JP2014141634A - メタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物及び成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
グラフト共重合体(A)共重合体(B)及びメタリック充填材(C)を含むメタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物であって、粒子径0.05μm以上0.2μm未満の粒子が50〜90重量%、粒子径0.2μm以上の粒子が10〜50重量%である重量分率を有するゴム状重合体(a)の存在下に、単量体(b)をグラフト共重合して得られ、グラフト率が70〜150%であるグラフト共重合体(A)が分散相を、単量体(b)を共重合して得られた共重合体(B)が連続相を構成し、グラフト共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部中にゴム状重合体(a)が5〜24重量部含むことを特徴とするメタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物。
【選択図】 なし
Description
本発明はグラフト共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部に対して、メタリック充填材(C)を0.05〜5重量部用いたメタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物であって、粒子径0.05μm以上0.2μm未満の粒子が50〜90重量%、粒子径0.2μm以上の粒子が10〜50重量%である重量分率を有するゴム状重合体(a)の存在下に、芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体及びその他の共重合可能な単量体からなる群より選ばれる少なくとも一種の単量体(b)をグラフト共重合して得られ、グラフト率が70〜150%であるグラフト共重合体(A)が分散相を、芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体及びその他の共重合可能な単量体からなる群より選ばれる少なくとも一種の単量体(b)を共重合して得られた共重合体(B)が連続相を構成し、グラフト共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部中にゴム状重合体(a)が5〜24重量部含むことを特徴とするメタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物に関する。
グラフト率(%)=(単量体(b)に関する成分(重量%)/ゴム状重合体(a)に関する成分(重量%))×100
ただし、単量体(b)に関する成分とゴム状重合体(a)に関する成分の合計を100重量%とする。
FF値=ハイライト時の明度(25°)/シェード時の明度(75°)・・・(1)
表3に示す組成割合のグラフト共重合体(A)、共重合体(B)及びメタリック充填材(C)を混合した。ベント付50mm単軸押出機(オーエヌ機械製)を用い、シリンダー温度210℃にて溶融混合し、ペレット化することによって、メタリック調に着色されたペレットを得た。なお、表1及び表2で示す各成分は以下の通りである。
耐圧容器に、1,3−ブタジエン93部、スチレン7部、n−ドデシルメルカプタン0.5部、過硫酸カリウム0.24部、ロジン酸ナトリウム1.5部、水酸化ナトリウム0.1部及び脱イオン水150部を仕込み、70℃で15時間反応させた後、冷却して反応を終了させることで、ゴム状重合体ラテックス(a−1)を得た。得られたゴム状重合体ラテックス(a−1)を、四酸化オスミウム(OsO4)で染色し、乾燥後に透過型電子顕微鏡で写真撮影をした。画像解析処理装置(装置名:旭化成(株)製 IP−1000PC)を用いて1000個のゴム粒子の面積を計測し、その円相当径(直径)を求め、ゴム状重合体(a−1)の重量平均粒子径及び重量分率を算出した。重量平均粒子径及び重量分率を表1に示す。
上記で得られたゴム状重合体ラテックス(a−1)を用いてゴム粒子の凝集肥大化処理を行った。撹拌槽にゴム状重合体ラテックス(a−1)270部、10%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液0.09部を添加して10分間撹拌した後、5%リン酸水溶液0.8部を10分間に亘り添加した。その後、10%水酸化カリウム水溶液1部を添加することで、重量平均粒子径が0.25μmであるゴム状重合体ラテックス(a−2)を得た。ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの使用量を調節することで、ゴム状重合体ラテックス(a−3)〜(a−4)を得た。上述の方法で、得られたゴム状重合体ラテックスの重量平均粒子径と重量分率を測定した。測定結果を表1に示す。
表1に示す構成比でゴム状重合体ラテックス(a−1)〜(a−4)を混合することにより、ゴム状重合体ラテックス(a−5)〜(a−9)を得た。(重量比は固形分換算である。)
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−5)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、t−ドデシルメルカプタン0.3部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−1)を得た。
得られたグラフト共重合体(A−1)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度はそれぞれ91%及び0.40dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−6)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、t−ドデシルメルカプタン0.3部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−2)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−2)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は89%、還元粘度は0.39dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−5)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−3)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−3)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は130%、還元粘度は0.39dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−5)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン21部、メタクリル酸メチル49部、t−ドデシルメルカプタン0.3部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−4)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−4)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は81%、還元粘度は0.37dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−5)20部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン56部、アクリロニトリル24部、t−ドデシルメルカプタン0.4部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−5)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−5)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は75%、還元粘度は0.36dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−5)48部(固形分)、水140部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン39部、アクリロニトリル13部、t−ドデシルメルカプタン0.6部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−6)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−6)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は40%、還元粘度は0.39dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−5)20部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン56部、アクリロニトリル24部、及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−7)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−7)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は170%、還元粘度は0.44dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−7)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、t−ドデシルメルカプタン0.3部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−8)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−8)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は95%、還元粘度は0.41dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−8)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、t−ドデシルメルカプタン0.3部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−9)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−9)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は87%、還元粘度は0.38dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−9)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、t−ドデシルメルカプタン0.3部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部及び水15部からなる混合物を4時間に亘り連続的に添加した。添加終了後さらに60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥することでグラフト共重合体(A−10)を得た。上述の方法により、得られたグラフト共重合体(A−10)のグラフト率及びアセトン可溶分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は98%、還元粘度は0.41dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−1)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、t−ドデシルメルカプタン0.3部およびキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部を4時間に亘り連続的に添加し、更に60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥後、グラフト共重合体(A−11)を得た。得られたグラフト共重合体(A−11)のグラフト率およびアセトン可溶成分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は93%、還元粘度は0.40dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−2)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、t−ドデシルメルカプタン0.28部およびキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部を4時間に亘り連続的に添加し、更に60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥後、グラフト共重合体(A−12)を得た。得られたグラフト共重合体(A−12)のグラフト率およびアセトン可溶成分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は89%、還元粘度は0.39dl/gであった。
窒素置換した反応器にゴム状重合体ラテックス(a−2)30部(固形分)、水160部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1部、硫酸第1鉄0.001部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.3部を入れ、60℃に加熱後、スチレン49部、アクリロニトリル21部、t−ドデシルメルカプタン0.3部およびキュメンハイドロパーオキサイド0.2部からなる混合物とオレイン酸カリウム1.5部を4時間に亘り連続的に添加し、更に60℃で2時間重合した。その後、塩析・脱水・乾燥後、グラフト共重合体(A−13)を得た。得られたグラフト共重合体(A−13)のグラフト率およびアセトン可溶成分の還元粘度を測定した結果、グラフト率は93%、還元粘度は0.40dl/gであった。
公知の塊状重合法により、スチレン70重量部、アクリロニトリル30重量部からなる共重合体(B−1)を得た。上述の方法により、得られた共重合体(B−1)の還元粘度を測定した結果、還元粘度は0.60dl/gであった。
共重合体(B−2)の製造
公知の塊状重合法により、スチレン30重量部、メタクリル酸メチル70重量部からなる共重合体(B−2)を得た。上述の方法により、得られた共重合体(B−2)の還元粘度を測定した結果、還元粘度は0.50dl/gであった。
共重合体(B−3)の製造
公知の塊状重合法により、スチレン70重量部、アクリロニトリル30重量部からなる共重合体(B−3)を得た。上述の方法により、得られた共重合体(B−3)の還元粘度を測定した結果、還元粘度は0.44dl/gであった。
共重合体(B−4)
N−フェニルマレイミド45重量部、スチレン55重量部からなり還元粘度が0.39dl/gであるマレイミド系樹脂(電気化学工業(株)製 MS−NIP)
メタリック充填材として、平均粒子径が20μmであるアルミフレークの含有量が70重量%であるマスターバッチを用いた。(東洋アルミニウム(株)製 メタックスネオNME020T2)
各実施例および比較例で得られた着色ペレットを用い、射出成形機(山城精機製作所製 SAV−30−30 シリンダー温度:230℃ 金型温度:60℃)にて成形された成形品(90mm×55mm×2.5mm)を得た。往復磨耗試験機(新東科学株式会社製、製品名 トライボギア TYPE:30S)を用い、先端部が直径27mmの圧子にかなきん3号の綿布をセットし、500gの一定荷重下で、成形品表面を20往復(速度600mm/分)摩擦した。試験後、目視にて成形品の表面の傷を確認し、下記の判定により耐傷付き性の評価を行った。
傷が全く見られない:◎
傷がほとんど見られない:○
傷がかすかに見られる:△
傷が明確に見られる:×
各実施例及び比較例で得られた着色ペレットを用いISO試験方法294に準拠して各種試験片を成形し、耐衝撃性を測定した。
耐衝撃性はISO179に準拠し、4mm厚みで、ノッチ付きシャルピー衝撃値を測定した。単位:kJ/m2
各実施例及び比較例で得られた着色ペレットを用い、ISO1133に準拠して、220℃、10kg荷重の条件でメルトボリュームフローレイトを測定した。単位;cm3/10分
各実施例および比較例で得られた着色ペレットを用いISO試験方法294に準拠して試験片を成形し、耐熱性の測定をした。
耐熱性はISO75に準拠し、荷重1.8MPaの荷重たわみ温度を測定した。単位:℃
耐傷付き性の評価で用いた成形品と同じものを用い、コニカミノルタ社製の分光測色計(CM−512m3)を用いた。変角測色測定法を使用してハイライト時の明度(25°)及びシェード時の明度(75°)を測定し、下記式(1)からFF値を求めることで光輝感の評価を行った。FF値が1.8以上で光輝感が良く、2.0を超えると特に光輝感に優れる結果となった。
FF値=ハイライト時の明度(25°)/シェード時の明度(75°)・・・(1)
Claims (3)
- グラフト共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部に対して、メタリック充填材(C)を0.05〜5重量部用いたメタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物であって、粒子径0.05μm以上0.2μm未満の粒子が50〜90重量%、粒子径0.2μm以上の粒子が10〜50重量%である重量分率を有するゴム状重合体(a)の存在下に、芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体及びその他の共重合可能な単量体からなる群より選ばれる少なくとも一種の単量体(b)をグラフト共重合して得られ、グラフト率が70〜150%であるグラフト共重合体(A)が分散相を、芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体及びその他の共重合可能な単量体からなる群より選ばれる少なくとも一種の単量体(b)を共重合して得られた共重合体(B)が連続相を構成し、グラフト共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部中にゴム状重合体(a)が5〜24重量部含むことを特徴とするメタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物。
- グラフト共重合体(A)と共重合体(B)の合計100重量部中に、共重合体(B)としてマレイミド系共重合体を1〜30重量部含むことを特徴とする請求項1に記載のメタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項1又は2に記載のメタリック調成形品用熱可塑性樹脂組成物から得られた成形品
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