JP2009235187A - メタリック樹脂組成物、成形品及び積層品 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた生産性をもって、表面にスジ、へこみ等の不良現象を発生させることなく、鮮明な光輝性模様を有する成形品及び積層品を製造することが出来るメタリック樹脂組成物を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂(A)、メタリック顔料(B)、重量平均分子量が500〜4000、ガラス転移点が0℃以下の(メタ)アクリルオリゴマー(C)を含有するメタリック樹脂組成物であって、上記メタリック顔料(B)及び上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の含有量が、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、各々、0.05〜7質量部、0.05〜4質量部であり、且つ、上記メタリック顔料(B)及び上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の配合比(B/C)が1/0.04〜1/1.8である。
【選択図】なし

Description

本発明は、メタリック樹脂組成物、成形品及び積層品に関する。ここで、メタリック樹脂組成物とは、意匠性を付与するために、光輝性模様の形成材料として配合されたメタリック顔料を含む樹脂組成物を意味する。
従来、光輝性模様を有する成形品及び積層品を製造するために、メタリック顔料等が配合された成形材料が用いられている(例えば、特許文献1、2等参照)。近年、熱可塑性樹脂組成物の適用範囲が広くなり、形状等に応じた成形方法が選択され、例えば、メタリック顔料を含有する組成物から、押出成形、射出成形などにより外観性などに優れた成形品を得るべく検討されている。
特開平8−120115号公報 特開2001−261978号公報
メタリック顔料は、平均粒子径が比較的大きく、種類によっては、比重も大きい性質を有する。そのため、例えば、押出成形の場合は、溶融樹脂がサイジングダイを流れる際、メタリック顔料が析出(ブリードアウト)することがある。また、サイジングダイに溝などがある場合には、メタリック顔料が堆積し、成形品表面に、スジ、ムラ等の不良現象を引き起こすといった問題を生じることがある。また、成形品及び積層品の表面に不良現象が確認された場合は、その都度、製造を中断しなければならず、高い生産性をもって製品を製造することが出来ない。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的は、優れた生産性をもって、表面にスジ、へこみ等の不良現象を発生させることなく、鮮明な光輝性模様を有する成形品及び積層品を製造することが出来るメタリック樹脂組成物を提供することにある。
本発明者は、鋭意検討した結果、メタリック顔料と共に特定の重量平均分子量を有する(メタ)アクリルオリゴマーを特定量配合することにより、上記の目的を容易に達成し得るとの知見を得、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第1の要旨は、熱可塑性樹脂(A)、メタリック顔料(B)、重量平均分子量が500〜4000、ガラス転移点が0℃以下の(メタ)アクリルオリゴマー(C)を含有するメタリック樹脂組成物であって、上記メタリック顔料(B)及び上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の含有量が、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、各々、0.05〜7質量部、0.05〜4質量部であり、且つ、上記メタリック顔料(B)及び上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の配合比(B/C)が1/0.04〜1/1.8であることを特徴とするメタリック樹脂組成物に存する。
そして、本発明の第2の要旨は、上記のメタリック樹脂組成物を成形して成ることを特徴とする成形品に存し、第3の要旨は、上記のメタリック樹脂組成物を成形して成る層と、他の材料から成る層とが積層されていることを特徴とする積層品に存する。
本発明のメタリック樹脂組成物によれば、表面にスジ、へこみ等の不良現象を発生させることなく、鮮明な光輝性模様を有する成形品及び積層品を製造することが出来る。
以下、本発明を詳しく説明する。なお、本発明において、「(共)重合」とは単独重合及び共重合を意味し、「(メタ)アクリル」とはアクリル及びメタクリルを意味する。
<メタリック樹脂組成物>
本発明のメタリック樹脂組成物(以下「本発明の組成物」ともいう)は、必須成分として、熱可塑性樹脂(A)、メタリック顔料(B)、重量平均分子量が500〜4000、ガラス転移点が0℃以下の(メタ)アクリルオリゴマー(C)とを含有する。
1.熱可塑性樹脂(A):
この熱可塑性樹脂(A)としては、熱可塑性を有する重合体を含むものであれば、特に限定されず、ABS樹脂、ASA樹脂、AES樹脂などのゴム強化樹脂;ポリスチレン、スチレン・アクリロニトリル共重合体(AS樹脂)、スチレン・無水マレイン酸共重合体、(メタ)アクリル酸エステル・スチレン共重合体などのスチレン系(共)重合体;ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂;環状ポリオレフィン樹脂;ポリエステル系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリカーボネート樹脂;ポリアリレート樹脂;ポリアセタール樹脂;ポリ塩化ビニル、エチレン・塩化ビニル重合体、ポリ塩化ビニリデン等の塩化ビニル系樹脂;ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等の(メタ)アクリル酸エステルの1種以上を用いた(共)重合体などのアクリル系樹脂;ポリフェニレンエーテル;ポリフェニレンサルファイド;ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素樹脂;液晶ポリマー;ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド等のイミド系樹脂;ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン等のケトン系樹脂;ポリスルホン、ポリエーテルスルホン等のスルホン系樹脂;ウレタン系樹脂;ポリ酢酸ビニル;ポリエチレンオキシド;ポリビニルアルコール;ポリビニルエーテル;ポリビニルブチラール;フェノキシ樹脂;感光性樹脂;生分解性プラスチック等が挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。
上記の熱可塑性樹脂の中では、ゴム強化樹脂、スチレン系(共)重合体、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、アクリル系樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルスルホン、ゴム強化樹脂、ポリカーボネート樹脂のアロイが好ましく、特に、ゴム強化樹脂、スチレン系(共)重合体、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアロイが好ましい。以下、これらの好ましい樹脂について説明する。
1−1.ゴム強化樹脂:
このゴム強化樹脂は、ゴム質重合体(以下、「ゴム質重合体(a)」という)の存在下に、芳香族ビニル化合物を含むビニル系単量体(以下、「ビニル系単量体(b)」という)を重合して得られるゴム強化ビニル系樹脂(以下「ゴム強化ビニル系樹脂(A1)」という)、または、このゴム強化ビニル系樹脂(A1)とビニル系単量体の(共)重合体(以下「(共)重合体(A2)」という)との混合物から成る。
上記ゴム質重合体(a)は、単独重合体であってよいし、共重合体であってもよいが、ジエン系重合体及び非ジエン系重合体が挙げられる。また、これらは、単独で用いてよいし、組み合わせて用いてもよい。更に、このゴム質重合体(a)は、非架橋重合体であってよいし、架橋重合体であってもよい。
上記ジエン系重合体としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン等の単独重合体;スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレン共重合体、アクリロニトリル・スチレン・ブタジエン共重合体などのスチレン・ブタジエン系共重合体;スチレン・イソプレン共重合体、スチレン・イソプレン・スチレン共重合体、アクリロニトリル・スチレン・イソプレン共重合体などのスチレン・イソプレン系共重合体;上記各(共)重合体の水素化物などが挙げられる。
また、上記非ジエン系重合体としては、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体などのエチレン・α−オレフィン共重合体;エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・ブテン−1・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体などのエチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合体;ウレタン系ゴム;アクリル系ゴム;シリコーンゴム;シリコーン・アクリル系IPNゴム等が挙げられる。
なお、上記各共重合体は、ブロック共重合体でもよいし、ランダム共重合体でもよい。
上記ゴム質重合体(a)の大きさ及び形状は、特に限定されないが、粒子状であることが好ましく、その体積平均粒子径は、通常50〜3,000nm、好ましくは100〜2,000nm、更に好ましくは150〜800nmである。体積平均粒子径が50nm未満では、耐衝撃性が低下する傾向にあり、3,000nmを超える場合は、剛性が低下し、表面外観(光沢)が低下する傾向にある。上記の体積平均粒子径は、レーザー回折散乱法、動的光散乱法などにより測定することが出来る。
上記ゴム質重合体(a)は、その体積平均粒子径が上記範囲内にあるものであれば、例えば、特開昭61−233010号公報、特開昭59−93701号公報、特開昭56−167704号公報などに記載されている方法などの公知の方法により肥大化したものを用いることも出来る。
上記ゴム質重合体(a)を製造する方法としては、乳化重合、溶液重合などが挙げられる。これらのうち、平均粒子径の調整などが容易であることから、乳化重合が好ましい。この場合、平均粒子径は、乳化剤の種類及びその使用量、開始剤の種類及びその使用量、重合時間、重合温度、攪拌条件などの製造条件を選択することにより調整することが出来る。上記平均粒子径(粒子径分布)の他の調整方法としては、異なる粒子径を有するゴム質重合体(a)の2種類以上をブレンドする方法でもよい。乳化重合により製造して得られたゴム質重合体(a)は、ゴム強化ビニル系樹脂(A1)を乳化重合により製造するのに好適である。
また、溶液重合などによりゴム質重合体(a)を製造した場合には、再乳化などの方法により、所定の平均粒子径を有する重合体とさせることが出来る。再乳化により得られたゴム質重合体(a)の分散液も、ゴム強化ビニル系樹脂(A1)を乳化重合により製造するのに好適である。
なお、上記ゴム強化樹脂に含有されるゴム質重合体(a)、上記熱可塑性樹脂に含有されるゴム質重合体(a)、本発明の組成物に含有されるゴム質重合体(a)、及び、本発明の組成物を用いて得られる成形品に含有されるゴム質重合体(a)の平均粒子径は、何れも、前記の範囲にあることにより、耐衝撃性、剛性及び表面外観性に優れた成形品とすることが出来る。上記の平均粒子径は、電子顕微鏡写真から求めることが出来る。
上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)の形成に用いられるビニル系単量体(b)は、芳香族ビニル化合物(以下、「芳香族ビニル化合物(b1)」ともいう)のみでもよいし、当該芳香族ビニル化合物(b1)と、例えば、シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エステル化合物、マレイミド系化合物、酸無水物などの芳香族ビニル化合物と共重合可能な化合物の1種または2種以上とを組み合わせてもよい。従って、上記ビニル系単量体(b)としては、芳香族ビニル化合物(b1)の1種以上、あるいは、芳香族ビニル化合物の1種以上と、芳香族ビニル化合物と共重合可能な化合物の1種以上とを組み合わせた単量体を用いることが出来る。
上記ビニル系単量体(b)として、芳香族ビニル化合物(b1)と他のビニル系単量体(以下、「ビニル系単量体(b2)」ともいう)とを併用する場合、芳香族ビニル化合物(b1)と、ビニル系単量体(b2)との重合割合(b1)/(b2)は、これらの合計を100質量%とした場合、通常(50〜95)質量%/(50〜5)質量%、好ましくは(60〜90)質量%/(40〜10)質量%である。芳香族ビニル化合物(b1)の使用量が少なすぎる場合は成形加工性が劣る傾向にあり、多すぎる場合は、本発明の組成物及びそれを含む成形品の耐薬品性、耐熱性などが十分でない場合がある。
上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)は、ゴム質重合体(a)の存在下に、ビニル系単量体(b)を重合して得られたものである。このゴム強化ビニル系樹脂(A1)は、ビニル系単量体(b)として芳香族ビニル化合物のみを用いて得られたゴム強化ビニル系樹脂(i)の1種以上であってよいし、ビニル系単量体(b)として上記(1)の単量体を用いて得られたゴム強化ビニル系樹脂(ii)の1種以上であってよいし、ビニル系単量体(b)として上記(2)の単量体を用いて得られたゴム強化ビニル系樹脂(iii)の1種以上であってもよい。更には、これらを適宜、組み合わせたものであってもよい。
なお、前述のように、上記成分(A)としてゴム強化樹脂を用いる場合には、当該ゴム強化樹脂が、ゴム強化ビニル系樹脂(A1)のみであってもよく、ゴム強化ビニル系樹脂(A1)と、ビニル系単量体の重合によって得られた(共)重合体(A2)とから成る混合物であってもよい。このビニル系単量体としては、上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)の形成に用いた化合物、即ち、芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エステル化合物、マレイミド系化合物、酸無水物及び官能基を有する化合物から選ばれる1種以上を用いることが出来る。従って、上記(共)重合体(A2)は、上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)の形成に用いたビニル系単量体(b)と全く同じ組成の成分を重合して得られる重合体であってもよいし、異なる組成で同じ種類の単量体を重合して得られる重合体であってもよいし、更には、異なる組成で異なる種類の単量体を重合して得られる重合体であってもよい。これらの各重合体が2種以上含まれるものであってもよい。
因に、上記ゴム質重合体(a)として、ジエン系重合体、上記ビニル系単量体(b)として芳香族ビニル化合物やシアン化ビニル化合物を用いた場合に得られるゴム強化ビニル系樹脂(A1)は、ジエン系ゴム強化ビニル系樹脂であり、一般に、「ABS樹脂」といわれている。また、上記ゴム質重合体(a)として、エチレン・α−オレフィン及び/又はエチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合体を用いた場合に得られるゴム強化ビニル系樹脂(A1)は、一般に、「AES樹脂」といわれている。更に、上記ゴム質重合体(a)として、アクリル系ゴムを用いた場合に得られるゴム強化ビニル系樹脂(A1)は、アクリル系ゴム強化ビニル系樹脂であり、一般に、「ASA樹脂」といわれている。
次に、上記のゴム強化ビニル系樹脂(A1)及び(共)重合体(A2)の製造方法について説明する。
上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)は、ゴム質重合体(a)の存在下に、ビニル系単量体(b)を、好ましくは乳化重合、溶液重合、塊状重合することにより、製造することが出来る。ゴム強化ビニル系樹脂(A1)の製造の際には、ゴム質重合体(a)及びビニル系単量体(b)は、反応系において、ゴム質重合体(a)全量の存在下に、ビニル系単量体(b)を一括添加してもよいし、分割又は連続添加してもよい。また、これらを組み合わせた方法でもよい。更に、ゴム質重合体(a)の全量又は一部を、重合途中で添加して重合してもよい。ゴム強化ビニル系樹脂(A1)を100質量部製造する場合、ゴム質重合体(a)の使用量は、通常5〜80質量部、好ましくは10〜70質量部、更に好ましくは15〜60質量部である。
乳化重合によりゴム強化ビニル系樹脂(A1)を製造する場合には、重合開始剤、連鎖移動剤(分子量調節剤)、乳化剤、水などが用いられる。上記重合開始剤の使用量は、上記ビニル系単量体(b)全量に対し、通常0.1〜1.5質量%である。上記連鎖移動剤の使用量は、上記ビニル系単量体(b)全量に対し、通常0.05〜2.0質量%である。上記乳化剤の使用量は、上記ビニル系単量体(b)全量に対し、通常0.3〜5.0質量%である。
乳化重合により得られたラテックスは、通常、凝固剤により凝固させ、重合体成分を粉末状とし、その後、これを水洗、乾燥することによって精製される。この凝固剤としては、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム等の無機塩;硫酸、塩酸などの無機酸;酢酸、乳酸などの有機酸などが用いられる。
なお、複数のゴム強化ビニル系樹脂(A1)を併用する場合には、単離した後、混合してもよいが、他の方法として、各樹脂を各々含むラテックスを製造してから混合し、その後、凝固する等により、混合されたゴム強化ビニル系樹脂(A1)とすることが出来る。
溶液重合及び塊状重合によるゴム強化ビニル系樹脂(A1)の製造方法は、公知の方法を適用することが出来る。溶液重合及び塊状重合によりゴム強化ビニル系樹脂(A1)を製造する場合には、どの方法により得られたゴム質重合体(a)を用いてもよい。即ち、乳化重合により得られたラテックス(ゴム質重合体(a)の粒子を含む)をそのまま用いてよいし、その媒体を除去して成るゴム質重合体(a)を用いてもよい。また、溶液重合により得られたゴム質重合体(a)をそのまま用いてよいし、その再乳化液を用いてもよい。
上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)のグラフト率は、通常10〜180質量%、好ましくは20〜150質量%、更に好ましくは30〜120質量%である。上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)のグラフト率が10質量%未満では、本発明の組成物及びそれを含む成形品の表面外観性及び耐衝撃性が低下することがある。また、180質量%を超える場合は成形加工性が劣る。
ここで、グラフト率とは、上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)1グラム中のゴム成分をxグラム、上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)1グラムをアセトン(但し、ゴム質重合体(a)がアクリル系ゴムである場合には、アセトニトリルを使用)に溶解させた際の不溶分をyグラムとしたときに、次式により求められる値である。
グラフト率(質量%)={(y−x)/x}×100
また、上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)のアセトン(但し、ゴム質重合体(a)がアクリル系ゴムである場合には、アセトニトリルを使用)による可溶成分の極限粘度[η](メチルエチルケトン中、30℃で測定)は、通常0.2〜1.2dl/g、好ましくは0.2〜1.0dl/g、更に好ましくは0.3〜0.8dl/gである。この範囲とすることにより、本発明の組成物は、成形加工性に優れ、本発明の組成物及びそれを含む成形品の耐衝撃性にも優れる。
なお、上記グラフト率及び極限粘度[η]は、上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)を製造するときの、重合開始剤、連鎖移動剤、乳化剤、溶剤などの種類や量、更には重合時間、重合温度などを変えることにより、容易に制御することが出来る。
上記(共)重合体(A2)は、上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)の製造に適用される重合開始剤などを用いて、単量体成分を、溶液重合、塊状重合、乳化重合、懸濁重合などで重合することにより、あるいは、重合開始剤を用いない熱重合により、製造することが出来る。また、これらの重合方法を組み合わせてもよい。
上記(共)重合体(A2)の極限粘度[η](メチルエチルケトン中、30℃で測定)は、通常0.2〜1.2dl/g、好ましくは0.2〜1.0dl/gである。極限粘度[η]が上記範囲内であることにより、成形加工性及び耐衝撃性の物性バランスに優れる。なお、この(共)重合体(A2)の極限粘度[η]は、上記ゴム強化ビニル系樹脂(A1)の場合と同様、製造条件を調整することにより制御することが出来る。
上記ゴム強化樹脂のアセトン(但し、ゴム質重合体(a)がアクリル系ゴムである場合には、アセトニトリルを使用)による可溶成分の極限粘度[η](メチルエチルケトン中、30℃で測定)は、通常0.2〜1.2dl/g、好ましくは0.2〜1.0dl/gである。極限粘度[η]が上記範囲内であることにより、成形加工性と耐衝撃性との物性バランスに優れる。
ここで、上記ゴム強化樹脂が、ゴム強化ビニル系樹脂(A1)である場合、及び、ゴム強化ビニル系樹脂(A1)と、ビニル系単量体の重合によって得られた(共)重合体(A2)とより成る混合物である場合の何れにおいても、本発明の組成物中のゴム質重合体(a)の含有量は、通常5〜30質量%、好ましくは10〜28質量%、更に好ましくは15〜25質量%である。上記ゴム質重合体(a)の含有量が少なすぎる場合は本発明の組成物及びそれを含む成形品の耐衝撃性が劣る傾向にあり、多すぎる場合は、成形加工性、成形品の表面外観性、剛性、耐熱性などが劣る傾向にある。
1−2.スチレン系(共)重合体:
このスチレン系(共)重合体は、上記ゴム強化樹脂を構成する(共)重合体(A2)をそのまま用いることが出来る。上記スチレン系(共)重合体の極限粘度[η]も、上記(共)重合体(A2)と同様とすることが出来る。
1−3.ポリエステル系樹脂:
このポリエステル系樹脂は、分子の主鎖中にエステル結合を有する樹脂であれば、特に限定されず、飽和ポリエステル樹脂であってよいし、不飽和ポリエステル樹脂であってもよい。これらのうち、飽和ポリエステル樹脂が好ましい。また、単独重合ポリエステルであってよいし、共重合ポリエステルであってもよい。更に、結晶性樹脂であってよいし、非晶性樹脂であってもよい。
上記ポリエステル系樹脂は、例えば、ジカルボン酸成分とジヒドロキシ成分との重縮合、オキシカルボン酸成分又はラクトン成分の重縮合などにより得られたものを用いることが出来る。
上記ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレンテレフタレート(PPT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサン−1,4−ジメチルテレフタレート、ポリネオペンチルテレフタレート等のポリアルキレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリヘキサメチレンナフタレート等のポリアルキレンナフタレート等の単独重合ポリエステル、アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンナフタレート単位を主として含有する共重合ポリエステル、液晶ポリエステル等が挙げられる。これらのうち、ポリブチレンテレフタレートが好ましい。また、これらは2種以上を併用してもよい。
1−4.ポリカーボネート樹脂:
このポリカーボネート樹脂は、主鎖にカーボネート結合を有するものであれば、特に限定されず、芳香族ポリカーボネートでよいし、脂肪族ポリカーボネートでもよい。また、これらを組み合わせて用いてもよい。本発明においては、耐衝撃性、耐熱性などの観点から、芳香族ポリカーボネートが好ましい。なお、このポリカーボネート樹脂は、末端が、R−CO−基、R’−O−CO−基(R及びR’は、何れも有機基を示す)に変性されたものであってもよい。このポリカーボネート樹脂は2種以上を併用してもよい。
上記芳香族ポリカーボネートとしては、芳香族ジヒドロキシ化合物及び炭酸ジエステルを溶融によりエステル交換(エステル交換反応)して得られたもの、ホスゲンを用いた界面重縮合法により得られたもの、ピリジンとホスゲンとの反応生成物を用いたピリジン法により得られたもの等を用いることが出来る。
上記ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量は、溶媒として塩化メチレンを用い、温度20℃で測定された溶液粘度より換算した場合、通常12,000〜40,000、好ましくは14,000〜30,000、更に好ましくは16,000〜26,000である。この粘度平均分子量が高すぎる場合は、流動性が十分でなく、成形加工性が低下する場合がある。一方、低すぎる場合は、耐衝撃性、靭性及び耐薬品性が十分でない場合がある。上記ポリカーボネート樹脂は、全体としての粘度平均分子量が上記範囲に入るものであれば、異なる粘度平均分子量を有するポリカーボネート樹脂の2種以上を併用してもよい。
上記ポリカーボネート樹脂は、上述のように、ゴム強化樹脂(好ましくはABS樹脂)と、あるいは、ポリエステル系樹脂と、あるいは、ゴム強化樹脂及びポリエステル系樹脂と組み合わせて、アロイとして用いることも出来る。上記アロイを構成する成分の含有割合は、特に限定されない。
2.メタリック顔料(B):
このメタリック顔料(B)は、成形品表面に光輝性模様を形成することが出来るものであれば、特に限定されず、金属、合金、酸化物、窒化物、炭化物、硫化物、ガラス等から成るもの;金属粒子、金属箔又はガラスフレークの表面を、金属、合金などにより被覆したもの;無機化合物粒子又は高分子粒子をコア部とし、金属、合金などから成るシェル部とした複合物であってもよい。
上記金属としては、Ni、Al、Ag、Cu、Cr、Zn、Sn、Pb、Co、Fe、Mo、Mn、W、Au、Ti、Sb、Si、Pt、Mg等が挙げられる。上記合金としては、これらの金属元素の2種以上を含む化合物が挙げられる。また、上記の酸化物、窒化物、炭化物、硫化物は、上記金属元素を含む化合物が挙げられる。
上記メタリック顔料(B)の具体例としては、アルミニウム箔、ガラスフレーク等の表面に金属被覆を施して成るメタリック顔料;ウェルド外観を改良するために用いられている球状のアルミニウム顔料;パール調メタリック顔料用のマイカ粉;ブロンズ色調を得るための銅粉及び真鍮粉;ガラス等から成る多面体粒子に、メッキ、スパッタリング等により金属被覆したもの等が挙げられる。
上記メタリック顔料(B)の形状は、特に制限されず、球状、略球状、多面体、板状(扁平形状)、線状などとすることが出来る。本発明の組成物を用いて成形品とする際に、溶融した組成物の流れにより、上記メタリック顔料(B)が規則的配向を示さないものとするために、粒径の大きなものを用いることが好ましい。従って、上記メタリック顔料(B)の形状が球状である場合には、体積平均粒子径は、通常0.5〜350μm、好ましくは1〜250μmである。板状(扁平形状)である場合には、体積平均粒子径は、通常10〜1,000μm、好ましくは20〜700μmである。また、径/厚さ比は、通常1/100〜1/15である。本発明において、特に好ましいメタリック顔料(B)は、体積平均粒子径2〜150μmのアルミ顔料、及び/又は体積平均粒子径0.5〜40μmのマイカ顔料である。上記の体積平均粒子径は、レーザー回折散乱法、動的光散乱法、SEM光学顕微鏡を用いた画像処理法、ふるい分け法などによって測定することが出来る。
本発明においては、上記例示したメタリック顔料における金属光沢面の保護のために、脂肪酸などの有機化合物や、酸化チタン、シリカ等で被覆したものを用いることも出来る。なお、メタリック顔料の種類によって、本発明の組成物を含む成形品が呈する色調が異なるため、被覆材料は、所望の色調に応じて、適宜、選択される。また、通常、樹脂に配合される、メタリック顔料でない既存の着色剤と、上記メタリック顔料とを組み合わせ、それぞれの種類及び配合量を、適宜、調整することによって、所望の色調にすることも可能である。
上記着色剤としては、無機顔料、有機顔料、染料などが挙げられる。カラーインデックスに記載された顔料では、無機顔料として酸化チタン、チタンイエロー、酸化鉄系顔料、群青、コバルトブルー、酸化クロム、スピネルグリーン、コロム酸鉛系顔料、カドミウム系顔料が含まれる。また、有機顔料としては、アゾレーキ顔料、ベンゾイミダゾロン顔料、ジアリリド顔料、縮合アゾ系顔料などのアゾ系顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料、アントラキノン顔料、ペリノン顔料、ジオキサジンバイオレット等の縮合多環系顔料が含まれる。
染料としては、ニトロソ染料、ニトロ染料、アゾ染料、スチルベンアゾ染料、ケトイミン染料、トリフェニルメタン染料、キサンテン染料、アクリジン染料、キノリン染料、メチン/ポリメチン染料、チアゾール染料、インダミン/インドフェノール染料、アジン染料、オキサジン染料、チアジン染料、硫化染料、アミノケトン/オキシケトン染料、アントラキノン染料、インジゴイド染料、フタロシアニン染料などが挙げられる。
本発明の組成物に含有される上記メタリック顔料(B)の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)を100質量部とした場合、0.05〜7質量部、好ましくは0.1〜5質量部、更に好ましくは0.1〜2質量部である。上記メタリック顔料(B)の含有量が0.05未満の場合は、本発明の組成物を用いて成形品を製造した際に、鮮明な光輝性模様を発現せず、一方、7質量部超過である場合は、スジ等が発生し、成形品表面からメタリック顔料(B)が脱離し易く、また、優れた生産性をもって成形品及び積層品を製造することが出来ない。
本発明の特に好ましい態様においては、体積平均粒子径2〜150μmのアルミ顔料と体積平均粒子径0.5〜40μmのマイカ顔料の組合せであり、この場合、アルミ顔料の含有量は、0.05〜6質量部、好ましくは0.1〜4質量部、更に好ましくは0.5〜3質量部であり、マイカ顔料の含有量は、0.05〜7質量部、好ましくは0.1〜6質量部、更に好ましくは0.5〜3質量部である。更に、アルミ顔料100質量部に対するマイカ顔料の割合が70〜150質量部であることが好ましい。
3.(メタ)アクリルオリゴマー(C):
(メタ)アクリルオリゴマー(C)は、(メタ)アクリロイル基を有する化合物を重合することによって得ることが出来る。(メタ)アクリロイル基を有する化合物としては、例えば(メタ)アクリレート系モノマーが挙げられる。具体的には、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、メタクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシブチル、(メタ)アクリル酸エトキシブチル、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド/テトラヒドロフラン共重合体の(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド共重合体の(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノアリルエーテル等が挙げられる。
また、水酸基、カルボキシル基、シラノール基、アミノ基、グリシジル基などを含有してもよい。水酸基を有するモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチル、(メタ)アクリル酸10−ヒドロキシデシル、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリルや(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)−メチルアクリレート等が挙げられる。カルボキシル基を有するモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、カルボキシエチル(メタ)アクリレート、カルボキシペンチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは、単独で重合することも、2種類以上を用いて共重合することも可能である。また、性能を損なわない範囲で(メタ)アクリロイル基を有する化合物以外のモノマーを共重合することも可能である。熱可塑性樹脂(A)としてスチレン系樹脂を用いる場合は、芳香族ビニル系化合物を共重合することが好ましいことがある。
重合方法としては、特に限定されず、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合など公知の方法を用いることが出来る。また、重合の方法によっては、開始剤、連鎖移動剤、乳化剤、懸濁剤など各種助剤を用いることが出来る。このうち、残留の不純物が少ないこと、オリゴマー領域の分子量の制御が容易なことから、塊状重合、溶液重合が好ましい。
本願発明で用いる(メタ)アクリルオリゴマー(C)の重量平均分子量は、500〜4000、好ましくは700〜3000、更に好ましくは1000〜2500である。重量平均分子量が500未満であるとメタリック顔料の分散性が劣り、成形品の表面にスジ、へこみが生じ、また、当該(メタ)アクリルオリゴマーがブリードアウトすることがある。重量平均分子量が4000超過では、メタリック顔料の分散性が劣り、成形品の表面にスジ、へこみが生じる。重量平均分子量は、例えば、ポリスチレンを標準物質としたゲル浸透圧クロマトグラフィーにより求めることが出来る。
本願発明で用いる(メタ)アクリルオリゴマー(C) のガラス転移点は、通常0℃以下、好ましくは−20℃以下、更に好ましくは−40℃以下である。ガラス転移温度が0℃超過では、メタリック顔料の分散性が劣り、成形品の表面にスジ、へこみが生じる。ガラス転移点は、例えば、示差走査熱量分析(DSC)、示差熱分析(DTA)、或いは動的粘弾性を測定することによって求めることが出来る。
本発明の組成物おいて、上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)を100質量部とした場合、0.05〜4質量部、好ましくは0.1〜3質量部、更に好ましくは0.1〜2質量部である。上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の含有量が0.05未満の場合は、本発明の組成物を用いて成形品を製造した際に、表面にスジ、へこみ等が発生し、また、優れた生産性をもって成形品及び積層品を製造することが出来ない。他方、5質量部を超えて含有させた場合は、配合の効果が更に改良されることはなく、しかも、光輝性外観が低下する。
上記メタリック顔料(B)及び上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の配合比(B/C)は、1/0.04〜1/1.8、好ましくは1/0.07〜1/1.2、更に好ましくは1/0.1〜1/0.8である。(メタ)アクリルオリゴマー(C)が1/0.04未満の場合は、本発明の組成物を用いて成形品を製造した場合に、表面にスジ、へこみ等が発生し、また、優れた生産性をもって成形品及び積層品を製造することが出来ない。他方、1/1.8を超えて含有させても、配合の効果が更に改良されることはなく、また、光輝性外観が低下する。
4.添加剤:
本発明の組成物は、目的、用途などに応じて、添加剤を含有したものとすることが出来る。この添加剤としては、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、老化防止剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤、難燃剤、抗菌剤、着色剤、蛍光増白剤、蓄光顔料、蛍光染料、光拡散剤、結晶核剤、流動改質剤、衝撃改質剤、赤外線吸収剤、フォトクロミック剤、光触媒系防汚剤、重合開始剤などが挙げられる。
上記充填剤としては、タルク、クレー、ワラストナイト、炭酸カルシウム、ガラス繊維、ガラスビーズ、ガラスバルーン、ミルドファイバー、ガラスフレーク、炭素繊維、炭素フレーク、カーボンビーズ、カーボンミルドファイバー、金属フレーク、金属繊維、金属コートガラス繊維、金属コート炭素繊維、金属コートガラスフレーク、シリカ、セラミック粒子、セラミック繊維、アラミド粒子、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、グラファイト、導電性カーボンブラック、各種ウィスカー等が挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。記充填剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.1〜5質量部である。
上記熱安定剤としては、ホスファイト類、ヒンダードフェノール類、チオエーテル類などが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。上記熱安定剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.01〜2質量部である。
上記酸化防止剤としては、ヒンダードアミン類、ハイドロキノン類、ヒンダードフェノール類、硫黄含有化合物などが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。上記酸化防止剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.01〜2質量部である。
上記紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、サリチル酸エステル類、金属錯塩類などが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。また、ヒンダードアミン類と併用すると好ましい場合がある。上記紫外線吸収剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.05〜2質量部である。
上記老化防止剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.01〜2質量部である。
上記帯電防止剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.1〜5質量部である。
上記可塑剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.5〜5質量部である。
上記滑剤としては、脂肪酸エステル、炭化水素樹脂、パラフィン、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸、脂肪酸アミド、アルキレンビス脂肪酸アミド、脂肪族ケトン、脂肪酸低級アルコールエステル、脂肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪族アルコール、多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール、金属石鹸、シリコーン、変性シリコーン等が挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。上記滑剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.5〜5質量部である。
上記難燃剤としては、有機系難燃剤、無機系難燃剤、反応系難燃剤などが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。上記難燃剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.5〜30質量部である。
なお、本発明の組成物に難燃剤を含有させる場合には、難燃助剤を用いることが好ましい。この難燃助剤としては、三酸化二アンチモン、四酸化二アンチモン、五酸化二アンチモン、アンチモン酸ナトリウム、酒石酸アンチモン等のアンチモン化合物や、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、水和アルミナ、酸化ジルコニウム、ポリリン酸アンモニウム、酸化スズ、酸化鉄などが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよい。
上記抗菌剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常0.1〜5質量部である。
上記着色剤としては、上記メタリック顔料(B)の発する色が干渉により減衰したときの色と、補色の関係にあるものであれば、無機顔料、有機顔料及び染料の何れを用いてもよい。また、これらを組み合わせて用いてもよい。
無機顔料としては、亜鉛華、二酸化チタン、べんがら、酸化クロム、鉄黒などの酸化物、カドミウムイエロー、カドミウムオレンジ、カドミウムレッド等の硫化物、黄鉛、亜鉛黄、クロムバーミリオン等のクロム酸塩、紺青などのフェロシアン化物、群青などの珪酸塩、カーボンブラック、金属粉などの無機系色剤が挙げられる。
有機顔料としては、フタロシアニン系顔料、縮合アゾ系顔料、アゾレーキ系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、イソインドリノン系顔料、縮合多環系顔料などが挙げられる。
染料としては、アントラキノン系染料、ペリレン系染料、ペリノン系染料、キノリン系染料、ニトロ系染料、ニトロソ系染料、アゾ系染料、トリフェニル系染料、チアゾール系染料、メチン系染料、オキサジン系染料、インドフェノール系染料、ケトン系染料、チアジン系染料、インジゴ系染料などが挙げられる。
上記着色剤を用いると、光学的な変化をより強調することが可能となると共に、より高度な意匠性を達成することが出来る。特に、色調の変化を容易に向上させることが出来る、染料、有機顔料、粒子径の小さい顔料(カーボンブラック等)等が好ましい。上記着色剤の含有量は、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、通常10質量部以下、好ましくは0.0005〜5質量部、更に好ましくは0.001〜2質量部である。10質量部を超える場合は、成形品表面に光輝性模様が十分に形成されず、また、熱可塑性樹脂(A)本来の特性を損ねることがある。
上記光拡散剤としては、アクリル架橋粒子、シリコーン架橋粒子、極薄ガラスフレーク、炭酸カルシウム粒子などが挙げられる。上記光触媒系防汚剤としては、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛などが挙げられる。上記衝撃改質剤としては、グラフトゴム等が挙げられる。
5.組成物の製造方法:
本発明の組成物は、原料成分である上記熱可塑性樹脂(A)と、上記メタリック顔料(B)と、上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)とを、タンブラー、リボンブレンダー、高速ミキサー等を用いて混合し、その後、押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール、フィーダールーダー等に供給し、混練することにより製造することが出来る。
なお、混練温度は、上記熱可塑性樹脂(A)の種類により選択されるが、例えば、ABS樹脂を用いる場合、通常180〜280℃であり、AES樹脂を用いる場合、通常180〜280℃であり、ASA樹脂を用いる場合、通常180〜280℃である。また、スチレン系(共)重合体を用いる場合、通常180〜280℃である。更に、ポリカーボネート樹脂を用いる場合、通常210〜310℃であり、ABS樹脂及びポリカーボネート樹脂から成るアロイを用いる場合、通常210〜280℃であり、ポリエステル系樹脂を用いる場合、通常240〜300℃である。
<成形品>
本発明の成形品は、上記本発明の組成物を押出成形して成ることを特徴とする。即ち、本発明の成形品は、上記本発明の組成物を含む。
本発明の成形品は、表面が光輝性模様を有することから、シート押出、パイプ押出、Tダイ押出、異形押出、インフレーション、カレンダー等により製造される、土木・建設関連資材;車両用内外装関連資材;日用雑貨用品;電気・電子部品;スポーツ用品;壁、床、枠、家具、化粧シート、ラティス、フェンス、雨樋、サイジングボード等の住宅・事務所用内外装材;玩具などに好適である。従って、本発明の成形品の形状は、目的、用途に応じて選択され、平板状体(フィルム、シート等)、筒状体、半筒状体などの長尺物;異形物などとすることが出来る。
また、本発明の成形品が平板状体である場合、その形状、厚さ等によらず、また、他の部材へ接合、巻き付け等を行った場合であっても、上記メタリック顔料(B)の脱離がなく、鮮明な光輝性模様を保持する。発明の成形品が平板状体である場合、この平板状体の厚さは、通常0.05〜15mmである。また、本発明の成形品が筒状体又は半筒状体である場合、その肉厚は、通常0.05〜30mmである。
本発明の成形品は、必要に応じて、コロナ放電処理、火炎処理、酸化処理、プラズマ処理、UV処理、イオンボンバード処理、電子線処理、溶剤処理、アンカーコート処理などの処理がなされていてもよい。上記処理をした場合には、印刷適性;粘着層又は接着層を形成する場合の粘着剤又は接着剤との密着性;プライマー層などを配設する場合の接着性などを向上させることが出来る。更に、本発明の成形品は、用途によっては、本発明の成形品を、他の成形品、部材などと一体化させ、複合化させて成る物品として、これを用いることも出来る。
<積層品>
本発明の積層品は、上記本発明の組成物を押出成形して成る層(以下「層[X]」という)と、他の材料から成る層(以下「層[Y]」という)とが積層して成ることを特徴とする。
本発明の積層品は、上記本発明の成形品と同じ用途に好適である。その形状も上記本発明の成形品と同じとすることが出来、長尺物である場合には、断面が平板状体(フィルム、シート等)、凹状体、筒状体、半筒状体などの成形品とすることが出来る。
上記層[Y]を構成する他の材料は、上記本発明の組成物を除くものであれば、特に限定されず、樹脂(組成物)から成るもの、他の有機材料から成るもの、無機材料から成るもの等が挙げられる。
樹脂(組成物)は、熱可塑性樹脂(組成物)であってよいし、硬化樹脂(組成物)であってもよい。熱可塑性樹脂(組成物)である場合には、上記本発明の押出成形用樹脂組成物と異なる熱可塑性樹脂組成物(以下、「熱可塑性樹脂組成物(N)」という)である。この熱可塑性樹脂組成物(N)に含まれる熱可塑性樹脂としては、本発明の積層品の用途などにより選択されるが、上記本発明の押出成形用樹脂組成物と同じ樹脂であってよいし、異なる樹脂であってもよい。無機材料は、金属、合金、酸化物、炭化物、窒化物、金属塩などが挙げられる。なお、本発明の積層品において、上記層[Y]の層数は、1層でも、2層でも、3層以上でもよいし、上記層[X]の両面に備えてもよい。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない、なお、下記において、部及び%は、特に断らない限り、質量基準である。
<評価項目及びその測定方法>
1.成形性:
押出成形用樹脂組成物から成るペレットを、80℃で24時間乾燥した後、ダイス(スリットのサイズ;45mm×2mm)及び真空サイジングダイ(真空度10Torrに設定)を取り付けたφ50mmの単軸押出機(「GT−50−A」、プラスチック工学研究所製)に導入し、下記条件で、幅40mm、厚さ1.5mmのシートを成形した。ダイスから出てきたシート表面にスジが5本出始めるまでの時間を目視観察し、表1に示す判定基準で評価した。
[成形条件]
シリンダー温度は押出成形用樹脂組成物に含有される熱可塑性樹脂の種類によって選択した。すなわち、ABS樹脂;200℃、ASA樹脂;200℃、AES樹脂;200℃、AS樹脂;180℃、PC樹脂;240℃、PBT樹脂;270℃、PC/ABS樹脂;240℃とした。Tダイ温度は220℃とした。
Figure 2009235187
2.外観性:
上記1により得られたシートを幅40mm、長さ40mmに切り取り、その表面を目視観察し、へこみの数を表2に示す判定基準で評価した。評価は5枚のシートについて行い、一枚あたりの平均値を出した。
Figure 2009235187
<樹脂組成物の原料成分:表3〜表4>
Figure 2009235187
Figure 2009235187
Figure 2009235187
実施例1〜12及び比較例1〜4:
樹脂組成物の原料成分を、表6及び表7に示す割合でタンブラーに投入して予備混合した。その後、2軸同方向スクリュー回転型2軸押出機(「TEM35」、東芝機械社製、L/D=47.6(D=37mmφ))に供給し、下記条件で、溶融混練を行った。次いで、押出速度60kg/hrで先端ノズルからストランド状にポリマーを排出し、水冷、カッティングを行い、ペレットを作製した。その後、得られたペレットを用い、上記評価項目に関する試験を行った。その結果を表6及び表7に示した。
[混練条件]
シリンダー温度は、押出成形用樹脂組成物に含有される熱可塑性樹脂の種類によって選択した。すなわち、ABS樹脂;220℃、ASA樹脂;220℃、AES樹脂;220℃、AS樹脂;220℃、PC樹脂;260℃、PBT樹脂;270℃、PC/ABS樹脂;240℃とした。
Figure 2009235187
Figure 2009235187
表7から次のことが明らかである。すなわち、比較例1は(メタ)アクリルオリゴマー(C)を含有しない例であり、比較例2は成分(C)の含有量が本発明で規定する範囲より少ない例であり、比較例3は成分(C)の含有量が本発明で規定する範囲より多い例であり、比較例4は成分(C)のTgが本発明で規定する範囲より高い例であり、何れも成形性と外観性に劣っている。
実施例13:
上記実施例2で得られた樹脂組成物と、下記塩化ビニル樹脂組成物(支持層形成用組成物)とを、それぞれ、20mmφ押出機(シリンダー設定温度200℃)及び40mmφ押出機(シリンダー設定温度170℃)に供給し、各押出機のスクリュー回転数及び引取速度を適宜、調節することで共押出し、各層の厚さが、それぞれ、0.2mm及び2.3mmである2層型積層シートを製造した。この2層型積層シートについて、成形性、耐摩耗性及び外観性の評価を、上記と同様にして行ったところ、成形性「◎」及び外観性「○」の結果を得た。
Figure 2009235187
実施例14:
実施例13において、支持層形成用組成物として、塩化ビニル樹脂組成物に代えて、上記熱可塑性樹脂A−2を用いた以外は、実施例13と同様にして、2層型積層シートを製造し、評価したところ、成形性「◎」及び外観性「○」の結果を得た。

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂(A)、メタリック顔料(B)、重量平均分子量が500〜4000、ガラス転移点が0℃以下の(メタ)アクリルオリゴマー(C)を含有するメタリック樹脂組成物であって、上記メタリック顔料(B)及び上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の含有量が、上記熱可塑性樹脂(A)の量を100質量部とした場合、各々、0.05〜7質量部、0.05〜4質量部であり、且つ、上記メタリック顔料(B)及び上記(メタ)アクリルオリゴマー(C)の配合比(B/C)が1/0.04〜1/1.8であることを特徴とするメタリック樹脂組成物。
  2. 上記熱可塑性樹脂(A)が、ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル化合物を含むビニル系単量体を重合して得られたゴム強化ビニル系樹脂(A1)、または、当該ゴム強化ビニル系樹脂(A1)とビニル系単量体の(共)重合体(A2)との混合物から成るゴム強化樹脂を含む請求項1に記載のメタリック樹脂組成物。
  3. 上記メタリック顔料(B)が、体積平均粒子径2〜150μmのアルミ顔料、及び/又は体積平均粒子径0.5〜40μmのマイカ顔料である請求項1又は2に記載のメタリック樹脂組成物。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のメタリック樹脂組成物を成形して成ることを特徴とする成形品。
  5. 請求項1又は2に記載のメタリック樹脂組成物を成形して成る層と、他の材料から成る層とが積層されていることを特徴とする積層品。
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