JP2012016123A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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浩 齊藤
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Abstract

【課題】出力電流の変動に対して、出力電圧の変動を低減したDC−DCコンバータ制御回路及びDC−DCコンバータを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、制御回路と、スイッチング回路と、補正回路とを備えたDC−DCコンバータが提供される。前記制御回路は、出力電圧と基準電圧との誤差を増幅して検出信号として出力する出力電圧検出回路を有し、前記検出信号に応じてデューティ比が変化する制御信号を出力する。前記スイッチング回路は、前記制御信号で駆動され、パルス信号を出力する。前記補正回路は、前記出力電圧の変化を検出して出力電流と前記検出信号とを補正することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、DC−DCコンバータに関する。
電子機器の低消費電力化・高速化に伴い、電源電圧は低電圧化し、電圧変動の許容範囲は狭くなってきている。例えば、CPU(Central Processing Unit)駆動用電源においては、CPUが状態を切り換えて消費電流を変化させるようになったため、動的・過度的な電源の電圧変動の許容範囲への要求が厳しくなっている。また、下限電圧はメモリーの信頼性に関わるため、要求が厳しい。
DC−DCコンバータは、負荷電流の変動に対する出力の電圧変動を抑えるために改良が加えられている。例えば、出力の平滑コンデンサの大容量化、スイッチング周波数の高周波数化及びインダクタの小インダクタンス化、さらにDC−DCコンバータの出力に、入出力間の電圧差の小さい低ドロップアウト(LDO:Low Drop Out)電源の出力をスイッチを介して接続し、出力電圧が低下したときに、そのスイッチをオンにしてLDO電源から電流を供給する。
特開2005−168230号公報
しかし、平滑コンデンサを大容量化すると小型化が困難になる。また、スイッチング周波数を高くしてインダクタのインダクタンスを小さくすると、通常動作時の効率が低下する。さらに、LDO電源を接続する方法では、負荷急変に対するスイッチの応答速度が問題になることもある。
本発明の実施形態は、出力電流の変動に対して、出力電圧の変動を低減したDC−DCコンバータを提供する。
実施形態によれば、制御回路と、スイッチング回路と、補正回路とを備えたDC−DCコンバータが提供される。前記制御回路は、出力電圧と基準電圧との誤差を増幅して検出信号として出力する出力電圧検出回路を有し、前記検出信号に応じてデューティ比が変化する制御信号を出力する。前記スイッチング回路は、前記制御信号で駆動され、パルス信号を出力する。前記補正回路は、前記出力電圧の変化を検出して出力電流と前記検出信号とを補正することを特徴とする。
第1の実施形態に係るDC−DCコンバータの構成を例示する回路図である。 図1に表した補正回路の構成を例示する回路図である。 図2に表した補正回路の第1の整流素子の特性を例示するグラフである。 DC−DCコンバータの主要な信号のタイミングチャートであり、(a)は出力電流Ioutとインダクタの電流Il、(b)は出力電圧Vout、(c)は補正回路の補正信号Vctl、(d)は出力電圧検出回路の検出信号Veである。 補正回路の他の構成を例示する回路図である。 第2の実施形態に係るDC−DCコンバータの構成を例示する回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るDC−DCコンバータの構成を例示する回路図である。
図1に表したように、DC−DCコンバータ1は、DC−DCコンバータ制御回路2、インダクタ3、平滑コンデンサ4、分圧回路5を備える。
DC−DCコンバータ1は、電源電圧VinをDC−DCコンバータ制御回路2に入力して、出力電圧Voutを出力する。
DC−DCコンバータ制御回路2の出力にインダクタ3が接続される。インダクタ3は、後述するようにDC−DCコンバータ制御回路2から出力されるパルス信号Vlにより駆動される。また、インダクタ3から出力される出力電圧Voutは、平滑コンデンサ4で平滑化され、負荷回路6に供給される。負荷回路6には、出力電圧Vout、出力電流Ioutが供給される。
出力電圧Voutを分圧回路5により分圧した電圧Vfbと出力電圧Voutとは、DC−DCコンバータ制御回路2に入力される。DC−DCコンバータ制御回路2は、電圧Vfbが一定値となるように、インダクタ3を駆動するパルス信号Vlのデューティ比を制御する。
図1においては、分圧回路5は、直列に接続された抵抗5a、5bを有する構成を例示している。抵抗5aには、出力電圧Voutが入力される。抵抗5a、5bの接続点の電圧Vfbが、制御回路8に帰還される。なお、分圧回路5を介さず、直接出力電圧Voutを電圧VfbとしてDC−DCコンバータ制御回路2に入力してもよい。
DC−DCコンバータ1においては、後述するように、DC−DCコンバータ制御回路2の補正回路9により、負荷回路6の出力電流Ioutの急変に対して、出力信号に電流Idを重畳して出力電流Ioutを補正し、出力電圧Voutの変動が補正され低減される。
DC−DCコンバータ制御回路2は、スイッチング回路7、制御回路8、補正回路9を備える。
DC−DCコンバータ制御回路2は、電源電圧Vinを供給され、インダクタ3を駆動するパルス信号を出力する。また、DC−DCコンバータ制御回路2は、出力電圧Voutまたは出力電圧Voutを分圧した電圧Vfbが一定値となるように制御する。
スイッチング回路7は、トランジスタQ1、Q2を有する。トランジスタQ1には、電源電圧Vinが供給される。トランジスタQ2は、トランジスタQ1と接地との間に接続される。トランジスタQ1、Q2は、互いに直列に接続され、トランジスタQ1、Q2の接続点には、インダクタ3を駆動するパルス信号Vlが出力される。
制御回路8は、出力電圧検出回路10、PWMコンパレータ11、駆動回路12、駆動電流検出回路13を有する。
出力電圧検出回路10の反転入力端子には、出力電圧Voutを分圧した電圧Vfbが入力される。非反転入力端子には、基準電圧Vrefが入力される。出力電圧検出回路10は、電圧Vfbと基準電圧Vrefとの誤差を増幅して検出信号Veとして出力する。なお、図1においては、反転入力端子には、電圧Vfbを入力する構成を例示しているが、出力電圧Voutを入力してもよい。
PWMコンパレータ11の反転入力端子には、検出信号Veが入力される。非反転入力端子には、駆動電流検出回路13からの出力が入力される。PWMコンパレータ11の出力は、駆動回路12に入力される。駆動回路12の出力は、スイッチング回路7を駆動する。
駆動電流検出回路13は、トランジスタQ3、抵抗14、増幅回路15を有する。トランジスタQ3は、トランジスタQ1の電流を検出するトランジスタであり、抵抗14を介して、トランジスタQ1と並列に接続される。トランジスタQ3と抵抗14とは、互いに直列接続され、トランジスタQ1に流れる電流に比例する電流が流れる。抵抗14の両端の間の電圧は、増幅回路15により増幅される。増幅回路15の出力は、駆動電流検出回路13の出力となる。
駆動電流検出回路13は、スイッチング回路7のトランジスタQ1の電流を検出して、PWMコンパレータ11の非反転入力端子に入力する。
PWMコンパレータ11は、非反転入力端子に入力される電圧が、反転入力端子に入力される電圧よりも高いとき、ハイレベルの信号を出力する。PWMコンパレータ11は、非反転入力端子に入力される電圧が、反転入力端子に入力される電圧よりも低いとき、ローレベルの信号を出力する。
PWMコンパレータ11の出力は、駆動回路12に入力される。駆動回路12は、スイッチング回路7のトランジスタQ1、Q2をそれぞれ駆動する制御信号を生成する。PWMコンパレータ11の出力がローレベルのとき、駆動回路12は、スイッチング回路7からインダクタ3にハイレベルのパルス信号Vlが出力されるように、トランジスタQ1、Q2のゲートにそれぞれ制御信号を出力する。
また、PWMコンパレータ11の出力がハイレベルのとき、駆動回路12は、インダクタ3にローレベルのパルス信号Vlが出力されるように、トランジスタQ1、Q2のゲートにそれぞれ制御信号を出力する。
従って、出力電圧検出回路10に入力された電圧Vfbが基準電圧Vrefよりも高く、誤差が正のとき、出力電圧検出回路10から出力される検出信号Veの電圧は負であり、PWMコンパレータ11からはハイレベルが出力される。このとき、駆動回路12から出力される制御信号により、スイッチング回路7からインダクタ3にローレベルのパルス信号Vlが出力され、パルス信号Vlのデューティ比は減少する。なお、ここで検出信号Veの電圧は、内部回路の基準となる電位、例えば電源電圧Vinに対して、Vin/2にオフセットされた電位に対する検出信号Veの電位差である。
また、電圧Vfbが基準電圧Vrefよりも低く、誤差が負のとき、出力電圧検出回路10から出力される検出信号Veの電圧は正である。このとき、PWMコンパレータ11からは、駆動電流検出回路13の出力と検出信号Veとの電圧の高低に応じて、ハイレベルまたはローレベルが出力される。そして、駆動回路12から出力される制御信号により、スイッチング回路7から出力されるパルス信号Vlは、ローレベルまたはハイレベルとなり、パルス信号Vlのデューティ比は減少または増加する。
このように、制御回路8は、出力電圧Voutまたは出力電圧Voutを分圧した電圧Vfbが一定値になるように、スイッチング回路7を駆動する制御信号のデューティ比を制御して、スイッチング回路7から出力されるパルス信号Vlのデューティ比を制御する。
補正回路9は、出力電圧Voutを検出して、出力電流Ioutが急変して出力電圧Voutが変化したときに、電流Idを負荷回路6に流して出力電流Ioutを補正する。出力電流Ioutが増加したときは、補正回路9から負荷回路6に電流Idが供給される。また、出力電流Ioutが減少したときは、負荷回路6から補正回路9へ電流Idを引き抜く。
さらに、補正回路9は、出力電流Ioutを補正するとともに、電流Idに比例した補正信号Vctlにより出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veを変化させる。図1においては、出力電圧検出回路10の利得を補正信号Vctlで制御する構成を例示している。補正信号Vctlにより出力電圧検出回路10の利得を制御することにより、出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veが補正される。電流Idの大きさに応じて、出力電圧検出回路10の利得は高低に制御され、検出信号Veが補正される。
このように、出力電流Ioutの変動時に、補正回路9が出力電流信号に重畳して電流Idを流して出力電流Ioutを補正するとともに、出力電圧検出回路10の出力を補正する構成としたのは、以下の理由による。
例えば、出力電流Ioutの急変に対して、補正回路9により、電流Idを出力信号に重畳するだけでは、出力電圧Voutの変動が低減されて、出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veが却って減少する。そのため、インダクタ3を駆動するパルス信号Vlのデューティ比が減少する方向に制御され、電流Idによる出力電流Ioutの補正の効果が抑制されてしまう。
また、出力電圧検出回路10に入力される誤差に応じて出力電圧検出回路10の利得を変化させる構成は、スイッチング回路7と制御回路8からなる制御ループが非線形になり不安定になりやすい。
そこで、DC−DCコンバータ制御回路2においては、補正回路9は、出力電流Ioutに電流Idを重畳して出力電流Ioutを補正するとともに、電流Idに比例した補正信号Vctlに応じて出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veを変化させている。
これにより、出力電流Ioutの変動時に、出力電圧Voutの低下を低減することができる。
なお、図1に表したDC−DCコンバータ制御回路2においては、電流モード制御の構成を例示しているが、電圧モード制御でもよい。
図2は、図1に表した補正回路の構成を例示する回路図である。
図2に表したように、補正回路9は、バイアス回路16、第1の整流素子D1、充電回路17、補正電流検出回路18を有する。
バイアス回路16は、電流発生回路Ib、整流素子D2、D3、増幅回路19、保持コンデンサ20を有する。
電流発生回路Ibには、電源電圧Vinが供給される。電流発生回路Ibは、整流素子D2のアノードに電流を供給する。整流素子D2のカソードには、出力電圧Voutが入力される。整流素子D2のアノードの電圧は、増幅回路19の非反転入力端子に入力される。
増幅回路19の反転入力端子は、整流素子D3を介して増幅回路19の出力端子に接続される。増幅回路19は、ボルテージホロワを構成している。増幅回路19からなるボルテージホロワの出力は、保持コンデンサ20をバイアス電圧Vbに充電し、第1の整流素子D1のアノードにバイアス電圧Vbを供給する。第1の整流素子D1のカソードには、出力電圧Voutが供給される。第1の整流素子D1には、バイアス電圧Vbと出力電圧Voutとが入力される。なお、増幅回路19の出力により保持コンデンサ20を充電するため、増幅回路19としては電流出力増幅回路が望ましい。また、整流素子D3は、出力電流Ioutの変動に際し、出力電圧Vout及び増幅回路19の非反転入力端子の電圧が低下して、増幅回路19が保持コンデンサ20から電流を引き抜く、逆流防止のために挿入されている。
第1の整流素子D1と整流素子D2とは、図3において説明するように、順方向特性のそろった素子が用いられ、同一の順方向電圧でそれぞれオンまたはオフする。ただし、第1の整流素子D1は、バイアス用の整流素子D2よりも大きな電流Idを流す。
充電回路17は、整流素子D4、電圧発生回路Vsを有する。
電圧発生回路Vsの出力は、整流素子D4を介して、保持コンデンサ20をバイアス電圧Vbに充電する。なお、整流素子D4は、逆流防止のために挿入されている。充電回路17は、電源投入時に、保持コンデンサ20を急速に充電する回路である。
補正電流検出回路18は、第1の整流素子D1と並列に接続され、第1の整流素子D1を流れる電流Idを検出して、電流Idに比例する補正信号Vctlとして出力する。補正電流検出回路18は、整流素子D5、抵抗21、増幅回路22を有する。
整流素子D5のカソードは、第1の整流素子D1のカソードに接続され、整流素子D5のアノードは、抵抗21を介して第1の整流素子D1のアノードに接続される。抵抗21の両端の電圧は、増幅回路22で増幅され、補正信号Vctlとして出力される。
補正電流検出回路18の構成は、図1に表した駆動電流検出回路13と同様の構成であり、トランジスタQ3を、整流素子D5に置き換えた構成である。
第1の整流素子D1がオフのとき、整流素子D5はオフである。
第1の整流素子D1がオンして電流Idが流れるとき、整流素子D5がオンして電流Idに比例する電流が流れる。補正電流検出回路18から出力される補正信号Vctlの電圧は、電流Idに比例する。
図3は、図2に表した補正回路の第1の整流素子の特性を例示するグラフである。
図3においては、横軸に第1の整流素子D1の順方向電圧Vfをとり、縦軸に流れる電流Ifを表している。第1の整流素子D1は、バイアス回路16から供給されるバイアス電圧VbでP点にバイアスされており、順方向電圧Vf=Vb−Voutである。
ここで、P点は、順方向電圧Vfが上昇するとき、第1の整流素子D1がオンして電流が流れる動作点であり、第1の整流素子D1がオンする動作点とオフする動作点との境界の動作点である。
出力電流Ioutが増加して、出力電圧Voutが低下すると、第1の整流素子D1の順方向電圧Vf=Vb−Voutが増加する。第1の整流素子D1の動作点は、図3のP点から右側に移動して、第1の整流素子D1はオンする。第1の整流素子D1がオンすると、バイアス回路16から電流Idが出力電流Ioutに重畳され、出力電流Ioutが補正される。
また、整流素子D2の順方向電圧は、第1の整流素子D1の順方向電圧Vfと同一に設定される。第1の整流素子D1と整流素子D2とがそれぞれオンする電圧は等しく設定されている。整流素子D2の順方向特性は、第1の整流素子D1の順方向特性と流れる電流の大きさが異なる点以外は同様である。
図4は、DC−DCコンバータの主要な信号のタイミングチャートであり、(a)は出力電流Ioutとインダクタの電流Il、(b)は出力電圧Vout、(c)は補正回路の補正信号Vctl、(d)は出力電圧検出回路の検出信号Veである。
図4(a)に表したように、時間t<0において、出力電流Ioutが一定値の定常状態の場合、インダクタ3の電流Ilの平均値は、DC−DCコンバータ制御回路2によりほぼ一定値に制御される。スイッチング回路7からインダクタ3にハイレベルのパルス信号Vlが出力される期間T1と、ローレベルのパルス信号Vlが出力される期間T2とが繰り返される。
インダクタ3の電流Ilは、期間T1とのき増加し、期間T2のとき減少する。出力電流Iout、出力電圧Voutが一定値になるように、パルス信号Vlのデューティ比T1/(T1+T2)は、制御される。出力電圧Voutの変動がないため、出力電圧検出回路10から出力される検出信号Veは一定値である(図4(d))。
図4(b)に表したように、時間t<0において、出力電圧Voutは、第1の整流素子D1がオンする電圧Vb−Vfよりも高く、第1の整流素子D1の動作点は図3のP点より左側にある。第1の整流素子D1はオフであり、補正回路9から出力される補正信号Vctlは、出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veを補正しない一定値である(図4(c))。
次に、時間t=0で、出力電流Ioutが急変して増加した場合(図4(a))、出力電圧Voutは、定常値から減少していく(図4(b))。
出力電圧Voutが、電圧Vb−Vfよりも低下すると、第1の整流素子D1の動作点は、図3のP点の右側に移動し、第1の整流素子D1はオンする。
第1の整流素子D1に電流Idが流れ、補正回路9から出力される補正信号Vctlの電圧が上昇する(図4(c))。
出力電圧検出回路10から出力される検出信号Veは、出力電圧Voutの低下により、上昇する。また、補正信号Vctlの上昇にともない、検出信号Veも大きく上昇する(図4(d))。
そのため、パルス信号Vlのデューティ比T1/(T1+T2)も増加して、インダクタ3の電流Ilは、増加していく(図4(a))。
出力電圧Voutは上昇し、電圧Vb−Vfよりも高くなると、第1の整流素子D1はオフになる(図4(b))。補正回路9から出力される補正信号Vctlの電圧は減少し、出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veを補正しない一定値に戻る(図4(c))。
出力電圧Voutが定常値に戻ると(図4(b))、インダクタ3の電流Il、出力電圧検出回路10から出力される検出信号Veの電圧も、それぞれ一定値になる(図4(a))、(d))。
このように、DC−DCコンバータ制御回路2を用いたDC−DCコンバータ1においては、補正回路9は、出力電流Ioutに電流Idを重畳して出力電流Ioutを補正するとともに、電流Idに比例した補正信号Vctlに応じて出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veを変化させている。
これにより、出力電流Ioutの変動時に、出力電圧Voutの低下を低減することができる。
図5は、補正回路の他の構成を例示する回路図である。
図5に表したように、補正回路9aは、バイアス回路16a、第1の整流素子D1a、充電回路17、補正電流検出回路18aを有する。補正回路9aは、図2に表した補正回路9のバイアス回路16、第1の整流素子D1、補正電流検出回路18を、それぞれバイアス回路16a、第1の整流素子D1a、補正電流検出回路18aに置き換えた構成である。充電回路17については、図1の補正回路9と同様である。
バイアス回路16aは、電流発生回路Ia、整流素子D2a、増幅回路19、保持コンデンサ20を有する。
整流素子D2aのアノードには、出力電圧Voutが供給される。整流素子D2aのカソードと接地とに間に、電流発生回路Iaが接続される。電流発生回路Iaは、整流素子D2aのカソードから電流を引き抜く。整流素子D2aのカソードの電圧は、増幅回路19の非反転入力端子に入力される。
増幅回路19の反転入力端子は、増幅回路19の出力端子に接続される。増幅回路19は、ボルテージホロワを構成している。増幅回路19からなるボルテージホロワの出力は、保持コンデンサ20をバイアス電圧Vaに充電し、第1の整流素子D1aのカソードにバイアス電圧Vaを供給する。第1の整流素子D1aのアノードには、出力電圧Voutが供給される。第1の整流素子D1aには、バイアス電圧Vaと出力電圧Voutとが入力される。
第1の整流素子D1aと整流素子D2aとは、順方向特性の揃った素子が用いられ、同一の順方向電圧でそれぞれオンまたはオフする。ただし、第1の整流素子D1aは、バイアス用の整流素子D2aよりも大きな電流Idを流す。
補正電流検出回路18aは、第1の整流素子D1aと並列に接続され、第1の整流素子D1aを流れる電流Idを検出して、電流Idに比例する補正信号Vctlとして出力する。補正電流検出回路18aは、整流素子D5a、抵抗21、増幅回路22を有する。
整流素子D5aのアノードは、第1の整流素子D1aのアノードに接続され、出力電圧Voutが供給される。整流素子D5aのカソードは、抵抗21を介して第1の整流素子D1aのカソードに接続され、バイアス電圧Vaが供給される。抵抗21の両端の間の電圧は、増幅回路22で増幅され、補正信号Vctlとして出力される。
補正電流検出回路18aの構成は、図2に表した補正電流検出回路18と同様の構成であり、整流素子D5aの向きが異なる。
第1の整流素子D1aがオフのとき、整流素子D5aはオフである。
第1の整流素子D1aがオンして電流Idが流れるとき、整流素子D5aがオンして電流Idに比例する電流が流れる。補正電流検出回路18aから出力される補正信号Vctlの電圧は、電流Idに比例する。
バイアス電圧Va=Vout−Vfに設定されている。ここで、電圧Vfは、第1の整流素子D1aがオンする電圧である。第1の整流素子D1aと整流素子D5aとは、図2に表した補正回路9と同様に図3のP点に動作点が設定されている。
出力電流Ioutが減少して、出力電圧Voutが上昇すると、第1の整流素子D1aの順方向電圧Vf=Vout−Vaが増加する。第1の整流素子D1aの動作点は、図3のP点から右側に移動して、第1の整流素子D1aはオンする。第1の整流素子D1aがオンすると、出力電流Ioutからバイアス回路16aへ電流Idを引き抜く方向に出力信号Ioutに重畳される。すなわち、出力電流Ioutから電流Idが引き抜かれ、出力電流Ioutが補正される。
補正電流検出回路18aからは、第1の整流素子D1aに流れる電流Idに比例した補正信号Vctlが出力される。この補正信号Vctlにより、出力電圧検出回路10の利得が制御され、出力電圧検出回路10から出力される検出信号Veが変化する。
このように、補正回路9aは、出力信号から電流Idを引き抜いて出力電流Ioutを補正するとともに、電流Idに比例した補正信号Vctlに応じて出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veを変化させている。
これにより、出力電流Ioutの変動時に、出力電圧Voutの上昇を低減することができる。
上記においては、補正回路9または9aのいずれかを備えた構成を例示したが、補正回路9、9aをともに備えた構成としてもよい。この場合、出力電流Ioutの増加時及び減少時のいずれの変動時にも、出力電圧Voutの変動を低減することができる。
図6は、第2の実施形態に係るDC−DCコンバータの構成を例示する回路図である。
図6に表したように、DC−DCコンバータ1aは、DC−DCコンバータ制御回路2a、インダクタ3、平滑コンデンサ4、分圧回路5を備える。
DC−DCコンバータ1aは、電源電圧VinをDC−DCコンバータ制御回路2aに入力して、出力電圧Voutをインダクタ3に出力する。インダクタ3、平滑コンデンサ4、分圧回路5については、図1に表したDC−DCコンバータ1と同様である。
DC−DCコンバータ制御回路2aは、スイッチング回路7、制御回路8、補正回路9bを備える。
DC−DCコンバータ制御回路2aは、電源電圧Vinを供給され、インダクタ3を駆動するパルス信号Vlを出力する。また、DC−DCコンバータ制御回路2aは、出力電圧Voutを一定値に制御する。
DC−DCコンバータ制御回路2aは、図1に表したDC−DCコンバータ制御回路2の補正回路9を補正回路9bに置き換えた構成である。スイッチング回路7、制御回路8については、図1のDC−DCコンバータ制御回路2と同様である。
補正回路9bは、図1に表した補正回路9に、減算回路23を追加した構成である。
上記のとおり、補正回路9は、インダクタ3の出力電流Ioutに電流Idを重畳して出力電流Ioutを補正するとともに、電流Idに比例した補正信号Vctlを出力する。減算回路23は、補正信号Vctlの電圧を電圧Vfbから減算して、出力電圧検出回路10に出力する。出力電圧検出回路10に入力される電圧を変化させて、出力電圧検出回路10の出力の検出信号Veを変化させている。出力電圧検出回路10の利得は一定である。
補正回路9bにより、出力電流Ioutの変動時に、出力電圧Voutの低下を低減することができる。
なお、補正回路9bにおいては、補正回路9と減算回路23とを有する構成を例示したが、補正回路9を補正回路9aに置き換えてもよい。また、補正回路9、9aを有する構成としてもよい。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
1、1a DC−DCコンバータ
2、2a DC−DCコンバータ制御回路
3 インダクタ
4 平滑コンデンサ
5 分圧回路
5a、5b、14、21 抵抗
6 負荷回路
7 スイッチング回路
8 制御回路
9、9a、9b 補正回路
10 出力電圧検出回路
11 PWMコンパレータ
12 駆動回路
13 駆動電流検出回路
15、19、22 増幅回路
16、16a バイアス回路
17 充電回路
18、18a 補正電流検出回路
20 保持コンデンサ
23 減算回路
D1、D1a 第1の整流素子
D2、D2a、D3、D4、D5、D5a 整流素子
Ia、Ib 電流発生回路
Q1、Q2、Q3 トランジスタ
Vs 電圧発生回路

Claims (6)

  1. 出力電圧と基準電圧との誤差を増幅して検出信号として出力する出力電圧検出回路を有し、前記検出信号に応じてデューティ比が変化する制御信号を出力する制御回路と、
    前記制御信号で駆動され、パルス信号を出力するスイッチング回路と、
    前記出力電圧の変化を検出して出力電流と前記検出信号とを補正する補正回路と、
    を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 前記補正回路は、
    バイアス電圧と前記出力電圧とが入力され、前記出力電圧の変化によりオンして前記出力電流を補正する第1の整流素子と、
    前記第1の整流素子を流れる電流を検出する補正電流検出回路と、
    を有し、
    前記補正電流検出回路の出力に応じて前記検出信号を補正することを特徴とする請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記第1の整流素子は、アノードとカソードとを有し、
    前記アノードに前記バイアス電圧が供給され前記カソードに前記出力電圧が入力され、
    前記第1の整流素子は、前記出力電圧の低下によりオンして、前記出力電流に電流を加算して補正することを特徴とする請求項2記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記第1の整流素子は、アノードとカソードとを有し、
    前記カソードに前記バイアス電圧が供給され前記アノードに前記出力電圧が入力され、
    前記第1の整流素子は、前記出力電圧の上昇によりオンして、前記出力電流から電流を引き抜いて補正することを特徴とする請求項2記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記補正回路は、前記第1の整流素子を流れる電流に応じて、前記出力電圧検出回路の利得を補正することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載のDC−DCコンバータ。
  6. 前記補正回路は、前記第1の整流素子を流れる電流に応じて、前記出力電圧検出回路に入力される電圧の誤差を補正することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載のDC−DCコンバータ。
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