JP2014146094A - レギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】出力電圧の変動が少ないレギュレータを提供する。
【解決手段】PMOSトランジスタQ7は入力電圧VINを入力電圧VINより低い出力電圧VOUTに変換して出力する。第1バイアス回路15は基準電圧VREFより低い第1バイアス電圧Vb1を生成し、第2バイアス回路16は出力電圧VOUTに相関する電圧より低い第2バイアス電圧Vb2を生成する。差動回路14は差動対を構成するNMOSトランジスタQ1、Q2と、それに相補的に接続されたPMOSトランジスタQ4、Q3を有し、制御電極にそれぞれ基準電圧VREF、出力電圧VOUTに相関する電圧、第2バイアス電圧Vb2、第1バイアス電圧Vb1が入力され、基準電圧VREFと出力電圧VOUTに相関する電圧との差に応じた制御信号VcをPMOSトランジスタQ7の制御電極に出力する。カレントミラー回路17はNMOSトランジスタQ1、Q2に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、レギュレータに関する。
レギュレータは出力電圧と基準電圧とを比較し、出力電圧と基準電圧が一致するように比較結果を出力トランジスタに帰還する差動回路を有している。従来、この差動回路は定電流で駆動される一対の差動トランジスタと、差動トランジスタを駆動する電流源と、差動トランジスタの動作電流をバランスさせるためのカレントミラー回路を有している。
このレギュレータでは、負荷の変動に対する応答速度は、差動回路の動作速度に依存する。差動回路の動作速度は動作電流が大きいほど速くなる。従って、負荷が急変した時に出力電圧の変動をできるだけ抑制するためには、差動回路を常時大電流で動作させておく必要がある。
その結果、レギュレータの消費電力が増加するという問題がある。レギュレータを内蔵し、低電圧で動作する集積回路では、消費電力の増大によるレギュレータの発熱に起因して、動作に支障をきたす恐れがある。
例えば、レギュレータを内蔵し、低電圧で動作するCPUでは、許容電源電圧範囲が狭くなっている一方で、動作モードによって負荷電流が大きく変動する。内蔵されるレギュレータには、出力電圧の変動量を、例えば50mV以下に抑制する性能が求められている。
特開2004−240646号公報
出力電圧の変動が少ないレギュレータを提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、レギュレータでは、第1導電型の第1トランジスタは入力電圧を前記入力電圧より低い出力電圧に変換して出力する。第1バイアス回路は基準電圧より低い第1バイアス電圧を生成する。第2バイアス回路は前記出力電圧に相関する電圧より低い第2バイアス電圧を生成する。差動回路は、制御電極に前記基準電圧が入力される第2導電型の第2トランジスタと、前記第2トランジスタと差動対を構成するとともに、制御電極に前記出力電圧に相関する電圧が入力される第2導電型の第3トランジスタと、前記第2トランジスタに相補的に接続され、制御電極に前記第2バイアス電圧が入力される第1導電型の第4トランジスタと、前記第3トランジスタに相補的に接続され、制御電極に前記第1バイアス電圧が入力される第1導電型の第5トランジスタとを有し、前記基準電圧と前記出力電圧に相関する電圧との差に応じた比較信号を制御信号として前記第1トランジスタの制御電極に出力する。カレントミラー回路は、前記第2および第3トランジスタに接続されている。
実施形態1に係るレギュレータを示す回路図。 実施形態1に係るレギュレータの動作を説明するためのタイミングチャート。 実施形態1に係るレギュレータの動作を説明するためのタイミングチャート。 実施形態1に係る比較例のレギュレータを示す回路図。 実施形態1に係る別のレギュレータを示す回路図。 実施形態1に係る別のレギュレータを示す回路図。 実施形態1に係る別のレギュレータを示す回路図。 実施形態2に係るレギュレータを示す回路図。 実施形態2に係るレギュレータの動作を説明するためのタイミングチャート。 実施形態2に係るレギュレータの動作を説明するためのタイミングチャート。 実施形態2に係る別のレギュレータを示す回路図。 実施形態2に係る別のレギュレータを示す回路図。 実施形態3に係るレギュレータを示す回路図。 実施形態4に係るレギュレータを示す回路図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態に係るレギュレータについて図1乃至図3を用いて説明する。図1は本実施形態のレギュレータを示す回路図、図2は負荷が増加した時の動作を示すタイミングチャート、図3は負荷が減少した時の動作を示すタイミングチャートである。
図1に示すように、本実施形態のレギュレータ10は、トランジスタとして絶縁ゲート電界効果トランジスタを用いた低ドロップアウト(Low Dropout Regulator:LDO)レギュレータである。
本明細書では、絶縁ゲート電界効果トランジスタをMOSトランジスタ、pチャネル(第1導電型)MOSトランジスタをPMOSトランジスタ、nチャネル(第2導電型)MOSトランジスタをNMOSトランジスタと記す。
レギュレータ10は、入力電圧VINを有する電源(図示せず)に接続される電源線(高電位線)11と接地線(低電位線)12の間に接続されている。レギュレータ10は、出力回路13と、差動回路14と、第1バイアス回路15と、第2バイアス回路16を備えている。
出力回路13は制御信号Vcに基づいて入力電圧VINを入力電圧VINより低い出力電圧VOUTに変換して出力する。差動回路14は、出力電圧VOUTと基準電圧VREFを比較し、比較結果に応じて制御信号Vcを出力回路13に帰還する。
第1バイアス回路15は、基準電圧VREFをレベルシフトして第1バイアス電圧Vb1を差動回路14に出力する。第2バイアス回路16は、出力電圧VOUTをレベルシフトして第2バイアス電圧Vb2を差動回路14に出力する。
更に、レギュレータ10は、差動増幅回路14に動作電流を流し込むためのカレントミラー回路17と、レギュレータ10の高周波特性を改善するための位相補償回路18を備えている。
基準電圧VREFは基準電圧入力端子19に入力され、出力電圧VOUTは電圧出力端子20に出力される。負荷RL(図示せず)は、電圧出力端子20と接地線12の間に接続される。出力キャパシタCout(図示せず)が、電圧出力端子20と接地線12の間に接続されていてもよい。
次に、各回路の構成について説明する。
出力回路13は、PMOSトランジスタ(第1トランジスタ)Q7を有している。PMOSトランジスタQ7は、ソース電極が電源線11に接続され、ドレイン電極が電圧出力端子20に接続され、ゲート電極(制御電極)が後述する差動回路14の出力端子14cに接続されている。
差動回路14は、非反転入力端子14a、反転入力端子14b、出力端子14c、第1バイアス入力端子14dおよび第2バイアス入力端子14eを備えている。
差動回路14は、差動対を構成するNMOSトランジスタ(第2トランジスタ)Q1およびNMOSトランジスタ(第3トランジスタ)Q2と、NMOSトランジスタQ1に相補的に接続されたPMOSトランジスタ(第4トランジスタ)Q4と、NMOSトランジスタQ2に相補的に接続されたPMOSトランジスタ(第5トランジスタ)Q3を有している。
NMOSトランジスタQ1のソース電極がPMOSトランジスタQ4のソース電極に接続され、NMOSトランジスタQ2のソース電極がPMOSトランジスタQ3のソース電極に接続されている。
NMOSトランジスタQ1のゲート電極は非反転入力端子14aに接続され、NMOSトランジスタQ2のゲート電極は反転入力端子14bに接続さている。NMOSトランジスタQ1のドレイン電極は出力端子14cに接続されている。
PMOSトランジスタQ3のゲート電極が第1バイアス入力端子14dに接続され、PMOSトランジスタQ4のゲート電極が第2バイアス入力端子14eに接続されている。
PMOSトランジスタQ3のドレイン電極およびPMOSトランジスタQ4のドレイン電極が接地線12に接続されている。
非反転入力端子14aに基準電圧VREFが入力され、反転入力端子14bに出力電圧VOUTが入力され、出力端子14cから制御信号Vcが出力される。
第1バイアス回路15は、基準電圧入力端子19と接地線12の間に接続され、第1バイアス電圧Vb1を第1バイアス入力端子14dに出力する。第1バイアス回路15は、第1レベルシフト回路21と、第1レベルシフト回路21に電流を供給する第1電流源22とを有している。
第1レベルシフト回路21は、ドレイン電極とゲート電極が接続(ダイオード接続)されたNMOSトランジスタQ8とドレイン電極とゲート電極が接続されたPMOSトランジスタQ9の直列回路である。
同様に、第2バイアス回路16は、電圧出力端子20と接地線12の間に接続され、第2バイアス電圧Vb2を第2バイアス入力端子14eに出力する。第2バイアス回路16は、第2レベルシフト回路23と、第2レベルシフト回路23に電流を供給する第2電流源24とを有している。
第2レベルシフト回路23は、ドレイン電極とゲート電極が接続されたNMOSトランジスタQ10とドレイン電極とゲート電極が接続されたPMOSトランジスタQ11の直列回路である。
カレントミラー回路17は、電源線11と差動増幅回路14の間に接続され、ゲート電極同士が接続されたPMOSトランジスタQ5およびPMOSトランジスタQ6を有している。
PMOSトランジスタQ5はソース電極が電源線11に接続され、ドレイン電極がNMOSトランジスタQ1のドレイン電極に接続されている。PMOSトランジスタQ6はソース電極が電源線11に接続され、ドレイン電極がゲート電極およびNMOSトランジスタQ2のドレイン電極に接続されている。
本明細書では、一対のNMOSトランジスタQ1、Q2のドレイン電極と、カレントミラー回路17を接続する信号経路を一対の差動出力線14fと呼ぶ。
位相制御回路18は、電源線11とPMOSトランジスタQ7のゲート電極との間に接続され、抵抗R1とキャパシタC1の直列回路を有している。位相制御回路18はカットオフ周波数が1/(2π√(C1R1))のハイパスフィルターである。
次に、各回路の動作について説明する。
第1バイアス回路15では、第1電流源22により、常時アイドリング電流I1が流れている。第1レベルシフト回路21は、基準電圧VREFをNMOSトランジスタQ8のしきい値Vth8とPMOSトランジスタQ9のしきい値Vth9の和だけレベルシフトする。
従って、第1バイアス電圧Vb1はVRFE−(Vth8+Vth9)で表わされる。基準電圧VREFは一定なので、第1バイアス電圧Vb1も基準電圧VREFと同じく一定である。
第2バイアス回路16では、第2電流源24により常時アイドリング電流I2が流れている。第2レベルシフト回路23は、出力電圧VOUTをNMOSトランジスタQ10のしきい値Vth10とPMOSトランジスタQ11のしきい値Vth11の和だけレベルシフトする。
従って、第2バイアス電圧Vb2はVOUT−(Vth10+Vth11)で表わされる。出力電圧VOUTが変動すると、第2バイアス電圧Vb2も出力電圧VOUTと同じように変動する。
差動回路14では、PMOSトランジスタQ3は、第1バイアス電圧Vb1に応じてNMOSトランジスタQ2の動作電流I3を定める電流源として機能する。PMOSトランジスタQ4は、第2バイアス電圧Vb2に応じてNMOSトランジスタQ1の動作電流I4を定める電流源として機能する。
アイドリング電流I1およびアイドリング電流I2は、等しく設定されている(I1=I2)。アイドリング電流I1は第1レベルシフト回路21が動作するのに必要な電流であればよい。同様に、アイドリング電流I2は、第2レベルシフト回路23が動作するのに必要な電流であればよい。
基準電圧VREFと出力電圧VOUTが等しい定常状態では、動作電流I3および動作電流I4は等しい(I3=I4)。アイドリング電流I1およびアイドリング電流I2は、動作電流I3および動作電流I4より十分小さい値である。
即ち、本実施例のレギュレータ10では、差動回路14は、NMOSトランジスタQ1のゲート電極とPMOSトランジスタQ3のゲート電極が第1レベルシフト回路21を介して接続され、NMOSトランジスタQ2のゲート電極とPMOSトランジスタQ4のゲート電極が第2レベルシフト回路23を介して接続された襷掛けに構成されている。
NMOSトランジスタQ1およびNMOSトランジスタQ2の動作電流は、それぞれ基準電圧VREFと出力電圧VOUTの両方に依存している。
次に、レギュレータ10の動作について、図2および図3を参照して説明する。
図2および図3において、横軸は時間、縦軸は電圧または電流を示している。横軸の時間t1までは、基準電圧VREFと出力電圧VOUTが等しいとき(第1定常状態)を示している。時間t1から時間t2の間は、負荷の変動により出力電圧VOUTが変動しているとき(過渡状態)を示している。時間t2以降は、出力電圧VOUTが回復して、再び基準電圧VREFと出力電圧VOUTが等しいとき(第2定常状態)を示している。
縦軸は、順に出力電流IOUT、出力電圧VOUT、PMOSトランジスタQ4のゲート・ソース間電圧Vgs4およびドレイン電流Ids4、MOSトランジスタQ3のドレイン電流Ids3、PMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧Vgs7およびドレイン電流Ids7を示している。
レギュレータ10は、基準電圧VREFに等しい出力電圧VOUTを電圧出力端子20に出力し、負荷RLに出力電流IOUTが流れている。
第1定常状態および第2定常状態における動作は以下のようになる。
NMOSトランジスタQ1、Q2、Q8、Q10、およびPMOSトランジスタQ3−Q6、Q9、Q11のそれぞれのゲート・ソース間電圧Vgs、ドレイン電流Idは一定である。PMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧Vgs7、ドレイン電流Ids7は負荷に応じて定まる。
過渡状態における動作は以下のようになる。始めに、負荷が急増し、出力電流IOUTが増加した場合について説明する。
図2(a)に示すように、時間t1で負荷が急増し、出力電流IOUTがΔIだけステップ状に増加したとする。
図2(b)に示すように、出力電流IOUTが増加すると、レギュレータ10の応答速度が有限であるため、レギュレータ10内に電圧降下が生じ、出力電圧VOUTは低下し始める。出力電圧VOUTの低下に応じて、第2バイアス回路16の第2バイアス電圧Vb2が低下する。
図2(c)に示すように、第2バイアス電圧Vb2が低下すると、PMOSトランジスタQ4のゲート・ソース間電圧Vgs4が増加する。
図2(d)に示すように、ゲート・ソース間電圧Vgs4が増加すると、PMOSトランジスタQ4のドレイン電流Ids4が増加する。ドレイン電流Ids4の増加により、PMOSトランジスタQ4のオン抵抗が低下する。
このことは、アイドリング電流I2に制限されずに、差動対トランジスタであるNMOSトランジスタQ1を通して電流を引き抜くことができることを意味している。
図2(e)に示すように、出力電圧VOUTが低下すると、差動対トランジスタであるNMOSトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgs2が低下、即ちPMOSトランジスタQ3のゲート・ソース間電圧Vgs3が低下し、ドレイン電流Ids3が減少する。
カレントミラー回路17はPMOSトランジスタQ6を流れる電流(入力電流)およびPMOSトランジスタQ5を流れる電流(出力電流)が等しくなるように作用するので、ドレイン電流Ids4が増加し、ドレイン電流Ids3が減少すると、ドレイン電流Ids4とドレイン電流Ids3の差を補償するように、出力トランジスタであるPMOSトランジスタQ7のゲート容量に蓄えられていた電荷が急速に引き抜かれ、出力端子14cの電圧が低下する。
図2(f)に示すように、出力端子14cの電圧が低下すると、PMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧Vgs7が増加する。
図2(g)に示すように、ゲート・ソース間電圧Vgs7が増加すると、PMOSトランジスタQ7のドレイン電流Ids7が増加する。その結果、出力電圧VOUTは減少から増加に転じ、時間t2で出力電圧Voutは基準電圧VREFに回復する。
次に、負荷が急減し、出力電流IOUTが減少した場合について説明する。基本的に図2(a)乃至図2(g)で説明した動作と反対の動作である。
図3(a)に示すように、時間t1で負荷が急減し、出力電流IOUTがΔIだけステップ状に減少したとする。
図3(b)に示すように、出力電流IOUTが減少すると、レギュレータ10の応答速度が有限であるため、レギュレータ10内の電圧降下が減少し、出力電圧VOUTは増加し始める。出力電圧VOUTの増加に応じて、第2バイアス回路16の第2バイアス電圧Vb2が増加する。
図3(c)に示すように、第2バイアス電圧Vb2が増加すると、PMOSトランジスタQ4のゲート・ソース間電圧Vgs4が減少する。
図3(d)に示すように、ゲート・ソース間電圧Vgs4が減少すると、PMOSトランジスタQ4のドレイン電流Ids4が減少する。ドレイン電流Ids4の減少により、PMOSトランジスタQ4のオン抵抗が増加する。
図3(e)に示すように、出力電圧VOUTが増加すると、差動対トランジスタであるNMOSトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgs2が増加、即ちPMOSトランジスタQ3のゲート・ソース間電圧Vgs3が増加し、ドレイン電流Ids3が増加する。
このことは、アイドリング電流I1に制限されずに、差動対トランジスタであるNMOSトランジスタQ2を通して電流を引き抜くことができることを意味している。
カレントミラー回路17はPMOSトランジスタQ6を流れる電流(入力電流)およびPMOSトランジスタQ5を流れる電流(出力電流)が等しくなるように作用するので、ドレイン電流Ids4が減少し、ドレイン電流Ids3が増加すると、ドレイン電流Ids4とドレイン電流Ids3の差を補償するように、出力トランジスタであるPMOSトランジスタQ7のゲート容量に電荷が急速に蓄えられ、出力端子14cの電圧が増加する。
図3(f)に示すように、出力端子14cの電圧が増加すると、PMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧Vgs7が減少する。
図3(g)に示すように、ゲート・ソース間電圧Vgs7が減少すると、PMOSトランジスタQ7のドレイン電流Ids7が減少する。その結果、出力電圧VOUTは増加から減少に転じ、時間t2で出力電圧VOUTは基準電圧VREFに回復する。
図4は比較例のレギュレータを示す回路図である。図4に示すように、比較例のレギュレータ30は、出力回路13と、差動回路31と、分圧回路32と、カレントミラー回路17を備えている。ここでは、出力回路13およびカレントミラー回路17は上述したとおりであり、その説明は省略する。
差動回路31は、非反転入力端子31aと、反転入力端子31bと、出力端子31cを有している。差動回路31は、一対の差動トランジスタであるNMOSトランジスタQ1、Q2と、電流源33を有している。電流源33はNMOSトランジスタQ1、Q2を一定の電流I5で駆動する。
分圧回路32は、電圧出力端子20と接地線12の間に接続され、抵抗34と抵抗35の直列回路を有している。分圧回路32は、出力電圧Voutを抵抗34、35で分圧した電圧Vb3を出力する。
差動回路31は、非反転入力端子31aに基準電圧VREFが入力され、反転入力端子31bに分圧電圧Vd3が入力され、出力端子31cに制御電圧Vcを出力する。
比較例のレギュレータ30では、第1および第2定常状態、過渡状態に係わらず、常時一定の動作電流I5が流れている。レギュレータ30の過渡応答特性を高めるためには、動作電流I5を大きく設定しておくことが必要である。
一方、本実施形態のレギュレータ10では、第1および第2定常状態における動作電流Ia1は、Ia1=I1+I2+I3+I4である。過渡状態における動作電流Ia2は、最大図2および図3に示すΔIds4とΔIds3の差の絶対値だけ増加する。
即ち、Ia2=Ia1+|ΔIds4−ΔIds3|である。
比較例のレギュレータ30では、本実施形態のレギュレータ10と同じ過渡応答特性を得るためには、動作電流I5を少なくとも動作電流Ia2と同程度にしておかねばならない。その結果、消費電力が増大する。
本実施形態のレギュレータ10では、第1および第2定常状態における動作電流Ia1は、差動回路14が動作する範囲であればよいので、レギュレータ30の動作電流I5より十分低くすることが可能である。従って、低消費電力で、高速な応答が可能なレギュレータ10を得ることが可能である。
以上説明したように、本実施例のレギュレータ10は、襷掛けに構成された差動回路14を有している。その結果、負荷が変動した時だけ、動作電流を増加させて過渡応答特性を高めることができる。従って、出力電圧の変動の少ないレギュレータが得られる。
ここでは、基準電圧VREFと出力電圧VOUTが等しい場合について説明したが、基準電圧VREFと出力電圧VOUTが等しくなくても構わない。図5は基準電圧VREFより高い出力電圧VOUTを有するレギュレータを示す回路図である。
図5に示すように、レギュレータ40は、出力端子20と接地線12の間に接続された分圧回路41を有している。分圧回路41は抵抗42と抵抗43の直列回路である。分圧回路41は出力電圧VOUTを抵抗42と抵抗43により分割し、分割電圧を抵抗42と抵抗43の接続ノード41aから出力する。出力端子20と接続ノード41aの間に、スピードアップ用のキャパシタ44が接続されている。
差動回路14の反転入力端子14bは、接続ノード41aに接続されている。第2バイアス回路16は、接続ノード41aと接地線12の間に接続されている。
レギュレータ40の出力電圧VOUTは、VREF(R42+R43)/R43で表わされる。ここで、R42は抵抗42の抵抗値、R43は抵抗43の抵抗値である。
レギュレータ40の動作は、レギュレータ10の動作と同じであり、その説明は省略する。
また、第1バイアス回路15および第2バイアス回路16が、レベルシフト回路と電流源の直列回路である場合について説明したが、第1回路15および第2バイアス回路16は特に限定されない。図6は、第1、第2バイアス回路が抵抗分割回路であるレギュレータを示す回路図である。
図6に示すように、レギュレータ50は第1バイアス回路51および第2バイアス回路52を有している。第1バイアス回路51は、抵抗53と抵抗54の直列回路である。第2バイアス回路52は、抵抗55と抵抗56の直列回路である。
第1バイアス回路51は、基準電圧VREFを抵抗53と抵抗54により分割し、分割電圧を第1バイアス入力端子14dに出力する。第1バイアス電圧Vb1は、VREF(R53+R54)/R54で表わされる。ここで、R53は抵抗53の抵抗値、R54は抵抗54の抵抗値である。
同様に、第2バイアス回路52は、出力電圧VOUTを抵抗55と抵抗56により分割し、分割された電圧を第2バイアス入力端子14eに出力する。第2バイアス電圧Vb2は、VOUT(R55+R56)/R56で表わされる。ここで、R55は抵抗55の抵抗値、R56は抵抗56の抵抗値である。
レギュレータ50の動作は、レギュレータ10の動作と同じであり、その説明は省略する。
第1導電型がpチャネル、第2導電型がnチャネルである場合について説明したが、第1導電型がnチャネル、第2導電型がpチャネルでも、本実施例は同様に実施することができる。図7は第1導電型がnチャネル、第2導電型がpチャネルであるレギュレータを示す回路図である。
図7に示すように、レギュレータ60は、NMOSトランジスタQ1、Q2、Q8、Q10と、PMOSトランジスタQ3、Q4、Q5、Q6、Q7、Q9、Q11を有している。
レギュレータ60の回路はレギュレータ10の回路の極性を反転した回路である。レギュレータ60の動作は、レギュレータ10と同じであり、その説明は省略する。
また、トランジスタがMOSトランジスタである場合について説明したが、バイポーラトランンジスタでも、本実施例は同様に実施することができる。トランジスタがバイポーラトランンジスタであるレギュレータの回路および動作は、レギュレータ10の回路および動作と類似であり、その説明は省略する。
(実施形態2)
本実施形態に係るレギュレータについて図8乃至図10を用いて説明する。図8は本実施形態のレギュレータを示す回路図、図9は出力電圧VOUTの変動が小振幅時の動作を示すタイミングチャート、図10は出力電圧VOUTの変動が大振幅時の動作を示すタイミングチャートである。
本実施形態において、上記実施形態1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。本実施形態が実施形態1と異なる点は、レギュレータに、高周波特性を改善するための高周波回路を付加したことにある。
即ち、図8に示すように、本実施形態のレギュレータ70は、高周波特性を改善するための高周波回路71として出力電圧VOUTに重畳される高周波信号を増幅するNMOSトランジスタ(第6トランジスタ)72と、NMOSトランジスタ72に動作電流を供給する第3電流源73と、出力電圧VOUTに重畳される高周波成分の検知能力を高めるための位相補償キャパシタ74を有している。
NMOSトランジスタ72は、ドレイン電極がNMOSトランジスタのドレイン電極に接続され、ゲート電極が電圧出力端子20に接続されている。第3電流源73は、NMOSトランジスタ72のソース電極と接地線12の間に接続されている。位相補償キャパシタ74は、NMOSトランジスタ72のソース電極と接地線12の間に接続されている。
NMOSトランジスタ72は、出力電圧VOUTに重畳される高周波信号を増幅する。第3電流源73は、NMOSトランジスタ72に動作電流を供給する。位相補償キャパシタ74は、出力電圧VOUTに重畳された高周波信号に応じた電荷を蓄積し、蓄積電荷量に応じてNMOSトランジスタ72を介してNMOSトランジスタQ2(一対の差動出力線14fの一方)に流れる電流を制御する。
図1に示すレギュレータ10は、高周波信号に対する利得が少ないので、高周波での応答が鈍いという問題がある。本実施形態のレギュレータ70は、高周波信号に対して高い利得を有し、高周波での応答が鋭いように構成されている。
次に、レギュレータ70の交流的な動作を説明する。負荷変動により出力電流IOUTが急激に増加すると、過渡現象により出力電圧VOUTに高周波信号が重畳される。出力電圧VOUTに重畳された高周波信号は、瞬時にNMOSトランジスタQ2およびMOSトランジスタ72のゲート電極に伝達される。
位相補償キャパシタ74には、予めNMOSトランジスタ72を介して電荷が蓄積されている。位相補償キャパシタ74に電荷が蓄積されている効果で、NMOSトランジスタ72のソース電圧は一定なので、NMOSトランジスタ72のゲート・ソース間電圧Vgs72が小さくなる。従って、NMOSトランジスタ72のドレイン電流は減少する。
このとき、出力電圧VOUTの低下に従って、NMOSトランジスタQ2のゲート電圧が低下し、NMOSトランジスタQ2のドレイン電流も減少するが、NMOSトランジスタ72のドレイン電流の減少はNMOSトランジスタQ2のドレイン電流の減少よりはるかに早く生じる。
これにより、出力回路13のPMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧Vgs7の増大が加速され、PMOSトランジスタQ7のドレイン電流Ids7が高速に増加する。
このように、レギュレータ70は、出力電圧VOUTに高周波信号が重畳された場合は、その高周波信号のゲインを増大するような制御を行う。この制御は、きわめて迅速に行われるので、レギュレータ70の広帯域化が可能である。
図9は負荷変動が小さい場合における本実施形態のレギュレータ70の動作を図1に示す実施形態1のレギュレータ10と対比して示すタイミングチャートである。
図9(a)は、出力電流IOUTを示している。図9(b)および図9(c)は、実施形態1のレギュレータ10における出力電圧VOUTおよび出力回路13のPMOSトランジスタQ7のゲート電流Ig7を示している。ここで、図9(a)および図9(b)は、実質的に図2(a)および図2(b)と同じ動作を示している。
図9(d)および図9(e)は、本実施形態のレギュレータ70における出力電圧VOUTおよびPMOSトランジスタQ7のゲート電流Ig7を示している。
図9(a)に示すように、時間t1で負荷が急増し、出力電流IOUTがステップ状にΔI増加したとする。このとき、出力電流IOUTの急増による過渡現象により、出力電圧VOUTに高周波信号(図示せず)が重畳される。
本実施形態のレギュレータ70では、図9(e)に示すように、出力電圧VOUTに重畳された高周波信号は、瞬時にNMOSトランジスタQ2およびMOSトランジスタ72のゲート電極に伝達されるので、PMOSトランジスタQ7のゲート容量に蓄積されている電荷が引き抜かれ、ゲート電流Ig7として流れる。ゲート電流Ig7はゲート容量の放電時定数に応じて時間t2でピーク(ΔIg2)を示し、時間t4でゼロに戻る。
図9(d)に示すように、ゲート電流Ig7に応じてゲート電圧が低下し、ゲート・ソース間電圧Vgs7が増加し、ドレイン電流Ids7が増加するのに応じて、出力電圧VOUTは時間t2でピーク(ΔV2)を示し、時間t4で基準電圧VREFまで回復する。
一方、実施形態1のレギュレータ10では、高周波回路71を有していないので、高周波信号に対する利得が低い。そのため、図9(c)に示すように、出力電圧VOUTに重畳された高周波信号は、瞬時にNMOSトランジスタQ2のゲート電極に伝達されても、ゲート電流Ig7の変化はゆるやかである。ゲート電流Ig7は時間t2より遅い時間t3でピーク(ΔIg1)を示し、時間t4より遅い時間t5でゼロに戻る。
図9(b)に示すように、出力電圧VOUTは時間t3でピーク(ΔV1)を示し、時間t5で基準電圧VREFまで回復する。
即ち、本実施形態のレギュレータ70と実施形態1のレギュレータ10の間には、ΔIg1<ΔIg2、ΔV1>ΔV2の関係がある。本実施形態のレギュレータ70は、実施形態1のレギュレータ10より応答速度が向上するので、出力電圧VOUTの変動がより少なくなる。
図10は負荷変動が大きい場合における本実施形態のレギュレータ70の動作を図1に示す実施形態1のレギュレータ10および図4に示す比較例のレギュレータ30と対比して示すタイミングチャートである。
図10(a)は出力電流IOUTを示している。図10(b)および図10(c)は比較例のレギュレータ30における出力電圧VOUTおよびPMOSトランジスタQ7のゲート電流Ig7を示している。
図10(d)および図10(e)は実施形態1のレギュレータ10における出力電圧VOUTおよびPMOSトランジスタQ7のゲート電流Ig7を示している。ここで、図10(d)および図10(e)は、実質的に図9(b)および図9(c)と同じ動作を示している。
図10(f)および図10(g)は本実施形態のレギュレータ70における出力電圧VOUTおよびPMOSトランジスタQ7のゲート電流Ig7を示している。ここで、図10(f)および図10(g)は、実質的に図9(d)および図9(e)と同じ動作を示している。
まず、比較例のレギュレータ30の動作について説明する。比較例のレギュレータ30は、上述したように差動回路31に常時一定の動作電流I5が流れており、且つ高周波回路71を有していない。
図10(b)に示すように、出力電圧VOUTが低下すると、ゲート電流Ig7の変化はゆっくりである。
ゲート電流Ig7には動作電流I5に応じて定まる限界(Igmax)がある。従って、ゲート電流Ig7が、例えば時間t2と時間t3の間でIgmaxに達したとすると、ゲート電流Ig7はIgmaxで飽和(ΔIgex)する。即ち、PMOSトランジスタQ7のゲート容量にチャージされている電荷の引き抜きに長い時間を要することになる。
出力電圧VOUTに重畳された高周波信号は、瞬時にNMOSトランジスタQ2のゲート電極に伝達されるが、高周波信号に対する利得が低いため、動作に与える影響は無視できる。
図10(b)に示すように、出力電圧VOUTは時間t3および時間t4の間でピーク(ΔVex)を示し、時間t5より遅い時間t6で基準電圧VREFまで回復する。
一方、実施形態1のレギュレータ10および本実施例のレギュレータ70では、上述したようにアイドリング電流I2に制限されずに、差動対トランジスタであるNMOSトランジスタQ1を通して電流を引き抜くことができるので、ゲート電流Ig7をIgmaxより大きくすることができる。
即ち、本実施形態のレギュレータ70、実施形態1のレギュレータ10および比較例のレギュレータ30の間にはΔIgex<ΔIg1<ΔIg2、ΔV1>ΔV2>ΔVexの関係がある。
本実施形態のレギュレータ70は、負荷の変動量が小さくても大きくても、出力電圧VOUTの変動を少なくすることができる。
以上説明したように、本実施形態のレギュレータ70では、差動回路14の反転入力側に、出力電圧VOUTに重畳される高周波信号を増幅して、NMOSトランジスタQ2に流れる電流を制御する高周波回路71が設けられている。高周波回路71は、高周波信号を増幅するNMOSトランジスタ72と、位相補償キャパシタ74を有している。
その結果、出力電圧VOUTに重畳される高周波信号を瞬時に出力回路13のPMOSトランジスタQ7のゲート電極に帰還させて増幅することができる。従って、広い帯域を有するレギュレータ70が得られる。
また、本実施形態では、NMOSトランジスタQ1、Q2、72、PMOSトランジスQ3、Q4、位相補償キャパシタ74および第1乃至第3電流源22、24、73の各素子パラメータを調整することで、位相補償回路18を別個に設けなくてもレギュレータが高周波で発振する恐れがなくなる。
従って、位相補償回路18が不要になるとともに、出力キャパシタCoutとしてセラミックコンデンサを用いることができるようになる。
ここでは、差動回路14の反転入力側に、高周波回路71を設けた場合について説明したが、差動回路14の非反転入力側にも高周波回路を設けて対称構成にすることもできる。
図11および図12は、差動回路14の反転入力側と非反転入力側を対称構成にしたレギュレータを示す回路図である。
図11に示すように、レギュレータ80は、差動回路14の非反転入力側に設けられた高周波回路81としてNMOSトランジスタQ1のドレイン電極と接地線12の間に接続された第4電流源82を有している。
第4電流源82は、対称性を持たせるために、第3電流源73と同じ電気的特性にするのが望ましい。これにより、NMOSトランジスタQ1、Q2、PMOSトランジスタQ3、Q4のソース電極との間の経路の電圧とを揃えることができるので、第1乃至第4電流源22、24、73、82の相対精度が高くなる。また、差動回路14の対称性が向上したことにより、出力電圧VOUTのオフセット電圧を低減することができる。
図12は、更に対象性を高めたレギュレータを示す回路図である。図12に示すように、レギュレータ90は、差動回路14の非反転入力側にも高周波成分増幅用のNMOSトランジスタを設けることにより、出力電圧VOUTのオフセット電圧を更に低減するように構成されている。
レギュレータ90は、差動回路14の非反転入力側に設けられた高周波回路91として第4電流源82とNMOSトランジスタQ1のドレイン電極との間にNMOSトランジスタ(第7トランジスタ)92を挿入している。
NMOSトランジスタ92のドレイン電極はNMOSトランジスタQ2のドレイン電極に接続され、NMOSトランジスタ92のソース電極は第4電流源82に接続され、NMOSトランジスタ92のゲート電極は基準電圧入力端子19に接続されている。NMOSトランジスタ92のゲート電極はNMOSトランジスタM2のゲートにも接続されている。
NMOSトランジスタ92のゲート電圧は基準電圧VREFであるため、ソース電圧も基準電圧VREFに応じた電圧になり、第4電流源82とNMOSトランジスタ92との接続経路の電圧を定電圧化することができる。これにより、差動回路14の対称性が更に向上し、出力電圧VOUTのオフセット電圧が更に低減される。
図12に示すレギュレータ90の場合は、オフセット調整のために、NMOSトランジスタQ1、Q2、PMOSトランジスタQ3、Q4のサイズ比(ゲート長Lとゲート幅Wの比:L/W)を変更するか、あるいは、カレントミラー回路17の一対のPMOSトランジスタQ5、Q6のサイズ比を変更するのが望ましい。
(実施形態3)
本実施形態に係るレギュレータについて図13を用いて説明する。図13は本実施形態のレギュレータを示す回路図である。
本実施形態において、上記実施形態1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。本実施形態が実施形態1と異なる点は、レギュレータに、高周波特性を改善するための高周波回路として位相補償キャパシタを付加したことにある。
即ち、本実施例のレギュレータ100は、NMOSトランジスタQ2とPMOSトンジスタQ3の接続ノード100aと接地線12の間に出力電圧VOUTの高周波成分の検知を高めるための位相補償キャパシタ101が接続されている。
位相補償キャパシタ101は、出力電圧VOUTに重畳された高周波信号に応じた電荷を蓄積し、蓄積電荷量に応じてNMOSトランジスタQ2を介してNMOSトランジスタQ2(一対の差動出力線14fの一方)に流れる電流を制御する。
次に、レギュレータ100の交流的な動作を説明する。負荷変動により出力電流IOUTが急激に増加すると、過渡現象により出力電圧VOUTに高周波信号が重畳される。
このとき、出力電圧VOUTの低下に従って、NMOSトランジスタQ2のゲート電圧が低下するが、出力電圧VOUTに重畳された高周波信号は、瞬時にNMOSトランジスタQ2のゲート電極に伝達される。
位相補償コンデンサ101には、予めNMOSトランジスタQ2を介して電荷が蓄積されている。位相補償コンデンサ101に電荷が蓄積されている効果で、NMOSトランジスタQ2のソース電圧は一定なので、NMOSトランジスタQ2のゲート・ソース間電圧Vgs2が小さくなる。従って、NMOSトランジスタQ2のドレイン電流は減少する。
また、第2レベルシフト回路23を介して、PMOSトランジスタQ4のゲート電圧も低下するので、PMOSトランジスタQ4を介して、NMOSトランジスタQ1のゲート・ソース間電圧が大きくなる。従って、NMOSトランジスタQ1のドレイン電流が増加する。
NMOSトランジスタQ1、Q2の各ドレイン電極(一対の差動出力線)にはカレントミラー回路17が接続されている。これにより、出力回路13のPMOSトランジスタQ7のゲート・ソース間電圧Vgs7が大きくなり、PMOSトランジスタQ7のドレイン電流Ids7が増加する。
このように、レギュレータ100は、出力電圧VOUTに高周波信号が重畳された場合は、その高周波信号のゲインを増大するような制御を行う。この制御は、きわめて迅速に行われるので、レギュレータ100の広帯域化が可能である。
以上説明したように、本実施形態のレギュレータ100では、差動回路14の反転入力側に位相補償キャパシタ101が設けられている。その結果、出力電圧VOUTに重畳された高周波信号を瞬時に出力回路13のPMOSトランジスタQ7のゲート電極に帰還させて増幅することができる。従って、広い帯域を有するレギュレータ100が得られる。
ここでは、位相補償キャパシタ101および出力キャパシタCoutの一端が接地線12に接続された場合について説明したが、位相補償キャパシタ101および出力キャパシタCoutの一端は必ずしも接地線12に接続されている必要はない。
位相補償キャパシタ101および出力キャパシタCoutの一端は、インピーダンスの低い安定した電圧経路に接続されていれば、同様の効果を得ることができる。
図5に示した分圧回路41を有するレギュレータ40においても、同様の効果を得ることができる。分圧回路41の抵抗42にスピードアップキャパシタ44が並列接続されているので、出力電圧VOUTに重畳された高周波信号は、スピードアップキャパシタ44でバイパスされ、瞬時にNMOSトランジスタQ2のゲート電極に伝達される。
(実施形態4)
本実施形態に係るレギュレータについて図14を用いて説明する。図14は本実施形態のレギュレータを示す回路図である。本実施形態において、上記実施形態1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。本実施形態が実施形態1と異なる点は、レギュレータが高周波特性を改善するために実施形態2で説明した高周波回路と実施形態3で説明した高周波回路の両方を有することにある。
即ち、図14に示すように、本実施形態のレギュレータ110は、上述した図12に示すレギュレータ90と図13に示すレギュレータ100とを組み合わせた構成を有している。従って、レギュレータ110の構成およびその動作についての説明は省略する。
本実施形態のレギュレータ110では、高周波回路71のNMOSトランジスタ72により出力電圧VOUTに重畳された高周波信号を増幅し、出力電圧VOUTの高周波成分の検知を高める位相補償キャパシタ74と、出力電圧VOUTの高周波成分の検知を高める位相補償キャパシタ101による効果が加算され、NMOSトランジスタQ2のドレイン電流を制御する動作が強化される。
以上説明したように、本実施形態のレギュレータ110では、出力電圧VOUTに高周波信号が重畳された場合は、その高周波信号のゲインを増大するような制御が強化される。従って、より広い帯域を有するレギュレータ110が得られる。
本実施形態のレギュレータとして、図8に示すレギュレータ70および図11に示すレギュレータ80に図13に示すレギュレータ100を組み合わせたレギュレータとすることもできる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 前記第1導電型がp型であり、前記第2導電型がn型である請求項1に記載のレギュレータ。
(付記2) 前記第1導電型がn型であり、前記第2導電型がp型である請求項1に記載のレギュレータ。
(付記3) 前記第1乃至第5トランジスタは、絶縁ゲート電界効果トランジスタまたはバイポーラトランジスタである請求項1に記載のレギュレータ。
(付記4) 前記第1バイアス回路は第1の抵抗と第2の抵抗の直列回路であり、前記第2バイアス回路は第3の抵抗と第4の抵抗の直列回路である請求項1に記載のレギュレータ。
(付記5) 前記第1の抵抗は前記第2トランジスタの制御電極と前記第5トランジスタの制御電極の間に接続され、前記第3抵抗は前記第3トランジスタの制御電極と前記第4トランジスタの制御電極の間に接続されている付記4に記載のレギュレータ。
(付記6) 前記出力電圧に相関する電圧は、前記出力電圧を抵抗分割した電圧である請求項1に記載のレギュレータ。
(付記7) 入力電圧を前記入力電圧より低い出力電圧に変換して出力する第1導電型の第1トランジスタと、
基準電圧より低い第1バイアス電圧を生成する第1バイアス回路と、
前記出力電圧に相関する電圧より低い第2バイアス電圧を生成する第2バイアス回路と、
制御電極に前記基準電圧が入力される第2導電型の第2トランジスタと、前記第2トランジスタと差動対を構成するとともに、制御電極に前記出力電圧に相関する電圧が入力される第2導電型の第3トランジスタと、前記第2トランジスタに相補的に接続され、制御電極に前記第2バイアス電圧が入力される第1導電型の第4トランジスタと、前記第3トランジスタに相補的に接続され、制御電極に前記第1バイアス電圧が入力される第1導電型の第5トランジスタとを有し、前記基準電圧と前記出力電圧に相関する電圧との差に応じた比較信号を制御信号として前記第1トランジスタの制御電極に出力する差動回路と、
前記第2および第3トランジスタに接続されたカレントミラー回路と、
前記出力電圧に重畳された高周波信号を増幅し、増幅された前記高周波信号を前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタの一方に供給する第2導電型の第6トランジスタと、
前記第6トランジスタに電流を供給する第3電流源と、
前記第3電流源に並列接続され、前記高周波信号に応じた電荷を蓄積し、電荷蓄積量に応じて前記第6トランジスタを介して前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタの一方に流れる電流を制御するキャパシタと、
を具備するレギュレータ。
10、30、40、50、60、70、80、90、100、110 レギュレータ
11 電源線
12 接地線
13 出力回路
14、31 差動回路
15、51 第1バイアス回路
16、52 第2バイアス回路
17 カレントミラー回路
18 位相補償回路
19 基準電圧入力端子
20 電圧出力端子
21 第1レベルシフト回路
23 第2レベルシフト回路
22 第1電流源
24 第2電流源
33 電流源
73 第3電流源
82 第4電流源
32、41 分圧回路
71、81、91 高周波回路
R1、34、35、42、43、53、54、55、56 抵抗
C1、44 キャパシタ
74、101 位相補償キャパシタ
Q1、Q2、Q8、Q10、72、92 NMOSトランジスタ
Q3〜Q7、Q9、Q11 PMOSトランジスタ

Claims (9)

  1. 入力電圧を前記入力電圧より低い出力電圧に変換して出力する第1導電型の第1トランジスタと、
    基準電圧より低い第1バイアス電圧を生成する第1バイアス回路と、
    前記出力電圧に相関する電圧より低い第2バイアス電圧を生成する第2バイアス回路と、
    制御電極に前記基準電圧が入力される第2導電型の第2トランジスタと、前記第2トランジスタと差動対を構成するとともに、制御電極に前記出力電圧に相関する電圧が入力される第2導電型の第3トランジスタと、前記第2トランジスタに相補的に接続され、制御電極に前記第2バイアス電圧が入力される第1導電型の第4トランジスタと、前記第3トランジスタに相補的に接続され、制御電極に前記第1バイアス電圧が入力される第1導電型の第5トランジスタとを有し、前記基準電圧と前記出力電圧に相関する電圧との差に応じた比較信号を制御信号として前記第1トランジスタの制御電極に出力する差動回路と、
    前記第2および第3トランジスタに接続されたカレントミラー回路と、
    を具備することを特徴とするレギュレータ。
  2. 前記第1バイアス回路は第1レベルシフト回路と前記第1レベルシフト回路に電流を供給する第1電流源とを有し、前記第2バイアス回路は第2レベルシフト回路と前記第2レベルシフト回路に電流を供給する第2電流源とを有することを特徴とする請求項1に記載のレギュレータ。
  3. 前記第1レベルシフト回路および第2レベルシフト回路はそれぞれ、ダイオード接続された第1導電型のトランジスタとダイオード接続された第2導電型のトランジスタとの直列回路であることを特徴とする請求項2に記載のレギュレータ。
  4. 前記第1レベルシフト回路は前記第2トランジスタの制御電極と前記第5トランジスタの制御電極の間に接続され、前記第2レベルシフト回路は前記第3トランジスタの制御電極と前記第4トランジスタの制御電極の間に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のレギュレータ。
  5. 前記出力電圧に重畳された高周波信号を増幅し、増幅された前記高周波信号を前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタの一方に供給する第2導電型の第6トランジスタと、
    前記第6トランジスタに電流を供給する第3電流源と、
    前記第3電流源に並列接続され、前記高周波信号に応じた電荷を蓄積し、電荷蓄積量に応じて前記第6トランジスタを介して前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタの一方に流れる電流を制御するキャパシタと、
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のレギュレータ。
  6. 前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタの他方に接続された第4電流源を更に具備することを特徴とする請求項5に記載のレギュレータ。
  7. 前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタの他方と前記第4電流源との間に接続され、制御電極に前記基準電圧が入力される第2導電型の第7トランジスタを更に具備することを特徴とする請求項6に記載のレギュレータ。
  8. 前記第3トランジスタと前記第5トランジスタの接続ノードに接続されたキャパシタを更に具備することを特徴とする請求項1に記載のレギュレータ。
  9. 前記第3トランジスタと前記第5トランジスタの接続ノードに接続されたキャパシタを更に具備することを特徴とする請求項7に記載のレギュレータ。
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