JP5401342B2 - 帯電装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

帯電装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真法を用いた画像形成装置に関するものであり、特に感光体の帯電を行う帯電装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置には、被帯電体である像担時体(感光体)表面を帯電させるために帯電装置が用いられている。帯電装置としては、スコロトロン帯電装置やコロトロン帯電装置のように非接触方式の帯電装置が用いられているが、環境への配慮から感光体ドラムに対して接触して帯電し、オゾン排出量を低減可能な帯電ローラ等の帯電部材を有する接触方式の帯電装置も用いられている。
このような接触方式の帯電装置の一例を図9に示す。図9に示すように、帯電装置2には、帯電ローラ21と、帯電ローラ21のシャフト(支軸)21aの軸方向両端部21aaを保持する第1保持部材51と、第1保持部材51を帯電ローラ21が感光体ドラム1を押圧する方向(図の下側)に付勢するコイルバネ等の付勢部材35と、が設けられている。
第1保持部材51は、円筒形状や断面略U字形状等から形成され、円筒の内周若しくはU字形状の底部でシャフト21aの両端部21aaを保持している。また、付勢部材35によりシャフト21aの両端部21aaが感光体ドラム1に向かって付勢されることにより、帯電ローラ21が感光体ドラム1に押圧される。
しかし、シャフト21aの両端部21aaを感光体ドラム1に向かって付勢すると、帯電ローラ21の感光体ドラム1に対する押圧力は軸方向両端部で大きく、中央部では小さくなる。このため、帯電ローラ21に帯電バイアスを印加すると、感光体ドラム1の表面電位は軸方向両端部では高く、中央部では低くなる。このように感光体ドラム1に対して不均一な帯電を行うと、カブリ等の画質不具合が発生するおそれがある。そこで、感光体に対する帯電を均一にする方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、芯体の外周に設けられた弾性層の軸方向両端部における外径d1と中央部における外径d2とが異なるクリーニングローラを帯電ローラに接触させることにより、帯電ローラ表面のクリーニング性に優れ、且つ、帯電ローラによる像担持体への均一な帯電を可能とし、良好な画像形成を可能とする方法が開示されている。また、かかる特許文献1には、帯電ローラと像担持体との接触圧力の分布に応じて外径d1、外径d2を設定することにより、帯電ローラと像担持体との間の軸方向の接触圧力を均一にして、帯電ローラによる像担持体の帯電を均一にすることが開示されている。
特開2008−58653号公報
しかし、特許文献1の方法では、帯電ローラ表面と接触するクリーニングローラの形状を軸方向に変えているため、かかるクリーニングローラの軸方向における形状の違いが帯電ローラ表面に影響を及ぼすおそれがある。また、クリーニングローラの形状が経時的に変化していないため、特許文献1の方法では、軸方向両端部と中央部とで帯電ローラの像担持体に対する押圧力を、経時的に変えることは困難である。
ここで、帯電ローラの感光体に対する押圧力が軸方向両端部の方が中央部よりも高い場合には、画像形成領域を考慮して感光体表面の軸方向中央部が適切な表面電位となるように帯電バイアスが設定される。このため、帯電ローラの軸方向両端部の帯電バイアスは、中央部の適切な帯電バイアスよりも高くなり、これに伴い、感光体表面の軸方向両端部の表面電位は、中央部の適切な表面電位よりも高くなる。
このように、帯電ローラの軸方向両端部の帯電バイアスが高い状態で画像形成が繰り返されると、帯電ローラの軸方向両端部が集中的に早期に劣化し、帯電ローラが早期に寿命を迎えることになる。
また、感光体の軸方向両端部の表面電位が高い状態で画像形成が繰り返されると、現像剤から脱落した添加剤が該両端部に対して徐々に付着し、該両端部に付着した添加剤は、感光体と接触回転する中間転写ベルトや転写ローラにも付着する。その結果、感光体の軸方向両端部が添加剤を介して中間転写ベルトや転写ローラに摺擦され、削れて劣化し、感光体が早期に寿命を迎えることになる。
そこで、帯電ローラの軸方向両端部と中央部とでの帯電バイアス差や押圧力差を経時的に変化させるために、帯電ローラ自体の抵抗値、表面粗さや形状について経時的に軸方向で差を設ける方法も考えられる。しかし、このように帯電ローラ自体を経時的に変化させる方法ではコストが増大するおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構成で帯電部材及びこれと接触する像担持体の長寿命化を図ることが可能な帯電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体に対し接触回転して帯電する帯電部材と、該帯電部材の支軸の軸方向両端部を回転可能に保持する保持部材と、該保持部材を前記帯電部材が前記像担持体を押圧するように付勢する付勢部材と、を備えた帯電装置であって、前記保持部材は、前記両端部と当接する第1の保持部と、前記第1の保持部とは前記軸方向に異なる位置で前記両端部と離間して配置される第2の保持部と、を有し、且つ、前記第1の保持部は前記第2の保持部よりも前記支軸との摺擦による耐摩耗性が低く、前記第1の保持部が磨耗することにより前記第2の保持部が前記両端部と当接することを特徴としている。
また本発明は、前記第1の保持部は、前記第2の保持部よりも前記軸方向両外側に配置されることを特徴としている。
また本発明は、前記第1の保持部は、前記像担持体側に向かって突出し、突出端部が前記両端部と当接する突出部から成り、前記第2の保持部は、前記像担持体側に開口を有し、前記両端部に嵌め込まれる溝部から成り、前記突出端部が磨耗することにより前記溝部の底部が前記両端部と当接することを特徴としている。
また本発明は、前記第1の保持部は、前記第2の保持部よりも肉薄に形成されることを特徴としている。
また本発明は、前記帯電部材の前記軸方向両端部の前記像担持体に対する押圧力が、前記第1の保持部が前記両端部と当接するとき目標値よりも大きく、前記第2の保持部が前記両端部と当接するとき前記目標値となることを特徴としている。
また本発明は、前記帯電装置を備えた画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、保持部材が、支軸の軸方向両端部と当接する第1の保持部と、第1の保持部とは軸方向に異なる位置で上記両端部と離間して配置される第2の保持部と、を有し、且つ、第1の保持部の方が第2の保持部よりも支軸との摺擦による耐摩耗性が低くし、第1の保持部が磨耗することにより第2の保持部が上記両端部と当接することによって、保持部材による像担持体に対する押圧支点を、経時的に第1の保持部から第2の保持部へと変化させることができる。
これにより、第1の保持部の磨耗初期には、帯電部材の軸方向両端部の像担持体に対する押圧力が大きくなるため、帯電部材の軸方向両端部の帯電性能の劣化を促進して、像担持体の軸方向両端部に現像剤を潤滑剤として存在させることができる。従って、像担持体の軸方向両端部の削れを早期に抑制することができる。
また、磨耗し易い第1の保持部の磨耗が早期に進み、離間していた第2の保持部が支軸の軸方向両端部と当接すると、帯電部材の軸方向両端部の像担持体に対する押圧力が軽減されると共に支軸の撓みが軽減されて、両端部と中央部とで押圧力の差を小さくすることができる。これにより、磨耗初期に促進された帯電部材の劣化の進行を、早期に抑制することができる。
さらに、磨耗し難い第2の保持部が支軸の軸方向両端部と当接した後は、帯電部材の像担持体に対する押圧力の経時的な変化を抑制できるため、帯電部材の劣化の進行の抑制及び像担持体の削れの抑制を、維持することができる。しかも、これらを、帯電部材自体の形状、抵抗値や表面粗さを軸方向に部分的に変更等することなく、第1の保持部を磨耗させるだけで行うことができる。従って、簡単な構成で帯電部材及びこれと接触する像担持体の長寿命化を図ることが可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の帯電装置において、第1の保持部を、第2の保持部よりも軸方向両外側に配置することによって、保持部材による像担持体に対する押圧支点を、軸方向内側に移動させることができる。これにより、支軸の撓みをより軽減することができるため、帯電部材の軸方向両端部の像担持体に対する押圧力をより軽減すると共に、両端部と中央部とで押圧力の差をより小さくすることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の帯電装置において、第1の保持部を、像担持体側に向かって突出し、突出端部が支軸の軸方向両端部と当接する突出部から構成し、第2の保持部を、像担持体側に開口を有し、上記両端部に嵌め込まれる溝部から構成し、突出端部が磨耗することにより溝部の底部が上記両端部と当接することによって、保持部材の形成が容易となるため、より簡単な構成とすることができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1〜第3のいずれかの構成の帯電装置において、前記第1の保持部を、前記第2の保持部よりも肉薄に形成することによって、第1の保持部と第2の保持部とで材質を変えることなく一体形成できるため、より簡単な構成とすることができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1〜第4のいずれかの構成の帯電装置において、帯電部材の軸方向両端部の像担持体に対する押圧力を、第1の保持部が両端部と当接するとき目標値よりも大きく、第2の保持部が両端部と当接するとき目標値とすることによって、第1の保持部が上記両端部と当接しているときに帯電部材の軸方向両端部の像担持体に対する押圧力がより大きくなるため、像担持体の劣化をより早期に抑制することができる。また、より早期に第1の保持部が磨耗するため、帯電部材の劣化の進行をより早期に抑制することができる。さらに、第2の保持部が上記両端部と当接した後には、帯電部材の像担持体に対する押圧力の過度の低下を防止できるため、押圧力を適切に維持することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1〜第5のいずれかの構成の帯電装置を備えた画像形成装置とすることによって、長期間にわたって帯電の安定した画像形成を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る帯電装置を備えた画像形成装置の構成を示す概略側面断面図 本発明の第1実施形態に係る帯電装置周辺を示す側面断面図 図2の帯電装置及び感光体ドラムを図2の右側から見た平面図 図3の保持部材周辺を示す図であって、図4(a)は、図3の左側に配置された保持部材周辺を示す部分拡大平面図であり、図4(b)は、図4(a)を左側から見た側面図 図4の保持用突出部が磨耗する状態を示す図であって、図5(a)は、部分拡大平面図であり、図5(b)は、図5(a)を左側から見た側面図 図4の保持用突出部が磨耗した後の状態を示す図であって、図6(a)は、拡大平面図であり、図6(b)は、図6(a)を左側から見た側面図 本発明の第2実施形態に係る帯電装置に用いられる保持部材周辺を示す図であって、図7(a)は、部分拡大平面図であり、図7(b)は、図7(a)を左側から見た側面図 図7の保持用突出部が磨耗した後の状態を示す図であって、図8(a)は、部分拡大平面図であり、図8(b)は、図8(a)を左側から見た側面図 従来の帯電装置周辺を示す平面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る帯電装置を備えたタンデム型カラー画像形成装置の構成を示す概略側面断面図である。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエロー及び黒色)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりマゼンタ、シアン、イエロー及び黒色の画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム(像担持体)1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動モータ(図示せず)により図1において時計回り(矢印方向)に回転しながら各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写(一次転写)された後、二次転写ローラ9において用紙P上に一度に転写(二次転写)され、さらに、定着装置7において用紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される用紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、そのフランジ部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのクリーニングブレード19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電装置2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像信号を露光する露光装置4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナーを供給し、トナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング装置5a、5b、5c及び5dが設けられている。なお、帯電装置2a〜2dの詳細については後述する。
感光体ドラム1a〜1dは、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電装置2a〜2dにより表面を帯電させるようになっている。そして、露光装置4からのレーザビームを受けた表面に、帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、例えば単層から成る正帯電有機感光層(OPC)等が用いられるが、特に限定されるものではなく、その他、アモルファスシリコンドラム(a−Si)を用いることもできる。また、現像装置3a〜3dに収容されている現像剤としては、例えばトナー成分とキャリアとから構成される2成分現像剤やトナー成分のみから構成される1成分現像剤が挙げられる。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電装置2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光装置4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dは、感光体ドラム1a〜1dに対向配置された現像ローラ(現像剤担持体)を備え、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー及び黒色の各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。トナーとしては、例えば粒径6μm〜8μmのトナー母材に、粒径0.1μm以下の添加剤を外添したトナーを用いることができる。このトナーは、現像装置3a〜3dの現像ローラにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光装置4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のマゼンタ、シアン、イエロー、及び黒色のトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング装置5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、従動ローラ10、駆動ローラ11及びテンションローラ20に掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、用紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラ9へ搬送され、中間転写ベルト8とのニップ部(二次転写ニップ部)において用紙P上にフルカラー画像が二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着装置7へと搬送される。
定着装置7に搬送された用紙Pは、定着ローラ対13のニップ部(定着ニップ部)を通過する際に加熱及び加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。用紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置7を通過した用紙Pの一部を一旦排出ローラ15から装置本体外部にまで突出させる。その後、用紙Pは排出ローラ15を逆回転させることにより分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により用紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着装置7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る帯電装置周辺を示す側面断面図であり、図3は、図2の帯電装置及び感光体ドラムを図2の右側から見た平面図である。また、図4(a)は、図3の左側に配置された保持部材周辺を示す部分拡大平面図であり、図4(b)は、図4(a)を左側から見た側面図である。なお、図2〜図4では、図1とは上下を逆にして示し、図3及び図4ではクリーニング部材22を省略して示す。また、図1と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。
また、帯電装置2a〜2dは全く同様の構成であるため、図2〜図4では代表例として感光体ドラム1aを帯電するための帯電装置2aを用いて説明する。帯電装置2aには、帯電ローラ(帯電部材)21と、クリーニング部材22と、第2保持部材(保持部材)31と、コイルバネ等から成る付勢部材35と、が設けられている。
帯電ローラ21は、例えば、シャフト(支軸)21aの表層に抵抗値105〜106Ω、表面粗さRZ=10μmのエピクロルヒドリンゴムを使用した導電性ゴムローラ等のソリッドタイプを好適に用いることができるが、特にこれに限定されるものではない。その他、例えば、発泡ゴムローラにチューブを被せたスポンジタイプや、導電性ブラシ等を用いることもできる。
図2〜図4に示すように、帯電ローラ21のシャフト21aの軸方向両端部21aaは、第2保持部材31によって回転可能に保持されている。また、後述するように、シャフト21aの両端部21aaが付勢部材35によって感光体ドラム1aに向かって付勢されることにより、帯電ローラ21は、感光体ドラム1aに所定のニップ圧で押圧され、感光体ドラム1aに従動回転するようになっている。
シャフト21aは、不図示のバイアス印加装置と電気的に接続されており、交流電圧が重畳された直流電圧から成る帯電バイアスが印加されるようになっている。なお、シャフト21aに直流電圧から成る帯電バイアスを印加することもできる。
また、感光体ドラム1aは駆動ギア(図示せず)を介して駆動モータ(図示せず)に連結されており、該駆動モータにより回転するようになっている。そして、正帯電トナーを用いる場合には、帯電ローラ21に正極性(以下、単に「正」という)の帯電バイアスを印加することにより、感光体ドラム1aを正に帯電させる。また、クリーニング部材22は、クリーニングローラやクリーニングブラシ等から成り、帯電ローラ21の表面を清掃するようになっているが、かかるクリーニング部材22を設けない構成とすることもできる。
図3及び図4に示すように、第2保持部材31は、本体部(第2の保持部)31aと、保持用突出部(第1の保持部)31bと、を有している。本体部31aは、略矩形状の樹脂製の板状部材から成り、本体部31aには、その一端片が感光体ドラム1aに向かって開放するU字形状に切り欠かれることにより、シャフト21aの両端部21aaに嵌め込み可能な保持用溝部(溝部)31aaが形成されている。また、本体部31aは、保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaと当接することにより、両端部21aaを保持できるようになっている(図6参照)。
保持用突出部31bは、本体部31aと同じ材質で一体形成されており、本体部31aにおける保持用溝部31aaに対し感光体ドラム1aとは反対側(図3及び図4の上側)に隣接する位置から突設されている。具体的には、保持用突出部31bは、略L字状から成り、軸方向(図3及び図4の左右方向)において本体部31aから外側に向かって略垂直に突出すると共に、突出端部31baが感光体ドラム1a側に略垂直に折れ曲がった形状に形成されている。また、突出端部31baがシャフト21aの両端部21aaと当接することによりこれを保持している。
保持用突出部31bにおける感光体ドラム1aとは反対側(図4の上側)の端部には、該反対側に向かって本体部31a側(図4(a)の右側)に近づくように傾斜する傾斜部31bbが形成されている。
また、保持用突出部31bは、本体部31aよりも肉薄に形成されており、これにより、本体部31aよりも磨耗し易く、シャフト21aとの摺擦による耐摩耗性が低くなっている。換言すれば、本体部31aは、保持用突起部31bよりも磨耗し難く、シャフト21aとの摺擦による耐摩耗性が高くなっている。また、保持用突出部31bの突出端部31baは、保持用溝部31aaの底部よりも感光体ドラム1a側(図4の下側)まで突出している。そして、突出端部31baが磨耗すると、保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaと当接するようになっている(図6参照)。
かかる突出端部31baの保持用溝部31aaの底部に対する軸方向とは垂直方向(図3及び図4の上下方向)の突出長さは、帯電ローラ21が数万回転すると略全て磨耗する程度に設定することができる。なお、ここでいう数万回転は、帯電ローラ21及び感光体ドラム1aの総寿命の1/20程度に相当する。
また、突出端部31baが磨耗して本体部31aの保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaを保持するとき、帯電ローラ21の感光体ドラム1aに対する押圧力が最適値(目標値)になるように設定されている。かかる最適値は、装置構成等に応じて予備実験等により適宜設定することができる。また、突出端部31baと本体部31aとの間の軸方向の間隔は、例えば数mmに設定することができる。
付勢部材35は、軸方向とは垂直方向に沿って配置され、その一端(図の上端)が装置本体に設けられた不図示の支持部に固定され、他端(図の下端)が本体部31aの感光体ドラム1aとは反対側端部に固定されており、第2保持部材31を感光体ドラム1a側に付勢している。
これにより、帯電ローラ21が感光体ドラム1aを押圧するようになっている。また、付勢部材35によるシャフト21aの両端部21aaに対する付勢力(押圧力)は、軸方向とは垂直方向に沿って本体部31aが感光体ドラム1aから離間する方向に移動すると大きくなり(図4参照)、接近する方向に移動すると小さくなる(図5及び図6参照)。
そして、帯電ローラ21のシャフト21aの両端部21aaに、第2保持部材31の本体部31aの保持用溝部31aaを嵌め込むと共に保持用突出部31bを当接させ、本体部31aを付勢部材35で感光体ドラム1a側に付勢すると、帯電ローラ21を感光体ドラム1aに対して押圧力Fで押圧させることができる。なお、かかる組立順序や組立方法は特に限定されるものではない。
図5(a)は、図4の保持用突出部が磨耗する状態を示す部分拡大平面図であり、図5(b)は、図5(a)を左側から見た側面図である。また、図6(a)は、図4の保持用突出部が磨耗した後の状態を示す拡大平面図であり、図6(b)は、図6(a)を左側から見た側面図である。図4と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。
装置の組立時や、第2保持部材31の交換時等、第2保持部材31が新品のとき(初期)には、図4に示すように、シャフト21aの両端部21aaには保持用突出部31bの突出端部31baが当接し、帯電ローラ21を感光体ドラム1aに対して押圧させる。一方、保持用溝部31aaは両端部21aaに嵌め込まれているものの、その底部は両端部21aaから離間している。また、保持用突出部31bが両端部21aaと当接しているときには押圧力Fが最適値よりも大きくなっている。
そして、画像形成部Pa(図1参照)で画像形成が繰り返されると、シャフト21aの両端部21aaと保持用突出部31bの突出端部31baとの摩擦が繰り返され、磨耗し易い突出端部31baが両端部21aaに摺擦されることにより、図5に示すように、突出端部31baの磨耗が進行して突出長さが短くなる。また、かかる磨耗の進行に伴って本体部31aが感光体ドラム1aに接近するため、押圧力Fが小さくなる。
さらに画像形成が繰り返され、磨耗が進行して突出端部31baが殆ど存在しなくなると、図6に示すように、保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaと当接し、これを保持する。これにより、第2保持部材31によるシャフト21aの押圧支点Aが、突出端部31baから保持用溝部31aaの底部に移動する。また、このとき押圧力Fは最適値となる。
上記した図4に示すように、保持用突出部31bの磨耗初期には、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力が大きいため、帯電ローラ21の軸方向両端部の表面性状や電気特性の劣化が促進し、該両端部の電荷付与特性(帯電能力)の低下が促進される。
これにより、感光体ドラム1aの軸方向両端部の表面電位が中央部よりも小さくなるため、感光体ドラム1aの非画像形成領域付近にカブリ成分となるトナーを存在させることができる。従って、感光体ドラム1aの軸方向両端部と中間転写ベルト8との間にトナーが介在し、このトナーが潤滑剤としての役割を果たすことができるため、感光体ドラム1aの削れを、早期に抑制することができる。
また、図5に示すように磨耗し易い保持用突出部31bの磨耗が進み、図6に示すように保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaと当接すると、シャフト21aに対する付勢部材35の付勢力が軽減するため、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力を軽減することができる。また、シャフト21aの撓みも軽減するため、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力を軽減することができる。
このように、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力が軽減され、両端部と中央部とで押圧力の差が小さくなると、保持用突出部31bの磨耗初期に促進されていた帯電ローラ21の劣化の進行が、早期に抑制される。また、第2保持部材31による押圧支点Aが、軸方向内側に移動することにより、シャフト21aの撓みが一層軽減するため、帯電ローラ21の軸方向両端部と中央部とで感光体ドラム1aに対する押圧力の差がより小さくなる。
さらに、図6に示すように、磨耗し難い保持用溝部31aがシャフト21aの両端部21aaと当接した後は、帯電ローラ21の感光体ドラム1aに対する押圧力の変化を抑制することができるため、帯電ローラ21の劣化の進行の抑制及び感光体ドラム1aの削れの抑制を、維持することができる。
しかも、これら帯電ローラ21の軸方向両端部の劣化の促進、該劣化の抑制、感光体ドラム1aの軸方向両端部の削れの抑制、及び、これらの抑制の維持を、帯電ローラ21自体の形状、抵抗値や表面粗さを軸方向に部分的に変更等することなく、保持用突出部31bを磨耗させるだけで行うことができる。
上記したように、第2保持部材31に、シャフト21aの両端部21aaと当接する保持用突出部31bと、保持用突出部31bとは軸方向に異なる位置に配置された本体部31aと、を形成し、保持用突出部31bの方を本体部31aよりもシャフト21aとの摺擦による耐磨耗性を低くし、保持用突出部31bが磨耗することにより本体部31aが両端部21aaと当接することとした。
これにより、保持用突出部31bの磨耗初期には、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力を大きくして、帯電ローラ21の軸方向両端部の帯電性能の劣化を促進し、感光体ドラム1aの軸方向両端部に現像剤を潤滑剤として存在させることができるため、感光体ドラム1aの軸方向両端部の削れを早期に抑制することができる。
また、磨耗し易い保持用突出部31bの磨耗が早期に進み、保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaと当接すると、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力が軽減されて両端部と中央部とで押圧力の差を小さくすることができるため、磨耗初期に促進した帯電ローラ21の劣化の進行を、早期に抑制することができる。
さらに、磨耗し難い保持用溝部31aaがシャフト21aの両端部21aaと当接した後は、感光体ドラム1aの削れの抑制及び帯電ローラ21の劣化の進行の抑制を、維持することができる。しかも、これらを、保持用突出部31bを磨耗させるだけで行うことができる。従って、簡単な構成で帯電ローラ21及びこれと接触する感光体ドラム1aの長寿命化を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、保持用突出部31bを、本体部31aよりも軸方向両外側に配置したため、第2保持部材31による感光体ドラム1aに対する押圧支点Aを、経時的に軸方向内側に移動させることができる。これにより、シャフト21aの撓みをより軽減することができるため、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力をより軽減すると共に、より両端部と中央部とで押圧力の差を小さくすることができる。
なお、その他例えば、保持用突出部31bを、本体部31aよりも軸方向内側に設けることもできる。ただし、保持用突出部31bを軸方向内側に設けると、保持用突出部31bが磨耗して保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaと当接する際、シャフト21aの撓みが大きくなり、かえって帯電ローラ21の軸方向両端部の押圧力が増大するおそれがある。従って、例えばかかる観点を考慮して、保持用突出部31b及び本体部31aの配置を適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、第2保持部材31に、感光体ドラム1aに向かって突出し、突出端部31baがシャフト21aの両端部21aaと当接する保持用突出部31bと、感光体ドラム1a側に開口を有し、両端部21aaに嵌め込まれる保持用溝部31aaと、を形成し、保持用突出部31bが磨耗することにより保持用溝部31aaの底部を両端部21aaと当接させたため、第2保持部材31の形成が容易となる。これにより、より簡単な構成とすることができる。
なお、本実施形態では、保持用突出部31bの突出端部31baの突出長さを、数万回転で略全て磨耗する程度としたが、かかる突出長さは特に限定されるものではない。ただし、かかる突出長さが大きくなれば強度が低下する等のおそれがあり、小さくなれば帯電ローラ21の軸方向両端部の押圧力を十分に軽減できないおそれがある。従って、例えばかかる観点や、帯電ローラ21及び感光体ドラム1aの総寿命や装置構成等を考慮して適宜設定することができる。
また、本実施形態では、突出端部31baと本体部31aとの軸方向の間隔を数mmとしたが、かかる間隔は特に限定されるものではない。ただし、かかる間隔が大きくなればシャフト21aの撓みをより軽減できる一方、その分強度が低下する等のおそれがあり、小さくなれば撓みを十分に軽減できないおそれがある。従って、例えばかかる観点や装置構成等を考慮して適宜設定することができる。
また、本実施形態では、保持用突出部31bを、本体部31aよりも肉薄に形成したため、保持用突出部31bと本体部31aとで材質を変えることなく一体形成でき、より簡単な構成とすることができる。しかし、保持用突出部31b及び本体部31aの材質や形成方法等は、本実施形態に特に限定されるものではない。
その他例えば、保持用突出部31bを、本体部31aよりも耐磨耗性の低い材料、例えばABS樹脂等から形成することもでき、一体形成することも、別体として形成した後、接着等により両者を固定することもできる。また、保持用突出部31b全体を本体部31aよりも肉薄に形成することも、突出端部31baのみを肉薄に形成することもできる。
また、本実施形態では、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力を、保持用突出部31bがシャフト21aの両端部21aaと当接するとき最適値よりも大きく、保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaと当接するとき、最適値となるように設定したため、保持用突出部31bがシャフト21aの両端部21aaと当接しているときに帯電ローラ21の軸方向両端部の劣化をより促進することができるため、感光体ドラム1aの削れを、より早期に抑制することができる。
また、保持用突出部31bがより磨耗し易くなるため、帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力をより早期に軽減して、帯電ローラ21の軸方向両端部の劣化の進行をより早期に抑制することができる。また、保持用溝部31aaの底部がシャフト21aの両端部21aaと当接した後には、帯電ローラ21の感光体ドラム1aに対する押圧力の過度の低下を防止できるため、押圧力を適切に維持することができる。
また、本実施形態では、保持用突出部31bに傾斜部31bbを設けたため、保持用突出部31bの強度を高めることができる。しかし、保持用突出部31bや本体部31aの形状等は、本実施形態に特に限定されるものではなく、装置構成等に応じて適宜設計することができる。
図7(a)は、本発明の第2実施形態に係る帯電装置に用いられる保持部材周辺を示す部分拡大平面図であり、図7(b)は、図7(a)を左側から見た側面図である。また、図8(a)は、図7の保持用突出部が磨耗した後の状態を示す拡大平面図であり、図8(b)は、図8(a)を左側から見た側面図である。図4〜図6と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図7に示すように、第2保持部材31の保持用突出部31bを、本体部31aから軸方向外側に向かって感光体ドラム1a側に突出するように傾斜する平たい板状から形成し、保持用突出部31bの突出端部31baがシャフト21aの両端部21aaと当接することとした。なお、ここでは、突出端部31baは、保持用突出部31bのうち両端部21aaとの摺擦により磨耗される部分とした。
そして、第2保持部材31が新品のときには、図7に示すように、保持用突出部31bの突出端部31baがシャフト21aの両端部21aaと当接しており、経時的に突出端部31baが磨耗するに従って、突出端部31baによる両端部21aaの押圧支点Aが軸方向内側(図7(a)の右側)に順次移動する。そして、さらに磨耗が進行すると、図8に示すように本体部31aの保持用溝部31aaの底部が両端部21aaと当接する。
本実施形態により、保持用突出部31bの突出端部31baの磨耗に伴って押圧支点Aを徐々に軸方向内側に移動させ、シャフト21aの撓みを徐々に軽減することができるため、より効果的に帯電ローラ21の軸方向両端部の感光体ドラム1aに対する押圧力を軽減することができる。これにより、帯電ローラ21の劣化の促進、感光体ドラム1aの劣化の抑制、帯電ローラ21の劣化の進行の抑制、を詳細に調整することが可能となり、帯電ローラ21及び感光体ドラム1aの長寿命化を効果的に図ることができる。その他の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、第2保持部材31の形状等は、上記実施形態に特に限定されるものではなく、帯電ローラ21の劣化の促進及び劣化の進行の抑制状態、感光体ドラム1aの劣化の抑制状態や、装置構成等に応じて適宜設定することができる。また、上記実施形態では、トナーとして正帯電トナーを用いた場合を説明したが、トナーとして負帯電トナーを用いることもできる。
また本発明は、デジタル複合機やタンデム式のカラー複写機、アナログ方式のモノクロ複写機等の複写機、或いはファクシミリやレーザプリンタ等、帯電装置を用いて感光体表面を帯電させる種々の画像形成装置に適用可能である。
本発明は、保持部材が、支軸の軸方向両端部と当接する第1の保持部と、第1の保持部とは軸方向に異なる位置で上記両端部と離間して配置される第2の保持部と、を有し、且つ、第1の保持部の方が第2の保持部よりも支軸との摺擦による耐摩耗性が低く、第1の保持部が磨耗することにより第2の保持部が上記両端部と当接するものである。
これにより、帯電部材の及び像担持体の長寿命化を図ることができるため、長期間にわたって安定に像担持体の帯電を行うことが可能となる。また、第1の保持部を、第2の保持部よりも軸方向両外側に配置することによって、帯電部材の軸方向両端部の像担持体に対する押圧力をより軽減すると共に、その両端部と中央部とで押圧力の差をより小さくすることができる。
また、第1の保持部を、像担持体側に向かって突出し、突出端部が支軸の軸方向両端部と当接する突出部から構成し、第2の保持部を、像担持体側に開口を有し、上記両端部に嵌め込まれる溝部から構成し、突出端部が磨耗することにより溝部の底部が上記両端部と当接することによって、より簡単な構成とすることができる。また、前記第1の保持部を、前記第2の保持部よりも肉薄に形成することによって、より簡単な構成とすることができる。
また、帯電部材の軸方向両端部の像担持体に対する押圧力を、第1の保持部が両端部と当接するとき目標値よりも大きく、第2の保持部が両端部と当接するとき目標値とすることによって、より早期に帯電部材及び像担持体の劣化を抑制すると共に、帯電部材の像担持体に対する押圧力を適切に維持することができる。また、上記帯電装置を備えた画像形成装置とすることによって、経時的に帯電の安定した画像形成を行うことができる。
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 現像装置
8 中間転写ベルト
21 帯電ローラ(帯電部材)
21a シャフト(支軸)
21aa 両端部
31 第2保持部材(保持部材)
31a 本体部(第2の保持部)
31aa 保持用溝部(溝部)
31b 保持用突出部(第1の保持部)
31ba 突出端部
31bb 傾斜部
35 付勢部材

Claims (5)

  1. 像担持体に対し接触回転して帯電する帯電部材と、
    該帯電部材の支軸の軸方向両端部を回転可能に保持する保持部材と、
    該保持部材を前記帯電部材が前記像担持体を押圧するように付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記保持部材は、
    前記像担持体側に向かって突出し、突出端部が前記両端部と当接する突出部から成る第1の保持部と、
    前記第1の保持部とは前記軸方向に異なる位置で前記両端部と離間して配置され、前記像担持体側に開口を有し、前記両端部に嵌め込まれる溝部から成る第2の保持部と、
    を有し
    記第1の保持部は前記第2の保持部よりも前記支軸との摺擦による耐摩耗性が低く、
    前記突出端部が磨耗することにより前記溝部の底部が前記両端部と当接する
    ことを特徴とする帯電装置。
  2. 前記第1の保持部は、前記第2の保持部よりも前記軸方向両外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記第1の保持部は、前記第2の保持部よりも肉薄に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の帯電装置。
  4. 前記帯電部材の前記軸方向両端部の前記像担持体に対する押圧力が、前記第1の保持部が前記両端部と当接するとき目標値よりも大きく、前記第2の保持部が前記両端部と当接するとき前記目標値となることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の帯電装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の帯電装置を備えた画像形成装置。
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