JP5808511B2 - 磁気記録媒体及びその保護膜の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその保護膜の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、磁気記録媒体及び磁気記録媒体製造用に適した保護膜製造方法に関する。
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)の記録密度を向上させるためには、磁気記録層の改良と同時に、情報の読み書きをする磁気ヘッドと磁気記録層との距離(磁気スペーシング)をできるだけ小さくする必要がある。このため、磁気記録層の上に形成されている保護膜の薄膜化、保護膜の上に形成されている潤滑膜の薄膜化、磁気ヘッドの浮上高さの低減、さらには、磁気ヘッドの素子部を突き出させて実効的な浮上高さを小さくする技術[FOD(フライング・オン・デマンド)]が用いられてきている。
このうち、磁気記録媒体においては、保護膜の薄膜化は大きな割合を占めており、薄膜化するための技術として特開2010−205323号公報等の提案が行われている。
特開2010−205323号公報
しかしながら、現在、保護膜は、より一層の薄膜化の要求と同時に、潤滑層との結合性を良好にすることにより上記FOD等の技術にも、より一層適応することが求められている。
従って、本発明の目的は、耐食性、耐久性といった磁気記録媒体の信頼性を損ねることなく、より一層の保護膜の薄膜化を実現するとともに、FOD等の技術にも、より一層適応した磁気記録媒体を提供することである。
上記の目的を達成するために本願発明では、基板と、該基板上に形成された磁性層と、該磁性層上に形成された保護膜と、該保護膜上に形成された潤滑層と、を有する磁気記録媒体の製造のために用いることのできる保護膜の製造方法であって、
(a)前記基板上に形成された前記磁性層を提供する工程と、
(b)前記磁性層上に、低級飽和炭化水素ガス及び低級不飽和炭化水素ガスを含む混合ガスを原料ガスとするプラズマCVD法により、前記保護膜を形成する工程と、
を含み、
前記低級飽和炭化水素ガスが、メタン、エタン、プロパン、ブタン及びこれらの2種以上の混合物からなる群から選択され、
前記低級不飽和炭化水素ガスが、エチレン、プロピレン、ブチレン、ブタジエン及びこれらの2種以上の混合物からなる群から選択され、
前記工程(b)が、前記磁性層上に第一保護膜を形成する工程(b−1)と、該第一保護膜上に第二保護膜を形成する工程(b−2)とを含み、
前記工程(b−1)が、前記原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.5超3.0未満となるように前記低級飽和炭化水素ガスと前記低級不飽和炭化水素ガスとの混合比が調節された原料ガスを用いたプラズマCVD法により行なわれ、
前記工程(b−2)が、前記原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.0超2.5未満となるように前記低級飽和炭化水素ガスと前記低級不飽和炭化水素ガスとの混合比を調節された原料ガスを用いたプラズマCVD法により行なわれる、
ことを特徴とする前記保護膜の製造方法を提供する。
A.磁気記録媒体製造のために用いることのできる保護膜の製造方法
本願発明の、磁気記録媒体製造のために用いることのできる保護膜の製造方法は、
(a)基板上に形成された磁性層を提供する工程と、
(b)前記磁性層上に、低級飽和炭化水素ガス及び低級不飽和炭化水素ガスを含む混合ガスを原料ガスとするプラズマCVD法により、保護膜を形成する工程と、
を含んでいる。
(1)工程(a)について
上記工程(a)において、保護膜が形成される磁性層を提供する。
(1−1)
該磁性層は基板上に形成されており、該基板は、好ましくは非磁性であり、磁気記録媒体の製造に従来から用いられている任意の材料で作製されたものであることができる。たとえば、Ni−Pメッキを施されたアルミ合金、ガラス、セラミック、プラスチック、シリコンなどの材料で作製された基板であることができる。
(1−2)
前記磁性層は、基板上に金属膜層を積層することによって形成されており、該磁性層は、少なくとも磁気記録層を含んでいる。
該磁気記録層は、少なくともCoとPtを含む合金の強磁性材料を用いて形成することができる。そして、強磁性材料の磁化容易軸は、磁気記録を行う方向に向かって配向していることが望ましい。例えば、垂直磁気記録を行う場合には、磁気記録層の材料の磁化容易軸[六方最密充填(hcp)構造のc軸]が、記録媒体表面(すなわち基板の主平面)に垂直方向に配向していることが必要になる。
前記磁気記録層は、より好ましくは、非磁性酸化物または非磁性窒化物のマトリクス中に磁性結晶粒子が分散されているグラニュラー構造を有する材料を用いて形成された、単層または多層からなる垂直磁気記録層である。用いることができるグラニュラー構造を有する材料としては、CoPt−SiO2、CoCrPtO、CoCrPt−SiO2、CoCrPt−TiO2、CoCrPt−Al23、CoPt−AlN、CoCrPt−Si34などを含むが、これらに限定されるものではない。本願発明においては、グラニュラー構造を有する材料を用いることによって、垂直磁気記録層内で近接する磁性結晶粒間の磁気的分離を促進し、ノイズの低減、SNRの向上および記録分解能の向上といった媒体特性の改善を図ることができる点で好ましい。
なお、上記磁気記録層の形成は、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法を用いて実施することができる。
(1−3)
前記(1−2)において言及した磁性層は、任意選択的に、磁気記録層と基板との間に、非磁性下地層、軟磁性層、シード層、中間層などの層をさらに含んでもよい。これらの層は、磁性を有する層であってよく、非磁性の層であってもよい。
非磁性下地層
前記非磁性下地層は、Ti、又はCrTi合金のようなCrを含む非磁性材料を用いて形成することができる。
軟磁性層
前記軟磁性層は、FeTaC、センダスト(FeSiAl)合金などの結晶性材料;FeTaC、CoFeNi、CoNiPなどの微結晶性材料;又はCoZrNd、CoZrNb、CoTaZrなどのCo合金を含む非晶質材料を用いて形成することができる。軟磁性層は、垂直磁気記録媒体において、磁気ヘッドの発生する垂直方向磁界を磁気記録層に集中させる機能を有する。軟磁性層の膜厚は、記録に使用する磁気ヘッドの構造や特性によって最適値が変化するが、概ね10nm以上500nm以下程度であることが、生産性との兼ね合いから好ましい。
シード層
前記シード層は、NiFeAl、NiFeSi、NiFeNb、NiFeB、NiFeNbB、NiFeMo、NiFeCrなどのようなパーマロイ系材料;CoNiFe、CoNiFeSi、CoNiFeB、CoNiFeNbなどのようなパーマロイ系材料にCoをさらに添加した材料;Co;あるいはCoB,CoSi,CoNi,CoFeなどのCo基合金を用いて形成することができる。シード層は、磁気記録層の結晶構造を制御するのに充分な膜厚を有することが好ましく、通常の場合、3nm以上50nm以下の膜厚を有することが好ましい。
中間層
前記中間層は、Ru、若しくはRuを主成分とする合金を用いて形成することができる。中間層は、通常0.1nm以上20nm以下の膜厚を有することが好ましい。このような範囲内の膜厚とすることは、磁気記録層の磁気特性や磁気記録特性を劣化させることなしに、高密度記録に必要な特性を磁気記録層に付与するために好ましい。
なお、上記非磁性下地層、軟磁性層、シード層及び中間層の形成は、前記磁気記録層と同様、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法を用いて実施することができる。
(2)工程(b)について
上記工程(b)において、工程(a)で提供された磁性層上に保護膜を形成する。
(2−1)
保護膜の形成は、炭化水素ガスを原料ガスとするプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition、化学蒸着)法を用いて行う。該方法において、原料ガスをプラズマ状態にし、活性なラジカルやイオンを発生させて保護膜である非晶質炭素薄膜を形成する。非晶質炭素としては表面平滑性と硬質性の観点から、ダイヤモンド状炭素(DLC、Diamond Like Carbon)が好ましい。
プラズマ発生のための電力供給は、容量結合式で実施してもよく、誘導結合式で実施してもよい。供給する電力としては、直流電力、HF電力(周波数:数十〜数百kHz)、RF電力(周波数:13.56MHz、27.12MHz、40.68MHzなど)、マイクロ波(周波数:2.45GHz)などを使用することができる。
プラズマの発生装置としては、平行平板型装置、フィラメント型装置、ECRプラズマ発生装置、ヘリコン波プラズマ発生装置などを用いることができる。本願発明においては、フィラメント型プラズマCVD装置を用いることが好ましい。
(2−2)
前記原料ガスとしては、低級飽和炭化水素ガス及び低級不飽和炭化水素ガスを含む混合ガスを用いる。一般的にいえば、低級飽和炭化水素ガスによる成膜速度は比較的小さいのに対し、低級不飽和炭化水素ガスの成膜速度は比較的大きい。この両者の混合ガスを用い、その混合比を調節することにより成膜速度を制御することができる。
ここで、低級飽和炭化水素ガスはメタン、エタン、プロパン、ブタン及びこれらの2種以上の混合物からなる群から選択され、低級不飽和炭化水素ガスはエチレン、プロピレン、ブチレン、ブタジエン及びこれらの2種以上の混合物からなる群から選択される。
この中でも、低級飽和炭化水素ガスとしてエタン、低級不飽和炭化水素ガスとしてエチレンを用いることが、良好な耐食性の点で好ましい。
なお、本発明の効果を損なわない範囲で、他の炭化水素ガス、たとえばアセチレンやベンゼン等が10モル%未満の少量含まれていてもよい。
(2−3)
上記工程(b)は、前記磁性層上に第一保護膜を形成する工程(b−1)と、該第一保護膜上に第二保護膜を形成する工程(b−2)とを含んでいる。これら工程(b−1)と工程(b−2)」とでは、用いる原料ガスである混合ガス(低級飽和炭化水素ガス及び低級不飽和炭化水素ガス)の混合比を変えている。
すなわち、工程(b−1)では、原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.5超3.0未満となるように低級飽和炭化水素ガスと低級不飽和炭化水素ガスとの混合比が調節された原料ガスを用いたプラズマCVD法により行なわれ、
工程(b−2)では、原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.0超2.5未満となるように低級飽和炭化水素ガスと低級不飽和炭化水素ガスとの混合比を調節された原料ガスを用いたプラズマCVD法により行なわれる。
ここで、上記原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数Nは、用いる各炭化水素ガスiの1分子中水素原子数をN 、各炭化水素ガスの流量(sccm)をF 、各炭化水素ガスiの1分子中の炭素原子数をN とした場合に、
N=Σ ×FΣ(N ×
の式を用いて計算できる。ここでΣは各炭化水素ガスiについての総和をとることを示す。
このように工程(b−1)において1炭素原子当たりの平均水素原子数の比較的高い混合比の原料ガスを用いることで、得られる第一保護膜にはC−H結合によるテトラヘドラル構造をより多く導入し、もって耐食性・耐久性を良好にすることができる。
他方、工程(b−2)において、1炭素原子当たりの平均水素原子数の比較的低い混合比の原料ガスを用いることで、得られる第二保護膜において潤滑層との結合性を阻害するH(水素)成分を低減し良好なFOD特性を得ることが可能となる。
ここで、工程(b−1)において、原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数を2.5超とするのは、C−H結合によるテトラヘドラル構造をより多く導入するという技術的観点に基づくものであり、さらに原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数を3.0未満とするのは過剰水素によるポリマー化を防ぐという技術的観点によるものである。
他方、工程(b−2)において、原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数を2.0超とするのは、C−H結合によるテトラヘドラル構造を維持するという技術的観点に基づくものであり、さらに原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数を2.5未満とするのは潤滑層との結合性を阻害する水素を低減するという技術的観点によるものである。
(2−4)
上記(2−3)で説明した第一保護膜と第二保護膜の膜質の制御は、好ましくは、さらにプラズマCVD法におけるイオン加速電位差を調節することで、より良好に制御できる。すなわち、イオン加速電位差を比較的低く設定することで、保護膜中、C−H結合によるテトラヘドラル構造をより多く導入できるのに対して、イオン加速電位差を比較的高く設定することで、形成される保護膜中に留まるH(水素)成分の量を低減することができる。
より具体的には、工程(b−1)のプラズマCVD法におけるイオン加速電位差の好ましい上限がC−H結合によるテトラヘドラル構造をより多く導入するとの観点から180V以下であり、好ましい下限がプラズマ放電維持の観点から60V以上である。他方、工程(b−2)のプラズマCVD法におけるイオン加速電位差の好ましい下限が潤滑層との結合性を阻害する水素を低減するとの観点から180V以上であり、好ましい上限がC−H結合によるテトラヘドラル構造を維持するとの観点から300V以下である。
ここで、イオン加速電位差とは、下記の式(1)により計算される。
イオン加速電位差=アノード電位−バイアス電位 (1)
そして、アノード電位とはプラズマCVD装置内においてアノードに印加される電位であり、バイアス電位とは、プラズマCVD装置内において工程(a)で提供される基板上に形成された磁性層に印加される電位である。たとえば、アノード電位=+60V、バイアス電位=−120Vの場合、イオン加速電位差=アノード電位−バイアス電位=(+60V)−(−120V)=180Vとなる。
(2−5)
保護膜の膜厚は、良好な耐食性を得る観点からは1.2nm以上が好ましく、磁気ヘッドとの磁気スペーシングロスを低減し良好な磁気記録特性を得る観点からは2.5nm以下が好ましい。
また、本発明の保護膜は第一保護膜及び第二保護膜を含むところ、第一保護膜の良好な耐食性・耐久性及び第二保護膜の良好なFOD特性いずれも有効に発揮する観点から、第一保護膜及び第二保護膜の膜厚の比は、第一保護膜の膜厚:第二保護膜の膜厚=3:7〜7:3が好ましい。
(3)工程(c)について
工程(b)により得られた保護膜の表面に対して、さらに窒化処理する工程を含んでもよい。
この工程により、保護膜表面に潤滑層との結合性を促進するN(窒素)成分を導入して、FOD特性をさらに向上させることができる。
N(窒素)成分の導入は、たとえばプラズマ源に窒素ガスを導入して、カーボン層表面を窒素プラズマ処理することにより行なうことができる。
B.磁気記録媒体の製造方法
前記A.の保護膜製造方法に続いて、保護膜上に潤滑層を形成することにより、基板と、該基板上に形成された磁性層と、該磁性層上に形成された保護膜と、該保護膜上に形成された潤滑層と、を少なくとも有する磁気記録媒体を製造することができる。
潤滑層は、磁気ヘッドが磁気記録媒体に接触している際の潤滑性を付与するための層であり、当該技術分野において知られている公知の液体潤滑剤材料をもちいて基板上に形成できる。具体的にはパーフルオロポリエーテル系液体潤滑剤(PFPE)を用いるのが好ましい。ディップコート法あるいはスピンコート法などにより、1nm程度の層厚で塗布できる。より具体的な液体潤滑剤としては、フォンブリン−Z−テトラオール(Fomblin−Z−tetraol、Solvay Solexis社製)、A20H(MORESCO社製)などを例示できる。
潤滑層の層厚は、良好な耐久性の観点から0.7nm以上が好ましく、磁気ヘッドとの磁気スペーシングロスを低減し良好な磁気記録特性を得る観点からは1.8nm以下であるのが好ましい。
<実施例>
<実験例1>
(1)磁性層を有する基板の提供
まず、外径95mm、内径25mm、厚さ1.27mmの円環状アルミニウム製ディスクを用いて、以下の手順で磁性層を有する基板を準備した。
すなわち、まず前記アルミニウム製ディスクの表面に、12μmの膜厚を有するNi−Pメッキを施し、非磁性基板を調製した。得られた非磁性基板に対して、平滑化加工および洗浄を施した。
次いで、DCマグネトロンスパッタ法を用いて、洗浄済みの非磁性基板上に順次、複数の金属膜(非磁性下地層、軟磁性層、シード層、中間層、第1磁性層、結合制御層、第2磁性層及び第3磁性層)を形成した。すなわち、
・非磁性基板上にCr50Ti50膜を積層して、6.0nmの膜厚を有する非磁性下地層を形成、
・非磁性下地層の上にCoZrNb膜を積層して、20nmの膜厚を有する軟磁性層を形成、
・軟磁性層の上にCoNiFe膜を積層して、8.0nmの膜厚を有するシード層を形成、
・シード層の上にRuを積層して、10nmの膜厚を有する中間層を形成、
・中間層の上にCoCrPt−SiO膜を積層して、10nmの膜厚を有する第1磁性層を形成、
・第1磁性層の上にRu膜を積層して、0.2nmの膜厚を有する結合制御層を形成、
・結合制御層の上にCoCrPt−SiO膜を積層して、3.0nmの膜厚を有する第2磁性層を形成、及び
・第2磁性層の上にCoCrPt−B膜を積層して、6.0nmの膜厚を有する第3磁性層を形成した。
なお、上記基板において磁気記録層は、第1磁性層、結合制御層、第2磁性層及び第3磁性層の4層構造となっている。
(2)保護膜の形成
次に得られた磁性層上にプラズマCVD法を用いて保護膜を形成した。装置としてはフィラメント型のプラズマCVD装置を用いて、カソードフィラメントに所定の電流を供給して熱電子を放出させながら、装置内に原料ガスである炭化水素ガスを導入して炭化水素ガスのプラズマを生成させた。
原料ガスとしては、エタン(C)ガスとエチレン(C)ガスとの混合ガスを用いた。まず、第一工程として、エタン(C)ガス流量を45sccm、エチレン(C)ガス流量を15sccm、アノード電位を+40V、バイアス電位を−60V(即ち、イオン加速電位差は100V)、基板温度を約180℃に設定して、成膜時間を調整して厚さ1.0nmの第一保護膜(DLC膜)を磁性層上に形成した。即ち、第一工程における原料ガス中の1炭素原子あたりの平均水素原子数は2.75であった。
次に、第二工程として、エチレン(C)ガス流量を45sccm、エタン(C)ガス流量を15sccm、アノード電位を+80V、バイアス電位を−180V(即ち、イオン加速電位差は260V)とし、成膜時間を調整して、第一保護膜上に厚さ1.0nmの第二保護膜(DLC膜)を形成した。即ち、第二工程における原料ガス中の1炭素原子あたりの平均水素原子数は2.25であった。
上記第一及び第二保護膜を合わせると厚さ2.0nmの保護膜(DLC膜)となった。
さらに、第三工程として、窒素(N)ガス流量を50sccm、基板温度約180℃、処理時間を1.0sとして第二保護膜の表面を窒化処理した。
なお、ここで用いられている、「sccm」は標準状態(1atm/0℃)での1分間当たりの流量(単位cm)を指す。
(3)潤滑層の形成
このようにして形成した保護膜の上に、パーフルオロポリエーテル(HOCHCH(OH)CH−OCHCFO−(CFCFO)n−(CFO)m−CFCHO−CHCH(OH)CHOH、分子量は2000〜4000)を主体とする液体潤滑剤をディップ法により塗布し、厚さ1.0nmの潤滑層を形成した。
(4)耐食性評価
上記(1)〜(3)のようにして作製した磁気記録媒体サンプル上に所定濃度(3.0%)の硝酸水溶液を90°間隔で4箇所に0.5mLずつ滴下、抽出し、Co溶出量をICP−MS(誘導結合プラズマ質量分析、Inductively coupled plasma mass spectroscopy)で測定した。測定に当たっては標準試料による検量線を用いた。
Co溶出量は0.019ng/cmと少なく、良好であった。
なお、Co溶出量0.040ng/cm以下を「特に」良好と判定した基準数値とした。磁気記録媒体としてこの値であれば、ドライブでの信頼性評価で不具合を起こさないレベルである。
(5)耐久性評価
上記(1)〜(3)のようにして作製した磁気記録媒体サンプルに、直径2mmのアルティックボールを荷重30gf、線速度25cm/sで摺動させて保護膜が破断するまでの摺動回数を測定した。摺動回数は470回と多く、良好であった。
なお、摺動回数400回以上を「特に」良好と判定した基準数値とした。磁気記録媒体としてこの値であれば、ドライブでの信頼性評価で不具合を起こさないというレベルである。
(6)FOD特性評価
所定の回転数で磁気ヘッドを浮上させた状態から、磁気ヘッドの素子部に内蔵されたヒーターに通電することにより磁気ヘッドの素子部を加熱膨張させて突き出させていき、磁気ヘッドの浮上が不安定になるTD(タッチ・ダウン)ヒーターパワーを測定するものである。回転数は7200rpm、AE(Acoustic Emission)センサーでTDを検知した。TDヒーターパワーは50.7mWと大きく、良好であった。
なお、TDヒーターパワー50.0mW以上を、「特に」良好と判定した基準数値とした。磁気記録特性において、FODの効果が認められるレベルである。
<実験例2〜9>
実験例1と同様の方法において、保護膜形成第一工程のエタン(C)ガスとエチレン(C)ガスの混合比を種々変更した条件で磁気記録媒体を作製した。その他の条件は実験例1と同様である。すなわち、実験例1〜9における基板、磁性層、第二保護膜及び潤滑層は同じである。
これらの耐食性と耐久性の結果を実験例1の評価結果とともに表1に示す。
Figure 0005808511
上記表1の評価結果から明らかなように、エタン(C)ガス流量がエチレン(C)ガス流量より大きく、原料ガスの1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.5超3.0未満の場合に、良好な耐食性(0.040ng/cm以下)及び耐久性(摺動回数400回以上)を示した(実験例1、2、4)。
これに対して、エタン(C)ガス流量がエチレン(C)ガス流量より小さく、原料ガスの1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.0超2.5以下の場合には、耐食性、耐久性が悪化した(実験例3、5〜9)。
<実験例10〜17>
実験例1と同様の方法において、保護膜形成第二工程のエチレン(C)ガスとエタン(C)ガスの混合比を種々変更した条件を実施した。その他の条件は実験例1と同様である。すなわち、実験例1、10〜17における基板、磁性層、第一保護膜及び潤滑層は同じである。
これらのFOD特性の結果を実験例1の結果とともに表2に示す。
Figure 0005808511
上記表2の評価結果から明らかなように、エチレン(C)ガス流量がエタン(C)ガス流量より大きく、原料ガスの1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.0超2.5未満の場合に、良好なFOD特性(50.0mW以上)を示した(実験例1、10、12)。
これに対して、エチレン(C)ガス流量がエタン(C)ガス流量より小さく、原料ガスの1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.5以上3.0未満の場合には、FOD特性が悪化している(実験例11、13〜17)。
<実験例18〜25>
実験例1と同様の方法において、保護膜形成第一工程のイオン加速電位差(=アノード電位−バイアス電位)を種々変更した条件を実施した。その他の条件は実験例1と同様である。すなわち、実験例1、18〜25の基板、磁性層、第二保護膜及び潤滑層は同じである。
これらの耐食性と耐久性の結果を実験例1の結果とともに表3に示す。
Figure 0005808511
上記表3の評価結果から明らかなように、イオン加速電位差(=アノード電位−バイアス電位)が180V以下の場合に、より良好な耐食性(0.040ng/cm以下)及び耐久性(摺動回数400回以上)を示した(実験例1、18、20、21、23)。
<実験例26〜33>
実験例1と同様の方法において、保護膜形成第二工程のイオン加速電位差(=アノード電位−バイアス電位)を種々変更した条件を実施した。その他の条件は実験例1と同様である。すなわち、実験例1、26〜33において、基板、磁性層、第一保護膜及び潤滑層は同じである。
これらのFOD特性の結果を実験例1の結果とともに表4に示す。
Figure 0005808511
上記表4の結果から明らかなように、イオン加速電位差(=アノード電位−バイアス電位)が180V以上の場合に、より良好なFOD特性(50.0mW以上)を示した(実験例1、26、28、29、31)。

Claims (5)

  1. 基板と、該基板上に形成された磁性層と、該磁性層上に形成された保護膜と、該保護膜上に形成された潤滑層と、を有する磁気記録媒体の製造のために用いることのできる保護膜の製造方法であって、
    (a)前記基板上に形成された前記磁性層を提供する工程と、
    (b)前記磁性層上に、低級飽和炭化水素ガス及び低級不飽和炭化水素ガスを含む混合ガスを原料ガスとするプラズマCVD法により、前記保護膜を形成する工程と、
    を含み、
    前記低級飽和炭化水素ガスが、メタン、エタン、プロパン、ブタン及びこれらの2種以上の混合物からなる群から選択され、
    前記低級不飽和炭化水素ガスが、エチレン、プロピレン、ブチレン、ブタジエン及びこれらの2種以上の混合物からなる群から選択され、
    前記工程(b)が、前記磁性層上に第一保護膜を形成する工程(b−1)と、該第一保護膜上に第二保護膜を形成する工程(b−2)とを含み、
    前記工程(b−1)が、前記原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.5超3.0未満となるように前記低級飽和炭化水素ガスと前記低級不飽和炭化水素ガスとの混合比が調節された原料ガスを用いたプラズマCVD法により行なわれ、
    前記工程(b−2)が、前記原料ガス中の1炭素原子当たりの平均水素原子数が2.0超2.5未満となるように前記低級飽和炭化水素ガスと前記低級不飽和炭化水素ガスとの混合比を調節された原料ガスを用いたプラズマCVD法により行なわれる、
    ことを特徴とする前記保護膜の製造方法。
  2. 前記低級飽和炭化水素ガスがエタンであり、前記不飽和炭化水素ガスがエチレンであることを特徴とする請求項1に記載の保護膜の製造方法。
  3. 前記工程(b−1)のプラズマCVD法におけるイオン加速電位差が180V以下であり、前記工程(b−2)のプラズマCVD法におけるイオン加速電位差が180V以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の保護膜の製造方法。
  4. さらに、前記工程(b)の後に、前記保護膜の表面を窒化処理する工程(c)を含むことを特徴とする請求項1に記載の保護膜の製造方法。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかの保護膜の製造方法を含む磁気記録媒体の製造方法。
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