JP5048640B2 - 内気排出ケース - Google Patents

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本発明は、作業機のキャビン内に設置される内気排出ケースに関するものである。
従来より、トラクタ等の作業機のキャビン内に設置するようにした内気排出ケースには、天壁と対向する一対の第1側壁と対向する一対の第2側壁とを備えると共に、下端部に内気排出口が設けられ、第1側壁に内気取入窓が設けられ、第1側壁の内気取入窓を内側から塞ぐように第1側壁の内面側にゴム板等により構成した閉塞板が設けられ、エアコン装置の外気導入運転によってキャビン内の内圧が上昇したときに、その内圧で閉塞板が内方に押し動かされて、内気取入窓が開き、キャビン内の空気を内気取入窓から導入して、内気排出口からキャビンの外部に送出するようにしたものがある(例えば特許文献1)。
また、上記内気排出ケースを改良した従来の内気排出ケース71として、図11に示すように、天壁72と対向する一対の第1側壁73と対向する一対の第2側壁74とを備えると共に、下端部に内気排出口75が設けられ、一対の第1側壁73は上方に行くに従って互いに大きく離間するように上方広がりに傾斜され、一対の第1側壁73に内気取入窓77が設けられ、各第1側壁73の内気取入窓77を内側から塞ぐように各第1側壁73の内面側にゴム板等により構成した閉塞板78が設けられ、この閉塞板78の上端部が第1側壁73の内面側の上端部に支持され、キャビン内の内気圧により押されて閉塞板78の下方側が第1側壁73の内面から内方に揺動することにより、内気取入窓77を開いてキャビン内の空気を内気取入窓77から導入して、内気排出口75からキャビンの外部に送出するようにしたものがある(公知文献としては存在しないが、出願人は、トラクタのキャビン内に設置する内気排出ケースに実際にこのような構成で実施していた)。この内気排出ケース71は、一対の第1側壁73を上方広がりに傾斜させることにより、高圧になったキャビン内の気圧が元に戻ったときに、閉塞板78の重量をうまく利用して閉塞板78で内気取入窓77を確実に塞ぐことができるようにしたものである。
そして、これら従来の内気排出ケースは、板金をプレス成形することにより形成していた。
特開2001−158221号公報
従って、従来の内気排出ケースは板金をプレス成形することにより形成されていたため、板金を所定形状に切断した後にプレス装置によってプレス成形する必要があり、製造が面倒で製造費が高く付いた。
そこで、内気排出ケースを合成樹脂により一体成形することによって、内気排出ケースを合成樹脂により製造容易でかつ安価に製造できるようにすることが考えられるが、この場合、単に天壁と対向する一対の第1側壁と対向する一対の第2側壁とを立体形状のままで合成樹脂により一体に成形する場合には、一対の第1側壁は上方に行くに従って互いに大きく離間するように上方広がりに傾斜されて天壁の両側縁に連結されているため、成形後に抜き型を成形品から抜き取ることができず、内気排出ケースを合成樹脂により一体成形することがことが実際上困難であった。
本発明は上記問題点に鑑み、キャビン内に設置される内気排出ケースを、合成樹脂により一体成形することによって、簡単かつ安上がりに製造して、キャビン内に簡単に設置することができるようにしたものである。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、作業機のキャビン内に設置される内気排出ケースであって、天壁と対向する一対の第1側壁と対向する一対の第2側壁とを備えると共に、下端部に内気排出口が設けられ、一対の第1側壁は上方に行くに従って互いに大きく離間するように上方広がりに傾斜され、一対の第1側壁に内気取入窓が設けられ、
各第1側壁の内気取入窓を内側から塞ぐように各第1側壁の内面側に閉塞板が設けられ、閉塞板の上端部が第1側壁の内面側の上端部に支持され、キャビン内の内気圧により押されて閉塞板の下方側が第1側壁の内面から内方に揺動することにより、内気取入窓を開いてキャビン内の空気を内気取入窓から導入して、内気排出口からキャビンの外部に送出するようにした内気排出ケースにおいて、
天壁と対向する一対の第1側壁と対向する一対の第2側壁とが展開した状態で合成樹脂により一体に成形され、一対の第1側壁は天壁の対向する外側縁から一対の第1連結屈曲部を介して天壁から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、一対の第2側壁は天壁の他の対向する外側縁から一対の第2連結屈曲部を介して天壁から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、天壁と対向する一対の第1側壁と対向する一対の第2側壁とが展開状態から立体形状に組み立て可能に構成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記閉塞板が可撓性乃至弾性を有するゴム板により構成され、第1側壁の内面側の上端部に支持ピンが一体に成形され、天壁に前記各支持ピンに対応して一対の押さえ片が一体に成形され、支持ピンに閉塞板の上端部を取付孔を介して外嵌保持した状態で、天壁に対して一対の第1側壁を垂下するように折り曲げて組合わせたときに、各一対の押さえ片で対応する支持ピンの両側の閉塞板の上端部を第1側壁に押さえ付けるように構成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、一対の第1側壁の両端部に、第2側壁の外端縁部を挟持する一対の挟持片が一体に成形され、天壁と対向する一対の第1側壁と対向する一対の第2側壁とが展開状態から立体形状に組み立てられたときに、一対の挟持片で第2側壁の外端縁部を挟持して組み立て状態を保持するように構成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記第1側壁の挟持片の下部と第2側壁の外端縁部の下部との一方に、係止孔が設けられ、他方に、係合突片が設けられ、前記一対の挟持片で第2側壁の外端縁部を挟持したときに、一対の挟持片から第2側壁の外端縁部が抜け脱しないように係止孔に係合突片が係脱自在に係合するように構成されている点にある。
本発明によれば、天壁と対向する一対の第1側壁と対向する一対の第2側壁とが展開した状態で合成樹脂により一体に成形され、一対の第1側壁は天壁の対向する外側縁から一対の第1連結屈曲部を介して天壁から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、一対の第2側壁は天壁の他の対向する外側縁から一対の第1連結屈曲部を介して天壁から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、天壁と対向する一対の第1側壁と対向する一対の第2側壁とが展開状態から立体形状に組み立て可能に構成されているので、内気排出ケースを合成樹脂により一体成形した際の型抜きを容易に行うことができて、キャビン内に設置される内気排出ケースを合成樹脂により簡単かつ安上がりに製造することができる。また、展開した状態で成形するので、内気排出ケースを成形するための型構造も簡単になるし、型サイズも小さくすることができ、この点からも内気排出ケースを安価に製造することができる。また、内気排出ケースをキャビン内に展開状態で入れた後に、キャビン内で内気排出ケースを立体形状に組み立てて設置することができ、内気排出ケースの設置作業も簡単になり、便利である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図9及び図10において、1はトラクタで、エンジン2、ミッションケース3等を連結して走行車体4が構成されている。トラクタ1は前輪6及び後輪7を有する2軸4輪駆動型であり、走行車体4の後部に運転席8及び操縦装置9を被うように左右後輪フェンダ10間にキャビン11が搭載されている。
キャビン11は、クッション材を介して走行車体4に着脱可能に搭載されており、走行車体4に対して固定のキャビン枠13と、このキャビン枠13上部に設けられた天井部材14と、左右後輪フェンダ10を連結しかつ運転席8を取り付ける部材及びフロアシート15とによって骨格が形成されている。
前記キャビン枠13は、左右一対の前後支柱17、18及び左右一対の中間支柱19を
備え、これらの上部・下部をそれぞれ上横部材21、上後部材22、下横部材23、下後部材24等で適宜連結している。左右の各中間支柱19には略全面がガラスで形成されたドア25が蝶番を介して縦軸回り回動自在に支持されていて、前支柱17と中間支柱19との間に形成された乗降口を開閉自在にしている。左右前支柱17間にはフロントガラスが、中間支柱19と後支柱18間にはサイドガラス27がそれぞれ設けられ、左右後支柱18間には開閉自在なリヤガラス28が設けられている。
前記天井部材14は、アウタルーフとインナルーフとを最中状に合わせてなり、その内部にエアコン装置30が配置され、キャビン11の内部に面するインナルーフには、エアコン装置30からのエアーをキャビン11内に吹き出すエアー吹き出し口が多数形成されている。
図10において、フロアシート15は、走行車体4の後上部の作業機昇降用油圧装置(図示せず)の上方を被う水平壁部31と、水平壁部31の後端から後方上がりに傾斜した傾斜壁部32とを有し、水平壁部31の上側に、支持具34を介して運転席8が支持され、支持具34の後側の水平壁部31に連通口36が形成され、連通口36に被さるように内気排出ケース37がフロアシート15に設置されている。
図1〜図5において、内気排出ケース37は、天壁39と対向する一対の第1側壁41と対向する一対の第2側壁42とを備え、下端部に内気排出口43が設けられている。
内気排出ケース37の天壁39は長方形板状に形成され、一対の第1側壁41は長方形板状に形成され、一対の第2側壁42は下側が小幅になった台形の板状に形成されている。一対の第1側壁41は上方に行くに従って互いに大きく離間するように上方広がりに傾斜され、一対の第1側壁41に内気取入窓44が設けられ、各第1側壁41の内気取入窓44を内側から塞ぐように各第1側壁41の内面側に閉塞板(ゴムフラップ)45が設けられ、閉塞板45の上端部が第1側壁41の内面側の上端部に支持されている。
一対の第2側壁42の下端部に一対の取付フランジ46が外側方に一体に突設され、取付フランジ46と第2側壁42の下端部とを連結する連結リブ50が取付フランジ46に対して一対ずつ一体に設けられている。取付フランジ46をキャビン11のフロアシート15の水平壁部31に、ボルト等の締結具47により締め付け固定することにより、水平壁部31の連通口36と内気排出ケース37の内気排出口43とが一致するように、内気排出ケース37が水平壁部31に設置固定されて、内気排出ケース37の一対の第1側壁41が前後に配置され、一対の第2側壁42が左右に配置されている。
そして、エアコン装置30の外気導入運転でキャビン11の内圧が上昇したときに、キャビン11の内圧で閉塞板45が前後方向内方に押し動かされて、閉塞板45の下方側が第1側壁41の内面から内方に揺動することにより、内気取入窓44を開いてキャビン11内の空気を内気取入窓44から導入して、内気排出口43及び連通口36からキャビン11の外部に送出するように構成されている。
図6に示すように、内気排出ケース37の天壁39と対向する一対の第1側壁41と対向する一対の第2側壁42とが展開した状態で合成樹脂により一体に成形され、一対の第1側壁41は天壁39の対向する外側縁から一対の第1連結屈曲部48を介して天壁39から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、一対の第2側壁42は天壁39の他の対向する外側縁から一対の第2連結屈曲部49を介して天壁39から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、天壁39と一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とが展開状態から立体形状に組み立て可能に構成されている。図8に示すように、第1連結屈曲部48は、天壁39及び第1側壁41よりも肉薄に形成されていて、天壁39と一対の第1側壁41とを屈曲可能に連結している。また、第2連結屈曲部49も、第1連結屈曲部48の場合と同様に、天壁39及び第2側壁42よりも肉薄に形成されていて、天壁39と一対の第2側壁42とを屈曲可能に連結している。
図4、図5及び図6に示すように、閉塞板45は可撓性乃至弾性を有するゴム板により天壁39、第1側壁41、第2側壁42とは別体に構成されている。閉塞板45の上端部に幅方向一対の取付片54が上方突出され、取付片54に取付孔53が形成されている。
図1〜図6において、一対の第1側壁41の内面側の上端部に支持ピン51が一体に成
形され、支持ピン51は各第1側壁41の上端部の両側端側に設けられている。天壁39に各支持ピン51に対応して一対の押さえ片52が一体に成形され、支持ピン51に閉塞板45の上端部(取付片54)を取付孔53を介して外嵌保持した状態で、天壁39に対して一対の第1側壁41を垂下するように折り曲げて組合わせたときに、各一対の押さえ片52で対応する支持ピン51両側の閉塞板45の上端部を第1側壁41に押さえ付けるように構成されている。
一対の第1側壁41の両側端部に、第2側壁42の外端縁部を挟持する一対の挟持片55、56(外挟持片55、内挟持片56)が一体に成形されると共に、内挟持片56の下端部同士を連結する補強リブ59が一体に成形されている。天壁39と一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とが展開状態から立体形状に組み立てられたときに(天壁39に対して一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とを垂下するように折り曲げて組合わせたときに)、対の外挟持片55と内挟持片56とで第2側壁42の外端縁部を挟持して組み立て状態を保持するように構成されている。また、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持することにより、一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とが互いに気密状態で組み合わされるようになっている。
図7にも示すように、第1側壁41の外挟持片55の下部に係止孔57が内外に貫通するように設けられ、第2側壁42の外端縁部の下部に前記係止孔57に対応する係合突片58が設けられており、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持したときに、一対の挟持片55、56から第2側壁42の外端縁部が抜け脱しないように係止孔57に係合突片58が係脱自在に係合するように構成されている。
前記実施の形態によれば、内気排出ケース37の天壁39と対向する一対の第1側壁41と対向する一対の第2側壁42とが展開した状態で合成樹脂により一体に成形されているので、内気排出ケース37を一体成形した際の型抜きを容易に行うことができ、キャビン11内に設置される内気排出ケース37を合成樹脂により簡単かつ安上がりに製造することができる。また、内気排出ケース37を成形するための型構造も簡単になるし、型サイズも小さくすることができ、この点からも内気排出ケース37を安価に製造することができる。
また、一対の第1側壁41は天壁39の対向する外側縁から一対の第1連結屈曲部48を介して天壁39から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、一対の第2側壁42は天壁39の他の対向する外側縁から一対の第2連結屈曲部49を介して天壁39から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出されているので、天壁39と一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とを一体成形した後に展開状態から立体形状に手作業等で簡単に組み立てることができる。
また、支持ピン51に閉塞板45の上端部を取付孔53を介して外嵌保持した状態で、天壁39に対して一対の第1側壁41を垂下するように折り曲げて組合わせたときに、各一対の押さえ片52で対応する支持ピン51の両側の閉塞板45の上端部を第1側壁41に押さえ付けることができ、閉塞板45を第1側壁41に取り付けるためのクリップ等を不要にすることができて、閉塞板45を一対の第1側壁41の内面側に簡単に組み入れることができ、閉塞板45の取付作業も簡単確実になすことができる。
即ち、従来では、内気排出ケース71の天壁72と一対の第1側壁73と一対の第2側壁74とが板金をプレス成形することにより形成されていたので、天壁72と一対の第1側壁73と一対の第2側壁74とをプレス成形により立体形状に組み立てた後に、閉塞板78を内気排出口75から狭い内気排出ケース71内に挿入し、支持ピン等により閉塞板78の上端部を一対の第1側壁73の上端部に固定する必要があり、閉塞板78の取付が非常に面倒であったが、本願の実施の形態の場合、上記の如く天壁72と一対の第1側壁73と一対の第2側壁74とを展開状態から立体形状に簡単に組み立てる際に、閉塞板78を簡単かつ確実に取り付けることができる。
また、天壁39と一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とを展開状態から立体形状に組み立てたときに、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持するため、一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とを簡単に互いに連結して、天壁39と一対
の第1側壁41と一対の第2側壁42とを立体形状に確実に保持することができ、便利である。また、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持することによって、一対の第1側壁41と一対の第2側壁42との端部同士をを広い範囲で面を合わせて、両者の気密性を高めることができるし、気密性確保のためのスポンジ等が不要で、一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とを連結固定する固定部材も不要になる。
また、天壁39と一対の第1側壁41と一対の第2側壁42とを展開状態から立体形状に組み立てたときに、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持して組み立て状態を保持すると同時に、係止孔57に係合突片58が係脱自在に係合して、一対の挟持片55、56から第2側壁42の外端縁部が抜け脱しないようになり、確実に天壁39と第1側壁41と第2側壁42とを立体形状に保持することができ、天壁39と第1側壁41と第2側壁42との組み立てを非常に簡単になし得ると同時に、立体形状の組み立て状態を強固に保持することができる。
なお、前記実施の形態では、第1側壁41の外挟持片55の下部に係止孔57が設けられ、第2側壁42の外端縁部の下部に前記係止孔57に対応する係合突片58が設けられているが、これに代え、第1側壁41の内挟持片56の下部に係止孔57を設け、第2側壁42の外端縁部の下部に前記係止孔57に対応する係合突片58を設け、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持したときに、一対の挟持片55、56から第2側壁42の外端縁部が抜け脱しないように係止孔57に係合突片58が係脱自在に係合するように構成してもよい。また、第2側壁42の外端縁部の下部に係止孔57を設け、第1側壁41の外挟持片55の下部又は内挟持片56の下部に前記係止孔57に対応する係合突片58を設け、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持したときに、一対の挟持片55、56から第2側壁42の外端縁部が抜け脱しないように係止孔57に係合突片58が係脱自在に係合するように構成してもよい。さらに、第1側壁41の外挟持片55の下部及び内挟持片56の下部に係止孔57をそれぞれ設け、第2側壁42の外端縁部の下部に各係止孔57に対応する係合突片58を設け、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持したときに、一対の挟持片55、56から第2側壁42の外端縁部が抜け脱しないように各係止孔57に係合突片58がそれぞれ係脱自在に係合するように構成してもよいし、また、第2側壁42の外端縁部の下部に係止孔57を設け、第1側壁41の外挟持片55の下部及び内挟持片56の下部に前記係止孔57に対応する係合突片58を設け、一対の挟持片55、56で第2側壁42の外端縁部を挟持したときに、一対の挟持片55、56から第2側壁42の外端縁部が抜け脱しないように係止孔57に各係合突片58が係脱自在に係合するように構成してもよい。
本発明の一実施形態を示す内気排出ケースの正面図である。 同内気排出ケースの側面図である。 同内気排出ケースの底面図である。 同図2のA線矢視図である。 同図3のB−B線断面図である。 同内気排出ケースの展開図である。 同図2のC−C線断面図である。 同図4のD−D線断面図である。 同トラクタ全体の側面図である。 同トラクタ後部の側面断面図である。 従来例を示す内気排出ケースの斜視図である。
符号の説明
1 トラクタ
11 キャビン
37 内気排出ケース
39 天壁
41 第1側壁
42 第2側壁
43 内気排出口
44 内気取入窓
45 閉塞板
48 第1連結屈曲部
49 第2連結屈曲部
51 支持ピン
52 押さえ片
53 取付孔
55 外挟持片
56 内挟持片
57 係止片
58 係合突片

Claims (4)

  1. 作業機のキャビン(11)内に設置される内気排出ケース(37)であって、天壁(39)と対向する一対の第1側壁(41)と対向する一対の第2側壁(42)とを備えると共に、下端部に内気排出口(43)が設けられ、一対の第1側壁(41)は上方に行くに従って互いに大きく離間するように上方広がりに傾斜され、一対の第1側壁(41)に内気取入窓(44)が設けられ、各第1側壁(41)の内気取入窓(44)を内側から塞ぐように各第1側壁(41)の内面側に閉塞板(45)が設けられ、閉塞板(45)の上端部が第1側壁(41)の内面側の上端部に支持され、キャビン(11)内の内気圧により押されて閉塞板(45)の下方側が第1側壁(41)の内面から内方に揺動することにより、内気取入窓(44)を開いてキャビン(11)内の空気を内気取入窓(44)から導入して、内気排出口(43)からキャビン(11)の外部に送出するようにした内気排出ケースにおいて、
    天壁(39)と対向する一対の第1側壁(41)と対向する一対の第2側壁(42)とが展開した状態で合成樹脂により一体に成形され、一対の第1側壁(41)は天壁(39)の対向する外側縁から一対の第1連結屈曲部(48)を介して天壁(39)から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、一対の第2側壁(42)は天壁(39)の他の対向する外側縁から一対の第2連結屈曲部(49)を介して天壁(39)から下方に垂下した状態に屈曲可能となるように延長突出され、天壁(39)と対向する一対の第1側壁(41)と対向する一対の第2側壁(42)とが展開状態から立体形状に組み立て可能に構成されていることを特徴とする内気排出ケース。
  2. 前記閉塞板(45)がゴム板により構成され、第1側壁(41)の内面側の上端部に支持ピン(51)が一体に成形され、天壁(39)に前記各支持ピン(51)に対応して一対の押さえ片(52)が一体に成形され、支持ピン(51)に閉塞板(45)の上端部を取付孔(53)を介して外嵌保持した状態で、天壁(39)に対して一対の第1側壁(41)を垂下するように折り曲げて組合わせたときに、各一対の押さえ片(52)で対応する支持ピン(51)の両側の閉塞板(45)の上端部を第1側壁(41)に押さえ付けるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内気排出ケース。
  3. 一対の第1側壁(41)の両端部に、第2側壁(42)の外端縁部を挟持する一対の挟持片(55、56)が一体に成形され、天壁(39)と対向する一対の第1側壁(41)と対向する一対の第2側壁(42)とが展開状態から立体形状に組み立てられたときに、一対の挟持片(55、56)で第2側壁(42)の外端縁部を挟持して組み立て状態を保持するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の内気排出ケース。
  4. 前記第1側壁(41)の挟持片の下部と第2側壁(42)の外端縁部の下部との一方に、係止孔(57)が設けられ、他方に、係合突片(58)が設けられ、前記一対の挟持片(55、56)で第2側壁(42)の外端縁部を挟持したときに、一対の挟持片(55、56)から第2側壁(42)の外端縁部が抜け脱しないように係止孔(57)に係合突片(58)が係脱自在に係合するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の内気排出ケース。
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