JP2014149897A - 磁気記録媒体の記録再生方法 - Google Patents

磁気記録媒体の記録再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014149897A
JP2014149897A JP2013018842A JP2013018842A JP2014149897A JP 2014149897 A JP2014149897 A JP 2014149897A JP 2013018842 A JP2013018842 A JP 2013018842A JP 2013018842 A JP2013018842 A JP 2013018842A JP 2014149897 A JP2014149897 A JP 2014149897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic head
film
recording
element portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013018842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6089740B2 (ja
Inventor
Norihisa Nagata
徳久 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2013018842A priority Critical patent/JP6089740B2/ja
Priority to MYPI2014000273A priority patent/MY168033A/en
Priority to US14/169,484 priority patent/US8891196B2/en
Publication of JP2014149897A publication Critical patent/JP2014149897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6089740B2 publication Critical patent/JP6089740B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3103Structure or manufacture of integrated heads or heads mechanically assembled and electrically connected to a support or housing
    • G11B5/3106Structure or manufacture of integrated heads or heads mechanically assembled and electrically connected to a support or housing where the integrated or assembled structure comprises means for conditioning against physical detrimental influence, e.g. wear, contamination
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3163Fabrication methods or processes specially adapted for a particular head structure, e.g. using base layers for electroplating, using functional layers for masking, using energy or particle beams for shaping the structure or modifying the properties of the basic layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • G11B5/6011Control of flying height
    • G11B5/607Control of flying height using thermal means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】耐食性、耐久性、ヘッド浮上性といったHDI信頼性を損ねることなく、さらなる磁気スペーシングの低減を実現し、電磁変換特性の向上を実現できる磁気記録媒体の記録再生方法を提供する。
【解決手段】基体と、基体上に形成された金属膜と、金属膜上に形成された保護膜と、保護膜上に形成された潤滑膜とを有する磁気記録媒体と磁気ヘッドとからなる磁気記録再生装置において、潤滑膜が液体潤滑膜からなり、記録再生の際に、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜の中に位置することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は磁気記録媒体の記録再生方法に関する。
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)の記録密度を向上させるためには、磁気記録層の改良と同時に、情報の読み書きをする磁気ヘッドと磁気記録層との距離(磁気スペーシング)をできるだけ小さくする必要がある。このため、磁気記録層の上に形成されている保護膜の薄膜化、保護膜の上に形成されている潤滑膜の薄膜化、磁気ヘッドの潤滑膜表面からの浮上高さの低減がなされている。また、最近のHDD では、磁気ヘッドの潤滑膜表面からの浮上量を下げるのではなく,磁気ヘッドの素子部のみを熱膨張により媒体側へ近づけ、実効的な浮上高さ(保護膜表面から磁気ヘッドの素子部までの距離)を下げる技術を適用した磁気ヘッドが用いられている。この技術は、DFH(Dynamic Flying Height) 技術、TFC(Thermal Flying−height Control)技術、FOD(Flying on Demand)技術などと呼ばれている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−168274号公報
しかしながら、現在、保護膜膜厚、潤滑膜膜厚、実効的な浮上高さは、いずれも数nm以下のレベルとなっており、これ以上の保護膜の薄膜化は耐食性の悪化を、潤滑膜の薄膜化は耐久性の悪化を、実効的な浮上高さの低減はヘッド浮上性の不安定化を招きかねない。
従って、本発明の目的は、耐食性、耐久性、ヘッド浮上性といったHDI(Head−Disk Interface)信頼性を損ねることなく、さらなる磁気スペーシングの低減を実現し、電磁変換特性の向上を実現できる磁気記録媒体の記録再生方法を提供することである。
上記の目的を達成するために本発明では、以下の手段を提供する。
基体と、基体上に形成された金属膜と、金属膜上に形成された保護膜と、保護膜上に形成された潤滑膜とを有する磁気記録媒体と磁気ヘッドとからなる磁気記録再生装置において、記録再生の際に、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜の中に位置することを特徴とする記録再生方法によってなされる。
記録再生方法は、磁気ヘッドがAE(Acoustic Emission)素子を有し、AE素子から得られるAE信号により、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜の表面に接しているか、潤滑膜の中に位置するか、保護膜の表面に接しているかを検知し、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜の中に位置している場合の素子部の潤滑膜の表面からの距離を得ることが好ましい。
記録再生方法は、潤滑膜の膜厚が0.7nm以上1.8nm以下であることが好ましい。
記録再生方法は、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜の中に位置している場合の前記素子部と前記保護膜表面との距離が0.4nm以上、0.8nm以下であることが好ましい。
記録再生方法は、磁気ヘッドが磁気ヘッドの素子部を突き出す機能を有することが好ましい。
本発明によれば、耐食性、耐久性、ヘッド浮上性といったHDI信頼性を損ねることなく、さらなる磁気スペーシングの低減を実現し、電磁変換特性の向上を実現できる磁気記録媒体の記録再生方法を提供することが可能となる。
本発明の実施例にかかる磁気ヘッドと磁気記録媒体の断面概略図であり、(a)は磁気ヘッドの素子部の突き出しがない場合を、(b)は磁気ヘッドの素子部の突き出しがある場合を示す。
本発明に用いられる磁気記録再生装置は、主として磁気記録媒体と磁気ヘッドから構成される。磁気記録媒体は基体と、前記基体上に形成された金属膜等と、前記金属膜等上に形成された保護膜と、前記保護膜上に形成された潤滑膜とを有する磁気記録媒体、および磁気ヘッドから構成される。記録再生の際、磁気ヘッドの素子部は、潤滑膜内部に位置する。以下に、詳細を述べる。
保護膜が形成される被成膜基板は、基体上に金属膜層等を積層することによって形成される。基体上に形成される金属膜層等は、少なくとも磁気記録層を含む。任意選択的に、磁気記録層と基体との間に、非磁性下地層、軟磁性層、シード層、中間層などの層をさらに含んでもよい。以下に説明する実施例においては、直径95mm、厚さ1.75mmのアルミニウム合金にNi−Pめっきを施された基体上に、下地層、中間層、磁気記録層を成膜して被成膜基板を形成した。
基体は、好ましくは非磁性であり、磁気記録媒体の製造に従来から用いられている任意の材料を用いることができる。たとえば、Ni−Pめっきを施されたアルミニウム合金のほか、ガラス、セラミック、プラスチック、シリコンなどの材料を用いて基体を作製することができる。
磁気記録層は、CoとPtを含む合金の強磁性材料を用いて形成することができる。強磁性材料の磁化容易軸は、磁気記録を行う方向に向かって配向していることが必要である。例えば、垂直磁気記録を行うためには、磁気記録層の材料の磁化容易軸が、記録媒体表面(すなわち基体の主平面)に垂直方向に配向していることが必要である。
あるいはまた、非磁性酸化物または非磁性窒化物のマトリクス中に磁性結晶粒子が分散されているグラニュラー構造を有する材料を用いて、単層または多層からなる垂直磁気記録層を形成することがさらに好ましい。用いることができるグラニュラー構造を有する材料は、CoPt−SiO2、CoCrPtO、CoCrPt−SiO2、CoCrPt−TiO2、CoCrPt−Al23、CoPt−AlN、CoCrPt−Si34などを含むが、これらに限定されない。本発明においては、グラニュラー構造を有する材料を用いることによって、垂直磁気記録層内で近接する磁性結晶粒間の磁気的分離を促進し、ノイズの低減、SNRの向上および記録分解能の向上といった媒体特性の改善を図ることができる。
任意選択的に設けてもよい非磁性下地層は、Ti、又はCrTi合金のようなCrを含む非磁性材料を用いて形成することができる。
任意選択的に設けてもよい軟磁性層は、FeTaC、センダスト(FeSiAl)合金などの結晶性材料、若しくはFeTaC、CoFeNi、CoNiPなどの微結晶性材料、若しくは又はCoZrNd、CoZrNb、CoTaZrなどのCoを含む非晶質材料を用いて形成することができる。軟磁性層は、垂直磁気記録媒体において、磁気ヘッドの発生する垂直方向磁界を磁気記録層に集中させる機能を有する。軟磁性層の膜厚は、記録に使用する磁気ヘッドの構造や特性によって最適値が変化するが、概ね10nm以上500nm以下であることが、生産性との兼ね合いから好ましい。
任意選択的に設けてもよいシード層は、NiFeAl、NiFeSi、NiFeNb、NiFeB、NiFeNbB、NiFeMo、NiFeCrなどのようなパーマロイ系材料、若しくはCo、若しくはCoNiFe、CoNiFeSi、CoNiFeB、CoNiFeNbなどのようなパーマロイ系材料にCoをさらに添加した材料、若しくはCoB、CoSi、CoNi、CoFeなどのCo基合金を用いて形成することができる。シード層は、磁気記録層の結晶構造を制御するのに充分な膜厚を有することが好ましく、通常の場合、3nm以上50nm以下の膜厚を有することが好ましい。
任意選択的に設けてもよい中間層は、Ru、若しくはRuを主成分とする合金を用いて形成することができる。中間層は、通常0.1nm以上20nm以下の膜厚を有する。このような範囲内の膜厚とすることによって、磁気記録層の磁気特性や電磁変換特性を劣化させることなしに、高密度記録に必要な特性を磁気記録層に付与することが可能となる。
非磁性下地層、軟磁性層、シード層、中間層および磁気記録層の形成は、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法を用いて実施することができる。
保護膜は、腐食および磁気ヘッド接触の衝撃から磁気記録層を保護するための膜である。保護膜は、磁気記録媒体の分野で慣用的に使用されている材料(カーボン系材料など)を用いて形成することができる。非晶質炭素膜が好ましく、DLC(Diamond Like Carbon)などが用いられる。しかし、保護膜は、非晶質に限定されるわけではなく、また、単層であってもよく、積層構造を有してもよい。積層構造の保護膜は、たとえば、特性の異なる2種のカーボン系材料の積層構造、金属とカーボン系材料との積層構造、または金属酸化物膜とカーボン系材料との積層構造であってもよい。保護膜は、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法、スパッタ法、真空蒸着法などの当該技術において知られている任意の方法を用いて形成することができる。
保護膜の形成をプラズマCVD法によって行う場合は、原料ガスとして、エチレン、アセチレン、メタン、ベンゼンなどの炭化水素ガスを用いることができる。プラズマ発生のための電力供給は、容量結合式で実施してもよく、誘導結合式で実施してもよい。供給する電力としては、直流電力、HF電力(周波数:数十〜数百kHz)、RF電力(周波数:13.56MHz、27.12MHz、40.68MHzなど)、マイクロ波(周波数:2.45GHz)などを使用することができる。プラズマの発生装置としては、平行平板型装置、フィラメント型装置、ECRプラズマ発生装置、ヘリコン波プラズマ発生装置などを用いることができる。本発明においては、フィラメント型プラズマCVD装置を用いることが好ましい。以下に示す実施例においては、フィラメント型のプラズマCVD装置を用いて、カソードフィラメントに所定の電流を供給して熱電子を放出させながら、装置内にエチレンガスを導入してエチレンプラズマを生成した。
被成膜基板として用いる基体および金属膜層等の積層体に対してバイアス電圧を印加して、DLC膜の堆積を促進してもよい。たとえば、被成膜基板に対して−40〜−120Vを印加することができる。以下に示す実施例においては、基板バイアスにより成膜種を被成膜基板に引き込んでDLC膜を形成しており、このときのアノード電位は+60V、基板バイアス電位は−120Vである。
保護膜の膜厚は、1.2nm以上2.5nm以下であるのが好ましい。保護膜の膜厚が1.2nm未満であると、耐食性が悪化するという不都合があり、保護膜の膜厚が2.5nmを超えると、磁気ヘッドとの磁気スペーシングロスが増加し、電磁変換特性が悪化する。
前述のプラズマCVD装置と同じ種類のもう1つのプラズマCVD装置において、窒素ガス流量を50sccm、テトラフルオロメタンガス流量を40sccm、処理時間を1.0sとしてDLC膜の表面を窒化処理およびフッ化処理を施してもよい。これにより、保護膜表面が窒化ないしフッ化することにより、潤滑膜との親和性や保護膜の潤滑性を向上させることができ、ひいてはヘッド浮上性や耐久性を高めることができる。
潤滑膜は、磁気記録媒体の分野で慣用的に使用されている材料(たとえば、パーフルオロポリエーテル系の潤滑剤(Fomblin(商標)Z−dol、Fomblin(商標)Z−tetraolなど))を用いて形成することができる。
保護膜上にパー・フルオロ・ポリ・エーテルを主体とする液体潤滑剤をディップ法により塗布し、潤滑膜が形成される。しかしながらこれに限定されるわけではなくスピンコート法などの塗布法を用いて形成することもができる。該潤滑膜の膜厚は0.7nm以上1.8nm以下であるのが好ましい。潤滑膜の膜厚が0.7nm未満であると、耐食性、耐久性が悪化するという不都合があり、潤滑膜の膜厚が1.8nmを超えると、潤滑膜の膜厚の均一性に支障を生じ、磁気ヘッドの浮上(走行)が不安定になる。また、磁気ヘッドと磁気記録層との磁気スペーシングが増加し、電磁変換特性が悪化する。
(記録再生方法)
次に記録再生方法を述べる。
磁気ヘッドは主にスライダーとそれに組み込まれた素子部からなっている。ヘッドサイズは小型化しており、スライダーも長さ1.2mm程度のピコスライダーやそれより小型のフェムトスライダーなどが用いることができる。HDDの記録再生方式は誘導型素子で書き込み、磁気抵抗型素子で読み出す方法等を用いることができ、磁気ヘッドの素子部は、ライト(書き込み)素子とリード(読み出し)素子とを有していても良い。リード素子としてはGMR(Giant Magneto−Resistive effect)素子やTMR(Tunnel Magneto−Resistive effect)素子などを用いることができる。これらの素子はスライダー内に形成されたり、取り付けられたりする。
FOD等と呼ばれている、磁気ヘッドの素子部を突き出させて実効的な浮上高さを制御する技術を用い、AE素子(Acoustic Emission素子)を有する磁気ヘッドを用い記録再生をおこなった。図1(a)(b)に使用した磁気ヘッド概略を示す。磁気ヘッドのスライダー2の先端に素子部3があり、素子部3の近傍にヒーター4が備えられている。ヒーター4に電力を印加することによって熱膨張により素子部が突き出し、突き出した素子部5が生じる。磁気ヘッドのスライダー2は例えば1mm×1mm未満の大きさのフェムトスライダーであり、磁気ヘッドのスライダー保護膜はta−C(tetrahedral amorphous Carbon)である。また、突き出し素子部5は次のように動作させる。図1(a)、(b)に示すように磁気ヘッドのヒーター4に電力を印加することによって熱を発生させ、熱膨張により磁気ヘッドの素子部3を突き出す。この電力を調節することにより突き出し量を調節する。
磁気ヘッドの素子部を潤滑膜の中に位置させるため、前記磁気ヘッドの素子部が潤滑膜11の中に潜る深さを以下のように制御する。なお、前記潜る深さとは、前記磁気ヘッドの素子部が前記潤滑膜11の中に位置している場合の前記素子部の前記潤滑膜の表面からの距離であり、前記素子部の下端の前記潤滑膜の表面11aからの距離である。まず磁気ヘッドの素子部が潤滑膜表面と保護膜表面それぞれを検知したときの磁気ヘッドの素子部の位置を決定する。磁気記録媒体を回転させ回転数7200rpmに到達した後に、磁気ヘッドの素子部を、FODを用いて突き出していく。なお、前記回転数は所定の回転数であればよく、これに限定されるわけではない。磁気ヘッドに取り付けられたAE素子から得られるAE信号の強度が緩やかに上昇し始めたとき、磁気ヘッドの素子部は潤滑膜に接触した位置にあるとする。これは最も媒体の潤滑膜表面に近い素子部の部分が前記潤滑膜表面に接触した場合である。さらに、磁気ヘッドの素子部を突き出していき、AE信号の強度が急激に上昇したとき、磁気ヘッドの素子部は保護膜に接触した位置にあるとする。潤滑膜の膜厚は既知であるから、磁気ヘッドの素子部の突き出し量を、AE信号を基に前記磁気ヘッドの素子部近傍のヒーターに印加する電力を調整することによって調整し、潤滑膜中に潜る素子部の深さを制御することができる。具体的には、AE信号の強度がある上限を超えた場合、磁気ヘッドの素子部が保護膜表面の近傍に位置するとみなす。この場合、前記ヒーターに印加する電力を減少させ、突き出し量を減少させる。或いはAE信号の強度がある下限を下回った場合、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜に接していないとみなす。この場合、前記磁気ヘッドの素子部近傍のヒーターに印加する電力を増加させて、突き出し量を増加させる。このようにすることで磁気ヘッドの素子部が潤滑膜中に潜る深さを制御することができる。また、AE信号を基にPID制御をすることによっても磁気ヘッドの素子部が潤滑膜中に潜る深さを制御することは可能である。なお、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜中に潜っている状態とは、潤滑膜の中に位置する状態であり、FODを用いて素子部を突き出しAE信号の強度が緩やかに上昇し始めたとき(素子部が潤滑膜表面に接触した状態)から、さらに、前記素子部を突き出していき、AE信号の強度が急激に上昇する(保護膜に接触した状態)までであり、素子部が潤滑膜中に潜っており、潤滑膜表面にも保護膜にも接していない状態である。
[実施例1]
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
(媒体の製造方法)
95mmの外径、25mmの内径、および1.27mmの厚さを有する円環状のアルミニウム製ディスクの表面に、12μmの膜厚を有するNi−Pメッキを施し、非磁性基体を調製した。得られた非磁性基体に対して、平滑化加工および洗浄を施した。
DCマグネトロンスパッタ法を用いて、洗浄済みの非磁性基体上に金属膜を形成する。まず、Cr50Ti50を積層して、6.0nmの膜厚を有する非磁性下地層を形成した。
続いて、DCマグネトロンスパッタ法を用いて、前記非磁性下地層の上に、軟磁性層として20nmの膜厚を有するCoZrNb膜を形成した。
続いて、DCマグネトロンスパッタ法を用いて、前記軟磁性層の上に、シード層として8.0nmの膜厚を有するCoNiFe膜を形成した。
続いて、DCマグネトロンスパッタ法を用いて、前記シード層の上にRuを積層して、10nmの膜厚を有する中間層を形成した。
続いて、DCマグネトロンスパッタ法を用いて、前記中間層の上に、10nmの膜厚を有するCoCrPtSiO2膜(第1磁性層)、0.2nmの膜厚を有するRu膜(結合制御層)、3.0nmの膜厚を有するCoCrPtSiO2膜(第2磁性層)、および6.0nmの膜厚を有するCoCrPtB膜(第3磁性層)を積層して、4層構造の磁気記録層を形成した。
続いて、プラズマCVD装置を用いて、厚さ2.0nmのDLC膜を形成した。
上述のプラズマCVD装置と同じ種類のもう1つのプラズマCVD装置において、窒素ガス流量を50sccm、テトラフルオロメタンガス流量を40sccm、処理時間を1.0sとしてDLC膜の表面を窒化処理、フッ化処理した。
このようにして形成した保護膜の上に、パー・フルオロ・ポリ・エーテルを主体とする液体潤滑剤をディップ法により塗布し、膜厚0.7nm、1.1nm、1.5nm、1.8nmの4通りの厚さを有する潤滑膜を形成した。
(記録再生方法)
本実施例においては、前記磁気ヘッドの素子部が潤滑膜に潜る深さを0.3nm、0.7nm、1.1nm、1.6nmとして電磁変換特性(SNR)の評価を行なった。SNRは、記録用の単磁極ヘッドおよび再生用のGMR型ヘッドを有する複合型ヘッドを取り付けたスピンスタンド型テスターを用い、500Gb/in2の記録密度に相当する測定条件で測定した。得られた信号出力およびノイズ出力から、以下の式を用いて、SNR値を求めた。
SNR(dB)=20×log[(信号出力)/(ノイズ出力)]
ここで、上式中、「log」は常用対数を示す。
また、本発明は磁気ヘッドが浮上する従来の記録再生方式と異なり、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜中を潜る方式であるため、磁気ヘッドの素子部の摩耗が懸念される。そこでHDI信頼性としてバニッシュアビリティーテストをおこなった。これは、磁気ヘッドの素子部を潤滑膜中に各所定の深さに潜らせた状態で一定時間走行させた後、磁気ヘッドの素子部の摩耗量を測定する方法であり、0.5nm以下であることが好ましい。なお、素子部の摩耗量の測定は次の方法で行なった。先ず磁気ヘッドの素子部が保護膜表面に接触する際の突き出し量を計測する。次に、磁気ヘッドの前記素子部を潤滑膜中に各所定の深さに潜らせた状態で一定時間走行させた後、磁気ヘッドの素子部の突き出しが無い状態に一旦戻す。再度、磁気ヘッドの素子部が保護膜表面に接触する際の突き出し量を計測し、突き出し量の増加分を摩耗量とした。
(比較例1)
実施例1の方法で作製した潤滑膜の膜厚が0.7、1.1、1.5、1.8nmである場合の磁気記録媒体について、電磁変換特性(SNR)およびHDI信頼性(磁気ヘッドの素子部の摩耗量)を実施例1の方法で評価した。その際、磁気ヘッドの素子部が潤滑膜に潜る深さは、−0.5nm、0nmとして評価した。なお、−0.5nmとは潤滑膜表面から磁気ヘッドの素子部が0.5nm浮上していることを示す。
実施例1と比較例1の結果を表1に示す。表中の、一段目は、磁気ヘッドの素子部から保護膜表面までの距離dを示した。前記距離dは潤滑膜の膜厚から前記潜る深さを引いた値である。二段目はSNRで、14.0dB以上を良好と評価した。三段目は前記バニッシュアビリティーテストによる磁気ヘッドの素子部の摩耗量xであり、0.5nm以下を良好と判断した。
その結果、表1の網掛け部分がHDI信頼性と電磁変換特性およびその他の媒体特性を全て満足する条件であった。これは、磁気ヘッドの前記素子部が前記潤滑膜の中に位置している場合であって、磁気ヘッドの素子部から保護膜表面までの距離dが0.4nm以上で0.8nm以下の場合であった。磁気ヘッドの前記素子部が前記潤滑膜の中に位置している場合でも、素子部と保護膜との距離dが0.2nmと小さい場合は素子部の摩耗が大きく、信頼性を満足しなかった。比較例1の潜る深さが−0.5nmの条件はいずれもSNRを満足することはできなかった。これは磁気ヘッドと磁気記録層との磁気スペーシングが増加したためと考えられる。また、潜る深さが0nmの条件においては、ヘッドの浮上および走行が安定せずSNRの変動が大きく、良好な記録再生はできなかった。
以上のことから本発明によってHDI信頼性を損ねることなく電磁変換特性の向上を実現できる磁気記録媒体の記録再生方法を提供することができた。
Figure 2014149897
1 磁気記録媒体
2 磁気ヘッドのスライダー
3 素子部
4 ヒーター
5 突き出した素子部
10 保護膜
10a 保護膜表面
11 潤滑膜
11a 潤滑膜表面

Claims (5)

  1. 基体と、
    前記基体上に形成された金属膜と、
    前記金属膜上に形成された保護膜と、
    前記保護膜上に形成された潤滑膜と
    を有する磁気記録媒体と磁気ヘッドとからなる磁気記録再生装置において、記録再生の際に、前記磁気ヘッドの素子部が前記潤滑膜の中に位置することを特徴とする記録再生方法。
  2. 前記磁気ヘッドがAE素子を有し、前記AE素子から得られるAE信号により、前記磁気ヘッドの前記素子部が前記潤滑膜の表面に接しているか、前記潤滑膜の中に位置するか、前記保護膜の表面に接しているかを検知し、前記磁気ヘッドの前記素子部が前記潤滑膜の中に位置している場合の前記素子部の前記潤滑膜の表面からの距離を得ることを特徴とする請求項1に記載の記録再生方法。
  3. 前記潤滑膜の膜厚が0.7nm以上1.8nm以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の記録再生方法。
  4. 前記磁気ヘッドの前記素子部が前記潤滑膜の中に位置している場合の前記素子部と前記保護膜表面との距離が0.4nm以上、0.8nm以下であることを特徴とする請求項3に記載の記録再生方法。
  5. 前記磁気ヘッドが前記磁気ヘッドの前記素子部を突き出す機能を有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の記録再生方法。
JP2013018842A 2013-02-01 2013-02-01 磁気記録媒体の記録再生方法 Expired - Fee Related JP6089740B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018842A JP6089740B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 磁気記録媒体の記録再生方法
MYPI2014000273A MY168033A (en) 2013-02-01 2014-01-29 Method of reading and writing magnetic recording medium
US14/169,484 US8891196B2 (en) 2013-02-01 2014-01-31 Method of reading and writing magnetic recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018842A JP6089740B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 磁気記録媒体の記録再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014149897A true JP2014149897A (ja) 2014-08-21
JP6089740B2 JP6089740B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=51259024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013018842A Expired - Fee Related JP6089740B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 磁気記録媒体の記録再生方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8891196B2 (ja)
JP (1) JP6089740B2 (ja)
MY (1) MY168033A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023030363A (ja) * 2021-08-23 2023-03-08 株式会社東芝 磁気ヘッド、及びその製造方法、磁気記録再生装置、及びその製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0554578A (ja) * 1991-08-29 1993-03-05 Hitachi Ltd 接触式磁気記録方法およびその装置
JPH06349221A (ja) * 1993-06-10 1994-12-22 Hitachi Ltd 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置
JPH0737205A (ja) * 1993-07-23 1995-02-07 Hitachi Ltd ヘッド接触式磁気ディスク装置
JPH09282601A (ja) * 1996-04-16 1997-10-31 Nec Corp 磁気ディスク装置の信頼性評価法及びそれを利用した磁気ディスク装置
WO2005068589A1 (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Hoya Corporation 磁気ディスク用潤滑剤及びその製造方法、並びに、磁気ディスク及びその製造方法
JP2007164889A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fujitsu Ltd 情報記憶装置
WO2009057220A1 (ja) * 2007-11-02 2009-05-07 Fujitsu Limited ディスク装置
JP2010027156A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Storage Device Corp 磁気記録装置及び接触検出方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07161023A (ja) * 1993-12-07 1995-06-23 Hitachi Ltd 磁気記憶装置
JP3636133B2 (ja) 2001-11-29 2005-04-06 Tdk株式会社 薄膜磁気ヘッド、該薄膜磁気ヘッドを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置
US6765745B2 (en) * 2001-12-28 2004-07-20 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. Method and apparatus for in situ detection of high-flying sliders over customer data
JP2009146511A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク及び磁気ディスク装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0554578A (ja) * 1991-08-29 1993-03-05 Hitachi Ltd 接触式磁気記録方法およびその装置
JPH06349221A (ja) * 1993-06-10 1994-12-22 Hitachi Ltd 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置
JPH0737205A (ja) * 1993-07-23 1995-02-07 Hitachi Ltd ヘッド接触式磁気ディスク装置
JPH09282601A (ja) * 1996-04-16 1997-10-31 Nec Corp 磁気ディスク装置の信頼性評価法及びそれを利用した磁気ディスク装置
WO2005068589A1 (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Hoya Corporation 磁気ディスク用潤滑剤及びその製造方法、並びに、磁気ディスク及びその製造方法
JP2007164889A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fujitsu Ltd 情報記憶装置
WO2009057220A1 (ja) * 2007-11-02 2009-05-07 Fujitsu Limited ディスク装置
JP2010027156A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Storage Device Corp 磁気記録装置及び接触検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6089740B2 (ja) 2017-03-08
US20140218820A1 (en) 2014-08-07
US8891196B2 (en) 2014-11-18
MY168033A (en) 2018-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6531764B2 (ja) 磁気記録媒体
JP6307879B2 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
US10789979B2 (en) Magnetic recording medium
US7744966B2 (en) Production process of perpendicular magnetic recording medium
JP4545714B2 (ja) 磁気記録媒体並びに磁気記録再生装置
JP5859397B2 (ja) 軟質中間膜を備えた空気ベアリング面オーバーコートおよびその製造方法
US8767350B2 (en) Magnetic recording medium having recording regions and separating regions and methods of manufacturing the same
JP4417336B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2010146683A (ja) 保護膜の形成方法、及び当該方法により得られた保護膜、並びに当該保護膜を含む磁気記録媒体
JP6089740B2 (ja) 磁気記録媒体の記録再生方法
JP2006294220A (ja) 磁気記録媒体の製造方法、磁気記録媒体および磁気記録再生装置
KR20050012227A (ko) 수직 자기 기록 매체와 그것을 갖춘 자기 기록 장치 및수직 자기 기록 매체의 제조방법 및 제조장치
JP5808511B2 (ja) 磁気記録媒体及びその保護膜の製造方法
JP6224996B2 (ja) 磁気記録媒体および磁気ヘッド用の超微量の水素を含有する硬質非晶質炭素膜
JP2006079805A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法と磁気記録再生装置
JP2018101455A (ja) 磁気記録媒体、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録再生装置
JP3657196B2 (ja) 磁気記録媒体及び磁気ディスク装置
JP2006155863A (ja) 垂直磁気記録媒体およびその製造方法並びに磁気記録再生装置
US11508405B1 (en) Magnetic recording media with plasma-polished pre-seed layer or substrate
JP2011146113A (ja) 垂直磁気記録媒体の製造方法
US20230099090A1 (en) Magnetic recording media with tungsten pre-seed layer
JP2008084470A (ja) 磁気ディスクの評価方法
JP2009116964A (ja) 垂直磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録再生装置
JP2005174519A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JP2002042329A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法並びに磁気記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6089740

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees