JP2014152113A - 皮膚マッサージ用ジェル状組成物及び皮膚マッサージ剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】塗布時に垂れ落ち難く、皮膚のマッサージ効果に優れており、皮膚刺激が少なく、かつ皮脂を効果的に除去でき、更にべたつき感が少なく使用感にも優れている皮膚マッサージ用ジェル状組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、皮膚をマッサージするために用いられ、かつジェル状である。本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、ポリオレフィン粉末及びポリスチレン粉末の内の少なくとも1種の粉末成分と、ヒドロキシアパタイトと、増粘剤とを含む。本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、多価アルコールを含まないか、又は、多価アルコールを含みかつ皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の上記多価アルコールの含有量が30質量%未満である。
【選択図】なし
【解決手段】本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、皮膚をマッサージするために用いられ、かつジェル状である。本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、ポリオレフィン粉末及びポリスチレン粉末の内の少なくとも1種の粉末成分と、ヒドロキシアパタイトと、増粘剤とを含む。本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、多価アルコールを含まないか、又は、多価アルコールを含みかつ皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の上記多価アルコールの含有量が30質量%未満である。
【選択図】なし
Description
本発明は、皮膚をマッサージするために用いられ、かつジェル状である皮膚マッサージ用ジェル状組成物に関する。また、本発明は、容器内に上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物が充填されている皮膚マッサージ剤に関する。
皮膚上に塗布され、皮膚をマッサージするために用いられる皮膚マッサージ用化粧料が知られている。マッサージ効果と皮脂の除去効果とを得るために、上記皮膚マッサージ用化粧料では、種々の粉体又は繊維等が配合されている。
下記の特許文献1では、(A)特定の一般式で表されるグリセリン誘導体と、(B)粉体、ビーズ及びカプセルからなる群から選択された少なくとも1種と、(C)陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択された少なくとも1種とを含む洗浄剤組成物が開示されている。特許文献1の実施例では、上述した(B)成分として、タルク、ゼラチンカプセル、ポリエチレンビーズ、シリコーンパウダー又は酸化チタンが用いられている。
下記の特許文献2では、ポリエチレン粉末などを含有する造粒物を用いたマッサージ用化粧料が開示されている。
下記の特許文献3では、A)結晶性セルロースと、B)ヒドロキシアパタイト0.1〜3%と、C)多価アルコール30〜60%と、D)アルキル変性カルボキシビニルポリマーと、E)水溶性高分子と、F)液体油分と、G)水とを含む水中油型ゴマージュ化粧料が開示されている。特許文献3では、皮膚上に残したくない皮脂を選択的に取り除くことができ、マッサージ効果を有し、皮膚に不要な刺激を与えることがない製剤が得られることが記載されている。
特許文献1〜3に記載のような従来の皮膚マッサージ用化粧料では、塗布時に皮膚上からの垂れ落ちが生じたり、粉体によるマッサージ効果が十分に得られなかったり、マッサージ効果を十分に得るために粉体を多量に配合した場合などに皮膚刺激が高くなったり、マッサージ効果が十分に得られても、皮脂を十分に除去することができなかったりする。
すなわち、従来の皮膚マッサージ用化粧料において、1)使用時の垂れ落ちの防止と、2)優れた皮膚のマッサージ効果と、3)少ない皮膚刺激と、4)優れた皮脂の除去効果との4つの全ての性能を良好に満足することは困難であるという問題がある。
また、特に、特許文献3では、多価アルコールを30%以上で用いる必要があるため、べたつきが生じ易く、使用感が悪くなるという問題がある。
本発明の目的は、塗布時に垂れ落ち難く、皮膚のマッサージ効果に優れており、皮膚刺激が少なく、かつ皮脂を効果的に除去でき、更にべたつき感が少なく使用感にも優れている皮膚マッサージ用ジェル状組成物及び皮膚マッサージ剤を提供することである。
本発明は、皮膚をマッサージするために用いられ、かつジェル状である皮膚マッサージ用ジェル状組成物であって、ポリオレフィン粉末及びポリスチレン粉末の内の少なくとも1種の粉末成分と、ヒドロキシアパタイトと、増粘剤とを含み、多価アルコールを含まないか、又は、多価アルコールを含みかつ皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の前記多価アルコールの含有量が30質量%未満である、皮膚マッサージ用ジェル状組成物を提供する。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、前記多価アルコールを含まないか、又は、前記多価アルコールを含みかつ皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の前記多価アルコールの含有量が15質量%未満であることが好ましい。
前記粉末成分の含有量と前記ヒドロキシアパタイトの含有量とは、質量比で5:1〜12:1であることが好ましい。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、揮発性油を含むことが好ましい。
前記増粘剤は、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及びキサンタンガムからなる群から選択された少なくとも1種であることが好ましい。
また、本発明は、容器と、上述した皮膚マッサージ用ジェル状組成物とを備え、前記皮膚マッサージ用ジェル状組成物が、前記容器内に充填されている、皮膚マッサージ剤を提供する。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、ジェル状であり、ポリオレフィン粉末及びポリスチレン粉末の内の少なくとも1種の粉末成分と、ヒドロキシアパタイトと、増粘剤とを含み、更に多価アルコールを含まないか、又は、多価アルコールを含みかつ皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の上記多価アルコールの含有量が30質量%未満であるので、塗布時の垂れ落ちを抑え、皮膚のマッサージ効果を良好にし、皮膚刺激を少なくし、かつ皮脂を効果的に除去できる。特に、本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、多価アルコールを30質量%以上含まないため、べたつき感が少なく使用感を良好にすることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
[皮膚マッサージ用ジェル状組成物]
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、皮膚をマッサージするために用いられる。本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物を皮膚上に塗布し、皮膚上で皮膚マッサージ用ジェル状組成物を擦り付けることで、マッサージ効果が得られる。本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物の性状は、ジェル状である。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、皮膚をマッサージするために用いられる。本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物を皮膚上に塗布し、皮膚上で皮膚マッサージ用ジェル状組成物を擦り付けることで、マッサージ効果が得られる。本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物の性状は、ジェル状である。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(A)粉末成分と、(B)ヒドロキシアパタイトと、(C)増粘剤とを含む。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物では、(A)粉末成分は、(A1)ポリオレフィン粉末及び(A2)ポリスチレン粉末の内の少なくとも1種である。従って、(A)粉末成分は、(B)ヒドロキシアパタイトとは異なる。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(D)多価アルコールを含まないか、又は、(D)多価アルコールを含みかつ皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の(D)多価アルコールの含有量は30質量%未満である。すなわち、本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(D)多価アルコールを含む場合でも、(D)多価アルコールを30質量%以上の含有量では含まない。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物における上述した組成の採用により、1)塗布時に皮膚上から垂れ落ち難くなり、2)(A)粉末成分によるマッサージ効果が十分に得られ、3)皮膚刺激が少なくなり、かつ4)皮脂を十分に除去することができる。
従来、皮膚マッサージ用化粧料において、上述した1)〜4)の4つの全ての性能を満足することは困難であったが、本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物における上述した組成の採用により、上述した1)〜4)の4つの全ての性能を満足することが可能であることを本発明者は見出した。
また、本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、多価アルコールを30質量%以上含まないため、べたつき感を少なくして、使用感を良好にすることができる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物の25℃における稠度(gf)は、好ましくは10gf以上、より好ましくは15gf以上、好ましくは30gf以下、より好ましくは25gf以下である。上記稠度が上記下限以上及び上記上限以下であると、塗布時の垂れ落ちがより一層抑えられ、容器からの皮膚マッサージ用ジェル状組成物の吐出性及び塗布性がより一層良好になる。
上記稠度は、稠度計を用いて、17φ平型アダプターを使用して、25℃、スピード60mm/min、及びストローク20mmの条件で測定される。上記稠度計としては、サン科学社製「PHEO METER」を使用可能である。
本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(E)揮発性油を含むことが好ましい。
以下、本発明に係る皮膚マッサージ用ジェル状組成物に用いられる各成分を具体的に説明する。
((A)粉末成分)
(A)粉末成分は、(A1)ポリオレフィン粉末及び(A2)ポリスチレン粉末の内の少なくとも1種である。(A)粉末成分は、主としてマッサージ効果を付与する成分である。(B)ヒドロキシアパタイト及び(C)増粘剤とともに(A)粉末成分を用いることで、スクラブ感が得られ、マッサージ効果が効果的に発揮される。上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(A1)ポリオレフィン粉末を含むことが好ましく、(A2)ポリスチレン粉末を含むことも好ましい。(A)粉末成分は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
(A)粉末成分は、(A1)ポリオレフィン粉末及び(A2)ポリスチレン粉末の内の少なくとも1種である。(A)粉末成分は、主としてマッサージ効果を付与する成分である。(B)ヒドロキシアパタイト及び(C)増粘剤とともに(A)粉末成分を用いることで、スクラブ感が得られ、マッサージ効果が効果的に発揮される。上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(A1)ポリオレフィン粉末を含むことが好ましく、(A2)ポリスチレン粉末を含むことも好ましい。(A)粉末成分は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
(A1)ポリオレフィン粉末は、エチレン性不飽和結合を有する化合物の重合体である。(A1)ポリオレフィン粉末を構成する材料は、エチレン性不飽和結合を有する化合物である。(A1)ポリオレフィン粉末としては、ポリエチレン粉末、ポリプロピレン粉末及びエチレン−プロピレン共重合体粉末等が挙げられる。(A1)ポリオレフィン粉末を構成する材料としては、エチレン及びプロピレン等が挙げられる。上記ポリエチレン粉末は、重合成分としてエチレンを50質量%以上用いて得られる。上記ポリエチレン粉末を構成する重合成分100質量%中、エチレンの使用量は好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは90質量%以上である。上記ポリプロピレン粉末は、重合成分としてプロピレンを50質量%以上用いて得られる。上記ポリプロピレン粉末を構成する重合成分100質量%中、プロピレンの使用量は好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは90質量%以上である。上記エチレン−ポリプロピレン共重合体粉末は、重合成分としてエチレンとプロピレンとを合計で50質量%以上用いて得られる。上記エチレン−ポリプロピレン共重合体粉末を構成する重合成分100質量%中、エチレンとプロピレンとの合計の使用量は好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは90質量%以上である。
(A2)ポリスチレン粉末を構成する材料はスチレンである。(A2)ポリスチレン粉末は、重合成分としてスチレンを50質量%以上用いて得られる。(A2)ポリスチレン粉末を構成する重合成分100質量%中、スチレンの使用量は好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは90質量%以上である。
(A)粉末成分の平均粒径は、好ましくは300μm以下、より好ましくは180μm以下である。(A)粉末成分の平均粒径が上記上限以下であると、皮膚刺激が少なく、優れたマッサージ効果が得られる。(A)粉末成分の平均粒径の下限は特に限定されない。(A)粉末成分の平均粒径は0.1μm以上であってもよい。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(A)粉末成分の含有量((A1)ポリオレフィン粉末及び(A2)ポリスチレン粉末の含有量、(A1)及び(A2)成分の双方を用いる場合は合計の含有量)は好ましくは4質量%以上、より好ましくは5.4質量%以上、更に好ましくは7質量%以上、好ましくは18質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。(A)粉末成分の含有量が上記下限以上であると、マッサージ効果がより一層効果的に得られる。(A)粉末成分の含有量が上記上限以下であると、皮膚刺激がより一層抑えられる。
((B)ヒドロキシアパタイト)
(B)ヒドロキシアパタイトは、主としてマッサージ効果を付与し、かつ主として皮脂を除去する効果を付与する成分である。(A)粉末成分及び(C)増粘剤とともに(B)ヒドロキシアパタイトを用いることより、マッサージ効果が効果的に発揮され、皮脂を十分に除去できる。さらに、(B)ヒドロキシアパタイトは、肌に透明感を与える。
(B)ヒドロキシアパタイトは、主としてマッサージ効果を付与し、かつ主として皮脂を除去する効果を付与する成分である。(A)粉末成分及び(C)増粘剤とともに(B)ヒドロキシアパタイトを用いることより、マッサージ効果が効果的に発揮され、皮脂を十分に除去できる。さらに、(B)ヒドロキシアパタイトは、肌に透明感を与える。
(B)ヒドロキシアパタイトは、概略で、Ca10(PO4)6(OH)2で示されるアパタイト構造を有するリン酸カルシウムである。(B)ヒドロキシアパタイトとして、市販品を用いてもよい。
(B)ヒドロキシアパタイトの平均粒径は好ましくは1μm以上、より好ましくは10μm以上、好ましくは100μm以下、より好ましくは50μm以下である。(B)ヒドロキシアパタイトの平均粒径が上記下限以上であると、マッサージ効果がより一層効果的に得られ、かつ皮脂が効果的に除去される。(B)ヒドロキシアパタイトの平均粒径が上記上限以下であると、皮膚刺激がより一層抑えられる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(B)ヒドロキシアパタイトの含有量は好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.6質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1.5質量%以下である。(B)ヒドロキシアパタイトの含有量が上記下限以上であると、マッサージ効果がより一層効果的に得られ、かつ皮脂が効果的に除去される。(B)ヒドロキシアパタイトの含有量が上記上限以下であると、皮膚刺激がより一層抑えられる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(A)粉末成分の含有量((A1)ポリオレフィン粉末及び(A2)ポリスチレン粉末の含有量、(A1)及び(A2)成分の双方を用いる場合は合計の含有量)と(B)ヒドロキシアパタイトの含有量との合計は好ましくは4.2質量%以上、より好ましくは6質量%以上、更に好ましくは8質量%以上、好ましくは21質量%以下、より好ましくは17質量%以下、更に好ましくは11.5質量%以下である。(A)粉末成分と(B)ヒドロキシアパタイトとの合計の含有量が上記下限以上であると、マッサージ効果及び皮脂の除去効果がより一層効果的に発揮される。(A)粉末成分と(B)ヒドロキシアパタイトとの合計の含有量が上記上限以下であると、皮膚刺激がより一層抑えられる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(A)粉末成分の含有量((A1)ポリオレフィン粉末及び(A2)ポリスチレン粉末の合計の含有量)と(B)ヒドロキシアパタイトの含有量との合計が多くても、例えば、この含有量の合計が21質量%以上であっても、(C)増粘剤を用いることで、皮膚刺激が効果的に抑えられる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物では、(A)粉末成分の含有量((A1)ポリオレフィン粉末及び(A2)ポリスチレン粉末の含有量、(A1)及び(A2)成分の双方を用いる場合は合計の含有量)と(B)ヒドロキシアパタイトの含有量とは、質量比で4:1〜15:1であることが好ましく、5:1〜12:1であることがより好ましく、6:1〜9:1であることが更に好ましい。(A)粉末成分の含有量が相対的に多くなり、かつ(B)ヒドロキシアパタイトの含有量が相対的に少なくなると、マッサージ効果がより一層効果的に発揮される。(A)粉末成分の含有量が相対的に少なくなり、かつ(B)ヒドロキシアパタイトの含有量が相対的に多くなると、皮脂の除去効果がより一層効果的に発揮される。
((C)増粘剤)
(A)粉末成分及び(B)ヒドロキシアパタイトとともに、(C)増粘剤を用いることにより、組成物の性状をジェル状にすることができ、かつ塗布時の垂れ落ちを抑えることができ、かつマッサージがより一層し易くなり、マッサージ効果がより一層長時間持続する。また、上記皮膚用マッサージジェル状組成物を皮膚上に塗布し、マッサージを行う際には、皮膚に粉体による物理的刺激が付与される。この皮膚刺激が大きすぎると、使用者が痛みを感じ、マッサージ効果自体も得られなくなる。(A)粉末成分及び(B)ヒドロキシアパタイトとともに、(C)増粘剤を用いることにより、皮膚刺激を効果的に抑えることができる。(C)増粘剤は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
(A)粉末成分及び(B)ヒドロキシアパタイトとともに、(C)増粘剤を用いることにより、組成物の性状をジェル状にすることができ、かつ塗布時の垂れ落ちを抑えることができ、かつマッサージがより一層し易くなり、マッサージ効果がより一層長時間持続する。また、上記皮膚用マッサージジェル状組成物を皮膚上に塗布し、マッサージを行う際には、皮膚に粉体による物理的刺激が付与される。この皮膚刺激が大きすぎると、使用者が痛みを感じ、マッサージ効果自体も得られなくなる。(A)粉末成分及び(B)ヒドロキシアパタイトとともに、(C)増粘剤を用いることにより、皮膚刺激を効果的に抑えることができる。(C)増粘剤は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
(C)増粘剤としては、(C1)カルボキシビニルポリマー、アクリル酸アルキル共重合体、(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)共重合体、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウムメタクリル酸ポリオキシエチレン(25)べへニルエーテル)クロスポリマー、(アクリル酸/ビニルピロリドン)共重合体、(アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(25)べへニルエーテル)共重合体、(ジメチルアクリルアミド/エチルトリモニウムクロリドメタクリレート)共重合体、ヒドロキシプロピルセルロース、(C3)キサンタンガム、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、ヘクトライト、ベントナイト、無水ケイ酸、ヒドロキシメチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。なお、括弧内の数値は、アルキレンオキシドの付加モル数を表す。
塗布時の垂れ落ちをより一層抑え、マッサージをより一層し易くし、マッサージ効果をより一層長時間持続し、かつ皮膚刺激をより一層抑える観点からは、(C)増粘剤は、(C1)カルボキシビニルポリマー、(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び(C3)キサンタンガムからなる群から選択された少なくとも1種であることが好ましく、(C1)カルボキシビニルポリマー及び(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の内の少なくとも1種であることがより好ましい。(C)増粘剤として、(C1)カルボキシビニルポリマー及び(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体を併用することが最も好ましい。本発明では、上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物が(C1)カルボキシビニルポリマー又は(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体を少なくとも含むことで、皮膚刺激がかなり緩和される。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(C)増粘剤の含有量は好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、更に好ましくは0.6質量%以上、好ましくは1.3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.8質量%以下である。(C)増粘剤の含有量が上記下限以上であると、皮膚刺激がより一層抑えられ、かつ塗布時の垂れ落ちがより一層抑えられる。(C)増粘剤の含有量が上記上限以下であると、塗布後の延展性がより一層良好になる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(C1)カルボキシビニルポリマー、(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び(C3)キサンタンガムの含有量((C1),(C2)及び(C3)成分の内の2種以上を用いる場合は、合計の含有量)は好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、更に好ましくは0.6質量%以上、好ましくは1.3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.8質量%以下である。(C1)カルボキシビニルポリマー、(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び(C3)キサンタンガムの含有量が上記下限以上であると、皮膚刺激がより一層抑えられ、かつ塗布時の垂れ落ちがより一層抑えられる。(C1)カルボキシビニルポリマー、(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及び(C3)キサンタンガムの含有量が上記上限以下であると、塗布後の延展性がより一層良好になる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(C1)カルボキシビニルポリマー及び(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の含有量((C1)及び(C2)成分の双方を用いる場合は合計の含有量)は好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、更に好ましくは0.6質量%以上、好ましくは1.3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.8質量%以下である。(C1)カルボキシビニルポリマー及び(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の含有量が上記下限以上であると、皮膚刺激がより一層抑えられ、かつ塗布時の垂れ落ちがより一層抑えられる。(C1)カルボキシビニルポリマー及び(C2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の含有量が上記上限以下であると、塗布後の延展性がより一層良好になる。
((D)多価アルコール)
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(D)多価アルコールを含まないか、又は、(D)多価アルコールを含む。但し、上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物が多価アルコールを含む場合に、上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の(D)多価アルコールの含有量は30質量%未満である。上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物における多価アルコールの含有量が30質量%以上でないため、べたつき感が少なくなって、使用感がより一層良好になる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(D)多価アルコールを含まないか、又は、(D)多価アルコールを含む。但し、上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物が多価アルコールを含む場合に、上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の(D)多価アルコールの含有量は30質量%未満である。上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物における多価アルコールの含有量が30質量%以上でないため、べたつき感が少なくなって、使用感がより一層良好になる。
(D)多価アルコールとしては、グリコール化合物(グリコール類)、グリセリン化合物(グリセリン類)及び糖アルコール等が挙げられる。(D)多価アルコールは1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記グリコール化合物としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール及び1,2−デカンジオール等が挙げられる。
上記グリセリン化合物としては、グリセリン、ジグリセリン及びポリグリセリン等が挙げられる。
上記糖アルコールとしては、キシリトール、トレハロース、マルチトール、マンニトール、ソルビトール、エリスリトール、アラビトール、リビトール、ガラクチトール、グルシトール及びエリトリトール等が挙げられる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(D)多価アルコールの含有量は0質量%以上(未使用を含む)、30質量%未満、より好ましくは20質量%未満、更に好ましくは15質量%未満である。上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(D)多価アルコールの含有量は10質量%未満であってもよく、5質量%未満であってもよい。(D)多価アルコールの含有量が少ないほど、べたつき感がより一層少なくなって、使用感がより一層良好になる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(D)多価アルコールの含有量は0.1質量%以上であってもよく、0.5質量%以上であってもよく、1質量%以上であってもよく、2質量%以上であってもよい。(D)多価アルコールを配合することで、皮膚刺激がより一層抑えられ、かつ塗布後の延展性がより一層良好になる。
((E)揮発性油)
皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(E)揮発性油を含むことが好ましい。(A)粉末成分、(B)ヒドロキシアパタイト及び(C)増粘剤とともに、(E)揮発性油を用いることにより、皮膚上に塗布されたジェル状組成物を洗い落した後に、さっぱり感及び滑らか感がより一層良好に発揮される。(E)揮発性油は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、(E)揮発性油を含むことが好ましい。(A)粉末成分、(B)ヒドロキシアパタイト及び(C)増粘剤とともに、(E)揮発性油を用いることにより、皮膚上に塗布されたジェル状組成物を洗い落した後に、さっぱり感及び滑らか感がより一層良好に発揮される。(E)揮発性油は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
(E)揮発性油としては、大気圧下で揮発性を有する炭化水素油及び大気圧下で揮発性を有するシリコーン油等が挙げられる。上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、大気圧下で揮発性を有する炭化水素油及び大気圧下で揮発性を有するシリコーン油の内の少なくとも1種を含むことが好ましい。上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、大気圧下で揮発性を有する炭化水素油を含むことが好ましく、大気圧下で揮発性を有するシリコーン油を含むことがより好ましい。
上記大気圧下で揮発性を有する炭化水素油としては、イソパラフィン及び軽質イソパラフィン等が挙げられる。
上記大気圧下で揮発性を有するシリコーン油としては、環状シリコーン及び鎖状シリコーン等が挙げられる。上記環状シリコーンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。上記鎖状シリコーンとしては、オクタメチルトリシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン及びメチルポリシロキサン(低粘度)等が挙げられる。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中、(E)揮発性油の含有量は好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、好ましくは20質量%以下、より好ましくは17質量%以下、更に好ましくは14質量%以下である。(E)揮発性油の含有量が上記下限以上であると、皮膚上に塗布されたジェル状組成物を洗い落した後に、さっぱり感及びなめらか感がより一層良好に発揮される。(E)揮発性油の含有量が上記上限以下であると、皮膚マッサージ用ジェル状組成物の保存安定性がより一層良好になる。
(他の成分)
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、例えば、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤などの界面活性剤;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコールなどの炭素数12〜18の高級アルコール;脂肪酸エステル油;金属イオン封鎖剤;酸化防止剤;植物抽出エキス;染料;顔料;pH調整剤;香料;防腐剤等を含んでいてもよい。
上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、例えば、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤などの界面活性剤;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコールなどの炭素数12〜18の高級アルコール;脂肪酸エステル油;金属イオン封鎖剤;酸化防止剤;植物抽出エキス;染料;顔料;pH調整剤;香料;防腐剤等を含んでいてもよい。
[皮膚マッサージ剤]
上記皮膚マッサージ剤は、容器と、該容器内に充填されている上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物とを備える。
上記皮膚マッサージ剤は、容器と、該容器内に充填されている上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物とを備える。
上記容器としては、ボトル容器、ジャー容器及びチューブ容器等が挙げられる。上記容器は、チューブ容器であることが好ましい。上記皮膚マッサージ用ジェル状組成物がチューブ容器内に充填されている皮膚マッサージ剤では、ジェル状組成物の塗布性に優れている。また、ジェル状組成物を皮膚に直接塗布することもできる。
以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
実施例及び比較例では、下記の成分を用いた。
((A)粉末成分)
※1:ポリエチレン粉末(MICRO POWDERS,INC社製「MICROSCRUB 50PC」、平均粒径297μm)
※2:ポリエチレン粉末(MICRO POWDERS,INC社製「MICROSCRUB 80PC」、平均粒径180μm)
※3:ポリエチレン粉末(MICRO POWDERS,INC社製「MICROSCRUB 100PC」、平均粒径150μm)
※4:ポリスチレン粉末(アイカ工業社製「ガンツパールGS−1105M」、平均粒径12.5μm)
※1:ポリエチレン粉末(MICRO POWDERS,INC社製「MICROSCRUB 50PC」、平均粒径297μm)
※2:ポリエチレン粉末(MICRO POWDERS,INC社製「MICROSCRUB 80PC」、平均粒径180μm)
※3:ポリエチレン粉末(MICRO POWDERS,INC社製「MICROSCRUB 100PC」、平均粒径150μm)
※4:ポリスチレン粉末(アイカ工業社製「ガンツパールGS−1105M」、平均粒径12.5μm)
((B)ヒドロキシアパタイト)
ヒドロキシアパタイト(太平化学産業社製「板状HAP」)
ヒドロキシアパタイト(太平化学産業社製「板状HAP」)
((A)粉末成分及び(B)ヒドロキシアパタイト以外の粉末成分)
タルク(日本タルク社製「タルクMS」、平均粒径14μm)
タルク(日本タルク社製「タルクMS」、平均粒径14μm)
(C)増粘剤
カルボキシビニルポリマー(LUBRIZOL社製「CARBOPOL 940」)
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(LUBRIZOL社製「PEMULEN TR−1」)
キサンタンガム(大日本製薬社製「エコーガム」)
カルボキシビニルポリマー(LUBRIZOL社製「CARBOPOL 940」)
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(LUBRIZOL社製「PEMULEN TR−1」)
キサンタンガム(大日本製薬社製「エコーガム」)
(D)多価アルコール
グリセリン(阪本薬品工業社製「化粧用濃グリセリン」)
ジプロピレングリコール(旭硝子社製「DPG−FC」)
グリセリン(阪本薬品工業社製「化粧用濃グリセリン」)
ジプロピレングリコール(旭硝子社製「DPG−FC」)
(E)揮発性油
軽質イソパラフィン(東レ・ダウコーニング社製「DOW CORNING TORAY SH200C FLUID20CS」)
デカメチルシクロペンタシロキサン(信越化学工業社製「KF−995」)
軽質イソパラフィン(東レ・ダウコーニング社製「DOW CORNING TORAY SH200C FLUID20CS」)
デカメチルシクロペンタシロキサン(信越化学工業社製「KF−995」)
(実施例1〜10及び比較例1〜8)
下記の表1,2に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、下記の表1,2に示す組成を有する皮膚マッサージ用ジェル状組成物を調製した。実施例1〜10で得られた皮膚マッサージ用ジェル状組成物の稠度(gf)はいずれも15gf以上、25gf以下であった。
下記の表1,2に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、下記の表1,2に示す組成を有する皮膚マッサージ用ジェル状組成物を調製した。実施例1〜10で得られた皮膚マッサージ用ジェル状組成物の稠度(gf)はいずれも15gf以上、25gf以下であった。
得られた皮膚マッサージ用ジェル状組成物を、チューブ容器内に充填し、皮膚マッサージ剤を得た。
(試験例1:垂れ落ちの無さの評価)
専門パネル20名が、容器内の上記ジェル状組成物を温水で濡らした顔の皮膚上に塗布した。塗布時の垂れ落ちの無さについて、下記の基準で評価した。
専門パネル20名が、容器内の上記ジェル状組成物を温水で濡らした顔の皮膚上に塗布した。塗布時の垂れ落ちの無さについて、下記の基準で評価した。
<垂れ落ちの無さの評価基準>
○(かなり良好):20名中16名以上が、垂れ落ちないと回答
△(良好):20名中10〜15名が、垂れ落ちないと回答
×(不良):20名中9名以下が、垂れ落ちないと回答
○(かなり良好):20名中16名以上が、垂れ落ちないと回答
△(良好):20名中10〜15名が、垂れ落ちないと回答
×(不良):20名中9名以下が、垂れ落ちないと回答
(試験例2:延展性の評価)
試験例1の評価の後、専門パネル20名が、皮膚上に塗布された上記ジェル状組成物を手で延ばしたときに、上記ジェル状組成物の初期の延展性(延びやすさ)に優れるか否かを下記の基準で評価した。
試験例1の評価の後、専門パネル20名が、皮膚上に塗布された上記ジェル状組成物を手で延ばしたときに、上記ジェル状組成物の初期の延展性(延びやすさ)に優れるか否かを下記の基準で評価した。
<延展性の評価基準>
○(かなり良好):20名中16名以上が、延びやすく、延展性に優れると回答
△(良好):20名中10〜15名が、延びやすく、延展性に優れると回答
×(不良):20名中9名以下が、延びやすく、延展性に優れると回答
○(かなり良好):20名中16名以上が、延びやすく、延展性に優れると回答
△(良好):20名中10〜15名が、延びやすく、延展性に優れると回答
×(不良):20名中9名以下が、延びやすく、延展性に優れると回答
(試験例3:マッサージ効果(スクラブ感)の評価)
試験例2の評価の後、専門パネル20名が、上記ジェル状組成物を塗布した部位をマッサージするように1分間手を往復させ、マッサージ効果(スクラブ感)に優れるか否かを下記の基準で判定した。
試験例2の評価の後、専門パネル20名が、上記ジェル状組成物を塗布した部位をマッサージするように1分間手を往復させ、マッサージ効果(スクラブ感)に優れるか否かを下記の基準で判定した。
<マッサージ効果(スクラブ感)の評価基準>
○(かなり良好):20名中16名以上が、マッサージ効果(スクラブ感)に優れると回答
△(良好):20名中10〜15名が、マッサージ効果(スクラブ感)に優れると回答
×(不良):20名中9名以下が、マッサージ効果(スクラブ感)に優れると回答
○(かなり良好):20名中16名以上が、マッサージ効果(スクラブ感)に優れると回答
△(良好):20名中10〜15名が、マッサージ効果(スクラブ感)に優れると回答
×(不良):20名中9名以下が、マッサージ効果(スクラブ感)に優れると回答
(試験例4:マッサージのし易さの評価)
試験例3の評価とともに、専門パネル20名が、1分間のマッサージを行う間のマッサージのし易さについて、下記の基準で判定した。
試験例3の評価とともに、専門パネル20名が、1分間のマッサージを行う間のマッサージのし易さについて、下記の基準で判定した。
<マッサージのし易さの評価基準>
○(かなり良好):20名中16名以上が、マッサージし易いと回答
△(良好):20名中10〜15名が、マッサージし易いと回答
×(不良):20名中9名以下が、マッサージし易いと回答
○(かなり良好):20名中16名以上が、マッサージし易いと回答
△(良好):20名中10〜15名が、マッサージし易いと回答
×(不良):20名中9名以下が、マッサージし易いと回答
(試験例5:皮膚刺激の少なさの評価)
試験例3及び4の評価とともに、専門パネル20名が、上記ジェル状組成物を塗布した部位をマッサージするように1分間手を往復させる際に、皮膚刺激の少なさについて下記の基準で判定した。
試験例3及び4の評価とともに、専門パネル20名が、上記ジェル状組成物を塗布した部位をマッサージするように1分間手を往復させる際に、皮膚刺激の少なさについて下記の基準で判定した。
<皮膚刺激の少なさの評価基準>
○(かなり良好):20名中16名以上が、皮膚刺激が少なく、問題がないと回答
△(良好):20名中10〜15名が、皮膚刺激が少なく、問題がないと回答
×(不良):20名中9名以下が、皮膚刺激が少なく、問題がないと回答
○(かなり良好):20名中16名以上が、皮膚刺激が少なく、問題がないと回答
△(良好):20名中10〜15名が、皮膚刺激が少なく、問題がないと回答
×(不良):20名中9名以下が、皮膚刺激が少なく、問題がないと回答
(試験例6:皮脂の除去効果の評価)
試験例3,4及び5の評価の後、専門パネル20名が、上記ジェル状組成物を洗い流した。タオルドライ後に、上記ジェル状組成物を塗布した部位において、皮脂が十分に除去されているか否かを評価した。
試験例3,4及び5の評価の後、専門パネル20名が、上記ジェル状組成物を洗い流した。タオルドライ後に、上記ジェル状組成物を塗布した部位において、皮脂が十分に除去されているか否かを評価した。
<皮脂の除去効果の評価基準>
○(かなり良好):20名中16名以上が、皮脂の除去効果に優れると回答
△(良好):20名中10〜15名が、皮脂の除去効果に優れると回答
×(不良):20名中9名以下が、皮脂の除去効果に優れると回答
○(かなり良好):20名中16名以上が、皮脂の除去効果に優れると回答
△(良好):20名中10〜15名が、皮脂の除去効果に優れると回答
×(不良):20名中9名以下が、皮脂の除去効果に優れると回答
(試験例7:皮膚の滑らかさの評価)
試験例6の評価とともに、専門パネル20名が、タオルドライ後の皮膚の滑らかさを評価した。
試験例6の評価とともに、専門パネル20名が、タオルドライ後の皮膚の滑らかさを評価した。
<皮膚の滑らかさの評価基準>
○(かなり良好):20名中16名以上が、皮膚が滑らかであると回答
△(良好):20名中10〜15名が、皮膚が滑らかであると回答
×(不良):20名中9名以下が、皮膚が滑らかであると回答
○(かなり良好):20名中16名以上が、皮膚が滑らかであると回答
△(良好):20名中10〜15名が、皮膚が滑らかであると回答
×(不良):20名中9名以下が、皮膚が滑らかであると回答
(試験例8:皮膚のさっぱり感の評価)
試験例6及び7の評価とともに、専門パネル20名が、タオルドライ後の皮膚のさっぱり感を評価した。
試験例6及び7の評価とともに、専門パネル20名が、タオルドライ後の皮膚のさっぱり感を評価した。
<皮膚のさっぱり感の評価基準>
○(かなり良好):20名中16名以上が、皮膚のさっぱり感に優れると回答
△(良好):20名中10〜15名が、皮膚のさっぱり感に優れると回答
×(不良):20名中9名以下が、皮膚のさっぱり感に優れると回答
○(かなり良好):20名中16名以上が、皮膚のさっぱり感に優れると回答
△(良好):20名中10〜15名が、皮膚のさっぱり感に優れると回答
×(不良):20名中9名以下が、皮膚のさっぱり感に優れると回答
結果を下記の表1,2に示す。なお、実施例1〜10の皮膚マッサージ用ジェル状組成物は、多価アルコールを30質量%以上含まないため、べたつき感が少なく、使用感にも優れていた。
Claims (6)
- 皮膚をマッサージするために用いられ、かつジェル状である皮膚マッサージ用ジェル状組成物であって、
ポリオレフィン粉末及びポリスチレン粉末の内の少なくとも1種の粉末成分と、ヒドロキシアパタイトと、増粘剤とを含み、
多価アルコールを含まないか、又は、多価アルコールを含みかつ皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の前記多価アルコールの含有量が30質量%未満である、皮膚マッサージ用ジェル状組成物。 - 前記多価アルコールを含まないか、又は、前記多価アルコールを含みかつ皮膚マッサージ用ジェル状組成物100質量%中の前記多価アルコールの含有量が15質量%未満である、請求項1に記載の皮膚マッサージ用ジェル状組成物。
- 前記粉末成分の含有量と前記ヒドロキシアパタイトの含有量とが、質量比で5:1〜12:1である、請求項1又は2に記載の皮膚マッサージ用ジェル状組成物。
- 揮発性油を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚マッサージ用ジェル状組成物。
- 前記増粘剤が、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及びキサンタンガムからなる群から選択された少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の皮膚マッサージ用ジェル状組成物。
- 容器と、請求項1〜5のいずれか1項に記載の皮膚マッサージ用ジェル状組成物とを備え、
前記皮膚マッサージ用ジェル状組成物が、前記容器内に充填されている、皮膚マッサージ剤。
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- 2013-02-05 JP JP2013020682A patent/JP2014152113A/ja active Pending
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