JP2014155594A - 髪留め具用織物 - Google Patents

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Abstract

【課題】前髪を留めたり、頭髪の装飾品を毛髪に留めたりする際などに毛髪を把持して頭髪に留まりやすい素子を有する織物を提供する。
【解決手段】基布およびその表面から立ち上がる立毛素子からなる織物であって、該基布を構成している地経糸、地緯糸および立毛素子が、ともにポリエステル系樹脂から形成されている糸であり、かつ該地緯糸が芯鞘型の熱融着性ポリエステル系繊維を含み、さらに立毛素子が、該基布を構成する該熱融着性繊維により固定されており、立毛素子の高さが2〜5mmで、かつ立毛素子の先端が湾曲している髪留め用織物。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば化粧をする際、または下を向いて作業をする際、毛髪が邪魔にならないよう前髪を留めたり、毛髪を巻きつけてドライヤー等により毛髪にカールやウエーブ等をつける際、さらには頭部用装飾品を毛髪に留めたりする際などに使用する織物、すなわち毛髪を把持して留まりやすい素子を有する織物に関する。
従来から、立毛素子を有するパイル織物を使用し、円筒体の表面に一体化してなるヘアーカーラーは公知である。たとえば、実公昭42−12566号公報(特許文献1)では、合成樹脂の筒芯に、ナイロン製モノフィラメントを立設したパイル織物を巻き付けて作成されたヘアーカーラーであり、毛髪を巻き付ける際にはヘアピンを使用することなくカーラーに巻き上げた毛髪を固定することができ、毛髪から取り外す際にも、ヘアピンを使用しないため容易であるという効果を有している。
また、特開平9−154620号公報(特許文献2)では、先に述べたヘアーカーラーに雑菌が繁殖しにくくするために抗菌性を付与し、さらに、静電気によって汚染物質が吸着しにくくするために制電性を付与したヘアーカーラーも公知である。
しかしながら、この公知技術の場合には、ヘアーカーラー用途に限定した織物を製造し、そして円筒体の表面に巻き付けてはじめてヘアーカーラーとなるものである。すなわち、円筒体に巻きつける織物は、巾、外観、硬さ等は、円筒体に巻きつけることを前提とした設計である。
しかし最近では、毛髪を巻きつけて使用するヘアーカーラーとしてのみではなく、頭髪の装飾や、化粧をする際に邪魔になる前髪を一時留めるなど、織物単体を毛髪に留めて使用する需要も増えてきており、意匠性や後加工性も重要になってきている。ヘアーカーラーとして円筒体に巻きつけるために設計された織物では、織物巾、硬さ等の面において、意匠性を付与した形状に打抜いたり、縫製したりするなどの加工性に適しているとはいえなくなってきている。さらに、従来のヘアーカーラーは一般にナイロン系の糸が用いられており、柔軟であることにより、毛髪把持性が低いとか立毛素子が倒れ易いという問題点を有している。さらに従来のヘアーカーラー用織物の場合、打ち抜きを行うと端部が肌を刺激し易いという問題点も有している。
実公昭42−12566号公報 特開平9−154620号公報(請求項1および2)
本発明は、上記した織物を用いる公知技術の問題点を解消するものであり、具体的には、立毛素子が容易に毛髪にからまり、柔軟性に優れ、さらに打ち抜いても端部からのほつれが生じず、そして円筒体に巻きつけて使用するのみでなく、素子面の裏面にあたる基布に粘着加工を施したり、様々な形状に打抜いたり、縫製したりするなどの用途にも好適で、毛髪把持性および端部が肌を刺激することが少ない等の性能に優れた髪留め用織物を提供するものである。
すなわち、本発明は、基布およびその表面から立ち上がる立毛素子からなる織物であって、該基布を構成している地経糸、地緯糸および立毛素子が、ともにポリエステル系樹脂から形成されている糸であり、かつ該地緯糸が芯鞘型の熱融着性ポリエステル系繊維を含み、さらに立毛素子が、該基布を構成する該熱融着性ポリエステル系繊維により固定されており、立毛素子の高さが2〜5mmで、かつ立毛素子の先端が湾曲している髪留め用織物である。
そして、好ましくは、上記髪留め織物において、立毛素子の密度が平方センチあたり、20〜90本の範囲であり、立毛素子の太さが直径0.10〜0.20mmである場合であり、また、隣接した立毛素子2本が対となり、湾曲した先端部が互いに近づくような湾曲形状を有している場合であり、また立毛素子が、地経糸6本を跨いで足元が広いループを形成させ、ループ先端部をカットすることにより、対となる2本の立毛素子を形成したものである場合であり、また通気性が30cm/cm・秒以上であり、かつ基布の裏面に接着樹脂層が実質的に存在していない場合であり、また、立毛素子および基布を構成する繊維に制電性が付与されている場合であり、さらに立毛素子および基布を構成する繊維に抗菌性が付与されている場合である。
なお、本発明でいう基布とは、立毛素子を有する織物において、立毛素子部と別け、地経糸と地緯糸を構成する糸からなる織物の部分をいう
本発明により、しっかりと毛髪を把持することで髪留めの機能を有し、かつ接着樹脂層が存在しないことで柔軟性を有するとともに立毛素子が倒れにくく、そして打抜き、縫製などの後加工性にも優れ、端部に触れても肌を刺激することが少ない髪留め用織物が得られる。
本発明の髪留め用織物の立毛素子部の緯糸方向断面の拡大写真である。 本発明の髪留め用織物を打抜き加工した端面の拡大写真である。 従来のヘアーカーラー用織物を打抜き加工した端面の拡大写真である。
まず、本発明の織物は、主として、立毛素子用モノフィラメント糸、地経糸および地緯糸から構成される。
立毛素子には、剛直性および軽い力では形状が伸展されない、いわゆる形状保持性が求められ、そのために合成繊維製のモノフィラメント糸が用いられる。そして本発明では、濡れた毛髪に取り付けても性能が変わらない、すなわち耐水性に優れていることからこのモノフィラメント糸として、ポリエステル系、特に好ましくはポリブチレンテレフタレート系ポリエステルから構成されるモノフィラメント糸が用いられる。
ポリブチレンテレフタレート系のポリエステルとは、ブチレンテレフタレート単位からなるポリエステルであり、主としてテレフタル酸と1,4―ブタンジオールから縮合反応により得られるポリエステルであり、若干ならばテレフタル酸や1,4―ブタンジオール以外の重合単位が付加されていてもよい。このような重合単位の代表例としては、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバチン酸等の脂肪族ジカルボン酸、エチレングリコール、プロピレングリコール等のジオール類、安息香酸、乳酸等のオキシカルボン酸等が挙げられる。更に、上記ポリブチレンテレフタレート系ポリエステルには、それ以外のポリマーが少量添加されていてもよい
このようなポリエステル系樹脂からなる立毛素子としてはモノフィラメント糸が毛髪把持性の点で好ましく、同モノフィラメント糸の太さとしては、直径0.10〜0.20mmが立毛素子を形成する製織性の点で好ましく、より好ましくは直径0.14〜0.20mmの範囲である。この太さは、従来の一般的な面ファスナーのフック状係合素子の太さと比べて若干細いが、この細さがモノフィラメントループを切断しやすく、かつ頭皮に接触してもチクチクしない効果をもたらす。
本発明において立毛素子の密度としては、20〜90個/cmが毛髪の間に入り込みやすい点で好ましい。特に好ましくは24〜80個/cmの範囲である。そして、立毛素子用糸が地経糸12本に1本の割合で基布に織り込み、かつ素子密度を20〜90個/cmにすることがさらに好ましい。係合素子密度が20個/cmより少ない場合には、把持する毛髪が少なくなるため簡単に毛髪から外れ、逆に90個/cmより多い場合には、毛髪の隙間に入り込みにくくなり、結果として毛髪に絡まなくなる。
そして、本発明において、毛髪を把持する立毛素子の高さとしては2〜5mmが好ましい。より好ましくは、立毛素子の高さが2.5〜4.5mmである。
さらに、本発明において、立毛素子用モノフィラメント糸を倒れにくくする、すなわち毛髪把持性を高めるためには、地経糸3本以上を跨いで立毛素子用ループが形成され、特に好ましくは地経糸を6本跨ぐ構造を有する場合である。上限は特に限定しないが、製造上10本以下が好ましい。図1に示すように、地経糸を6本跨いで形成された立毛素子は足元が広くなり、特に緯糸方向の応力に対して倒れにくくなる。そして、立毛素子用ループを熱処理してループ形状を固定し、そしてループの先端部を切断することにより、2本の立毛素子が形成されることとなる。その結果、隣接した立毛素子2本が対となり、湾曲した先端部が互いに近づくような湾曲状態を有していることとなる。
本発明において、特徴とするところは、従来一般に用いられているフック面ファスナーと比べて、立毛素子の先端が湾曲し、かつ立毛素子の素子高さが高く素子密度が著しく低いことである。従来一般に用いられている面ファスナーの場合は、係合力を高めるための一般的な手法として係合素子密度を高める方法が用いられている。しかし本発明の毛髪を把持するという特殊な素子の場合は、立毛素子の先端が湾曲し、素子高さを高く、素子密度を極端に少なくすることにより、多くの毛髪を把持することで頭部に留まりやすいという事実を見出した。
なお、フック面ファスナーの場合には、フック用ループの側部を切断してひとつのループが形成されることとなるが、本発明の髪留め用織物の場合、立毛素子用ループの頂点を切断して一対、すなわち2本の立毛素子が形成されることとなる。上記の素子密度の比較は、あくまでも立毛素子またはフック用素子にする前のループの状態での密度の比較である。
そして、従来面ファスナーの地経糸4本に対して素子糸1本の割合ではなく、経糸12本に対して素子糸1本の割合で織り込むことで立毛素子の素子密度を20〜90本/cmとする手法が、毛髪の隙間に入り込みやすくなるため好ましい。
さらに、立毛素子の高さとしては、基布面から2.0〜5.0mm、特に2.5〜4.5mmが好ましい。2.0mmより低い場合には、把持する毛髪の本数が少なくなり、毛髪から外れやすくなる。また5.0mmより高い場合には、立毛素子が倒れ易くなり好ましくない。
なお、従来フック状係合素子を有する面ファスナーは、素子高さが2.0mmより高くなると、フック状係合素子を形成しているモノフィラメント糸が倒れすくなり、特にポリエステル系樹脂を使用したフック状係合素子はさらに倒れやすい。本発明の髪留め用織物を形成する立毛素子もポリエステル系樹脂を使用しモノフィラメント糸であり、素子の高さも2.0mm以上のため倒れやすい。さらには、素子密度も極端に低いため隣接する立毛素子に接触しながら支えられることもないため、従来の面ファスナーより倒れやすい。
このような立毛素子倒れの対策として、立毛素子を形成する際には地経糸を跨がせることが有効であり、従来のフック状係合素子を有する面ファスナーは、フックカット刃の入りやすさと素子の倒れにくさの面で、地経糸3本を跨がせて形成している。本発明の立毛素子は、従来のフック状係合素子より高いため、地経糸6本を跨いで足元が広いループを形成させることにより立毛素子用ループを倒れにくくした。
立毛素子は、基布上にモノフィラメントのループを形成し、熱処理してループ形状を固定した後、ループ頂部中央を切断することにより、先端がわずかに湾曲した形状で2本の隣接した立毛素子が形成される。立毛素子を構成するモノフィラメントの太さとしては200〜500dtex、特に250〜400dtexが好ましく、500dtexより太い場合には立毛素子の湾曲部の半径が大き過ぎ、素子を切断しにくくなる点などで好ましくなく、200dtexより細い場合には、立毛素子が倒れたり、または毛髪を把持しても外れやすくなったりするため好ましくない。
立毛素子を構成するモノフィラメントを形成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等で代表されるポリエステル類が高い形状保持性が得られることから好ましい。
本発明の留め用織物は、地経糸、立毛素子用モノフィラメント糸および地緯糸から織物を織ることにより形成される。地経糸および地緯糸を構成する繊維としては、上記立毛素子用モノフィラメント糸として記載したポリエステル系樹脂から選ばれる樹脂から製造された太さ100〜400dtex/10〜96フィラメントのマルチフィラメント糸が用いられる。織密度としては地経糸が50〜60本/cm、地緯糸が10〜25本/cmである。
立毛素子用モノフィラメント糸は、例えば地経糸と平行に地経糸12本に1本の割合で織物に織り込まれる。織組織としては平織が好ましい。例えば、地経糸と平行に打ち込まれた立毛素子用モノフィラメント糸は地緯糸5本の下と上を交互に沈み浮きしたのち基布の表面にループとして突出し、地経糸6本および地緯糸1本を飛ばして該ループのもう一方の脚部が基布内に沈み、その状態で地経糸と平行に地緯糸5本の下と上を交互に浮き沈みしたのち、基布の表面にループとして突出し、地経糸6本および地緯糸1本を飛ばして元の地経糸間に戻ることを繰り返すような織組織が好ましい。
本発明において、好ましくは地緯糸の一部あるいは全部が熱融着性繊維、好ましくは鞘成分が熱融着性樹脂であり、芯成分は鞘成分樹脂が熱融着する温度では溶融することなく繊維形態を保っているような芯鞘型複合繊維からなるマルチフィラメント糸を用い、織物形成後に鞘成分樹脂を溶融させて交差する立毛素子用モノフィラメント糸を融着固定したような織物の場合であり、さらに地経糸も融着固定した織物の場合であり、このような熱融着性繊維を用いた場合には髪留め用織物が柔軟となり、接触しても柔らかい手触り感が得られ、また30cm/cm・秒以上の通気性が得られる。具体的には、鞘成分が共重合ポリエチレンテレフタレート(例えばイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート)やポリブチレンテレフタレートで、芯成分がポリエチレンテレフタレートホモポリマーからなる場合が挙げられる。
基布の目付けとしては200〜300g/cmが好ましい。バックコート剤を用いることなく、熱融着性繊維により髪留め用織物を固定する場合には、地経糸、地緯糸、立毛素子用モノフィラメントおよび熱融着性繊維のいずれもが、同種のポリマーから構成されているのが立毛素子用モノフィラメントの引き抜かれを防ぐ上で好ましく、具体的には、ポリエステル系のポリマーから構成されているのが好ましい。
また、本発明に用いられる髪留め用織物は着色されていてもよく、立毛素子用モノフィラメント、地経糸用マルチフィラメント、そして地緯糸用熱融着糸がともにポリエステル系樹脂からなる合成繊維であるため、分散染料などを用いて高圧染色を行うことで鮮やかに染色される。例えば黒色や青色、緑色等に着色されているのが好ましく、また、必要により、髪留め用織物あるいはそれを形成している繊維に紫外線吸収剤、撥水剤、各種安定剤等が添加されていても良い。
本発明は、ヘアーカーラー用織物に限定されないが、現在一般に販売されている髪留め用の織物は、そのほとんどが毛髪を巻き上げて固定するヘアーカーラーである。ヘアーカーラーとは、合成樹脂などで製造された円筒体に、ヘアーカーラー用に限定して製造された織物を巻き付けることでヘアーカーラーとなるものである。すなわちヘアーカーラー用織物とは、円筒体に巻き付けることを前提としたヘアーカーラー専用に設計されて製造されている。
たとえば、ヘアーカーラーの大きな特徴として挙げられるのは、ヘアーカーラーを毛髪に巻き付けて使用するときは毛髪が濡れていることが多く、濡れた毛髪を乾燥しやすくするために通気性がよくなるよう、いわゆるメッシュ調にしている点である。
そして、ヘアーカーラーをメッシュ調にするためには、当然のことながら、芯材となる円筒体と、円筒体に巻き付けるヘアーカーラー用織物もメッシュ調でなければならない。具体的には、ヘアーカーラー用織物を製造する際に、基布部となる経糸同士の間、そして緯糸同士の間に隙間を設けたいわゆるカラミ織りでメッシュ調に製造し、そしてメッシュ調に成型された樹脂製の円筒体に巻き付けることでメッシュ調のヘアーカーラーとなる。
そしてさらに、従来のヘアーカーラー用織物は基布部の経糸と緯糸の固定、および毛髪を把持する立毛素子用モノフィラメント糸を基布部に固定するためには裏面にバックコート剤と呼ばれる接着剤等を塗布しなければならないが、経糸や緯糸の隙間をこの接着剤の膜が埋めてしまうと通気性が損なわれることとなる。
すなわち、メッシュ調の機能である通気性を維持するためには、経糸や緯糸の隙間にバックコート剤の膜を存在させない工夫が必要である。具体的にはバックコート剤を裏面に塗布する工程において、バックコート剤が乾燥し硬化する前の段階に圧縮空気を吹き付けることで、経糸や緯糸の隙間に発生したバックコート剤の膜を破裂させるのが効果的であるが、圧縮空気を吹き付ける場合は周囲にもバックコート剤が飛散し、飛散したバックコート剤が作業者の皮膚に付着したり、場合によっては目に入ったり、床面に飛散して汚したりたりするなど、作業環境および衛生面等からも好ましくない。
本発明の髪留め用織物は、基布部の経糸と緯糸の固定、および毛髪を把持する立毛素子用モノフィラメント糸の基布部への固定には熱融着性繊維を用いていることから、実質的にバックコート剤を使用しないため、先に述べたバックコート剤を塗布する際の問題点への対処が必要ない。
さらにJIS‐L−1096の通気性A法に基づきフラジール形試験機にて通気性を測定したところ、必要とされる通気度は約30cm/cm・秒以上であり、本発明の髪留め用織物は、この性能を満足するものであるが、さらに高度の通気性を要求される場合は、たとえばパンチングなどの手法を用い、後加工を施すことによりメッシュ調にしてもよい。
そして本発明の髪留め用織物は、バックコート剤を使用しない特徴として、抗菌性および制電性が従来のヘアーカーラー用織物より向上している点も上げられる。
前記特許文献2では、ヘアーカーラーに雑菌が繁殖しにくくするためにヘアーカーラー用織物に抗菌剤を付与し、さらに、静電気によって汚染物質が吸着しにくくするために制電性を付与しているが、これは具体的には染色工程中に抗菌性を有する薬剤を付与する処理をしたり、制電性の有する繊維を織り込んだりしている。すなわちバックコート工程の前の段階に抗菌性および制電性を付与していることとなる。
抗菌性および制電性を付与した後にバックコート剤を塗布することにより、抗菌性を有する薬剤および制電性を有する繊維はバックコート剤に覆われることとなり、その結果本来有している抗菌性および制電性の効果が半減されることとなる。
しかしながら、本発明の髪留め織物は、基本的にはバックコート剤を使用しないため、染色工程中に同時に抗菌性を有する薬剤を付与する処理をしたり、制電性の有する繊維を織り込んだりすることにより、本来の効果を維持することが可能である。
また、ヘアーカーラー用織物は円筒体に巻きつけて使用することを前提に設計されている。具体的には、円筒体の長さが約60mmであり、円筒体の長さに合わせた織物の巾も約60mmである。織物巾が60mm以上で使用したり、または型抜き刃等を用いて任意の形状で打抜き織物単体で髪留め具として使用したりする場合には、対応できる織物の設計ではない。
そして、従来のヘアーカーラー用織物は、メッシュ調であるために、織物単体では後加工性においてもいくつかの問題点を有している。
たとえば、裏面に粘着剤を塗布したり、両面テープを貼り合せたりして裏面に粘着性を付与した場合は、経糸同士の間や緯糸同士の間に隙間があるメッシュ調であるため基布部の表面からも粘着剤が露出し、空気中のホコリやゴミ等などが粘着剤に容易に付着する。また、メッシュ調であるために基布部裏面の表面積が小さくなり、両面テープを貼り合せた場合は織物が両面テープから剥がれやすくなる。
また、従来のメッシュ調ヘアーカーラー織物の場合には、工業用ミシン等を用いて縫製加工すると、ミシン針が経糸や緯糸に刺さらず、糸が存在しない経糸や緯糸の隙間に逃げ込みやすくなり、結果として強固に縫製されない。さらに、任意の巾になるよう長手方向に切断したり、型抜き刃等を用いて打ち抜き加工をしたりする場合には、経糸や緯糸に隙間があるメッシュ調であるため、切断された端面は経糸または緯糸が存在したり、存在しなかったりする箇所が繰り返された、いわゆるノコギリ状の形状になる。その結果チクチクした触感になり肌を傷めやすくなるなど、織られた形状から切断されると外観品位が損なわれる。
これらの問題点については、本発明の髪留め用織物は、基本的には基布部を平織りにしているため解消可能である。すなわち、本発明の髪留め用織物の基布部はメッシュ調ではなく基本的には平織りであるために、粘着剤が基布部の表面に露出することもなく、表面積が小さくならないため両面テープが剥がれやすくなることもない。また、基布部にメッシュ織物ほど大きな隙間が存在しないため、縫製の際には、基布部のどの部分をミシン針が通っても強固に縫製され、さらに切断された端面がチクチクした触感になることもない。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1
<髪留め用織物(1)>
次の地経糸、地緯糸、立毛素子用モノフィラメント糸を用い、以下の製造方法により髪留め用織物(1)を製造した。
[地経糸]167dtex/48フィラメントからなるポリエチレンテレフタレート製マルチフィラメント糸
[地緯糸]鞘成分がイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレートで芯成分がポリエチレンテレフタレートホモポリマーである芯鞘型複合の198dtex/96フィラメントのマルチフィラメント糸
[立毛素子用モノフィラメント糸]320dtex(直径0.17mm)のポリブチレンテレフタレートからなるモノフィラメント糸
[製造方法]
地経糸密度:140本/インチ、
地緯糸密度:48本/インチ、
立毛素子用モノフィラメント糸は地経糸12本に1本の割合となるように地経糸と平行に打込んだ。
織組織:平織
立毛素子用モノフィラメント糸の織込方法:立毛素子用モノフィラメント糸は、地緯糸5本の下と上を交互に沈み浮きしたのち基布の表面にループとして突出し、地経糸6本および地緯糸1本を飛ばしてループのもう一方の脚部が基布内に沈み、その状態で地経糸と平行に地緯糸5本の下と上を交互に沈み浮きしたのち、基布の表面にループとして突出し、地経糸6本および地緯糸1本を飛ばして元の地経糸間に戻ることを繰り返す。
制電処方:導電糸織り込み
マルチフィラメント繊維1本の1部にカーボンを練り込んで紡糸された原糸 22dtex/4を1インチあたり2本の割合で経糸と並列して織り込んだ。
抗菌処方:染抗菌
特殊界面活性剤系の抗菌剤を染色加工中に施した。
上記の方法で得られた髪留め用織物を温度190℃で1分間熱処理し、ついで立毛素子用モノフィラメント糸が形成しているループの頂部中央をカットして髪留め用織物を作製した。立毛素子用モノフィラメント糸は地緯糸の収縮と融着により基布に充分に固定されている。その結果、隣接した立毛素子2本(すなわちひとつのループの頂部をカットすることにより生じた2本の立毛素子)が対となり、湾曲した先端部が互いに近づくような湾曲形状を有していた。
立毛素子密度:30個/cm
立毛素子の高さ:3.0mm
通気度:38.4cm/cm・秒
帯電電荷量:1.0ナノクーロン/m未満
静菌活性値:洗濯10回後6.1
比較例1
<ヘアーカーラー用織物(2)の製造>
次の地経糸、地緯糸、立毛素子用モノフィラメント糸を用い、以下の製造方法によりヘアーカーラー用織物(2)を製造した。
[地経糸]167dtex/48フィラメントからなるポリアミド(ナイロン6)製マルチフィラメント糸
[地緯糸]320dtex(直径0.17mm)のポリアミド(ナイロン6)製モノチフィラメント糸
[立毛素子用モノフィラメント糸]320dtex(直径0.17mm)のポリアミド(ナイロン6)製モノフィラメント糸
[基布部カラミ糸用モノフィラメント糸]320dtex(直径0.17mm)のポリアミド(ナイロン6)製モノフィラメント糸
[製造方法]
地経糸密度:32本/インチ、
地緯糸密度:36本/インチ、
立毛素子用モノフィラメント糸は地経糸4本に1本の割合となるように地経糸と平行に打込んだ。
織組織:カラミ平織
立毛素子用モノフィラメント糸の織込方法:立毛素子用モノフィラメント糸は、地緯糸3本の下と上を交互に沈み浮きしたのち基布の表面にループとして突出し、地経糸4本および地緯糸1本を飛ばしてループのもう一方の脚部が基布内に沈み、その状態で地経糸と平行に地緯糸3本の下と上を交互に沈み浮きしたのち、基布の表面にループとして突出し、地経糸4本および地緯糸1本を飛ばして元の地経糸間に戻ることを繰り返す。
基布部カラミ糸用モノフィラメント糸の織り込み方法:基布部カラミ糸用モノフィラメント糸は、地緯糸4往復分8本の上を表面に浮かせたのち基布の裏面に沈み込み、地経糸4本および立毛素子用モノフィラメント糸1本を裏面に潜り込むように飛ばして反対側の基布の表面に浮き上がり、その状態で地経糸および立毛素子用モノフィラメント平行に地緯糸4往復分8本の上を表面に浮かせたのち基布の裏面に沈み込み、地経糸4本および立毛素子用モノフィラメント1本を裏面に潜り込むように飛ばして反対側の基布の表面に浮き上がり、元の地経糸間に戻ることを繰り返すことで地経糸4本と立毛素子用モノフィラメント糸をひとかたまりになるように絞り込み、さらには緯糸4往復分8本もひとかたまりになるよう絞り込むことでメッシュ調となるカラミ組織にする。
上記の方法で得られたヘアーカーラー用織物をナイロン6が溶融しないよう、そして立毛素子の高さが熱収縮により低くなり過ぎない温度160℃で18秒熱処理した。そしてポリウレタン系樹脂を裏面に塗布し、その際にはメッシュ調である経糸や緯糸の隙間に樹脂膜ができないよう圧縮空気を吹き付けながら塗布した。ついて立毛素子用フィラメント糸が形成しているループの頂部中央をカットしてヘアーカーラー用織物を作製した。立毛素子用モノフィラメント糸はポリウレタン系樹脂の硬化により基布に充分に固定されている。なお、制電処方と抗菌処方については実施例1と同様にした。
フック素子密度:30個/cm
フック素子の高さ:3.0mm
通気度:65.3cm/cm・秒
帯電電荷量:2.1ナノクーロン/m
静菌活性値:洗濯10回後5.3
<柔軟性および立毛素子の倒れ難さの比較>
実施例1で得られた髪留め用織物(1)と比較例1で得られたヘアーカーラー用織物の柔軟性を調べた、その結果、実施例1のものは柔軟でどのような形状にも曲げることができ、複雑な裏面形状を有する金属製の頭髪飾りの裏面に取り付けることができたが、比較例品は、裏面がバックコート樹脂でしっかりと固定されているため硬く、同頭髪飾りの裏面に取り付けにくく、取り付けても、簡単に頭髪飾りが脱落した。
また、立毛素子についても、実施例1のものと比較例1のものを並べて、立毛素子面に荷重約5kgの金属ローラーを転がして立毛素子面をあらゆる方向から1000回通過させ、その結果の立毛素子の倒れ状態を観察したところ、実施例1のものは立毛素子の倒れが殆どなく、頭髪とのからみにおいて、ローラー処理する前後で殆ど差は見られなかった。一方、比較例1のものの場合には、上記ローラー処理により約半数近くの立毛素子が倒れているのが観察でき、その結果、頭髪の把持性を半減し、手で触れることにより容易に頭髪から抜け落ちた。
<打ち抜き加工後の外観比較>
以上で得られた、実施例1の髪留め用織物(1)と、比較例1のヘアーカーラー用織物(2)を切断面が曲線になるような、型抜き刃を用いて打ち抜き、その切断面の外観と触感を比較した。
実施例1の髪留め用織物(1)の切断面拡大写真を図2に、比較例1のヘアーカーラー用織物(2)の切断面拡大写真を図3に示す。
実施例1の髪留め用織物(1)の切断面は図2を見て明らかなように、滑らかな曲線に切断されている。そしてその触感も立毛素子用モノフィラメント糸がわずかにチクチクするものの不快な触感ではなかった。
一方、比較例1のヘアーカーラー用織物(2)の切断面は、図2から明らかなように、地経糸4本と立毛素子1本、あるいは緯糸用モノフィラメント糸4往復分8本がひとかたまりになり、さらにはポリウレタン系樹脂によるバックコート剤で固定されてノコギリ状のようなギザギザとした形状である。そしてその触感も、バックコート剤で固定されているためチクチクと痛く感じた。
<通気性>
JIS‐L−1096の通気性A法に基づきフラジール形試験機にて通気性を測定した。なお、この測定方法では数値が大きくなると通気度が高いことを表す。
実施例1は、基布部がメッシュ調である比較例1より通気度の数値は少ないが、必要とされる30cm/cm・秒以上であった。
<制電性>
JIS‐L−1094の織物及び編物の帯電性試験方法に基づき、ナイロン等の摩擦布で摩擦後帯電電荷量を測定した。なお、この測定方法では数値が小さくなると導電性が高いことを表す。すなわち、電気を空気中に放電しやすいことであり生地に静電気が溜まりにくいことを表す。
測定した結果は、実施例1も比較例1も防爆作業服用生地の基準である7.0ナノクーロン/mを大きく下回った。そして実施例1の数値は、ポリウレタン樹脂層を有する比較例1の数値の半分以下であった。
<抗菌性>
JIS‐L−1902の繊維製品の抗菌性試験方法に基づき、抗菌吸収法(黄色ブドウ球菌)にて静菌活性値を測定した。なお、この測定方法では数値が大きくなると抗菌性が高いことを表す。
測定した結果は、実施例1も比較例1も抗菌防臭加工の基準である2.2以上の数値を示した。そして実施例1の数値は、ポリウレタン樹脂層を有する比較例1よりも若干の優れた数値を示した。

Claims (8)

  1. 基布およびその表面から立ち上がる立毛素子からなる織物であって、該基布を構成している地経糸、地緯糸および立毛素子が、ともにポリエステル系樹脂から形成されている糸であり、かつ該地緯糸が芯鞘型の熱融着性ポリエステル系繊維を含み、さらに立毛素子が、該基布を構成する該熱融着性繊維により固定されており、立毛素子の高さが2〜5mmで、かつ立毛素子の先端が湾曲している髪留め用織物。
  2. 立毛素子の密度が平方センチあたり、20〜90本の範囲であり、立毛素子が200〜500dtexである請求項1に記載の髪留め用織物。
  3. 隣接した立毛素子2本が対となり、湾曲した先端部が互いに近づくような湾曲形状を有している請求項1または2に記載の髪留め用織物。
  4. 立毛素子が、地経糸3本以上を跨いで足元が広いループを形成させ、ループ先端部をカットすることにより、対となる2本の立毛素子を形成したものである請求項3に記載の髪留め用織物。
  5. 通気性が30cm/cm・秒以上であり、かつ基布の裏面に接着樹脂層が実質的に存在していない請求項1〜4のいずれかに記載の髪留め用織物。
  6. 基布が平織物構造である請求項1〜5のいずれかに記載の髪留め用織物。
  7. 立毛素子および基布を構成する繊維に制電性が付与されている請求項1〜6のいずれかに記載の髪留め用織物。
  8. 立毛素子および基布を構成する繊維に抗菌性が付与されている請求項1〜6のいずれかに記載の髪留め用織物。
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