JP2010157307A - 磁気ディスク及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】250Gビット/平方インチ以上の記憶容量であってもノイズの少ない、グラニュラ磁気記録層を含む磁気ディスク及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の磁気ディスクは、ディスク基体10上に直接又は中間層を介して形成され、グラニュラ柱状粒子間に非磁性領域を有してなるグラニュラ磁気記録層20と、前記グラニュラ磁気記録層20上に形成され、前記グラニュラ柱状粒子間で交換相互作用させる補助記録層22と、を具備し、前記補助記録層22は、0.1モル〜3モルの酸素を含有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、垂直磁気記録方式のハードディスクドライブ(HDD)などに搭載される炭素系保護層を有する磁気ディスク及びその製造方法に関する。
磁気記録方式のHDDなどに搭載される磁気ディスクに要求される特性は、記録された信号のSN比が良いこと、熱安定性が良いこと、記録し易いこと、などが挙げられる。この中で、SN比を向上させるためには、磁気記録層を構成する磁性粒子の粒径を小さくする必要がある。しかしながら、磁性粒子を小さくすると、信号が熱的に不安定となる。信号を熱的に安定させるためには、垂直磁気異方性エネルギー(Ku)を大きくする必要があるが、あまり垂直磁気異方性エネルギーを大きくすると、磁気ヘッドで情報を記録することができなくなる。
このような問題を解決するために、例えば、グラニュラ柱状粒子とグラニュラ柱状粒子間の非磁性領域とからなるグラニュラ磁気記録層と、このグラニュラ磁気記録層上に形成され、グラニュラ柱状粒子間で交換結合させる補助記録層と、を有するCGC(Continuous Granular Coupled)媒体が開発されている。CGC媒体においては、補助記録層とグラニュラ磁気記録層との間の交換相互作用と、補助記録層を介してのグラニュラ柱状粒子間の交換相互作用を調整することにより、静磁気特性(SN比)、記録特性、熱安定性を制御することができる。
特開2008−84432号公報
記憶容量が250Gビット/平方インチ未満の従来の垂直磁気記録方式の磁気ディスクにおいてはグラニュラ磁気記録層のみの場合よりも補助記録層を設けた方がノイズの低減を図ることができるが、記憶容量が250Gビット/平方インチ以上に高くなると、補助記録層が連続した膜であるが故に、補助記録層の磁性粒間の交換相互作用が強くノイズ発生の原因となることがわかった。さらに詳細に調査したところ、補助記録層はその堆積過程において下部のグラニュラ磁気記録層の柱状構造を受け継いで堆積しようとするが、酸化物を含まないために磁性粒間に存在する粒界部が不安定となり、膜の均一性が悪化してしまうことがわかった。この均一性の悪化がノイズ発生の原因であることを突き止めた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、250Gビット/平方インチ以上の記憶容量であってもノイズの少ない、グラニュラ磁気記録層を含む磁気ディスク及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の磁気ディスクは、ディスク基体上に直接又は中間層を介して形成され、グラニュラ柱状粒子間に非磁性領域を有してなるグラニュラ磁気記録層と、前記グラニュラ磁気記録層上に形成され、前記グラニュラ柱状粒子間で交換結合させる補助記録層と、を具備し、前記補助記録層は、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有することを特徴とする。
この構成によれば、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有する補助記録層を磁気記録層上に設けているので、補助記録層の磁性粒間の粒界の均一性を高めることが可能となり、その結果、磁気的な連続性についても均一性が高まるために、記憶容量が250Gビット/平方インチ以上であるグラニュラ構造を有する磁気記録層を備えた磁気ディスクにおいても、ノイズの低減を図ることができる。
本発明の磁気ディスクにおいては、前記酸素は、酸化物の状態で前記補助記録層に含まれることが好ましい。この場合においては、前記酸化物は、前記グラニュラ磁気記録層の前記非磁性領域上に偏析していることが好ましい。
本発明の磁気ディスクにおいては、前記グラニュラ磁気記録層が酸素を含有しており、前記補助記録層に含有している酸素の量が前記グラニュラ磁気記録層に含有している酸素の量よりも少ないことが好ましい。
本発明の磁気ディスクの一態様においては、前記グラニュラ磁気記録層に含有されている酸素が、複数の種類の酸化物が混合していることが好ましい。
本発明の磁気ディスクの一態様においては、前記グラニュラ磁気記録層と前記補助記録層との間に非磁性の分断層を設けることが好ましい。
本発明の磁気ディスクの一態様においては、前記グラニュラ磁気記録層が複数の層で設けられることが好ましい。
本発明の磁気ディスクにおいては、記憶容量が250Gビット/平方インチ以上であることが好ましい。
本発明の磁気ディスクの製造方法は、ディスク基体上に少なくともグラニュラ磁気記録層を形成する磁気記録層形成工程と、前記磁気記録層上に補助記録層を形成する補助記録層形成工程と、を具備する磁気ディスクの製造方法であって、前記補助記録層形成工程において、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有する補助記録層を形成することを特徴とする。
本発明の磁気ディスクの製造方法においては、前記補助記録層形成工程において、酸化物を含むスパッタリングターゲットを用いてスパッタリングにより前記補助記録層を形成することが好ましい。
本発明の磁気ディスクの製造方法においては、前記補助記録層形成工程において、0.5%〜3%の分圧で酸素を混入させた反応性スパッタリングにより前記補助記録層を形成することが好ましい。
本発明の磁気ディスクの製造方法においては、前記グラニュラ磁気記録層と前記補助記録層との間に非磁性の分断層を設けて、前記グラニュラ磁気記録層と前記補助記録層との間の強磁性結合の強さを調節できるようにすることが好ましい。
本発明の磁気ディスクの製造方法においては、前記グラニュラ磁気記録層を複数の層で形成することが好ましい。
本発明の磁気ディスクは、ディスク基体上に直接又は中間層を介して形成され、グラニュラ柱状粒子間に非磁性領域を有してなるグラニュラ磁気記録層と、前記グラニュラ磁気記録層上に形成され、前記グラニュラ柱状粒子間で交換結合させる補助記録層と、を具備し、前記補助記録層は、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有するので、250Gビット/平方インチ以上の記憶容量であってもノイズの少ない、グラニュラ磁気記録層を含む磁気ディスクである。
本発明の実施の形態に係る磁気ディスクの概略構成を示す図である。 図1に示す磁気ディスクの補助記録層を説明するための図である。 磁気記録層を構成する磁性層を1回の成膜で形成した場合の磁性粒子の成長について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る磁気ディスクの概略構成を示す図である。図1に示す垂直磁気記録方式の媒体100は、ディスク基体10、密着層12、軟磁性層14、配向制御層16、下地層18、磁気記録層20、補助記録層22、媒体保護層24、潤滑層26を順次積層することにより構成されている。
ディスク基体(磁気ディスク用基板)10としては、例えば、ガラス基板、アルミニウム基板、シリコン基板、プラスチック基板などを用いることができる。基板1として、表面が平滑な化学強化ガラス基板を用いる場合には、例えば、素材加工工程及び第1ラッピング工程;端部形状工程(穴部を形成するコアリング工程、端部(外周端部及び/又は内周端部)に面取り面を形成するチャンファリング工程(面取り面形成工程));端面研磨工程(外周端部及び内周端部);第2ラッピング工程;主表面研磨工程(第1及び第2研磨工程);化学強化工程などの工程を含む製造工程により製造することができる。
密着層12は、ディスク基体10と軟磁性層14との間の密着性を向上させることができる。これにより、軟磁性層14の剥離を防止することができる。密着層12の材料としては、例えばCrTi合金を用いることができる。
軟磁性層14は、磁気ヘッドの主磁極から発生する磁界を経由させる層である。軟磁性層14を構成する材料としては、例えばCoFeTaZr合金などが挙げられる。なお、軟磁性層14として、第1軟磁性層と第2軟磁性層の間に非磁性のスペーサ層を介在させた構成とし、AFC(Antiferro-magnetic exchange coupling:反強磁性交換結合)を備えるようにしても良い。これにより、軟磁性層14の磁化方向を高い精度で磁路(磁気回路)に沿って整列させることができ、磁化方向の垂直成分が極めて少なくなるため、軟磁性層14から生じるノイズを低減することができる。この場合、スペーサ層の材料としては、Ru(ルテニウム)などを用いることができる。
配向制御層16は、軟磁性層14を保護する作用と、下地層18の結晶粒の配向の整列を促進する作用を備える。配向制御層の材質としては、Ni、Cu、Pt、Pd、Zr、Hf、Nbから選択することができる。さらにこれらの金属を主成分とし、Ti、V、Ta、Cr、Mo、Wのいずれか1つ以上の添加元素を含む合金としてもよい。例えば、NiW、NiCr、NiTa合金、CuW合金、CuCr合金を好適に選択することができる。また、複数層として形成してもよい。
下地層18はhcp構造であって、磁気記録層20のhcp構造の結晶をグラニュラ構造(グラニュラ柱状粒子間に非磁性領域を有する構造)として成長させることができる。したがって、下地層18の結晶配向性が高いほど、磁気記録層20の配向性を向上させることができる。なお、さらに分離性を付与するために、成膜時のAr圧力が低圧の下層と高圧の上層に分けて形成するとよい。下地層の材質としては、Ruの他に、Re、Pt、RuCr合金、RuCo合金などから選択することができる。Ruはhcp構造をとり、Coを主成分とする磁気記録層を良好に配向させることができる。また、酸化物を添加してもよい。
磁気記録層20は、ディスク基体10上に直接又は中間層を介して形成される。磁気記録層20においては、複数の種類の酸化物(以下、「複合酸化物」という)を含有させることにより、非磁性の粒界に複合酸化物を偏析させている。すなわち、磁気記録層20における、非磁性物質であるCr及び複合酸化物(非磁性領域20a)は、磁性物質であるCoの周囲に偏析して粒界を形成し、磁性粒(磁性グレイン)20bが柱状のグラニュラ構造となる(グラニュラ磁気記録層)。
ここで、グラニュラ磁気記録層を構成する材料としては、CoCrPt−SiO(hcp結晶構造)や、CoCrPt−TiO(hcp結晶構造)などを挙げることができる。また、磁気記録層20の厚さは、5nm〜15nmであることが好ましい。
また、磁気記録層20は、複数の薄膜を積層させて形成してもよい。例えば、上述した材料を、複数回に分けて成膜することにより、複数の層(積層膜)で形成することができる。これにより、磁性粒子が成膜されるにつれて肥大化することを抑制し、下層から上層までの粒径を均一にすることができる。なお、積層する膜は同一の材料を用いてもよいし、異なる材料を用いてもよい。
補助記録層22は、グラニュラ磁性層の上方に形成され、グラニュラ磁性層のグラニュラ柱状粒子同士を交換結合させる役割を持つ。補助記録層22としては、高い垂直磁気異方性を持ち、かつ高い飽和磁化Msを示す、ディスク基体の面内方向に磁気的な連続性を有する薄膜(連続層)が好適である。補助記録層22は、逆磁区核形成磁界Hn、耐熱揺らぎ特性の改善、オーバーライト特性の改善を目的とする。補助記録層22の材料としては、CoCrPtB−CuO、CoCrPtB−CoO、CoCrPtB−Co、CoCrPtB−Cr、CoCrPtB−SiO、CoCrPtB−TiO、さらに、前述のCoCrPtBの他に、CoPt、CoCrPt、CoCrPtTa、CoCrPtCu、CoCrPtBCuなどの合金に各種酸化物を添加したものなどを挙げることができる。また、前記合金をスパッタリングする際に酸素を適切な分圧で添加して反応性スパッタリングによって形成することもできる。
また、補助記録層22は、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有する。補助記録層22に含有している酸素の量は、グラニュラ磁気記録層20に含有している酸素の量よりも少ないことが好ましい。このように設定することにより、補助記録層22において磁気的に分離させず補助記録層としての効果(グラニュラ柱状粒子間で交換結合させる効果)を維持することができる。なお、「酸素」の量は、酸素分子(O)換算にて算出した値である。例えば、2モル%のCuOであれば、酸素分子換算で1モルである。また、2モル%のSiOであれば、2モルである。
補助記録層22において、酸素は、図2に示すように酸化物の状態で偏析するか、あるいは、他の原子と結合して化合物として偏析する。この偏析物22aは、磁気記録層20の非磁性領域20a上に偏析する。酸化物を含むスパッタリングターゲットを用いてスパッタリングにより補助記録層22を形成すると、酸化物の状態で偏析し、0.5%〜3%の分圧で酸素を混入させた反応性スパッタリングにより補助記録層22を形成すると、CoやCrなどの原子と結合して化合物として偏析する。また、補助記録層22の厚さは、5nm〜10nmであることが好ましい。また、補助記録層20を、複数の膜として形成してもよい。
このように補助記録層22に0.1モル%〜3モル%の酸素を積極的に含有させることにより、補助記録層の堆積過程において生じる構造的な不均一性を減少させることができ、その不均一性に起因する補助記録層要因のノイズを減少させることができる。さらに、補助記録層の特性が改善した結果、磁気記録層20のグラニュラ柱状粒子同士の交換結合の制御性も向上する。これにより、磁気記録層20から補助記録層22に渡る全般的なノイズの低減が可能となる。この効果は、記憶容量が250Gビット/平方インチ以上である場合に特に顕著となる。
媒体保護層24は、真空を保ったままカーボンをCVD法により成膜して形成した。媒体保護層24は、磁気ヘッドの衝撃から垂直磁気記録層を保護するための保護層である。一般にCVD法によって成膜されたカーボンはスパッタリング法によって成膜したものと比べて膜硬度が向上するので、磁気ヘッドからの衝撃に対してより有効に垂直磁気記録層を保護することができる。また、媒体保護層24の厚さは、2nm〜5nmであることが好ましい。
潤滑層26は、PFPE(パーフロロポリエーテル)をディップコート法により成膜した。ここでは、潤滑層26の膜厚は約1nmである。
図1に示す垂直磁気記録媒体100において、磁気記録層20と補助記録層22の間に非磁性の層である分断層を設けてもよい。分断層を設けることにより、磁気記録層20と補助記録層22の間の強磁性交換結合の強さを調節することが可能となる。その結果、磁気記録層20に存在する柱状磁性粒子間の磁気的結合の強さも調節可能となり、媒体特性をさらに高めることができる。分断層としては、例えば、ルテニウム(Ru)や、RuにCrやCo、酸素や酸化物などを添加した、Ru合金やRu化合物の薄膜で形成することができる。
上記構成の磁気ディスクの製造においては、まず、アモルファスのアルミノシリケートガラスをダイレクトプレスで円盤状に成型し、ガラスディスクを作製する。このガラスディスクに研削、研磨、化学強化を順次施し、化学強化ガラスディスクからなる平滑な非磁性のディスク基体10を得る。
得られたディスク基体10上に、真空引きを行った成膜装置を用いて、Ar雰囲気中でDCマグネトロンスパッタリング法にて、密着層12から補助記録層22まで順次成膜を行い、媒体保護層24はCVD法により成膜する。この後、潤滑層26をディップコート法により形成する。
補助記録層22の成膜においては、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有させる。例えば、酸化物を含むスパッタリングターゲットを用いてスパッタリングにより補助記録層22を形成する、あるいは、0.5%〜3%の分圧で酸素を混入させた反応性スパッタリングにより補助記録層22を形成する。
このように、本発明の磁気ディスクは、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有する補助記録層を磁気記録層上に設けているので、補助記録層の磁性粒間の粒界の均一性を高めることが可能となり、その結果、磁気的な連続性についても均一性が高まるために、記憶容量が250Gビット/平方インチ以上であるグラニュラ構造を有する磁気記録層を備えた磁気ディスクにおいても、ノイズの低減を図ることができる。
次に、本発明の効果を明確にするために行った実施例について説明する。
(実施例1)
非磁性の基板として表面が平滑なアルミノシリケート系アモルファス化学強化ガラス基板を用い、これを洗浄した後、DCマグネトロンスパッタ装置内に導入し、厚さ10nmのCr−50Ti薄膜(密着層12)、厚さ24nmの92(40Fe−60Co)−3Ta−5Zr薄膜(第1軟磁性層)、厚さ0.5nmのRu薄膜(スペーサ層)、厚さ24nmの92(40Fe−60Co)−3Ta−5Zr薄膜(第2軟磁性層14)、厚さ5nmの95Ni−5W薄膜(配向制御層16)、厚さ20nmのRu薄膜(下地層18)、厚さ12nmの90(Co−14Cr−16Pt)−10(SiO)薄膜(磁気記録層20)、厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜(補助記録層22)を成膜し、次いで、厚さ5nmのカーボンからなる媒体保護層24を成膜した。なお、保護層以外の各金属膜のスパッタリング時のArの圧力については、下地層18は前半の10nmは0.6Pa、後半の10nmは5.0Pa、磁気記録層20は4.0Pa、それ以外は0.6Paとした。この後、DCマグネトロンスパッタ装置から取り出し、洗浄後ディップ法により潤滑剤(PFPE)を塗布し、ベークして厚さ1nmの潤滑層26を形成した。このようにして実施例1の記憶容量250Gビット/平方インチ用の磁気ディスクを作製した。なお、補助記録層22の成膜においては、処理ガス(Arガス)に3%の分圧で酸素ガスを混入させて反応性スパッタリングにより成膜し、酸素含有量が3モル%であることを確認した。
(実施例2)
厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(CuO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例2の磁気ディスクを作製した。
(実施例3)
厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(CoO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例3の磁気ディスクを作製した。
(実施例4)
厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(SiO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例4の磁気ディスクを作製した。
(実施例5)
厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(TiO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例5の磁気ディスクを作製した。
(実施例6)
厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、94(Co−20Cr−19Pt−3B)−6(CuO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例6の磁気ディスクを作製した。
(比較例1)
厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、厚さ7nmのCo−20Cr−19Pt−3B薄膜の補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして比較例1の磁気ディスクを作製した。
(比較例2)
厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、厚さ7nmの92(Co−20Cr−19Pt−3B)−8(CuO)薄膜の補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして比較例2の磁気ディスクを作製した。
この実施例1〜実施例6及び比較例1〜比較例2の磁気ディスクについて、トラック幅(磁気的実効幅(MWW))及びビットエラーレート(桁)を調べた。その結果を下記表1に示す。なお、ビットエラーレートは、スピンスタンドを用いて1300kFCI(オーバーライト特性)において、107個の既知のランダムデータを記録しておき、読み込みエラー個数を調べ、下記式(1)により求めた。また、磁気的実効幅は、スピンスタンドを用いてトラックプロファイルから算出した。
bER=log(エラー個数/データ数) 式(1)
Figure 2010157307
表1から分かるように、実施例1〜実施例6の磁気ディスクは、ビットエラーレートが相対的に小さかった。これは、補助記録層に0.1モル%〜3モル%の酸素が含有されているので、補助記録層の堆積過程において生じる構造的な不均一性を減少させることができ、その不均一性に起因する補助記録層要因のノイズが低減されたものと考えられる。一方、比較例1の磁気ディスクは、ビットエラーレートが相対的に大きかった。これは、補助記録層に酸素が含有されてないので、磁性粒間に存在する粒界部が不安定となり膜の均一性が悪化してしまうため、ノイズが大きかったものと考えられる。また、比較例2の磁気ディスクも、実施例1〜実施例6の磁気ディスクと比較してビットエラーレートが相対的に大きかった。これは、補助記録層において、3モル%より多く(4モル%)の酸素が含有されたために、磁気ディスク面内方向における磁気的な連続性が過度に失われてしまい、オーバーライト特性が悪化したためと考えられる。なお、トラック幅については、いずれの実施例も比較例の値プラスマイナス2nmの範囲であり、測定誤差を考えると同等とみなすことができる。
次に、磁気記録層が複数の酸化物を有するように形成した場合について説明する。
(実施例7)
厚さ12nmの90(Co−14Cr−16Pt)−10(SiO)薄膜の代わりに、90(Co−14Cr−16Pt)−5(SiO)−5(TiO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ12nmの磁気記録層20を形成し、厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(CuO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例7の磁気ディスクを作製した。
(実施例8)
厚さ12nmの90(Co−14Cr−16Pt)−10(SiO)薄膜の代わりに、89(Co−14Cr−16Pt)−5(SiO)−5(TiO)−1(Co)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ12nmの磁気記録層20を形成し、厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(CuO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例8の磁気ディスクを作製した。
(実施例9)
厚さ12nmの90(Co−14Cr−16Pt)−10(SiO)薄膜の代わりに、90(Co−14Cr−16Pt)−5(SiO)−5(TiO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ12nmの磁気記録層20を形成し、厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(CoO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例9の磁気ディスクを作製した。
(実施例10)
厚さ12nmの90(Co−14Cr−16Pt)−10(SiO)薄膜の代わりに、89(Co−14Cr−16Pt)−5(SiO)−5(TiO)−1(Co)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ12nmの磁気記録層20を形成し、厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(CoO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例10の磁気ディスクを作製した。
(実施例11)
厚さ12nmの90(Co−14Cr−16Pt)−10(SiO)薄膜の代わりに、90(Co−14Cr−16Pt)−10(TiO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ12nmの磁気記録層20を形成し、厚さ7nmの酸素含有Co−20Cr−19Pt−3B薄膜の代わりに、98(Co−20Cr−19Pt−3B)−2(CuO)のターゲットを用いてスパッタリングにより厚さ7nmの補助記録層22を形成すること以外は実施例1と同様にして実施例11の磁気ディスクを作製した。
この実施例7〜実施例11の磁気ディスクについて、磁気的実効幅(MWW)及びビットエラーレート(桁)を調べた。その結果を下記表2に示す。なお、ビットエラーレートは、スピンスタンドを用いて1300kFCI(オーバーライト特性)において、107個の既知のランダムデータを記録しておき、読み込みエラー個数を調べ、上記式(1)により求めた。また、磁気的実効幅は、スピンスタンドを用いてトラックプロファイルから算出した。
Figure 2010157307
表2から磁気記録層が複数の酸化物を有している方が、特性が向上することが確認できた。これは、スパッタリングにより成膜される90(Co−14Cr−16Pt)−10(SiO)等のグラニュラ構造の磁性層は酸素欠損が生じ、Siが磁性粒子(CCP)内部に入り込んで磁気異方性エネルギーを落としてしまっているが、酸化物を混合することにより酸素欠損を補うことができるためである。また、実施例8が最も特性が良いが、これは、Co酸化物はギブスエネルギーが大きいため(酸化物として不安定であるため)CoとOが分離しやすく、分離したCoが磁性層内部に入り、OがSiやTiの酸素欠損を補っているためと考えられる。なお、ここでは、Coを用いる場合を示したが、CoOを用いてもよい。
次に、磁気記録層と補助記録層の間に分断層を形成した場合について説明する。
(実施例12)
磁気記録層と補助記録層の間に、分断層を形成すること以外は、実施例8と同様にして実施例12の磁気ディスクを作製した。分断層は、Ar圧0.6PaにてスパッタリングによりRuからなる厚さ0.3nmの薄膜で形成した。
(実施例13)
磁気記録層と補助記録層の間に、分断層を形成すること以外は、実施例8と同様にして実施例13の磁気ディスクを作製した。分断層は、Ar圧0.6PaにてスパッタリングによりRu−10(WO)からなる厚さ0.5nmの薄膜で形成した。
(実施例14)
磁気記録層と補助記録層の間に、分断層を形成すること以外は、実施例8と同様にして実施例14の磁気ディスクを作製した。分断層は、Ar圧0.6PaにてスパッタリングによりRu−50Coからなる厚さ0.4nmの薄膜で形成した。
実施例12〜実施例14の磁気ディスクについて、磁気的実効幅(MWW)及びビットエラーレート(桁)を調べた。その結果を下記表3に示す。
Figure 2010157307
表3から磁気記録層と補助記録層の間に分断層を設けることにより、特性が向上することが確認できた。
次に、磁気記録層を複数の層で形成した場合について説明する。
(実施例15)
磁気記録層を積層構造(3層積層)とすること以外は、実施例12と同様にして実施例15の磁気ディスクを作製した。磁気記録層の積層構造は、89(Co−14Cr−16Pt)−5(SiO)−5(TiO)−1(Co)のターゲットを用いて、スパッタリングによりトータルの厚さが12nmとなるように3回に分けて成膜を行った。
(実施例16)
磁気記録層を積層構造(2層積層)とすること以外は、実施例12と同様にして実施例16の磁気ディスクを作製した。磁気記録層の積層構造は、89(Co−14Cr−16Pt)−5(SiO)−5(TiO)−1(Co)のターゲットを用いて、スパッタリングによりトータルの厚さが12nmとなるように2回に分けて成膜を行った。2回の成膜は異なるチャンバーを用いて行うか、もしくは、所定の膜厚を成膜した後に一度チャンバーから取り出した後に再度チャンバーに入れて成膜すればよい。
実施例15及び実施例16の磁気ディスクについて、磁気的実効幅(MWW)及びビットエラーレート(桁)を調べた。その結果を下記表4に示す。
Figure 2010157307
表4から磁気記録層を積層構造で設けることにより、特性が向上することが確認できた。これは、磁性層を1回の成膜で形成すると磁性粒子が徐々に肥大化するが(図3参照)、回数を分けて成膜して積層構造とすることにより、磁性粒子の肥大化を抑制し、下層から上層までの粒径を均一にできた結果、磁気記録層20の磁性粒子間の磁気的結合が深さ方向で均一になり、補助記録層に酸素を添加したことによる分離効果と相まって、図2に示したような理想的な構造の媒体に近づいたためと考えられる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、適宜変更して実施することができる。上記実施の形態における材質、個数、サイズ、処理手順などは一例であり、本発明の効果を発揮する範囲内において種々変更して実施することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明は、垂直磁気記録方式のHDDなどに搭載される磁気ディスクに適用することができる。
10 ディスク基体
12 密着層
14 軟磁性層
16 配向制御層
18 下地層
20 磁気記録層
20a 非磁性領域
20b 磁性粒
22 補助記録層
22a 偏析物
24 媒体保護層
26 潤滑層
100 垂直磁気記録媒体

Claims (13)

  1. ディスク基体上に直接又は中間層を介して形成され、グラニュラ柱状粒子間に非磁性領域を有してなるグラニュラ磁気記録層と、前記グラニュラ磁気記録層上に形成され、前記グラニュラ柱状粒子間で交換結合させる補助記録層と、を具備し、前記補助記録層は、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有することを特徴とする磁気ディスク。
  2. 前記酸素は、酸化物の状態で前記補助記録層に含まれることを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク。
  3. 前記酸化物は、前記グラニュラ磁気記録層の前記非磁性領域上に偏析していることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク。
  4. 前記グラニュラ磁気記録層が酸素を含有しており、前記補助記録層に含有している酸素の量が前記グラニュラ磁気記録層に含有している酸素の量よりも少ないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の磁気ディスク。
  5. 前記グラニュラ磁気記録層に含有されている酸素は、複数の種類の酸化物が混合していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の磁気ディスク。
  6. 前記グラニュラ磁気記録層と前記補助記録層との間に非磁性の分断層を設けることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の磁気ディスク。
  7. 前記グラニュラ磁気記録層が複数の層で設けられたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の磁気ディスク。
  8. 記憶容量が250Gビット/平方インチ以上であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の磁気ディスク。
  9. ディスク基体上に少なくともグラニュラ磁気記録層を形成する磁気記録層形成工程と、前記磁気記録層上に補助記録層を形成する補助記録層形成工程と、を具備する磁気ディスクの製造方法であって、前記補助記録層形成工程において、0.1モル%〜3モル%の酸素を含有する補助記録層を形成することを特徴とする磁気ディスクの製造方法。
  10. 前記補助記録層形成工程において、酸化物を含むスパッタリングターゲットを用いてスパッタリングにより前記補助記録層を形成することを特徴とする請求項9記載の磁気ディスクの製造方法。
  11. 前記補助記録層形成工程において、0.5%〜3%の分圧で酸素を混入させた反応性スパッタリングにより前記補助記録層を形成することを特徴とする請求項9記載の磁気ディスクの製造方法。
  12. 前記グラニュラ磁気記録層と前記補助記録層との間に非磁性の分断層を設けることを特徴とする請求項9記載の磁気ディスクの製造方法。
  13. 前記グラニュラ磁気記録層を複数の層で形成することを特徴とする請求項12記載の磁気ディスク製造方法。

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