JP2014147585A - バルーンカテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、狭窄部への通過性を確保し、かつ、バルーンを拡張させる速度(インフレーション速度)及びバルーンを収縮させる速度(デフレーション速度)を向上させたバルーンカテーテルを提供することを課題とする。
【解決手段】
バルーンカテーテル10のバルーン20は、折り畳んだときに、外径D1が細く、かつ、本体部210と翼部211との間隙213が狭い先端部24と、外径D2が太く、かつ、本体部210と翼部212との間隙214が広い後端部25と、を備えている。

【選択図】図3

Description

本発明は、血管内の狭窄部に挿入され、狭窄部を拡張するバルーンカテーテルに関するものである。
従来、血管内の狭窄部に挿入し、拡張することで、治療を行うカテーテルとして、バルーンカテーテルが知られている。バルーンカテーテルは、主に、拡張体であるバルーンと、アウターシャフトと、この内部に挿入されたインナーシャフトと、からなる。インナーシャフトは、ガイドワイヤを挿通させるために用いられ、アウターシャフトは、インナーシャフトとの間に設けられたルーメンを通して、バルーンを拡張するための液体(造影剤や生理食塩水など)を流通させるために用いられる。
バルーンカテーテルは、ガイドワイヤやガイドカテーテルなどを用いて、血管内の狭窄部まで挿入され、狭窄部でバルーンを拡張させることで、血流を確保する。バルーンが狭窄部を通過できないと、そもそも治療を行うことができないため、バルーンカテーテルは、バルーンを折り畳んで外径を小さくした状態で血管内に挿入される。
バルーンを折り畳む方法として、減圧下でバルーンをインナーシャフトの外周に巻き付けた後、バルーン全体に熱収縮チューブを被せ、加熱手段により熱収縮チューブを収縮させる方法が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。しかし、特許文献1のバルーンカテーテルでは、バルーン内に剛性を有するマーカーが存在するため、熱収縮チューブを強い力で収縮させてバルーンを折り畳むと、バルーンがマーカーにより破損してしまう恐れがあった。そのため、バルーンの外径を細くできないという問題があった。
そこで、剛性を有するマーカーを用いずに、タングステンやビスマスなどのX線不透過性物質をインナーシャフトに埋め込んで、バルーンを強く折り畳んだバルーンカテーテルが知られている(例えば、下記特許文献2参照)。特許文献2のバルーンカテーテルでは、バルーンの外径を細くできるため、狭窄部への通過性は向上するものの、バルーンの先端部のみならず後端部も強く折り畳んでいるため、バルーンを拡張させるための液体がバルーン内に入りにくく、バルーンを拡張させる速度(インフレーション速度)が遅いという問題があった。
特開平8−98892号 米国特許第6540721号明細書
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、狭窄部への通過性を確保し、かつ、バルーンを拡張させる速度(インフレーション速度)及びバルーンを収縮させる速度(デフレーション速度)を向上させたバルーンカテーテルを提供することを課題とする。
上記課題は、以下に列挙される手段により解決がなされる。
本発明の態様1は、本体部と翼部とからなるバルーンと、前記バルーンの後端に接続されたアウターシャフトと、前記アウターシャフト内に挿通され、前記バルーンの先端に接続されたインナーシャフトと、を備えたバルーンカテーテルにおいて、前記バルーンを折り畳んだとき、前記バルーンは、第一外径を有した先端部と、前記第一外径よりも大きな第二外径を有した後端部と、を有しており、かつ、前記先端部における前記本体部と前記翼部との間隙は、前記後端部における前記本体部と前記翼部との間隙よりも狭いことを特徴としたバルーンカテーテル。
本発明の態様2は、前記先端部と前記後端部との境界に、前記インナーシャフトの外周に前記インナーシャフトの外径よりも大きな外径を有した部材を備えていることを特徴とした態様1に記載のバルーンカテーテル。
本発明の態様3は、前記部材は、前記先端部から前記後端部に向かって外径が大きくなるテーパ形状を有していることを特徴とした態様2に記載のバルーンカテーテル。
本発明の態様4は、前記部材は、マーカーであることを特徴とした態様2又は態様3に記載のバルーンカテーテル。
本発明の態様1のバルーンカテーテルは、バルーンを折り畳んだときに、外径が細く、かつ、バルーン本体部と翼部との間隙が狭いバルーンの先端部と、外径が太く、かつ、バルーン本体部と翼部との間隙が広いバルーンの後端部と、を備えるため、狭窄部に外径の細いバルーンの先端部を引っ掛けて、バルーンカテーテルを押し込むことで、外径の太いバルーンの後端部により狭窄部を拡張させることができる。また、バルーンの後端部において、バルーン本体部と翼部との間隙を広くしているため、バルーンを拡張させるための液体がバルーン内に入りやすく、インフレーション速度を向上させることができる。更に、バルーンは、バルーンの先端部においてバルーン本体部と翼部との間隙を狭くした形状を記憶しているため、バルーンを拡張させた状態から折り畳んだ状態に戻すときに、バルーンの先端部の翼部は、バルーン本体部との間隙が狭い初期位置まで早く戻ろうとする。これにより、バルーンの先端側から液体を勢いよく回収でき、デフレーション速度を向上させることができる。
本発明の態様2のバルーンカテーテルは、バルーンの先端部と後端部との境界に、インナーシャフトの外周にインナーシャフトの外径よりも大きな外径を有した部材を設けているため、バルーンの後端部を当該部材の外径を基準に折り畳むことで、バルーンの先端部の外径を細くする一方、バルーンの後端部の外径を太くすることができる。
本発明の態様3のバルーンカテーテルは、当該部材が先端部から後端部に向かって外径が大きくなるテーパ形状を有しているため、バルーンを折り畳んだときの外径を、バルーンの先端部からバルーンの後端部に向かって外径が大きくなるテーパ形状とすることができる。バルーンを折り畳んだときに、バルーンの先端部とバルーンの後端部との境界が、テーパ形状の外径を有していることで、バルーンが狭窄部を通過させると、バルーンの先端部とバルーンの後端部の境界におけるテーパ形状を利用して、狭窄部を容易に拡張させることができる。
本発明の態様4のバルーンカテーテルは、当該部材がマーカー機能を有しているため、血管内にあるバルーンの位置を把握することができる。
図1は、本実施の形態のバルーンカテーテルの全体図である。 図2は、拡張させたバルーンの側面図(図1のA部の拡大図)である。 図3は、バルーンを折り畳んだ状態を示した図である。図3(A)は、折り畳んだ状態でのバルーンの側面図である。図3(B)は、折り畳んだ状態でのバルーンの先端部における断面図である。図3(C)は、折り畳んだ状態でのバルーンの後端部における断面図である。図3(D)は、折り畳んだ状態でのバルーンの外径を示した図である。 図4(A)〜図4(D)は、バルーンを折り畳む工程を示した図である。 図5は、他の実施の形態のバルーンカテーテルを示した図である。図5(A)は、拡張させたバルーンの側面図である。図5(B)は、バルーンを折り畳んだ状態でのバルーンの側面図である。
図1〜5(B)を参照しつつ、本実施の形態のバルーンカテーテル10を用いた場合を例として説明する。図1〜図3(A)、図4(A)〜図5(B)において、図示左側が体内に挿入される先端側(遠位側)、右側が医師等の手技者によって操作される後端側(近位側、基端側)である。なお、バルーン20を構成する翼部211、212やバルーン20の本体部210と翼部211、212との間に形成される間隙213、214など他の部分に比べて小さなものは、理解を容易にするために、他の部材の寸法との関係でやや誇張して図示している。
バルーンカテーテル10は、例えば、心臓の血管内の狭窄部の治療に用いられるものである。図1に示すように、バルーンカテーテル10は、主にバルーン20と、アウターシャフト30と、インナーシャフト50と、チップ60と、コネクタ80と、からなる。
バルーン20は、樹脂製の部材からなり、狭窄部を拡張するための拡張部21と、先端側に先端取付部22と、後端側に後端取付部23と、を有している。 先端取付部22は、後述するインナーシャフト50の延出部52にチップ60を介して固着されている。後端取付部23は、アウターシャフト30の先端部の外周面に固着されている。
アウターシャフト30は、バルーン20を拡張するための流体を供給するための拡張ルーメン36を構成する管状の部材である。アウターシャフト30は、先端側から順に、先端アウターシャフト部31と、接合部33と、中間アウターシャフト部35と、後端アウターシャフト部37と、からなる。先端アウターシャフト部31と中間アウターシャフト部35とは、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリエステルエラストマーなどの樹脂からなるチューブである。接合部33は、先端アウターシャフト部31と、中間アウターシャフト部35と、インナーシャフト50と、を溶着により接合した部分である。
先端アウターシャフト部31の先端部の外周には、バルーン20の後端取付部23が固着されている。先端アウターシャフト部31には、インナーシャフト50が挿入されており、先端アウターシャフト部31とインナーシャフト50との間には、拡張ルーメン36が形成されている。
後端アウターシャフト部37は、所謂ハイポチューブと呼ばれる金属製の管状部材である。後端アウターシャフト部37の先端部は、中間アウターシャフト部35の後端部に挿入されて固着されている。後端アウターシャフト部37の後端部には、コネクタ80が取り付けられている。コネクタ80に取り付け可能なインデフレータ(図示せず)からバルーン20を拡張するための造影剤や生理食塩水などの液体が供給されると、液体は、拡張ルーメン36を通ってバルーン20を拡張する。後端アウターシャフト部37の材料は、特に限定されない。本実施の形態では、ステンレス鋼(SUS304)を用いた。これ以外の材料として、Ni−Ti合金のような超弾性合金等が用いられる。
後端アウターシャフト部37の先端部の内周面には、コアワイヤ90が取り付けられている。コアワイヤ90は、断面が円形であり、先端に向かって細径化されたテーパ状の金属製の線材である。コアワイヤ90の材料は、特に限定されず、ステンレス鋼(SUS304)、Ni−Ti合金のような超弾性合金、ピアノ線などを用いることができる。
コアワイヤ90の後端部は、後端アウターシャフト部37の先端部にロー付けあるいはレーザによる溶接により、固着されている。また、コアワイヤ90は、中間アウターシャフト部35と接合部33とを通過して、先端アウターシャフト部31の先端部にまで延びている。コアワイヤ90は、接合部33で固定されており、コアワイヤ90に押し込み力や回転力が作用した際に、接合部33を介して、押し込み力や回転力が、先端アウターシャフト部31とインナーシャフト50とに伝達されるようになっている。
インナーシャフト50の後端は、アウターシャフト30の接合部33に溶着されることによって、後端側ガイドワイヤポート54が形成されている。
インナーシャフト50は、図2に示すように、半径方向に内側から順に、内層54と、補強体としての編組体56と、外層58と、からなる。
内層54は、樹脂から形成された管状の部材であり、内部にガイドワイヤを挿入するためのガイドワイヤルーメン51を有する。内層54を形成する樹脂材料は、特に限定されず、本実施の形態では、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)を用いた。
内層54の外周には、補強体としての編組体56が編み込まれている。編組体56は、複数の素線が網目状(メッシュ状)に編み込まれたものである。本実施の形態の場合、両巻き方向(右巻き方向及び左巻き方向)に8本ずつの素線が2本毎に交互に合計16本(8本×8本)編み込まれている。
しかし、編組体56を構成する素線の組み合わせは、このように8本×8本に限られるものではなく、例えば、4本×4本、2本×2本の様な対称の組み合わせ、又は、4本×8本、2本×4本等の非対称の組み合わせも採用し得る。また、編組体56を構成する素線の断面形状は、特に円形に限定されず、略長方形や楕円形の素線を用いても良い。また、編組体56を構成する素線の材料は、特に限定されるものではなく、タングステンやステンレス鋼などの金属のみならず、樹脂製の素線を用いても良い。
編組56の外周は、樹脂からなる外層58で被覆されている。外層58を形成する樹脂材料も、特に限定されるものではなく、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリウレタンなどを用いることができる。
インナーシャフト50の先端部は、先端アウターシャフト部31の先端から延出した延出部52を有している。延出部52の外周には、放射線不透過性のマーカー70が取り付けられている。マーカー70として、放射線不透過性の材料である白金やタングステンからなるリング環や、放射線不透過性を有した金属素線を巻回したコイル体を用いることができる。手技者は、マーカー70により、血管内にあるバルーン20の位置を把握することができる。
インナーシャフト50の延出部52の先端は、チップ60を介してバルーン20の先端取付部22と溶着されている。チップ60は、先端に向かって外径が漸進的に減少するテーパ状の外形を有する部材であり、柔軟な樹脂で形成されている。チップ60を形成する樹脂は、特に限定されないが、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマなどを用いることができる。
チップ60は、ガイドワイヤルーメン51の先端部を構成する筒状の部材であり、先端に先端側ガイドワイヤポート69を有している。
次に、図3(A)〜図3(D)を用いて、バルーン20を折り畳んだ状態について説明する。
減圧下でバルーン20を折り畳んだとき、バルーン20は、インナーシャフト50の延出部52の外周を被膜する本体部210と、本体部210の外周に巻き付く翼部211、212と、に分けられる(図3(B)、図3(C)参照)。後述するように、バルーン20の先端部24(先端取付部22からマーカー70まで)とバルーン20の後端部25(マーカー70から後端取付部23まで)とで、用いる熱収縮チューブが異なる(具体的には、バルーン20の先端部24の方が、バルーン20の後端部25よりも強く収縮されている)。そのため、先端部24における翼部211の折り畳みの程度と、後端部25における翼部212の折り畳みの程度と、が異なる。従って、先端部24に形成される本体部210と翼部211との間隙213(間隙長:L1)は、後端部25に形成される本体部210と翼部212との間隙214(間隙長:L2)よりも狭くなっている(L1<L2)。
また、先端部24は、強く折り畳まれているため、先端部24の外径D1は細くなっている一方、後端部25は、弱く折り畳まれているため、後端部25の外径D2は太くなっている(D1<D2)(図3(A)、図3(D)参照)。
なお、図3(A)〜図3(D)では、バルーン20の翼部211、212を二枚としたが、これに限定されず、翼部211、212の枚数を増やしても良い。また、図3(A)〜図3(D)では、バルーン20の翼部211、212を本体部210に対して反時計回り(左回り)に巻き付けたが、これに限定されず、時計回り(右回り)に巻き付けても良いし、一方の翼部211、212は反時計回り(左回り)に、他方の翼部211、212は時計回り(右回り)に、巻き付けることで、互いに重ね合わせても良い。
このように、先端部24は、外径D1が細く、かつ、本体部210と翼部211との間隙213が狭くなっている一方、後端部25は、外径D2が太く、かつ、本体部210と翼部212との間隙214が広くなっているため、狭窄部に外径の細い先端部24を引っ掛けて、バルーンカテーテル10を押し込むことで、外径の太い後端部25により狭窄部を拡張させることができる。また、後端部25において、本体部210と翼部212との間隙214を広くしているため、バルーンを拡張させるための液体がバルーン20内に入りやすく、インフレーション速度を向上させることができる。更に、バルーン20は先端部24において本体部210と翼部211との間隙を狭くした形状を記憶しているため、治療後に、バルーン20を拡張させた状態(図2の状態)から折り畳んだ状態(図3(A)の状態)に戻すときに、先端部24の翼部211は、本体部210との間隙213が狭い初期位置まで早く戻ろうとする。これにより、バルーン20の先端側から液体を勢いよく回収でき、デフレーション速度を向上させることができる。
なお、間隙213を間隙214よりも狭くするために、先端部24では、翼部211が本体部210の外周に接する一方(図3(B)参照)、後端部25では、翼部212が本体部210の外周から離間した構成としたが(図3(C)参照)、これに限定されない。先端部24では、翼部211を本体部210に食い込ませる一方、後端部25では、翼部212が本体部210の外周に接するような構成としても良い。
次に、図4(A)〜図4(D)を用いて、バルーン20を折り畳む工程について、説明する。
減圧下でバルーン20を折り畳むと、インナーシャフト50の延出部52の外周に被膜する本体部210と、本体部210の外周に巻き付く翼部210aと、が形成される(図4(A)参照)。バルーン20の先端側(言い換えると、最終的に先端部24となる部分)には、収縮力の強い熱収縮チューブ15aを被せ、バルーン20の後端側(言い換えると、最終的に後端部25となる部分)には、収縮力の弱い熱収縮チューブ15bを被せる(図4(B)参照)。その後、公知の加熱手段を用いて、熱収縮チューブ15a、15bをそれぞれ収縮させる(図4(C)参照)。最後に、バルーン20から熱収縮チューブ15a、15bを取り外すことで、強く折り畳まれた翼部211を有する先端部24と、弱く折り畳まれた翼部212を有する後端部25と、が形成される(図4(D)参照)。
本実施の形態では、先端部24と後端部25とで異なる熱収縮チューブ15a、15bを用いたが、これに限定されず、先端側の収縮力が強い一方、後端側の収縮力の弱い一つの熱収縮チューブを用いても良い。
また、バルーン20の後端側を熱収縮チューブ15bにより収縮させる必要がない場合(言い換えると、後端部25の外径D2が太くても問題がない場合)は、バルーン20の先端側だけを熱収縮チューブ15aにより収縮させることで、強く折り畳まれた翼部211を有する先端部24と、熱収縮チューブ15bで収縮されていない翼部210aを有する後端部25と、を形成しても良い。
また、上述した本実施の形態では、先端部24と後端部25との境界に、剛性を有したマーカー70を用いた(図3(A)参照)。インナーシャフト50の延出部52の外径よりも大きな外径D2を有したマーカー70を、先端部24と後端部25との境界に、インナーシャフト50の延出部52の外周に取り付けることで、先端部24はインナーシャフト50の延出部52の外径D1を基準として折り畳む一方、後端部25はマーカー70の外径D2を基準に折り畳むことで、先端部24の外径を細くする一方、後端部25の外径を太くすることができる。
本実施の形態では、説明を容易にするために、マーカー70の数を一つとしたが、これに限定されない。他の実施の形態として、図5(A)、図5(B)に示すように、マーカー70を複数用いて、先端取付部22から先端側のマーカー70aまでを先端部24として、後端側のマーカー70bから後端取付部23までを後端部25として、先端側のマーカー70aから後端側のマーカー70bまでを中間部26として、バルーン20の折り畳みの程度を変えればよい。これにより、先端部24は、強く折り畳まれることで細い外径D1を有しており、中間部26は、中程度に折り畳まれることで細くもなく太くもない外径D3を有しており、後端部25は、弱く折り畳まれることで太い外径D2を有している(D1<D3<D2)。また、中間部26に形成される本体部210と翼部221との間隙は、先端部24に形成される間隙213よりも広い一方、後端部25に形成される間隙214よりも狭くなっている。
このように、バルーン20を折り畳んだときの外径を多段階にすることで、先端部24の外径D1と後端部25の外径D2との差がなだらかになり、狭窄部に折り畳んだバルーン20を通過させる際に、太い外径D2を有する後端部25が狭窄部で引っ掛かってしまうことを軽減することができる。
また、本実施の形態では、マーカー70として、円柱形状を有するリング環又はコイル体を用いた(図2、図3(A)参照)が、マーカー70の形状は、特に限定されない。他の実施の形態として、図5(A)、図5(B)に示すように、先端から後端に向けて外径が大きくなる円錐形状を有する(言い換えると、先端から後端に向けて外径が大きくなるテーパ形状を有する)マーカー70a、70bを用いることで、マーカー70a、70bが取り付けられた位置でのバルーン20の外径を、先端部24から後端部25に向かって外径が大きくなるテーパ形状とすることができる。つまり、先端部24と後端部25との境界における外径を、テーパ形状を有したマーカー70a、70bにより、調整することができる。先端部24と後端部25との境界における外径がテーパ形状を有していることで、バルーン20が狭窄部を通過する際に、当該テーパ形状を利用して、狭窄部を容易に拡張させることができる。
なお、上述した実施の形態では、剛性を有したマーカー70をインナーシャフト50の延出部52の外周に取り付けたバルーンカテーテル10について説明をしたが、本発明はこれに限定されず、マーカー70を用いずに、X線不透過性物質をインナーシャフト50に埋め込んだバルーンカテーテルにも、本発明を適用することができる。
10 バルーンカテーテル
15a、15b 熱収縮チューブ
20 バルーン
21 拡張部
22 先端取付部
23 後端取付部
24 バルーン先端部
25 バルーン後端部
26 バルーン中間部
30 アウターシャフト
31 先端アウターシャフト部
33 接合部
35 中間アウターシャフト部
36 拡張ルーメン
37 後端アウターシャフト部
50 インナーシャフト
52 延出部
54 内層
56 編組体
58 外層
60 チップ
70、70a、70b マーカー
90 コアワイヤ
210 本体部
211、212、221 翼部
213、214 間隙

Claims (4)

  1. 本体部と翼部とからなるバルーンと、
    前記バルーンの後端に接続されたアウターシャフトと、
    前記アウターシャフト内に挿通され、前記バルーンの先端に接続されたインナーシャフトと、を備えたバルーンカテーテルにおいて、
    前記バルーンを折り畳んだとき、前記バルーンは、第一外径を有した先端部と、前記第一外径よりも大きな第二外径を有した後端部と、を有しており、かつ、前記先端部における前記本体部と前記翼部との間隙は、前記後端部における前記本体部と前記翼部との間隙よりも狭いことを特徴としたバルーンカテーテル。
  2. 前記先端部と前記後端部との境界に、前記インナーシャフトの外周に前記インナーシャフトの外径よりも大きな外径を有した部材を備えていることを特徴とした請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  3. 前記部材は、前記先端部から前記後端部に向かって外径が大きくなるテーパ形状を有していることを特徴とした請求項2に記載のバルーンカテーテル。
  4. 前記部材は、マーカーであることを特徴とした請求項2又は請求項3に記載のバルーンカテーテル。
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