JP2006126299A - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 静電潜像が形成される像担持体21と、現像剤を担持する現像剤担持体23aを像担持体21との対向位置に備えるとともに像担持体21上の静電潜像を現像する現像部23と、を備える。現像剤担持体23aは、回転駆動されるスリーブ232と、スリーブ232内に固設されてスリーブ232上に磁力を形成するマグネット231と、を備える。さらに、スリーブ232と像担持体21とを回転自在に位置決めする位置決め部材70を備える。
【選択図】 図3
Description
特に、カラー画像形成装置では、高画質化を目的として、現像ギャップを精度高く設定するための技術が多く開示されている。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23は感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像部、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部を示す。
各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
なお、本実施の形態では、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25を一体化してプロセスカートリッジ20を構成したが、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25をそれぞれ独立したユニットとすることもできる。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、フォトセンサ41(図2を参照できる。)との対向位置を通過した後に、中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト27上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ28の位置に向けて搬送される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、装置本体1に設置される4つの作像部は、作像プロセスに用いられるトナーTの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、プロセスカートリッジ及びトナー補給部における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
マグネット231は、現像ローラ23a上に7つの磁極を形成する。7つの磁極のうち現像領域に形成される主極は、主極角度が3±2度となって、ピーク磁力が120±5mTとなって、半値幅が23±2度となるように形成されている。7つの磁極のうち、現像ローラ23a上に現像剤Gを汲み上げるための汲み上げ磁極は、現像領域における汲み上げ量が40〜55mg/cm2となるように形成されている。また、マグネット231の両端には、軸部231aが設けられている。
また、スリーブ232の両端には、それぞれ、SUS材料からなり、玉軸受232bが圧入されたフランジ軸232aが挿設されている。そして、スリーブ232の玉軸受232bに、マグネット231の軸部231aが支持されて、スリーブ232に対するマグネット231の位置が定められている。
図3及び図4を参照して、プロセスカートリッジ20のケース26には、その両端に位置決め部材としての面板70が、ネジ締結等によって設置されている。面板70には、2つの軸受71、72が圧入されていて、一方の軸受71には現像ローラ23aにおけるスリーブ232のフランジ軸232aが回転自在に支持され、他方の軸受72には感光体ドラム21の回転軸21aが回転自在に支持されている。
また、現像ローラ23aとドクターブレード23dとのギャップ(ドクターギャップ)は、0.3±0.04mmとなるように設定されている。ドクターブレード23dは、磁性材料で形成され、現像ローラ23a上に形成されるピーク磁力が56±4mTの磁極(P6磁極)上に配設されている。第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cは、直径が8mmの芯軸上に外径が18mmのスクリュが25mmピッチで形成されたものである。
現像剤G中のキャリアCは、芯材表面に樹脂被覆層を有したものであって、その重量平均粒径が35μmとなるように形成されている。キャリアの樹脂被覆層の層中には、基体粒子表面に二酸化スズ層と二酸化スズ層上に設けた二酸化スズを含む酸化インジウム層とからなる導電性被覆層を設けてなる導電性粒子が含有されている。樹脂被覆層中に含有された導電性粒子は、その吸油量が10〜300ml/100gになるように形成されている。
なお、導電性粒子の吸油量は、JIS−K5101「顔料試験方法」における「21吸油量」に準じて測定することができる。
このように構成されたキャリアCは、基体粒子の表面に二酸化スズ層、二酸化スズを含む酸化インジウム層を順次形成しているために、導電層が粒子表面に均一かつ強固に固定されて、経時においてトナー帯電量を安定させることができる。
ハイブリッド樹脂は、縮重合系樹脂の原料モノマーと付加重合系樹脂の原料モノマーを含む混合物を用いて、同一反応容器中で縮重合反応と付加重合反応とを同時に又はそれぞれ独立におこなうことで得られる。離型剤は、カルナウバワックス、モンタンワックス、酸化ライスワックス等を用いることができて、その含有量を3.5〜10重量%とすることが好ましい。
このように構成されたトナーTは、耐久性が高くて、光沢ムラ等のない高画質で、トナー凝集や定着オフセット等の不具合の少ない出力画像を提供するものである。
現像ローラ23aは、回転数が430.9rpmで、現像領域における感光体ドラム21に対する線速比が2となるように、図2中の矢印方向に回転している。現像部23内の現像剤Gは、図3に示すように、間に仕切部材23eを介在するように配設された第1搬送スクリュ23b及び第2搬送スクリュ23cの矢印方向の回転(回転数が521.6rpmである。)によって、トナー補給部32から補給口23fを介して補給されたトナーTとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図3中の破線矢印方向の循環である。)。そして、摩擦帯電してキャリアCに吸着したトナーTは、キャリアCとともに現像ローラ23a上に担持される。
2 書込み部、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、 21a 回転軸、 22 帯電部、
23 現像部、
23a 現像ローラ(現像剤担持体)、 25 クリーニング部、
26 ケース(筐体)、
32、32Y、32M、32C、32BK トナー補給部、
70 面板(位置決め部材)、 71、72 軸受、
231 マグネット、 231a 軸部、
232 スリーブ、 232a フランジ軸、
232b 玉軸受、 232c 溝部、
G 2成分現像剤、 T トナー、 C キャリア。
Claims (9)
- 静電潜像が形成される像担持体と、
現像剤を担持する現像剤担持体を前記像担持体との対向位置に備えるとともに、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像部と、を備え、
前記現像剤担持体は、回転駆動されるスリーブと、該スリーブ内に固設されて当該スリーブ上に磁力を形成するマグネットと、を備え、
前記スリーブと前記像担持体とを回転自在に位置決めする位置決め部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記位置決め部材は、前記スリーブの端部に挿設されたフランジ軸と前記像担持体の回転軸とを直接的に位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記位置決め部材は、前記像担持体と前記現像剤担持体とを保持する筐体に設置される面板であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記位置決め部材は、前記スリーブと前記像担持体とのギャップが0.3±0.05mmとなるように位置決めすることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記スリーブにDCの現像バイアスのみを印加することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記現像剤担持体は、前記スリーブ上に汲み上げられて前記対向位置に至る現像剤の汲み上げ量が40〜55mg/cm2になるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記スリーブは、外周面に周方向に所定のピッチで形成された溝部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 請求項1〜請求項6に記載の画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に設置されるプロセスカートリッジであって、
前記像担持体と前記現像部とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 前記位置決め部材がさらに一体化されたことを特徴とする請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
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CN102968025A (zh) * | 2011-08-31 | 2013-03-13 | 兄弟工业株式会社 | 显影装置和安装显影装置的方法 |
JP2014139654A (ja) * | 2012-12-17 | 2014-07-31 | Ricoh Co Ltd | プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
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