JP2014139654A - プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤担持体と像担持体とのギャップを面板によって高精度に定めることができる、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】面板30と、面板30を固定するケース10a、13eの固定部10a1と、の間に、厚さの異なるスペーサ35を介在して、感光体ドラム11(像担持体)と現像ローラ13a(現像剤担持体)とのギャップGを調整できるように構成している。
【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、そこに着脱可能に設置されるプロセスカートリッジとに関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、現像装置や感光体ドラム(像担持体)を一体化して着脱可能なプロセスカートリッジとして構成する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
このようなプロセスカートリッジは、現像装置の現像ローラ(現像剤担持体)と感光体ドラム(像担持体)とのギャップを精度良く設定して良好な現像工程をおこなう必要がある。そのために、現像ローラの回転軸と感光体ドラムの回転軸とを回転軸方向両端部で支持して、現像ローラと感光体ドラムとのギャップ(現像ギャップ)を定める面板(結合部材)をプロセスカートリッジに設置する技術が多用されている。
特許文献1等における従来のプロセスカートリッジは、現像剤担持体と像担持体とのギャップ(現像ギャップ)を面板によって定めているため、現像剤担持体と像担持体との間に突当コロを設置して現像ギャップを定める場合に比べて、部品の磨耗やトナーの付着等が生じて現像ギャップが経時で変化してしまう不具合が生じにくい。
しかし、現像ギャップの精度は、面板の部品精度(現像剤担持体の回転軸と像担持体の回転軸との位置を定める穴部の位置精度)によることになるため、現像ギャップをさらに高精度に形成する場合に、面板の部品としての歩留まりが悪くなるなどの不具合が生じていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像剤担持体と像担持体とのギャップを面板によって高精度に定めることができる、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、作像ケースに回転可能に保持された像担持体と、前記像担持体に対向して像担持体上に形成される潜像を現像する現像剤担持体が現像ケースに回転可能に保持された現像装置と、前記像担持体と前記現像剤担持体とをそれぞれ回転軸方向の端部で回転可能に支持した状態で、前記作像ケースと前記現像ケースとにそれぞれ少なくとも1箇所形成された複数の固定部に固定されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを定める面板と、を備え、前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間隔を特定の距離に保つ調整部材を設けて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを調整できるように構成したものである。
本発明は、面板と、面板を固定するケースの固定部と、の間隔を特定の距離に保つ調整部材を設けて、像担持体と現像剤担持体とのギャップを調整できるように構成している。これにより、現像剤担持体と像担持体とのギャップが面板によって高精度に定められる、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 プロセスカートリッジを示す構成図である。 プロセスカートリッジに面板が設置される状態を示す斜視図である。 プロセスカートリッジに面板が設置された状態を示す概略断面図である。 スペーサの厚さと現像ギャップの変動との関係を示すグラフである。 変形例1としての、プロセスカートリッジに面板が設置された状態を示す概略断面図である。 変形例2としての、プロセスカートリッジに面板が設置された状態を示す概略断面図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、11は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにそれぞれ設置された像担持体としての感光体ドラム、12は感光体ドラム11上を帯電する帯電部(帯電ローラ)、13は感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は感光体ドラム11上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する転写バイアスローラ(1次転写バイアスローラ)、15は感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、それぞれ、感光体ドラム11、現像装置13、帯電部12、クリーニング部15が一体化されたユニットであって、装置本体1に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。
また、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、を示す。
なお、図示は省略するが、各プロセスカートリッジ10Y、10C、10M、10BKの上方には、各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナーを現像装置13に供給する各色のトナー容器がそれぞれ着脱可能(交換可能)に設置されている。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
なお、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。また、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、作像プロセスに用いられるトナーの色(種類)が異なる以外はほぼ同一構造であるため、図2〜図4等において、プロセスカートリッジ10に付した符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス5上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス5上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス5上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図2を参照できる。)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11上に向けて発せられる。
一方、4つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11の表面は、帯電部12との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、現像装置13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の各感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように転写バイアスローラ14が設置されている。そして、転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11K上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上の各色のトナーが重ねて転写(担持)された中間転写ベルト17は、図中の時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部16の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部16に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルトによって定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ベルトと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置におけるプロセスカートリッジ10(作像部)について詳述する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10は、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像装置13(現像部)、クリーニング部15、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
帯電部12は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電部12の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に対して所定の角度及び当接圧で当接するクリーニングブレード15aが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材である。
現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13aが感光体ドラム11に対して所定のギャップ(現像ギャップGであって、図4をも参照できる。)をあけて対向するように配置されていて、双方の対向部分には感光体ドラム11と磁気ブラシとが接触する現像領域(現像ニップ部)が形成される。現像装置13内には、トナーとキャリアとからなる現像剤(2成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置13は、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。なお、現像装置13の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図示は省略するが、現像装置13の上方には、その内部に現像装置13内に供給するためのトナーTが収容されたトナー容器が設置されている。具体的に、現像装置13に設置された磁気センサ(不図示である。)によって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)の情報に基いて、トナー容器から現像装置13内に向けてトナーを適宜に供給する。
なお、トナーの供給は、トナー濃度の情報に限定されず、感光体ベルトや中間転写ベルト等に形成されたトナー像の反射率等から検知される画像濃度の情報に基づいて実施されてもよい。また、これらの異なる情報を組み合わせて、トナーの供給の実施を判断してもよい。
以下、プロセスカートリッジ10における現像装置13(現像部)について詳述する。
図2を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、搬送部材としての搬送スクリュ13b1、13b2、13b3(オーガスクリュ)、現像剤規制部材としてのドクターブレード13c、過剰な現像剤を外部に排出するための排出スクリュ13d、等で構成されている。
現像剤担持体としての現像ローラ13aは、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブが不図示の回転駆動機構によって時計方向に回転されるように構成されている。図示は省略するが、現像ローラ13aのスリーブ内には、スリーブの周面に複数の磁極を形成するマグネットが固設されている。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、現像ローラ13aの矢印方向の回転にともなって搬送されて、ドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。
3つの搬送スクリュ13b1、13b2、13b3(搬送部材)は、不図示の回転駆動機構によって回転駆動されて、現像装置13内に収容された現像剤を長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環しながら撹拌・混合する。
第1搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1は、現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤を長手方向(回転軸方向)に水平に搬送するとともに、現像ローラ13a上に現像剤を供給する。
第2搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1の下方であって現像ローラ13aに対向する位置に配設されている。そして、現像ローラ13aから離脱した現像剤(現像工程後に剤離れ磁極によって現像ローラ13a上から強制的に離脱された現像剤である。)を長手方向に水平に搬送する。
第3搬送部材としての第3搬送スクリュ13b3は、第1搬送スクリュ13b1の下方であって第2搬送スクリュ13b2に隣接して対向する位置に配設されている。そして、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の下流側に達した現像剤と、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側に達した現像剤と、を第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の上流側に向けて長手方向に斜め上方に搬送する。
なお、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路(第1搬送経路)と、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路(第2搬送経路)と、第3搬送スクリュ13b3による搬送経路(第1搬送経路)と、は壁部によって隔絶されている。
そして、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側と、第3搬送スクリュ13b3による搬送経路の上流側と、は第1中継部で連通している。また、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の下流側と、第3搬送スクリュ13b3による搬送経路の上流側と、は第2中継部で連通している。さらに、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の上流側と、第3搬送スクリュ13b3による搬送経路の下流側と、は第3中継部で連通している。
このような構成により、3つの搬送スクリュ13b1〜13b3によって、現像装置13において現像剤を長手方向に循環させる循環経路が形成されることになる。そして、このように、現像ローラ13aに対する現像剤の供給経路(第1搬送スクリュ13a1による第1搬送経路である。)と、現像ローラ13aから離脱する現像剤Gの回収経路(第2搬送スクリュ13a2による第2搬送経路である。)と、を分離することで、感光体ドラム11上に形成するトナー像の濃度偏差を小さくすることができる。
なお、図示は省略するが、第3搬送スクリュ13b3による搬送経路中には、装置内を循環する現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサが設置されている。そして、磁気センサによって検知されるトナー濃度の情報に基いて、トナー容器からトナー補給口(第3搬送経路の下流側に配設されている。)を介して現像装置13内に向けて新品のトナーが供給される。
以下、主として図3〜図5を用いて、本実施の形態のプロセスカートリッジ10における、特徴的な構成・動作について説明する。
図3、図4を参照して、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10は、回転軸方向(図4の左右方向であって、図2の紙面垂直方向である。)の両端部に、それぞれ、感光体ドラム11と現像ローラ13aとのギャップG(現像ギャップ)を定める面板30が設けられている。なお、図3、図4では、回転軸方向一端側のみの面板30を図示しているが、回転軸方向他端側にもほぼ左右対称となる形状の面板が設置されている。
面板30は、感光体ドラム11(像担持体)と現像ローラ13a(現像剤担持体)とをそれぞれ回転軸方向端部で回転可能に支持した状態で、作像ケース10aと現像ケース13eとにそれぞれ少なくとも1箇所形成された複数の固定部10a1、10a2、13e1に固定されて、現像ギャップG(又は、感光体ドラム11の回転軸と現像ローラ13aの回転軸との軸間距離)を定めるものである。
感光体ドラム11(像担持体)は、プロセスカートリッジ10の筐体の一部として機能する作像ケース10aに、回転可能に保持されている。また、現像ローラ13a(現像剤担持体)は、プロセスカートリッジ10の筐体の一部として機能する現像ケース13eに、回転可能に保持されている。
詳しくは、図4に示すように、本実施の形態において、作像ケース10aと現像ケース13eとは、1つのケースとして一体化されていて、そこに形成された穴部に感光体ドラム11のドラム軸11a(回転軸)と現像ローラ13aの軸部13a1(回転軸)とがそれぞれ回転可能にルーズに保持されている。そして、作像ケース10a及び現像ケース13eの穴部に、面板30のボス部(軸受45が内側に圧入されている。)がルーズに挿入されて、面板30の位置決め用穴部30a、30bに感光対ドラム11のドラム軸11aと現像ローラ13aの軸部13a1とがそれぞれ挿入されて、面板30が3つの固定部10a1、10a2、13e1にネジ40によって固定(ネジ締結)されることで、プロセスカートリッジ10における現像ギャップGが定められることになる。
なお、本実施の形態では、作像ケース10aと現像ケース13eとを1つのケースとして一体化して形成したが、作像ケース10aと現像ケース13eとを別々のケースとして形成することもできる。その場合、現像装置13(現像ユニット)と、感光体ユニット(感光体ドラム11と帯電部12とクリーニング部15とが一体化された作像ユニットである。)と、がそれぞれサブユニットとして構成されて、それぞれのサブユニットにおけるケース10a、13eにおいて感光体ドラム11(ドラム軸11a)と現像ローラ13a(軸部13a1)とがそれぞれ回転可能にタイトに保持されることになる。そして、面板30を設置することによって、双方のサブユニットの結合と、現像ギャップGの形成と、がおこなわれることになる。
ここで、本実施の形態では、面板30と、3つの固定部10a1、10a2、13e1のうち少なくとも1つの固定部と、の間隔を特定の距離に保つ調整部材としてのスペーサ35を設けて、感光体ドラム11と現像ローラ13aとのギャップG(現像ギャップ)を調整できるように構成している。詳しくは、面板30と、3つの固定部10a1、10a2、13e1のうち少なくとも1つの固定部と、の間に、厚さの異なるスペーサ35(シム)を介在して感光体ドラム11と現像ローラ13aとのギャップG(現像ギャップ)を調整できるように構成している。
さらに詳しくは、図3及び図4を参照して、本実施の形態において、面板30を固定する3つの固定部は、回転軸に直交する平面でみて、感光体ドラム11(ドラム軸11a)と現像ローラ13a(軸部13a1)との間に位置する第1固定部10a1と、感光体ドラム11(ドラム軸11a)に対して現像ローラ13a(軸部13a1)とは反対側に位置する第2固定部10a2と、現像ローラ13a(軸部13a1)に対して感光体ドラム11(ドラム軸11a)とは反対側に位置する第3固定部13e1と、である。第1固定部10a1と第2固定部10a2とは作像ケース10aの端面に形成された雌ネジ部であって、第3固定部13e1は現像ケース13eの端面に形成された雌ネジ部である。そして、これらの3つの固定部10a1、10a2、13e1(雌ネジ部)は、それぞれ、面板30に形成された穴部を介してネジ40が螺合されることになる。
そして、第1固定部10a1(感光体ドラム11と現像ローラ13aとの間に位置する固定部である。)に、厚さの異なる複数のスペーサ35(例えば、0.05mm刻みで厚さが異なる4つのスペーサである。)のうちから選択した最適な1つのスペーサ35を介在させる。本実施の形態では、厚さの異なる複数のスペーサ35として、高剛性の金属材料からなる略ドーナツ状のスペーサを用いている。
具体的に、現像ギャップGが狭くなるように調整するときには、厚さが大きいスペーサ35を第1固定部10a1に介在させる(面板30と第1固定部10a1との間隔が大きくなるように調整部材としてのスペーサ35が設置される)。これに対して、現像ギャップGが広くなるように調整するときには、厚さが小さいスペーサ35を第1固定部10a1に介在させるか(面板30と第1固定部10a1との間隔が小さくなるように調整部材としてのスペーサ35が設置されるか)、又は、スペーサ35(調整部材)を介在させないかする。このような現像ギャップGの調整作業は、主として、プロセスカートリッジ10を組立てる製造工程にて作業者がおこなうことになる。
なお、現像ギャップGを形成するための部品がすべて狙いとする理想的な寸法で仕上がったものとして、所定の厚さのスペーサ35(中程度の厚さのものである。)が第1固定部10a1に介在されたとき(面板30と第1固定部10a1との間隔が所定の距離となるようにスペーサ35(調整部材)が設置されたとき)に、現像ギャップGが狙いの中心値(本実施の形態では、0.20〜0.24mmの範囲の中心値であって0.22mmである。)になるように設定することで、上述した現像ギャップGの調整を確実におこなうことができる。
このように第1固定部10a1と面板30との間にスペーサ35を介在させた状態で、面板30を3つの固定部10a1、10a2、13e1で固定すると、面板30は、図4に示すように、第1固定部10a1を中心にして内側に変形した状態(R1、R2方向に撓んだ状態)でケース10a、13eに固定されることになる。このように面板30が第1固定部10a1を中心にして変形すると、感光体ドラム11と現像ローラ13aとが近づく方向に変位することになるため、現像ギャップGが狭まることになる。
具体的に、図4を参照して、スペーサ35の厚さをHとして、スペーサ35から第3固定部13e1の中心までの距離をW11として、スペーサ35から現像ローラ13aの軸部13a1までの距離をW12として、スペーサ35から第2固定部10a2の中心までの距離をW21として、スペーサ35から感光体ドラム11のドラム軸11aまでの距離をW22として、面板30から現像ローラ13aの支持部(軸受45)までの距離をM1として、面板30から感光体ドラム11の支持部(軸受45)までの距離をM2としたときに、現像ギャップGの変動量ΔGは、以下の式で表すことができる。
ΔG=(M1×H/W11+W12−W12×H/W11)
+(M2×H/W22+W22−W22×H/W21)
このような式を用いて、現像ギャップGが狙いの中心値になるように予め設置するスペーサ35の厚さを設計上にて定めることができる。
なお、本実施の形態では、第1固定部10a1(感光体ドラム11と現像ローラ13aとの間に位置する固定部である。)で、面板30との間に、最適な厚さのスペーサ35を設置して、現像ギャップGが最適化されるように調整した。
これに対して、第2固定部10a2又は第3固定部13e1(感光体ドラム11と現像ローラ13aとの間から外れた位置に位置する固定部である。)で、面板30との間に、最適な厚さのスペーサ35を設置して、現像ギャップGが最適化されるように調整することもできる。具体的に、現像ギャップGが広くなるように調整するときには、厚さが大きいスペーサ35を第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)に介在させる。これに対して、現像ギャップGが狭くなるように調整するときには、厚さが小さいスペーサ35を第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)に介在させるか、又は、スペーサ35を介在させないかする。このように第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)と面板30との間にスペーサ35を介在させた状態で、面板30を3つの固定部10a1、10a2、13e1で固定すると、面板30は第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)を中心にして外側に変形した状態(図4の破線矢印で示すQ方向に撓んだ状態)でケース10a、13eに固定されることになる。このように面板30が第3固定部13e1(又は、第2固定部10a2)を中心にして変形すると、感光体ドラム11と現像ローラ13aとが遠ざかる方向に変位することになるため、現像ギャップGが広がることになる。
なお、このように感光体ドラム11と現像ローラ13aとの間から外れた位置に位置する固定部にスペーサ35を設置する場合に、第2固定部10a2よりも第3固定部13e1を用いることが好ましい。これは、第2固定部10a2にスペーサ35を設置することで感光体ドラム11が変位して、感光体ドラム11に対する帯電ローラ12やクリーニングブレード15aの接触状態が変化するのを避けるためである。
図5(A)は、第1固定部10a1に厚さの異なるスペーサ35を設置したときの、スペーサ35の厚さHと現像ギャップGの変動との関係を示すグラフである。図5(A)に示すように、第1固定部10a1に厚さの異なるスペーサ35を設置したときには、スペーサ35の厚さHが大きくなると、それに比例して現像ギャップGが狭まるのがわかる。
また、図5(B)は、第3固定部13e1に厚さの異なるスペーサ35を設置したときの、スペーサ35の厚さHと現像ギャップGの変動との関係を示すグラフである。図5(B)に示すように、第3固定部13e1に厚さの異なるスペーサ35を設置したときには、スペーサ35の厚さHが大きくなると、それに比例して現像ギャップGが広がるのがわかる。
このようなスペーサ35の厚さHと現像ギャップGの変動との関係に基いて、現像ギャップGが狙いの値になるように、最適な厚さのスペーサ35を選択することができる。
ここで、このようなスペーサ35を設置して現像ギャップGが確実に調整されるように、面板30は、作像ケース10aや現像ケース13eに対して撓みやすく形成されている。具体的には、面板30の材料として、作像ケース10a及び現像ケース13eの材料よりも剛性が低くて撓みやすいものが用いられることになる。
また、3つの固定部10a1、10a2、13e1は、回転軸に直交する平面でみたときに、感光体ドラム11のドラム軸11a(回転軸)と、現像ローラ13aの軸部13a1(回転軸)と、を結ぶ仮想直線上に位置するように配置されている。これにより、スペーサ35を設置した状態で面板30を3つの固定部10a1、10a2、13e1に固定することにより現像ギャップGが効率的に変動することになる。
なお、本実施の形態では、厚さの異なる複数のスペーサ35として、高剛性の金属材料からなる略ドーナツ状のスペーサを用いた。
これに対して、図6に示すように、厚さの異なる複数のスペーサ35として、高剛性の金属材料からなり、その一部に切欠部が形成された略板状のスペーサを用いることもできる。このように切欠部が形成されたスペーサ35を用いることで、固定部10a1、10a2、13e1(雌ネジ部)に対してネジ40を緩めた状態で、面板30と第1固定部10a1との間にスペーサ35を着脱することが可能になるため、現像ギャップGの調整作業の効率が向上することになる。すなわち、現像ギャップGを調整するために、設置されているスペーサ35に対して厚さの異なる別のスペーサ35を設置するときに、ネジ40を取り外す必要がなくなることになる。
また、本実施の形態では、面板30と第1固定部10a1との間隔を特定の距離に保つ調整部材として、厚さの異なるスペーサ35を用いた。
これに対して、図7に示すように、面板30と第1固定部10a1との間において第1固定部10a1の側に突出する長さ(面板30の対向面から突出する長さである。)を可変できるように面板30の雌ネジ部30dに螺合するネジ36(本実施の形態では、イモネジ(イモビス)である。)を用いることもできる。詳しくは、図7に示すプロセスカートリッジ10は、第1固定部10a1が、本実施の形態のものとは異なり、ネジ36(イモネジ)の先端部が突き当たる突当部(ボス部)となっている。また、その他の固定部10a2、10a3は、本実施の形態のものと同様に、面板30に形成された穴部を介してネジ40が螺合される雌ネジ部となっている。
そして、このように構成した場合、現像ギャップGが狭くなるように調整するときには、面板30と第1固定部10a1との間隔が大きくなるように調整部材としてのイモネジ36を正方向に回転させる。これに対して、現像ギャップGが広くなるように調整するときには、面板30と第1固定部10a1との間隔が小さくなるように調整部材としてのイモネジ36を逆方向に回転させるか、又は、イモネジ36(調整部材)を設置しないかする。
そして、このように調整部材としてイモネジ36を用いた場合であっても、上述した本実施の形態における効果と同様の効果を得ることができる。特に、調整部材としてイモネジ36を用いた場合には、第1、第2固定部10a2、10a3に対応するネジ40を緩めることなく、イモネジ36を正逆方向に回転させることで現像ギャップGの調整を容易におこなうことができる。また、本実施の形態では、面板30と第1固定部10a1との間において第1固定部10a1の側に突出する長さを可変するネジ36として、ネジ頭のないイモネジを用いているため、ネジ頭のある通常のネジを用いる場合に比べて、ネジ頭が面板30に干渉して突出方向の調整幅が制限される不具合を軽減することができる。
なお、調整部材としてイモネジ36を用いる場合に、現像ギャップG(特定の距離)が定められた後のイモネジ36の回転を係止する係止手段を設けることで、ギャップ調整後にイモネジ36が緩んで現像ギャップGが変化する不具合を防止することができる。このような係止手段としては、例えば、雌ネジ部30dにおいてイモネジ36の螺合方向に直交する方向に貫通穴を設けて、その貫通穴からイモネジ36を押止する押止部材を貫挿させる手段を用いることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、面板30と、面板30を固定するケース10a、13eの固定部10a1と、の間隔を特定の距離に保つスペーサ35(調整部材)を設けて、感光体ドラム11(像担持体)と現像ローラ13a(現像剤担持体)とのギャップGを調整できるように構成している。これにより、現像ローラ13aと感光体ドラム11とのギャップGを面板30によって高精度に定めることができる。
なお、本実施の形態では、搬送部材として搬送スクリュ13b1、13b2、13b3が3つ設置された現像装置13を具備したプロセスカートリッジ10に対して本発明を適用したが、搬送部材の数や形態はこれに限定されることなく、例えば、搬送スクリュが2つ設置された現像装置を具備したプロセスカートリッジや、搬送部材としてパドル状部材を用いた現像装置を具備したプロセスカートリッジに対しても本発明を適用することができる。
このような場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、中間転写ベルト17が設置されたタンデム型の画像形成装置1に着脱可能に設置されるプロセスカートリッジ10に対して本発明を適用したが、その他のすべての画像形成装置(例えば、転写搬送ベルトが設置されたタンデム型画像形成装置や、モノクロ画像形成装置等である。)に設置されるプロセスカートリッジに対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、複数の固定部を3つの固定部10a1、10a2、13e1としたが、複数の固定部を2つ又は4つ以上の固定部とすることもできる。
また、本実施の形態では、スペーサ35(又は、イモネジ36などの調整部材)を設置する固定部を1つの固定部としたが、スペーサ35を設置する固定部を複数の固定部とすることができる。その場合、スペーサ35を設置する複数の固定部によって調整される現像ギャップGが狭まる方向か広がる方向かのいずれかの方向になり、双方の方向が混同して互いの調整量が相殺されないように構成することが好ましい。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置(現像部)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、本願において、「面板」とは、像担持体の回転軸と現像剤担持体の回転軸との軸間距離を定めるものであって、その形状は板状の部材に限定されることなく、種々の形状のものを含むものと定義する。
さらに、本願において、「厚さの異なるスペーサ」とは、厚さの異なる数個のスペーサの他に、同じ厚さのスペーサを重ねる個数(枚数)を可変してスペーサとしての厚さを異ならせる場合も含むものと定義する。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
10、10Y、10C、10M、10BK プロセスカートリッジ、
10a 作像ケース、
10a1 第1固定部、
10a2 第2固定部、
11 感光体ドラム(像担持体)、
11a ドラム軸(回転軸)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13a1 軸部(回転軸)、
13e 現像ケース、
13e1 第3固定部、
30 面板、
30a、30b 位置決め用穴部、
35 スペーサ(調整部材)、
36 イモネジ(調整部材、ネジ)、
40 ネジ、
G ギャップ(現像ギャップ)。
特開2007−47720号公報

Claims (14)

  1. 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    作像ケースに回転可能に保持された像担持体と、
    前記像担持体に対向して像担持体上に形成される潜像を現像する現像剤担持体が現像ケースに回転可能に保持された現像装置と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体とをそれぞれ回転軸方向の端部で回転可能に支持した状態で、前記作像ケースと前記現像ケースとにそれぞれ少なくとも1箇所形成された複数の固定部に固定されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを定める面板と、
    を備え、
    前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間隔を特定の距離に保つ調整部材を設けて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを調整できるように構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記調整部材が設置される前記固定部は、前記像担持体と前記現像剤担持体との間に位置するように前記作像ケース又は前記現像ケースに形成された1つの固定部であって、
    前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが狭くなるように調整するときには前記面板と前記固定部との間隔が大きくなるように前記調整部材が設置されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが広くなるように調整するときには前記面板と前記固定部との間隔が小さくなるように前記調整部材が設置されるか又は前記調整部材が設置されないかすることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記調整部材が設置される前記固定部は、前記像担持体と前記現像剤担持体との間から外れた位置に位置するように前記作像ケース又は前記現像ケースに形成された1つの固定部であって、
    前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが広くなるように調整するときには前記面板と前記固定部との間隔が大きくなるように前記調整部材が設置されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが狭くなるように調整するときには前記面板と前記固定部との間隔が小さくなるように前記調整部材が設置されるか又は前記調整部材が設置されないかすることを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間隔が所定の距離となるように前記調整部材が設置されたときに、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップが狙いの中心値になるように設定されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  5. 前記複数の固定部は、前記像担持体と前記現像剤担持体との間の位置と、前記像担持体に対して前記現像剤担持体とは反対側の位置と、前記現像剤担持体に対して前記像担持体とは反対側の位置と、に形成された3つの固定部であり、前記像担持体の回転軸と前記現像剤担持体の回転軸とを結ぶ仮想直線上に位置するように配置されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  6. 前記面板は、前記作像ケース及び前記現像ケースに対して撓みやすく形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記調整部材は、前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間に介在される厚さの異なるスペーサであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記複数の固定部は、前記面板に形成された穴部を介してネジが螺合される雌ネジ部であることを特徴とする請求項7に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 前記スペーサは、前記雌ネジ部に対して前記ネジを緩めた状態で前記面板と前記固定部との間に着脱することを可能にする切欠部が形成されたことを特徴とする請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記調整部材は、前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間において、当該1つの固定部の側に突出する長さを可変できるように前記面板の雌ネジ部に螺合するネジであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  11. 前記1つの固定部は、前記ネジの先端部が突き当たる突当部であって、
    前記複数の固定部のうち前記1つの固定部を除くその他の固定部は、前記面板に形成された穴部を介してネジが螺合される雌ネジ部であることを特徴とする請求項10に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記特定の距離が定められた後の前記ネジの回転を係止する係止手段を設けたことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれかに記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 作像ケースに回転可能に保持された像担持体と、
    前記像担持体に対向して像担持体上に形成される潜像を現像する現像剤担持体が現像ケースに回転可能に保持された現像装置と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体とをそれぞれ回転軸方向の端部で回転可能に支持した状態で、前記作像ケースと前記現像ケースとにそれぞれ少なくとも1箇所形成された複数の固定部に固定されて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを定める面板と、
    を備え、
    前記面板と、前記複数の固定部のうち少なくとも1つの固定部と、の間隔を特定の距離に保つ調整部材を設けて、前記像担持体と前記現像剤担持体とのギャップを調整できるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
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