JP2007262029A - ゴマージュ化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】擦り落とす際、擦りかすを形成しやすく、充分なゴマージュ効果が得られると共に、使用後の肌の状態が滑らかで柔軟性に富んでいることを特徴とするゴマージュ化粧料を提供する。
【解決手段】(A)皮膜形成性水溶性高分子0.5〜3質量%、(B)ポリスチレン末1〜10(質量%、(C)25℃において液状の油0.5〜5質量%、を配合するゴマージュ化粧料である。

Description

本発明は、ゴマージュ化粧料に関し、更に詳細には、肌に塗布して擦り落としたときにかすが容易に短時間に発生しやすく、且つ肌への負担が少ないゴマージュ化粧料に関するものである。
ゴマージュ化粧料とは、皮膚上に塗布した後、手指あるいは器具等を用いてマッサージをするような物理的な外力を加えることにより、皮膚上に形成された皮膜と共に古くなった角質や汚れ等を擦り落として除去することを目的とした化粧料である。この角質や汚れ等を吸着し、擦り落とす(ゴマージュ効果)のための成分は、従来より、ポリビニルアルコールを用いたもの(例えば、特許文献1参照)やアクリル酸アルキル共重合体を用いたもの(例えば、特許文献2参照)、水膨潤性粘土鉱物を用いたもの(例えば、特許文献3参照)等が提案されている。
特開2000−169355号公報(第1頁―第8頁) 特開2001−348309号公報(第1頁―第4頁) 特開2001−26531号公報(第1頁―第7頁)
しかしながら、特許文献1に記載されているゴマージュ化粧料では、配合されるポリビニルアルコールの性質により肌への粘着力が過度のものとなり、擦り落とす際に肌に負担感を与えるという場合があった。また、特許文献2に記載されているアクリル酸アルキル共重合体を用いたゴマージュ化粧料では、ゴマージュ効果が不充分である場合も想定され、それを改善する目的として特許文献3に記載されている水膨潤性粘土鉱物を配合することが提案されているが、のびが重く使用性が低下するなどの問題があった。
このため、適度に伸び広がり、擦り落とす際肌への負担感が少なく、充分なゴマージュ効果が得られるゴマージュ化粧料の開発が望まれていた。
かかる事情に鑑み本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討行った結果、皮膜形成性水溶性高分子とポリスチレン粉末、さらに25℃において液状の油を配合することにより、使用中の肌への負担が少なく、擦り落としたときにかすが発生しやすく、さらには、使用後の肌の状態が滑らかで、柔軟性に富んでいるゴマージュ化粧料として優れた品質を有し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C);
(A)皮膜形成性水溶性高分子 0.5〜3質量%
(B)ポリスチレン末 1〜10質量%
(C)25℃において液状の油 0.5〜5質量%
を配合することを特徴とするゴマージュ化粧料に関するものである。
また前記成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子が、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び/又はアルギン酸ナトリウムであることを特徴とするゴマージュ化粧料に関するものである。
そして、前記成分(B)のポリスチレン末の平均粒径が、1μm以上50μm以下であることを特徴とするゴマージュ化粧料に関するものである。
更に、前記成分(C)の油の動粘度値が、25℃で1〜500mm/sであることを特徴とするゴマージュ化粧料に関するものである。
そして更に前記成分(B)と前記成分(C)の配合質量比(B)/(C)が、1/5〜10/1であることを特徴とするゴマージュ化粧料に関するものである。
また、成分(C)の油が、パルミチン酸オクチル、アルキルが炭素数14〜15の炭酸ジアルキル、2−エチルヘキサン酸セチルのいずれかであることを特徴とするゴマージュ化粧料に関するものである。
本発明のゴマージュ化粧料は、擦り落としたときに擦りかすを形成しやすく、肌への負担が少なく、さらには、使用後の肌の状態が滑らかで柔軟性に富んでいることを特徴とするゴマージュ化粧料である。
以下、本発明を詳細に説明する。
成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子は、皮膚との密着性を高めることによりゴマージュ効果を向上させるほか、皮膚上で形成した皮膜に物理的外力を加えることにより、水や油を含んだ柔軟な皮膜形成性水溶性高分子の凝集物を形成し、これが擦りかすの一部となるため、擦りかすに柔軟性を付与することができる。
本発明に用いられる成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子としては、化粧料に使用可能で、かつ、系に適度な粘性や延展性を付与し得る皮膜形成性の水溶性高分子であれば特に限定されず、天然、合成、半合成のアニオン性、カチオン性、両性、非イオン性のいずれのものを用いても良いし、またこれらを組み合わせて使用しても良い。例えば、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、トラガントガム、アラビアガム、ジェランガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カルシウム等のアルギン酸塩、カラギーナン、クインスシード、ガラクタン、マンナン、デンプン、ペクチン、デキストリン、カードラン、カゼイン、コラーゲン等の天然系水溶性高分子、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系水溶性高分子、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系水溶性高分子等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して使用することができる。これらの皮膜形成性水溶性高分子の中でも、アルギン酸ナトリウムが好ましく、皮膜形成性水溶性高分子として同等の効果はあるが、においが少ない点でカルボキシメチルセルロースナトリウムがより好ましい。
特にアルギン酸ナトリウムやカルボキシメチルセルロースナトリウムは、成分(B)のポリスチレン末を付着させる効果に優れるため、大きく弾力性に富んだ擦りかすとなり、肌に成分(B)のポリスチレン末を残すことなく容易に擦り落とすことができるため、本発明の効果を発揮する上で特に好ましい。
本発明に用いられる成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子の配合量は、0.5質量%〜3質量%(以下、単に「%」で示す)が好ましく、より好ましくは、1%〜2%である。この範囲内であれば、擦り落としたときに擦りかすを形成しやすく、肌への負担が少ない使用性に優れたゴマージュ効果が得られる。もし成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子の配合量が0.5%未満の場合、擦り落としたときに充分な擦りかすが形成されにくくなり、配合量が3%を越えた場合、肌への伸びが重くなり、使用性が低下する恐れがある。
本発明に用いられる成分(B)のポリスチレン末は、肌の古い角質や汚れをポリスチレン末が吸着し、除去する目的で配合される。ポリスチレン末とはスチレンのポリマーのことでであり、架橋型のものが好ましく、架橋剤としてはジビニルベンゼン等を用いることができる。成分(B)のポリスチレン末は、成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子と併用することで、より大きな擦りかすを皮膚上に形成させるゴマージュ剤として、本発明に必須の成分である。
本発明に用いられる成分(B)のポリスチレン末は、臨界表面張力は20℃で32mN/mから43mN/mのものである。ここで臨界表面張力とは、表面張力既知の液体を用いて、固体表面の接触角を測定し、表面張力と接触角の間の直線性を仮定した外挿値であり、この値は固体の濡れに影響する。固体の臨界表面張力を、直接測定することは不可能であるから、ポリスチレン末の接触角をもとにZismanプロットと呼ばれる方法により得ることができる。成分(B)が、この範囲の臨界表面張力値であることにより、水への分散性が向上し、つまりは使用時における水分の蒸散性も向上するため、ゴマージュ剤としての効果に優れるものとなる。このような水分蒸散により、成分(B)と成分(A)の擦りかすがより成長し、ゴマージュ効果が促進される。
本発明に用いられる成分(B)のポリスチレン末の平均粒径は、特に限定されるものではないが、1μm以上50μm以下が好ましく、3μm以上25μm以下がより好ましい。この範囲内で使用した場合、本発明の効果が飛躍的に向上する。ポリスチレン末としては、例えば、ガンツパールGS−0605(平均粒径6μm)、ガンツパールGS−1105(平均粒径11μm)(いずれもガンツ化成製)が市販品として入手できる。これらのポリスチレン末は、必要に応じて一種又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明に用いられる成分(B)のポリスチレン末の配合量は、ゴマージュ化粧料中、1〜10%が好ましく、より好ましくは、3〜7%である。この範囲であれば、擦り落としたときに肌負担の少ない弾力性に富んだ擦りかすを素早く形成することができ、優れたゴマージュ効果が得られる。成分(B)のポリスチレン末の配合量が、1%未満の場合、充分なゴマージュ効果が得られにくくなり、10%を超えた場合、擦りかすの柔軟性が低下し、肌への負担感が増す恐れがある。
本発明に用いられる成分(C)の25℃において液状の油を配合することにより、擦りかすを柔らかくし肌負担を低減するだけでなく、擦り落とした後の肌を滑らかで柔軟性に富んだ状態にすることが可能となる。また、擦りかすを肌に残すことなく完全に除去することも可能となる。
本発明に用いられる成分(C)の油としては、通常、化粧料に汎用されているものであれば特に限定されないが、25℃で動粘度が1〜500mm/s以下のものが好ましく、より好ましくは1〜300mm/s以下のものである。この範囲であれば肌へのべたつきも少ない、良好なゴマージュ化粧料となる。
本発明に用いられる成分(C)の油としては、具体的には、化粧品に一般に使用される動物油、植物油、合成油、揮発性油等で、炭化水素類、油脂類、エステル油類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類等が挙げられる。具体的には、アルキルが炭素数14〜15の炭酸ジアルキル等の合成油脂類、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ホホバ油、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリグリセライド等のエステル類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、が挙げられ、これらの液状油は、1種又は2種以上用いることができる。なかでもパルミチン酸オクチル、アルキルが炭素数14〜15の炭酸ジアルキル、2−エチルヘキサン酸セチルが使用後の肌を柔軟かつ滑らかにするうえでより好ましい。
本発明に用いられる成分(C)の油の配合量は0.5〜5%配合することが好ましく、1.5〜3.5%配合することがより好ましい。この範囲で配合すれば、柔軟性に富んだ擦りかすを形成でき、肌への負担感を軽減できるほか、使用後の肌を滑らかで柔軟性に富んだ状態にすることが可能となる。また、成分(C)の配合量が0.5%未満の場合、使用中の肌への負担感が増す恐れがあるほか、使用後の肌の滑らかさや柔軟性も低下する恐れがある。成分(C)の配合量が5%を超えた場合、成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子と成分(B)との付着性が低下し、充分な擦りかすが得られない恐れがある。
本発明の効果を得るのにより最適な方法として、成分(B)のポリスチレン末と成分(C)の液状油の配合質量比(B)/(C)を1/5〜10/1の範囲内で配合することが好ましい。この比率の範囲であれば、使用後の肌の状態が滑らかで柔軟性に富んでいるゴマージュ化粧料となる。
本発明のゴマージュ化粧料においては、上記必須成分に加え、通常化粧料に配合される成分、例えば、界面活性剤、シリコン油等の固形油、半固形油、アルコール類、香料、保湿剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤、収斂剤、植物抽出物、ビタミン類等の美容成分、ポリスチレン以外の粉体等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
本発明のゴマージュ化粧料は、顔、腕、肘、かかとなどのゴマージュに適する。本発明のゴマージュ化粧料は、所望の部位の皮膚に塗布し、そのままこすってかすを出現させてもよく、また皮膚上に塗布後、一定時間例えば30秒〜2分間程度放置した後に擦ってかすを出現させてもよい。後者の使用方法の方が、擦ったとき短時間でかすが出現するので、効果が実感でき、好ましい。
次に実施例をもって本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらにより、何ら限定されるものではない。
本発明品1〜8および比較品1〜8:フェイス用乳化型ゴマージュジェル
表1〜表2に示す組成および下記製法にてフェイス用乳化型ゴマージュジェルを調製した。得られたフェイス用乳化型ゴマージュジェルを(1)擦りかすの発生しやすさ(かすが出るのに要した擦り回数)、(2)皮膚への負担感のなさ、(3)使用後の肌の柔軟性及び滑らかさについて、下記の方法により評価した。結果を併せて表1及び表2に示す。
(製法)
A:成分1〜4を80℃に加熱混合し、溶解する。
B:成分5〜7と10を80℃に加熱混合する。
C:BにAに加え、均一に混合後、8〜9を加え冷却し、フェイス用乳化型ゴマージュジェルとした。
[評価方法:(1)〜(3)]
実施品及び比較品の各試料を20名の専門評価パネラーに、1日1品ずつ朝と夜の2回、腕に均一に2g塗布し、3分間放置した後、ゴマージュした。その際に、(1)擦りかすの発生しやすさ(かすが出るのに要した擦り回数)、(2)皮膚への負担感のなさ、(3)使用後の肌の柔軟性及び滑らかさについて、下記(a)評価基準にて5段階評価し、更に各試料の評点の平均値を(b)4段階判定基準を用いて判定した。
(a)5段階評価基準
(評点) (評価)
かすの出る早さ 負担感のなさ、柔軟性と滑らかさ
4 : 30回以内 非常にない
3 : 31〜50回 ない
2 : 51〜70回 普通
1 : 71〜90回 ある
0 : 91回以上 非常にある
(b)4段階判定基準
(評点の平均値) (判定)
3.0を超える: ◎
2.0を超え、3.0以下: ○
1.0を超え、2.0以下: △
1.0以下: ×
表1〜表2の結果から明らかなように、本発明に係る本発明品1〜8は、ゴマージュ時のかすのでる早さ、皮膚への負担感のなさ、使用後の肌のきしみ感のなさに優れ、肌の汚れや古い角質を除去するゴマージュ効果に優れたフェイス用ゴマージュであった。一方、比較品1は、成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子の配合量が少ないため、擦りかすが発生しにくく、充分なゴマージュ効果も得られないことから、使用後の肌の滑らかさも不充分だった。比較品2は、成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子の配合量が多いため、皮膚への負担感が強く、使用後は、皮膜形成性水溶性高分子のべたつき感が残った。比較品3は、成分(B)のポリスチレンの配合量が少ないため、擦りかすが発生しにくかった。比較品4は、成分(B)のポリスチレンの配合量が多いため、皮膚への負担感が増し、使用後の肌の滑らかさも不充分だった。比較品5は、成分(C)の液状油の配合量が少ないため、使用後の肌の柔軟性や滑らかさが不充分であった。比較例6は、成分(C)の液状油の配合量が多いことから、擦りかすが発生しにくかった。比較例7は、成分(B)のポリスチレンの代わりに、ナイロン末を配合したため、擦りかすが発生しにくかった。比較例8は、成分(C)の液状油の代わりにペースト状のワセリンを配合したため、擦りかすが発生しにくくなり、ワセリン由来のべたつき感から肌への負担感、使用後のべたつき感が強かった。
乳化型ゴマージュパック
(成分) (%)
1.アルギン酸ナトリウム 2.0
2.ジプロピレングリコール 15.0
3.精製水 50.0
4.トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 0.5
5.2−エチルヘキサン酸セチル 2.0
6.ポリスチレン末(注1) 5.0
7.結晶セルロース 3.0
8.エタノール 5.0
9.防腐剤 0.1
10.精製水 残量
(注1)ガンツパールGS−0605(ガンツ化成製)
(製造方法)
A:成分1〜3を80℃に加熱混合し、1を溶解する。
B:成分4〜5を80℃に加熱混合する。
C:BにAに加え、均一に混合後、6〜10を加え冷却し、乳化型ゴマージュパックとした。
実施例2の乳化型ゴマージュパックは、ゴマージュ時の擦りかすの発生しやすさ、皮膚への負担感のなさ、使用後の肌の滑らかさ及び柔軟性に優れ、ゴマージュ効果に優れたフェイス用ゴマージュジェルであった。
ゴマージュクレンジング
(成分) (%)
1.カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.5
2.1,3−ブチレングリコール 10.0
3.精製水 50.0
4.テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(30)ソルビタン 5.0
5.アルキルが炭素数14〜15の炭酸ジアルキル 2.0
6.ポリスチレン末(注2) 5.0
7.エタノール 5.0
8.防腐剤 0.1
9.精製水 残量
(注2)ガンツパールGS−1105(ガンツ化成製)
(製造方法)
A:成分1〜3を80℃に加熱混合し、1を溶解する。
B:成分4〜5を80℃に加熱混合する。
C:BにAに加え、均一に混合後、6〜9を加え冷却し、ゴマージュクレンジングとした。
実施例3のゴマージュクレンジングは、ゴマージュ時のかすのでやすさ、皮膚への負担感のなさ、使用後の肌の滑らかさ及び柔軟性に優れ、ゴマージュ効果に優れたゴマージュクレンジングであった。
ボディ用ゴマージュクレンジング
(成分) (%)
1.アルギン酸ナトリウム 2.0
2.プロピレングリコール 10.0
3.精製水 50.0
4.トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)グリセリル 3.0
5.パルミチン酸オクチル 2.0
6.ポリスチレン末 5.0
7.結晶セルロース 5.0
8.エタノール 5.0
9.香料 0.5
10.防腐剤 0.1
11.精製水 残量
(製造方法)
A:成分1〜3を80℃に加熱混合し、1を溶解する。
B:成分4〜5を80℃に加熱混合する。
C:BにAに加え、均一に混合後、6〜11を加え冷却しボディ用ゴマージュクレンジングとした。
実施例4のボディ用ゴマージュジェルは、ゴマージュ時のかすのでやすさ、皮膚への負担感のなさ、使用後の肌の滑らかさ及び柔軟性に優れ、ゴマージュ効果に優れたボディ用ゴマージュクレンジングであった。

Claims (6)

  1. 次の成分(A)〜(C);
    (A)皮膜形成性水溶性高分子 0.5〜3質量%
    (B)ポリスチレン末 1〜10質量%
    (C)25℃において液状の油 0.5〜5質量%
    を配合することを特徴とするゴマージュ化粧料。
  2. 前記成分(A)の皮膜形成性水溶性高分子が、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び/又はアルギン酸ナトリウムであることを特徴とする請求項1記載のゴマージュ化粧料。
  3. 前記成分(B)のポリスチレン末の平均粒径が、1μm以上50μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のゴマージュ化粧料。
  4. 前記成分(C)の油の動粘度値が、25℃で1〜500mm/sであることを特徴とする請求項1〜3の何れかの項記載のゴマージュ化粧料。
  5. 成分(B)と成分(C)の配合質量比(B)/(C)が、1/5〜10/1であることを特徴とする請求項1〜4の何れかの項記載のゴマージュ化粧料。
  6. 成分(C)の油が、パルミチン酸オクチル、アルキルが炭素数14〜15の炭酸ジアルキル、2−エチルヘキサン酸セチルのいずれかであることを特徴とする請求項1〜5の何れかの項記載のゴマージュ化粧料。
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