JP6300061B2 - 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、感光体ドラム等の像担持体に対して非接触で対向する帯電ローラが設置された帯電装置と、それを備えたプロセスカートリッジと、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、感光体ドラム(像担持体)の強度を向上させるために、感光体ドラムの内部に貫通軸を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
詳しくは、特許文献1等において、円筒状の感光体ドラムの軸方向両端部にはそれぞれフランジ(感光体フランジ)が圧入されている。また、このフランジには、貫通穴部(中心孔)が形成されている。そして、貫通軸(感光体支持軸)は、感光体ドラムの内部を貫通して、両端のフランジの貫通穴部にそれぞれ圧入されている。
このように内部に貫通軸が設置された感光体ドラムは、貫通軸が設置されていないものに比べて、撓みに対する強度が向上することになる。
また、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、帯電ローラと感光体ドラム(像担持体)との接触による劣化を防止することなどを目的として、感光体ドラムに対して非接触で対向するように帯電ローラを設置する技術が知られている(例えば、特許文献2等参照。)。
特許文献1等の従来の像担持体(感光体ドラム)は、その内部に貫通軸が設置されているため、撓みに対する強度が向上する効果が大いに期待できる。
しかし、像担持体に当接する当接部材の当接力が大きかったり、当接部材の数が多かったり、外径が小さく軸方向の長さが長い像担持体が使用されたりした場合に、その撓みに対する強度が充分でないことがあった。
そして、そのように撓みが生じやすい像担持体に対して、非接触で対向するように帯電ローラを配設してしまうと、像担持体に対する帯電ローラのギャップが長手方向にわたって不均一になり、像担持体の表面の帯電電位にムラが生じて画像濃度ムラが発生してしまうことがあった。特に、像担持体の外形が小さくて、像担持体の内部に貫通軸を設置できない場合などには、像担持体がさらに撓みやすくなるため、無視できない問題になっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、像担持体に対して非接触で対向するように帯電ローラを配設した場合に、画像形成装置本体に設置された像担持体に撓みが生じてしまっても、像担持体の表面の帯電電位にムラが生じにくい、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる帯電装置は、像担持体に対して非接触で対向する帯電ローラと、帯電ローラの長手方向両端部において前記像担持体に当接するように配設されて、前記像担持体に対する前記帯電ローラのギャップを形成するギャップ形成部材と、を備え、前記帯電ローラは、前記ギャップ形成部材が前記像担持体に当接する部分から当該帯電ローラの表面までの前記ギャップが形成される方向の距離が、前記ギャップ形成部材との境界部から長手方向中央部側に向けた所定の範囲では一定になり、それ以外の範囲では画像形成装置本体に設置された状態の前記像担持体の撓み形状に合わせて前記ギャップが長手方向にわたって所定範囲内になるように長手方向両端部側から長手方向中央部に向けて連続的に減少するように形成されたものである。
本発明によれば、像担持体に対して非接触で対向するように帯電ローラを配設した場合に、画像形成装置本体に設置された像担持体に撓みが生じてしまっても、像担持体の表面の帯電電位にムラが生じにくい、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 帯電装置を長手方向にみた図である。 画像形成装置に設置された状態の感光体ドラムと帯電ローラとを示す図である。 変形例1としての、帯電装置を長手方向にみた図である。 変形例2としての、画像形成装置に設置された状態の感光体ドラムと帯電ローラとを示す図である。 図6において、感光体ドラムと帯電ローラとのギャップが形成された部分を示す拡大図である。 変形例3としての、画像形成装置に設置された状態の感光体ドラムと帯電ローラとを示す図である。 感光体ドラムに撓みが生じたときの、感光体ドラムと帯電ローラとの長手方向のギャップ偏差を示すグラフである。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが中間転写ベルト17に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ(作像部)、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの現像部に各色のトナーを補給するためのトナー容器、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11、帯電装置12(帯電部)、現像部13(現像装置)、クリーニング部15(クリーニング装置)、潤滑剤供給部16(潤滑剤供給装置)が一体化されたものである(図2を参照できる。)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、寿命に達したときに装置本体1に対して交換される。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11(像担持体)の表面は、帯電ローラ12aとの対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。図示は省略するが、レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(不図示である。)により、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12aにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)の感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、潤滑剤供給部16の位置と除電部(不図示である。)の位置とを順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置の記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19(タイミングローラ)に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
なお、図2はプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの近傍を示す構成図である。各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、ほぼ同じ構成部材によって構成されている。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像部13と、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部15と、感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部16と、が、ケースに一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、が順次積層されている。なお、感光体ドラム11の表面層として、保護層をさらに積層することもできる。
感光体ドラム11の導電性支持体(基層)としては、体積抵抗が1010Ωcm以下の導電性材料を用いることができる。
なお、本実施の形態では、A3ノビサイズに対応して、感光体ドラム11の長手方向(回転軸方向)の長さが374mm程度に設定されている。
帯電装置12は、帯電ローラ12a、クリーニングローラ12b、コロ12c(ギャップ形成部材)等で構成されている。帯電ローラ12a(帯電部材)は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなるローラ部材であって、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。また、帯電ローラ12aは、感光体ドラム11(像担持体)に対し長手方向にわたって微小なギャップGをあけて非接触で対向するように配設されている。また、クリーニングローラ12bは、帯電ローラ12a上の汚れを除去するためのもので、帯電ローラ12aに接触するように配設されている。ギャップ形成部材としてのコロ12cは、図3に示すように、帯電ローラ12aの長手方向両端部において感光体ドラム11に当接するように配設されていて、これにより感光体ドラム11に対する帯電ローラ12aのギャップG(帯電ギャップ)を形成されることになる。
そして、このように構成された帯電装置12において、帯電ローラ12aには不図示の電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
なお、本実施の形態では、クリーニングローラ12bを設置したが、帯電ローラ12aの汚れが軽微であるような場合などには、その設置を省くこともできる。
また、図示は省略するが、本実施の形態では、駆動モータによる駆動によって帯電ローラ12aが回転軸部を中心に回転して、コロ12c(略ドーナツ状に形成されていて、貫通穴部に帯電ローラ12aの回転軸部が挿入されている。)が感光体ドラム11の回転によって連れ回りするように構成されている。これにより、帯電ローラ12aの外周面が満遍なく感光体ドラム11に対向して帯電工程がおこなわれるとともに、コロ12cと感光体ドラム11との接触による磨耗を軽減することができる。
現像部13(現像装置)は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。
現像部13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
クリーニング部15は、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。クリーニング部15には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a、クリーニング部15内に回収されたトナーを廃トナーとして廃トナー回収容器(不図示である。)に向けて搬送する搬送コイル15b、等が設置されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング部15内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電ローラ12aによる放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等がある。
潤滑剤供給部16は、感光体ドラム11に摺接する発泡弾性層が周設されて感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部材としての潤滑剤供給ローラ16a、潤滑剤供給ローラ16a(発泡弾性層)に摺接する固形潤滑剤16b、固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する付勢部材としての圧縮スプリング16c、感光体ドラム11に当接して感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化(均一化)するブレード部材としての薄層化ブレード16d(均しブレード)、等で構成される。
潤滑剤供給部16は、クリーニング部15(クリーニングブレード15a)に対して感光体ドラム11の回転方向下流側(走行方向下流側)であって、帯電装置12に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。また、薄層化ブレード15dは、潤滑剤供給ローラ16aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。
潤滑剤供給ローラ16aは、芯金上に発泡ポリウレタン(ウレタンフォーム)からなる発泡弾性層が形成されたローラ部材であって、その発泡弾性層が感光体ドラム11表面に当接した状態で図2の時計方向に回転する。これにより、固形潤滑剤16bから潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11上に潤滑剤が供給される。
ここで、固形潤滑剤16bは、脂肪酸金属亜鉛に無機潤滑剤を含有させて形成したものである。また、脂肪酸金属亜鉛としては、少なくともステアリン酸亜鉛を含んだものが好ましい。また、無機潤滑剤としては、タルク、マイカ、窒化ホウ素のうち少なくとも1つであることが好ましい。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。そして、感光体ドラム11表面を比較的均等に覆い帯電工程における電気的ストレスから良好に保護できることになる。
また、タルク、マイカ、窒化ホウ素のような板状構造を有する無機潤滑剤を使用することで、クリーニング部15(クリーニングブレード15a)でのトナーや潤滑剤のすり抜けが生じにくくなり、帯電ローラ12aを汚れにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、固形潤滑剤16bとして脂肪酸金属亜鉛に無機潤滑剤を含有させたものを用いたが、固形潤滑剤16bとして無機潤滑剤を含有させていない脂肪酸金属亜鉛を用いることもできる。
また、本実施の形態において、固形潤滑剤16bの代わりに、粉末の潤滑剤や、固形潤滑剤と粉末潤滑剤とがブレンドされたものを用いることもできる。
ブレード部材としての薄層化ブレード16dは、ウレタンゴム等のゴム材料からなる板状部材であって、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。薄層化ブレード16dは、クリーニングブレード15aに対して、感光体ドラム11の回転方向下流側(走行方向下流側)に配設されている。そして、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤は、薄層化ブレード16dによって、感光体ドラム11上に均一かつ適量に薄層化される。
固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11表面に塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、薄層化ブレード16dが潤滑剤を薄層化・均一化する部材として機能することになる。薄層化ブレード16dにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像部13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、不図示のトナー補給部によってトナー容器28から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写のトナーが、クリーニングブレード15aによってクリーニング部15内に回収される。
ここで、図示は省略するが、装置本体1に設けられたトナー補給部は、交換可能に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像部13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像部13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像部13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像部13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像部13の第2搬送スクリュ13b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
以下、図3、図4等を用いて、本実施の形態において特徴的な、帯電装置12について詳述する。なお、図3、図4は、理解を容易とするために、比例尺ではなく一部の寸法を誇張して図示している(後述する図5〜図8も同様である)。
先に図2等を用いて説明したように、本実施の形態における帯電装置12には、帯電ローラ12aや、ギャップ形成部材としてのコロ12cが設けられている。図3及び図4に示すように、コロ12c(ギャップ形成部材)は、帯電ローラ12aの長手方向両端部において感光体ドラム11(像担持体)に当接するように配設されていて、感光体ドラム11に対する帯電ローラ12aのギャップを形成している。こうして、帯電ローラ12aは、感光体ドラム11(像担持体)に対して非接触で対向するように配設されている。本実施の形態において、コロ12cは、帯電ローラ12aとは異なる別部品として構成しているが、帯電ローラ12aに対して同一部品として一体的に構成することもできる。
なお、本実施の形態における感光体ドラム11は、図4に示すように、円筒状のドラム主部11a(ドラム管)の長手方向両端部に、それぞれ、フランジ11bを圧入・接着して形成したものであって、その内部に貫通軸(感光体支持軸)は設置されていない。そして、本実施の形態における感光体ドラム11は、図2に示すように画像形成装置本体1に設置された状態で、種々の部材15a、16a、16dの圧接力を受けて、帯電ローラ12aとの対向位置において長手方向中央部が凹状に撓むことになる(図4を参照できる)。
そして、図3及び図4を参照して、本実施の形態における帯電ローラ12aは、画像形成装置本体1に設置された状態の感光体ドラム11の撓み形状に合わせてギャップG1〜G4(帯電ギャップ)が長手方向にわたって所定範囲内になるように、コロ12c(ギャップ形成部材)が感光体ドラム11に当接する部分から帯電ローラ12aの表面までのギャップG1〜G4が形成される方向の距離d1〜d3(図3に示すように、撓みが生じていない感光体ドラム11の表面からの距離であって、以下、適宜に「段差」とよぶ。)が長手方向の位置によって異なるように形成されている。
詳しくは、帯電ローラ12aは、長手方向両端部から長手方向中央部に向けて段差d1〜d3が連続的に減少するように形成されている。換言すると、帯電ローラ12aは、その回転中心軸を含む平面を断面としてみたときに、外周面の軌跡が略放物線(長手方向中央部が凸状になるような放物線である。)を描くように形成されている。すなわち、図3において、最も中央部の段差d1が最も小さな値で、そこから端部に近づくにつれて段差d2、d3は大きくなっていくことになる(d1<d2<d3)。そして、このような帯電ローラ12aの外周面の形状は、画像形成装置本体1に設置された状態の感光体ドラム11の撓み形状に合わせたものであって、図4に示すように、実使用状態において、感光体ドラム11と帯電ローラ12aとのギャップG1〜G4は、長手方向にわたってほぼ一定に狙いの値になる(G1≒G2≒G3≒G4)。
これにより、画像形成装置1にセットされた状態(実使用状態)において感光体ドラム11に撓みが生じてしまっても、非接触で対向するように帯電ローラ12aの感光体ドラム11に対するギャップGが長手方向にわたってほぼ均一になるため、感光体ドラム11の表面の帯電電位にムラが生じて画像濃度ムラが発生してしまう不具合を確実に軽減することができる。
ここで、図5を参照して、本実施の形態において、帯電ローラ12aは、コロ12c(ギャップ形成部材)との境界部から長手方向中央部側に向けた所定の範囲(図5において破線で囲んだ範囲である。)における段差d4(距離)が一定になるように形成することもできる。すなわち、帯電ローラ12aは、コロ12cとの境界部近傍が一定の段差d4で形成して、それ以外の範囲が中央部に向けて段差が連続的に漸減するように略放物線状に形成することができる。
このような構成により、図3に示すようにコロ12cとの境界部から中央部に向けて段差が連続的に漸減するように帯電ローラ12aを略放物線状に形成する場合に比べて、帯電ローラ12aの加工性を高めることができる。詳しくは、略放物線状の帯電ローラ12aを形成するには、略円柱状のローラ部材の外径部に切削や研磨等の加工を施すことになるが、コロ12cとの境界部となる部分(端面部分)はバリ等の加工不良が生じやすくなる。そのため、その部分に放物線状ではなくストレート形状な加工を施すことにより、そのような加工不良が生じにくくなり、帯電ローラ12aの加工性が向上する。
なお、上述した帯電ローラ12aの所定の範囲(一定の段差d4となる境界部近傍の範囲である。)は、画像領域外(画像領域Mの範囲外であって非画像領域である。)であることが好ましい。これにより、帯電ローラ12aのコロ12cとの境界部近傍において、実使用状態で撓みが生じた状態の感光体ドラム11とのギャップGが一定にならなくても、その範囲は画像形成に寄与しない領域であるため、それによる画像濃度ムラは発生しないことになる。
また、本実施の形態では、長手方向両端部から長手方向中央部に向けて段差d1〜d3が連続的に減少するように、帯電ローラ12aを形成した。
これに対して、図6に示すように、長手方向両端部から長手方向中央部に向けて段差(撓みが生じていない感光体ドラム11の表面からの距離である。)が段階的に減少するように、帯電ローラ12aを形成することもできる。図6の例では、帯電ローラ12aの長手方向の範囲を、最も中央部の範囲N1、そこから端部側に隣接する範囲N2、そこからさらに端部側に隣接する範囲N3、最も端部の範囲N4の、4つの範囲に分けて、その範囲の順位ごとに外径が小さくなるように形成している。いずれの範囲N1〜N4も、それぞれの長手方向の範囲内でギャップは一定ではなくなるが、それらのギャップG1〜G4の平均値がほぼ等しくなるように形成されていて(長手方向にわたってギャップGが所定範囲内になるように形成されていて)、感光体ドラム11の撓みによるギャップ偏差が小さくなっている。
このように帯電ローラ12aの外径を段階的に可変するように加工する場合には、帯電ローラ12aの外径を略放物線状に加工する場合に比べて、その加工性を高めることができる。また、このように構成された帯電ローラ12aを用いた場合であっても、感光体ドラム11の撓みによるギャップGの偏差を小さくすることができるため、感光体ドラム11の帯電電位のムラを軽減することができる。
なお、図6に示したように帯電ローラ12aの外径を段階的に形成した場合には、それぞれの長手方向の範囲N1〜N4においても帯電ギャップGが大きくなる部分と小さくなる部分とが生じることになる(図7を参照できる)。このような場合、図7を参照して、帯電ローラ12aは、画像形成装置本体1に設置された状態において、最小となるギャップGをAとして、最大となるギャップGをBとしたときに、
(B−A)/A<1/5
なる関係が成立するように形成されることが好ましい。
このような結果は、本願発明者が実験をおこなって導き出したものであって、上式を満足するように帯電ローラ12aの長手方向のギャップGの偏差を抑えることで、画像濃度ムラが生じるような感光体ドラム11の帯電電位のムラを防止することができる。
なお、図6の例では、長手方向に分割した範囲N1〜N4の数を4つとしたが、分割する範囲の数はこれに限定されることなく、その数を多くするほど範囲ごとの長さが短くなってギャップ偏差を小さくすることができる。
また、帯電ローラ12aの外径を段階的(略階段状)に形成する場合において、図8に示すように、帯電ローラ12aは、段差(撓みが生じていない感光体ドラム11の表面からの距離である。)が最も小さくなるように形成された長手方向中央部の範囲N1における長手方向の長さが、段差(距離)が異なる長さになるように形成された他のそれぞれの長手方向の範囲N2〜N4における長手方向の長さに比べて、長くなるように形成することができる。すなわち、図8に示すように、4つに分けられた範囲N1〜N4のうち、最も中央部に位置する範囲N1の長手方向の長さが、他の3つの範囲N2〜N4のいずれの長手方向の長さよりも、長くなるように、帯電ローラ12aを形成することができる。
これにより、最も中央部に位置する範囲N1が、他の範囲N2〜N4に比べて、尖った形状になることなく平らな部分が長い形状になるため、その部分がアンテナとなって感光体ドラム11との間で異常放電が生じる不具合が抑止されることになる。なお、このような構成を採用した場合に、最も中央部に位置する範囲N1におけるギャップ偏差が、他の範囲N2〜N4におけるギャップ偏差よりも大きくなるが、中央部の範囲N1において上式((B−A)/A<1/5)の関係を満足するように形成することが重要になる。
最後に、図9を用いて、本願発明者が本願発明の効果を確認するためにおこなった実験とその結果とについて簡単に説明する。
実験は、画像形成装置本体に設置した状態で、感光体ドラム11に図4に示すような方向に、約32μmの撓みが生じる装置において、(1)長手方向にわたって外径が一定になるように形成された従来の帯電ローラ12aを用いた場合(従来)と、(2)図4に示すような略放物線状に形成された帯電ローラ12aを用いた場合(実施例)と、(3)図6又は図8に示すような略階段状に形成された帯電ローラ12aであって(B−A)/A=1/5なる関係が成立するように形成されたものを用いた場合(実施例(変形例))と、で長手方向のギャップGの偏差の最大値と、異常画像(許容できない画像濃度ムラである。)の発生の有無と、を確認した。
その結果、図9に示すように、従来のものは約32μmのギャップ偏差が生じて異常画像の発生があったのに対して、実施例のものはほとんどギャップ偏差がなくて異常画像の発生もなかった。また、実施例(変形例)のものは、(B−A)/A=1/5となる約18μmのギャップ偏差が生じて、異常画像の発生が生じるか生じないかの境界にあった。そして、(B−A)/A<1/5なる関係を満足するようにギャップ偏差を抑えて帯電ローラ12aを形成することによって、異常画像の発生を防止できることを確認した。
以上説明したように、本実施の形態によれば、帯電ローラ12aは、画像形成装置本体1に設置された状態の感光体ドラム11の撓み形状に合わせてギャップG1〜G4が長手方向にわたって所定範囲内になるように、コロ12c(ギャップ形成部材)が感光体ドラム11(像担持体)に当接する部分から帯電ローラ12aの表面までのギャップG1〜G4が形成される方向の段差d1〜d3(距離)が、長手方向の位置によって異なるように形成されている。これにより、感光体ドラム11に対して非接触で対向するように帯電ローラ12aを配設した場合に、画像形成装置本体1に設置された感光体ドラム11に撓みが生じてしまっても、感光体ドラム11の表面の帯電電位にムラを生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、作像部における各構成部材(感光体ドラム11、帯電装置12、現像部13、クリーニング部15、潤滑剤供給部16である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。これに対して、帯電装置12をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、画像形成装置本体1に対して単独で着脱可能に設置されるユニットとすることもできる。
本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置(帯電部)と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットであるものと定義する。
また、本実施の形態では、実使用状態において感光体ドラム11が帯電ローラ12aとの対向位置において長手方向中央部が凹状に撓んで、その撓み形状に合わせて帯電ローラ12aの形状を略太鼓状に形成した。これに対して、実使用状態において感光体ドラム11が帯電ローラ12aとの対向位置において長手方向中央部が凸状に撓むような場合には、その撓み形状に合わせて帯電ローラ12aの形状を略鼓状に形成することもできる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ、
11 感光体ドラム(像担持体)、
11a ドラム主部、 11b フランジ、
12 帯電装置、
12a 帯電ローラ(帯電部材)、
12c コロ(ギャップ形成部材)、
G、G1〜G4 ギャップ、 d1〜d4 段差(距離)。
特許第5081547号公報 特開2006−39288号公報

Claims (8)

  1. 像担持体に対して非接触で対向する帯電ローラと、
    帯電ローラの長手方向両端部において前記像担持体に当接するように配設されて、前記像担持体に対する前記帯電ローラのギャップを形成するギャップ形成部材と、
    を備え、
    前記帯電ローラは、前記ギャップ形成部材が前記像担持体に当接する部分から当該帯電ローラの表面までの前記ギャップが形成される方向の距離が、前記ギャップ形成部材との境界部から長手方向中央部側に向けた所定の範囲では一定になり、それ以外の範囲では画像形成装置本体に設置された状態の前記像担持体の撓み形状に合わせて前記ギャップが長手方向にわたって所定範囲内になるように長手方向両端部側から長手方向中央部に向けて連続的に減少するように形成されたことを特徴とする帯電装置。
  2. 前記帯電ローラの前記所定の範囲は、画像領域外であることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 像担持体に対して非接触で対向する帯電ローラと、
    帯電ローラの長手方向両端部において前記像担持体に当接するように配設されて、前記像担持体に対する前記帯電ローラのギャップを形成するギャップ形成部材と、
    を備え、
    前記帯電ローラは、
    前記ギャップ形成部材が前記像担持体に当接する部分から当該帯電ローラの表面までの前記ギャップが形成される方向の距離が、前記ギャップ形成部材との境界部から長手方向中央部側に向けた所定の範囲では一定になり、それ以外の範囲では画像形成装置本体に設置された状態の前記像担持体の撓み形状に合わせて前記ギャップが長手方向にわたって所定範囲内になるように長手方向両端部側から長手方向中央部に向けて段階的に減少するように形成され、
    前記距離が異なるように複数に分けられた長手方向の範囲におけるそれぞれの前記ギャップの平均値が略等しくなるように形成されたことを特徴とする帯電装置。
  4. 前記帯電ローラは、前記距離が最も小さくなるように形成された長手方向中央部の範囲における長手方向の長さが、前記距離が異なる長さになるように形成された他のそれぞれの長手方向の範囲における長手方向の長さに比べて、長くなるように形成されたことを特徴とする請求項3に記載の帯電装置。
  5. 前記帯電ローラは、前記画像形成装置本体に設置された状態において、最小となる前記ギャップをAとして、最大となる前記ギャップをBとしたときに、
    (B−A)/A<1/5
    なる関係が成立するように形成されたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の帯電装置。
  6. 前記帯電ローラの前記所定の範囲は、画像領域外であることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の帯電装置。
  7. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の前記帯電装置が設置されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の帯電装置を前記画像形成装置本体に備えたことを特徴とする画像形成装置。
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