JP2014150669A - カバー体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フランジ部43において、流動性を有する充填材Jを内部に充填可能な中空部44を有する突出部47を形成した。壁表の壁孔から気密カバー41を挿通して壁裏に気密カバー41を設置する際、中空部44が壁材W1によって押し潰されるとともに充填材Jが流動し、壁孔W2の形状に合わせて壁孔W2の内周面に当接するようにフランジ部43が変形するとともに、フランジ部43が壁表に当接して壁孔W2を閉塞する。つまり、フランジ部43は、壁孔W2の表面と壁孔W2の内周面とに当接する部分を有しているため、気密性を高めることができる。
【選択図】図6
Description
壁表からの設置時に、前記充填材充填部が押し潰されることにより前記充填材が流動することが好ましい。
上記カバー体について、前記周壁は、内壁及び外壁により内部に中空部を有する二重壁構造をなし、前記中空部は、前記充填材充填部と連通して形成されることが好ましい。
上記カバー体について、前記充填材充填部と連通し、該充填材充填部より押し出される充填材を受容する受容部が形成されることが好ましい。
上記カバー体について、前記充填材は、防火性能を有する材料で形成されていることが好ましい。
また、本実施形態では、器具としてのスイッチSを壁Wに設置するために配線ボックス11が用いられ、その配線ボックス11内に気密カバー41が配設されるものとする。
図5(a)及び図6に示すように、壁Wは、柱Hと、その柱Hの前後両面に立設される一対の壁材W1とによって構成されている。また、一対の壁材W1の間には中空Kが形成されており、中空Kには発泡ポリスチレン板やグラスウール、硬質発泡ウレタン板等の断熱部材(図示せず)が設けられている。
図1に示すように、配線ボックス11は、矩形板状の底壁12と、この底壁12の周縁から立設された四つの側壁13a〜13dとから前面(一面)に開口13を有する有底四角箱状に形成されている。そして、底壁12及び側壁13a〜13dにより配線ボックス11の周壁が形成されるとともに、底壁12及び側壁13a〜13dによって収容部14が囲み形成されている。収容部14には、気密カバー41及びスイッチSが収容される。なお、以下の説明において、図1の上下に対向する側壁を上側壁13a及び下側壁13bとし、図1の左右に対向する側壁を右側壁13c及び左側壁13dとする。配線ボックス11は、合成樹脂材料製である。
図1に示すように、器具枠21は矩形枠状をなすとともに、スイッチSを保持する保持孔22を備える。また、器具枠21の短手方向への長さの中間点を通過し、且つ長手方向に延びる中心線L1上には、一対のビス挿通孔23が保持孔22を挟むようにして設けられている。各ビス挿通孔23は、器具枠21の短手方向へ延びる長孔形状に形成されるとともに、このビス挿通孔23には配線ボックス11に器具枠21を取り付けるための第1ビスB1が挿通されるようになっている。さらに、器具枠21の中心線L1上において、各ビス挿通孔23よりも外側それぞれには円孔状のビス孔24が形成されている。このビス孔24には、器具枠21に化粧カバーCを取り付ける際に、第2ビスB2が挿通されるようになっている。
図1に示すように、化粧カバーCは、器具枠21に取り付けられる化粧カバー取付板31と、化粧カバー取付板31に取り付けられる化粧カバー本体38とから構成されている。
図1に示すように、化粧カバー本体38は矩形枠状をなすとともに、スイッチSが内側を通過可能な貫通孔39が形成されている。そして、化粧カバー本体38が化粧カバー取付板31の表面側に取り付けられると、化粧カバー本体38によって化粧カバー取付板31全体が覆われるとともに、貫通孔39からスイッチSのみが壁W表に露出する。
外カバー51は、透明であるとともに可撓性を有する合成樹脂、例えばポリプロピレンをプレス成形や真空成形により所定形状に成形してなる。外カバー51のカバー本体52は、矩形板状の底壁53と、この底壁53の周縁から立設された四つの側壁54a〜54dとから前面(一面)に開口54を有する有底四角箱状に形成されている。そして、底壁53及び側壁54a〜54dにより外カバー51の周壁が形成されるとともに、底壁53及び側壁54a〜54dによって収容部55が囲み形成されている。収容部55には、内カバー71が収容される。なお、以下の説明において、図2(a),(b)の上下に対向する側壁を上側壁54a及び下側壁54bとし、図2(a),(b)の左右に対向する側壁を右側壁54c及び左側壁54dとする。
内カバー71は、外カバー51と同じく、透明であるとともに可撓性を有する合成樹脂、例えばポリプロピレンをプレス成形や真空成形により所定形状に成形してなる。内カバー71のカバー本体72は、矩形板状の底壁73と、この底壁73の周縁から立設された四つの側壁74a〜74dとから前面(一面)に開口74を有する有底四角箱状に形成されている。そして、底壁73及び側壁74a〜74dにより内カバー71の周壁が形成されるとともに、底壁73及び側壁74a〜74dによって収容部75が囲み形成されている。収容部75には、スイッチSが収容される。なお、以下の説明において、図3(a),(b)の上下に対向する側壁を上側壁74a及び下側壁74bとし、図3(a),(b)の左右に対向する側壁を右側壁74c及び左側壁74dとする。
まず、外カバー51において、周壁の内周面及び凹部58に沿って充填材Jを塗布する。このとき用いられる充填材Jは、高比重材料かつ防火性能を有する材料によって形成されており、流動性及び粘性を有している。また、外フランジ部57において、凹部58と空洞60との間には弁59が形成されているため、凹部58への充填材Jの塗布時において、弁59によって空洞60にまで充填材Jが充填されることはない。
次に、図5(a),(b)、図6、及び図7に従って、上記構成の気密カバー41を用いてスイッチSを壁Wに設置する方法についてその作用とともに説明する。
(1)フランジ部43において、流動性を有する充填材Jを内部に充填可能な中空部44を有する突出部47を形成した。気密カバー41を壁孔W2に設置すると、中空部44が壁材W1によって押し潰されるとともに充填材Jが流動し、壁孔W2の形状に合わせて壁孔W2の内周面に当接するようにフランジ部43が変形するとともに、フランジ部43が壁表に当接して壁孔W2を閉塞する。つまり、フランジ部43は、壁孔W2の表面と壁孔W2の内周面とに当接する部分を有しているため、気密性を高めることができる。
○実施形態で用いる充填材Jは流動性のみ有していれば良く、高比重材料で形成されていなくても良い。
○実施形態では、引込み部48の近辺に充填される充填材と、その他の周壁の周囲に充填される充填材とで種類を異ならせても良い。
○実施形態において、フランジ部43の中空部44と、カバー本体42の中空部45とを連通させなくても良い。
○実施形態において、充填材Jは気密カバー41の周壁全周に亘って充填されていなくても良い。例えば、外カバー51の底壁53と内カバー71の底壁73との間にのみ充填材Jを充填させても良いし、外カバー51の上側壁54aと内カバー71の上側壁74aとの間及び外カバー51の下側壁54bと内カバー71の下側壁74bのうち少なくとも何れか一方に充填材Jを充填させても良い。同様に、外カバー51の右側壁54cと内カバー71の右側壁74cとの間及び外カバー51の左側壁54dと内カバー71の左側壁74dとの間のうち少なくとも何れか一方に充填材Jを充填させても良い。また、引込み部48が形成されている場合、引込み部48が形成されている周壁全面ではなく、引込み部48の近辺にのみ充填材Jが充填されていても良い。
○図8に示すように、フランジ部43のみ二重壁構造とし、カバー本体42には中空部を形成しなくても良い。
○実施形態では、壁孔W2の開口幅よりもフランジ部43を大きくすることで、壁表における壁孔W2周縁の壁材W1と中空部44を有するフランジ部43とによる重合箇所が大きくなっても良い。このような場合、フランジ部43に外力が加わると、壁孔W2内に入りきらなかったフランジ部43の一部と壁材W1との重複箇所においてフランジ部43が押し潰されて変形し、壁表における壁孔W2の周縁にフランジ部43が隙間なく密接して当接する。これにより、壁孔W2内だけでなく壁材W1と気密カバー41の間の隙間もフランジ部43によって埋められ、気密性を高めることができる。なお、壁材W1が湾曲していたり、壁材W1の表面に凹凸が形成されている場合、押し潰された充填材Jが壁材W1の形状に合わせて流動することもできるため、壁材W1の湾曲部や凹凸部に入り込んだ充填材Jによって、さらなる気密性の向上が見込める。この場合、壁孔W2内に入りきらなかったフランジ部43の一部と、フランジ部43における延設部46の裏面が、壁表における壁孔W2の周縁に当接する当接部として機能する。
○実施形態において、フランジ部43は化粧カバーCの外形よりも小さく形成されていたが、これに限らず、化粧カバーCの外形と同じ大きさに形成されていても良い。
○実施形態では、壁孔W2の形状を問わず、気密カバー41の底壁の面積よりも開口面積が狭くなるような壁孔W2を穿設しても良い。
○壁孔W2の大きさや形状に応じて、突出部47に充填された充填材Jは、壁材W1に押し潰されて流動するようになっている。このとき、突出部47よりも壁孔W2が大きいことにより、壁孔W2と気密カバー41との間に隙間が生じたとする。このような場合であっても、気密カバー41は透明であるため、目視によって壁孔W2が気密カバー41によって閉塞されているか否かを確認することができる。そして、作業者が目視によって充填材Jの充填量が不足していると判断した場合には、充填材Jが不足している箇所に充填材Jを追加しても良い。
○実施形態では、引込み部48が気密カバー41の内部に向かって膨出しているが、膨出していなくても良い。つまり、二重壁構造とされた気密カバー41の周壁においてケーブルQが貫通した箇所を、引込み部としても良い。
Claims (8)
- 壁材に形成された貫通孔に壁表から挿入されて該貫通孔を閉塞するカバー体であって、
前記貫通孔周縁の壁材の表面に当接する当接部と、
前記貫通孔を閉塞する閉塞部と、を備え、
前記当接部は、内部に流動性を有する充填材を充填可能な充填材充填部を備えてなり、
壁表からの設置時に、前記充填材充填部が前記貫通孔の形状に合わせて変形し、前記当接部が壁表に当接するカバー体。 - 前記充填材充填部には、予め前記充填材が充填されており、
壁表からの設置時に、前記充填材充填部が押し潰されることにより前記充填材が流動する請求項1に記載のカバー体。 - 前記閉塞部は、側壁及び底壁からなる周壁により一面に開口を有し、器具を収容可能な収容部を備える請求項1又は請求項2に記載のカバー体。
- 前記周壁は、内壁及び外壁により内部に中空部を有する二重壁構造をなし、
前記中空部は、前記充填材充填部と連通して形成される請求項3に記載のカバー体。 - 前記中空部には、予め前記充填材が充填されている請求項4に記載のカバー体。
- 前記充填材充填部と連通し、該充填材充填部より押し出される充填材を受容する受容部が形成される請求項1〜請求5のうちいずれか一項に記載のカバー体。
- 前記充填材は、高比重材料で形成されている請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のカバー体。
- 前記充填材は、防火性能を有する材料で形成されている請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載のカバー体。
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