JP2014139887A - 非水系二次電池極板の製造方法、非水系二次電池極板、非水系二次電池、および移動体 - Google Patents

非水系二次電池極板の製造方法、非水系二次電池極板、非水系二次電池、および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の塗布方法を用いてセラミック絶縁層を負極板の負極活物質上に塗布しても、十分な品質の非水系二次電池極板を作製できなかった。
【解決手段】表面に絶縁性物質10が被覆された第一ロール11と、第一ロールとは逆方向に回転する第二ロール12との間隙に、合剤材料22を進入させ、第二ロールの周面を走行する被塗布物21に合剤材料を塗膜状に転写することによって、絶縁性物質を、塗膜状に転写された合剤材料の表面に付着させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部短絡安全性に優れた非水系二次電池極板およびその製造方法、その非水系二次電池極板を用いた非水系二次電池、および移動体に関するものである。
非水系二次電池などの非水電解液二次電池においては、正極板と負極板とを電気的に絶縁する層を備えている。これら絶縁層の一例としては、非水系二次電池で用いられるポリエチレンやポリプロピレン等からなる微多孔性フィルムセパレータや、あるいはポリマー電池に用いられる高分子マトリックスにゲル状の電解液を含浸させたゲル状電解質シートなどが挙げられる。
また、これら絶縁層は内部短絡時に形状変形・溶融が起こり易いことから、極板上にセラミックスフィラーが形成されている例が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された、負極活物質層の上にセラミックフィラーの層を積層した電池構成を模式的に示した断面の図である。
図6において、繊維状セラミックフィラーで形成された多孔性絶縁層104が、負極102上にある負極活物質層102aの上に積層されている。また、セパレータ103を挟んで、正極101の上に正極活物質層101aが存在している。
多孔性絶縁層104は、グラビアコート、ダイコート等の連続塗布法や、インクジェットノズルを用いた描画法、スプレートコート法などを用いて、負極活物質層102a上に塗布され、形成されている。
特許第4529511号公報
しかしながら、上記した従来の塗布方法を用いて多孔性絶縁層104を負極活物質102a層上に塗布しても、十分な品質の非水系二次電池極板を作製できなかった。
また、上記従来の構成では、活物質層(負極活物質層102a)を覆うようにリチウムの受け入れ性がよくないセラミック絶縁層(多孔性絶縁層104)が形成されているために出力特性が低下する、またLiイオンの出し入れに寄与しない膜の体積によって電池の容量密度が低下する、という課題を有している。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、非水系二次電池における内部短絡防止の安全性を確保したうえで、非水系二次電池の高出力化や高容量密度化を実現できる、非水系二次電池極板およびその製造方法、その非水系二次電池極板を用いた非水系二次電池および移動体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
表面に絶縁性物質が被覆された第一ロールと、前記第一ロールとは逆方向に回転する第二ロールとの間隙に、合剤材料を進入させ、前記第二ロールの周面を走行する被塗布物に前記合剤材料を塗膜状に転写することによって、前記絶縁性物質を、前記塗膜状に転写された前記合剤材料の表面に付着させることを特徴とする、非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第2の本発明は、
第一ロールと、前記第一ロールとは逆方向に回転し、その表面に絶縁性物質が被覆された第二ロールとの間隙に、合剤材料を進入させ、前記第二ロールの表面の前記絶縁性物質の上に前記合剤材料を塗膜状に形成させ、前記第二ロールの表面に形成された前記絶縁性物質および前記合剤材料を、前記第二ロールとは逆方向に回転する第三ロールの周面を走行する被塗布物に、塗膜状に転写する、非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第3の本発明は、
前記第一ロールおよび前記第二ロールの周速度は、互いに異なっていることを特徴とする、第1の本発明の非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第4の本発明は、
前記第一ロール、前記第二ロールおよび前記第三ロールのうち、少なくとも隣合う一組の2本のロールにおいて、前記2本のロールの周速度が互いに異なっていることを特徴とする、第2の本発明の非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第5の本発明は、
前記絶縁性物質は、ゴム硬度が10以上、100以下であることを特徴とする、第1〜第4のいずれかの本発明の非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第6の本発明は、
前記絶縁性物質は、シリコーンであることを特徴とする、第1〜第4のいずれかの本発明の非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第7の本発明は、
前記第一ロールと前記第二ロールとの間に進入させる前記合剤材料の体積固形分濃度は、40%以上、90%以下であることを特徴とする、第1〜第6のいずれかの本発明の非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第8の本発明は、
前記第一ロールと前記第二ロールとによって前記合剤材料に押圧する荷重は、100N/cm以上であることを特徴とする、第1または第3の本発明の非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第9の本発明は、
前記第二ロールと前記第三ロールとによって前記合剤材料に押圧する荷重は、100N/cm以上であることを特徴とする、第2または第4の本発明の非水系二次電池極板の製造方法である。
また、第10の本発明は、
第1〜第9のいずれかの本発明の非水系二次電池極板の製造方法を用いて製造され、片面に1mg/m以上、500mg/m以下のシリコーンを含む合剤層が前記被塗布物に塗膜状に転写された非水系二次電池極板である。
また、第11の本発明は、
第1〜第9のいずれかの本発明の非水系二次電池極板の製造方法を用いて製造され、両面のそれぞれに1mg/m以上、500mg/m以下のシリコーンを含む合剤層が前記被塗布物に塗膜状に転写された非水系二次電池極板である。
また、第12の本発明は、
第10または第11の本発明の非水系二次電池極板と、
セパレータと、を備えたことを特徴とする、非水系二次電池である。
また、第13の本発明は、
第12の本発明の非水系二次電池を備えたことを特徴とする移動体である。
第1および第2の本発明により、十分な品質の非水系二次電池極板を作製できる。
また、第5および第6の本発明により、出力特性が低下せず、電池の容量密度が低下しない非水系二次電池極板を作製できる。
すなわち本発明により、非水系二次電池における内部短絡防止の安全性を確保したうえで、非水系二次電池の高出力化や高容量密度化を実現できる、非水系二次電池極板およびその製造方法、その非水系二次電池極板を用いた非水系二次電池および移動体を提供できる。
本発明の実施の形態におけるロール構成図 本発明の実施の形態における極板の断面模式図 本発明の実施の形態における、一旦ロールの表面に形成させた塗膜を被塗布物に転写する方式のロール構成図 本発明の実施の形態における、第一ロールと第二ロールの周速度が異なる場合のロール構成図 本発明の実施の形態におけるリチウム二次電池の縦断面模式図 従来の非水系二次電池の電池構成を示す断面模式図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、同じ構成には同じ符号を付して、適宜説明を省略している。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるロール構成図である。
図1は、第一ロール11と、第一ロール11とは逆に回転する第二ロール12との間に合剤塗料22が進入し、第一ロール11と第二ロール12との間を、第二ロール12の周速度と等しい速さで、第二ロール12の回転方向と同方向に走行する被塗布物21に、合剤塗料22を塗膜状に転写している様子を示している。合剤塗料22が塗膜状に転写された極板23は、プレス工程などの後工程へ搬送される。
この塗布工程において、第一ロール11および第二ロール12の材質は、例えばSUS等のように合剤塗料22の硬さの影響を受けない表面硬度が高いものが好ましい。場合によっては、硬質クロムメッキ処理などの表面処理を行っても良い。
図1に示すように、第一ロール11の表面には絶縁性物質のロール被覆層10が存在している。
この絶縁性物質を構成する材料としては、例えばシリコーン、フッ素ゴム、ウレタンゴム、クロロブレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴムなどの高分子材料、またはアルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、酸化亜鉛、マグネシアなどの無機材料、または複合化合物材料を用いることができる。これらの材料は単独もしくは、必要に応じて混合して用いても良い。なお、第一ロール11の表面に被覆させる絶縁性物質は、絶縁性を有していれば、これら材料に限定されるものではない。
合剤塗料を塗膜状に転写するためには、絶縁性物質は弾性体であることが好ましく、シリコーンおよびフッ素ゴムを含む樹脂およびそれらの複合物材料を用いるのが好ましい。転写性の乏しい絶縁性物質材料においては、ロールからロールへ、またはロールから被塗布物へ塗膜状に合剤塗料を形成することが難しい。
図1の塗布工程により作製された極板23の断面模式図を図2に示す。
図1の塗布工程により、絶縁性物質のロール被覆層10が接触して、合剤塗料22が塗膜状合剤25として被塗布物21に塗膜状に形成された上に、絶縁性物質24として付着する。図2は、この絶縁性物質24が付着した極板23を示している。
この絶縁性物質24の付着により、正負極間が短絡した場合において、短絡点に過大な電流が流れないので異常発熱を防ぐことができる。
なお、図1に示すような、第一ロール11と第二ロール12との間に供給される合剤塗料22を、被塗布物21に転写する構成に限らず、供給される合剤塗料22によって、一旦ロールの表面に塗膜を形成させて、そのロールの表面に形成された塗膜を被塗布物21に転写する構成としてもよい。
図3に、一旦ロールの表面に形成させた塗膜を被塗布物に転写する方式のロール構成図を示す。
図3は、第一ロール11と第二ロール12との間に進入してきた合剤塗料22が、一旦第二ロール12の表面に塗膜状に形成され、この塗膜状の合剤塗料22が、第二ロール12から第三ロール13上を走行する被塗布物21へ転写される様子を示している。
この場合、第二ロール12の表面に絶縁性物質のロール被覆層10が存在しており、第一ロール11と第二ロール12との間に供給された合剤塗料22が、第二ロール12表面のロール被覆層10上に塗膜状に形成され、その第二ロール12表面に形成された塗膜状の合剤塗料22が、第三ロール13上を走行する被塗布物21に転写される際に、第二ロール12の表面を被覆しているロール被覆層10が、絶縁性物質24として塗膜状合剤25の上に付着する。
なお、この場合、第三ロール13は、第二ロール12とは逆に回転し、被塗布物21は、第二ロール12と第三ロール13との間を、第三ロール13の周速度と等しい速さで、第三ロール13の回転方向と同方向に走行する。
なお、必要に応じて、第二ロール12と第三ロール13の間に、さらに別のロールが存在していてもよい。
なお、第一ロール11と第二ロール12との間に供給される合剤塗料22が、本発明の合剤材料の一例にあたる。
なお、上記では、被塗布物21の片面に合剤塗料22を塗布する構成について説明したが、被塗布物21の片面に合剤塗料22を塗膜状に形成させた後、その被塗布物21を裏返して、再度上記の塗布方法により裏面にも合剤塗料22を塗布することで、被塗布物21の両面に合剤塗料22を形成させることができる。
第一ロール11と第二ロール12との間に供給する合剤塗料22の体積固形分濃度は、40%以上、90%以下であることが望ましい。
体積固形分濃度が40%よりも低いと、合剤塗料22が柔らかいために、第一ロール11と被塗布物21との接触が弱くなり、絶縁性物質24(図2)の付着が少なくなる、または、第一ロール11と被塗布物21との両側に合剤塗料22が付着し、塗膜状に合剤塗料22を形成させることが困難となる。
また体積固形分濃度が90%より高いと、合剤塗料22が硬くなるために、被塗布物21との接触が強くなるので、絶縁性物質24の付着量が多くなる、または、合剤塗料22中の粒子間が溶媒によってほとんど被覆されていないので、合剤塗料22を塗膜状に形成させることが出来ず、被塗布物21側に膜状に転写させることが出来ない。
なお、供給する合剤塗料22を、所定の極板合剤重量(g/m)にするために、第一ロール11と第二ロール12の隙間は自由に設定することが出来る、または、第一ロール11と第二ロール12の周速度比を自由に設定することができる。
このときの第一ロール11に対する第二ロール12の周速度比(第二ロール12の周速度/第一ロール11の周速度)は、1以上であることが望ましい。
図4に、第一ロール11と第二ロール12の周速度が異なる場合のロール構成図を示す。
図4では、第一ロール11に対して異なる周速で回転する第二ロール14が設置されている。この周速度比(第二ロール14の周速度/第一ロール11の周速度)が1より小さいと、合剤塗料22を第一ロール11から被塗布物21上へ塗膜状に転写させることが難しい。
また、第一ロール11から被塗布物21上へ塗膜状に転写する状態においては、周速度比はかなり大きくても構わないが、均一な膜厚を作製するうえにおいては、周速度比は10以下が望ましい。つまり周速度比は、1以上、10以下の範囲であることが望ましい。
また、図3に示す構成においても、隣接する第一ロール11と第二ロール12の周速度を異ならせてもよい。また、図3に示す構成では、隣接する第二ロール12と第三ロール13の周速度を異ならせてもよい。
図1における第一ロール11表面および図3における第二ロール12表面の、ロール被覆層10を形成している絶縁性物質のゴム硬度は、10以上、100以下であることが好ましい。
この絶縁性物質のゴム硬度が10よりも小さいと、合剤塗料22を転写する際に極板23上、または極板23中に必要量以上の絶縁性物質が付着してしまう、または絶縁性物質の形状が変化し、均一な塗膜状に転写させることが難しい。また、ゴム硬度の上限値は100で規定されているが、ゴム硬度が100の場合においても均一な塗膜状に転写することが可能である。
図1における第一ロール11表面または図3における第二ロール12表面上にある絶縁性物質のロール被覆層10との接触によって付着した絶縁性物質24の付着量は、1mg/m以上、500mg/m以下であることが、極板23の内部短絡防止の安全性を確保できるので好ましい。
絶縁性物質24の付着量が、1mg/mより少ないと、短絡時の絶縁性を確保することが難しく、電池の熱暴走などの不具合が発生してしまう。また、500mg/mよりも多いと、イオン透過性を阻害してインピーダンスが増加してしまうために、出力特性に支障をきたす。
この時の絶縁性物質24は、細かい粒子状、または層状となって塗膜状合剤25の上に存在している。
また合剤塗料22については、負極塗料および正極塗料のいずれでも良い。
負極塗料(または正極塗料)については、負極活物質(または正極活物質)、導電剤、結着剤を適切な分散媒中に入れ、プラネタリーミキサー等の分散機により混合分散して、最適な体積固形分濃度に調整して混練を行い、負極(または正極)塗料を作製する。
負極用活物質として、各種天然黒鉛および人造黒鉛、シリサイドなどのシリコーン系複合材料、リチウムチタン複合酸化物、および各種合金組成材料を用いることができる。
負極用結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)およびその変性体をはじめ各種バインダーを用いることができるが、リチウムの受入れ性向上の観点から、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子(SBR)およびその変性体に、カルボキシメチルセルロース(CMC)をはじめとするセルロース系樹脂等を併用したり少量添加するのがより好ましいといえる。
正極塗料の場合、正極用活物質としては、例えばコバルト酸リチウムおよびその変性体(コバルト酸リチウムにアルミニウムやマグネシウムを固溶させたものなど)、ニッケル酸リチウムおよびその変性体(一部ニッケルをコバルト置換させたものなど)、マンガン酸リチウムおよびその変性体などの複合酸化物を挙げることができる。
このときの導電剤種としては、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック、各種グラファイトを単独、あるいは組み合わせて用いても良い。
このときの正極用結着剤としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリフッ化ビニリデンの変性体、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、アクリレート単位を有するゴム粒子結着剤等を用いることができ、この際に反応性官能基を導入したアクリレートモノマー、またはアクリレートオリゴマーを結着剤中に混入させることも可能である。
電解液については、電解質塩としてLiPFおよびLiBFなどの各種リチウム化合物を用いることができる。また溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルエチルカーボネート(MEC)を単独および組み合わせて用いることができる。また、正負極上に良好な皮膜を形成させたり、過充電時の安定性を保証するために、ビニレンカーボネート(VC)やシクロヘキシルベンゼン(CHB)およびその変性体を用いることも好ましい。
セパレータについては、非水系二次電池の使用範囲に耐えうる組成であれば特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の微多孔フィルムを、単一あるいは複合して用いるのが一般的であり、また態様として好ましい。このセパレータの厚みは特に限定されないが、10〜25μmとすれば良い。
図5に、本実施の形態で作製した極板を用いたリチウム二次電池の縦断面模式図を示す。
円筒形のリチウム二次電池の組立は、図5に示すように、複合リチウム酸化物を活物質とする正極板1と、リチウムを保持しうる材料を活物質とする負極板2とをセパレータ3を介して渦巻き状に巻回した後、この渦巻き状極板群5を有底円筒形の電池ケース4の内部に収容し、次いでこの電池ケース4に所定量の非水溶媒からなる電解液を注液した後、電池ケース4の開口部にガスケット7を周縁に取り付けた封口板6を挿入し、電池ケース4の開口部を内方向に折り曲げて封口している。
なお、上記で作製した本実施の形態の極板を、正極板1および負極板2のうち少なくともいずれかとして用いて作製した図6に示すリチウム二次電池が、本発明の非水系二次電池の一例にあたる。
このように、本発明の非水系二次電池においては、活物質層の表面上に絶縁性物質が存在することにより、内部短絡での安全性が向上している。
本実施の形態の非水系二次電池極板の製造方法では、図1における第一ロール11または図3における第二ロール12の表面に被覆されたロール被覆層10を形成している絶縁性物質を塗膜に接触させることにより、活物質層の表面上へ絶縁性物質を付着させることを実現している。
活物質層の表面上に絶縁性物質層がない場合、異物等によってセパレータ3に穴が開いて正負極間が短絡すると、短絡点に過大な電流が流れてジュール熱が発生することがある。その場合、発生した熱により短絡点周辺のセパレータ3が溶融もしくは収縮して穴が拡大し、さらに短絡面積が広がってジュール熱発生が継続され、この繰り返しにより電池の温度が上昇し続け、異常発熱や外観変形を起こす可能性がある。
本発明の非水系二次電池においては、セパレータ3に穴が開いて正負極間が短絡した場合、セパレータ3が溶融もしくは収縮して穴が拡大しても、絶縁性物質が存在するため、正負極間の短絡面積は広がらない。よって、ジュール熱の発生は拡大せず、異常発熱には至らない。
以下、発明者らが行った実験における各実施例について、説明する。
(実施例)
まず、サンプル1について説明する。
最初に、負極板の作製を行った。
まず、次のようにして、負極合剤の塗料を作製した。
負極の活物質として人造黒鉛を100体積部、結着剤として、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子分散体を活物質100体積部に対して結着剤の固形分換算で2.3体積部、増粘剤として、カルボキシメチルセルロースを活物質100体積部に対して1.4体積部、および所定の量の水とともに双腕式練合機にて攪拌し、体積固形分率が55%の負極合剤塗料を作製した。
負極合剤塗料の作製に用いたロールの構成については、次のとおりであった。
図1に示すように、第一ロール11と第二ロール12を、100μmの隙間を空けて平行に設置した。第一ロール11および第二ロール12の材質はSUSであり、表面に硬質クロムメッキ処理を施した。第一ロール11と第二ロール12は、いずれも、さらにそれらの表面の上にシリコーンを被覆させてある。この時のシリコーンのゴム硬度が50になるように、硬化剤成分を調整した。
第一ロール11と第二ロール12の間に通す被塗布物21として、厚み15μmの銅箔を用い、銅箔を第二ロール12の周速度と同速度で移動させるようにした。第二ロール12の周速度を30m/minに設定し、周速度比(第二ロール12の周速度/第一ロール11の周速度)が1になるように、第一ロール11の周速度を設定した。第一ロール11と第二ロール12間の押圧荷重は、2000N/cmとした。
そして、作製した負極合剤塗料を第一ロール11と第二ロール12との間に供給し、銅箔上に転写させた後、プレス工程にて圧縮成形し、負極板を作製した。
次に、以下のようにして正極板の作製を行った。
活物質としてコバルト酸リチウムを100重量部、導電剤としてアセチレンブラックを活物質100重量部に対して2重量部、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを活物質100重量部に対して2重量部を、適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、正極合剤塗料を作製した後にAl箔上に正極塗料を塗工して正極板を作製した。
これらの正極板および負極板を20μm厚のポリエチレン微多孔フィルムをセパレータとして巻回構成し、円筒型電池ケース内に挿入し、EC・DMC・MEC混合溶媒にLiPFを1MとVCを3重量部溶解させた電解液を、5.5g添加して封口し、設計容量が2000mAhの円筒型18650非水系二次電池を作製した。
出力特性の評価については、次のとおり行った。
すなわち、定格セル容量(1C)に対して0.2C、5Cの電流で放電測定を行い、0.2Cに対する5Cの容量の割合を容量維持率として評価をおこなった。容量維持率としては、高電流を流しても容量が減少しない特性が求められており、一般的に90%以上であることが望ましい。
内部短絡試験による安全性の評価については、次のとおり行った。
それぞれのサンプルについて、円筒形の非水系二次電池を5セルずつ準備した。そして充電を行った後、電池ケース4内から極板群5を取り出した。そして任意の大きさの金属片を、極板群5の最外周に位置する正極板1とセパレータ3との間に介在させた。そして、金属片を介在させた極板群5を電池ケース4内に再度収納した。そして、各円筒形の非水系二次電池を、所定の圧力で押圧した。そして、各円筒形の非水系二次電池において、5セルのうち短絡したセル数(短絡したセル数/5セル)を確認した。
極板中のシリコーンゴムの含有量については、次のようにして測定を行った。
すなわち、塗工の前後において、第一ロール11上に被覆されたシリコーンゴムの厚みの変化量から減少した体積を割り出し、極板1mあたりのシリコーンゴムの含有量を算出した。極板作製の工程上、極板以外にシリコーンゴムが付着することはない。
塗工における膜厚制御の可否判断については、次のようにして行った。
すなわち、塗膜状合剤25を、所定範囲の厚みに制御できたものを○、出来なかったものを×とした。
サンプル2〜4については、上記のサンプル1の製造方法の負極板の作製において周速度比をそれぞれ2、5、10とした以外は、サンプル1と同様の製造方法で非水系二次電池を作製し、サンプル1と同様の評価を行った。
すなわち、サンプル1〜4については、負極板の作製時における周速度比のみを互いに異ならせた。
サンプル5については、上記のサンプル1の製造方法の負極板の作製において周速度比を2、ゴム硬度を5とした以外は、サンプル1と同様の製造方法で非水系二次電池を作製し、サンプル1と同様の評価を行った。
サンプル6〜8については、上記のサンプル1の製造方法の負極板の作製において周速度比を2とし、ゴム硬度をそれぞれ10、60、100とした以外は、サンプル1と同様の製造方法で非水系二次電池を作製し、サンプル1と同様の評価を行った。
すなわち、サンプル5〜8については、負極板の作製時におけるゴム硬度のみを互いに異ならせた。
サンプル9については、上記のサンプル1の製造方法の負極板の作製において周速度比を2、ゴム硬度を50、体積固形分率を35%とした以外は、サンプル1と同様の製造方法で非水系二次電池を作製し、サンプル1と同様の評価を行った。
サンプル10〜13については、上記のサンプル1の製造方法の負極板の作製において周速度比を2、ゴム硬度を50とし、体積固形分比率をそれぞれ40%、70%、90%、95%とした以外は、サンプル1と同様の製造方法で非水系二次電池を作製し、サンプル1と同様の評価を行った。
すなわち、サンプル9〜13については、負極板の作製時における体積固形分比率のみを互いに異ならせた。
サンプル14については、上記のサンプル1の製造方法の負極板の作製において周速度比を2、ゴム硬度を50、体積固形分率を55%、ロール間の押圧荷重を50N/cmとした以外は、サンプル1と同様の製造方法で非水系二次電池を作製し、サンプル1と同様の評価を行った。
サンプル15〜17については、上記のサンプル1の製造方法の負極板の作製において周速度比を2、ゴム硬度を50、体積固形分率を55%とし、ロール間の押圧荷重をそれぞれ100N/cm、1000N/cm、2000N/cmとした以外は、サンプル1と同様の製造方法で非水系二次電池を作製し、サンプル1と同様の評価を行った。
すなわち、サンプル14〜17については、負極板の作製時におけるロール間の押圧荷重のみを互いに異ならせた。
以上のようにして作製したサンプル1〜13の結果を表1に示し、サンプル14〜17の結果を表2に示す。
表1から明らかなように、サンプル1〜4において、第一ロール11に対する第二ロール12の周速度比を、1以上、10以下の範囲で変化させても、内部短絡試験における不良がなく、また出力特性(容量維持率)もすべて90%以上の結果が得られ、安全性と電池性能に優れた非水系二次電池が実現できた。
また、サンプル5〜8において、シリコーンのゴム硬度が5の場合に、極板への含有量が1000mg/mとなり、出力特性(容量維持率)が悪化した。これは、絶縁性物質が極板抵抗を増加させたためと考えられ、安全性と電池性能の優れた非水系二次電池の実現は困難である。
よってゴム硬度は、10以上、100以下の範囲内にすることが好ましいことが分かった。
また、サンプル9〜13において、負極塗料の体積固形分濃度を変化させた。
体積固形分濃度が35%のサンプル9の場合において、内部短絡試験で不良品が確認された。これは、負極合剤塗料が柔らかいために、シリコーンの付着量が少なかったためと考えられる。また同時に、体積固形分濃度が低い場合に、第一ロール11から銅箔(被塗布物21)への転写性を確保しにくいことも分かった。
一方、体積固形分濃度を95%にしたサンプル13の場合において、極板のシリコーンの含有量が2000mg/mとなり、出力特性(容量維持率)が悪化した。これも、サンプル5において出力特性が悪化した理由と同様に、絶縁性物質が極板抵抗を増加させたためと考えられ、安全性と電池性能の優れた非水系二次電池の実現は困難である。また同時に、体積固形分濃度が90%よりも高い場合において、負極合剤塗料が硬くなるために塗膜状に形成させるのが困難であることもわかった。
また、表2から明らかなように、サンプル14〜17において、ロール間の押圧荷重を100N/cm以上、2000N/cm以下の範囲で変化させても、塗膜状合剤を所望の膜厚に作製することが出来た。
一方で、ロールの押圧荷重を50N/cmとしたとき(サンプル14)には、所望の膜厚に作製することが出来なかった。これは、負極合剤塗料をロール間に供給する際に生じるロール間を押し広げる力が、ロール間の押圧よりも大きくなったためと考えられる。なお、2000N/cmを越える押圧荷重であっても、理論的には、上記の理由により所望の膜厚を作製する事が可能であると考えられる。
以上の評価から、第一ロール11に対する第二ロール12の周速度比を1以上、好ましくは1以上、10以下の範囲内にすること、また絶縁性物質のゴム硬度を10以上、100以下の範囲内にすること、合剤塗料の体積固形分濃度を40%以上、90%以下の範囲にすること、またロール間の押圧荷重を100N/cm以上にすることにより、安全性と電池性能の優れた非水系二次電池が提供できることがわかった。
本発明の非水系二次電池は、安全性と充電特性に優れているので、電子機器(パーソナルコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、ディジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ等)、電動工具(電動ドリル、電動ドライバー等)、および、車両(車椅子、自転車、スクータ、オートバイ、車、福祉車両、電車、汽車等)などの移動体に用いることができる。さらに、非常時用の電源としての電力貯蔵システムに適用することも可能である。
本発明に係る非水系二次電池は、安全性と充電特性に優れており、車載用電池など高出力が望まれている電源等として有用である。具体的には、本発明に係る非水系二次電池は、電子機器(パーソナルコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、ディジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、等)、電動工具(電動ドリル、電動ドライバ、等)、および、車両(車椅子、自転車、スクータ、オートバイ、車、福祉車両、電車、汽車、等)などの、移動体に有用である。さらに、非常時用の電源としての電力貯蔵システムに適用することも可能である。つまり、電源を必要とする全てのものに使用することができる。
1 正極板
2 負極板
3 セパレータ
4 電池ケース
5 極板群
6 封口版
7 ガスケット
10 ロール被覆層
11 第一ロール
12 第二ロール
13 第三ロール
14 第一ロールと異なる周速度で回転する第二ロール
21 被塗布物
22 合剤塗料
23 極板
24 絶縁性物質
25 塗膜状合剤
101 正極
101a 正極活物質層
102 負極
102a 負極活物質層
103 セパレータ
104 多孔性絶縁層

Claims (13)

  1. 表面に絶縁性物質が被覆された第一ロールと、前記第一ロールとは逆方向に回転する第二ロールとの間隙に、合剤材料を進入させ、前記第二ロールの周面を走行する被塗布物に前記合剤材料を塗膜状に転写することによって、前記絶縁性物質を、前記塗膜状に転写された前記合剤材料の表面に付着させることを特徴とする、非水系二次電池極板の製造方法。
  2. 第一ロールと、前記第一ロールとは逆方向に回転し、その表面に絶縁性物質が被覆された第二ロールとの間隙に、合剤材料を進入させ、前記第二ロールの表面の前記絶縁性物質の上に前記合剤材料を塗膜状に形成させ、前記第二ロールの表面に形成された前記絶縁性物質および前記合剤材料を、前記第二ロールとは逆方向に回転する第三ロールの周面を走行する被塗布物に、塗膜状に転写する、非水系二次電池極板の製造方法。
  3. 前記第一ロールおよび前記第二ロールの周速度は、互いに異なっていることを特徴とする、請求項1に記載の非水系二次電池極板の製造方法。
  4. 前記第一ロール、前記第二ロールおよび前記第三ロールのうち、少なくとも隣合う一組の2本のロールにおいて、前記2本のロールの周速度が互いに異なっていることを特徴とする、請求項2に記載の非水系二次電池極板の製造方法。
  5. 前記絶縁性物質は、ゴム硬度が10以上、100以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の非水系二次電池極板の製造方法。
  6. 前記絶縁性物質は、シリコーンであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の非水系二次電池極板の製造方法。
  7. 前記第一ロールと前記第二ロールとの間に進入させる前記合剤材料の体積固形分濃度は、40%以上、90%以下であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の非水系二次電池極板の製造方法。
  8. 前記第一ロールと前記第二ロールとによって前記合剤材料に押圧する荷重は、100N/cm以上であることを特徴とする、請求項1または3に記載の非水系二次電池極板の製造方法。
  9. 前記第二ロールと前記第三ロールとによって前記合剤材料に押圧する荷重は、100N/cm以上であることを特徴とする、請求項2または4に記載の非水系二次電池極板の製造方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の非水系二次電池極板の製造方法を用いて製造され、片面に1mg/m以上、500mg/m以下のシリコーンを含む合剤層が前記被塗布物に塗膜状に転写された非水系二次電池極板。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の非水系二次電池極板の製造方法を用いて製造され、両面のそれぞれに1mg/m以上、500mg/m以下のシリコーンを含む合剤層が前記被塗布物に塗膜状に転写された非水系二次電池極板。
  12. 請求項10または11に記載の非水系二次電池極板と、
    セパレータと、を備えたことを特徴とする、非水系二次電池。
  13. 請求項12に記載の非水系二次電池を備えたことを特徴とする移動体。
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