JP2013532946A - キャビネットの外形、特にスイッチギアキャビネットの外形及びキャビネット、特にスイッチギアキャビネット - Google Patents

Abstract

本発明は、キャビネットのキャビネット形状部、特にスイッチキャビネットのスイッチキャビネット形状部に関する。キャビネット形状部は、細長い金属製の中空形状部を有し、中空形状部は、周囲に沿って互いに接続された複数の壁部を有する。少なくともいくつかの壁部には１つまたは複数の開口部が形成されている。１つまたは複数の開口部は、キャビネット形状が設置された状態時にキャビネットの外面に面する壁部に形成されている。１つまたは複数の開口部の少なくとも一部は、少なくとも１つのプラスチックカバーによって覆われる。プラスチックカバーは、中空形状部に接続される。本発明は、少なくとも１つの水平方向に延びるキャビネット形状部を有するキャビネット、特に、スイッチキャビネットにも関するものである。

Description

本発明は、キャビネットセクション、特にスイッチキャビネットのスイッチキャビネットセクションに関する。

キャビネットセクションは、外周において隣接する複数の壁部を有する細長い中空セクションを備え、壁部の少なくとも一部に１つまたは複数の開口部が形成されている。さらに、本発明は、キャビネット、特にスイッチキャビネットに関する。キャビネットは、複数のキャビネットセクションから形成されたフレーム状のベース本体部を有し、キャビネットセクションは、キャビネットハウジング、特に、密閉式のキャビネットハウジングを形成するように、側壁及び／又は上部プレート及び／又はベースプレートによって互いに接続されており、キャビネットの前面側には、キャビネットドアが設けられ、キャビネットドアは、キャビネットドアの上方領域及び／又はキャビネットドアの下方領域において水平方向に延びる周囲シールによってキャビネットセクションに対してシールを施すように形成されている。

キャビネットセクションは、特に、スイッチキャビネットを形成するために用いられる。キャビネットセクションは、スイッチキャビネットに要求される剛性を確保するため、通常、完全に金属から形成される。さらに、キャビネットが完全に設置されたときに、蒸気、特に、水しぶきから保護すべく、外側に対するシールがなされるように、キャビネットセクションを設計しなければならない。キャビネットセクションの壁部は、周囲環境に対して外側に面しているため、所望のシールをもたらすべく、通常、開口部を有していない完全な面から形成される。他方、キャビネットの内側に面している壁部は、スイッチキャビネットのエレメントの締め付けを許容するため、通常は開口部を有している。

少なくとも外側に位置する壁部は、完全な面から形成されるため、製造コスト及びスイッチキャビネットセクションの重量が相対的に高くなる。これは、製造コストが材料費によって決定されるためである。

本発明の目的は、より安価に製造可能なキャビネットセクション、特にスイッチキャビネットセクション及びキャビネットを提供することである。

まず、キャビネットセクション関して、上記目的は、以下に記載する本発明により実現される。１つまたは複数の開口部は、キャビネットの外側に面する少なくとも１つの壁部に形成され、少なくともいくつかの開口部は、中空セクションに接続された少なくとも１つのプラスチックカバーによって覆われる。

本発明によれば、開口部は、設置状態において外側に面する壁部に形成される。したがって、材料削減、省コスト及び軽量化を実現するように要求されるシール効果を実現する必要がある。要求される密閉性は、プラスチックカバーによって実現する。本発明によるキャビネットセクションは、金属及びプラスチックから形成されるハイブリッドな構成となっており、２つの材料の組合せの利点が理想的な方法で利用される。特に、要求される剛性は、金属性のベース構造によって維持される。

本明細書においては、簡略化のため、「１つまたは複数の開口部」と表現する代わりに、「開口部」と単純な記載とする。しかし、発明がキャビネットの外側に面する壁部に１つの開口部だけが形成される実施例に及ぶ場合にはそのように明示する。

壁部に形成された開口部は、軽量化のための開口部をなしており、該開口部は、軽量化のための開口部を有していない中空セクションに対して中空セクションの軽量化を実現するのに十分な大きさを有しており、特に、少なくとも約４％、好ましくは８％以上の軽量化をもたらす。軽量化のための開口部は、壁部に形成されて配列されており、キャビネットセクションが設置された状態でプラスチックカバーを備えていない場合、キャビネットの内側スペースは、軽量化のための開口部を介して外側からアクセス可能である。蒸気は、このアクセス性によってキャビネットの内側のスペースへと入り込んでしまうが、この望ましくないアクセス性は、重量の増加を最小限に抑えた本発明によるプラスチックカバーによって防ぐことができる。

本発明のさらに有利な実施例によると、キャビネットセクションの設置された状態において、キャビネットの内側に面するように配設された壁部にはキャビネット内に配設されるエレメントのための締め具用の開口部が形成されている。締め具用の開口部は、軽量化のための開口部と連通しており、このため、蒸気は、外側に配された軽量化のための開口部及び内側に配された締め具用の開口部を通って、キャビネットの内側スペース内に入り込んでしまう。しかし、このような事態は、本発明によるプラスチックカバーによって防ぐことができる。

本発明のさらに有利な実施例によると、シール、特に水しぶきに対する密閉性をもたらすように、プラスチックカバーが中空セクションに接続される。この接続は、例えば、接着、クランプ締め（ｃｌａｍｐｉｎｇ）、発泡型接着（ｆｏａｍｉｎｇ）、プラグ接続又は掛け金式接続（ｌａｔｃｈｉｎｇ）によって行われる。プラスチックカバーは、例えば、中空セクションの対応する溝内に押しこまれる。

複数の開口部は、好ましくは、共通のプラスチックカバーにより覆われる。これにより、２つの部材を接合するための製造上の負担が減少する。

中空セクションの全長に亘って延びる少なくとも１つの開口部を設けるようにしてもよく、また、中空セクションの全長及び外周の少なくとも一方に複数の開口部を設けてもよい。中空セクション及びスイッチキャビネットの内側に対する保護をもたらすように、覆う必要のある外側に面する開口部が、プラスチックカバーに対応するように設けられていることが重要である。

本発明のさらに有利な実施例によると、プラスチックカバーは、開口部の領域において中空セクションの材料部分と接触する。したがって、直接的なカバー（覆い）とシール（密閉）が実現する。しかし、所望のシールを確保することができる場合には、開口部の領域において中空セクションの材料部分から離間するようにプラスチックカバーを配設してもよい。

本発明のさらに好ましい実施例によると、開口部は、互いに隣接する２つの壁部を超えて延びている。例えば、中空セクションは、互いに隣接する２つの壁部によって画定される実質的にＬ字型の断面を有する。したがって、開口部は、外側に開口した角度をなして互いに隣接する２つの壁部に形成され、例えば、この角度は、約９０°である。プラスチックカバーは、中空セクションの外側に開口した角度に対して挿入されるプラスチックブラケットとして形成され得る。プラスチックカバーは、互いに隣接する２つの壁部と同じ角度をなして互いに離間して配設された２つの脚部を有する。これにより、中空セクション及びプラスチックカバーの十分に密な接続が実現される。

本発明のさらに有利な実施例によると、２つの脚部の少なくとも一方には、ストリップ状のノーズ部が形成（例えば、成形）され、該ノーズは、脚部から傾斜して突出して、プラスチックブラケットの長手方向に延びている。ストリップ状のノーズ部は、水しぶきからの付加的な保護のため又は液体を導くチャネルとして形成され得る。

プラスチックカバーは、射出成形された部品として製造される。また、押し出し成形によってプラスチックカバーを製造してもよい。

本発明により形成されたキャビネット、特に、スイッチキャビネットは、水平方向に延びるキャビネットセクションの少なくとも１つが本発明により形成されたキャビネットセクションによって形成されることを特徴としている。

さらに有利な実施例については、従属クレームに記載する。

以下に記載する実施例及び図面を参照して本発明についてより詳細に説明する。以下、図面について簡単に説明する。

本発明により形成されたキャビネットセクションの中空セクションの斜視図。 図１による中空セクションを僅かに変更した形態を斜め下方から示した図。 図１の中空セクション及び本発明によるプラスチックカバーを有する本発明により形成されたキャビネットセクションを示す図。 図３によるキャビネットセクションの断面図。 修正したプラスチックカバーを有する本発明による他のキャビネットセクションの斜視図。 図５によるキャビネットセクションの断面図。 本発明による中空セクションの他の実施例を示す図。 図７による中空セクションを有する本発明によるキャビネットセクションの他の実施例を示す図。 図８によるキャビネットセクションの断面図。 本発明の他の実施例を示す図。 図１０によるキャビネットセクションの断面図。 本発明により形成されたスイッチキャビネットに亘る大幅に簡略化された長手方向セクションを示す図。 本発明により形成されたキャビネットの中空セクションを製造するための金属エレメントを示す図。 図１３に示す金属セクションから本発明によりに形成されたキャビネットセクションを製造する中間ステップを示す図。 本発明によりに形成されたキャビネットを製造するための本発明の他の実施例による中間ステップを示す図。

図１，２は、Ｌ字型で金属製の中空セクション１を示しており、中空セクションは、互いに隣接して周囲を囲む複数の壁部２〜７を有する。壁部２〜７は、実質的に平面状にそれぞれ形成されており、最終的に中空セクション１のＬ字型の断面を構成するように互いに対して角度付けられている。

壁部３，４，６，７には開口部８，９が形成され、開口部８は、壁部６，７に位置し、キャビネットセクションの設置状態においてキャビネットの内側に面している。他方、開口部９は、壁部３，４に位置し、キャビネットセクションの設置状態においてキャビネットの外側に面している。これについては、図１２を参照して後述する。

壁部３，４は、外方に向かって開口した角度αをなして実質的に互いに直交している。

壁部３，４は、外側に設けられた長手方向エッジに沿って長手方向に延びる突起部１０，１１を有する。これにより、突起部１０と接合線２０との間又は突起部１１と接合線２０との間に位置する壁部３，４の領域は、突起部１０，１１から後退しており、プラスチックカバーを受けるレシーバ（受け部）１６，１７を形成する。

プラスチックカバー１３は、プラスチックブラケットとして形成され、かつ脚部１４，１５を有する。脚部１４，１５は、図３の角度αに対して挿入されて、壁部３，４に対して配設される。プラスチックカバー１３は、開口部９を完全に覆い、これにより、プラスチックカバー１３は、開口部９に対する中空セクション１用のシールを形成する。前述のように、壁部３，４は、キャビネットセクションの設置状態において外側に面しているため、設置状態において中空セクション１は外側にシールが施され、例えば、水しぶきなどから保護される。

図４に、壁部３，４におけるプラスチックカバー１３の構造をより詳細に図示する。図４から分かるように、プラスチックカバー１３の脚部１４，１５は、レシーバ１６，１７に沿って配され、突起部１０，１１と実質的に同一平面上に位置している。

図５，６に示す実施例は、プラスチックカバー１３が脚部１５にストリップ状のノーズ部１８をさらに有する点において、図１〜４による実施例と異なっている。このノーズ部１８は、プラスチックカバー１３と一体的に形成されている。ストリップ状のノーズ部１８は、例えば、キャビネットセクションが設置されたときに、例えば、スイッチキャビネット（図１２を参照して後述する）において、液体用の排水路として機能する。

図５及び図６の断面図から分かるように、ストリップ状のノーズ部１８は、脚部１５から傾斜して突出し、プラスチックカバー１３の全長に亘って延びている。

また、図５，６の実施例において、プラスチックカバー１３により覆われ、シールされている開口部９は、プラスチックカバー１３の下方に位置している。

図７〜９に示す実施例は、以下の点において前述の実施例と異なる。図７〜９に示す実施例では、壁部３，４には互いに離間した複数の開口部９が形成されておらず、中空セクション１の全長に亘って延びる壁部３，４の材料領域が除去されており、したがって、中空セクション１の全長に亘って延びる大きな単一の開口部１９が突起部１０，１１間に形成されている。壁部３，４は、基礎部分を残すのみであり、接合線２０において互いに直接には接合されていないが、壁部３，４の残部は、図９に示すように、角度αを包含している。

図８，９によると、プラスチックカバー１３の脚部１４，１５の自由端が壁部３，４の残部に接合（例えば、接着）され、開口部１９は、プラスチックカバー１３により完全に覆われている。これにより、本実施例では、設置された状態で中空セクション１の外側にシールが施される。

図１０，１１に示す実施例では、中空セクション１は、図２に示す中空セクションと同一である。前述の実施例の変更形態として、プラスチックカバー２１は、プラスチックブラケットとして形成されているが、壁部３，４間の角度αに挿入されず、プラスチックカバー２１の脚部２２，２３は、中空セクション１の壁部２，５と接触している。図１０，１１から分かるように、同一平面上の移行を維持するため、外側エッジの側において壁部２，５の端部に突起部２４，２５が形成され、プラスチックカバー２１の脚部２２，２３は、上方側において、同一平面上に位置するように突起部２４，２５と接する。

図７〜図１１に示す実施例において、プラスチックカバー１３，２１は、図５，６に示したようなストリップ状のノーズ部１８を含んでいてもよい。

図１２は、複数のキャビネットセクション２７（例えば、互いにねじ留め又は溶接されている）及びキャビネットセクション２８を含むベース本体部を有するスイッチキャビネット２６を示している。キャビネットセクション２７，２８は、上部プレート２９、ベースプレート３０及び側壁（図示せず）によって互いに接続されて、強固なキャビネットハウジングを形成している。

キャビネットドア３１（閉状態を示す）は、図１２の左側に示すように、スイッチキャビネット２６の正面側に配される。キャビネットドア３１の内側には周囲セクション３２が設けられ、キャビネットドア３１をシールするように、キャビネットドア３１の内側に周囲シール３３が配される。

壁部５がキャビネットセクション２８のシール面を形成し、シール３３は、シールをもたらすように、キャビネットスイッチ３６の上部及び下部領域において、キャビネットセクション２８の壁部５と接触する。

図１２から分かるように、壁部６，７がスイッチキャビネット２６の内側に面し、壁部２，３，４，５が外側に面するように、キャビネットセクション２８が配設される。上方に配されたキャビネットセクション２８における上方に面する壁部２は、上部プレート２９によって覆われており、したがって、例えば、外側からの蒸気などから保護される。他方、キャビネットドア３１が開いている場合には、壁部３，４は、外側から入り込む雨などの蒸気に曝される。キャビネットドア３１が閉じている場合でも、蒸気は、キャビネットドア３１の上方エッジと上部プレート２９との間にあるギャップ３４を通ってキャビネットセクション２８の壁部３，４へと入り込む。材料を減少させるべく壁部３，４に開口部９又は開口部１９が配されているため、開口部９，１９にシールを施すため、キャビネットセクション２８にはプラスチックカバー１３が配され、これにより、スイッチキャビネット２６の内側への蒸気の侵入を確実に防ぐことができる。

さらに、キャビネットセクション２８において、傾斜して延在するストリップ状のノーズ部１８は、排水路のように作用してギャップ３４を通る蒸気を導き、これにより、シール３３の負担が軽減され、シール３３の領域に蒸気が集まらないようになる。蒸気の横方向の流れを許容するべく、ストリップ状のノーズ部１８が水平面に対してわずかに傾斜していることが望ましい。

下方キャビネットセクション２８に設けられたストリップ状のノーズ部１８によって、さらに水しぶきからの保護が図られ、例えば、地面を打つ雨などの水しぶきから、キャビネットドア３１の下方エッジと下方キャビネットセクション２８との間にあるギャップ３５が確実に保護される。

中空セクション１における開口部９，１９は、スタンピング（打ち抜き）により所定の形状を有するように形成される。しかし、図１３〜図１５を参照して以下に簡単に説明するように、材料を無駄にすることなく開口部を形成するようにしてもよい。

図１３は、メタルシート３６を示す。メタルシート３６は、メタルシート３６を２つの長手方向のセクション３８，３９に分割する屈曲切断部（切り口部）３７を有する。２つの長手方向のセクション３８，３９は、図１４において矢印４０，４１で示すように、互いに離間するように移動する。第１の実施例では、長手方向のセクション３８，３９は、図１４に示す位置に至るまで移動する。この位置において、エッジ４２は、長手方向のセクション３８，３９の長手方向部分に対して横断方向に延在して互いに接触しており、長手方向のセクション３８，３９は、エッジ４２に沿って、例えば、溶接によって互いに接続される。

別の実施例では、長手方向のセクション３８，３９は、完全に引き離される。すなわち、長手方向のセクション３８，３９は、もはや長手方向に延びるアンダーカットを形成していない。その後、長手方向のセクション３８，３９は、矢印４３，４４に示す方向へと、図１５に示す位置に至るまで互いに対して移動する。この状態において、互いに接触する長手方向のエッジ４５は、例えば、溶接によって互いに接続される。

双方の実施例では、このように、材料を無駄にすることなく開口部９を形成することができる。

このように、互いに接続される長手方向のセクション３８，３９は、所望の中空セクション１を形成するように成形される。

対応するキャビネット（特に、スイッチキャビネット）の製造に用いられる例示的なキャビネットセクション（特に、スイッチキャビネットセクション）を参照して本発明について説明してきた。本発明により形成されるセクションは、例えば、陳列用冷蔵庫など、蒸気に対する高い剛性及び高密閉性が要求される場合に用いることができる。要求される剛性は、金属からなる領域によって実現され、要求される密閉性は、金属の量を減少させたプラスチックカバーによって実現されるため、異なる材料を有するセクションの実施例における上記の２つの機能を共有することにより、理想的な費用上の利益がもたらされる。

１ 中空部
２ 壁部
３ 壁部
４ 壁部
５ 壁部
６ 壁部
７ 壁部
８ 開口
９ 開口
１０ 突起部
１１ 突起部
１３ プラスチックカバー
１４ 脚部
１５ 脚部
１６ レシーバ
１７ レシーバ
１８ ストリップ状のノーズ部
１９ 開口
２０ 接合線
２１ プラスチックカバー
２２ 脚部
２３ 脚部
２４ 突起部
２５ 突起部
２６ スイッチキャビネット
２７ キャビネットセクション
２８ キャビネットセクション
２９ 上部プレート
３０ ベースプレート
３１ キャビネットドア
３２ セクション
３３ シール
３４ ギャップ
３５ ギャップ
３６ メタルシート
３７ 屈曲切断部
３８ 長手方向のセクション
３９ 長手方向のセクション
４０ 矢印
４１ 矢印
４２ エッジ
４３ 矢印
４４ 矢印
４５ 長手方向のエッジ
α 角度

Claims (20)

1. キャビネットのキャビネットセクション、特に、スイッチキャビネット（２６）のスイッチキャビネットセクションであって、
   外周において隣接する複数の壁部（２〜７）を有する細長い中空セクション（１）を備え、壁部（３，４，６，７）の少なくとも一部に１つまたは複数の開口部（８，９，１８）が形成されており、
   １つまたは複数の開口部（８，９，１８）は、キャビネットセクション（２８）の設置状態においてキャビネット（２６）の外側に面する少なくとも１つの壁部（３，４）に形成され、少なくともいくつかの開口部（９，１９）は、中空セクション（１）に接続された少なくとも１つのプラスチックカバー（１３，２１）によって覆われることを特徴とするキャビネットセクション。
2. 壁部（３，４）に形成された開口部（９，１９）は、軽量化のための開口部をなしており、該開口部は、軽量化のための開口部を有していない中空セクションに対して中空セクション（１）の軽量化を実現するのに十分な大きさを有しており、少なくとも約４％、好ましくは８％以上の軽量化をもたらすことを特徴とする請求項１に記載のキャビネットセクション。
3. 軽量化のための開口部（９，１９）は、壁部（３，４）に形成されて配列されており、キャビネットセクション（２８）が設置された状態でプラスチックカバー（１３）を備えていない場合にキャビネット（２６）の内側スペースは、軽量化のための開口部（９，１９）を介して外側からアクセス可能であることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のキャビネットセクション。
4. 壁部（６，７）は、キャビネットセクション（２８）の設置された状態においてキャビネット（２６）の内側に面するように配設され、壁部（６，７）にはキャビネット（２６）内に配設されるエレメントのための締め具用の開口部（８）が形成されていることを特徴とする請求項２又は請求項３に記載のキャビネットセクション。
5. 締め具用の開口部（８）は、軽量化のための開口部（９，１９）と連通することを特徴とする請求項４に記載のキャビネットセクション。
6. プラスチックカバー（１３，２１）は、シール、特に、水しぶきに対する密閉性をもたらすように中空セクション（１）に接続されることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載のキャビネットセクション。
7. プラスチックカバー（１３，２１）の接続は、中空セクション（１）に対して、接着、クランプ締め、発泡型接着、プラグ接続又は掛け金式接続によってなされることを特徴とする請求項請求項１〜６のいずれかに記載のキャビネットセクション。
8. 複数の開口部（９）は、共通のプラスチックカバー（１３）によって覆われることを特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載のキャビネットセクション。
9. 少なくとも１つの開口部（１９）は、中空セクション（１）の全長に亘って延びることを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載のキャビネットセクション。
10. 複数の開口部（９）は、中空セクション（１）の全長及び中空セクション（１）の外周の少なくとも一方に配設されていることを特徴とする請求項１〜９のいずれかに記載のキャビネットセクション。
11. プラスチックカバー（１３）は、開口部（９，１９）の領域において中空セクション（１）の材料部分と接触することを特徴とする請求項１〜１０のいずれかに記載のキャビネットセクション。
12. プラスチックカバー（２１）は、開口部（９，１９）の領域において中空セクション（１）の材料部分から離間していることを特徴とする請求項請求項１〜１０のいずれかに記載のキャビネットセクション。
13. 開口部（９，１９）は、互いに隣接する２つの壁部（３，４）を超えて延びることを特徴とする請求項１〜１２のいずれかに記載のキャビネットセクション。
14. 中空セクション（１）は、実質的にＬ字型の断面を有することを特徴とする請求項１〜１３のいずれかに記載のキャビネットセクション。
15. 開口部（９，１９）は、外側に開口した角度（α）をなして互いに隣接する２つの壁部（３，４）に形成され、特に、角度（α）は、約９０°であることを特徴とする請求項１〜１４のいずれかに記載のキャビネットセクション。
16. プラスチックカバー（１３）は、中空セクション（１）の外側に開口した角度（α）に対して挿入されるプラスチックブラケットとして形成されることを特徴とする請求項１５に記載のキャビネットセクション。
17. プラスチックカバー（１３）は、互いに隣接する２つの壁部（３，４）と同じ角度（α）をなして互いに離間して配設された２つの脚部（１４，１５）を有することを特徴とする請求項１６に記載のキャビネットセクション。
18. ２つの脚部（１４，１５）の少なくとも一方にノーズ（１８）が形成、特に、成形され、ノーズ（１８）は、特に、ストリップ状のノーズ部であり、脚部から傾斜して突出して、プラスチックブラケットの長手方向に延びていることを特徴とする請求項１７に記載のキャビネットセクション。
19. プラスチックカバー（１３，２１）は、射出成形された部品として、又は押し出し成形によって形成されることを特徴とする請求項１〜１８のいずれかに記載のキャビネットセクション。
20. キャビネット、特に、スイッチキャビネット（２６）であって、複数のキャビネットセクション（２７，２８）から形成されたフレーム状のベース本体部を有し、
    キャビネットセクション（２７，２８）は、キャビネットハウジング、特に、密閉式キャビネットハウジングを形成するように、側壁及び／又は上部プレート（２９）及び／又はベースプレート（３０）によって互いに接続されており、
    キャビネット（２６）の前面側にはキャビネットドア（３１）が設けられ、キャビネットドア（３１）は、キャビネットドア（３１）の上方領域及び／又はキャビネットドア（３１）の下方領域において水平方向に延びる周囲シール（３３）によってキャビネットセクション（２８）に対してシールされ得るように形成され、
    水平方向に延びるキャビネットセクション（２８）の少なくとも１つは、請求項１〜１９のいずれかに記載されたように形成されたものであることを特徴とするキャビネット。

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