JP2014147294A - 電力変換制御装置、電動機および車両駆動システム - Google Patents

電力変換制御装置、電動機および車両駆動システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014147294A
JP2014147294A JP2014105989A JP2014105989A JP2014147294A JP 2014147294 A JP2014147294 A JP 2014147294A JP 2014105989 A JP2014105989 A JP 2014105989A JP 2014105989 A JP2014105989 A JP 2014105989A JP 2014147294 A JP2014147294 A JP 2014147294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
power conversion
control device
carrier
conversion control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014105989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5717902B2 (ja
Inventor
Ryo Yokozutsumi
良 横堤
Yuriki Okada
万基 岡田
Hisanori Yamazaki
尚徳 山崎
Susumu Kato
将 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014105989A priority Critical patent/JP5717902B2/ja
Publication of JP2014147294A publication Critical patent/JP2014147294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5717902B2 publication Critical patent/JP5717902B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】スイッチング損失を低減可能な電力変換制御装置を得ること。
【解決手段】本発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置(電力変換部2)を変調波と三角波又は鋸波を含む搬送波とに基づいて制御する電力変換制御装置であって、電力変換装置に供給される直流電圧、および出力電圧指令に基づいて算出された変調率に基づいて変調波を生成する変調波生成部6と、変調波のピーク位置に対応するタイミングおよび三角波又は鋸波と変調波との交差が発生する交差発生区間の一部を含み連続した第1の区間で変調波よりも小さな信号を搬送波として生成する搬送波生成部5と、搬送波と変調波とを比較して電力変換装置を制御するためのスイッチング信号を生成するスイッチング信号生成部(比較部7)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、三相交流電動機などを駆動する電力変換装置を制御するための電力変換制御装置に関する。
従来の電力変換制御が記載された文献として、特許文献1が存在する。特許文献1においては、インバータの制御モードを切り換える際に発生する各種問題、具体的には、スイッチング周波数が不連続となり、それに伴って発生する磁気騒音の音色変化が耳障りとなる問題、電動機の発生トルクに変動が生ずる問題を解決する技術について説明されている。また、この特許文献1に記載の技術によれば、変調率が100%を超えている過変調状態かつ非同期PWMモード(変調波と搬送波が同期していない状態)での動作において、搬送波と変調波の交差が頻繁に発生する区間(変調波の零クロス近傍)で発生パルス数が不安定となる問題についても解決できる。
特許第3455788号公報
過変調状態の場合、変調波と搬送波の交差が発生しなくなる区間が存在するが、この区間の近傍では幅が非常に狭いパルスが生成される。幅が非常に狭いパルスは、インバータの出力電圧に対する影響が小さく、仮にこのパルスが存在しなくても出力電圧は殆ど変化しない。一方、インバータを構成しているスイッチング素子のスイッチング回数はパルス数のみに依存するので、インバータ出力に殆ど影響を与えることのないパルス(幅が非常に狭いパルス)が存在する場合には、不必要にスイッチング損失が増大してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電力変換動作にかかるスイッチング損失を低減可能な電力変換制御装置、電動機および車両駆動システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置を変調波と三角波又は鋸波を含む搬送波とに基づいて制御する電力変換制御装置であって、前記電力変換装置に供給される直流電圧、および出力電圧指令に基づいて算出された変調率に基づいて変調波を生成する変調波生成部と、前記変調波のピーク位置に対応するタイミングおよび前記三角波又は鋸波と前記変調波との交差が発生する交差発生区間の一部を含み連続した第1の区間で前記変調波よりも小さな信号を前記搬送波として生成する搬送波生成部と、前記搬送波と前記変調波とを比較して前記電力変換装置を制御するためのスイッチング信号を生成するスイッチング信号生成部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、スイッチング信号に幅の狭いパルスが含まれるのを防止して電力変換装置におけるスイッチング回数を抑制することが可能となる。すなわち、変調精度が劣化するのを防止しつつスイッチング損失を低減させる制御が可能な電力変換制御装置を実現できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる電力変換制御装置の構成例を示す図である。 図2は、搬送波生成部の構成例を示す図である。 図3は、候補搬送波生成部が生成する搬送波の一例を示す図である。 図4は、候補搬送波生成部が生成する搬送波の一例を示す図である。 図5は、候補搬送波生成部が生成する搬送波の一例を示す図である。 図6は、図4に示した搬送波を使用して生成されるスイッチング信号の一例を示す図である。 図7は、従来の電力変換制御装置が生成する搬送波の一例を示す図である。 図8は、従来の搬送波を使用して生成されるスイッチング信号の一例を示す図である。 図9は、変調率とスイッチング停止区間の関係の一例を示す図である。 図10は、車両駆動システムの構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる電力変換制御装置、電動機および車両駆動システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる電力変換制御装置の構成例を示す図である。図1では、一例として、交流電動機1に対して三相交流電力を供給する電力変換部2を制御する態様の電力変換制御装置を示している。なお、電力変換部2は、複数のスイッチング素子を備えて構成されており、後述する構成の電力変換制御装置からの指示(スイッチング信号)に従って各スイッチング素子を制御することにより、直流電力源3から供給される直流電力を三相交流電力に変換する電力変換装置である。
図1に示したとおり、本実施の形態の電力変換制御装置は、変調率演算部4、搬送波生成部5、変調波生成部6および比較部7を備えている。
変調率演算部4は、中間直流電圧(EFC)および出力電圧指令(|V*|)に基づいて、変調率(PMF)を算出する。ここで、EFCは、直流電力源3から電力変換部2へ供給される直流電力の電圧である。変調率演算部4は、次式に従ってPMFを算出する。
PMF=2・|V*|/EFC …(1)
搬送波生成部5は、出力電圧位相角指令(θ*)および変調率演算部4で算出された変調率(PMF)に基づいて、U相,V相,W相の搬送波(Cau,Cav,Caw)を生成する。この搬送波生成部5の内部構成および搬送波の生成動作の詳細については後述する。
変調波生成部6は、出力電圧位相角指令(θ*)および変調率演算部4で算出された変調率(PMF)に基づいて、U相,V相,W相の変調波(αu,αv,αw)を生成する。θ*がu相に対応するものである場合、変調波生成部6は、次式に従って各相の変調波を生成する。
αu=PMF・sin(θ)
αv=PMF・sin(θ−2π/3)
αw=PMF・sin(θ−4π/3) …(2)
スイッチング信号生成部として動作する比較部7は、変調波生成部6で生成された変調波(αu,αv,αw)と搬送波生成部5で生成された搬送波(Cau,Cav,Caw)を同相毎に比較し、比較結果に基づいて、電力変換部2に対する制御信号であるスイッチング信号(SWu,SWv,SWw)を生成する。本実施の形態の電力変換制御装置は、スイッチング信号の生成に使用する搬送波と変調波が同期している同期PWMモードで電力変換部2を制御することとする。
次に、搬送波生成部5の詳細について説明する。図2は、搬送波生成部5の構成例を示す図である。図示したように、搬送波生成部5は、候補搬送波生成部50aおよび50bと、搬送波選択部51とを備えている。候補搬送波生成部50aは、出力電圧位相角指令(θ*)に基づいて第1の候補搬送波を生成する。候補搬送波生成部50bは、出力電圧位相角指令(θ*)および変調率演算部4で算出された変調率(PMF)に基づいて第2の候補搬送波を生成する。なお、候補搬送波生成部50aおよび50bは、U相,V相,W相の候補搬送波をそれぞれ生成する。搬送波選択部51は、候補搬送波生成部50aで生成された搬送波(U,V,W相の第1の候補搬送波)または候補搬送波生成部50bで生成された搬送波(U,V,W相の第2の候補搬送波)を変調率(PMF)に基づいて選択し、各相の搬送波Cau,Cav,Cawとして比較部7へ出力する。搬送波選択部51は、過変調状態の場合(PMF>1の場合)は候補搬送波生成部50bで生成された搬送波を選択する。過変調状態ではない場合は候補搬送波生成部50aで生成された搬送波を選択する。
ここで、候補搬送波生成部50aが生成する搬送波(第1の候補搬送波)および候補搬送波生成部50bが生成する搬送波(第2の候補搬送波)について説明する。
図3は、候補搬送波生成部50aが生成する搬送波の一例を示す図であり、候補搬送波生成部50aは図示した三角波を搬送波として生成する。なお、説明の便宜上、PMF=0.5の場合の変調波も併せて記載している。変調波は鎖線で示している。図3において、横軸にはU相変調波の位相角を示している。図示したように、候補搬送波生成部50aは、従来と同様の搬送波(例えば、上記特許文献1の図6や図7に示された搬送波)を生成する。三角波ではなく鋸波を生成しても構わない。
図4および図5は、候補搬送波生成部50bが生成する搬送波の一例を示す図である。図4はPMF=1.1の場合に生成する搬送波例を示し、図5はPMF=1.5の場合に生成する搬送波例を示している。これらの図4,図5に示したとおり、候補搬送波生成部50bは、U,V,Wの各相の搬送波として、対応する変調波のピーク位置(またはピーク位置から半周期シフトした位置)を中心とした一定区間(2つのa_b区間)において値が−1固定(または+1固定)となり、かつその他の区間においては従来の搬送波と同様の三角波となる信号を生成する。例えば、U相の搬送波は、90±a_b[deg]の区間では−1固定、270±a_b[deg]の区間では+1固定となる。三角波の代わりに鋸波としてもよい。U相の搬送波についてのみa_b区間を示しているが、V相,W相も同様の区間で値を+1または−1に固定している。値を固定する区間は変調率PMFに応じて変動する。また、各相の搬送波は、三角波と固定波(+1または−1に固定の信号)が連続的に繋がるように設定する。なお、別の表現を用いれば、候補搬送波生成部50bが生成する搬送波は、変調波の大きさ(絶対値)が、所定のしきい値(三角波の振幅よりも小さい値。図4に示したαthに相当)よりも大きくなっている区間では+1または−1固定となり、かつその他の区間では三角波となる信号といえる。
図6は、PMF=1.1の場合、すなわち図4に示した搬送波を使用する場合に比較部7が生成するスイッチング信号(スイッチングパターン)の一例を示す図である。図7は、従来の電力変換制御装置が生成する搬送波の一例を示す図であり、PMF=1.1の場合の変調波も併せて記載している。図示したように、従来の電力変換制御装置では、過変調状態においても非過変調状態(PMF≦1.0の状態)と同様の搬送波を生成する。図7に示した従来の搬送波を使用した場合、PMF=1.1であれば図8に示したスイッチングパターンとなる。
本実施の形態の電力変換制御装置によるスイッチングパターンを示した図6と、従来のスイッチングパターンを示した図8を比較すると、本実施の形態の電力変換制御装置による制御を適用した場合の方が従来よりもスイッチング回数が少ないことが分かる。例えば、U相について見た場合、図6では、図8において発生している、60度(deg)近傍、120度近傍、240度近傍、および300度近傍でのスイッチングが回避されている。
このように、本実施の形態の電力変換制御装置では、候補搬送波生成部50bが上記のような搬送波を生成し、過変調時にはこれを使用して比較部7がスイッチング信号を生成するように構成したので、過変調時の電力変換制御動作において、幅の狭いパルスがスイッチング信号に含まれないようになり、スイッチング回数を抑えることが可能となる。ここで、幅の狭いパルスは変調精度への影響が低いので、幅の狭いパルスの生成を回避することにより、変調精度が劣化するのを防止しつつスイッチング損失を低減することができる。なお、変調精度とは、出力電圧指令が示す電圧(指示電圧)と実際に出力される電圧の誤差を示す情報である。また、同期PWM制御(同期PWMモードでの制御)を行うので、過変調時に搬送波と変調波が交差しなくなる非交差区間と交差が発生する交差発生区間の境界近傍において、三相のスイッチング回数がアンバランスとなるのを防止でき、負荷電流の脈動(ビート現象)が発生するのを防止できる。すなわち、過変調時に非同期PWMモードで制御を行う従来の電力変換制御において必要であった、発生パルス数が不安定となる問題を解決するための難しい制御を行うことなく発生パルス数を安定させてスイッチング回数のアンバランス発生を防止できる。
候補搬送波生成部50bが生成する搬送波について、より詳細に説明する。ここでは、図4を参照しながらU相の搬送波について説明する。V相,W相の搬送波は、U相の搬送波と位相が異なるだけであり波形は同一であるため、説明を省略する。
候補搬送波生成部50bが生成する搬送波は、候補搬送波生成部50aが生成する従来と同様の搬送波と比較して、以下の式(3a),式(3b)で現した区間においてスイッチング動作が発生しないよう、+1或いは−1に固定されている。
π/2−a_b<θ<π/2+a_b …(3a)
3π/2−a_b<θ<3π/2+a_b …(3b)
搬送波は式(3a)の区間内で+1固定、式(3b)の区間内で−1固定とする。なお、式(3a),(3b)で使用している区間幅a_bは、θ<π/2に注目して次のように決定する。ここで、搬送波半周期に相当する角度幅をXとする。Xは次式(4)を満たす。
a_b’=a_b+X …(4)
0<θ<π/2の区間のうち、最もπ/2に近いスイッチタイミング条件θ=π/2−a_b’を決定するために、このタイミングでのU相変調波の大きさの条件としてしきい値αthを与え、式(5)とおく。αthは許容最小パルス幅に関係するものであり、例えば、0.5から1.0の間に設定する。
|PMFsin(π/2−a_b’)|=αth …(5)
式(5)は次式(6)のように変形できる。
Figure 2014147294
式(6)においてαth=0.95に設定した場合、a_b’の変調率PMFに対する特性を図示すると図9のようになる。図9は、変調率PMFが大きいほど変調波が1を超える区間が広くなり、スイッチングを停止する(搬送波を+1または−1に固定する)区間の幅(a_b×2)およびa_bに搬送波の半周期を付加したa_b’が広がっていくことを示している。
以上のように、候補搬送波生成部50bは、図9に示した特性曲線に従い、変調率PMFに応じたスイッチング停止区間(a_bおよびa_b’)を設定して図4や図5に示した波形の搬送波を生成する。
なお、搬送波生成部5の構成は図2に示したものに限定されない。候補搬送波生成部50bが、変調率PMFが1以下の場合は従来どおりの搬送波を生成し、変調率PMFが1を超えている場合には、PMFの値に応じた区間で固定値(+1または−1)となる搬送波を生成し、比較部7へ出力するようにしてもよい。
このように、本実施の形態の電力変換制御装置は、同期PWMモードで電力変換装置を制御する同期PWM制御を採用しており、過変調状態の場合、変調信号のピーク位置およびピーク位置から半周期シフトした位置を中心とし、かつ変調率に応じた長さの第1の区間(上述した非交差区間およびその近傍)において固定値(−1または+1)を出力し、残りの第2の区間においては三角波を出力する搬送波生成部を備え、この搬送波生成部で生成した搬送波を用いて、電力変換回路を制御するためのPWM制御信号(スイッチング信号)を生成することとした。これにより、PWM制御信号に幅の狭いパルスが含まれるのを防止することができ、スイッチング回数を抑制してスイッチング損失を低減することができる。加えて、三相のスイッチング回数がアンバランスとなるのを防止でき、負荷電流に不要な脈動が発生するのを防止できる。
また、変調率および変調波の大きさ(上述したαthに相当)を用いて第1の区間を決定するようにしたので、スイッチング回数の抑制効果を定量的に設定することができる。
また、第1の区間を、当該区間における搬送波と第2の区間における搬送波が連続的に繋がるように、すなわち第1の区間と第2の区間の境界部分において搬送波の連続性が維持されるように設定することとしたので、不要なスイッチングの発生を確実に回避することができる。
さらに、本実施の形態の電力変換制御装置を適用することによって電動機に入力される電圧をより高く設定できるため、入力電流を抑えることができ、電流によるジュール損失(主に銅損)が低減する。すなわち、電動機としての損失が低減し、冷却性能を抑えることができるため、冷却フィン形状、冷却風路の見直しにより電動機の小型・軽量化が可能となる。
なお、搬送波の連続性の維持を達するために、第2の区間のうち、第1の区間との境界部分以外の区間における搬送波も変調波に同期させて生成する構成にすると、搬送波生成部の構成を簡易に実現できることになり更に好適である。
なお、直流電力を三相交流電力に変換する電力変換装置を制御する場合について説明したが、単相交流電力に変換する電力変換装置の制御にも適用でき、スイッチング損失を低減できる。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1で説明した電力変換制御装置を適用した車両駆動システムについて説明する。
図10は、車両駆動システムとして鉄道車両に適用した構成例を示す図である。車両駆動システムは、交流電動機1、電力変換部2、制御部8および入力回路12を備えている。交流電動機1は、図1に示した交流電動機1と同じものであり、鉄道車両に搭載されている。電力変換部2は、図1に示した電力変換部2と同じものであり、入力回路12から供給された直流電力を交流電力に変換して交流電動機1を駆動する。制御部8は、実施の形態1で説明した電力変換制御装置に相当する。すなわち、制御部8は、実施の形態1で説明した変調率演算部4、搬送波生成部5、変調波生成部6および比較部7を含んで構成されており、電力変換部2を制御するためのスイッチング信号(SWu,SWv,SWw)を生成する。
入力回路12は、図示を省略しているが、スイッチ、フィルタコンデンサ、フィルタリアクトルなどを備えて構成されており、その一端は集電装置11を介して架線10に接続されている。また、他端は、車輪13を介して大地電位であるレール14に接続されている。この入力回路12は、架線10から直流電力または交流電力の供給を受けて、電力変換部2へ供給する直流電力を生成する。
このように、本実施の形態の電力変換制御装置を車両駆動システムへ適用することにより、システム全体として損失低減、小型化を実現することが可能となる。
以上のように、本発明は、電力変換時のスイッチング損失を低減可能な制御を行う電力変換制御装置として有用である。
1 交流電動機、2 電力変換部、3 直流電力源、4 変調率演算部、5 搬送波生成部、6 変調波生成部、7 比較部、50a,50b 候補搬送波生成部、51 搬送波選択部、8 制御部、10 架線、11 集電装置、12 入力回路、13 車輪、14 レール。

Claims (8)

  1. 直流電力を交流電力に変換する電力変換装置を変調波と三角波又は鋸波を含む搬送波とに基づいて制御する電力変換制御装置であって、
    前記電力変換装置に供給される直流電圧、および出力電圧指令に基づいて算出された変調率に基づいて変調波を生成する変調波生成部と、
    前記変調波のピーク位置に対応するタイミングおよび前記三角波又は鋸波と前記変調波との交差が発生する交差発生区間の一部を含み連続した第1の区間で前記変調波よりも小さな信号を前記搬送波として生成する搬送波生成部と、
    前記搬送波と前記変調波とを比較して前記電力変換装置を制御するためのスイッチング信号を生成するスイッチング信号生成部と、
    を備えることを特徴とする電力変換制御装置。
  2. 前記搬送波生成部は、前記第1の区間を前記変調波の半周期分シフトさせた第3の区間において、前記変調波よりも大きな信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換制御装置。
  3. 前記搬送波生成部は、前記第1の区間および前記第3の区間以外の残りの第2の区間では前記三角波又は鋸波を生成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換制御装置。
  4. 直流電力を交流電力に変換する電力変換装置を変調波と三角波又は鋸波を含む搬送波とに基づいて制御する電力変換制御装置であって、
    前記電力変換装置に供給される直流電圧、および出力電圧指令に基づいて算出された変調率に基づいて変調波を生成する変調波生成部と、
    前記変調波のピーク位置から半周期シフトした位置に対応するタイミングおよび前記三角波又は鋸波と前記変調波との交差が発生する交差発生区間の一部を含み連続した区間で前記変調波よりも大きな信号を前記搬送波として生成する搬送波生成部と、
    前記搬送波と前記変調波とを比較して前記電力変換装置を制御するためのスイッチング信号を生成するスイッチング信号生成部と、
    を備えることを特徴とする電力変換制御装置。
  5. 前記搬送波生成部は、変調率に基づいて前記第1の区間を設定する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力変換制御装置。
  6. 前記搬送波生成部は、前記第1の区間または前記第3の区間と前記第2の区間との境界において連続性が維持される搬送波を生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電力変換制御装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電力変換制御装置に制御された電力変換装置により駆動される電動機。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電力変換制御装置と、
    前記電力変換制御装置により制御される電力変換装置と、
    前記電力変換装置への入力とする直流電力を生成する入力回路と、
    前記電力変換装置により駆動される電動機と、
    を備えることを特徴とする車両駆動システム。
JP2014105989A 2014-05-22 2014-05-22 電力変換制御装置、電動機および車両駆動システム Active JP5717902B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014105989A JP5717902B2 (ja) 2014-05-22 2014-05-22 電力変換制御装置、電動機および車両駆動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014105989A JP5717902B2 (ja) 2014-05-22 2014-05-22 電力変換制御装置、電動機および車両駆動システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013535799A Division JP5551833B2 (ja) 2011-09-30 2011-09-30 電力変換制御装置、電力変換制御方法、電動機および車両駆動システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014147294A true JP2014147294A (ja) 2014-08-14
JP5717902B2 JP5717902B2 (ja) 2015-05-13

Family

ID=51427111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014105989A Active JP5717902B2 (ja) 2014-05-22 2014-05-22 電力変換制御装置、電動機および車両駆動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5717902B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023032419A1 (ja) * 2021-08-31 2023-03-09 株式会社京三製作所 Rf帯域電源装置、及びパルス幅変調制御方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0583953A (ja) * 1991-09-18 1993-04-02 Meidensha Corp 無停電電源装置の出力電圧補正装置
JPH05161364A (ja) * 1991-12-03 1993-06-25 Toshiba Corp インバータ装置
JPH0678557A (ja) * 1992-08-21 1994-03-18 Fuji Electric Co Ltd パルス幅変調回路
JP3455788B2 (ja) * 1993-12-17 2003-10-14 株式会社日立製作所 電力変換装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0583953A (ja) * 1991-09-18 1993-04-02 Meidensha Corp 無停電電源装置の出力電圧補正装置
JPH05161364A (ja) * 1991-12-03 1993-06-25 Toshiba Corp インバータ装置
JPH0678557A (ja) * 1992-08-21 1994-03-18 Fuji Electric Co Ltd パルス幅変調回路
JP3455788B2 (ja) * 1993-12-17 2003-10-14 株式会社日立製作所 電力変換装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023032419A1 (ja) * 2021-08-31 2023-03-09 株式会社京三製作所 Rf帯域電源装置、及びパルス幅変調制御方法
JP7473510B2 (ja) 2021-08-31 2024-04-23 株式会社京三製作所 Rf帯域電源装置、及びパルス幅変調制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5717902B2 (ja) 2015-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5551833B2 (ja) 電力変換制御装置、電力変換制御方法、電動機および車両駆動システム
JP6204121B2 (ja) モータ駆動システムおよび該システムを搭載する電気鉄道車両
JP5916526B2 (ja) 電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置
EP2763312B1 (en) Control device and control method for electric motor, and motor and vehicle drive system to which the control device and control method are applied
US10103675B2 (en) Control device of alternating-current electric motor
JP5689557B2 (ja) 電力変換装置
JP5512593B2 (ja) 電力変換装置及びその運転方法
JP5391132B2 (ja) 電力変換装置
JP6369517B2 (ja) 電力変換器の制御装置
JP5996531B2 (ja) 交流変換回路
JP6208089B2 (ja) 3レベル三相インバータの駆動制御装置
JP5844945B1 (ja) 電力変換装置および車両駆動システム
JP2005237194A (ja) 電気車の制御装置
JP5717902B2 (ja) 電力変換制御装置、電動機および車両駆動システム
JP2005348597A (ja) 電気車の制御装置
JP3747259B2 (ja) 電気車の制御装置
JP6173409B2 (ja) 電力変換装置および車両駆動システム
WO2024042942A1 (ja) 回転電機の駆動制御装置および駆動制御方法
WO2021224976A1 (ja) 電力変換装置、及び、その制御方法
JP2010206983A (ja) 鉄道車両駆動制御装置
JP2006230195A (ja) 電気車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5717902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250