JP2017167258A - 軸受、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

軸受、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ストッパ部材を別部品して設けていたため、その設置スペース確保に伴う装置の大型化や、部品点数増加に伴う組み立て工数の増加、製造コストの増加といった課題があった。【解決手段】現像剤を担持する現像剤担持体21を、潜像を担持する潜像担持体3に対して対向させた状態で回転可能に支持する軸受100であって、軸受100は、潜像担持体3の外表面に接触する接触部100cを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、現像剤担持体を回転可能に支持する軸受、これを備える現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置において、互いに対向して配置される潜像担持体と現像剤担持体とのギャップ又は接触状態を所定の状態に保持しておくために、ギャップコロやプーリ等のストッパ部材を設けることが知られている{特許文献1(特開2010−197924号公報)参照}。
しかしながら、従来の構成では、ストッパ部材を別部品として設けていたため、その設置スペース確保に伴う装置の大型化や、部品点数増加に伴う組み立て工数の増加、製造コストの増加といった課題があった。
上記課題を解決するため、本発明は、現像剤を担持する現像剤担持体を、潜像を担持する潜像担持体に対して対向させた状態で回転可能に支持する軸受であって、前記軸受は、前記潜像担持体の外表面に接触する接触部を有することを特徴とする。
本発明によれば、軸受が、潜像担持体の外表面に接触する接触部を有するので、軸受によって潜像担持体に対する現像剤担持体の押込みを規制することができる。このように、軸受が潜像担持体に対する現像剤担持体の押込みを規制するストッパ部材の機能を兼ねることで、ストッパ部材を別部品として設けなくてもよくなる。このため、ストッパ部材を別部品として設けることに伴う装置の大型化や、組み立て工数の増加、製造コストの増加を回避することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本実施形態に係るプロセスユニットの断面図である。 感光体と現像ローラの駆動伝達系の簡略図である。 本実施形態に係るプロセスユニットの部分断面斜視図である。 現像ローラの軸部とハウジングの双方から軸受を取り外した状態を示す分解斜視図である。 軸受の位置で現像ローラの軸方向に対して垂直な面で切断した断面図である。 図6においてX−X線で切断した断面図である。 軸受の組付け方法を説明するための図である。 軸受の組付け方法を説明するための図である。 カラー画像形成装置の構成の一例を示す概略図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
〔画像形成装置の構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
本実施形態の画像形成装置1は、デジタル化された画像情報に基づき画像を記録媒体としての記録紙に記録するプリンタとして機能する画像形成装置である。ただし、本発明は斯かる画像形成装置に限定されるものではなく、その他に、制御部を設けることにより画像情報を遠隔地と送受信するファクシミリ装置の機能や、原稿を読取る読取装置、原稿搬送装置を設けることにより複写機の機能を有するようにして多機能化された画像形成装置とすることもできる。
図1に示すように、画像形成装置1は、中央にプロセスユニット2が配置されている。
プロセスユニット2は、潜像担持体としての感光体3を有する。感光体3の周囲には、感光体3の表面に帯電処理を行う帯電装置40と、感光体3の表面に現像剤であるトナーを供給する現像装置20と、感光体3に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置50とが設けられている。感光体3は、その他の帯電装置40、現像装置20、クリーニング装置50と共にプロセスユニット2内に配置されている。
プロセスユニット2の下方には、給紙カセット11と給紙ローラ12とを有する給紙ユニット10が配置されている。一方、プロセスユニット2の上方には、感光体3にレーザ光を照射して静電潜像を形成する露光装置60が配置されている。
また、画像形成装置1には、感光体3上のトナー像を記録紙に転写する転写装置70と、記録紙上のトナー像を定着処理する定着装置80とがそれぞれ配置されている。
以下に、画像形成装置1の構成及び各プロセス工程に関して詳述する。
〔感光体3の構成〕
感光体3としては、その材質、形状、構造、大きさ等については、例えばドラム状、シート状、エンドレスベルト状などから目的に応じて選択することができる。また、感光体3の大きさは、画像形成装置1の大きさや仕様に応じて任意の大きさに選択することができる。
また、感光体3の材質としては、例えばアモルファスシリコン、セレン、CdS、ZnO等の無機感光体、または、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体(OPC)、などが挙げられる。
このような有機感光体の層構成としては、単層構造と、積層構造とに大別される。単層構造の感光体は、支持体と、支持体上に単層型感光層を設けてなり、さらに必要に応じて、保護層、中間層、その他の層を有してなる。また、積層構造の感光体は、支持体と、当該支持体上に電荷発生層、及び電荷輸送層を少なくともこの順に有する積層型感光層を設けてなり、さらに必要に応じて、保護層、中間層、その他の層を有してなる。
〔帯電工程〕
帯電工程は、感光体3表面を帯電させる工程であり、帯電装置40により行われ、感光体3の表面に電圧を印加して一様に帯電させる。また、帯電装置40としては、感光体3と接触して帯電させる接触方式と、感光体3と非接触で帯電させる非接触方式とがある。
接触方式の帯電装置40としては、導電性又は半導電性の帯電ローラ、磁気ブラシ、ファーブラシ、フィルム、ゴムブレードなどが挙げられる。これらの中でも、帯電ローラは、コロナ放電に比べてオゾンの発生量を大幅に低減することが可能であり、感光体3の繰り返し使用時における安定性に優れ、画質劣化防止に有効である。
本実施形態の帯電装置40は、帯電ローラ41を有する。帯電ローラ41は、円柱状を呈する導電性支持体としての芯金と、芯金の外周面上に形成された抵抗調整層と、抵抗調整層の表面を被覆してリークを防止する保護層とを有する。
帯電ローラ41は、電源に接続されており、所定の電圧が印加される。帯電ローラ41の印加電圧は、直流(DC)電圧のみでもよいが、DC電圧に交流(AC)電圧を重畳させた電圧であることが好ましい。このように帯電ローラ41にAC電圧を印加することにより、感光体3の表面をより均一に帯電することができる。
非接触の帯電装置40としては、コロナ放電を利用した非接触帯電ワイヤ、針電極デバイス、感光体3に対して微小な間隙をもって配設された導電性又は半導電性の帯電ローラなどが挙げられる。
コロナ放電は、空気中のコロナ放電によって発生した正又は負のイオンを感光体3の表面に与える非接触な帯電方法であり、感光体3に一定の電荷量を与える特性を持つコロトロン帯電器と、一定の電位を与える特性を持つスコロトロン帯電器とがある。コロトロン帯電器は、放電ワイヤの周囲に半空間を占めるケーシング電極とそのほぼ中心に置かれた放電ワイヤとから構成される。
スコロトロン帯電器は、上記コロトロン帯電器にグリッド電極を追加したものであり、グリッド電極は感光体3表面から微小距離(例えば1.0mm〜2.0mm)離れた位置に設けられている。感光体3に対して微小な間隙をもって配設された帯電ローラ41は、感光体3に対して微小なギャップを持つように改良したものである。当該微小なギャップとしては、例えば10μm〜200μmが好ましく、10μm〜100μmがより好ましい。
〔露光工程〕
露光工程は、帯電された感光体3表面を露光する工程であり、露光装置60により行われる。 露光工程は、感光体3の表面を像様に露光することにより行うことができる。露光装置60における光学系は、アナログ光学系とデジタル光学系とに大別される。
アナログ光学系は、原稿を光学系により直接感光体3上に投影する光学系であり、デジタル光学系は、画像情報が電気信号として与えられ、これを光信号に変換して感光体3を露光し作像する光学系である。
また、露光手段は、帯電された感光体3の表面に、形成すべき画像を情報に基づいて露光を行うことができる限り、例えばロッドレンズアレイ系、液晶シャッタ光学系、LED光学系などから目的に応じて選択することができる。露光手段としては、特に、レーザ(LD)光学系が好ましい。
〔現像工程〕
現像工程は、静電潜像を、トナー(現像剤)を有する現像装置20を用いて現像して可視像を形成する工程である。現像装置20は、一成分現像剤を用いて現像する。一成分現像剤としては、磁性トナー、非磁性トナーのいずれであっても良い。なお、この現像装置20の構成に関しては、後述する。
〔転写工程〕
転写工程は、可視像を記録紙に転写する工程であり、転写装置70を用いて行われる。本実施形態の転写装置70としては、感光体3上の可視像を記録紙に直接転写する転写手段と、又は中間転写体を用い、中間転写体上に可視像を一次転写した後、可視像を記録紙上に二次転写する二次転写手段とに大別される。ここでは、画像形成装置1の小型化のために直接転写する方式のものが好ましい。また、転写装置70としては、例えばコロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転写ローラ、圧力転写ローラ、粘着転写器などが挙げられる。本実施形態では、ローラ方式の転写装置70を用いている。
なお、給紙カセット11に収納される記録紙としては、代表的には普通紙であるが、現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に制限はなく、目的に応じて選択することができ、OHP用のPETベース等も用いることができる。
〔定着工程〕
定着工程では、定着装置80を用いて記録紙に転写された可視像を定着させる。定着装置80としては、選択することができるが、定着部材と定着部材を加熱する熱源とを有する定着装置80が好適に用いられる。 また、定着部材としては、互いに当接してニップ部を形成可能であれば、選択することができ、無端状ベルトとローラとの組合せ、ローラとローラとの組合せた構成などが挙げられる。
なお、定着部材がローラである場合、ローラの芯金は、高い圧力による変形を防止するため非弾性部材で形成されるのが好ましい。非弾性部材としては、特に制限はなく、目的に応じて選択することができるが、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、真鍮等の高熱伝導率体が好適に挙げられる。
また、ローラは、その表面がオフセット防止層で被覆されていることが好ましい。オフセット防止層を形成する材料としては、例えば、RTVシリコーンゴム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などから目的に応じて選択することができる。
定着工程においては、トナーによる画像を記録紙に転写し、画像が転写された記録紙を、ニップ部に通過させることにより、画像を記録紙に定着させてもよいし、ニップ部にて画像の記録紙への転写及び定着を同時に行ってもよい。
〔クリーニング工程〕
クリーニング工程は、定着工程後に感光体3上に残留するトナーを除去するもので、クリーニング装置50により行う。また、現像装置20が、感光体3表面に当接される後述の現像ローラ(現像剤担持体)によって光体3上の残留トナーを回収することができれば、個別にクリーニング装置50を設けることなくクリーニングを行うことができる。クリーニング装置50としては、感光体3上に残留するトナーを除去することができればよく、例えば磁気ブラシクリーナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、クリーニングブレード、ブラシクリーナ、ウエブクリーナなどから選択することができる。これらの中でも、トナー除去能力が高く、小型で安価であるクリーニングブレードが特に好ましい。また、クリーニングブレードに用いられるゴムブレードの材質としては、例えば、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム、等が挙げられ、これらの中でも、ウレタンゴムが特に好ましい。
〔画像形成装置1による画像形成動作〕
次に、図1を参照しつつ本実施形態の画像形成装置1による画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、感光体3は、回転駆動されながら、その表面が帯電ローラ41によって一様に帯電せしめられた後、露光装置60から感光体3の表面に発せられるレーザ光の走査によって静電潜像が形成される。この露光走査は、外部からの画像情報に基づいて行われる。次いで、現像装置20によって感光体3上の静電潜像にトナーが供給され、トナー像(可視像)が形成される。
また、画像形成動作が開示されると、給紙ローラ12が回転し、給紙カセット11から記録紙が送り出される。送り出された記録紙は、タイミングローラ対14によって一旦静止された後、感光体3上のトナー像とタイミングを合わせて転写装置70と対向する位置(転写領域)に搬送される。そして、感光体3上のトナー像が記録紙に転写される。その後、感光体3の表面は、クリーニング装置50によってクリーニングされ、残留トナーが除去される。
トナー像が転写された記録紙は、定着装置80に搬送される。 定着装置80に搬送された記録紙は、定着ローラと加圧ローラとの当接によって形成された定着領域に挟み込まれながら送出される。記録紙上のトナー像は、定着ローラからの加熱や、定着領域内での加圧力の影響を受けて記録紙上に定着せしめられる。その後、記録紙は、排紙ローラ15によって排紙トレイ16に排出される。
〔プロセスユニット2の構成〕
図2に示すように、プロセスユニット2の筐体は、感光体3と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。本実施形態のプロセスユニット2では、プロセス手段として、感光体3を帯電させる帯電ローラ41を有する帯電装置40と、感光体3に形成された潜像を現像する現像装置20と、感光体3の表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニングブレード51を有するクリーニング装置50とが設けられている。
このプロセスユニット2は、画像形成装置1に対して着脱可能に設けられており、画像形成装置1の側面(図1における左側の側面)からレール等の案内手段に沿って画像形成装置1に装着される。 これにより、感光体3やその他プロセス手段の交換を短時間で容易に行うことができるようになるので、メンテナンスに要する時間が短縮でき、コストダウンにつながる。また、感光体3と他のプロセス手段とが一体となっているので、相対的な位置の精度向上などの利点もある。
本実施形態の現像装置20は、下部筐体33と、上部筐体37とから成るハウジング30を有する。下部筐体33の内面には、山形状の壁部で構成される仕切部36が設けられている。この仕切部36によって、下部筐体33及び上部筐体37に囲まれた内部空間は、トナー(一成分現像剤)Tを収納している収納室34と、感光体3にトナーを供給する現像室35とに分けられている。現像室35には、感光体3上の静電潜像を現像するトナーを担持して搬送する現像剤担持体としての現像ローラ21と、現像ローラ21にトナーを供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ22とが設けられている。
現像装置20は、現像ローラ21上にトナー層を形成し、現像ローラ21上のトナー層を感光体3と接触させるように搬送することにより、感光体3上の静電潜像を現像する接触一成分現像を行うものである。
トナー供給ローラ22は、発泡ポリウレタン等で形成され、可撓性を有し、50μm〜500μmの径のセルでトナーを保持し易い構造となっている。 また、トナー供給ローラ22のJIS−A硬度は、例えば10°〜30゜と比較的低く、現像ローラ21に対して均一に当接させることができる。
トナー供給ローラ22は、現像ローラ21と同方向、即ち両ローラの接触する領域では、互いに表面が逆方向に移動するように回転駆動されている。両ローラ21,22の線速比(トナー供給ローラ22/現像ローラ21)は、例えば0.5〜1.5が好ましい。本実施形態では、両ローラ21,22の線速比(トナー供給ローラ22/現像ローラ21)は、0.9に設定されている。また、トナー供給ローラ22を、現像ローラ21と逆方向、即ち両ローラの対向部で互いに表面が同方向に移動するように回転させてもよい。
トナー供給ローラ22の現像ローラ21に対する喰い込み量は、例えば0.5mm〜1.5mmに設定されている。本実施形態において、ユニット有効幅が240mm(A4サイズ縦)の場合、必要なトルクとしては、例えば14.7N・cm〜24.5N・cmである。
現像ローラ21は、導電性基体上にゴム材料からなる表層を有しており、直径が例えば10mm〜30mmであり、表面を適宜荒らして表面粗さRzを例えば1μm〜4μmとしたものである。この表面粗さRzの値は、トナーTの平均粒径に対して13%〜80%が好ましい。 これにより現像ローラ21表面に埋没することなくトナーが搬送される。
特に、現像ローラ21の表面粗さRzは、著しく低帯電のトナーを保持しないように、トナーの平均粒径の20%〜30%の範囲が好ましい。また、ゴム材料としては、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、NBRゴム、ヒドリンゴム、EPDMゴムなどが挙げられる。
また、現像ローラ21の表面に、特に経時品質を安定化させるためにコート層を被覆することが好ましい。コート層の材料としては、シリコーン系材料、テフロン(登録商標)系材料などが挙げられる。
シリコーン系材料はトナー帯電性に優れ、テフロン(登録商標)系材料は離型性に優れている。なお、導電性を得るために、カーボンブラック等の導電性材料を含有させることもできる。コ−ト層の厚みは、例えば5μm〜50μmが好ましい。この範囲を外れると、割れ易い等の不具合が発生しやすくなることがある。
トナー供給ローラ22上又は内部に存在する、所定極性(本実施形態の場合は、負極性)のトナーは、回転する現像ローラ21との摺接よる摩擦帯電効果で負の帯電電荷を得る。この負の帯電電荷による静電気力と、現像ローラ21の表面粗さによる搬送効果とが相俟って、トナーは現像ローラ21上に保持される。
しかし、この時の現像ローラ21上のトナー層は、均一ではなくかなり過剰に付着している(1〜3mg/cm)。そこで、トナー層厚を規制する規制部材23の先端側面を、現像ローラ21の外周表面に当接させることにより、現像ローラ21上に均一な層厚を有するトナー薄層を形成する。
規制部材23は、現像装置20の上部筐体37の端部に取り付けられている。また、規制部材23は、可撓性を有する薄板状に形成され、上端が上部筐体37に固定され、下端が垂下方向(重力方向)に延在する自由端となっている。さらに、規制部材23の横幅は、現像ローラ21の軸方向の横幅と略同じ寸法に形成されている。
規制部材23は、先端が現像ローラ21の回転方向に対して下流側を向き、規制部材23の下端より上部が当接する、いわゆる腹当て当接であるが、逆方向でも設定可能であるし、エッジ当接を実現することも可能である。また、規制部材23の材料としては、ステンレス(SUS304)等の金属が好ましく、規制部材23の厚みとしては、弾性変形可能な例えば0.05mm〜0.15mmである。
また、規制部材23は、金属以外にも厚み1mm〜2mmのポリウレタンゴム等のゴム材料やシリコーン樹脂等の比較的硬度の高い樹脂材料が使用可能である。なお、金属以外でもカ−ボンンブラック等を混ぜ込むことにより低抵抗化できるので、バイアス電源を接続して現像ローラ21との間に電界を形成することも可能である。
収納室34には、撹拌・搬送部材24が回転可能に設けられている。撹拌・搬送部材24は、現像装置20の収納室34の略中心に設けられている。撹拌・搬送部材24が回転することにより、収納室34内のトナーTが撹拌されて帯電し、さらに、仕切り部36を超えて収納室34から現像室35へ機械的にトナーTが搬送される。現像室35に搬送されたトナーTは、現像室35の底部に配置されているトナー供給ロ−ラ22に供給される。
現像室35内には、現像室35内のトナー残量を検知するトナー残量検知部材27と、トナー残量検知部材27周辺のトナーの移動を塞ぎ止めるトナー流制限部材90とが設けられている。
トナー流制限部材90は、現像ローラ21とトナー残量検知部材27との間に設けられ、上端が下部筐体33に横架された取付部材92に保持されている。また、トナー流制限部材90の自由端(下端)は、垂下方向(重力方向)に延在しており、トナー残量検知部材27の回動軸に対して現像ローラ21側(図1における右側位置)に配置されている。
トナー残量検知部材27は、現像室35に回動可能に設けられている。すなわち、トナー残量検知部材27は、現像室35内のトナーTの残量に対応して回動する位置が変化するものであり、その回動位置によってトナーTの残量がトナー交換時期に達したか否かを検知する。
また、現像装置20内の仕切部36の近傍に、同期部材26が揺動可能に設けられている。同期部材26は、撹拌・搬送部材24の回転によりトナー残量検知部材27へ駆動力を伝達する。すなわち、同期部材26は、撹拌・搬送部材24の回転とトナー残量検知部材27の回動とのタイミングを同期させるものである。
詳しくは、トナーTが収納室34内に多量にある状態、いわば新品状態であると、トナー残量検知部材27は、撹拌・搬送部材24の回転により同期部材26が揺動することで、トナー供給ローラ22から離れる方向に回動する力を受け、図2における破線で示す位置に持ち上げられる。これにより、トナー残量検知部材27の略真下部(現像装置筐体底部)にトナーTが潤沢に介在する。この場合、トナー残量検知部材27は、トナー残量が十分あることを検知する回動位置(図2における破線で示す位置)に保持される。
一方、トナーTが印刷動作で消費されて残量が少なくなった場合、トナー残量検知部材27は、撹拌・搬送部材24の回転により同期部材26が揺動することで、上記と同様に図2における破線で示す位置に持ち上げられるが、このときは、トナー残量検知部材27の略真下部にトナーTが潤沢に介在しないため、その後、トナー残量検知部材27は、トーションバネのバネ力と自重で図2における実線で示す位置(トナー残量が減少して少ないことを検知する回動位置)まで回動する。そして、このトナー残量検知部材27の動きを画像形成装置本体側に設けられたセンサが検知することで、ユーザにトナー交換時期が近いことが報知される。
図3は、感光体3と現像ローラ21の駆動伝達系の簡略図である。
図3に示すように、本実施形態では、感光体3の軸方向の一端部側に、駆動力を感光体3に伝達するための感光体ギヤ3Gが設けられている。また、現像ローラ21の一端部側には、感光体ギヤ3Gと噛み合う現像ギヤ21Gが設けられている。画像形成装置本体に設けられた駆動源から感光体ギヤ3Gに駆動力が伝達されると、現像ギヤ21Gを介して現像ローラ21にも駆動力が伝達され、感光体3と現像ローラ21がそれぞれ図の矢印A,Bに示す方向に回転する。
ここで、駆動力が伝達される際、感光体ギヤ3Gと現像ギヤ21Gとの噛み合いにより、現像ギヤ21Gは、感光体ギヤ3Gと現像ギヤ21Gの噛み合いピッチ円の接線からギヤの圧力角の方向(例えば20°傾いた方向)に力Fを受ける。この力Fは、現像ローラ21の軸部21aを、プロセスユニット2の側板200(図4参照)に設けられたガイド201に沿って感光体3に近づける方向に移動させる分力Fdを生じさせる。これを駆動による引き込み力Fdと称すると、この引き込み力Fdは、ギヤの精度や現像ローラ21と感光体3との軸間距離の変動に伴うギヤの噛み合い状態に応じて大きさが変わる。つまり、引き込み力Fdは、現像ローラ21と感光体3の回転に伴って周期変動する。
このような周期変動する引き込み力Fdの影響を受けて、仮に、感光体3に対する現像ローラ21の接触状態が駆動中に維持されなくなると、現像ローラ21から感光体3へトナーを供給できなくなり、白抜け等の不良画像が発生する。そのため、現像ローラ21は、引き込み力Fdが最も弱いときでも感光体3に対して接触した状態で保持されるように感光体3に対して押し付けられている。
しかしながら、現像ローラ21が感光体3に対して押し付けられていると、感光体3の表面が次第に削られて摩耗する。特に、現像ローラ21は感光体3に対して周速差をもって回転する上、現像ローラ21の表面に担持されたトナーの外添剤(シリカ等)が研磨剤となるため、感光体3の摩耗は避けられない。感光体3の表面が摩耗すると、感光層が薄くなることで帯電電位が高くなり、画像濃度が薄くなるといった不具合が発生する。特に、このような画像濃度が薄くなる現象は、ハーフトーン画像を出力する際に顕著となる。また、本実施形態のように、現像ローラ21の片側の端部のみに現像ギヤ21Gを設けて駆動力を伝達する構成においては、駆動側(現像ギヤ21G側)の端部の方が他方の端部よりも感光体3に対して強く押し付けられるため、感光体3の駆動側の方が多く削れ、感光体3の長手方向に渡って画像濃度が不均一となる。そして、さらに感光体3の表面の摩耗が進行すると、感光体3の表面が帯電できなくなり、トナーが感光体3に付着してしまい、地汚れ等の不良画像が発生する。特に、この現象は、製品寿命が長く設定されるプロセスユニットにおいて画像品質の維持という面で課題となる。
そこで、本実施形態においては、感光体3に対する現像ローラ21の押込み量を規制するため、現像ローラ21を回転可能に支持する軸受に、ストッパ部材としての機能を持たせている。以下、この軸受の構成及び機能について詳しく説明する。
図4は、本実施形態に係るプロセスユニット2の部分断面斜視図、図5は、現像ローラ21の軸部21aとハウジング30の双方から軸受100を取り外した状態を示す分解斜視図、図6は、軸受100の位置で現像ローラ21の軸方向に対して垂直な面で切断した断面図、図7は、図6においてX−X線で切断した断面図である。
図4に示すように、現像ギヤ21Gが設けられた側の現像ローラ21の端部には、現像ローラ21を回転可能に支持する軸受100が取り付けられている。軸受100は、現像ギヤ21Gよりも現像ローラ21の軸方向内側に配置されている。また、軸受100は、ハウジング30に設けられた軸受保持部31に嵌め込まれ保持されている。
図5に示すように、軸受100は、筒状に形成され、中央に現像ローラ21の軸部21aが挿入される孔部100aを有する。軸受100の外周面の一部は、軸受100が軸受保持部31に嵌め込まれた状態で、軸受保持部31の内周面である断面C形状の保持面31a(図6参照)と接触する被保持面100bを構成する。
また、軸受100の外周面の一部には、感光体3の外表面に接触する接触部100cが設けられている。接触部100cは、軸受100の被保持面100bよりも外径方向に突出する凸形状に形成されている。軸受保持部31の周方向の一部には、軸受100が軸受保持部31に嵌め込まれた状態で接触部100cを露出させるための開口部31cが設けられている。
また、軸受100の外周面の一部には、軸受保持部31に設けられた係合部31bに対して係合する係合部100dが設けられている。係合部100dは、軸受100の被保持面100bよりも外径方向に突出し、かつ、接触部100cの外周面よりは突出しない凸形状に形成されている。また、軸受100の係合部100dは、外周面の軸方向内側に配置されている。
図6において、軸受100の接触部100cと係合部100dとの位置関係を、感光体3の回転方向Aを基準に説明すると、係合部100dは、接触部100cに対して感光体3の回転方向Aの下流側に配置されている。また、両者の位置関係を、現像ローラ21の回転方向Bを基準に説明すると、係合部100dは、接触部100cに対して現像ローラ21の回転方向Bの下流側に配置されている。
軸受保持部31の係合部31bは、軸受100の係合部100dと係合可能な位置、すなわち、開口部31cにおける現像ローラ21の回転方向Bの下流側の縁であって、軸方向内側に配置されている。
図5に示すように、軸受100の外周面の軸方向外側には、外径方向に突出する2つの突片部100e,100fが設けられている。一方の突片部100eは、接触部100cに対して現像ローラ21の回転方向Bの下流側へ間隔をあけて設けられている。反対に、他方の突片部100fは、接触部100cに対して現像ローラ21の回転方向Bの上流側に配置され、接触部100cと連続して設けられている。さらに、上流側に配置される突片部100fは、その外周面の一部に接触部100cの外周面よりも突出する突出部100gを有している。
続いて、軸受100の組付け方法について説明する。
まず、図5に示す状態から、図8に示すように、軸受100を軸受保持部31に対して矢印C方向に挿入して嵌め込む。このとき、軸受100の接触部100cと係合部100dが軸受保持部31の開口部31cの縁と干渉せずに挿入されるように、開口部31cの周方向長さL1は、現像ローラ21の回転方向Bにおける接触部100cの上流側端部から係合部100dの下流側端部までの長さL2以上に設定されている。
なお、図5及び図8に示す例では、予め現像ローラ21の軸部21aを軸受保持部31の位置に配置し、軸受保持部31に対する軸受100の嵌め込みと、現像ローラ21の軸部21aに対する軸受100の装着を同時に行っているが、必ずしも同時でなくてよい。例えば、軸受保持部31に対する軸受100の嵌め込み後に、現像ローラ21の軸部21aを軸受100の孔部100aに挿入して装着してもよい。
次に、図9に示すように、軸受100を矢印D方向に回転させる。このとき、作業者は、軸受100の各突片部100e,100f(あるいは突出部100g)に指を引っ掛けるなどすることで軸受100の回転を容易に行うことができる。この軸受100の回転によって、軸受100の係合部100dと軸受保持部31の係合部31bとが所謂スナップフィット係合し、軸受100の組付けが完了する。
上記のように、軸受100の組付けを完了し、感光体3と現像ローラ21とを対向させて配置した状態(初期状態)では、軸受100の接触部100cは感光体3の外表面に対して間隔を介した非接触状態で配置されている。その後、現像ローラ21が感光体3に対して所定量以上押し込まれた状態になると、図6及び図7に示すように、接触部100cが感光体3の外表面に対して接触する。これにより、感光体3に対する現像ローラ21の過度の押込みが規制され、感光体3の摩耗が抑制される。
特に、本実施形態では、感光体3に対して現像ローラ21が強く押し付けられる駆動側の軸受100にストッパ部材(押込み規制部材)としての機能を持たせているので、感光体3に対して現像ローラ21が駆動側で強く押し付けられることによる感光体3の偏摩耗を効果的に抑制することができる。なお、駆動側と反対側の端部に配置される軸受にも、感光体3の外表面と接触する接触部を設け、ストッパ部材として機能するようにしてもよい。
また、軸受100の接触部100cは、感光体3と現像ローラ21とが組み付けられた初期状態から感光体3の外表面に対して接触するようにしてもよい。ただし、接触部100cとの接触による感光体3の摩耗を抑制する点では、初期状態では接触部100cが感光体3の外表面に対して接触しないように配置されることが望ましい。
また、接触部100cとの接触による感光体3の摩耗を低減するには、軸受100(特に接触部100c)が摺動性を有する材料で構成されていることが望ましい。具体的に、摺動性を有する材料としては、例えば、POM(ポリアセタール)や、POMにPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等を添加したもの、又はPTFEそのものや、ナイロン等が挙げられる。
本実施形態では、軸受保持部31に対する軸受100の組付けを、軸受保持部31に対して軸受100を軸方向に挿入し、さらに周方向に回転させるだけで行うことができるため、組付けが容易である。ここで、軸受100を回転させて軸受保持部31に対して係合させる際、その係合方向D(図9参照)と、現像ローラ21の回転方向Bとが同じ方向であるため、現像ローラ21の回転に伴って軸受100が連れ回りする力を受けても、軸受100は軸受保持部31から外れることはない。また、軸受100の係合方向Dは、現像ローラ21と感光体3との対向位置での感光体3の表面移動方向(回転方向A)と同じであるため、感光体3の回転に伴って軸受100が連れ回りする力を受けても、軸受100は軸受保持部31から外れることもない。また、軸受100が現像ローラ21や感光体3が回転しても外れないようにするため、軸受100の係合部100dは接触部100cよりも感光体3及び現像ローラ21のそれぞれの回転方向A,Bの下流側に配置されている。
以上のように、本実施形態では、現像ローラ21を回転可能に支持する軸受100に、感光体3に対する現像ローラ21の押込みを規制するストッパ部材としての機能を持たせているので、ストッパ部材を別部材として設けなくてもよい。これにより、ストッパ部材を別部材として設けることに伴う装置の大型化や、組み立て工数の増加、製造コストの増加を回避することができる。
上述の実施形態では、現像ローラが感光体に対して接触して配置される構成に本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明は、現像ローラが感光体に対してギャップを介して(非接触で)配置される構成にも適用可能である。また、本発明は、図1に示すようなモノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置にも適用可能である。
図10は、カラー画像形成装置の構成の一例を示す概略図である。
以下、カラー画像形成装置の構成及び画像形成動作について説明する。
図10に示す画像形成装置300は、画像形成装置本体に対して着脱可能な4つのプロセスユニット301Y,301M,301C,301Bkを備える。各プロセスユニット301Y,301M,301C,301Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的に、各プロセスユニット301Y,301M,301C,301Bkは、潜像担持体としてのドラム状の感光体302と、感光体302の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ303と、感光体302の表面に現像剤を供給する現像装置304と、感光体302の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード305等を備える。なお、図10では、イエローのプロセスユニット301Yが備える感光体302、帯電ローラ303、現像装置304、クリーニングブレード305のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット301M,301C,301Bkにおいては符号を省略している。
また、画像形成装置300は、感光体302の表面を露光して潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置306と、記録紙Pを収容する給紙カセット315と、給紙カセット315に収容されている記録紙Pを給送する給紙ローラ316と、感光体302上の画像を記録紙Pに転写する転写装置307と、記録紙Pに転写された画像を定着する定着装置320とを備える。
転写装置307は、無端状のベルトで構成される中間転写ベルト308と、中間転写ベルト308を張架する駆動ローラ309及び従動ローラ310と、一次転写手段としての複数の一次転写ローラ311と、二次転写手段としての二次転写ローラ312等で構成される。複数の一次転写ローラ311は、感光体302と対向する位置で中間転写ベルト308の内周面を押圧するように配置されている。各一次転写ローラ311が中間転写ベルト308を押圧する位置では、中間転写ベルト308と感光体302とが接触し、一次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ312は、駆動ローラ309と対向する位置で中間転写ベルト308の外周面を押圧している。この二次転写ローラ312が中間転写ベルト308を押圧する位置では、両者の接触により二次転写ニップが形成されている。
さらに、画像形成装置300は、中間転写ベルト308をクリーニングするベルトクリーニング装置313と、廃トナーを収容する廃トナー収容器314と、給紙ローラ316によって給送された記録紙Pをタイミングを計って搬送するタイミングローラ319と、記録紙Pを装置外に排出する排紙ローラ317と、装置外に排出された記録紙Pを載置する排紙トレイ318とを備える。
続いて、図10を参照しつつ、画像形成装置300の画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット301Y,301M,301C,301Bkの感光体302が図の時計回りに回転駆動され、帯電ローラ303によって各感光体302の表面が所定の極性に一様に帯電される。読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいて、露光装置306から、各感光体302の帯電面にレーザ光が照射されて、各感光体302の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体302に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に、各現像装置304からトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー像(可視画像)として現像される。
各感光体302上のトナー像は、図の矢印の方向に回転駆動する中間転写ベルト308上に順次重ね合せて転写される。詳しくは、感光体302上の画像が一次転写ニップの位置に達すると、一次転写ローラ311に所定の電圧を印加して形成された転写電界によって感光体302上のトナー像が中間転写ベルト308上に転写される。かくして中間転写ベルト308はその表面にフルカラーのトナー像を担持することになる。なお、中間転写ベルト308に転写しきれなかった各感光体302上のトナーは、クリーニングブレード305によって除去される。
また、画像形成動作が開始されると、給紙ローラ316が回転して、給紙カセット315から記録紙Pが給送される。給送された記録紙Pは、タイミングローラ319によって搬送が一旦停止される。その後、所定のタイミングでタイミングローラ319の回転駆動が開始され、中間転写ベルト308上のトナー像が二次転写ニップに達するタイミングに合わせて、記録紙Pが二次転写ニップへ搬送される。
記録紙Pが二次転写ニップに搬送された際、二次転写ローラ312には所定の電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、この二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー像が記録紙Pに一括して転写される。また、このとき、中間転写ベルト308上に残ったトナーはベルトクリーニング装置313によって除去され、廃トナー収容器314に送られる。
その後、記録紙Pは定着装置320へと搬送され、定着装置320によってトナー像が記録紙Pに定着される。そして、記録紙Pは排紙ローラ317によって装置外に排出され、排紙トレイ318上に載置される。
以上の説明は、フルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット301Y,301M,301C,301Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
以上、カラー画像形成装置の構成及び画像形成動作について説明したが、斯かるカラー画像形成装置においても本発明を適用可能である。
3 感光体(潜像担持体)
20 現像装置
21 現像ローラ(現像剤担持体)
30 ハウジング
31 軸受保持部
31a 保持面
31b 係合部
100 軸受
100b 被保持面
100c 接触部
100d 係合部
特開2010−197924号公報

Claims (10)

  1. 現像剤を担持する現像剤担持体を、潜像を担持する潜像担持体に対して対向させた状態で回転可能に支持する軸受であって、
    前記軸受は、前記潜像担持体の外表面に接触する接触部を有することを特徴とする軸受。
  2. 前記接触部は、前記現像剤担持体が前記潜像担持体に対して所定量以上押し込まれると、前記潜像担持体の外表面に接触する請求項1に記載の軸受。
  3. 前記軸受は、前記現像剤担持体に駆動力が伝達される側の軸受である請求項1又は2に記載の軸受。
  4. 前記軸受は、摺動性を有する材料で構成される請求項1から3のいずれか1項に記載の軸受。
  5. 軸受外周面の一部に形成されると共に、前記軸受が保持されるハウジングの保持面と接触する被保持面と、
    軸受外周面の一部に形成されると共に、前記ハウジングと係合する係合部とを有する請求項1から4のいずれか1項に記載の軸受。
  6. 前記係合部は、前記接触部に対して前記現像剤担持体の回転方向下流側に設けられる請求項5に記載の軸受。
  7. 前記係合部は、前記接触部に対して前記潜像担持体の回転方向下流側に設けられる請求項5又は6に記載の軸受。
  8. 現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を、潜像を担持する潜像担持体に対して対向させた状態で回転可能に支持する軸受とを備える現像装置において、
    前記軸受として、請求項1から7のいずれか1項に記載の軸受を用いたことを特徴とする現像装置。
  9. 潜像を担持する潜像担持体と、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を前記潜像担持体に対して対向させた状態で回転可能に支持する軸受とを備えるプロセスユニットにおいて、
    前記軸受として、請求項1から7のいずれか1項に記載の軸受を用いたことを特徴とするプロセスユニット。
  10. 潜像を担持する潜像担持体と、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を前記潜像担持体に対して対向させた状態で回転可能に支持する軸受とを備える画像形成装置において、
    前記軸受として、請求項1から7のいずれか1項に記載の軸受を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113703302A (zh) * 2020-05-21 2021-11-26 株式会社理光 显影装置及图像形成装置

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