JP2014151757A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの燃料カット解除後にエンジン回転数の変動を抑制しつつ触媒の排気浄化性能の低下を防ぐ。
【解決手段】エンジンの燃料カットの実行後に、排気浄化触媒が酸化雰囲気であると推定された場合(S101)、エンジン回転数が許容回転数以下である条件の成立によりエンジンの燃料カットを解除する時以降、エンジンのアイドリング回転数よりも高いエンジン回転数を維持してエンジンの負荷運転を継続することで触媒還元雰囲気化制御を実行する(S103)。その際には、エンジンの負荷運転により発生する動力を利用してモータジェネレータの発電運転を行い、発電電力を蓄電装置に充電する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの動力を利用して駆動軸の駆動及び回転電機の発電運転が可能であり、エンジンの排気を触媒で浄化するハイブリッド車両の制御装置に関し、特に、エンジンの燃料カット及びその解除を行う場合の制御に関する。
下記特許文献1では、エンジンの燃料カット解除後に、燃料カット中の吸入空気量に応じて空燃比のリッチ化処理を行うことで、触媒の還元雰囲気化を図っている。さらに、燃料カット期間が長引いてエンジン回転数がリカバー回転数以下に低下することで、ドライバーがスロットル操作をしていないにもかかわらず燃料カットが解除された場合は、エンジン回転数がリカバー回転数以下になるようにエンジンを運転しつつ空燃比のリッチ化処理に制限を加えている。
特開平11−280457号公報 特開2008−138628号公報
特許文献1では、エンジン回転数がリカバー回転数以下に低下することで燃料カットが解除された場合は、エンジン回転数がリカバー回転数以下になるようにエンジンを運転しつつ空燃比を変化させているため、空燃比の変化に伴ってエンジン回転数に変動が生じやすくなる。その結果、ドライバビリティが低下しやすくなる。
本発明は、エンジンの燃料カット解除後にエンジン回転数の変動を抑制しつつ触媒の排気浄化性能の低下を防ぐことを目的とする。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、エンジンの動力を利用して駆動軸の駆動及び回転電機の発電運転が可能であり、エンジンの排気を触媒で浄化するハイブリッド車両の制御装置であって、空燃比センサから得られる値または酸素センサから得られる値によって触媒が酸化状態であるか否かを推定する触媒推定部と、アクセルオフでエンジンの燃料カットを行い、エンジン回転数が許容回転数以下である場合に燃料カットを解除する燃料カット制御部と、を備え、燃料カット制御部は、エンジンの燃料カットの実行後に、触媒推定部で触媒が酸化状態であると推定された場合、エンジン回転数が許容回転数以下である条件の成立により燃料カットを解除する時以降、エンジンのアイドリング回転数よりも高いエンジン回転数を維持してエンジンの負荷運転を継続し、当該エンジンの負荷運転による動力を利用して回転電機の発電運転を行うことを要旨とする。
本発明によれば、エンジンの燃料カットの実行後に、触媒が酸化状態であると推定された場合、エンジン回転数が許容回転数以下である条件の成立により燃料カットを解除する時以降、エンジンのアイドリング回転数よりも高いエンジン回転数を維持してエンジンの負荷運転を継続することで、エンジンの燃料カット解除後にエンジン回転数の変動を抑制しつつ触媒の排気浄化性能の低下を防ぐことができる。その際には、エンジンの負荷運転による動力を利用して回転電機の発電運転を行うことで、エンジンの負荷運転による動力が駆動軸の駆動に用いられるのを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る制御装置を備えるハイブリッド車両の概略構成を示す図である。 電子制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 電子制御装置により実行される触媒還元雰囲気化制御ルーチンを説明するフローチャートである。 エンジンの燃料カット及びその解除の動作の一例を説明するタイムチャートである。 エンジンの燃料カット及びその解除の動作の他の例を説明するタイムチャートである。 本発明の実施形態に係る制御装置を備えるハイブリッド車両の他の概略構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置を備えるハイブリッド車両の概略構成を示す図である。エンジン12は、燃料を燃焼させることで動力を発生する。エンジン12の燃焼後の排気は排気浄化触媒24を通り、エンジン12の排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)等の有害成分が排気浄化触媒24で浄化される。エンジン12が発生する動力は、遊星歯車機構(シングルピニオン遊星歯車)32のキャリアCに伝達される。ここでの遊星歯車機構32は、キャリアCに伝達された動力をサンギアS及びリングギアRに分配する動力分配機構として機能する。キャリアCからリングギアRに分配された動力が駆動軸17へ伝達されることで、エンジン12の動力を利用して駆動軸17(車輪18)を回転駆動することが可能である。一方、キャリアCからサンギアSに分配された動力はモータジェネレータ(回転電機)14に伝達され、モータジェネレータ14の発電運転による電力に変換される。モータジェネレータ14の発電電力は、インバータ22,23を介してモータジェネレータ(回転電機)15に供給される。その際には、モータジェネレータ14の発電電力の一部をインバータ22を介して二次電池等の蓄電装置20に回収して蓄電装置20の充電を行ったり、あるいは、蓄電装置20に蓄えられた電力をインバータ23を介してモータジェネレータ15に供給することも可能である。モータジェネレータ15に供給された交流電力は、モータジェネレータ15の力行運転による動力に変換され、モータジェネレータ15の動力が減速ギア19を介して駆動軸17へ伝達されることによっても、駆動軸17を回転駆動することが可能である。また、駆動軸17の動力をモータジェネレータ15の発電運転による電力に変換し、モータジェネレータ15の発電電力をインバータ23を介して蓄電装置20に回収して蓄電装置20の充電を行うことも可能である。
エンジン12の運転状態は、エンジン用電子制御装置(エンジンECU)40により制御される。エンジンECU40には、エンジン回転数センサ61で検出されたエンジン回転数Neを示す信号、排気浄化触媒24の上流側に付設された空燃比センサ62で検出されたエンジン12の空燃比A/Fを示す信号、及び排気浄化触媒24の下流側に付設された酸素センサ(O2センサ)63で検出された酸素濃度DOを示す信号が入力される。エンジンECU40はハイブリッド用電子制御装置(ハイブリッドECU)60と通信しており、ハイブリッドECU60からの制御信号によりエンジン12を運転制御するとともにエンジン12の運転状態に関するデータをハイブリッドECU60へ出力する。モータジェネレータ14,15の運転状態は、モータ用電子制御装置(モータECU)50により制御される。モータECU50もハイブリッドECU60と通信しており、ハイブリッドECU60からの制御信号によりモータジェネレータ14,15を運転制御するとともにモータジェネレータ14,15の運転状態に関するデータをハイブリッドECU60へ出力する。ハイブリッドECU60には、アクセル開度センサ64で検出されたアクセル開度(アクセルペダルの踏み込み量)ACを示す信号が入力される。
本実施形態では、エンジン12の動力を利用して駆動軸17(車輪18)を回転駆動する場合は、エンジンECU40は、例えば車両(駆動軸17)の減速時等に、エンジン12の燃料カットを行う。そのためのエンジンECU40の機能ブロックを図2に示す。燃料カット制御部42は、駆動軸17の要求トルクTd及びエンジン12の回転数Neのいずれか1つ以上に基づいて、エンジン12の燃料カット及びその解除を行う。駆動軸17の要求トルクTdについては、例えばアクセル開度センサ64で検出されハイブリッドECU60から送信されるアクセル開度ACから取得することが可能である。エンジン12の燃料カットを開始する条件としては、例えば駆動軸17の要求トルクTdが設定トルク以下(アクセル開度ACが設定開度以下)であり、且つエンジン回転数Neが許容回転数よりも高い条件を挙げることができる。ここでの設定トルク(設定開度)については、例えば0に設定することが可能である。つまり、アクセルオフ(アクセル開度ACが0)をエンジン12の燃料カットを行う条件とすることが可能である。また、ここでの許容回転数については、例えばエンジン12のアイドリング回転数に設定することが可能であるが、アイドリング回転数よりも高く設定することも可能であり、さらに、燃料カットの解除(燃料噴射)によりエンジン12が動力を発生可能な回転数であればアイドリング回転数よりも低く設定することも可能である。一方、エンジン12の燃料カットを解除する条件としては、例えばエンジン回転数Neが許容回転数以下に低下した条件を挙げることができる。さらに、エンジン12の燃料カットを解除する条件として、駆動軸17の要求トルクTdが設定トルクよりも大きい(アクセル開度ACが設定開度よりも大きい)条件も挙げることができる。燃料カット制御部42からは、エンジン12の燃料カットの実行中であるか否かを示す信号が触媒推定部44へ出力される。
触媒推定部44は、排気浄化触媒24が酸化状態であるか否かを推定する。ここでは、空燃比センサ62から得られる空燃比A/F、またはO2センサ63から得られる酸素濃度DOによって、排気浄化触媒24が酸化雰囲気であるか否かを推定することが可能である。例えば、空燃比A/Fがある一定値を超えた場合や酸素濃度DOが許容値を超えた場合に触媒雰囲気が酸化状態(酸素過剰状態)であると推定し、空燃比A/Fがある一定値以下である場合や酸素濃度DOが許容値以下である場合に触媒雰囲気が酸化状態(酸素過剰状態)でないと推定することが可能である。また、エンジン12の燃料カットの実行中は、エンジン12から排気浄化触媒24に多量の空気が流入するため、燃料カットの継続時間が長いほど、排気浄化触媒24の雰囲気が酸化状態(酸素過剰状態)になりやすくなる。そこで、触媒推定部44は、燃料カットの継続時間に基づいて、排気浄化触媒24が酸化雰囲気であるか否かを推定することも可能である。例えば、燃料カットの継続時間及びエンジン回転数Neに基づいて、排気浄化触媒24に流入する積算空気量を算出し、積算空気量が許容量を超えた場合に触媒雰囲気が酸化状態(酸素過剰状態)であると推定し、積算空気量が許容量以下である場合に触媒雰囲気が酸化状態でない(還元状態である)と推定することが可能である。触媒推定部44からは、触媒雰囲気が酸化状態であるか否かを示す信号が燃料カット制御部42へ出力される。
エンジン12の燃料カットの実行によりエンジン12から排気浄化触媒24に多量の空気が流入することで、排気浄化触媒24が酸化雰囲気(酸素過剰状態)になると、排気浄化触媒24のNOx浄化性能等の排気浄化性能が低下しやすくなる。排気浄化触媒24の排気浄化性能が低下した状態で、高負荷運転等、エンジン12のNOx排出量が増加するような運転状態になった場合は、排気浄化触媒24でのNOx浄化率が低下してNOx排出量が増加する。特に、アクセルオフ等、駆動軸17の要求トルクTdが設定トルク以下(例えば0)のまま、エンジン回転数Neが許容回転数以下に低下するまで燃料カットを継続する場合は、燃料カットの継続時間が長引くため、排気浄化触媒24が酸化雰囲気(酸素過剰状態)になりやすく、排気浄化触媒24でのNOx浄化率が低下しやすくなる。
そこで、本実施形態では、エンジン12の燃料カットの実行後に、排気浄化触媒24が酸化雰囲気(酸素過剰状態)であると推定された場合、エンジン回転数Neが許容回転数以下である条件の成立によりエンジン12の燃料カットを解除する時以降、エンジン12のアイドリング回転数よりも高いエンジン回転数Neを維持してエンジン12の負荷運転を継続することで、排気浄化触媒24を還元雰囲気化する制御(触媒還元雰囲気化制御とする)を実行する。その際には、エンジン12の負荷運転により発生する動力を利用してモータジェネレータ14,15の発電運転を行うことで、モータジェネレータ14,15の発電電力をインバータ22,23を介して蓄電装置20に充電する。以下、その場合にエンジンECU40が実行する処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。図3のフローチャートによる処理(触媒還元雰囲気化制御ルーチン)は、エンジン12の燃料カットを解除する条件が成立した場合に実行される。
まずステップS101では、排気浄化触媒24の雰囲気が酸化状態(酸素過剰状態)であるか否かが触媒推定部44で推定される。空燃比A/Fがある一定値以下である場合や、酸素濃度DOが許容値以下である場合や、燃料カット実行開始後に排気浄化触媒24に流入した積算空気量が許容量以下である場合等、排気浄化触媒24が酸化雰囲気(酸素過剰状態)でない場合(ステップS101の判定結果がNOの場合)は、本ルーチンを終了し、通常の燃料カット解除後の燃料噴射を行う。一方、空燃比A/Fがある一定値を超えた場合や、酸素濃度DOが許容値を超えた場合や、燃料カット実行開始後に排気浄化触媒24に流入した積算空気量が許容量を超えた場合等、排気浄化触媒24が酸化雰囲気(酸素過剰状態)である場合(ステップS101の判定結果がYESの場合)は、ステップS102に進む。
ステップS102では、エンジン回転数Neが許容回転数以下であるか否かが燃料カット制御部42で判定される。エンジン回転数Neが許容回転数よりも高い場合(ステップS102の判定結果がNOの場合)は、本ルーチンを終了し、通常の燃料カット解除後の燃料噴射を行う。一方、エンジン回転数Neが許容回転数以下である場合(ステップS102の判定結果がYESの場合)は、ステップS103に進む。
ステップS103では、エンジン12のアイドリング回転数よりも高いエンジン回転数Neを維持してエンジン12の負荷運転を継続することで、排気浄化触媒24を還元雰囲気化する触媒還元雰囲気化制御が燃料カット制御部42で実行される。エンジン12の負荷運転要求を示す信号はハイブリッドECU60から送信される。エンジン12の負荷運転の際には、排気浄化触媒24の還元雰囲気化をより促進させるために、エンジン12の空燃比A/Fが理論空燃比(ストイキ)よりも小さくなる(リッチになる)ように制御することが好ましい。さらに、エンジン12の負荷運転時の負荷は、排気エミッションが大きく悪化しない程度に抑えることが好ましい。また、エンジン12の負荷運転による動力が駆動軸17の回転駆動に用いられるのを防ぐために、エンジン12の負荷運転時のトルクをTe、遊星歯車機構32のサンギアSとリングギアRの歯数比(サンギアSとリングギアRのトルク分配比)をρ(0<ρ<1)、減速ギア19の減速比(モータジェネレータ15の回転速度/駆動軸17の回転速度)をγとすると、以下の(1)、(2)式が成立するように、モータジェネレータ14の発電運転時の回生トルクTmg1、モータジェネレータ15の発電運転時の回生トルクTmg2を制御することが好ましい。
Tmg1=ρ×Te/(ρ+1) (1)
Tmg2=1/γ×Te/(ρ+1) (2)
本実施形態における燃料カット及びその解除の動作の一例を図4のタイムチャートに示す。時刻t1において、アクセルオフ等、駆動軸17の要求トルクTdが設定トルク以下(例えば0)となり、且つエンジン回転数Neが許容回転数よりも高い条件が成立すると、エンジン12の燃料カットが開始される。燃料カットの開始以降(時刻t1以降)は、エンジン回転数Neが減少する。さらに、エンジン12から排気浄化触媒24に空気が流入することで、排気浄化触媒24での酸素濃度が増加し、燃料カットの継続時間が長引くと、排気浄化触媒24が酸化雰囲気(酸素過剰状態)に到る。
時刻t2において、アクセルオフ等、駆動軸17の要求トルクTdが設定トルク以下(例えば0)のまま、エンジン回転数Neが許容回転数以下に低下する条件が成立すると、エンジン12の燃料カットが解除される。燃料カットの解除以降(時刻t2以降)は、エンジン回転数Neを増加させ、エンジン12のアイドリング回転数(許容回転数)よりも高いエンジン回転数Neを維持してエンジン12の負荷運転が継続されることで、触媒還元雰囲気化制御が実行される。図4の例では、エンジン回転数Neを一定回転数に維持し、さらに、触媒還元雰囲気化をより促進させるために、エンジン12の空燃比A/Fを理論空燃比(ストイキ)よりも小さく(リッチに)制御している。エンジン12から排気浄化触媒24に排気(還元ガス)が流入することで、排気浄化触媒24での酸素濃度が減少し、排気浄化触媒24が還元雰囲気に到る。また、エンジン12の負荷運転による動力は、モータジェネレータ14,15の発電運転に用いられ、蓄電装置20の充電に用いられる。
時刻t3において、アクセルオン等、駆動軸17の要求トルクTdが設定トルク(例えば0)よりも大きい条件が成立すると、触媒還元雰囲気化制御の実行を終了する。排気浄化触媒24の雰囲気は還元状態であり、NOx浄化性能等の排気浄化性能は低下していないため、時刻t3以降に、高負荷運転等、エンジン12のNOx排出量が増加するような運転状態になっても、排気浄化触媒24でNOxを浄化してNOx排出を抑制することができる。
なお、図5のタイムチャートに示すように、時刻t3において、触媒還元雰囲気化が十分でない場合は、時刻t3以降(触媒還元雰囲気化制御の終了後)に、エンジン12の空燃比A/Fがさらに小さく(リッチに)なるように燃料増量を行うことで、触媒還元雰囲気化をより促進させることも可能である。その際には、HCの排出量が許容できる範囲で空燃比A/Fを小さく(リッチに)することが好ましい。
以上説明した本実施形態によれば、エンジン12の燃料カットの実行後に、エンジン回転数Neが許容回転数以下である条件が成立し、燃料カットを解除するときに、排気浄化触媒24が酸化雰囲気(酸素過剰状態)であると推定された場合は、エンジン12のアイドリング回転数よりも高いエンジン回転数Neを維持してエンジン12の負荷運転を継続する。これによって、エンジン12の燃料カットの解除後に、エンジン12をアイドリング回転数でアイドル運転する場合と比較して、エンジン回転数Neの変動を抑制することができるとともに、エンジン12から排気浄化触媒24に流入する還元ガス量を増加させることができ、排気浄化触媒24を速やかに還元雰囲気化することができる。したがって、燃料カットの継続時間が長引いても、燃料カット解除後に、エンジン回転数Neの変動を抑制しつつ、排気浄化触媒24を速やかに還元雰囲気化してNOx浄化性能等、排気浄化性能の低下を防ぐことができる。その結果、ドライバビリティの低下を防ぎつつ、NOx排出等、排気エミッションを抑制することができる。さらに、エンジン12の負荷運転により発生する動力を利用してモータジェネレータ14,15の発電運転を行うことで、アクセルオフ状態等、駆動軸17の要求トルクTdが設定トルク以下(例えば0)であるにもかかわらず、エンジン12の負荷運転による動力が駆動軸17の回転駆動に用いられるのを防ぐことができるとともに、蓄電装置20の充電を行うことができる。
以上の実施形態の説明では、図1に示す構成のハイブリッド車両を例に挙げて説明したが、本発明の適用が可能なハイブリッド車両は、図1に示す構成に限られるものではなく、エンジンの動力を利用して駆動軸の駆動及び回転電機の発電運転が可能であり、エンジンの排気を触媒で浄化するハイブリッド車両であれば本発明の適用が可能である。ハイブリッド車両の他の構成例を図6に示す。図6に示す構成例では、エンジン12が発生する動力は、変速機16で変速されて駆動軸17へ伝達可能であり、エンジン12の動力を利用して駆動軸17(車輪18)を回転駆動することが可能である。さらに、エンジン12が発生する動力は、モータジェネレータ(回転電機)14へも伝達可能であり、エンジン12の動力を利用してモータジェネレータ14の発電運転を行うことも可能である。モータジェネレータ14の発電運転により発生する電力は、インバータ22を介して二次電池等の蓄電装置20に回収されることで、蓄電装置20の充電を行うことが可能である。モータジェネレータ14は、蓄電装置20からインバータ22を介して供給される電力を利用して力行運転を行うことも可能であり、モータジェネレータ14の力行運転により発生する動力を変速機16で変速して駆動軸17へ伝達することによっても、駆動軸17を回転駆動することが可能である。図6に示す構成例において、触媒還元雰囲気化制御を実行する際には、モータジェネレータ14の発電運転時の回生トルクがエンジン12の負荷運転時のトルクに等しくなるように制御することが好ましい。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
12 エンジン、14,15 モータジェネレータ、16 変速機、17 駆動軸、18 車輪、20 蓄電装置、22,23 インバータ、24 排気浄化触媒、32 遊星歯車機構、40 エンジン用電子制御装置、42 燃料カット制御部、44 触媒推定部、50 モータ用電子制御装置、60 ハイブリッド用電子制御装置、61 エンジン回転数センサ、62 空燃比センサ、63 酸素センサ、64 アクセル開度センサ。

Claims (1)

  1. エンジンの動力を利用して駆動軸の駆動及び回転電機の発電運転が可能であり、エンジンの排気を触媒で浄化するハイブリッド車両の制御装置であって、
    空燃比センサから得られる値または酸素センサから得られる値によって触媒が酸化状態であるか否かを推定する触媒推定部と、
    アクセルオフでエンジンの燃料カットを行い、エンジン回転数が許容回転数以下である場合に燃料カットを解除する燃料カット制御部と、
    を備え、
    燃料カット制御部は、エンジンの燃料カットの実行後に、触媒推定部で触媒が酸化状態であると推定された場合、エンジン回転数が許容回転数以下である条件の成立により燃料カットを解除する時以降、エンジンのアイドリング回転数よりも高いエンジン回転数を維持してエンジンの負荷運転を継続し、
    当該エンジンの負荷運転による動力を利用して回転電機の発電運転を行う、ハイブリッド車両の制御装置。
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