JP2014147908A - 木材破砕装置のハンマー - Google Patents

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【課題】 ハンマーの交換頻度を抑えるとともにハンマーの磨耗による破砕効率の低下を抑制することができる木材破砕装置のハンマーを提供する。
【解決手段】 ハンマー20の揺動中心である軸支孔22は、回転体4に対してハンマー20を揺動自在に軸支するとともに、表裏を反転しての取り付けも可能にしてハンマー20を回転体4に着脱自在に取り付け、ハンマー20の先端側の外周部分は、軸支孔22を回転中心とした円弧状に形成されてロストル及びライナーとの間で挟撃隙間30,40を形成する湾曲面24をなし、ハンマー20の軸線Sに対する左右両端には、それぞれ木材を破砕する破砕刃25が形成される。これにより、ハンマー20の交換頻度を抑えるとともにハンマー20の磨耗による破砕効率の低下を抑制することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、木屑等の木材を破砕する木材破砕装置のハンマーに関する。
従来、木屑等の木材を粉砕・破砕する装置として、例えば特許文献1に示す装置が提案されている。この装置は、無数の選別孔が穿設された円筒状のスクリーンと、その内部に回転可能に設けられかつ先端にカッターが固定された粉砕羽根とを備え、スクリーンの内側に供給される木材を回転する粉砕羽根のカッターで粉砕する。また、木材を破砕する装置としては、破砕刃が形成されて回転体の外周端に揺動自在に取り付けられるハンマーと、回転体を包囲するように設けられたロストル及びライナー(挟撃部材)とを備えたものが提案されている。そして、この木材破砕装置では、装置内に供給される木材を回転体の回転に伴って回転するハンマーの破砕刃と挟撃部材との間(挟撃隙間)で激突・粉砕することで破砕する。
ところで、上記した木材破砕装置を構成するハンマーは、回転体の回転方向側となる一方向側の部分で木材を破砕するため、その一方向側の部分にのみ破砕刃を形成していた。このため、一方向側に形成した破砕刃が磨耗した場合には、その都度新しいハンマーに交換しなければならなかった。また、従来構成のハンマーでは、その先端部分に破砕刃を形成していたため、破砕刃の先端と挟撃部材との挟撃隙間が1点で形成されていた。したがって、破砕刃の先端が磨耗すると、これに伴って挟撃隙間が広がることになり、結果として破砕効率が極端に低下するという問題を有していた。
特開2007−167822号公報
本発明の課題は、ハンマーの交換頻度を抑えるとともにハンマーの磨耗による破砕効率の低下を抑制することができる木材破砕装置のハンマーを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の課題を解決するために、本発明の木材破砕装置のハンマーは、
内部空間が木屑等の木材の破砕室として形成されるケーシングと、前記破砕室内に設けられて駆動機構の駆動力により回転する回転体と、その回転体の外周端に揺動自在に軸支して取り付けられるハンマーと、前記回転体の外周を包囲するように設けられて前記ハンマーとの間に形成される挟撃隙間で前記破砕室内に供給される木材を破砕する挟撃部材と、を備えた木材破砕装置において、
前記ハンマーの揺動中心である軸支孔は、前記回転体に対してハンマーを揺動自在に軸支するとともに、表裏を反転しての取り付けも可能にしてハンマーを回転体に着脱自在に取り付け、
前記ハンマーの先端側の外周部分は、前記軸支孔を回転中心とした円弧状に形成されて前記挟撃部材との間で前記挟撃隙間を形成する湾曲面をなし、
前記ハンマーの軸線に対する左右両端には、それぞれ木材を破砕する破砕刃が形成されることを特徴とする。
このように、ハンマーの軸線に対する左右両端にそれぞれ破砕刃を形成するとともに、ハンマーを回転体に着脱自在に取り付ける軸支孔が、ハンマーの表裏を反転しての取り付けを可能にしている。このため、木材の破砕により回転体の回転方向側に配置された破砕刃が磨耗した場合には、ハンマーの表裏を反転して取り付けることで、回転体の回転方向とは反対側に配置されて木材破砕による磨耗が殆どない破砕刃を回転体の回転方向側に配置することができる。すなわち、ハンマーの表裏を反転して使用することで、ハンマーの使用期間を2倍に延ばすことができ、結果としてハンマーの交換頻度を抑えることができる。
また、挟撃部材との間で挟撃隙間を形成するハンマーの先端側の外周部分は、軸支孔を回転中心とした円弧状に形成された湾曲面に形成されている。このため、軸支孔を中心としたハンマーのいずれの揺動状態においても、湾曲面と挟撃部材との隙間を一定に保つことができるので、湾曲面の全ての領域を挟撃部材との間で挟撃隙間を形成する領域とすることができる。その結果、従来のハンマーに比べて、ハンマーの挟撃隙間形成領域を大幅に増やすことができるので、ハンマーの磨耗による破砕効率の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態における木材破砕装置を示す縦断面図。 木材破砕装置を構成する回転体とこの回転体に取り付けられるハンマーとを示す正面図。 ハンマーを示す正面図。 ハンマーを示す側面図。 ハンマーを示す上面図。 ハンマーとロストル及びライナーとの間に形成される挟撃隙間を示す部分拡大図。
以下、本発明に係る木材破砕装置の一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、木屑等の木材を破砕する木材破砕装置1は、内部空間が木材の破砕室3として形成されるケーシング2と、破砕室3内に設けられて駆動機構(図示しない)の駆動力により回転する回転体4と、回転体4の下部を包囲するように設けられる挟撃部材としてのロストル5と、回転体4の外周端に揺動自在に軸支して取り付けられるハンマー20とを備えている。
ケーシング2は、ほぼ円筒形状で、その外周上部には接線方向となる側方に伸びるように木材の投入口6が設けられ、投入口6に向かって次第に半径を大きくする円筒形状に形成されている。ケーシング2の内部空間となる円筒状の破砕室3には、中軸線に沿って回転軸7が回転自在に取り付けられる。回転軸7は、ケーシング2の背面から外部に突出して設けられ、外部に突出した部分がモータ等から構成される駆動機構に連結される。
破砕室3内の回転軸7には、軸心方向に沿って複数(本実施形態では、10個)の回転体4が並列状態で固定される。回転体4は、円筒状の破砕室3内面に沿った円盤形状をなし、その外周端には、図2に示すように、4個のハンマー20を個々に揺動自在に軸支して取り付ける揺動軸4aが突設されている。揺動軸4aの突設箇所、言い換えればハンマー20の取付箇所は、回転体4の円周方向の4等分位置となる4箇所であり、1個の回転体4に対して4個のハンマー20が等間隔で取り付けられる。
すなわち、本実施形態の木材破砕装置1では、破砕室3内に10個の回転体4が設けられることで、計40個(=4×10)のハンマー20が装置1内に取り付けられる。そして、駆動機構により回転軸7を図1に示すA方向に回転駆動することで、並列した10個の回転体4、言い換えれば各回転体4に取り付けられた計40個のハンマー20が破砕室3内でA方向に高速回転する。
回転体4の下方には、回転体4に近接してその下部を包囲するようにロストル5が設けられる。ロストル5は、回転体4の外周面に沿って円弧状に湾曲して形成されている。ロストル5には、破砕室3内で破砕された木材の破砕物(破砕チップ)を下方に排出するための排出孔5aが多数穿設されている。そして、ロストル5は、投入口6から破砕室3内に供給される木材を、その内壁面5bとハンマー20との間に形成される挟撃隙間30(図6参照)で破砕する。
破砕室3の内面には、ロストル5と同様にハンマー20との間で木材を破砕する挟撃部材としてのライナー8が設けられる。ライナー8は、破砕室3内における投入口6の外周側部分との境目部分に設けられ、投入口6から供給される木材が破砕室3の下側(ロストル5側)に落下する前、すなわち木材が投入口6から供給された直後に、その内壁面8aとハンマー20との間に形成される挟撃隙間40(図6参照)で木材に衝撃を与えて破砕する。
次に、本発明の要部を構成するハンマー20について説明する。ハンマー20は、強度及び耐磨耗性に優れた高マンガン鋼により形成されている。ただし、ハンマー20の材質は、これに限定されるものではなく、強度及び耐磨耗性に優れた材質であればいずれの材質であってもよい。ハンマー20は、図3ないし図5に示すように、ハンマー20を回転体4の揺動軸4aに揺動自在に取り付けるための軸支孔22が穿設された取付基部21と、ハンマー20の先端側部分でありかつ軸支孔22を回転中心としたほぼ扇形に形成された破砕部23とを備え、軸線Sに対して左右対称の形状に形成される。
取付基部21の軸支孔22は、回転体4の揺動軸4aに対してハンマー20を着脱自在に取り付けるとともに、左右対称形状のハンマー20の表裏を反転してこれを揺動軸4aに取り付けることも可能にする孔である。
破砕部23は、その先端側の外周部分が湾曲面24として形成されている。湾曲面24は、軸支孔22を回転中心とした円弧状に形成され、かつハンマー20の板厚断面においても円弧状に形成された形状をなしている。破砕部23におけるハンマー20の軸線Sに対する左右両端には、それぞれ木材を破砕する破砕刃25が形成されている。破砕刃25は、ハンマー20の左右両端に近づくほど徐々に先細りしたテーパー形状に形成されている。左右の破砕刃25の間に位置する破砕部23の外壁面には、ハンマー20の重量を減らすための減量凹部26が形成されている。
ここで、ハンマー20に関わる設定寸法を数値限定することで、本発明の技術思想を記載する。図3に示すように、湾曲面24の円弧形状を決定する軸支孔22の中心点Pから湾曲面24の外周端までの径寸法L1は178mmに設定されている。なお、湾曲面24の円弧形状を決定する径寸法L1は178mmに限定されるものではない。ただし、この径寸法L1は、後述するロストル5及びライナー8の径寸法R1,R2と挟撃隙間30,40の幅寸法H1,H2とから考慮して、ハンマー20が木材を破砕するのに最も効果を発揮する値であり木材の破砕効果を考えると、径寸法L1は150〜200mmの範囲内に設定することが望ましい。
図4に示すように、ハンマー20の板厚寸法Wは40mmに設定されている。これに対して、湾曲面24の板厚断面における円弧形状を決定する径寸法L2は30mmに設定されている。なお、径寸法L2は30mmに限定されるものではない。ただし、湾曲面24の板厚断面を円弧形状とすることで、挟撃隙間30,40で木材を挟撃する場合でも、その木材を挟撃隙間30,40に滞留させることなくハンマー20の板厚方向に即座に飛び出させる効果を奏し、このような効果と木材を破砕するのに必要なハンマー20の板厚寸法Wとを考慮すると、半径寸法L2は20〜40mmの範囲内に設定することが望ましい。また、図5に示すように、ハンマー20を構成する破砕刃25のテーパー角度θは24°に設定されている。ただし、テーパー角度θについても同様に24°に限定されるものではない。
次に、ハンマー20とロストル5との間に形成される挟撃隙間30の設定寸法、及びハンマー20とライナー8との間に形成される挟撃隙間40の設定寸法について図6を参照して説明する。図6に示すように、回転体4(回転軸7)の中心点Qからロストル5の内壁面5bまでの径寸法R1は628mmに設定されている。中心点Qからライナー8の内壁面8aまでの径寸法R2は650mmに設定されている。これに対して、中心点Qからハンマー20を取り付ける揺動軸4aの中心点、すなわち軸支孔22の中心点Pまでの径寸法R3は440mmに設定されている。なお、ハンマー20を揺動自在に取り付ける回転体4の直径寸法R4は1000mmである(図2参照)。
そして、前述したハンマー20の設定寸法から、ハンマー20の湾曲面24とロストル5の内壁面5bとの間に形成される挟撃隙間30の幅寸法H1は10mmに設定される。ハンマー20の湾曲面24とライナー8の内壁面8aとの間に形成される挟撃隙間40の幅寸法H2は32mmに設定される。ただし、挟撃隙間30の幅寸法H1及び挟撃隙間40の幅寸法H2はそれぞれ10mm及び32mmに限定されるものではない。挟撃隙間30の幅寸法H1は5〜30mmの範囲内で設定し、また挟撃隙間40の幅寸法H2は10〜50mmの範囲内で設定することにより、挟撃隙間30,40での適切な木材の破砕が実施可能となる。
ハンマー20に関わる設定寸法についてまとめると、ハンマー20とロストル5との間に形成される挟撃隙間30の幅寸法H1を5〜30mmの範囲内に設定することを前提として、径寸法R1に対する径寸法L1の比率、すなわちロストル5に対する湾曲面24の半径比は24〜32%の範囲内に設定される。また、ハンマー20とライナー8との間に形成される挟撃隙間40の幅寸法H2を10〜50mmの範囲内に設定することを前提として、径寸法R2に対する径寸法L1の比率、すなわちライナー8に対する湾曲面24の半径比は23〜31%の範囲内に設定される。これにより、本発明の技術思想となる挟撃部材(ロストル5及びライナー8)との間で挟撃隙間30,40を形成するハンマー20の湾曲面24は、湾曲面24の円弧形状を決定する軸支孔22の中心点Pから湾曲面24の外周端までの径寸法L1の設定において、挟撃部材に対する湾曲面24の半径比が23〜32%の範囲内に設定されることを特徴とする。
しかして、上記した木材破砕装置1によれば、投入口6から装置1内に供給される木材を回転体4の回転に伴って回転するハンマー20とロストル5及びライナー8との間(挟撃隙間30,40)で挟撃することにより破砕する。具体的に、破砕室3内に木材が供給されると、回転体4と共に高速回転しているハンマー20、厳密には回転体4の回転方向(A方向)側に配置されたテーパー形状の破砕刃25が木材に衝突して木材を切り裂くとともに、ハンマー20の湾曲面24とライナー8及びロストル5との間の挟撃隙間30,40で木材を挟撃して、その衝撃で木材を破砕する。そして、破砕した木材(破砕チップ)は、ロストル5の排出孔5aを通って下方に落下し、製品として回収される。
以上のように、本実施形態のハンマー20において、その揺動中心である軸支孔22は、回転体4に対してハンマー20を揺動自在に軸支するとともに、表裏を反転しての取り付けも可能にしてハンマー20を回転体4に着脱自在に取り付け、ハンマー20の先端側の外周部分は、軸支孔22を回転中心とした円弧状に形成されてロストル5及びライナー8との間で挟撃隙間30,40を形成する湾曲面24をなし、ハンマー20の軸線Sに対する左右両端には、それぞれ木材を破砕する破砕刃25が形成される。
このように、ハンマー20の軸線Sに対する左右両端にそれぞれ破砕刃25を形成するとともに、ハンマー20を回転体4に着脱自在に取り付ける軸支孔22が、ハンマー20の表裏を反転しての取り付けを可能にしている。このため、木材の破砕により回転体4の回転方向(A方向)側に配置された破砕刃25が磨耗した場合には、ハンマー20の表裏を反転して取り付けることで、回転体4の回転方向とは反対側に配置されて木材破砕による磨耗が殆どない破砕刃25を回転体4の回転方向側に配置することができる。すなわち、ハンマー20の表裏を反転して使用することで、ハンマー20の使用期間を2倍に延ばすことができ、結果としてハンマー20の交換頻度を抑えることができる。
また、ロストル5及びライナー8との間で挟撃隙間30,40を形成するハンマー20の先端側の外周部分は、軸支孔22を回転中心とした円弧状に形成された湾曲面24に形成されている。このため、軸支孔22を中心としたハンマー20のいずれの揺動状態においても、湾曲面24とロストル5及びライナー8との隙間を一定に保つことができるので、湾曲面24の全ての領域をロストル5及びライナー8との間で挟撃隙間30,40を形成する領域とすることができる。その結果、従来のハンマー20に比べて、ハンマー20の挟撃隙間形成領域を大幅に増やすことができるので、ハンマー20の磨耗による破砕効率の低下を抑制することができる。
また、湾曲面24は、ハンマー20の板厚断面においても円弧状に形成される。このため、挟撃隙間30,40で木材を挟撃する場合でも、その木材を挟撃隙間30,40に滞留させることなくハンマー20の板厚方向に即座に飛び出させることができる。従って、木材が挟撃隙間30,40に滞留することでハンマー20と擦れ合ってハンマー20が部分的に磨耗するような不具合を回避することができる。
また、ハンマー20は、その軸線Sに対して左右対称の形状に形成されている。このため、ハンマー20の表裏を反転して使用する際でも、ハンマー20を反転する前と同様の破砕刃25を回転体4の回転方向(A方向)側に配置することができるので、ハンマー20を反転する前と後とでハンマー20による木材の破砕効果を同一に設定することができる。
また、破砕刃25は、ハンマー20の左右両端に近づくほど徐々に先細りしたテーパー形状に形成されている。このため、破砕刃25が木材を破砕する場合、破砕刃25の先端部分が単に木材に衝突するだけではなく、木材を切り裂く効果を加えることができ、木材の破砕効果を高めることができる。
また、ハンマー20の外壁面には、そのハンマー20の重量を減らすための減量凹部26が形成されている。このため、複数のハンマー20を揺動自在に取り付けた回転体4全体としての重量を軽減することができるので、その回転体4を回転駆動する駆動機構のエネルギー消費量を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これはあくまで例示に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。実施形態中では、1個の回転体に対して4個のハンマーを等間隔で取り付けた構成を例示しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、1個の回転体に対してハンマーを1個ないし3個取り付けたり、逆に5個以上となる多数のハンマーを取り付けるようにしてもよい。
1 木材破砕装置
2 ケーシング
3 破砕室
4 回転体
5 ロストル(挟撃部材)
8 ライナー(挟撃部材)
20 ハンマー
22 軸支孔
24 湾曲面
25 破砕刃
26 減量凹部
30,40 挟撃隙間
P 中心点
S 軸線
上記の課題を解決するために、本発明の木材破砕装置のハンマーは、
内部空間が木屑等の木材の破砕室として形成されるケーシングと、前記破砕室内に設けられて駆動機構の駆動力により回転する回転体と、その回転体の外周端に揺動自在に取り付けられるハンマーと、前記回転体の外周を包囲するように設けられて前記ハンマーとの間に形成される挟撃隙間で前記破砕室内に供給される木材を破砕する挟撃部材と、を備えた木材破砕装置において、
前記ハンマーは、軸支孔が穿設された取付基部と、その軸支孔とは反対側で先端部分に形成された破砕部と、その破砕部における左右両端に形成された木材を破砕する破砕刃と、を有し、
前記軸支孔を回転中心として軸支された前記ハンマーは、前記回転体に対して着脱自在かつ揺動自在を成すとともに、前記ハンマーは表裏を反転しての取り付けも可能にし、
前記ハンマーの前記破砕部の先端側の外周部分は、前記軸支孔を回転中心とした円弧状に形成され、かつ、板厚断面においても円弧状の湾曲面に形成され、前記挟撃部材との間で前記挟撃隙間を形成するとともに
前記ハンマーは、軸支孔が嵌合する揺動軸の中心と前記回転体の中心とを通る軸線に対して左右対称の形状に形成され、
前記ハンマーの前記破砕部における左右両端からそれぞれ突出して、木材を破砕する前記破砕刃が形成され
前記破砕刃は、前記破砕部の左右両端に近づくほど徐々に先細りしたテーバー形状を成し、前記破砕刃の左右両端には平面部が残り、断面形状は台形に形成されることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 内部空間が木屑等の木材の破砕室として形成されるケーシングと、前記破砕室内に設けられて駆動機構の駆動力により回転する回転体と、その回転体の外周端に揺動自在に軸支して取り付けられるハンマーと、前記回転体の外周を包囲するように設けられて前記ハンマーとの間に形成される挟撃隙間で前記破砕室内に供給される木材を破砕する挟撃部材と、を備えた木材破砕装置において、
    前記ハンマーの揺動中心である軸支孔は、前記回転体に対してハンマーを揺動自在に軸支するとともに、表裏を反転しての取り付けも可能にしてハンマーを回転体に着脱自在に取り付け、
    前記ハンマーの先端側の外周部分は、前記軸支孔を回転中心とした円弧状に形成されて前記挟撃部材との間で前記挟撃隙間を形成する湾曲面をなし、
    前記ハンマーの軸線に対する左右両端には、それぞれ木材を破砕する破砕刃が形成されることを特徴とする木材破砕装置のハンマー。
  2. 前記湾曲面は、前記ハンマーの板厚断面においても円弧状に形成される請求項1に記載の木材破砕装置のハンマー。
  3. 前記ハンマーは、その軸線に対して左右対称の形状に形成される請求項1又は請求項2に記載の木材破砕装置のハンマー。
  4. 前記破砕刃は、前記ハンマーの左右両端に近づくほど徐々に先細りしたテーパー形状に形成される請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の木材破砕装置のハンマー。
  5. 前記ハンマーの外壁面には、そのハンマーの重量を減らすための減量凹部が形成される請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の木材破砕装置のハンマー。
  6. 前記湾曲面の円弧形状を決定する前記軸支孔の中心点から湾曲面の外周端までの径寸法は、150〜200mmとされている請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の木材破砕装置のハンマー。
  7. 前記湾曲面の板厚断面における円弧形状を決定する径寸法は、20〜40mmとされている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の木材破砕装置のハンマー。
  8. 前記湾曲面は、その湾曲面の円弧形状を決定する前記軸支孔の中心点から湾曲面の外周端までの径寸法の設定において、前記挟撃部材に対する湾曲面の半径比が23〜32%の範囲内に設定される請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の木材破砕装置のハンマー。
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