JP2009078665A - ドアウエザストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセスドアにおいて、高圧水に対するシール性の良い自動車用ドアウエザストリップを提供する。
【解決手段】アクセスドアを有する自動車のフロントドアウエザストリップ10とリヤドアウエザストリッ50プにおいて、フロントドアウエザストリップは、フロント取付基部20と、フロント中空シール部30と、フロントシールリップ部40を有し、リヤドアウエザストリップは、リヤ取付基部60と、リヤ中空シール部70と、リヤシールリップ部80を有する。フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、フロントシールリップ部40とリヤシールリップ部80は車体開口部周縁に当接するとともに、フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部11の後端と、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部51の先端とが重なり合うドアウエザストリップである。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の観音扉状に開閉するドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のドアウエザストリップに関するものである。
自動車のドア101と車体開口部周縁6との間のシールは、図10に示すように、ドア101の外周部に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁のフランジに取付けられるオープニングウエザストリップ(図示せず)によりなされる。なお、ドア101はドア本体とドアフレーム102から構成される。また、ドアガラスとドアフレーム102との間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネルに取付けられるガラスラン(図示せず)によってなされる。
ドア101のドアフレーム2の上辺の外周部に取付けられたドアウエザストリップ110は、図10に示すように、取付基部120と、その上面に一体に形成された中空シール部130及びサブシール部140から構成される。取付基部120は、ドアフレーム2の外周部に設けられたリテーナー104に嵌め込まれてドアフレーム102に固定される。
そして、ドア閉時にサブシール部140が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接し、または、車体開口部周縁6の車外側の下面に当接し、ドアフレーム2の外周部と車体開口部周縁6の車外側との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部130は、車体開口部周縁6のサブシール部140が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア101と車体開口部周縁6との間をシールしている。
そして、図10に示すように、洗車等における高圧水が矢印Aの方向から浸入した場合でも、サブシール部140がその進入を防止して、さらに中空シール部130がシール性を確実にしている。また、サブシール部140の変形を防止するために、中空シール部130にストッパー131を設けている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この形状は、ドア101の上辺部や縦辺部では可能であるが、ドア101の底辺部分ではドアウエザストリップ110への取付位置の関係で困難であった。
また、図11に示すように、車体の車体開口部周縁206に突起部207を設けて、ドアフレーム202の若干奥にドアウエザストリップ210を取付けるものがある(例えば、特許文献2参照。)。この場合は、洗車等における高圧水が矢印Bの方向から浸入しても、突起部207に当たり、勢いを弱めて矢印Cの方向へ流れる。そのため、ドアウエザストリップ210は、中空シール部230のみで、サブシール部140がなくともシール性を確保することができる。
しかしながら、図11の場合には、ドアフレーム202と車体開口部周縁206との間に突起部207を設けるためのスペースが必要となり、車体の底辺部分では、ロッカーパネルの部分の図11におけるH方向の寸法が短く、突起部207を設けることが困難であった。
また、観音扉状に開閉するドアのような場合には、フロントドアウエザストリップとリヤドアウエザストリップの合わせ部分で、充分なシール性が得られなかった。
特開平11−334383号公報 特開2002−234345号公報
このため、本発明は、観音扉状に開閉するドアにおいて、高圧水に対するシール性の良い自動車用ドアウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のフロントドアと車体開口部周縁との間をシールし、フロントドアの外周部下辺に取付けられるフロントドアウエザストリップと、リヤドアと車体開口部周縁との間をシールし、リヤドアの外周部下辺に取付けられるリヤドアウエザストリップとを有するドアウエザストリップにおいて、
フロントドアウエザストリップは、フロントドアに取付けられるフロント取付基部と、車体開口部周縁に当接しシールするフロント中空シール部と、フロント中空シール部よりも車外側でフロント取付基部又はフロント中空シール部から延設されるフロントシールリップ部を有し、
リヤドアウエザストリップは、リヤドアに取付けられるリヤ取付基部と、車体開口部周縁に当接しシールするリヤ中空シール部と、リヤ中空シール部よりも車外側でリヤ取付基部又はリヤ中空シール部から延設されるリヤシールリップ部を有し、
フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、フロントシールリップ部とリヤシールリップ部は車体の車体開口部周縁に当接するとともに、フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部の後端と、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の先端とが重なり合うことを特徴とするドアウエザストリップである。
請求項1の本発明では、観音扉状に開閉するドアにおけるフロントドアの外周部下辺のフロントドアウエザストリップは、フロントドアに取付けられるフロント取付基部と、車体開口部周縁に当接しシールするフロント中空シール部と、フロント中空シール部よりも車外側でフロント取付基部又はフロント中空シール部から延設されるフロントシールリップ部を有している。
このため、観音扉状に開閉するドアにおけるフロントドアの外周部下辺のフロントドアウエザストリップのフロント取付基部によりフロントドア外周に確実に取付けられ、フロント中空シール部が所定の位置に保持され、フロントドアの閉時にフロント中空シール部が車体開口部周縁に当接して、フロントドアの外周部と車体開口部周縁との間をシールすることができる。さらに、フロントシールリップ部によりフロント中空シール部とあわせて2重のシールをすることができ、シール性を向上することができる。
観音扉状に開閉するドアにおけるリヤドアの外周部下辺のリヤドアウエザストリップは、リヤドアに取付けられるリヤ取付基部と、車体開口部周縁に当接しシールするリヤ中空シール部と、リヤ中空シール部よりも車外側でリヤ取付基部又はリヤ中空シール部から延設されるリヤシールリップ部を有している。
このため、観音扉状に開閉するドアにおけるフロントドアの外周部下辺のフロントドアウエザストリップのリヤ取付基部によりリヤドア外周に確実に取付けられ、リヤ中空シール部が所定の位置に保持され、リヤドアの閉時にリヤ中空シール部が車体開口部周縁に当接して、リヤドアの外周部と車体開口部周縁との間をシールすることができる。さらに、リヤシールリップ部によりリヤ中空シール部とあわせて2重のシールをすることができ、シール性を向上することができる。
フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、フロントシールリップ部とリヤシールリップ部は車体の車体開口部周縁に当接する。このため、フロントシールリップ部とリヤシールリップ部によりフロントドアとリヤドアの外周部下辺から高圧水等が浸入することを防止できる。
フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部の後端と、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の先端とが重なり合う。このため、観音扉状に開閉するドアにおけるフロントドアの後端下辺とリヤドアの先端下辺の重なり合う部分の隙間をフロントドアウエザストリップとリヤドアウエザストリップの重なり合う部分が塞いで、シール性を確保することができる。
請求項2の本発明は、フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部のフロントシールリップ部の後端と、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部のリヤシールリップ部の先端とが重なり合うドアウエザストリップである。
請求項2の本発明では、フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部のフロントシールリップ部の後端と、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部のリヤシールリップ部の先端とが重なり合う。このため、観音扉状に開閉するドアにおけるフロントドアの後端下辺とリヤドアの先端下辺の重なり合う部分において、車体開口部周縁のロッカーパネルに対してフロントシールリップ部とリヤシールリップ部が密着して、車体開口部周縁との隙間をなくし、車体の下辺部から高圧水等の浸入を防止することができる。
請求項3の本発明は、フロントシールリップ部とリヤシールリップ部は、車外側が凹んだ湾曲状に形成されたドアウエザストリップである。
請求項3の本発明では、フロントシールリップ部とリヤシールリップ部は、車外側が凹んだ湾曲状に形成されたため、車外側から浸入する高圧水等の勢いを緩和するとともに、高圧水等の圧力により、フロントシールリップ部とリヤシールリップ部がより一層車体開口部周縁に圧接されるため、シール性を確保することができる。
請求項4の本発明は、フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部のフロント中空シール部の後端が、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の先端のリヤシールリップ部に当接するドアウエザストリップである。
請求項4の本発明では、フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部のフロント中空シール部の後端が、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の先端のリヤシールリップ部に当接する。このため、フロントドアとリヤドアが閉じられたとき、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の先端のリヤシールリップ部をフロント中空シール部の後端が車体開口部周縁に押圧して、シール性を確保することができる。
請求項5の本発明は、フロントドアウエザストリップは、フロントドアの外周の全周に取付けられ、フロントドアウエザストリップのコーナー部以外が押出成形され、ロアリヤ側コーナー部を含むコーナー部は型成形され、押出成形部が型成形により接続され、リヤドアウエザストリップは、リヤドアの外周に取付けられ、リヤドアウエザストリップのコーナー部以外が押出成形され、ロアフロント側コーナー部を含むコーナー部は型成形され、押出成形部が型成形により接続されたドアウエザストリップである。
請求項5の本発明では、フロントドアウエザストリップは、フロントドアの外周の全周に取付けられ、フロントドアウエザストリップのコーナー部以外が押出成形され、ロアリヤ側コーナー部を含むコーナー部は型成形され、押出成形部が型成形により接続されている。このため、フロントドアの形状に沿って、直線部分も、コーナー部もあわせて全周に亘りシール性を確保することができる。
リヤドアウエザストリップは、リヤドアの外周に取付けられ、リヤドアウエザストリップのコーナー部以外が押出成形され、ロアフロント側コーナー部を含むコーナー部は型成形され、押出成形部が型成形により接続されている。このため、リヤドアの形状に沿って、直線部分も、コーナー部もあわせてシール性を確保することができる。
フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、フロントシールリップ部とリヤシールリップ部は車体の車体開口部周縁に当接し、フロントシールリップ部とリヤシールリップ部によりフロントドアとリヤの外周部下辺から高圧水等が浸入することを防止できる。
フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部の後端と、リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の先端とが重なり合うため、観音扉状に開閉するドアにおけるフロントドアの後端下辺とリヤドアの先端下辺の重なり合う部分の隙間を塞いで、シール性を確保することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図9に基づき説明する。
図1は、観音扉状に開閉するドアのフロントドア1とリヤドア3が閉ったときにフロントドアウエザストリップ10のロアリヤ側コーナー部11とリヤドアウエザストリップ50のロアフロント側コーナー部51が重なり合った正面図である。図2は、フロントドアウエザストリップ10のロアリヤ側コーナー部11の正面図であり、図3は、リヤドアウエザストリップ50のロアフロント側コーナー部51の正面図である。図4は、フロントドアウエザストリップ10の全体の正面図であり、図5は、リヤドアウエザストリップ50の全体の正面図である。図6〜図9は、図1におけるそれぞれA−A線〜D−D線に沿った部分の断面図である。
観音扉状に開閉するドアタイプの自動車において、フロントドア1に取付けられるフロントドアウエザストリップ10は、図4に示すように環状に形成され、フロントドア1の外周に取付けられる。フロントドアウエザストリップ10は、直線部12は押出成形により長尺に成形され、ドアフレームのコーナー部に対応する下辺リヤ側のコーナー部に取付けられるロアリヤ側コーナー部11と、上辺のアッパーフロント側コーナー部13と、上辺のアッパーリヤ側コーナー部14は、型成型により形成されている。この型成形により直線部12を接続して、フロントドアウエザストリップ10を環状に形成している。
上記と同様に、観音扉状に開閉するドアタイプの自動車において、リヤドア3に取付けられるリヤドアウエザストリップ50は、図5に示すように円弧状に形成され、リヤドアの外周に取付けられる。リヤドアウエザストリップ50は、直線部52は押出成形により長尺に成形され、ドアフレームのコーナー部に対応する下辺フロント側のコーナー部に取付けられるロアフロント側コーナー部51と、上辺のアッパーリヤ側コーナー部53と、上辺のアッパーリヤ側コーナー部54は、型成型により形成されている。この型成形により、直線部52を接続して、リヤドアウエザストリップ50を円弧状に形成している。
フロントドアウエザストリップ10の直線部12では、図2に示すように、ドアフレーム2に取付けられるフロント取付基部20と車体開口部周縁6に当接するフロント中空シール部30から形成され、ロアリヤ側コーナー部11では、図9に示すように、フロント取付基部20とフロント中空シール部30に加えて、フロント中空シール部30よりも車外側にフロントシールリップ部40が形成されている。
リヤドアウエザストリップ50の直線部52では、図3に示すように、ドアフレーム2に取付けられるリヤ取付基部60と車体開口部周縁6に当接するリヤ中空シール部70から形成され、ロアフロント側コーナー部51では、図6に示すように、リヤ取付基部60とリヤ中空シール部70に加えて、リヤ中空シール部70よりも車外側にリヤシールリップ部80が形成されている。
観音扉状に開閉するドアのフロントドア1とリヤドア3が閉ると、図1に示すように、フロントドアウエザストリップ10のロアリヤ側コーナー部11とリヤドアウエザストリップ50のロアフロント側コーナー部51が重なり合うこととなる。このため、観音扉状に開閉するドアにおけるフロントドアの後端下辺とリヤドアの先端下辺の重なり合う部分の車体開口部周縁6との隙間を塞いで、シール性を確保することができる。その重なった状態を図6〜図9の断面図で示す。
図6は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。図6に示す部分は、リヤドアウエザストリップ50のロアフロント側コーナー部51における直線部52側に近い部分の断面図であり、フロントドアウエザストリップ10の後端下辺とは、重なり合ってはいない。
図6の部分においては、リヤ取付基部60は、底壁64の中央部に中子取出孔61を有し、中心には、取付基部中空部62が形成され、両側部には取付基部側壁63、63が形成されている。中子取出孔61から取付基部中空部62と後述するシール部中空部72を形成するための中子が型成形後に取出される。リヤ取付基部60は、その底壁64と車外側の取付基部側壁63がリヤドア3に両面接着テープやクリップで取付けられている。
リヤ中空シール部70は、楕円形の中空シール壁71と、内部にシール部中空部72を有している。取付基部中空部62とシール部中空部72は連通している。取付基部側壁63、63の先端と中空シール壁71の先端は連続している。車外側の取付基部側壁63と中空シール壁71の連続する部分から、リヤシールリップ部80が延設されている。
リヤシールリップ部80は、リヤドア3を閉じると、先端部81が車体の車体開口部周縁6に当接する。リヤシールリップ部80は、車外側が凹んだ湾曲状に形成されている。このため、リヤドア3を閉じると、先端部81が車外側に向けてたわみ、リヤシールリップ部80は車体開口部周縁6に確実に当接する。
洗車時に、図6のX方向から高圧水が侵入すると、矢印Xで示すように、リヤシールリップ部80の湾曲面で車体の底辺の車外側から浸入する高圧水等の勢いを緩和するとともに、高圧水等の圧力により、リヤシールリップ部80がより一層、車体開口部周縁6に圧接されるため、シール性を確保することができる。このため、特に車体開口部周縁6に突起部を形成しなくても、高圧水が車内に浸入することがない。
次に、図7に基づき、リヤドアウエザストリップ50を説明する。図7は、図1におけるB−B線に沿った断面図である。図7に示す部分は、図6の部分よりも、フロント側であるが、フロントドアウエザストリップ10の後端下辺とは、重なり合ってはいない。
リヤ取付基部60とリヤ中空シール部70形状は、図6の部分と略同じである。
リヤシールリップ部80も、先端部81が車体開口部周縁6に当接し、高圧水等の浸入を防止することは同じであるが、リヤシールリップ部80の根元部分からリヤドアフレーム補強部材4aをカバーするリヤカバーリップ部85が延設されている。
次に、図8に基づき、リヤドアウエザストリップ50とフロントドアウエザストリップ10との重なりを説明する。図8は、図1におけるC−C線に沿った断面図である。図8に示す部分は、リヤドアウエザストリップ50のロアフロント側コーナー部51とフロントドアウエザストリップ10のロアリヤ側コーナー部11の後端とは、若干重なり合っている。
図8の部分において、リヤドアウエザストリップ50は、リヤ取付基部60とリヤ中空シール部70を有し、リヤシールリップ部80の先端部81は、車体開口部周縁6に当接し、シールしている。
フロントドアウエザストリップ10は、後述するロアリヤ側コーナー部11のフロントシールリップ部40がロアフロント側コーナー部51のリヤシールリップ部80と重なり合っている。
このため、観音扉状に開閉するドアにおけるフロントドア1の後端下辺とリヤドア3の先端下辺の重なり合う部分において、車体開口部周縁6のロッカーパネルに対してフロントシールリップ部40とリヤシールリップ部80が密着して、隙間をなくしている。従って、車体の下辺部から高圧水等が浸入してきても、フロントドアウエザストリップ10とリヤドアウエザストリップ50の間の隙間がなく、シール性を確保することができる。
次に、図9に基づき、フロントドアウエザストリップ10のロアリヤ側コーナー部11の形状を説明し、リヤドアウエザストリップ50とフロントドアウエザストリップ10との重なりを説明する。図9は、図1におけるD−D線に沿った断面図である。図9に示す部分は、フロントドアウエザストリップ10のロアリヤ側コーナー部11とリヤドアウエザストリップ50のロアフロント側コーナー部51とは、若干重なり合っている。
図9の部分においては、フロント取付基部20は、底壁24の中央部に中子取出孔21を有し、中心には、取付基部中空部22が形成され、両側部には取付基部側壁23、23が形成されている。中子取出孔21から取付基部中空部22と後述するシール部中空部32を形成するための中子が型成形後に取出される。フロント取付基部20は、その底壁24は、クリップや両面接着テープでフロントドア1に取付けられている。
フロント中空シール部30は、楕円形の中空シール壁31と、内部にシール部中空部32を有している。取付基部中空部22とシール部中空部32は連通している。取付基部側壁23、23の先端と中空シール壁31の先端は連続している。車外側の取付基部側壁23と中空シール壁31の連続する部分から、フロントシールリップ部40が延設されている。
フロントシールリップ部40は、フロントドア1を閉じると、先端部41が車体の車体開口部周縁6に当接する。フロントシールリップ部40は、車外側が凹んだ湾曲状に形成されている。このため、フロントドア1を閉じると、先端部41が車外側に向けてたわみ、フロントシールリップ部40は車体開口部周縁6に確実に当接する。
洗車時に、図6のY方向から高圧水が侵入すると、矢印Yで示すように、フロントシールリップ部40の湾曲面で車体の底辺の車外側から浸入する高圧水等の勢いを緩和するとともに、高圧水等の圧力により、フロントシールリップ部40がより一層、車体開口部周縁6に圧接されるため、シール性を確保することができる。このため、特に車体開口部周縁6に突起部を形成しなくても、高圧水が車内に浸入することがない。
さらに、リヤドアウエザストリップ50の先端に形成されたリヤカバーリップ部85が、リヤドア3を閉じたときに、車体開口部周縁6に当接するが、フロントドア1をその上に閉じたときに、フロント中空シール部30は、リヤカバーリップ部85の車体開口部周縁6に当接する部分に当接する。このため、リヤカバーリップ部85を車体開口部周縁6に強く押圧するとともに、隙間をなくし、フロントドアウエザストリップ10とリヤドアウエザストリップ50の重なり合う部分のシール性を確保することができる。
本発明の実施の形態であるフロントドアとリヤドアが閉ったときにフロントドアウエザストリップの下辺の後端とリヤドアウエザストリップの下辺の先端が重なり合った部分の正面図である。 本発明のフロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部の正面図である。 本発明のリヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の正面図である。 本発明のフロントドアウエザストリップの全体の正面図である。 本発明のリヤドアウエザストリップの全体の正面図である。 本発明のドアウエザストリップの図1におけるA−A線に沿った部分の断面図である。 本発明のドアウエザストリップの図1におけるB−B線に沿った部分の断面図である。 本発明のドアウエザストリップの図1におけるC−C線に沿った部分の断面図である。 本発明のドアウエザストリップの図1におけるD−D線に沿った部分の断面図である。 従来のドアウエザストリップの断面図である。 従来の他のドアウエザストリップの断面図である。
符号の説明
1 フロントドア
2 リヤドア
6 車体開口部周縁
10 フロントドアウエザストリップ
11 ロアリヤ側コーナー部
20 フロント取付基部
30 フロント中空シール部
40 フロントシールリップ部
50 リヤドアウエザストリップ
51 ロアフロント側コーナー部
60 リヤ取付基部
70 リヤ中空シール部
80 リヤシールリップ部

Claims (5)

  1. 自動車のフロントドアと車体開口部周縁との間をシールし、上記フロントドアの外周部下辺に取付けられるフロントドアウエザストリップと、リヤドアと車体開口部周縁との間をシールし、上記リヤドアの外周部下辺に取付けられるリヤドアウエザストリップとを有するドアウエザストリップにおいて、
    フロントドアウエザストリップは、フロントドアに取付けられるフロント取付基部と、上記車体開口部周縁に当接しシールするフロント中空シール部と、該フロント中空シール部よりも車外側で上記フロント取付基部又はフロント中空シール部から延設されるフロントシールリップ部を有し、
    リヤドアウエザストリップは、リヤドアに取付けられるリヤ取付基部と、上記車体開口部周縁に当接しシールするリヤ中空シール部と、該リヤ中空シール部よりも車外側で上記リヤ取付基部又はリヤ中空シール部から延設されるリヤシールリップ部を有し、
    上記フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、上記フロントシールリップ部とリヤシールリップ部は車体の車体開口部周縁に当接するとともに、上記フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部の後端と、上記リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の先端とが重なり合うことを特徴とするドアウエザストリップ。
  2. 上記フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、上記フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部のフロントシールリップ部の後端と、上記リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部のリヤシールリップ部の先端とが重なり合う請求項1に記載のドアウエザストリップ。
  3. 上記フロントシールリップ部とリヤシールリップ部は、車外側が凹んだ湾曲状に形成された請求項1又は請求項2に記載のドアウエザストリップ。
  4. 上記フロントドアとリヤドアが閉じられたときに、上記フロントドアウエザストリップのロアリヤ側コーナー部のフロント中空シール部の後端が、上記リヤドアウエザストリップのロアフロント側コーナー部の先端のリヤシールリップ部に当接する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
  5. 上記フロントドアウエザストリップは、上記フロントドアの外周の全周に取付けられ、上記フロントドアウエザストリップのコーナー部以外が押出成形され、上記ロアリヤ側コーナー部を含むコーナー部は型成形され、押出成形部が型成形により接続され、上記リヤドアウエザストリップは、上記リヤドアの外周に取付けられ、上記リヤドアウエザストリップのコーナー部以外が押出成形され、上記ロアフロント側コーナー部を含むコーナー部は型成形され、上記押出成形部が上記型成形により接続された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
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