JP6542820B2 - 車両用のヘルムホルツ型吸音構造 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、専用の部品を用いずにヘルムホルツ型吸音構造が構成されるため、製造コストを低減することができる。
上記構成によれば、内装材の連結時に閉塞空間を形成することができる。
他の態様では、上記凹部の周縁部と上記対向面のいずれか一方に、上記凹部を囲う環状の突起が形成され、この突起が、上記凹部の周縁部と上記対向面の他方に当接している。
上記構成によれば、閉塞空間を良好にシールすることができる。
上記構成によれば、車外側の内装材の端部に通孔が形成されるので、車室側の内装材の端部が意匠面となる場合に、その外観を損ねることがない。
上記構成によれば、専用の部品を用いることなく、ピラートリムにヘルムホルツ型吸音構造を設けることができる。
上記構成によれば、車外側に位置するアッパ部材の下端部に膨出部と通孔を形成したので、ピラートリムの車室側の外観を損ねることはない。
アッパ部材3は、主壁部31と側壁部32,32を有して断面コ字形をなし、ロア部材4も主壁部41と側壁部42,42とを有して、断面コ字形をなしている。アッパ部材3の下端部では、主壁部31が車外側に後退し、側壁部32,32が内側に後退しており、この下端部に、ロア部材4の上端部が車室側から重ねられた状態で連結されている。この連結状態において、ロア部材4の主壁部41はアッパ部材3の下端部を除く主壁部31と面一をなし、ロア部材4の側壁部42,42はアッパ部材3の下端部を除く側壁部32,32と面一をなしている。
アッパ部材3の下端部において、主壁部31には車長方向に離れた2つの係合孔部33,33が形成され、各側壁部32には切欠き部34が形成されている。各切欠き部34の底縁は、掛止受部34aとなっている。
ロア部材が内部空間を有し、この内部空間をアッパ部材で閉塞することにより、閉塞空間を形成してもよい。
ロア部材の上端部にアッパ部材の下端部を車室側から重ねてもよい。
通孔は閉塞空間と車室側を連ねるように形成されてもよい。
通孔の数は1つでも複数でもよい。
上記第3実施形態では、突起をアッパ部材に設けたが、ロア部材の主壁部に設けてもよい。
凹部の形状は特に制約はなく、円形にしてもよい。
アッパ部材とロア部材は溶着や接着剤により接合してもよい。
上記実施形態では、内装材がピラートリムのアッパ部材とロア部材であるが、内装材は、ドアトリム、インストルメントパネル、ルーフトリム等であってもよい。
10 閉塞空間
11 通孔
2 ピラートリム
3 アッパ部材(内装材)
35 膨出部
36 凹部
36a 周縁部
37 ベルトガイド部
38 突起
4 ロア部材(内装材)
5 シール部材
Claims (8)
- 第1部材と第2部材により構成される車両用の内装材組立体に設けられたヘルムホルツ型吸音構造であって、
上記内装材組立体を構成するために上記第1部材の端部と上記第2部材の端部が重なるようにして連結されることにより、上記第1部材の端部と上記第2部材の端部との間に閉塞空間が形成され、
上記第1及び第2部材のうちの一方の部材の端部に上記閉塞空間に連なる通孔が形成されていることを特徴とする車両用のヘルムホルツ型吸音構造。 - 上記第1及び第2部材のうちの少なくともいずれか一方の部材の端部に、他方の部材の端部に向かって開口する凹部が形成され、この凹部の周縁部と上記他方の部材の端部の対向面とが上記連結状態で押圧力をもって当接することにより、上記閉塞空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用のヘルムホルツ型吸音構造。
- 上記凹部の周縁部と上記対向面とが、シール部材を介して当接していることを特徴とする請求項2に記載の車両用のヘルムホルツ型吸音構造。
- 上記凹部の周縁部と上記対向面のいずれか一方に、上記凹部を囲う環状の突起が形成され、この突起が、上記凹部の周縁部と上記対向面の他方に当接していることを特徴とする請求項2に記載の車両用のヘルムホルツ型吸音構造。
- 上記第1及び第2の部材の端部が車幅方向に重ねられ、車外側に位置する部材の端部に上記通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用のヘルムホルツ型吸音構造。
- 上記内装材組立体がピラートリムであり、上記第1部材と上記第2部材がそれぞれアッパ部材とロア部材であり、上記アッパ部材の下端部と上記ロア部材の上端部が、車幅方向に重なるようにして連結され、これらアッパ部材の下端部とロア部材の上端部との間に上記閉塞空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用のヘルムホルツ型吸音構造。
- 上記アッパ部材の下端部に車外側に突出した膨出部が形成され、この膨出部の車室側が、上記ロア部材の上端部を向く凹部として提供され、この凹部を上記ロア部材の上端部が車室側から塞ぐことにより、上記閉塞空間が形成され、上記膨出部に上記通孔が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用のヘルムホルツ型吸音構造。
- 上記膨出部には、シートベルトを案内するベルトガイド部が車長方向に延びるとともに上記膨出部からさらに車外側に突出するようにして形成されていることを特徴とする請求項7に記載の車両用のヘルムホルツ型吸音構造。
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