ部200にさらに通常のCD/DVD/BD/HD−DVD用記録再生機能を付加しておけば、CD/DVD/BD/HD−DVDの記録再生を行なう互換ピックアップの形態をとることも可能である。これにより、装置のサイズおよびコストをほとんど上げることなく、マルチディスク記録再生装置を実現することができる。
以上のように、実施の形態1の情報記録装置は、透明基板と、干渉パターンによって情報が記録される記録層と、透明基板と記録層との間に設けられ入射する光を反射する反射層とを含む情報記録媒体にホログラフィを利用して情報を記録するための情報記録装置であって、記録層に入射した信号光と参照光との記録層内の干渉パターンによって情報を記録するホログラム記録光学系と、透明基板に入射した光の反射光により情報記録媒体の位置を検出する位置信号生成光学系と、位置信号生成光学系で検出される情報記録媒体位置信号により情報記録媒体を駆動制御する情報記録媒体駆動制御部とを備える。これにより、高密度なホログラム記録を安定して実現することができる。
好ましくは、ホログラム記録光学系は、情報記録媒体の反射層からの反射光より生成されたフォーカス誤差信号によりホログラム記録光学系を駆動することでフォーカス制御し、位置信号生成光学系は、情報記録媒体の透明基板からの反射光より生成されたフォーカス誤差信号により位置信号生成光学系を駆動することでフォーカス制御する。これにより、複雑な構成を用いずに、良好なフォーカス制御を行なうことができる。
好ましくは、フォーカス誤差信号を生成するためのホログラム記録光学系から照射される光は上記の参照光である。これにより、実際に記録面に照射した光によってフォーカスが行なえるため、フォーカスオフセットを発生させることなく良好な記録動作を行なうことができる。
好ましくは、位置信号生成光学系で検出される情報記録媒体位置信号は、トラッキング誤差信号およびアドレス信号である。これにより、情報記録媒体の位置を位置信号生成光学系からの情報で駆動することになる。そのため、情報記録媒体に光ビームを照射する2つの光学系をそれぞれ駆動して制御する必要がなくなり、小型で低コストな情報記録装置を実現することができる。
また、実施の形態1の情報再生装置は、透明基板と、干渉パターンによって情報が記録される記録層と、透明基板と記録層との間に設けられ入射する光を反射する反射層とを含む情報記録媒体からホログラフィを利用して情報を再生するための情報再生装置であって、記録層に入射した参照光により記録層内の干渉パターンによって情報を記録された信号光を再生するホログラム再生光学系と、透明基板に入射した光の反射光により情報記録媒体の位置を検出する位置信号生成光学系と、位置信号生成光学系で検出される情報記録媒体位置信号により情報記録媒体を駆動制御する情報記録媒体駆動制御部とを備える。これにより、高密度なホログラム再生を安定して実現することができる。
好ましくは、ホログラム再生光学系は、情報記録媒体の反射層からの反射光より生成されたフォーカス誤差信号によりホログラム記録光学系を駆動することでフォーカス制御し、位置信号生成光学系は、情報記録媒体の透明基板からの反射光より生成されたフォーカス誤差信号により位置信号生成光学系を駆動することでフォーカス制御する。これにより、複雑な構成を用いずに、良好なフォーカス制御を行なうことができる。
好ましくは、フォーカス誤差信号を生成するためのホログラム再生光学系から照射される光は上記の参照光である。これにより、実際に再生面に照射した光によってフォーカスが行なえるため、フォーカスオフセットを発生させることなく良好な再生動作を行なうことができる。
好ましくは、位置信号生成光学系で検出される情報記録媒体位置信号は、トラッキング誤差信号およびアドレス信号である。これにより、情報記録媒体の位置を位置信号生成光学系からの情報で駆動することになる。そのため、情報記録媒体に光ビームを照射する2つの光学系をそれぞれ駆動して制御する必要がなくなり、小型で低コストな情報再生装置を実現することができる。
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2による情報記録再生装置10Bの光学的構成を示した図である。図5を参照して、実施の形態2の情報記録再生装置10Bは、情報記録再生用ピックアップ部300Aが情報記録再生用ピックアップ部300Bに置き換えられた点において、実施の形態1の情報記録再生装置10Aと異なる。したがって、実施の形態1と共通するサーボ用ピックアップ部200の説明は、ここでは繰り返さない。
情報記録再生用ピックアップ部300Bは、対物レンズ301と、光源302と、コリメートレンズ303と、偏光ビームスプリッタ(PBS)305と、イメージセンサ306と、反射型空間光変調器307と、リレーレンズ308と、45度ミラー310と、1/4波長板311と、参照光位置変換用ホログラム312と、サーボ信号検出部313と、ハーフプリズム315と、裏面反射型1/4波長板316a,316b,317a,317bとを含む。光源302としては、ガスレーザ、固体レーザ、半導体レーザ等を用いることができ、特に、帰還をかけてコヒーレント長を長くした半導体レーザが好ましい。
次に、情報記録再生用ピックアップ部300Bでの再生動作について説明する。
光源302から出射された光ビームは、コリメートレンズ303で平行光束に変換され、ハーフプリズム315を透過し、参照光位置変換用ホログラム312で参照光としての位置が決められる。当該参照光は、S偏光として偏光ビームスプリッタ305で反射される。当該反射光は、裏面反射型1/4波長板316a,316bで反射され、P偏光として偏光ビームスプリッタ305を透過する。当該透過光は、リレーレンズ308を通って、45度ミラー310で反射される。当該反射光は、1/4波長板311で円偏光に変換され、対物レンズ301によって情報記録媒体100の反射層2B上に集光される。
情報記録媒体100の記録済領域には、記録済み情報に対応した光学特性分布が形成されている。したがって、情報記録媒体100に集光された参照光は、上記の光学特性分布により回折された再生光と回折されなかった反射参照光とに分離される。
上記の再生光は、情報記録媒体100に対する情報光を再現している。当該再生光は、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでS偏光に変換される。当該S偏光の光は、45度ミラー310で反射され、リレーレンズ308を通って、偏光ビームスプリッタ305で反射される。当該反射光は、反射型空間光変調器307の像を再現する形でイメージセンサ306上に結像される。
上記の反射参照光は、同様に、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでS偏光に変換される。当該S偏光の光は、45度ミラー310で反射され、リレーレンズ308を通って、偏光ビームスプリッタ305で反射される。当該反射光は、イメージセンサ306の表面の参照光が入射する位置に形成された裏面反射型1/4波長板317a,317bで反射されてP偏光となる。当該P偏光の光は、偏光ビームスプリッタ305を透過し、参照光位置変換用ホログラム312を通って、ハーフプリズム315で反射される。当該反射光は、サーボ信号検出部313に入射して、フォーカスエラー信号FESが生成される。
情報記録再生用ピックアップ部300Bは、生成されたフォーカスエラー信号FESに基づいて、対物レンズ301をZ方向に駆動させる。これにより、フォーカスサーボがかかり、常に情報記録媒体100内の反射層2Bに焦点が合うように対物レンズ301が制御される。このようにして、情報記録媒体100に記録された情報が読み出される。なお、情報記録媒体100のトラッキング位置は、サーボ用ピックアップ部200で検出された前述のトラッキングエラー信号TESおよびアドレス信号ADDに基づいて、情報記録媒体100をトラック方向に駆動することで制御されている。
次に、情報記録再生用ピックアップ部300Bでの記録動作について説明する。
光源302から出射された光ビームは、コリメートレンズ303で平行光束に変換され、ハーフプリズム315を透過する。当該透過光は、参照光位置変換用ホログラム312において、位置が決められるS偏光の参照光と、そのまま透過する同じくS偏光の信号光とに分離される。
上記の参照光は、偏光ビームスプリッタ305で反射され、裏面反射型1/4波長板316a,316bで反射される。当該反射光は、P偏光として偏光ビームスプリッタ305を透過する。上記の信号光は、偏光ビームスプリッタ305で反射され、反射型空間光変調器307に入射して、2次元の信号情報を持つ変調パターンに変換された信号光になるとともにP偏光となって反射される。反射型空間光変調器307からの反射光は、偏光ビームスプリッタ305を透過する。
偏光ビームスプリッタ305を透過した参照光および信号光は、リレーレンズ308を通って45度ミラー310で反射される。当該反射光は、1/4波長板311で円偏光に変換され、対物レンズ301によって情報記録媒体100の反射層2B上に集光される。情報記録媒体100では、信号光と参照光とが記録層5内で重なり合って干渉パターンが記録され、記録情報に対応した光学特性分布が形成される。
上記の参照光は、反射層2Bで反射され、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでS偏光に変換される。当該S偏光の光は、45度ミラー310で反射され、リレーレンズ308を通って、偏光ビームスプリッタ305で反射される。当該反射光は、裏面反射型1/4波長板317a,317bで反射され、P偏光として偏光ビームスプリッタ305を透過する。当該透過光は、参照光位置変換用ホログラム312を通過して、ハーフミラー315で反射される。当該反射光は、サーボ信号検出部313に入射して、フォーカスエラー信号FESが生成される。
情報記録再生用ピックアップ部300Bは、生成されたフォーカスエラー信号FESに基づいて、対物レンズ301をZ方向に駆動させる。これにより、フォーカスサーボがかかり、常に情報記録媒体100内の反射層2Bに焦点が合うように対物レンズ301が制御される。このようにして、情報記録媒体100に情報が記録される。再生時と同様に、情報記録媒体100のトラッキング位置は、サーボ用ピックアップ部200で検出された前述のトラッキングエラー信号TESおよびアドレス信号ADDに基づいて、情報記録媒体100をトラック方向に駆動することで制御されている。
以上のように、実施の形態2の情報記録再生装置10Bでは、情報記録再生用ピックアップ部300Bにおいて、偏光ビームスプリッタ304、45度ミラー309および電磁シャッタ314の代わりに、ハーフプリズム315および裏面反射型1/4波長板316a,316b,317a,317bを用いている。これにより、実施の形態1に比べて情報記録再生装置の光学的構成をよりコンパクトにすることができる。
[実施の形態3]
図6は、この発明の実施の形態3による情報記録再生装置10Cの光学的構成を示した図である。図6を参照して、実施の形態3の情報記録再生装置10Cは、情報記録再生用ピックアップ部300Aが情報記録再生用ピックアップ部300Cに置き換えられた点において、実施の形態1の情報記録再生装置10Aと異なる。したがって、実施の形態1と共通するサーボ用ピックアップ部200の説明は、ここでは繰り返さない。
情報記録再生用ピックアップ部300Cは、対物レンズ301と、光源302と、コリメートレンズ303と、偏光ビームスプリッタ(PBS)305と、イメージセンサ306と、反射型空間光変調器307と、リレーレンズ308と、1/4波長板311と、参照光位置変換用ホログラム312と、サーボ信号検出部313と、裏面反射型1/4波長板316a,316bと、ハーフミラー318とを含む。光源302としては、ガスレーザ、固体レーザ、半導体レーザ等を用いることができ、特に、帰還をかけてコヒーレント長を長くした半導体レーザが好ましい。
次に、情報記録再生用ピックアップ部300Cでの再生動作について説明する。
光源302から出射された光ビームは、コリメートレンズ303で平行光束に変換され、参照光位置変換用ホログラム312で参照光としての位置が決められる。当該参照光は、S偏光として偏光ビームスプリッタ305で反射される。当該反射光は、裏面反射型1/4波長板316a,316bで反射され、P偏光として偏光ビームスプリッタ305を透過する。当該透過光は、リレーレンズ308を通って、ハーフミラー318で反射される。当該反射光は、1/4波長板311で円偏光に変換され、対物レンズ301によって情報記録媒体100の反射層2B上に集光される。
情報記録媒体100の記録済領域には、記録済み情報に対応した光学特性分布が形成されている。したがって、情報記録媒体100に集光された参照光は、上記の光学特性分布により回折された再生光と回折されなかった反射参照光とに分離される。
上記の再生光は、情報記録媒体100に対する情報光を再現している。当該再生光は、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでS偏光に変換される。当該S偏光の光は、ハーフミラー318で反射され、リレーレンズ308を通って、偏光ビームスプリッタ305で反射される。当該反射光は、反射型空間光変調器307の像を再現する形でイメージセンサ306上に結像される。
上記の反射参照光は、同様に、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでS偏光に変換される。当該S偏光の光は、ハーフミラー318を透過し、サーボ信号検出部313に入射することで、フォーカスエラー信号FESが生成される。
情報記録再生用ピックアップ部300Cは、生成されたフォーカスエラー信号FESに基づいて、対物レンズ301をZ方向に駆動させる。これにより、フォーカスサーボがかかり、常に情報記録媒体100内の反射層2Bに焦点が合うように対物レンズ301が制御される。このようにして、情報記録媒体100に記録された情報が読み出される。なお、情報記録媒体100のトラッキング位置は、サーボ用ピックアップ部200で検出された前述のトラッキングエラー信号TESおよびアドレス信号ADDに基づいて、情報記録媒体100をトラック方向に駆動することで制御されている。
次に、情報記録再生用ピックアップ部300Cでの記録動作について説明する。
光源302から出射された光ビームは、コリメートレンズ303で平行光束に変換され、参照光位置変換用ホログラム312において、位置が決められるS偏光の参照光と、そのまま透過する同じくS偏光の信号光とに分離される。
上記の参照光は、偏光ビームスプリッタ305で反射され、裏面反射型1/4波長板316a,316bで反射される。当該反射光は、P偏光として偏光ビームスプリッタ305を透過する。上記の信号光は、偏光ビームスプリッタ305で反射され、反射型空間光変調器307に入射して、2次元の信号情報を持つ変調パターンに変換された信号光になるとともにP偏光となって反射される。反射型空間光変調器307からの反射光は、偏光ビームスプリッタ305を透過する。
偏光ビームスプリッタ305を透過した参照光および信号光は、リレーレンズ308を通ってハーフミラー318で反射される。当該反射光は、1/4波長板311で円偏光に変換され、対物レンズ301によって情報記録媒体100の反射層2B上に集光される。情報記録媒体100では、信号光と参照光とが記録層5内で重なり合って干渉パターンが記録され、記録情報に対応した光学特性分布が形成される。
上記の参照光は、反射層2Bで反射され、対物レンズ301により平行光束とされた後、1/4波長板311を通過することでS偏光に変換される。当該S偏光の光は、ハーフミラー318で透過され、サーボ信号検出部313に入射して、フォーカスエラー信号FESが生成される。
情報記録再生用ピックアップ部300Cは、生成されたフォーカスエラー信号FESに基づいて、対物レンズ301をZ方向に駆動させる。これにより、フォーカスサーボがかかり、常に情報記録媒体100内の反射層2Bに焦点が合うように対物レンズ301が制御される。このようにして、情報記録媒体100に情報が記録される。再生時と同様に、情報記録媒体100のトラッキング位置は、サーボ用ピックアップ部200で検出された前述のトラッキングエラー信号TESおよびアドレス信号ADDに基づいて、情報記録媒体100をトラック方向に駆動することで制御されている。
以上のように、実施の形態3の情報記録再生装置10Cでは、情報記録再生用ピックアップ部300Cにおいて、偏光ビームスプリッタ304、45度ミラー309,310および電磁シャッタ314の代わりに、裏面反射型1/4波長板316a,316bおよびハーフミラー318を用いている。これにより、実施の形態1に比べて情報記録再生装置の光学的構成をよりコンパクトにすることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態による情報記録媒体100の断面構成および情報記録再生装置10の一部構成を示した模式図である。 この発明の実施の形態による情報記録再生装置10の信号処理構成を示したブロック図である。 この発明の実施の形態1による情報記録再生装置10Aの光学的構成を示した図である。 図3の情報記録再生装置10Aにおける参照光位置変換用ホログラム312の具体的な構成の一例を示した図である。 この発明の実施の形態2による情報記録再生装置10Bの光学的構成を示した図である。 この発明の実施の形態3による情報記録再生装置10Cの光学的構成を示した図である。 従来の光ディスク記録媒体110の概略的な構造を示した断面図である。 従来の光情報記録媒体120の概略的な構造を示した断面図である。
符号の説明
1A,1B 基板、2A,2B 反射層、3 保護層、4 接着層、5 ホログラム記録層、10,10A〜10C 情報記録再生装置、100 情報記録媒体、110 光ディスク記録媒体、111A,111B 透明基板、112 ホログラム記録層、113 反射膜、114 基板、レンズ117、120 光情報記録媒体、121,125 透明基板、122 反射層、124 ホログラム記録層、126 フィルタ層、200 サーボ用ピックアップ部、201,301 対物レンズ、202,309,310 45度ミラー、203 半導体レーザ、204 光受光素子、205 光分岐用ホログラム、206 ホログラムレーザユニット、223,323 検出回路、224,324 フォーカスサーボ回路、225 トラッキングサーボ回路、227 スライドサーボ回路、300,300A〜300C 情報記録再生用ピックアップ部、302 光源、303 コリメートレンズ、304,305 偏光ビームスプリッタ、306 イメージセンサ、307 反射型空間光変調器、308 リレーレンズ、311 1/4波長板、312 参照光位置変換用ホログラム、313 サーボ信号検出部、314 電磁シャッタ、315 ハーフプリズム、316a,316b,317a,317b 裏面反射型1/4波長板、318 ハーフミラー、401 スピンドルサーボ回路、402 駆動装置、406 コントローラ、408 信号処理回路。

Claims (20)

  1. ホログラフィによって情報が記録される情報記録媒体であって、
    干渉パターンによって情報が記録される記録層と、
    前記情報記録媒体のサーボ領域が形成された第1の反射層と、
    前記記録層と前記第1の反射層との間に設けられ、前記記録層に向けて入射する光ビームと前記第1の反射層に向けて入射する光ビームとを分離する第2の反射層とを備える、情報記録媒体。
  2. 前記第1の反射層上には、サーボピットパターンが設けられている、請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 前記第1の反射層では、アドレスサーボ領域にエンボスピットが使用され、トラッキングサーボ領域にウォブルピットが使用されている、請求項1に記載の情報記録媒体。
  4. 前記第1の反射層には、トラッキングサーボ用のグルーブが形成されている、請求項1に記載の情報記録媒体。
  5. 前記第1の反射層には、トラッキングサーボ用およびアドレス検出用にウォブリングされたグルーブが形成されている、請求項1に記載の情報記録媒体。
  6. 前記第1の反射層は、金属反射膜によって形成されている、請求項1に記載の情報記録媒体。
  7. 前記第1の反射層は、光ビームを反射させるとともに追記および/または消去可能な媒体面を有する、請求項1に記載の情報記録媒体。
  8. ホログラフィを利用して情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、
    前記情報記録媒体のサーボ情報を検出するサーボ用ピックアップ部と、
    前記情報記録媒体に情報を記録する情報記録用ピックアップ部とを備え、
    前記情報記録用ピックアップ部は、
    光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームを信号光と参照光とに分離する光学分離素子と、
    前記信号光と前記参照光とを干渉させて前記情報記録媒体に集光する光学系と、
    前記前記情報記録媒体で反射された参照光を受けてサーボ信号を検出するサーボ信号検出部とを含む、情報記録装置。
  9. 前記情報記録用ピックアップ部は、前記参照光の位置を決定する参照光位置変換用素子をさらに含み、
    前記参照光位置変換用素子は、
    入射光を±1次回折する回転可能な第1の回折格子と、
    前記±1次回折された回折光を受ける複数個の回折格子を有し、前記回折光を前記入射光と平行方向に回折する回転可能な第2の回折格子とを含む、請求項8に記載の情報記録装置。
  10. 前記光学分離素子は、前記光ビームを反射S偏光の参照光と透過P偏光の信号光とに分離する偏光ビームスプリッタである、請求項8に記載の情報記録装置。
  11. 前記情報記録用ピックアップ部は、
    前記反射S偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第1の1/4波長板と、
    前記透過P偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第2の1/4波長板と、
    前記偏光ビームスプリッタと前記光源との間の光路に配置され、前記前記情報記録媒体で反射された参照光を前記サーボ信号検出部に導く半透鏡とをさらに含む、請求項10に記載の情報記録装置。
  12. 前記情報記録用ピックアップ部は、
    前記反射S偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第1の1/4波長板と、
    前記偏光ビームスプリッタと前記情報記録媒体との間の光路に配置され、前記前記情報記録媒体で反射された参照光を前記サーボ信号検出部に導く半透鏡とをさらに含む、請求項10に記載の情報記録装置。
  13. 前記情報記録媒体は、請求項1〜7のいずれかに記載の情報記録媒体である、請求項8〜12のいずれかに記載の情報記録装置。
  14. ホログラフィを利用して情報記録媒体から情報を再生する情報再生装置であって、
    前記情報記録媒体のサーボ情報を検出するサーボ用ピックアップ部と、
    前記情報記録媒体から情報を再生する情報記録用ピックアップ部とを備え、
    前記情報再生用ピックアップ部は、
    光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームから生成される参照光を前記情報記録媒体に集光する光学系と、
    前記情報記録媒体の記録済み領域に形成された光学特性分布により回折された再生光を受光するイメージセンサと、
    前記光学特性分布により回折されなかった反射参照光を受けてサーボ信号を検出するサーボ信号検出部とを含む、情報再生装置。
  15. 前記情報再生用ピックアップ部は、前記参照光の位置を決定する参照光位置変換用素子をさらに含み、
    前記参照光位置変換用素子は、
    入射光を±1次回折する回転可能な第1の回折格子と、
    前記±1次回折された回折光を受ける複数個の回折格子を有し、前記回折光を前記入射光と平行方向に回折する回転可能な第2の回折格子とを含む、請求項14に記載の情報再生装置。
  16. 前記情報再生用ピックアップ部は、前記光ビームを反射S偏光の光ビームと透過P偏光の光ビームとに分離する第1の偏光ビームスプリッタをさらに含む、請求項14に記載の情報再生装置。
  17. 前記情報再生用ピックアップ部は、
    前記第1の偏光ビームスプリッタの前段に配置され、前記光ビームを反射S偏光の光ビームと透過P偏光の光ビームとに分離する第2の偏光ビームスプリッタと、
    前記第2の偏光ビームスプリッタにおける前記透過P偏光の光ビームを遮断するシャッタとをさらに含む、請求項16に記載の情報再生装置。
  18. 前記情報再生用ピックアップ部は、
    前記反射S偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第1の1/4波長板と、
    前記透過P偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第2の1/4波長板と、
    前記第1の偏光ビームスプリッタと前記光源との間の光路に配置され、前記前記情報記録媒体で反射された参照光を前記サーボ信号検出部に導く半透鏡とをさらに含む、請求項16に記載の情報再生装置。
  19. 前記情報再生用ピックアップ部は、
    前記反射S偏光の光ビームを反射するとともに偏光を変換する第1の1/4波長板と、
    前記第1の偏光ビームスプリッタと前記情報記録媒体との間の光路に配置され、前記前記情報記録媒体で反射された参照光を前記サーボ信号検出部に導く半透鏡とをさらに含む、請求項16に記載の情報再生装置。
  20. 前記情報記録媒体は、請求項1〜7のいずれかに記載の情報記録媒体である、請求項14〜19のいずれかに記載の情報再生装置。
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KR101473251B1 (ko) * 2008-08-05 2014-12-17 동부대우전자 주식회사 광정보 저장매체 및 이를 이용한 광정보 처리장치

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