JP2012206695A - 車両用ピラートリムの取付構造 - Google Patents

車両用ピラートリムの取付構造 Download PDF

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JP2012206695A JP2011075912A JP2011075912A JP2012206695A JP 2012206695 A JP2012206695 A JP 2012206695A JP 2011075912 A JP2011075912 A JP 2011075912A JP 2011075912 A JP2011075912 A JP 2011075912A JP 2012206695 A JP2012206695 A JP 2012206695A
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Abstract

【課題】アッパーピラートリムのぐらつきを低減する。
【解決手段】アッパーピラートリム13aの延出部29の車体前側端縁に、前側第1突出部39を車外側に向けて突設し、前側第1突出部39の突出端に、前側第2突出部41を車体前方に向けて突設するとともに、延出部29の車体前側端縁に、後側第1突出部43を車外側に向けて突設し、後側第1突出部43の突出端に、後側第2突出部45を車体後方に向けて突設する。Bピラートリム13をBピラー部3に取り付けた状態で、前側第2突出部41をBピラー部3の車体前側のフランジ部71に当接させてフランジ部71と共に車内外方向からシール材75により挟持させるとともに、後側第2突出部45をBピラー部3の車体後側のフランジ部71に当接させてフランジ部71と共に車内外方向からシール材75により挟持させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、アッパーピラートリムとロアーピラートリムとに上下に2分割された車両用ピラートリムのピラー部への取付構造に関するものである。
特許文献1には、アッパーピラートリムと、該アッパーピラートリムの下側に取り付けられるロアーピラートリムとからなるピラートリムが車体のピラー部を車内側から覆うように該ピラー部に取り付けられた車両用ピラートリムの取付構造が開示されている。この取付構造では、上記アッパーピラートリムの上端部に設けられた位置決めピン及び取付片等を上記ピラー部に固定している。また、上記上端部を除くアッパーピラートリムの車体前後方向両端は、同文献の図6(b)に示すように、上記ピラー部から若干離間している。
特開2010−18133号公報
しかし、上記特許文献1のような車両用ピラートリムの取付構造では、上記アッパーピラートリムの下端部が上記ピラー部に固定されていないため、上記ロアーピラートリムのアッパーピラートリムとの重合箇所を車内側から押した場合等に、アッパーピラートリムがぐらつくおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、アッパーピラートリムのぐらつきを低減することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、ロアーピラートリムで覆われるアッパーピラートリムの下端部の車体前後方向両端をピラー部に固定したことを特徴とする。
具体的には、請求項1に記載の発明は、アッパーピラートリムと、該アッパーピラートリムの下側に取り付けられるロアーピラートリムとからなるピラートリムが車体のピラー部を車内側から覆うように該ピラー部に取り付けられた車両用ピラートリムの取付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記ピラー部の車体前後方向両端縁には、フランジ部が車体前後方向に延設され、上記アッパーピラートリムは、車体上下方向に延びる断面略コ字状のアッパートリム本体と、該アッパートリム本体の下端縁から下方に延びる板状延出部とを備え、上記延出部の車体前後方向一端には、一端側第1突出部が車外側に向けて突設され、該一端側第1突出部の突出端には、一端側第2突出部が反他端方向に突設され、上記延出部の車体前後方向他端には、固定部が設けられ、上記ピラートリムをピラー部に取り付けた状態で、上記ロアーピラートリムの上端部が上記アッパーピラートリムの延出部に車内側から重合するとともに、上記アッパーピラートリムの一端側第2突出部が上記ピラー部の上記一端側のフランジ部に車内側から当接して該フランジ部と共に車内外方向からシール材によって挟持され、かつ上記固定部がピラー部に固定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ピラートリムの取付構造において、上記固定部は、上記延出部の車体前後方向他端に車外側に向けて突設された他端側第1突出部と、該他端側第1突出部の突出端に反一端方向に突設された他端側第2突出部とからなり、上記ピラートリムをピラー部に取り付けた状態で、上記他端側第2突出部が上記ピラー部の上記他端側のフランジ部に車内側から当接して該フランジ部と共に車内外方向からシール材によって挟持されることによりピラー部に固定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ピラートリムの取付構造において、上記ピラー部には、係合孔が形成され、上記固定部は、上記ピラートリムをピラー部に取り付けた状態で、上記ピラー部の係合孔周縁に係合して固定される係合片であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ピラートリムをピラー部に取り付けた状態で、アッパーピラートリムの延出部の車体前後方向両端がピラー部に固定されるので、ロアーピラートリムのアッパーピラートリムとの重合箇所を車内側から押した場合等のアッパーピラートリムのぐらつきが低減される。
請求項2に係る発明によれば、アッパーピラートリムの固定部を第1突出部と第2突出部とで構成するので、固定部を係止爪等で構成する場合に比べ、アッパーピラートリムの構成を簡素化でき、これによりピラートリムの製造コストを削減できる。
請求項3に係る発明によれば、アッパーピラートリムの係合片をピラー部の係合孔周縁に係合させることによりアッパーピラートリムの下端部をピラー部に固定した状態で、ロアーピラートリムを取り付けるとともにアッパーピラートリムの一端側第2突出部とピラー部のフランジ部とをシール材に挟持させることができるので、ロアーピラートリム及びシール材の取付け作業を容易にできる。
本発明の実施形態に係る取付構造を適用したピラートリムを備えた自動車の車室内部における右側の側面図である。 ピラートリムを車内側から見た図である。 ピラートリムを車外側から見た図である。 アッパーピラートリムの下端部を車外側から見た図である。 ロアーピラートリムの上端部を車外側から見た図である。 アッパーピラートリムにロアーピラートリムを取り付けた状態で延出部周りを車外側から見た図である。 図1及び図6のA−A線に相当する断面図である。 図6のB−B線に相当する断面図である。 アッパーピラートリムの成形時における図7対応図である。 実施形態2の図6相当図である。 実施形態2の図7相当図である。 実施形態2の図9相当図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、自動車の車室内部における右側の側面を示した図であり、図示しないフロントシート及びリヤシートに着座したフロント側乗員P1及びリヤ側乗員P2を仮想線にて示している。車体側面には、フロントピラートリム(Aピラートリム)11、センタピラートリム(Bピラートリム)13、及びリヤピラートリム(Cピラートリム)15が車体前方から順に配設されている。Aピラートリム11、Bピラートリム13及びCピラートリム15は、図示しない車体の金属製のフロントピラー部(Aピラー部)、センタピラー部(Bピラー部)3(図7等参照)、及び図示しないリヤピラー部(Cピラー部)を車内側からそれぞれ覆っている。上記Bピラートリム13には、本発明の実施形態1に係る取付構造が適用されている。上記Aピラー部とBピラー部3との間にはフロントドア7により開閉される前側ドア開口部6が形成されている一方、上記Bピラー部3とCピラー部との間にはリヤドア9により開閉される後側ドア開口部8が形成されている。そのうち、上記Bピラートリム13は、図2及び図3にも示すように、アッパーピラートリム13aと該アッパーピラートリム13aの下側に取り付けられるロアーピラートリム13bとで構成されている。
上記アッパーピラートリム13aは、車体上下方向に延びるアッパートリム本体19を備えている。このアッパートリム本体19は、車内側の正面部19aと車体前側及び後側の側面部19bとで断面略コ字状に形成され、正面部19aの車体前後方向中央には、縦長状のトリム開口部21が設けられている。
上記アッパートリム本体19のトリム開口部21の車外側には、図8にも示すように、プレート開口部23を有するアジャスタープレート25が上下にスライド可能に設けられている。該アジャスタープレート25のプレート開口部23には、シートベルト挿通孔17aを有するシートベルトショルダーアンカー17が嵌合してアジャスタープレート25とともに上下にスライドするようになっている。上記シートベルト挿通孔17aには、図8に仮想線で示すように、フロントシート用シートベルト18が挿通する。
上記アッパートリム本体19の車外側の面の上端部の車体前後方向中央には、差込部27が上方に向かって一体に突設されている。
上記アッパートリム本体19の下端縁には、図4に拡大して示すように、板状延出部29が下方に向けて延設され、該延出部29の車体前後方向中央には、図7及び図8に示すように、車外側に凹む凹部29aが上下方向に延びるように形成されている。該凹部29aを除く延出部29の車内側の面は、上記アッパートリム本体19の車内側の面よりも上記ロアーピラートリム13bの厚み分車外側に位置している。該延出部29は、断面略コ字状の上側延出部30と、該上側延出部30の下端縁に延設された該上側延出部30より幅狭の板状下側延出部37とを備えている。
上記凹部29aを除く上側延出部30の車内側の面の上端縁には、凹溝31が形成されている。また、上記上側延出部30の上端部の車体前後方向両側にはそれぞれ、車外側に若干膨出する膨出部33が形成され、各膨出部33には、貫通孔35が形成されている。
一方、上記下側延出部37の車体前側端縁には、車外側に向けて突出する一端側第1突出部としての板状前側第1突出部39が上端よりもやや下寄りの位置から下端にかけて一体に形成され、該前側第1突出部39の突出端には、一端側第2突出部としての板状前側第2突出部41が全体に亘って車体前方(反他端方向)に向けて突設されている。一方、下側延出部37の車体後側端縁には、他端側第1突出部としての板状後側第1突出部43が車外側に向けて上端よりもやや下寄りの位置から下端にかけて突設され、該後側第1突出部43の突出端には、他端側第2突出部としての板状後側第2突出部45が全体に亘って車体後方(反一端方向)に向けて突設されている。
上記アッパートリム本体19の車外側の面の車体前後方向両側には、車体上下方向に延びる複数の縦リブ47と、車体前後方向に延びる複数の横リブ49とが突設されている。
上記ロアーピラートリム13bは、図5にも示すように、車体上下方向に延びるロアートリム本体51を備えている。該ロアートリム本体51は、車内側の正面部51aと前側及び後側の側面部51bとで断面略コ字状に形成されている。
上記ロアートリム本体51の上端部は、図6〜8にも示すように、上記アッパーピラートリム13aの延出部29に車内側から重合して、上記ロアートリム本体51の上端部の車外側の面と上記アッパーピラートリム13aの延出部29の車内側の面とは上記凹部29aを除く箇所で当接している。また、上記延出部29の凹部29aと上記ロアートリム本体51の正面部51aとの間に隙間Sが形成されて、該隙間Sにフロントシート用シートベルト18が挿通している。
上記ロアートリム本体51の車外側の面の上端縁には、図5に拡大して示すように、突条部53が全体に亘って突設され、この突条部53が、上記アッパートリム本体19の凹溝31に嵌合している。また、上記ロアートリム本体51の上端部の車体前後方向両側にはそれぞれ、車外側に若干膨出する膨出部55が形成され、これら膨出部55が上記アッパーピラートリム13aの膨出部33に対応している。また、各膨出部55には、平面視十字状のボス部57が突設され、これらボス部57がそれぞれ、上記アッパーピラートリム13aの貫通孔35を貫通してその内周縁に当接し、ロアーピラートリム13bをアッパーピラートリム13aに対して位置決めしている。さらに、ロアートリム本体51の両側面部51bの車外側の端面には、車体前後方向に互いに接近するように突出する爪部59が突設され、これら爪部59がそれぞれ、上記凹溝31の下方の上側延出部30の車外側端面30aに車外側から当接してロアーピラートリム13bの車内側へのずれを防止している。
上記ロアートリム本体51の車外側の面の下端寄りには、図3に示すように、2つのクリップ部61が互いに間隔を空けて突設されている。
上記Bピラー部3は、図7及び図8に示すように、車内側に開放する断面ハット形状に形成されたアウターピラーパネル63と、車外側に開放する断面ハット形状に形成されたインナーピラーパネル65とからなる。上記アウターピラーパネル63の車体前後方向両端には、上下方向に延びるアウター側フランジ部67が形成されているとともに、上記インナーピラーパネル65の車体前後方向両端には、上下方向に延びるインナー側フランジ部69が形成されている。これらアウター側フランジ部67とインナー側フランジ部69とが向かい合って互いに接合されてBピラー部3のフランジ部71を構成している。
このBピラー部3の車体前側のフランジ部71には、上記アッパーピラートリム13aの前側第2突出部41が車内側から当接し、当該前側第2突出部41は、上記車体前側のフランジ部71と共に車内外方向から弾性を有するゴム製シール材75によって挟持されている。このシール材75は、断面略コ字状で上記前側ドア開口部6の全周縁部を挟持するように環状に形成されている。詳しくは、シール材75は、断面コ字状に形成された本体部75cを備え、この本体部75cは、前側ドア開口部6の全周縁部を車体内外方向から挟む一対の側壁部75aと該側壁部75aの内周縁を全体に亘って連結する連結壁部75bからなる。この本体部75cの両側壁部75aの内側の面にはそれぞれ、全周に亘って1対の圧接突部75dが互いに離間するように一体に突設され、これら圧接突部75dは、車体前方に撓んだ状態で上記前側第2突出部41及び上記Bピラー部3の車体前側のフランジ部71(アウター側フランジ部67)に車内外方向から当接している。また、車内側の側壁部75aの外側の面には、当接片部75eが一体に突設されて上記アッパーピラートリム13aの側面部19b及び上記ロアーピラートリム13bの側面部51bを含む上記前側ドア開口部6の周縁部に車体前方から当接している。これにより、上記アッパーピラートリム13aの側面部19bの先端側及び上記ロアーピラートリム13bの側面部51bの先端側と、上記シール材75の本体部75cとの隙間が当接片部75eによって覆われて外部から見えず、見栄えが向上する。一方、車外側の側壁部75aの外側の面には、断面リング状のドア当接部75fが全周に亘って一体に突設され、当該ドア当接部75fは上記フロントドア7を閉めた状態で車内側からフロントドア7に当接してシール材75とフロントドア7との間からの車内への水の浸入を防止している。
同様に、上記Bピラー部3の車体後側のフランジ部71には、上記アッパーピラートリム13aの後側第2突出部45が車内側から当接し、当該後側第2突出部45も、上記車体後側のフランジ部71と共に車内外方向からシール材75によって挟持されている。このシール材75は、上記後側ドア開口部8の全周縁部を挟持している。
上記Bピラー部3のインナーピラーパネル65には、図示しない差込孔が上記アッパーピラートリム13aの差込部27に対応する箇所に形成されているとともに、図示しない2つの位置決め孔が上記ロアーピラートリム13bのクリップ部61に対応する箇所に形成されている。上記差込孔には、上記アッパーピラートリム13aの差込部27が差し込まれている一方、上記位置決め孔には、上記ロアーピラートリム13bのクリップ部61が挿入された状態で位置決めされている。
上述のように構成されたアッパーピラートリム13aを成形するためには、まず、図9に示すように、上記アッパーピラートリム13aの車内側の面を成形する成形面101aを有する第1型101、及び上記アッパーピラートリム13aの車外側の面を成形する成形面103aを有する第2型103を準備する。上記第1型101の成形面101aは、上記延出部29の車内側の面を成形する延出部成形面101bを有し、該延出部成形面101bの両側には、前側第1突出部39、前側第2突出部41、後側第1突出部43、及び後側第2突出部45の車内側の面を成形する突出部101cが突設されている。一方、上記第2型103の成形面103aは、上記延出部29の車外側の面を成形する延出部成形面103bを有し、該延出部成形面103bの両側には、前側第1突出部39、前側第2突出部41、後側第1突出部43、及び後側第2突出部45の車外側の面を成形する凹部103cが形成されている。
そして、上記第1型101と第2型103とを、上記第1型101の突出部101cと上記第2型103の凹部103cとが対応するように型閉めし、両成形型によって形成されるキャビティ内に溶融樹脂を射出充填してアッパーピラートリム13aを得る。このように、前側第1突出部39、前側第2突出部41、後側第1突出部43、及び後側第2突出部45を、上記第1型101の突出部101cと上記第2型103の凹部103cとを対応させることによりスライド型を用いずに成形できるので、成形型の型構造が簡素になる。
上述のように構成されたBピラートリム13をBピラー部3に取り付けるには、まず、
アッパーピラートリム13aを傾けながらアッパーピラートリム13aの差込部27をインナーピラーパネル65の差込孔に挿入し、アッパーピラートリム13aをインナーピラーパネル65に仮固定する。次に、アッパーピラートリム13aの凹溝31にロアーピラートリム13bの突条部53を対応させるとともに、アッパーピラートリム13aの貫通孔35にロアーピラートリム13bのボス部57を対応させた状態で、上記ロアーピラートリム13bの上端部をアッパーピラートリム13aの延出部29に押し付ける。これにより、ロアーピラートリム13bの両爪部59がアッパーピラートリム13aの上側延出部30を乗り越えて上側延出部30の車外側端面30aに車外側から当接するとともに、アッパーピラートリム13aの貫通孔35にロアーピラートリム13bのボス部57が貫通し、アッパーピラートリム13aの凹溝31にロアーピラートリム13bの突条部53が嵌合する。そして、ロアーピラートリム13bのクリップ部61をインナーピラーパネル65の位置決め孔に対応させることによりBピラートリム13の位置決めを行った状態で、ロアーピラートリム13bをインナーピラーパネル65に押し付ける。すると、クリップ部61が位置決め孔に挿入されて位置決めされるとともに、差込部27が差込孔周縁に係止する。これにより、アッパーピラートリム13aの下端部にロアーピラートリム13bが取り付けられる。
このようにしてBピラートリム13をBピラー部3に取り付けた状態で、前側ドア開口部6の全周縁部にシール材75を該全周縁部を挟持するように取り付けるとともに、後側ドア開口部8にシール材75を該全周縁部を挟持するように取り付ける。この状態で、Bピラー部3の車体前側のフランジ部71に、上記アッパーピラートリム13aの前側第2突出部41が車内側から当接して該フランジ部71と共に車内外方向からシール材75によって挟持されているとともに、Bピラー部3の車体後側のフランジ部71に、上記アッパーピラートリム13aの後側第2突出部45が車内側から当接して該フランジ部71と共に車内外方向からシール材75によって挟持され、アッパーピラートリム13aの延出部29の車体前後方向両端がBピラー部3に固定されている。したがって、ロアーピラートリム13bのアッパーピラートリム13aとの重合箇所を車内側から押した場合等のアッパーピラートリム13aのぐらつきが低減される。またこの状態で、前側第1突出部39、前側第2突出部41、後側第1突出部43、及び後側第2突出部45がロアーピラートリム13bにより車内側から覆われるので、車内側からの見栄えを向上できる。
したがって、本実施形態1によれば、アッパーピラートリム13aに前側第1突出部39、前側第2突出部41、後側第1突出部43、及び後側第2突出部45を設けるだけで、延出部29の車体前後方向両端をBピラー部3に固定できるので、係止爪等で固定する場合に比べ、アッパーピラートリム13aの構成を簡素化でき、Bピラートリム13の製造コストを削減できる。
(実施形態2)
図10及び図11は、本発明の実施形態2に係る取付構造が適用されたBピラートリム13を示す。この実施形態2では、アッパーピラートリム13aの下側延出部37の車体後側端部に、係合片79が突設され、後側第1突出部43及び後側第2突出部45が設けられていない。上記係合片79の裏側(車内側)には凹部79aが形成されているとともに、該係合片79の周縁には貫通孔79bが形成されている。そして、アッパーピラートリム13aの車体後側端部では、フランジ部71だけがシール材75により挟持されている。
一方、Bピラー部3のインナーピラーパネル65には、係合孔81が上記アッパーピラートリム13aの係合片79に対応する箇所に形成され、該係合孔81周縁に上記係合片79が係合して固定されている。
本実施形態2では、図12に示すように、アッパーピラートリム13aの成形に用いられる第1型101の成形面101aに、上記係合片79の凹部79a及び貫通孔79bに対応する凸部101dが突設されている。一方、第2型103の成形面103aには、上記係合片79の車外側の面を成形する凹部103dが形成されている。
したがって、本実施形態2によれば、アッパーピラートリム13aの係合片79を上記第1型101の凸部101dと第2型103の凹部103dとを対応させることにより、スライド型を用いずに成形することができるので、成形型の型構造が簡素になる。
したがって、本実施形態2によれば、アッパーピラートリム13aの係合片79をBピラー部3の係合孔81周縁に係合させることによりアッパーピラートリム13aの下端部をBピラー部3に固定した状態で、ロアーピラートリム13bを取り付けるとともにアッパーピラートリム13aの前側第2突出部41とBピラー部3のフランジ部71とをシール材75に挟持させることができるので、ロアーピラートリム13b及びシール材75の取付け作業を容易にできる。
また、アッパーピラートリム13aの車内側の面に形成された凹部79aが、ロアーピラートリム13bにより車内側から覆われるので、車内側からの見栄えを向上できる。
なお、上記実施形態1,2では、Bピラートリム13に本発明を適用した例を示したが、本発明は、Cピラートリム15にも適用できる。
本発明は、アッパーピラートリムとロアーピラートリムとに上下に2分割された車両用ピラートリムのピラー部への取付構造として有用である。
3 Bピラー部(ピラー部)
13 Bピラートリム(ピラートリム)
13a アッパーピラートリム
13b ロアーピラートリム
19 アッパートリム本体
29 延出部
39 前側第1突出部(一端側第1突出部)
41 前側第2突出部(一端側第2突出部)
43 後側第1突出部(他端側第1突出部)
45 後側第2突出部(他端側第2突出部)
71 フランジ部
75 シール材
79 係合片
81 係合孔

Claims (3)

  1. アッパーピラートリム(13a)と、該アッパーピラートリム(13a)の下側に取り付けられるロアーピラートリム(13b)とからなるピラートリム(13)が車体のピラー部(3)を車内側から覆うように該ピラー部(3)に取り付けられた車両用ピラートリムの取付構造であって、
    上記ピラー部(3)の車体前後方向両端縁には、フランジ部(71)が車体前後方向に延設され、
    上記アッパーピラートリム(13a)は、車体上下方向に延びる断面略コ字状のアッパートリム本体(19)と、該アッパートリム本体(19)の下端縁から下方に延びる板状延出部(29)とを備え、
    上記延出部(29)の車体前後方向一端には、一端側第1突出部(39)が車外側に向けて突設され、該一端側第1突出部(39)の突出端には、一端側第2突出部(41)が反他端方向に突設され、
    上記延出部(29)の車体前後方向他端には、固定部(43,45,79)が設けられ、
    上記ピラートリム(13)をピラー部(3)に取り付けた状態で、上記ロアーピラートリム(13b)の上端部が上記アッパーピラートリム(13a)の延出部(29)に車内側から重合するとともに、上記アッパーピラートリム(13a)の一端側第2突出部(41)が上記ピラー部(3)の上記一端側のフランジ部(71)に車内側から当接して該フランジ部(71)と共に車内外方向からシール材(75)によって挟持され、かつ上記固定部(43,45,79)がピラー部(3)に固定されていることを特徴とする車両用ピラートリムの取付構造。
  2. 請求項1に記載の車両用ピラートリムの取付構造において、
    上記固定部(43,45,79)は、上記延出部(29)の車体前後方向他端に車外側に向けて突設された他端側第1突出部(43)と、該他端側第1突出部(43)の突出端に反一端方向に突設された他端側第2突出部(45)とからなり、
    上記ピラートリム(13)をピラー部(3)に取り付けた状態で、上記他端側第2突出部(45)が上記ピラー部(3)の上記他端側のフランジ部(71)に車内側から当接して該フランジ部(71)と共に車内外方向からシール材(75)によって挟持されることによりピラー部(3)に固定されていることを特徴とする車両用ピラートリムの取付構造。
  3. 請求項1に記載の車両用ピラートリムの取付構造において、
    上記ピラー部(3)には、係合孔(81)が形成され、
    上記固定部(43,45,79)は、上記ピラートリム(13)をピラー部(3)に取り付けた状態で、上記ピラー部(3)の係合孔(81)周縁に係合して固定される係合片(79)であることを特徴とする車両用ピラートリムの取付構造。
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