JP2014142632A5 - - Google Patents

Description

本発明は、結着樹脂と着色剤とを含有するトナー粒子を有するトナーであって、該結着樹脂が非晶性樹脂Ａと結晶性樹脂Ｃとを含有し、該結晶性樹脂Ｃの融点Ｔｍ（Ｃ）が５０℃以上１１０℃以下であり、該トナー粒子が、コアシェル構造を有し、該トナー粒子の断面観察において、該コアシェル構造におけるコアには、結晶性樹脂Ｃを主成分とする海部と非晶性樹脂Ａを主成分とする島部とで構成される海島構造が見られ、該コアシェル構造におけるシェルを構成する樹脂は、該融点Ｔｍ（Ｃ）における貯蔵弾性率Ｇ’が１×１０ ^４ Ｐａ〜１×１０ ^１０ Ｐａであることを特徴とするトナーに関する。

Claims (11)

1. 結着樹脂と着色剤とを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
   該結着樹脂が非晶性樹脂Ａと結晶性樹脂Ｃとを含有し、
   該結晶性樹脂Ｃの融点Ｔｍ（Ｃ）が５０℃以上１１０℃以下であり、
   該トナー粒子が、コアシェル構造を有し、
   該トナー粒子の断面観察において、該コアシェル構造におけるコアには、結晶性樹脂Ｃを主成分とする海部と非晶性樹脂Ａを主成分とする島部とで構成される海島構造が見られ、
   該コアシェル構造におけるシェルを構成する樹脂は、該融点Ｔｍ（Ｃ）における貯蔵弾性率Ｇ’が１×１０ ^４ Ｐａ以上１×１０ ^１０ Ｐａ以下であることを特徴とするトナー。
2. 該結晶性樹脂Ｃの重量平均分子量Ｍｗ（Ｃ）が５０００以上１０００００以下であり、該非晶性樹脂Ａの重量平均分子量Ｍｗ（Ａ）が８０００以上５００００以下であることを特徴とする請求項１に記載のトナー。
3. 該結晶性樹脂ＣのＳＰ値をＳＰ（Ｃ）とし、該非晶性樹脂ＡのＳＰ値をＳＰ（Ａ）としたとき、ＳＰ（Ｃ）とＳＰ（Ａ）との差ΔＳＰ（ＣＡ）が０．３以上１．５以下であることを特徴とする請求項１または２に記載のトナー。
4. 該結着樹脂は、該結着樹脂の質量を基準として、該結晶性樹脂Ｃを３０質量％以上７０質量％以下含有することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載のトナー。
5. 該結晶性樹脂Ｃが側鎖結晶性樹脂であることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載のトナー。
6. 該結晶性樹脂Ｃが下記一般式（１）で表わされる部分構造を５０質量％以上含有するビニル系樹脂であることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載のトナー。
   
   （ただし、Ｒ^１は炭素数が１６以上３４以下のアルキル基であり、Ｒ^２は水素またはメチル基である。）
7. 該コアシェル構造におけるシェルを構成する樹脂Ｓの酸価ＡＶ（Ｓ）が１０．０ｍｇＫＯＨ／ｇ以上４０．０ｍｇＫＯＨ／ｇ以下であり、該ＡＶ（Ｓ）と該結晶性樹脂Ｃの酸価ＡＶ（Ｃ）とが、以下の式を満たすことを特徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載のトナー。
   ５．０ｍｇＫＯＨ／ｇ≦ＡＶ（Ｓ）−ＡＶ（Ｃ）
8. 該非晶性樹脂Ａの酸価をＡＶ（Ａ）とし、該結晶性樹脂Ｃの酸価をＡＶ（Ｃ）としたとき、ＡＶ（Ａ）とＡＶ（Ｃ）との差（ＡＶ（Ｃ）−ＡＶ（Ａ））が０ｍｇＫＯＨ／ｇ以上１０．０ｍｇＫＯＨ／ｇ以下であることを特徴とする請求項１乃至７のいずれか一項に記載のトナー。
9. 該非晶性樹脂Ａは、ガラス転移温度Ｔｇ（Ａ）が４０℃以上８０℃以下であることを特徴とする請求項１乃至８のいずれか一項に記載のトナー。
10. 該結晶性樹脂Ｃの融点Ｔｍ（Ｃ）と該非晶性樹脂Ａのガラス転移温度Ｔｇ（Ａ）が、
    以下の式を満たすことを特徴とする請求項１乃至９のいずれか一項に記載のトナー。
    ０℃≦Ｔｍ（Ｃ）−Ｔｇ（Ａ）≦３０℃
11. 該結晶性樹脂Ｃの酸価ＡＶ（Ｃ）が、０．０ｍｇＫＯＨ／ｇ以上０．３ｍｇＫＯＨ／ｇ以下である請求項１乃至１０のいずれか一項に記載のトナー。