JP2014139654A - プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】面板30と、面板30を固定するケース10a、13eの固定部10a1と、の間に、厚さの異なるスペーサ35を介在して、感光体ドラム11(像担持体)と現像ローラ13a(現像剤担持体)とのギャップGを調整できるように構成している。
【選択図】図3
Description
しかし、現像ギャップの精度は、面板の部品精度(現像剤担持体の回転軸と像担持体の回転軸との位置を定める穴部の位置精度)によることになるため、現像ギャップをさらに高精度に形成する場合に、面板の部品としての歩留まりが悪くなるなどの不具合が生じていた。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、11は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにそれぞれ設置された像担持体としての感光体ドラム、12は感光体ドラム11上を帯電する帯電部(帯電ローラ)、13は感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は感光体ドラム11上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、15は感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、それぞれ、感光体ドラム11、現像装置13、帯電部12、クリーニング部15が一体化されたユニットであって、装置本体1に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。
なお、図示は省略するが、各プロセスカートリッジ10Y、10C、10M、10BKの上方には、各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナーを現像装置13に供給する各色のトナー容器がそれぞれ着脱可能(交換可能)に設置されている。
なお、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。また、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、作像プロセスに用いられるトナーの色(種類)が異なる以外はほぼ同一構造であるため、図2〜図4等において、プロセスカートリッジ10に付した符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
その後、現像工程後の各感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10は、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像装置13(現像部)、クリーニング部15、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に対して所定の角度及び当接圧で当接するクリーニングブレード15aが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材である。
なお、トナーの供給は、トナー濃度の情報に限定されず、感光体ベルトや中間転写ベルト等に形成されたトナー像の反射率等から検知される画像濃度の情報に基づいて実施されてもよい。また、これらの異なる情報を組み合わせて、トナーの供給の実施を判断してもよい。
図2を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、搬送部材としての搬送スクリュ13b1、13b2、13b3(オーガスクリュ)、現像剤規制部材としてのドクターブレード13c、過剰な現像剤を外部に排出するための排出スクリュ13d、等で構成されている。
現像剤担持体としての現像ローラ13aは、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブが不図示の回転駆動機構によって時計方向に回転されるように構成されている。図示は省略するが、現像ローラ13aのスリーブ内には、スリーブの周面に複数の磁極を形成するマグネットが固設されている。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、現像ローラ13aの矢印方向の回転にともなって搬送されて、ドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。
第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1は、現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤を長手方向(回転軸方向)に水平に搬送するとともに、現像ローラ13a上に現像剤を供給する。
第2搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1の下方であって現像ローラ13aに対向する位置に配設されている。そして、現像ローラ13aから離脱した現像剤(現像工程後に剤離れ磁極によって現像ローラ13a上から強制的に離脱された現像剤である。)を長手方向に水平に搬送する。
第3搬送部材としての第3搬送スクリュ13b3は、第1搬送スクリュ13b1の下方であって第2搬送スクリュ13b2に隣接して対向する位置に配設されている。そして、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の下流側に達した現像剤と、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側に達した現像剤と、を第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の上流側に向けて長手方向に斜め上方に搬送する。
そして、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側と、第3搬送スクリュ13b3による搬送経路の上流側と、は第1中継部で連通している。また、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の下流側と、第3搬送スクリュ13b3による搬送経路の上流側と、は第2中継部で連通している。さらに、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の上流側と、第3搬送スクリュ13b3による搬送経路の下流側と、は第3中継部で連通している。
図3、図4を参照して、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10は、回転軸方向(図4の左右方向であって、図2の紙面垂直方向である。)の両端部に、それぞれ、感光体ドラム11と現像ローラ13aとのギャップG(現像ギャップ)を定める面板30が設けられている。なお、図3、図4では、回転軸方向一端側のみの面板30を図示しているが、回転軸方向他端側にもほぼ左右対称となる形状の面板が設置されている。
面板30は、感光体ドラム11(像担持体)と現像ローラ13a(現像剤担持体)とをそれぞれ回転軸方向端部で回転可能に支持した状態で、作像ケース10aと現像ケース13eとにそれぞれ少なくとも1箇所形成された複数の固定部10a1、10a2、13e1に固定されて、現像ギャップG(又は、感光体ドラム11の回転軸と現像ローラ13aの回転軸との軸間距離)を定めるものである。
詳しくは、図4に示すように、本実施の形態において、作像ケース10aと現像ケース13eとは、1つのケースとして一体化されていて、そこに形成された穴部に感光体ドラム11のドラム軸11a(回転軸)と現像ローラ13aの軸部13a1(回転軸)とがそれぞれ回転可能にルーズに保持されている。そして、作像ケース10a及び現像ケース13eの穴部に、面板30のボス部(軸受45が内側に圧入されている。)がルーズに挿入されて、面板30の位置決め用穴部30a、30bに感光対ドラム11のドラム軸11aと現像ローラ13aの軸部13a1とがそれぞれ挿入されて、面板30が3つの固定部10a1、10a2、13e1にネジ40によって固定(ネジ締結)されることで、プロセスカートリッジ10における現像ギャップGが定められることになる。
さらに詳しくは、図3及び図4を参照して、本実施の形態において、面板30を固定する3つの固定部は、回転軸に直交する平面でみて、感光体ドラム11(ドラム軸11a)と現像ローラ13a(軸部13a1)との間に位置する第1固定部10a1と、感光体ドラム11(ドラム軸11a)に対して現像ローラ13a(軸部13a1)とは反対側に位置する第2固定部10a2と、現像ローラ13a(軸部13a1)に対して感光体ドラム11(ドラム軸11a)とは反対側に位置する第3固定部13e1と、である。第1固定部10a1と第2固定部10a2とは作像ケース10aの端面に形成された雌ネジ部であって、第3固定部13e1は現像ケース13eの端面に形成された雌ネジ部である。そして、これらの3つの固定部10a1、10a2、13e1(雌ネジ部)は、それぞれ、面板30に形成された穴部を介してネジ40が螺合されることになる。
そして、第1固定部10a1(感光体ドラム11と現像ローラ13aとの間に位置する固定部である。)に、厚さの異なる複数のスペーサ35(例えば、0.05mm刻みで厚さが異なる4つのスペーサである。)のうちから選択した最適な1つのスペーサ35を介在させる。本実施の形態では、厚さの異なる複数のスペーサ35として、高剛性の金属材料からなる略ドーナツ状のスペーサを用いている。
なお、現像ギャップGを形成するための部品がすべて狙いとする理想的な寸法で仕上がったものとして、所定の厚さのスペーサ35(中程度の厚さのものである。)が第1固定部10a1に介在されたとき(面板30と第1固定部10a1との間隔が所定の距離となるようにスペーサ35(調整部材)が設置されたとき)に、現像ギャップGが狙いの中心値(本実施の形態では、0.20〜0.24mmの範囲の中心値であって0.22mmである。)になるように設定することで、上述した現像ギャップGの調整を確実におこなうことができる。
ΔG=(M1×H/W11+W12−W12×H/W11)
+(M2×H/W22+W22−W22×H/W21)
このような式を用いて、現像ギャップGが狙いの中心値になるように予め設置するスペーサ35の厚さを設計上にて定めることができる。
これに対して、第2固定部10a2又は第3固定部13e1(感光体ドラム11と現像ローラ13aとの間から外れた位置に位置する固定部である。)で、面板30との間に、最適な厚さのスペーサ35を設置して、現像ギャップGが最適化されるように調整することもできる。具体的に、現像ギャップGが広くなるように調整するときには、厚さが大きいスペーサ35を第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)に介在させる。これに対して、現像ギャップGが狭くなるように調整するときには、厚さが小さいスペーサ35を第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)に介在させるか、又は、スペーサ35を介在させないかする。このように第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)と面板30との間にスペーサ35を介在させた状態で、面板30を3つの固定部10a1、10a2、13e1で固定すると、面板30は第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)を中心にして外側に変形した状態(図4の破線矢印で示すQ方向に撓んだ状態)でケース10a、13eに固定されることになる。このように面板30が第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)を中心にして変形すると、感光体ドラム11と現像ローラ13aとが遠ざかる方向に変位することになるため、現像ギャップGが広がることになる。
なお、このように感光体ドラム11と現像ローラ13aとの間から外れた位置に位置する固定部にスペーサ35を設置する場合に、第2固定部10a2よりも第3固定部13e1を用いることが好ましい。これは、第2固定部10a2にスペーサ35を設置することで感光体ドラム11が変位して、感光体ドラム11に対する帯電ローラ12やクリーニングブレード15aの接触状態が変化するのを避けるためである。
また、図5(B)は、第3固定部13e1に厚さの異なるスペーサ35を設置したときの、スペーサ35の厚さHと現像ギャップGの変動との関係を示すグラフである。図5(B)に示すように、第3固定部13e1に厚さの異なるスペーサ35を設置したときには、スペーサ35の厚さHが大きくなると、それに比例して現像ギャップGが広がるのがわかる。
このようなスペーサ35の厚さHと現像ギャップGの変動との関係に基いて、現像ギャップGが狙いの値になるように、最適な厚さのスペーサ35を選択することができる。
また、3つの固定部10a1、10a2、13e1は、回転軸に直交する平面でみたときに、感光体ドラム11のドラム軸11a(回転軸)と、現像ローラ13aの軸部13a1(回転軸)と、を結ぶ仮想直線上に位置するように配置されている。これにより、スペーサ35を設置した状態で面板30を3つの固定部10a1、10a2、13e1に固定することにより現像ギャップGが効率的に変動することになる。
これに対して、図6に示すように、厚さの異なる複数のスペーサ35として、高剛性の金属材料からなり、その一部に切欠部が形成された略板状のスペーサを用いることもできる。このように切欠部が形成されたスペーサ35を用いることで、固定部10a1、10a2、13e1(雌ネジ部)に対してネジ40を緩めた状態で、面板30と第1固定部10a1との間にスペーサ35を着脱することが可能になるため、現像ギャップGの調整作業の効率が向上することになる。すなわち、現像ギャップGを調整するために、設置されているスペーサ35に対して厚さの異なる別のスペーサ35を設置するときに、ネジ40を取り外す必要がなくなることになる。
これに対して、図7に示すように、面板30と第1固定部10a1との間において第1固定部10a1の側に突出する長さ(面板30の対向面から突出する長さである。)を可変できるように面板30の雌ネジ部30dに螺合するネジ36(本実施の形態では、イモネジ(イモビス)である。)を用いることもできる。詳しくは、図7に示すプロセスカートリッジ10は、第1固定部10a1が、本実施の形態のものとは異なり、ネジ36(イモネジ)の先端部が突き当たる突当部(ボス部)となっている。また、その他の固定部10a2、10a3は、本実施の形態のものと同様に、面板30に形成された穴部を介してネジ40が螺合される雌ネジ部となっている。
そして、このように構成した場合、現像ギャップGが狭くなるように調整するときには、面板30と第1固定部10a1との間隔が大きくなるように調整部材としてのイモネジ36を正方向に回転させる。これに対して、現像ギャップGが広くなるように調整するときには、面板30と第1固定部10a1との間隔が小さくなるように調整部材としてのイモネジ36を逆方向に回転させるか、又は、イモネジ36(調整部材)を設置しないかする。
そして、このように調整部材としてイモネジ36を用いた場合であっても、上述した本実施の形態における効果と同様の効果を得ることができる。特に、調整部材としてイモネジ36を用いた場合には、第1、第2固定部10a2、10a3に対応するネジ40を緩めることなく、イモネジ36を正逆方向に回転させることで現像ギャップGの調整を容易におこなうことができる。また、本実施の形態では、面板30と第1固定部10a1との間において第1固定部10a1の側に突出する長さを可変するネジ36として、ネジ頭のないイモネジを用いているため、ネジ頭のある通常のネジを用いる場合に比べて、ネジ頭が面板30に干渉して突出方向の調整幅が制限される不具合を軽減することができる。
なお、調整部材としてイモネジ36を用いる場合に、現像ギャップG(特定の距離)が定められた後のイモネジ36の回転を係止する係止手段を設けることで、ギャップ調整後にイモネジ36が緩んで現像ギャップGが変化する不具合を防止することができる。このような係止手段としては、例えば、雌ネジ部30dにおいてイモネジ36の螺合方向に直交する方向に貫通穴を設けて、その貫通穴からイモネジ36を押止する押止部材を貫挿させる手段を用いることができる。
このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、スペーサ35(又は、イモネジ36などの調整部材)を設置する固定部を1つの固定部としたが、スペーサ35を設置する固定部を複数の固定部とすることができる。その場合、スペーサ35を設置する複数の固定部によって調整される現像ギャップGが狭まる方向か広がる方向かのいずれかの方向になり、双方の方向が混同して互いの調整量が相殺されないように構成することが好ましい。
さらに、本願において、「厚さの異なるスペーサ」とは、厚さの異なる数個のスペーサの他に、同じ厚さのスペーサを重ねる個数(枚数)を可変してスペーサとしての厚さを異ならせる場合も含むものと定義する。
10、10Y、10C、10M、10BK プロセスカートリッジ、
10a 作像ケース、
10a1 第1固定部、
10a2 第2固定部、
11 感光体ドラム(像担持体)、
11a ドラム軸(回転軸)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13a1 軸部(回転軸)、
13e 現像ケース、
13e1 第3固定部、
30 面板、
30a、30b 位置決め用穴部、
35 スペーサ(調整部材)、
36 イモネジ(調整部材、ネジ)、
40 ネジ、
G ギャップ(現像ギャップ)。
Claims (14)
- 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
作像ケースに回転可能に保持された像担持体と、
前記像担持体に対向して像担持体上に形成される潜像を現像する現像剤担持体が現像ケースに回転可能に保持された現像装置と、
前記像担持体と前記現像剤担持体とをそれぞれ回転軸方向の端部で回転可能に支持した状態で、前記作像ケースと前記現像ケースとにそれぞれ少なくとも1箇所形成された複数の固定部に固定されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを定める面板と、
を備え、
前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間隔を特定の距離に保つ調整部材を設けて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを調整できるように構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 前記調整部材が設置される前記固定部は、前記像担持体と前記現像剤担持体との間に位置するように前記作像ケース又は前記現像ケースに形成された1つの固定部であって、
前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが狭くなるように調整するときには前記面板と前記固定部との間隔が大きくなるように前記調整部材が設置されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが広くなるように調整するときには前記面板と前記固定部との間隔が小さくなるように前記調整部材が設置されるか又は前記調整部材が設置されないかすることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記調整部材が設置される前記固定部は、前記像担持体と前記現像剤担持体との間から外れた位置に位置するように前記作像ケース又は前記現像ケースに形成された1つの固定部であって、
前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが広くなるように調整するときには前記面板と前記固定部との間隔が大きくなるように前記調整部材が設置されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが狭くなるように調整するときには前記面板と前記固定部との間隔が小さくなるように前記調整部材が設置されるか又は前記調整部材が設置されないかすることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間隔が所定の距離となるように前記調整部材が設置されたときに、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが狙いの中心値になるように設定されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 前記複数の固定部は、前記像担持体と前記現像剤担持体との間の位置と、前記像担持体に対して前記現像剤担持体とは反対側の位置と、前記現像剤担持体に対して前記像担持体とは反対側の位置と、に形成された3つの固定部であり、前記像担持体の回転軸と前記現像剤担持体の回転軸とを結ぶ仮想直線上に位置するように配置されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 前記面板は、前記作像ケース及び前記現像ケースに対して撓みやすく形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 前記調整部材は、前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間に介在される厚さの異なるスペーサであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 前記複数の固定部は、前記面板に形成された穴部を介してネジが螺合される雌ネジ部であることを特徴とする請求項7に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記スペーサは、前記雌ネジ部に対して前記ネジを緩めた状態で前記面板と前記固定部との間に着脱することを可能にする切欠部が形成されたことを特徴とする請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記調整部材は、前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間において、当該1つの固定部の側に突出する長さを可変できるように前記面板の雌ネジ部に螺合するネジであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 前記1つの固定部は、前記ネジの先端部が突き当たる突当部であって、
前記複数の固定部のうち前記1つの固定部を除くその他の固定部は、前記面板に形成された穴部を介してネジが螺合される雌ネジ部であることを特徴とする請求項10に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記特定の距離が定められた後の前記ネジの回転を係止する係止手段を設けたことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜請求項12のいずれかに記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 作像ケースに回転可能に保持された像担持体と、
前記像担持体に対向して像担持体上に形成される潜像を現像する現像剤担持体が現像ケースに回転可能に保持された現像装置と、
前記像担持体と前記現像剤担持体とをそれぞれ回転軸方向の端部で回転可能に支持した状態で、前記作像ケースと前記現像ケースとにそれぞれ少なくとも1箇所形成された複数の固定部に固定されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを定める面板と、
を備え、
前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間隔を特定の距離に保つ調整部材を設けて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを調整できるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
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