JP2010206983A - 鉄道車両駆動制御装置 - Google Patents

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JP2010206983A JP2009050968A JP2009050968A JP2010206983A JP 2010206983 A JP2010206983 A JP 2010206983A JP 2009050968 A JP2009050968 A JP 2009050968A JP 2009050968 A JP2009050968 A JP 2009050968A JP 2010206983 A JP2010206983 A JP 2010206983A
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秀幸 清水
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Abstract

【課題】駅から発車するときや駅へ停車するときなどの低速での電動機による耳障りな電
磁音を低減するとともに、トルクショックを防止して乗り心地が悪化することを防止する
ことが可能な鉄道車両駆動制御装置を提供することを目的とする
【解決手段】
車両を駆動する交流電動機と、直流電圧を任意の電圧と任意の周波数の交流電圧に変換し
て前記の交流電動機に交流電力を供給する電力変換手段と、前記電力変換手段が内蔵する
スイッチング素子を各々ON(導通)・OFF(阻止)するためのスイッチング信号を出
力する制御手段を有し、前記制御手段において、スイッチング信号として出力する波形を
、非同期パルス波形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期パルス波形
へ切替える場合に、前記出力周波数と前記搬送波周波数に基づき切替えることを特徴とす
る鉄道車両駆動制御装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両駆動制御装置に関する。
従来の鉄道車両駆動制御装置の構成について、図19を参照し、詳細に説明する。図19
は、従来の鉄道車両駆動制御装置の構成図である。
図19において、1は直流電源である架線、2は集電器、3は直流回路遮断器、4は直流
回路開閉器、5は充電用開閉器、6は充電回路抵抗器、7は平滑リアクトル、8は車輪、
9は帰線であるレール、10は電源電圧検出手段、11は平滑コンデンサ、12は直流電
圧検出手段、21は車両を駆動する交流電動機、22はインバータ回路である電力変換手
段、23U〜23Zはインバータ回路のスイッチング素子、24U、24Wは電動機回路
に流れる電流を検出するための電動機電流検出手段、25は回転子角度検出手段である。
交流電動機21は、車両の駆動力を得る駆動用電動機であり、回転子に永久磁石を有する
永久磁石形同期電動機である。
インバータ回路である電力変換手段22は、スイッチング素子23U〜23Zを内蔵して
おり、この6個のスイッチング素子を任意にON(導通)・OFF(阻止)動作すること
によって、直流電圧を任意の電圧と任意の周波数の3相交流電圧に変換する機能を有して
いる。
交流電動機21には、電力変換手段22からU相電流Iu、V相電流Iv、W相電流Iw
の3相交流電力が供給される。またこのとき、交流電動機21の各端子には電力変換手段
22から線間電圧Vuv、Vvw、Vwuが印加される。
平滑リアクトル7および平滑コンデンサ11は、架線1から電力変換手段22への電圧と
電流を平滑する機能を有する。
直流回路遮断器3は、機能的には開閉器の一種であり、直流電源である架線と鉄道車両駆
動制御装置との間の回路の接続・切り離しをおこなう。
充電用開閉器5と充電回路抵抗器6は、電力変換手段22を起動する前に平滑コンデンサ
11を充電するためのものである。
鉄道車両駆動制御装置の運転を開始する場合や、走行中に保護機能が保護検知したために
一旦鉄道車両駆動制御装置を停止した後に再度運転を開始する場合には、まず、充電用開
閉器5を投入して充電回路抵抗器6で制限された電流によって平滑コンデンサ11が充電
される。平滑コンデンサ11の充電が完了した後に直流回路開閉器4が投入されるととも
に、充電用開閉器5が開放される。
直流回路遮断器3と直流回路開閉器4が投入されて鉄道車両駆動制御装置の回路が構成
された後、電力変換手段22は、制御手段201から出力されるスイッチング信号によっ
て、内蔵するスイッチング素子のON・OFF動作を開始して起動する。
従来の鉄道車両駆動制御装置の制御手段201の構成について、図20を参照し詳細に説
明する。
図20において、202は出力周波数演算手段、203はベクトル制御手段、204は搬
送波発生手段、205は非同期パルス波形発生手段、206は同期パルス波形発生手段、
207はパルスモード切替手段である。
また、110は電源電圧検出手段10の出力信号、112は直流電圧検出手段12の出力
信号、124U、124Wは電動機電流検出手段24U、24Wの出力信号、125は回
転子角度検出手段の出力信号、103は直流回路遮断器投入指令信号、104は直流回路
開閉器投入指令信号、105は充電用開閉器投入指令信号、123U〜123Wはスイッ
チング信号である。
同期パルス発生手段206は、ベクトル制御手段203の出力である出力電圧の大きさ|
V1|と、直流電圧検出手段12の出力である直流電圧検出値112(Vdc)と、出力電圧
位相角θiを入力として、交流出力電圧の各相の基本波の半周期に対してパルス数が一定
となる同期パルス波形を出力する。図21に示した同期パルス波形は、例として交流出力
電圧の各相の基本波の半周期に対してパルス数が3となる波形である。
搬送波発生手段204は、直流電圧検出手段12の出力である直流電圧検出値112(V
dc)を入力として、非同期パルス発生手段205に対して予め設定された搬送波周波数の
搬送波Carを出力する。
非同期パルス波形発生手段205は、搬送波Carと、ベクトル制御手段203の出力であ
る出力電圧の大きさ|V1|と、出力電圧位相角θiを入力として、交流出力電圧のU相、V
相、W相の変調波と搬送波とを比較してパルス幅変調をおこない、図22に示したような
非同期パルス波形を出力する。
パルスモード切替手段207は、非同期パルス波形発生手段205の出力である各相の非
同期パルス波形と、同期パルス波形発生手段206の出力である各相の同期パルス波形と
、出力周波数演算手段202の出力であるインバータ周波数Finvを入力として、出力周
波数Finvが切替周波数f0(f0は任意に設定した周波数)よりも小さいときは非同期パ
ルス波形をスイッチング信号として選択し、出力周波数Finvが切替周波数f0以上のとき
は同期パルス波形をスイッチング信号として選択し、電力変換手段22の各スイッチング
素子をON・OFF動作させるためのスイッチング信号123U〜123Wを出力する。
交流電圧出力周波数Finvに対するスイッチング素子のスイッチング周波数Fswのの例
を図23に示す。図23において、非同期パルス波形では搬送波周波数Fcとスイッチン
グ素子のスイッチング周波数Fswは等しくなる。また、同期パルス波形では、本説明の例
ではパルス数が3の例であるので、スイッチング周波数Fswは(3×出力周波数Finv)
と等しくなる。
鉄道車両から発生する騒音には、車輪がレールの上を転がることによる転動音や、車両に
搭載されている機器からの音、駆動用電動機の回転音、駆動用歯車の音、台車のバネの音
、集電器(パンタグラフ)の空力音、車体の空力音などのさまざまな音が複合している。
鉄道車両が駅を発車するときや駅に停車するときには、速度が低いために車輪の転動音や
駆動用電動機の回転に伴う騒音などは小さいので、車内や車外(駅のホームなど)への騒
音の主なものは車両に搭載された機器からの騒音であって、駆動制御装置としてはインバ
ータ回路のスイッチングに伴って発生する駆動用電動機からの電磁音が支配的になる。
一般的な産業用やエレベータなどの駆動制御装置では、インバータ回路のスイッチングに
伴う駆動用電動機からの電磁音を低減するためには、電磁音の周波数が人間の可聴範囲よ
りも大きい周波数になるように、搬送波周波数を例えば10kHzよりも大きくすること
が効果的であるとされている。
一方、鉄道車両駆動制御装置は、車両の床下や屋根上の限られたスペースに搭載されるた
め装置の小型化が必要という鉄道車両特有の技術的課題がある。
搬送波周波数を大きくしてスイッチング周波数を大きくすると、スイッチング素子の損失
(発熱)が大きくなり、スイッチング素子を冷却するための機構が大形になり冷却機構を
内蔵している電力変換手段を鉄道車両に搭載できなくなってしまう。このため、鉄道車両
駆動制御装置では、低速領域で用いる非同期パルス波形においても、電磁音が可聴範囲外
となるまで搬送波周波数を大きくすることができず、現状では、数百Hzから2000H
z程度に設定することが一般的となっており、この周波数は、ちょうど人間の可聴周波数
のうちでも耳障りと感じる周波数に近い値になってしまっている。
非同期パルス波形の搬送波周波数を比較的低い周波数に設定しながら、駆動用電動機から
の電磁音が耳障りな単一の周波数の音色(ピュアトーン)を発生することを防止するため
に、搬送波周波数を短時間のうちに任意に変更して発生する電磁音の周波数を分散させて
、耳障りな聴感を低減する方法が知られている。
非特許文献1には、非同期パルス波形の発生に用いる搬送波の周波数をランダムに変更し
て、電力変換手段の負荷(駆動対象)から発生する電磁音の周波数の分散を図る例が記載
されている。
図24は、例として、非同期パルス波形における搬送波周波数分散方式と、搬送波周波数
一定の方式について、電動機からの電磁音を測定した周波数解析結果を示す。搬送波周波
数分散方式では、スイッチングに伴う電磁音の周波数成分が分散されて、特定の周波数成
分のピークを発生しないために耳障りな聴感を低減できることがわかる。
搬送波周波数分散方式の場合の、交流電圧出力周波数Finvに対するスイッチング素子
のスイッチング周波数Fswの例を図25に示す。
前述のように、鉄道車両駆動制御装置では、非同期パルス波形の搬送波周波数を数百H
zから2000Hz程度に設定することが一般的となっており、このため、速度が大きい
領域では交流電圧出力周波数に対して非同期パルス波形のパルス数が不足し、非同期パル
ス波形の基本波成分が歪んで正常な駆動制御ができなくなってしまう。このために、低速
領域では非同期パルス波形を使用し、高速領域では同期パルス波形を使用することが一般
的である。
「Random pulse width modulation techniques for converter-fed drive systems-a review」、Industry Applications, IEEE Transactions on , Volume 30,Issue 5,1994
しかしながら、非同期パルス波形と同期パルス波形を切替えるとき、切替えの条件を全く
考慮しない場合には、図26に示した計算機シミュレーション波形のように、切替え時に
交流電動機の電流が急変してトルクショックを生じることがある。さらに、前述の搬送波
周波数分散方式の場合は、搬送波周波数上限値と搬送波周波数下限値との差が大きいほど
耳障りな電磁音の低減効果が大きい一方で、搬送波周波数が一定にならないため、切替え
るタイミングでの非同期パルス波形の搬送波周波数が一義的に決まらないので、切替える
タイミングによって交流電動機のトルクショックがさらに大きくなる場合がある。これは
鉄道車両の乗り心地を悪化させるため、防止しなくてはならない。
本発明はこれらの技術的課題に鑑みてなされたもので、車両を駆動する交流電動機に交流
電力を供給するインバータ回路のスイッチングにともなって交流電動機から発せられる電
磁音について、駅から発車するときや駅へ停車するときなどの低速での耳障りな電磁音を
低減し、かつ、非同期パルス波形と同期パルス波形の切替え時のトルクショックを防止し
て乗り心地が悪化することを防止するという、2つの技術的課題を両立することが可能な
、鉄道車両駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記課題は、車両を駆動する交流電動機と、直流電圧を任意の電圧と任意の周波数の交
流電圧に変換して前記の交流電動機に交流電力を供給する電力変換手段と、前記電力変換
手段が内蔵するスイッチング素子を各々ON(導通)・OFF(阻止)するためのスイッ
チング信号を出力する制御手段を有し、制御手段には、前記電力変換手段が出力する交流
電圧の基本波の周波数(出力周波数)を演算して出力する出力周波数演算手段と、前記電
力変換手段が出力する交流電圧の各相の交流電圧基本波の半周期に対してパルス数がm(
mは任意の数)となる波形を出力する同期パルス波形発生手段と、搬送波を発生して出力
する搬送波発生手段と、前記電力変換手段が出力する交流電圧基本波の半周期あたりの出
力パルス数が不定で、変調波と前記搬送波を比較してパルス幅変調波形を出力する非同期
パルス波形発生手段と、前記非同期パルス波形発生手段から出力される非同期パルス波形
と、前記同期パルス波形発生手段から出力される同期パルス波形を入力として、非同期パ
ルス波形と同期パルス波形を選択してスイッチング信号として出力するパルスモード切替
手段とを有しており、前記の搬送波発生手段は、前記出力周波数が小さいときには搬送波
周波数上限値と搬送波周波数下限値との差が大きく、また前記出力周波数が大きいときに
は搬送波周波数上限値と搬送波周波数下限値との差が小さくなり、かつ、前記出力周波数
がf(fは任意の周波数)以上では搬送波周波数上限値と搬送波周波数下限値の差がゼロ
となるように、搬送波周波数上限値と搬送波周波数下限値が前記出力周波数に関係して演
算され、搬送波周波数を搬送波周波数上限値と搬送波周波数下限値との間で任意に変更し
て搬送波を発生して出力し、前記パルスモード切替手段は、スイッチング信号として出力
する波形を、非同期パルス波形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期
パルス波形へ切替える場合に、前記出力周波数と前記搬送波周波数に基づき切替えること
により達成することが出来る。
本発明の鉄道車両駆動制御装置によれば、車両を駆動する交流電動機に交流電力を供給す
るインバータ回路のスイッチングにともなって交流電動機から発せられる電磁音について
、駅から発車するときや駅へ停車するときなどの低速での耳障りな電磁音を低減し、かつ
、非同期パルス波形と同期パルス波形の切替え時のトルクショックを防止して乗り心地が
悪化することを防止するという、2つの技術的課題を両立することが可能となる鉄道車両
駆動制御装置を実現できる。
本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の構成例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の制御手段の構成例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置のベクトル制御手段の構成例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の搬送波発生手段の搬送波周波数の例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の搬送波発生手段の搬送波の例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の非同期パルス波形発生手段の動作を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の同期パルス波形発生手段の同期パルス波形の例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置のパルスモード切替手段の構成例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置のスイッチング周波数の例を示す図。 同期パルス波形から非同期パルス波形への切替えにおける、計算機シミュレーションの波形を示す図。 本発明の第1の実施の形態の搬送波発生手段の搬送波周波数の別の例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の搬送波発生手段の搬送波周波数の別の例を示す図。 本発明の第2の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の制御手段の構成例を示す図。 本発明の第2の実施の形態のパルスモード切替手段の構成例を示す図。 本発明の第4の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の制御手段の構成例を示す図。 本発明の第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の制御手段の構成例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置において、電力変換手段を中性点クランプ形の3レベル方式のインバータ回路で構成した例を示す図。 本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置において、電源(架線)が交流電源である場合の鉄道車両駆動制御装置の構成例を示す図。 従来技術の鉄道車両駆動制御装置の構成を示す図。 従来技術の鉄道車両駆動制御装置の制御手段の構成を示す図。 従来技術の鉄道車両駆動制御装置の同期パルス波形発生手段の同期パルス波形の例を示す図。 従来技術の鉄道車両駆動制御装置の非同期パルス波形発生手段の非同期パルス波形の例を示す図。 従来技術の鉄道車両駆動制御装置のスイッチング周波数の例を示す図。 インバータ回路のスイッチングに伴う電動機の電磁音の周波数解析の例を示す図 従来技術の鉄道車両駆動制御装置の搬送波周波数分散方式のスイッチング周波数の例を示す図。 従来技術の鉄道車両駆動制御装置の、同期パルス波形から非同期パルス波形への切替えにおける、計算機シミュレーションの波形を示す図。
(第1の実施の形態)
本発明に基づく第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置について、図を参照し、詳細に
説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の構成を示している。
図1において、1は直流電源である架線、2は集電器、3は直流回路遮断器、4は直流回
路開閉器、5は充電用開閉器、6は充電回路抵抗器、7は平滑リアクトル、8は車輪、9
は帰線であるレール、10は電源電圧検出手段、11は平滑コンデンサ、12は直流電圧
検出手段、21は車両を駆動する交流電動機(永久磁石形同期電動機)、22はインバー
タ回路である電力変換手段、23U〜23Zはインバータ回路のスイッチング素子、24
U、24Wは電動機電流検出手段、25は回転子角度検出手段である。
電力変換手段22はインバータ回路であり、スイッチング素子23U〜23Zを内蔵し
ており、この6個のスイッチング素子を任意に導通(ON)・阻止(OFF)動作させる
ことによって、直流電圧を任意の電圧と任意の周波数の3相交流電圧に変換する機能を有
している。
図1では、スイッチング素子23U〜23Zは、適用例として、逆並列に接続されたダ
イオードを内蔵したIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)として記載している
が、電流を導通(ON)・阻止(OFF)する機能を有した素子であれば種類はIGBT
に限定されず適用可能である。また、ダイオードを内蔵しないIGBTを適用してこれと
逆並列に別構成要素のダイオードを接続した回路構成としても良い。
直流回路遮断器3は、機能的には開閉器の一種であり、直流電源である架線1と電力変
換手段22との回路の接続・切り離しをおこなう。直流回路遮断器3は、例えば、鉄道車
両駆動制御装置の制御回路電源が投入されると遮断器・開閉器制御手段208から出力さ
れる投入指令信号によって投入される。
平滑リアクトル7は、架線1から電力変換手段22への電流を平滑する機能を有する。
充電用開閉器5と充電回路抵抗器6は、電力変換手段22を起動する前に平滑コンデン
サ11を充電するためのものある。
平滑コンデンサ11は、電力変換手段22に供給される直流電圧を安定させる作用を持
つ。
鉄道車両駆動制御装置の運転を開始する場合や、走行中に保護機能が保護検知したため
に一旦鉄道車両駆動制御装置を停止した後に再度運転を開始する場合には、まず、充電用
開閉器5を投入して平滑コンデンサ11を充電する。充電用開閉器5が投入されると充電
回路抵抗器6で制限された電流によって平滑コンデンサ11が充電される。平滑コンデン
サ11の充電が完了した後に直流回路開閉器4が投入されるとともに、充電用開閉器5が
開放される。
直流回路開閉器4を投入するタイミングについては、充電回路抵抗器6の抵抗値と平滑
コンデンサ11の静電容量から予め求められる充電時間を考慮して、充電用開閉器5を投
入した後に前記の充電時間が経過したことで、直流回路開閉器4を投入するとともに充電
用開閉器5を開放する。または別の方式として、直流電圧検出手段12の出力信号である
電圧検出値を監視して平滑コンデンサ11の電圧が予め設定された閾値を超えたときに直
流回路開閉器4を投入するとともに充電用開閉器5を開放しても良い。
交流電動機21は、その回転子が歯車などを介して駆動用車輪の車軸と接続されるか、
または回転子が駆動用車輪の車軸と直接接続されて鉄道車両を駆動するためのもので、例
えば回転子に永久磁石を有している永久磁石形同期電動機である。交流電動機21には電
力変換手段22からU相電流Iu、V相電流Iv、W相電流Iwの3相交流電力が供給さ
れる。またこのとき、交流電動機21のそれぞれの端子には電力変換手段22から線間電
圧Vuv、Vvw、Vwuが印加される。
図2は、図1に示した本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の制御手段2
01の構成例を示した図である。
図2において、110は電源電圧検出手段10の検出値である出力信号、112は直流
電圧検出手段12の検出値である出力信号、124U、124Wは電動機電流検出手段2
4U、24Wの検出値である出力信号、125は回転子角度検出手段の検出値である出力
信号、202は出力周波数演算手段、203はベクトル制御手段、204は搬送波発生手
段、205は非同期パルス波形発生手段、206は同期パルス波形発生手段、207はパ
ルスモード切替手段、208は遮断器・開閉器制御手段、103は直流回路遮断器投入指
令信号、104は直流回路開閉器投入指令信号、105は充電用開閉器投入指令信号、1
23U〜123Wは電力変換手段22の各スイッチング素子を導通(ON)・阻止(OF
F)動作させるためのU相,V相,W相それぞれのスイッチング信号である。

出力周波数演算手段202は、回転子角度検出手段25の検出値である出力信号125
(θr)を入力として、θrを時間微分することによって交流電圧の出力周波数Finvを演
算して出力する。
Figure 2010206983
ベクトル制御手段203は、トルク指令Tm*と、回転子角度検出手段25の検出値である
出力信号125(θr)と、電動機電流検出値である電動機電流検出手段24U、24W
の出力信号124U、124Wと、出力周波数演算手段202の出力である交流電圧の出
力周波数Finvを入力として、交流電動機21の発生トルクを制御するための演算をおこ
ない、出力電圧の大きさ|V1|と、出力電圧ベクトルのd軸方向からの位相角θγを出力
する。
インバータ回路である電力変換手段22を動作させて交流電動機21を制御する方法と
しては、いわゆるベクトル制御方式がある。ベクトル制御は、電圧・電流・磁束をベクト
ル量として演算して制御する方法であり、d軸(磁束方向軸)とq軸(直交方向軸)とし
て定義される回転する座標系上で制御をおこなう。ベクトル制御手段203の構成例を図
3に示す。301は電流指令演算手段、302は座標変換手段、303は電圧指令演算手
段、304は座標変換手段である。
ベクトル制御方式は、周知の技術であり多くの方式が存在するが、いずれの方式を適用
しても本発明の実施の形態には影響せず、またいずれの方式を適用しても本発明の効果を
同様に得られるため、説明は省略する。
搬送波発生手段204の動作を図4と図5を用いて説明する。搬送波発生手段204は
、直流電圧検出手段12の検出値である出力信号112(Vdc)と、出力周波数演算手段
202の出力である出力周波数Finvを入力として、搬送波周波数上限値FcUと搬送波周
波数下限値FcLを演算し、搬送波周波数上限値FcUと搬送波周波数下限値FcLとの間で搬
送波周波数Fcを任意に変更して、搬送波Carを出力する。
搬送波周波数Fcを任意に変更する方法は、例えばランダムな変数を演算してこの変数
を用いて搬送波周波数Fcを演算してランダムに変更するか、または正弦波関数を用いて
搬送波周波数Fcを演算して変更するなどの方法が適用できる。
搬送波周波数上限値FcUと搬送波周波数下限値FcLは、図4のように、出力周波数Fin
vに関係して演算され、出力周波数Finvが小さい領域では搬送波周波数上限値FcUと搬送
波周波数下限値FcLとの差が大きくなるようにし、また出力周波数Finvが大きくなるに
つれて搬送波周波数上限値FcUと搬送波周波数下限値FcLとの差が小さくなるように演算
する。出力周波数FinvがFinv1よりも大きい領域では、搬送波周波数上限値FcUと搬送
波周波数下限値FcLとの差がゼロとなり、図4では搬送波周波数FcはFc1となる。
このときの搬送波Car(三角波)の波形例を図5に示す。搬送波周波数Fcは、搬送波周
波数上限値FcUと搬送波周波数下限値FcLとの間で、時間の経過にともなって任意に変更
される。図5では期間1→期間2→期間3と経過するにともなって搬送波周波数Fcが変
更されて、図5に示したような波形の搬送波Carが出力される。なお、搬送波周波数Fcを
変更する期間の長さ(図5の期間1、期間2などの長さ)については、図5の例のように
搬送波Carの複数の周期の期間としても良く、また搬送波Carの1周期毎に変更しても良く
、さらに搬送波Carの山と谷のタイミングで変更しても良く、いずれの方法を適用しても
本発明の効果を得ることが可能である。
次に、非同期パルス波形発生手段205の動作を図6を用いて説明する。非同期パルス
波形発生手段205は、搬送波発生手段204の出力である搬送波Carと、ベクトル制御
手段203の出力である出力電圧の大きさ|V1|と、出力電圧位相角θiを入力として、U
相、V相、W相の非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASを出力する。
出力電圧位相角θiを用いて、各相の出力電圧位相角θu,θv,θwを演算する。ベクト
ル制御の回転座標のd軸方向がUVW相座標のU相方向にあるときをθr=0度としたと
き、

出力電圧位相角θi=θr+θγ
U相出力電圧位相角θu=θi+(π/2)
V相出力電圧位相角θv=θi−(2π/3)+(π/2) ・・・(式2)
W相出力電圧位相角θw=θi+(2π/3)+(π/2)
ここで、θr:回転子角度検出手段の検出値
θγ:出力電圧ベクトルの位相角

変調波であるU相、V相、W相の出力電圧Vu,Vv,Vwは次の式により演算される。


U相出力電圧Vu= ・|V1|・sinθu
V相出力電圧Vv= ・|V1|・sinθv ・・・(式3)
W相出力電圧Vw= ・|V1|・sinθw

搬送波Carと各相の出力電圧Vu,Vv,Vwを比較することにより、各相の非同期パルス波
形を演算して出力する。

U相非同期パルス波形VuAS
Vu>CarのときVuAS=1
Vu≦CarのときVuAS=0
V相非同期パルス波形VvAS
Vv>CarのときVvAS=1 ・・・(式4)
Vv≦CarのときVvAS=0
W相非同期パルス波形VwAS
Vw>CarのときVwAS=1
Vw≦CarのときVwAS=0

同期パルス波形発生手段206は、直流電圧検出手段12の検出値である出力信号11
2(Vdc)と、出力電圧位相角θiと、ベクトル制御手段203の出力である出力電圧の
大きさ|V1|を入力として、各相の同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSYNを出力する。
図7に示した同期パルス波形は、交流出力電圧の基本波の半周期に対してパルス数m=3
の場合の波形例である。
パルスモード切替手段207は、非同期パルス波形発生手段205から出力される各相
の非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASと、同期パルス波形発生手段206から出力さ
れる各相の同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSYNと、出力周波数Finvを入力として、
スイッチング信号123U〜123Wを出力する。
図8にパルスモード切替手段207の構成例を示す。出力周波数Finvと切替周波数Fi
nv2を比較して、Finv<Finv2の場合に非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASをスイッ
チング信号123U〜123Wとして出力し、Finv≧Finv2の場合に同期パルス波形Vu
SYN,VvSYN,VwSYNをスイッチング信号123U〜123Wとして出力する。
切替周波数Finv2は、搬送波発生手段204において、搬送波周波数上限値FcUと搬送
波周波数下限値FcLの差がゼロであり搬送波周波数FcがFc1となる予め設定されている
出力周波数Finv1(前述図4)について

Finv2≧Finv1 ・・・(式5)

の関係であり、このときの搬送波周波数Fc=Fc1を出力周波数Finvで除した値nが、

n=(Fc1/Finv)≧m ・・・(式6)
ここで、mは同期パルス波形の交流出力電圧基本波半周期のパルス数

を満たす奇数の値となるように設定される。本実施の形態の例では、同期パルス波形発生
手段206のパルス数m=3であるから、上記nは3以上の値を満たす奇数(例えば3,
5,7,9,11,13,15のいずれか)となる条件の切替周波数Finv2が設定される
ここで、搬送波発生手段204で発生して出力される搬送波Carの搬送波周波数Fcは予
めFinv1などの値が設定されているので、切替周波数Finv2は必ずしも常時演算する必要
は無く、予め求めて設定しておくことができる。
本発明の第1の実施の形態における、出力周波数Finvに対するスイッチング素子のス
イッチング周波数Fswの例を図9に示す。出力周波数Finvが切替周波数Finv2よりも小
さいときは、スイッチング周波数Fswは非同期パルス波形の搬送波周波数Fcと等しくな
る。出力周波数Finvが切替周波数Finv2以上のときは、スイッチング周波数Fswは同期
パルス波形に依存し、本説明では同期パルス波形のパルス数m=3の例であるので、スイ
ッチング周波数Fswは(3×出力周波数Finv)と等しくなる。
参考として、これら設定値の例を示すと、同期パルス波形のパルス数m=3とした場合
、搬送波周波数FcのFc1の値を例として750Hzに設定し、搬送波周波数上限値FcU
と搬送波周波数下限値FcLの差がゼロとなる出力周波数Finv1=100Hzに設定したと
すると、非同期パルス波形と同期パルス波形の切替点における前述のnを5とした場合、
切替周波数の設定値Finv2は150Hzとなる。

同期パルス波形のパルス数m=3
Fc1=750Hz
Finv1=100Hz ・・・(式7)
n=(Fc1/Finv2)=5
切替周波数Finv2=150Hz

計算機シミュレーションによる波形例を図10に示す。本発明の鉄道車両駆動制御装置
の動作を模擬し、例として、パルス数m=3の同期パルス波形から、非同期パルス波形へ
切替えるタイミングの波形を計算機シミュレーションした結果である。この計算機シミュ
レーションでは、前述の搬送波周波数を出力周波数で除した値nが5と7となる出力周波
数で切替えている。図10に示した波形のように、本発明の技術を適用した鉄道車両駆動
制御装置は、パルス波形の切替えにおいて電動機電流と電動機トルクが急変せずに、トル
クショックが発生しないことがわかる。
なお、本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の説明において、搬送波発生
手段204で演算される搬送波周波数上限値FcUと搬送波周波数下限値FcLは、例として
図4を示したが、別の構成の例として、図11や図12に示すような値に出力周波数Fin
vに関係して演算する構成としても、本発明の効果を同様に得ることができる。
(第2の実施の形態)
本発明に基づく第2の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置について、図を参照し、詳細
に説明する。
本発明の第2の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置は、前述の本発明の第1の実施の形態
の鉄道車両駆動制御装置に比較して、制御手段201とパルスモード切替手段207の構
成と動作が異なる。
その他の構成要素と動作については、前述の本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動
制御装置と同様であるので、動作が異なる部分について説明する。
図13は本発明の第2の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の制御手段201の構成例
を示す図である。
パルスモード切替手段207は、出力周波数演算手段202の出力である出力周波数F
invと、ベクトル制御手段203の出力である出力電圧の大きさ|V1|と、非同期パルス波
形発生手段205から出力される各相の非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASと、同期
パルス波形発生手段206から出力される各相の同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSYN
を入力として、スイッチング信号123U〜123Wを出力する。
図14はパルスモード切替手段207の構成例を示す図である。
出力電圧の大きさ|V1|と切替電圧Vchgを比較し、また出力周波数Finvと切替周波数
Finv3とFinv4を比較して、|V1|<VchgかつFinv4≧Finv≧Finv3の条件を満たす場
合に、スイッチング信号123U〜123Wとして出力する波形を同期パルス波形VuSYN
,VvSYN,VwSYNから非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASへ切替える。
また、|V1|≧VchgかつFinv4≧Finv≧Finv3の条件を満たす場合に、スイッチング
信号123U〜123Wとして出力する波形を非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASか
ら同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSYNへ切替える。
切替周波数Finv3とFinv4は、搬送波発生手段204において、搬送波周波数上限値F
cUと搬送波周波数下限値FcLの差がゼロであり搬送波周波数FcがFc1となる予め設定さ
れている出力周波数Finv1(前述図4)について

Finv4>Finv3≧Finv1 ・・・(式8)

の関係であり、このときの搬送波周波数Fc=Fc1を切替周波数Finvで除した値nが、任
意の奇数の値pに対して、

n=(Fc1/Finv)
p+0.5≧n≧p−0.5 ・・・(式9)
p≧m
ここで、mは同期パルス波形の交流出力電圧基本波半周期のパルス数

を満たす値となるように設定される。本実施の形態の例では、同期パルス波形発生手段2
06のパルス数m=3であるから、上記の奇数pは3以上の値を満たす奇数(例えば3,
5,7,9,11,13,15のいずれか)となる条件の切替周波数Finv3とFinv4が設
定される。
搬送波発生手段204で発生して出力される搬送波Carの搬送波周波数Fcは予めFinv1
等の値が設定されているので、切替周波数Finv3とFinv4は必ずしも常時演算する必要は
無く、予め求めて設定しておくことができる。
参考として、これら設定値の例を示すと、同期パルス波形のパルス数m=3とした場合
、搬送波周波数FcのFc1の値を例として750Hzに設定し、搬送波周波数上限値FcU
と搬送波周波数下限値FcLの差がゼロとなる出力周波数Finv1=100Hzに設定したと
すると、非同期パルス波形と同期パルス波形の切替点における前述のnを5とした場合、
切替周波数の設定値Finv3は136.4Hz、設定値Finv4は166.7Hzとなる。
出力周波数Finvが前述の条件Finv4≧Finv≧Finv3において非同期パルス波形と同期
パルス波形を切替えることにより、パルス波形の切替えに伴うトルクショックを防止する
ことができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明に基づく第3の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置について説明する。本
発明の第3の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置は、前述の本発明の第1の実施の形態の
鉄道車両駆動制御装置に比較して、パルスモード切替手段207の動作が異なる。
その他の構成要素と動作については、前述の本発明の第1の実施の形態の鉄道車両駆動
制御装置と同様であるので、動作が異なる部分について説明する。
本発明の第3の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置は、出力周波数Finvと比較する切
替周波数Finv2を、搬送波周波数上限値と搬送波周波数下限値の差がゼロとなる出力周波
数Finv1よりも小さい周波数に設定すること、つまり、搬送波周波数が分散幅で任意に変
更されている状態で非同期パルス波形と同期パルス波形を切替えるようにしたことが特徴
である。
切替周波数Finv2は、出力周波数Finvに対して、搬送波周波数上限値FcUを出力周波
数Finvで除した値n1と、搬送波周波数下限値FcLを出力周波数Finvで除した値n2が、
同期パルス波形のパルス数m以上の任意の奇数の値pに対して、

n1=(FcU/Finv) ≦p+0.5
n2=(FcL/Finv) ≧p−0.5 ・・・(式10)
p≧m
ここで、mは同期パルス波形の交流出力電圧基本波半周期のパルス数

の条件を満たすときの出力周波数Finvの値がFinv2として設定される。本実施の形態の
例では、同期パルス波形発生手段206のパルス数m=3であるから、上記の奇数pは3
以上の値を満たす奇数(例えば3,5,7,9,11,13,15のいずれか)となる条
件の切替周波数Finv2が設定される。
搬送波周波数上限値FcUと搬送波周波数下限値FcLは、搬送波発生手段204において
出力周波数Finvに関係して演算されるので、出力周波数Finvの値に対してそれぞれ一義
的な値となる。よって、切替周波数Finv2は必ずしも常時演算する必要は無く、予め求め
て設定しておくことができる。
出力周波数Finvが前述の条件Finv2において非同期パルス波形と同期パルス波形を切
替えることにより、トルクショックを防止することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明に基づく第4の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置について説明する。本
発明の第4の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置は、前述の本発明の第2の実施の形態の
鉄道車両駆動制御装置に比較して、制御手段201とパルスモード切替手段207の構成
と動作が異なる。
その他の構成要素と動作については、前述の本発明の第2の実施の形態の鉄道車両駆動
制御装置と同様であるので、動作が異なる部分について説明する。
図15は本発明の第4の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の制御手段201の構成例
を示す図である。
搬送波発生手段204は、搬送波Carと、搬送波周波数Fcを出力する。
パルスモード切替手段207は、出力周波数演算手段202の出力である出力周波数F
invと、搬送波発生手段204の出力である搬送波周波数Fcと、ベクトル制御手段203
の出力である出力電圧の大きさ|V1|と、非同期パルス波形発生手段205から出力され
る各相の非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASと、同期パルス波形発生手段206から
出力される各相の同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSYNを入力として、スイッチング信
号123U〜123Wを出力する。
パルスモード切替手段207は、搬送波周波数Fcを出力周波数Finvで除した値nを常
時演算して、スイッチング信号123U〜123Wとして出力する波形を同期パルス波形
VuSYN,VvSYN,VwSYNから非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASへ切替える場合、ま
たは、非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASから同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSY
Nへ切替える場合に、前記nが同期パルス波形のパルス数m以上の奇数の値であることを
条件として切替える。
(第5の実施の形態)
次に、本発明に基づく第5の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置について説明する。本
発明の第5の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置は、前述の本発明の第4の実施の形態の
鉄道車両駆動制御装置に比較して、パルスモード切替手段207の動作が異なる。
その他の構成要素と動作については、前述の本発明の第4の実施の形態の鉄道車両駆動
制御装置と同様であるので、動作が異なる部分について説明する。
同期パルス波形のパルス数m以上の奇数の値pを予め設定したとき、パルスモード切替
手段207は、搬送波周波数Fcを出力周波数Finvで除した値nを常時演算して、スイッ
チング信号123U〜123Wとして出力する波形を同期パルス波形VuSYN,VvSYN,V
wSYNから非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASへ切替える場合、または、非同期パルス
波形VuAS,VvAS,VwASから同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSYNへ切替える場合に
、前記nが前記p−0.5以上かつp+0.5以下の範囲の値であることを条件として切
替える。
(第6の実施の形態)
次に、本発明に基づく第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置について説明する。本
発明の第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置は、前述の本発明の第2の実施の形態の
鉄道車両駆動制御装置に比較して、制御手段201の構成と搬送波発生手段204の出力
と、パルスモード切替手段207の動作が異なる。
その他の構成要素と動作については、前述の本発明の第2の実施の形態の鉄道車両駆動
制御装置と同様であるので、動作が異なる部分について説明する。
図16に制御手段201の構成例を示す。
搬送波発生手段204は、搬送波周波数上限値FcUと、搬送波周波数下限値FcLと、搬
送波Carを出力する。
パルスモード切替手段207は、出力周波数演算手段202の出力である出力周波数F
invと、搬送波発生手段204の出力である搬送波周波数上限値FcUと、搬送波周波数下
限値FcLと、ベクトル制御手段203の出力である出力電圧の大きさ|V1|と、非同期パ
ルス波形発生手段205から出力される各相の非同期パルス波形VuAS,VvAS,VwASと
、同期パルス波形発生手段206から出力される各相の同期パルス波形VuSYN,VvSYN,
VwSYNを入力として、スイッチング信号123U〜123Wを出力する。
同期パルス波形のパルス数m以上の奇数の値pを予め設定したとき、パルスモード切替
手段207は、搬送波周波数上限値FcUを出力周波数Finvで除した値n1と搬送波周波数
下限値FcLを出力周波数Finvで除した値n2を常時演算して、スイッチング信号123U
〜123Wとして出力する波形を同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSYNから非同期パル
ス波形VuAS,VvAS,VwASへ切替える場合、または、非同期パルス波形VuAS,VvAS,
VwASから同期パルス波形VuSYN,VvSYN,VwSYNへ切替える場合に、前記n1が前記p+
0.5以下で、かつ前記n2がp−0.5以上の範囲の値であることを条件として切替え
る。
本発明に基づく鉄道車両駆動制御装置の特徴は、非同期パルス波形発生手段205に用
いる搬送波Carの搬送波周波数Fcについて、出力周波数Finvが小さい領域では搬送波周
波数上限値FcUと搬送波周波数下限値FcLとの差が大きく、出力周波数Finvが大きくな
るにつれて搬送波周波数上限値FcUと搬送波周波数下限値FcLとの差が小さくなるように
したことである。この特徴により、鉄道車両が駅を発車する場合などの速度が小さい領域
でインバータ回路のスイッチングに伴う電磁音の周波数の分散幅を大きくすることができ
るため、耳障りな聴感の低減効果を大きくすることができる。
また、出力周波数Finvが大きくなるにつれて搬送波周波数上限値FcUと搬送波周波数
下限値FcLの差を小さくすることで、鉄道車両の速度の変化に対応して電磁音が急激に変
化せずに徐々に変化することによって、耳障りな電磁音の聴感の低減効果を大きくするこ
とができる。
さらに、出力周波数Finvが大きくなるにつれて搬送波周波数上限値FcUと搬送波周波
数下限値FcLの差を小さくすることで、非同期パルス波形と同期パルス波形との切替えに
おいてトルクショックを生じない最適な切替周波数の条件(前述のFinv2、Finv3、Fin
v4)を設定することができるので、この切替周波数においてパルス波形を切替えることで
トルクショックを防止することができる。
これらの効果により、本発明の第1から第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置によ
れば、車両を駆動する交流電動機に交流電力を供給するインバータ回路のスイッチングに
ともなって交流電動機から発せられる電磁音について、駅から発車するときや駅へ停車す
るときなどの低速での耳障りな電磁音を低減し、かつ、非同期パルス波形と同期パルス波
形の切替え時のトルクショックを防止して乗り心地が悪化することを防止するという、2
つの技術的課題を両立することが可能となる。
なお、前述の本発明の第1から第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の構成例では
、駆動用の交流電動機21は永久磁石形同期電動機として説明しているが、交流電動機2
1は誘導電動機を適用しても良い。この場合は、ベクトル制御手段203の構成を誘導電
動機を制御するための構成にすることになる。
また、前述の本発明の第1から第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の構成例では
、同期パルス波形発生手段206はパルス数mが3の例を示しているが、同期パルス波形
発生手段206にパルス数mが異なる複数の同期パルス波形の発生手段を内蔵して構成し
、パルス数mが異なる複数の同期パルス波形を選択して出力する構成としても良い。
また、前述の本発明の第1から第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置の構成例では
、交流電動機21の回転子の角度を回転子角度検出手段25で検出して、ベクトル制御手
段203はこの回転子検出手段25の検出値を用いて制御演算をおこなう構成としている
が、別の構成方法として、ベクトル制御の電圧と電流の制御状態から交流電動機21の回
転子の角度を推定する方式で構成しても、本発明の効果を同様に得ることができる。
さらに、本発明の第1の実施の形態から第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置では
、それぞれの実施の形態を示した図におけるインバータ回路である電力変換手段22につ
いて、2レベル回路で構成した例で示したが、例えば図17に示す鉄道車両駆動制御装置
のように、インバータ回路である電力変換手段22を中性点クランプ形の3レベル回路で
構成した場合においても本発明の効果を同様に得ることができる。つまり、本発明の実施
の形態として示した図におけるインバータ回路である電力変換手段22は、直流電圧を任
意の大きさの電圧と任意の周波数の交流電圧に変換するインバータ回路であれば、その内
部回路の構成によらず適用可能であり、本発明の効果を同様に得ることができる。
また、前述の本発明の第1の実施の形態から第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装置
では、架線1が直流架線(直流電源)の場合を例として記載しているが、架線1が交流架
線(交流電源)の場合には、図18に示した構成例のように、集電器2と平滑コンデンサ
11との間に、交流電源を任意の電圧の直流電圧に変換してインバータ回路に供給するた
めの、コンバータ回路を設置することになる。
さらに、前述の本発明の第1の実施の形態から第6の実施の形態の鉄道車両駆動制御装
置では、鉄道車両駆動制御装置の電源が架線の場合を例として記載しているが、電源が電
池の場合には、架線1と集電器2と帰線9の代わりに、電源である電池を接続することに
なる。また、電源が発電機の場合には、架線1と集電器2と帰線9の代わりに、電源であ
る発電機を接続することになり、さらに発電機の出力が交流電圧である場合は、交流電圧
を直流電圧に変換する整流回路やコンバータ回路を設けることになる。
なお、この発明は、前記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階では
その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施の形態に
開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる
。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更
に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 直流電源(架線)
2 集電器
3 直流回路遮断器
4 直流回路開閉器
5 充電用開閉器
6 充電回路抵抗器
7 平滑リアクトル
8 車輪
9 レール(帰線)
10 電源電圧検出手段
11 平滑コンデンサ
12 直流電圧検出手段
21 交流電動機(永久磁石形同期電動機)
22 電力変換手段(インバータ回路)
23U〜23Z 電力変換手段(インバータ回路)のスイッチング素子
24U、24W 電動機電流検出手段
25 回転子角度検出手段
32 コンバータ回路
33U〜33Y コンバータ回路のスイッチング素子
61 交流電源(架線)
62 交流回路遮断器
63 変圧器1次巻線
64 変圧器2次巻線
65 変圧器3次巻線
66 交流電圧検出手段
67 交流回路開閉器
68 交流回路電流検出手段
103 直流回路遮断器投入指令信号
104 直流回路開閉器投入指令信号
105 充電用開閉器投入指令信号
110 電源電圧検出手段の出力信号(検出値)
112 直流電圧検出手段の出力信号(検出値)
123U〜123W 電力変換手段のスイッチング素子のスイッチング信号
124U、124W 電動機電流検出手段の出力信号
125 回転子角度検出手段の出力信号(検出値)
201 制御手段
202 出力周波数演算手段
203 ベクトル制御手段
204 搬送波発生手段
205 非同期パルス波形発生手段
206 同期パルス波形発生手段
207 パルスモード切替手段
208 遮断器・開閉器制御手段
301 電流指令演算手段
302 座標変換手段
303 電圧指令演算手段
304 座標変換手段

Claims (7)

  1. 車両を駆動する交流電動機と、
    直流電圧を任意の電圧と任意の周波数の交流電圧に変換して前記の交流電動機に交流電力
    を供給する電力変換手段と、
    前記電力変換手段が内蔵するスイッチング素子を各々ON(導通)・OFF(阻止)する
    ためのスイッチング信号を出力する制御手段を有し、
    制御手段には、
    前記電力変換手段が出力する交流電圧の基本波の周波数(出力周波数)を演算して出力す
    る出力周波数演算手段と、
    前記電力変換手段が出力する交流電圧の各相の交流電圧基本波の半周期に対してパルス数
    がm(mは任意の数)となる波形を出力する同期パルス波形発生手段と、
    搬送波を発生して出力する搬送波発生手段と、
    前記電力変換手段が出力する交流電圧基本波の半周期あたりの出力パルス数が不定で、変
    調波と前記搬送波を比較してパルス幅変調波形を出力する非同期パルス波形発生手段と、
    前記非同期パルス波形発生手段から出力される非同期パルス波形と、前記同期パルス波形
    発生手段から出力される同期パルス波形を入力として、非同期パルス波形と同期パルス波
    形を選択してスイッチング信号として出力するパルスモード切替手段とを有しており、
    前記の搬送波発生手段は、前記出力周波数が小さいときには搬送波周波数上限値と搬送波
    周波数下限値との差が大きく、また前記出力周波数が大きいときには搬送波周波数上限値
    と搬送波周波数下限値との差が小さくなり、かつ、前記出力周波数がf(fは任意の周波
    数)以上では搬送波周波数上限値と搬送波周波数下限値の差がゼロとなるように、搬送波
    周波数上限値と搬送波周波数下限値が前記出力周波数に関係して演算され、搬送波周波数
    を搬送波周波数上限値と搬送波周波数下限値との間で任意に変更して搬送波を発生して出
    力し、
    前記パルスモード切替手段は、スイッチング信号として出力する波形を、非同期パルス波
    形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期パルス波形へ切替える場合に
    、前記出力周波数と前記搬送波周波数に基づき切替えることを特徴とする鉄道車両駆動制
    御装置。
  2. 前記請求項1記載の鉄道車両駆動制御装置において、
    前記のパルスモード切替手段は、スイッチング信号として出力する波形を、非同期パルス
    波形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期パルス波形へ切替える場合
    に、前記出力周波数が前記f以上であり、かつ、前記搬送波周波数を前記出力周波数で除
    した値をnとしたとき、nが前記m以上の奇数の値となる条件で切替えるようにしたこと
    を特徴とする鉄道車両駆動制御装置。
  3. 前記請求項1記載の鉄道車両駆動制御装置において、
    前記のパルスモード切替手段は、スイッチング信号として出力する波形を、非同期パルス
    波形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期パルス波形へ切替える場合
    に、前記出力周波数が前記f以上であり、かつ、前記搬送波周波数を前記出力周波数で除
    した値をnとしたとき、前記m以上の任意の奇数の値pに対して、前記nがp―0.5以
    上かつp+0.5以下の範囲となる条件で切替えるようにしたことを特徴とする鉄道車両
    駆動制御装置。
  4. 前記請求項1記載の鉄道車両駆動制御装置において、
    前記のパルスモード切替手段は、スイッチング信号として出力する波形を、非同期パルス
    波形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期パルス波形へ切替える場合
    に、前記搬送波周波数上限値を前記出力周波数で除した値をn1とし、前記搬送波周波数
    下限値を前記出力周波数で除した値をn2としたとき、前記n1が前記m以上の任意の奇
    数の値pに対してp+0.5以下であり、かつ、前記n2が前記pに対してp−0.5以
    上となる条件で切替えるようにしたことを特徴とする鉄道車両駆動制御装置。
  5. 前記請求項1記載の鉄道車両駆動制御装置において、
    前記のパルスモード切替手段は、スイッチング信号として出力する波形を、非同期パルス
    波形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期パルス波形へ切替える場合
    に、前記搬送波周波数を前記出力周波数で除した値をnとしたとき、nが前記m以上の奇
    数の値となる条件を判断して切替えるようにしたことを特徴とする鉄道車両駆動制御装置
  6. 前記請求項1記載の鉄道車両駆動制御装置において、
    前記のパルスモード切替手段は、スイッチング信号として出力する波形を、非同期パルス
    波形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期パルス波形へ切替える場合
    に、前記搬送波周波数を前記出力周波数で除した値をnとしたとき、前記m以上の任意の
    奇数の値pに対して、前記nがp―0.5以上かつp+0.5以下の範囲となる条件を判
    断して切替えるようにしたことを特徴とする鉄道車両駆動制御装置。
  7. 前記請求項1記載の鉄道車両駆動制御装置において、
    前記のパルスモード切替手段は、スイッチング信号として出力する波形を、非同期パルス
    波形から同期パルス波形へ、または同期パルス波形から非同期パルス波形へ切替える場合
    に、前記搬送波周波数上限値を前記出力周波数で除した値をn1とし、前記搬送波周波数
    下限値を前記出力周波数で除した値をn2としたとき、前記n1が前記m以上の任意の奇
    数の値pに対してp+0.5以下であり、かつ、前記n2が前記pに対してp−0.5以
    上となる条件を判断して切替えるようにしたことを特徴とする鉄道車両駆動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024057449A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 三菱電機株式会社 回転機制御装置

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