JP2014144771A - 運転モード選択器 - Google Patents

Abstract

【課題】少なくとも車両の運転者からの入力に基づいて、前記車両の複数の運転モードから現在の運転モードを選択することを容易にする運転モード選択器を含む車両用運転モード選択システム。
【解決手段】複数の運転モードのそれぞれが識別可能な視覚的表示部と対応する。同システムは、さらに前記現在の運転モードに対応する前記識別可能な視覚的表示部を有し、前記複数の運転モードのうちの現在の運転モードを表示する運転モード表示素子を含む。また、同システムは少なくとも前記現在の運転モードおよび一つ以上のセンサから受け取るデータに基づいて、前記複数の運転モードから一つの運転モードを推奨するモード推奨部品を含む。
【選択図】図１

Description

本明細書は、車両用選択器装置に関するものであり、より具体的にいえば車両用運転モード選択器および運転モード選択器用表示部に関するものである。

オートマチック変速機を備える車両には、多くの運転モードの中から一つを選択する制御を含むものがある。典型的には、複数の運転モードが一つの車両に備えられおり、これらの運転モードは車両の用途に依存するものになっている。このような様々な運転モードは、様々な条件（例えば、高速道路の運転、厳しい気候条件下での運転等）における運転に適した様々なギア比のような、様々なギア比に対応するものである。例えば、通常運転モードや快適運転モードは、しばしばギア比の一部となる。別の状況では、複数の運転モードによって、ハイブリッド車におけるガソリンと電気を用いる比率の範囲のような車両の他の特徴を制御したり、ステアリングの応答や感触に影響を及ぼすことが可能である。

視覚的表示器は現在の運転モードを表示することができる。しかし、視覚的表示器はその性質上、運転者の気を散らし、道路や存在する潜在的な危険から、運転者の注意を逸らしてしまう場合がある。

本明細書の内容のいくつかの態様を基本的に理解するために、以下本明細書開示内容の単純化した要約を与える。この要約は、本明細書開示内容を包括的に概説するものではない。この要約は、本明細書の内容の主要な／重要な要素を特定することを意図したものではないし、同内容の範囲を詳説しようとするものでもない。本明細書の内容の唯一の目的は、本明細書の内容の単純化された形態のいくつかの概念を与えるものであり、そのような概念は、後で与えられるより詳細な説明の前置きとなるものである。

本明細書の内容は、車両用の運転モード選択システムを提供するものであり、該運転モード選択システムによれば、少なくとも車両の運転者の入力に基づいて複数の車両の運転モードから現在の運転モード選択することを容易にするものである。さらに、同運転モード選択システムは、モード表示部品を含み、現在の運転モードに対応する識別可能な視覚的表示部を用いることによって該モード表示部品は複数の運転モードの中から現在の運転モードを表示することができる。

別の態様においては、本明細書の内容は、運転モード選択方法を提供するものであり、該運転モード選択方法は、少なくとも車両に対応する第１の運転モードを運転者からの入力された選択に基づいて第２運転モードに変化させ、前記第２運転モードに対応する一つ以上の表示器を前記運転者に提供する行為を含むことができ、前記一つ以上の表示器は第1視覚的表示器を含むものである。さらに、前記運転モード選択方法は、前記第１視覚的表示器の明るさを第１輝度から第２輝度に減光させる動きを含むものであってよい。

さらに別の態様においては、本明細書の内容は、現在の運転モードに対応する第1視覚的表示部と、現在の運転モードと対応する第２視覚的表示部とを表示するモード表示部品を含む車両の現在の運転モードを表示するシステムを提供する。前記第１視覚的表示部と前記第２視覚的表示部の少なくとも一つは、前記車両のダッシュボード上に取り付けてあるか、そうでなければ前記車両の内部（例えば、付属のヘッドアップディスプレイ（ＨＵＤ））に取り付けられていればよい。さらに、このシステムは、一つ以上のセンサーからデータを受信するモード推奨部品を含むものであってもよい。前記モード推奨部品は、少なくとも前記受信したデータと現在の運転モードに基づいて推奨する運転モードを決定し、前記推奨する運転モードに対応する視覚的表示部を表示する。

前記内容およびその目的を達成するため、本明細書の内容に関する特定の具体的特徴を次の記載および図面によって説明する。しかしながら、このような特徴は、本明細書の開示内容の原理を実施する様々な方法のうちのいくつかのみを示すだけであるが、発明主題となる内容の範囲にはそのような特徴だけではなく、それらの均等物をも含むものである。本明細書の内容の他の利点および新規な特徴は、本明細書の内容の以下の詳細な説明から自明である。

図１は本明細書の内容の一態様にしたがう運転モード選択システムのブロックダイアグラム説明図である。 図２は本明細書の内容の態様にしたがう運転モード選択システムの一実施例の斜視図である。 図３は図２の実施例の運転モード選択システムの拡大斜視図であり、本明細書開示内容の様々な特徴を示すものである。 図４は本明細書の内容の複数の態様にしたがう選択可能な様々な視覚的表示器を示す図である。 図５は本明細書の内容の一態様にしたがう、運転モードの表示をして、運転モードを選択する方法を説明するフローチャート図である。

本明細書の開示する発明を図面を参照して説明する。図面中の参照番号は、すべての図面で同一の要素を指している。以下の記載において、説明の目的で、開示されている発明主題が完全に理解できるように発明の特徴の多くの詳細を記載している。しかし、このような発明の特徴の詳細がなくても、開示内容が実施可能であることは明らかである。他の例では、周知の構造や装置がブロックダイアグラム中に示されている。

説明を単純化するために、本明細書中でフローチャートの形式で挙げられている一つ以上の手順は一連の行為として示され説明されているが、開示されている発明主題は記載されている行為の順序によって制限されるものではない。本明細書の開示内容にしたがえば、本明細書に記載されている手順とは別の手順により、または他の行為と同時に行える行為もあるからである。さらに、説明されているすべての行為が本明細書の開示内容にしたがう特定の手順で実施される必要があるわけではない。

本明細書中に説明される開示発明は、車両の複数の運転モードの間で運転モードを変更し、現在の運転モードを表示するまたは推奨もしくは提案する運転モードを表示するような、一つ以上の運転モードを表示するシステムおよび方法である。運転モード選択器は、前記複数の運転モードの選択を容易にするものである。運転モード選択器の隣に現在の運転モードを示す表示器を備えることができる。さらに、または別の態様では、現在の運転モードを含む表示器をダッシュボード上に備えるようにすることができる。提案する運転モードに対応する表示器が特定の状況になると与えられるようにする態様も可能である。

ここで添付図面を参照すると、図１は本明細書の内容の一態様にしたがう以下に説明する新規な特徴を包含する自動車用の運転モード選択システム１００を説明するものである。運転モードシステム１００は、運転モード選択器１０２と、モード表示素子１０４と、選択モード推奨部品１０６とを有するものとすることができる。

運転モード選択器１０２は、自動車の操作者に複数の運転モードの間で運転モードを変更させるものである。これら複数の運転モードは、例えば、通常運転モード、快適運転モードおよびスポーツ運転モードであり、異なるギア比を使用する点で相違し、雪モードのような荒天時により適切な牽引を可能にするとともにより優れた操縦性を与える運転モードを含むものとすることができる。複数の運転モード間の相違点には、例えばどのギアを使うかまたは使わないかということ（例えば、低速ギアのみを使用、第一段ギアを避けるなどである）およびギアシフトをいつ行うかということ（例えば、異なる運転モードでは異なる分あたりの回転数（ＲＰＭ）が用いることができるなどである）が含まれる。他の態様では、運転モードによってハイブリッド車において電動機の使用レベルを変化させることや、パワーステアリングの応答性やエンジン性能のレベルを変化させることなどによって、運転感覚の他の特徴を変化させることができる。運転者は、運転条件が変化することに応じて運転モード選択器によって複数運転モード間で運転モードの切り替えを行うことができる。運転者が選択器１０２を介して運転モードを変更するのに用いるインターフェースは、様々なインターフェースのうちのどれでもよい。例えば、以下の図２乃至図４で示されている実施例に関連して示される機械的インターフェース（例えば、ノブ、ダイヤル、レバー、スライダー、一つ以上のボタン、スイッチ等）を用いることができる。別の実施形態では、運転モード選択器１０２はタッチパッドまたはタッチスクリーンを有するものでよい。この場合、操作者はパッドまたはスクリーンに触れて運転モードを切り替える。さらに、このようなタッチシステムでは、所定の運転モードに変更するには、操作者が該所定の運転モードに対応する表示部に単に触れればよい。また、さらに別の実施形態では、運転モード選択器１０２は車両搭載のコンピュータと通信する音声駆動システムを含むものとすることができる。このような運転モード選択器１０２では、操作者は単に音声命令を用いて運転モードを変更する。これらの実施形態を所望するように組み合わせた実施形態も可能である。

一つ以上の特殊モード（例えば、雪モードまたは特定の状況のみ使用する他のモード）については、そのような一つ以上の特殊モードを不注意によりまたは誤って選択しないように、そのような一つ以上の特殊モードを選択するには、オプションで他のモード（非特殊モード）の選択で用いるのとは異なる選択方法（または一つ以上の追加行為）を行うことを必要とすることができる。例えば、ノブを用いて雪モードを選択する際にはノブを下に押して雪モードを入力することが必要である、不注意な選択をすることを避けるためタッチスクリーンインタフェースが選択時に確認を求める、音声インタフェースが口頭での確認を求めるなどが、前記した異なる選択方法である。例えば雪モードのような特殊モードになっている時は、前記した異なる選択方法や追加行為を必要とすることなく特殊モード以外の他のモードを選択できる。

モード表示素子１０４は、運転モード選択器１０２により設定した現在の運転モードに対応する表示部を運転者に示す。モード表示素子１０４は、現在の運転モードを表示する視覚的表示部を備え、同視覚的表示部は、運転モード選択器１０２に隣接している（近傍位置そうでなければ隣接位置にある）。新しい運転モードが選択した場合、その選択に対応する情報はモード表示素子１０４で受信され、新しい運転モードに対応する視覚的表示部が照明して第１輝度にし、その後第１輝度よりも低い第２輝度に減光させる。さらに、視覚的表示部を車両のダッシュボード上やＨＵＤ上等に備えつけ、運転者の注意を道路から逸らす可能性がより低い位置で現在の運転モードを表示してもよい。オプションにはなるが、聴覚的表示部を設ける態様も可能である。このような聴覚的表示部は、例えば、運転モードが変わったことを示す音や、変化とともに発せられる現在の運転モード名を示す音声などである。

モード推奨部品１０６は車両に備え付けられている一つ以上のセンサからデータを受け取り、現在の運転モードを変化させるべきかを判定することができる。この判定は、受け取ったデータと現在の運転モードに基づくものとすることができる。例えば、雪を検知したとき（例えば、温度や牽引などを検知するセンサを介して）、雪モードをモード推奨部品１０６が推奨し、モード表示素子１０４を介して推奨するモードの表示部が示される（例えば、推奨運転モードに対応する点滅するシンボルのような視覚的または聴覚的表示部）。別の実施形態では、車両がスポーツ運転モードになっているときに雨が検知されると、別のモードが推奨されてモードが変更される。また、車両がスポーツ運転モードのような比較的燃料消費効率が低い運転モードになっているときに頻繁に停止または減速すること（交通量が多く、停止信号により頻繁に停止すること）が検知されたときは、より燃料消費効率が高い運転モードを推奨することができる。前記した異なる選択方法（または追加行為）を必要とする特殊モードを推奨する場合、モード表示素子１０４が備える視覚的および／または聴覚的表示部は、推奨する特殊モードを起動する方法を示すまたは教える指示情報を含むものとすることができる。

図２乃至図４は本明細書の内容にしたがう車両用運転モード選択システム２００の代表的実施形態を説明する。図２を参照すると、図２中で示されているノブのように、所定の運転モードを選択する際に用いるダイアルボタン２０２のようなインタフェースを運転モード選択システム２００は含むものでよい。当然にわかることであるが、ダイアルボタン２０２は本明細書の内容にしたがう運転モード選択器は一つの例にすぎない。選択する設定にしたがって、符号２０４で示されている複数の運転モードのうちのどの運転モードを選択することができる。視覚的表示部２０６（例えば、ＬＥＤまたは他の光源により照明された）はインタフェース（例えば、ダイアル２０２）の隣に設けられ、現在選択されている運転モードを表示する。ダイアルボタン２０２を回転させて対応する位置にすることにより、多くの異なる運転モードを選択することができる。雪モード２０８は、すべての運転モードの一つとして設けられ、ダイアルを押下し、さらに回転することにより選択する。雪モードを用いることにより、雪の際の牽引に適したギアが選択される。

一つの運転モードが選択されると、運転モード表示部が照明されて選択された設定を表示することができる。この照明される運転モード表示部は、選択された直後は明るいが、その後暗くなりまたは次第に暗くなるようにしてもよい。例えば、第１期間の間は第１輝度にし、第２期間の間に前記第１輝度から前記第１輝度よりも輝度が低い第２輝度に減光するようにする。前記第１輝度、前記第２輝度、前記第１期間および前記第２期間はそれぞれ予め設定する態様も可能であるし（例えば、前記第２輝度は前記第１輝度の半分または半分以上または以下）、また運転者が自由に決めてもよい。他の特徴も自由に決めることが可能である。例えば、表示部に用いる色や輝度の変化に要する時間遅れや一つ以上のカスタム運転モードで用いるギア比やハイブリッド車両におけるガスと電気の使用比率範囲などの特徴がこれにあたる。

図２に示す例では、運転モード表示部２０６センタコンソール内部に設けることができる。しかし、３個より多い運転モードを設ける場合、ダイアルを使用することは運転者の注意を逸らす可能性がある。代替として、または追加的に運転モード表示部を運転者のダッシュボード内に配置する態様も可能である（ＨＵＤなどにより追加する）。例えば、図２には示されていないが、別体の視覚的表示部を車両のダッシュボード上に設けることができる。複数の推奨される運転モードをさらにダッシュボード内で表示することもでき、その場合それらの推奨される運転モードをよりすばやく見ることができる。例えば、雪モードを表示する場合、ダイアルボタン２０２（または、運転モード選択器の特定の実施形態にしたがい、他の表示部）をダッシュボード内に表示することができる。雪が検知されると、雪モードが自動的に表示され雪モードを運転者に推奨することができる。

図２により示される運転モード選択システムとその車両内での位置および配置は、前記し、図１で説明した運転モード選択システム１００に合致する一つの実施例の構成にすぎない。したがって、本明細書で記載し、図２乃至図４中で示す代表的な実施形態は説明のための目的のものであり、本明細書の内容の範囲を制限することを意図するものではないことは当然である。

図３を見ると、ダイアルボタン２０２と実例の複数の運転モード２０４と視覚的表示部２０６と雪モードとを示している、代表的な運転モード選択システム２００の詳細がわかる。追加行為または異なる行為を必要とするモードを選択する方法を示す、一つ以上の指示サインが含まれてもよい。例えば、符号３１０がそのような動作指示サインである。符号３１２で示されているのは、視覚的表示部２０６を介して表示可能な実例の運転モード表示部であり、スポーツモードに対応するサインを示している。複数の運転モード表示部のそれぞれは表示部３１２のような区別された運転モード表示部に対応するものである。符号３１４は実例の表示部であり、雪モードのような特殊モードを起動する方法を示している。符号３１４で示されているような表示部は、雪モードが推奨される場合にダッシュボード上に現われる。ダイアルボタン２０２以外のインタフェースを用いる場合、符号３１４の表示部とは異なる表示部を示すことにより、特殊モードを選択するのに必要な適当な行為を表示することができるのは当然である。

図４には、図２の実例の運転モード選択システムに対応する複数の視覚的表示部が示されている。符号４０２は運転モード表示部２０６により示される複数の運転モード表示部であり、図２および図３に示される雪、スポーツ、快適、通常およびカスタムのモードに対応する。これらの表示部は単なる例であって、各運転モードが他の運転モードと相違するまたは識別可能な唯一のサイン、マークまたは表示部と対応しているのならば、運転モードを示す他のマークと同様に、これらを変形したもの（例えば、色、印）も、用いることができる。さらに、運転者は自分で運転モードに対応する表示部をカスタム化することができる。符号４０４は、ダッシュボード上に配置され、現在のまたは推奨する運転モードを表示することができる視覚的表示器の一例であり、図４ではスピードメータの中心に表示されている（ただし、様々な実施形態では、ダッシュボード表示器は別の位置に配置されている）。符号４０６は、雪モードを推奨する際に用い、雪モードを選択するのに用いる方法に関する動作指示情報を表示する。一方、雪モードが現在選択されている場合、前記した動作指示情報は必要ないので、表示部４０８は雪モードが現在選択されていることを示すものである。再び述べるが、本明細書中で開示される表示部はすべて実施例にすぎず、本明細書の内容および範囲から逸脱することなく、表示部を追加したり、または異なる表示部を用いることができるのは当然である。

本明細書中で開示される表示部はすべて操作者の選択に基づいて、異なる色の照明にすることができ、操作者はその選択にしたがって好きな色を車両搭載コンピュータに入力し、ボタンまたはスイッチを起動したりすることができるのは当然である。換言すれば、操作者は各運転モードを表わす色を自分の好みに合わせた、または自分向けの異なる色に変えることができる。さらに、操作者は一つ以上のギアの色を周期的に（毎日、毎週等）変えることができるし、第１輝度、第２輝度およびこれらの輝度に対応する時間（例えば、第１輝度で表示する時間、第１輝度から第２輝度に減光する時間等）を自分の好みに合わせて変えることができる。また、聴覚的表示部も好みに合わせて変えることができる（例えば、音量、選択される運転モードの音声表示部を有する態様で用いる音声等）。

図５を参照して、開示する発明の一つの態様にしたがって、運転モード選択を実行する方法について以下説明する。オプションになるが、ステップ５０２では、少なくとも一つ以上のセンサからの入力および現在の運転モードに基づいて運転モードを推奨することにしてもよい。例えば、車両が現在雪モードになっていないときに雪が検出されると、運転者に対して雪モードを選択すべきであるという推奨がなされる。この運転モードの推奨は、例えば車両のダッシュボードまたはＨＵＤ上に表示されて提供することができる。現在の運転モードと異なる運転モードを推奨する旨を示すビープ音もしくはアラーム音またはシミュレートした音声が所定の運転モードを推奨するような聴覚的表示部などを用いる態様も可能である。ステップ５０４では、運転者からの例えば運転モード選択器１０２（例えば、ダイアルボタン２０２、音声命令、タッチスクリーンなど）による入力に基づいて現在の運転モードが新しい運転モードに変更される。ステップ５０６では、選択した新しい運転モードに対応する一つ以上の運転モード表示部が運転者に示される。この一つ以上の運転モード表示部は、一つ以上の視覚的表示部(例えば、運転モード選択器の隣、ダッシュボード上などにある)、聴覚的表示部、音声表示器などを含むものとすることができる。この一つ以上の視覚的表示部の少なくとも一つは第一輝度で表示されるものとすることができる。この少なくとも一つの視覚的表示部からの照明の輝度は、ステップ５０８で前記第1輝度から第２輝度に減光される。

前記したように、本明細書の内容は、運転モードを変更することを容易にし、現在の運転モードおよび選択用に推奨される運転モードの複数の表示部を提供する。以上説明したように、視覚的表示器は運転モード選択器の隣およびダッシュボード上の両方に備えることができる。ダッシュボードに表示部があると、運転者の注意を逸らすことがない。また聴覚的表示器を用いることも可能である。

以上説明した内容には、本明細書の内容の実施例が含まれる。勿論、本発明の主題を説明する目的で、考えうるすべての部品の組み合わせまたは手順の組み合せを説明することは不可能である。しかし、当業者ならば、開示する発明の組み合わせ、置き換えが開示する例以外にも多く存在することはわかる。したがって、開示する発明は、添付する特許請求の範囲の技術的範囲に属する、変更例、修正例およびバリエーションをすべて包含することを意図するものである。さらに、発明の詳細な説明または特許請求の範囲の中で「含む（includes）」という語が用いられる場合、その語は、「含む（comprising）」という語が請求項中で、遷移語として用いられるときに解釈される「含む（comprising）」という語の意味と同様な意味で用いられている。

Claims (20)

1. 少なくとも車両の運転者からの入力に基づいて、前記車両の複数の運転モードから現在の運転モードを選択することを容易にする運転モード選択器であって、前記複数の運転モードのそれぞれが識別可能な視覚的表示部と対応する運転モード選択器と、
   前記現在の運転モードに対応する前記識別可能な視覚的表示部を有し、前記複数の運転モードのうちの現在の運転モードを表示する運転モード表示素子と、を含むことを特徴とする運転モード選択システム。
2. 請求項１に記載の運転モード選択システムであって、前記複数の運転モードは少なくとも一つの特殊モードと少なくとも一つの非特殊モードとを含み、前記少なくとも一つの特殊モードを選択するには、前記少なくとも一つの非特殊モードを選択するのに必要な入力以外の追加的な入力が必要であることを特徴とする運転モード選択システム。
3. 前記特殊モードは雪モードであることを特徴とする請求項２に記載の運転モード選択システム。
4. 前記運転モード選択器はダイアルボタンを含み、前記追加的な入力は前記ダイアルボタンを押圧することを含むことを特徴とする請求項３に記載の運転モード選択システム。
5. 前記運転モード表示素子は、前記特殊モードを起動させることによって動作指示情報を提供することを特徴とする請求項２に記載の運転モード選択システム。
6. 請求項１に記載の運転モード選択システムであって、少なくとも前記現在の運転モードおよび一つ以上のセンサから受け取るデータに基づいて、前記複数の運転モードから一つの運転モードを推奨するモード推奨部品をさらに含むことを特徴とする運転モード選択システム。
7. 前記運転モード表示素子は前記車両のダッシュボード上に前記現在の運転モードを表示することを特徴とする請求項１に記載の運転モード選択システム。
8. 前記運転モード表示素子は前記運転モード選択器の隣に前記現在の運転モードを表示することを特徴とする請求項１に記載の運転モード選択システム。
9. 前記運転モード表示素子は前記現在の運転モードに対応する聴覚的表示部を有することを特徴とする請求項１に記載の運転モード選択システム。
10. 少なくとも運転者からの入力に基づいて一つ以上の前記識別可能な視覚的表示部を好みに合わせて変えることが可能であることを特徴とする請求項１に記載の運転モード選択システム。
11. 前記現在の運転モードを選択すると、前記現在の運転モードに対応する前記識別可能な視覚的表示部を、第１輝度で表示し、その後前記第一輝度よりも低輝度の第２輝度で表示することを特徴とする請求項１に記載の運転モード選択システム。
12. 車両の第１運転モードを少なくとも運転者からの入力に基づいて第２運転モードに変更するステップと、
    前記運転者に対して前記第２運転モードに対応する、第１視覚的表示部を含む一つ以上の表示部を提示するステップと、
    前記第１視覚的表示部の明るさを第１輝度から第２輝度に低下させるステップと、を含むことを特徴とする運転モード選択方法。
13. 前記一つ以上の表示部は、第２視覚的表示部を含むことを特徴とする請求項１２に記載の運転モード選択方法。
14. 前記第１視覚的表示部は前記運転者からの選択の発生部の隣にあり、前記第２視覚的表示部前記車両のダッシュボード上にあることを特徴とする請求項１３に記載の運転モード選択方法。
15. 少なくとも前記第１の運転モードと一つ以上のセンサから受け取るデータとに基づいて、前記第２運転モードを推奨するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１２に記載の運転モード選択方法。
16. 前記第２運転モードは雪モードであることを特徴とする請求項１５に記載の運転モード選択方法。
17. 前記雪モードに対応する動作指示情報を前記運転者に提供するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１６に記載の運転モード選択方法。
18. 前記一つ以上の表示部は聴覚的表示部を含むことを特徴とする請求項１２に記載の運転モード選択方法。
19. 前記一つ以上の表示部の少なくとも一つは、少なくとも前記運転者の入力に基づいて好みに合わせて変更されることを特徴とする請求項１２に記載の運転モード選択方法。
20. 車両の現在の運転モードを表示するシステムであって、前記現在の運転モードに対応する第１視覚的表示部と前記現在の運転モードに対応する第２視覚的表示部とを表示するモード表示素子であって、前記視覚的表示部と前記第２視覚的表示部の少なくとも一つは前記車両のダッシュボード上にあるモード表示素子と、
    一つ以上のセンサからデータを受け取るモード推奨部品であって、少なくとも前記受け取ったデータと前記現在の運転モードとに基づいて、推奨する運転モードを決定するモード推奨部品と、を含み、前記推奨する運転モードに対応する視覚的表示部を前記モード表示素子は表示することを特徴とするシステム。