JP2014138040A - はんだペーストの塗布構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板4の実装面4aに間隔をあけて形成された一対のランド5A,5Bに各々はんだペースト1A,1Bを塗布したはんだペースト1の塗布構造であって、各はんだペースト1A,1Bの平面輪郭が該はんだペースト1A,1Bの周縁から内側に窪む凹部7を有すると共に、一対のはんだペースト1A,1Bの前記凹部7が互いに対向し、前記はんだペースト1A,1Bが塗布される前記ランド5A,5Bの塗布面6が、前記凹部7に囲まれて前記はんだペースト1A,1Bが溶融した際に流れ込む流入領域6aを有するはんだペースト1の塗布構造を提供する。
【選択図】図1
Description
以下、図1〜5を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1〜3に示すように、この実施形態に係るはんだペースト1の塗布構造は、両端に電極3A,3Bを備える表面実装用の電子部品2(例えばセラミックコンデンサ)を基板4に実装するための構造であり、基板4の実装面4aに間隔をあけて形成された一対のランド5A,5Bに、各々はんだペースト1(1A,1B)を塗布して構成されている。
本実施形態では、各ランド5A,5Bが平面視矩形状に形成されている。また、平面視した一対のランド5A,5Bの一辺は、互いに平行するように対向している。
本実施形態では、各はんだペースト1A,1Bが平面視矩形状に形成された上で、前述した凹部7が平面視した各はんだペースト1A,1Bの一辺の中央部分に形成されている。言い換えれば、本実施形態では、各はんだペースト1A,1Bの平面輪郭が、凹部7の両側部から基板4の実装面4aに沿って、一対のランド5A,5Bの配列方向(X軸方向)に直交する方向(各ランド5A,5Bの幅方向・Y軸方向)に延びる直線部8を有する。
さらに、本実施形態では、平面視矩形状に形成されたはんだペースト1A,1Bの各辺が、ランド5A,5Bの各辺に平行している。
以上のようにはんだペースト1A,1Bが各ランド5A,5Bの塗布面6に塗布された状態では、各ランド5A,5Bの塗布面6が、はんだペースト1A,1Bの凹部7に囲まれてはんだペースト1A,1Bが溶融した際に流れ込む流入領域6aを有する。
なお、リフロー工程においては、溶融した各はんだペースト1A,1B(溶融はんだ)が各ランド5A,5Bの塗布面6の流入領域6aに流れ込む。また、リフロー工程においては、溶融はんだは各電極3A,3Bの下面9aや側面9bに濡れ広がるため、リフロー工程後に冷却すると、例えば図5に示すように、各電極3A,3Bの下面9a及び側面9bが各はんだフィレット10A,10Bを介して各ランド5A,5Bに接合されることになる。
電子部品2を基板4上に配した状態において、例えば図1〜3に示すように、電子部品2が一対のはんだペースト1A,1Bに対して正しい位置(電子部品2が実装されるべき位置)に配されている場合には、電子部品2の各電極3A,3Bが各はんだペースト1A,1Bの凹部7(流入領域6a)上に重なる。その後、リフロー工程を実施すると、溶融はんだが各ランド5A,5Bの流入領域6aに流れ込むため、電子部品2の各電極3A,3Bの下面9aと各ランド5A,5Bとの間にはんだフィレット10A,10Bを良好に形成することができる(図5参照)。
なお、上記のように電子部品2がずれて配されても、前述したように電子部品2の各電極3A,3Bと各ランド5A,5Bとの間にはんだフィレット10A,10Bを良好に形成することができる(図5参照)。
以上のことから、本実施形態のはんだペースト1の塗布構造によれば、リフロー工程におけるセルフアライメント効果を損なうことなく、はんだボールの発生を抑制することができる。
具体的に説明すれば、スクリーン印刷によりはんだペースト1を各ランド5A,5B上に形成する際には、はんだペースト1の平面視形状に対応する開口部を有するマスク(不図示)を基板4上に配した上で、マスクの開口部に充填されるようにはんだペースト1を塗布し、最後に、マスクを基板4から剥がす。
ここで、はんだペースト1の角部(マスク開口部の角部)が尖っている場合には、マスクを基板4から剥がす際に、はんだペースト1の一部がマスク開口部の角部に残ってしまい、各ランド5A,5B上におけるはんだペースト1の形状が損なわれる。これに対し、本実施形態では、はんだペースト1の角部(マスク開口部の角部)が丸みを帯びているため、マスクを基板4から剥がす際にはんだペースト1がマスク開口部の角部に残ることを防止できるため、はんだペースト1の形状を高い精度で保つことができる。
次に、図6を参照して本発明の第二実施形態について説明する。
この実施形態では、第一実施形態の塗布構造と比較して、ランドの形状のみが異なっており、その他の構成については、第一実施形態と同様である。本実施形態では、第一実施形態と同様の構成については同一符号を付す等して、その説明を省略する。
そして、本実施形態では、各ランド15A,15Bの流入領域に、ランド15A,15Bの塗布面16からランド15A,15Bの厚さ方向(Z軸負方向)に窪むと共に一対のランド15A,15Bの配列方向(X軸方向)に延びる流入溝17が形成されている。
また、流入溝17の平面視形状は、図示例のものに限らず、例えば流入溝17の平面輪郭がはんだペースト1A,1Bの凹部7に沿う形状とされてもよい。言い換えれば、流入溝17は、例えば各ランド15A,15Bの流入領域16a全体に形成されてもよい。
そして、リフロー工程においては、溶融はんだが各ランド15A,15Bの流入領域に流れ込み、さらに、流入溝17に流れ込むため、各ランド15A,15Bの幅方向(Y軸方向)内側に向かう流れがさらに促進される。また、流入溝17に流れ込んだ溶融はんだは、流入溝17の延在方向(X軸方向)のうち凹部7の開口側(一対のランド15A,15Bの内側)に向けて流れる。
次に、図7を参照して本発明の第三実施形態について説明する。
この実施形態では、第一、第二実施形態の塗布構造と比較して、ランドの形状のみが異なっており、その他の構成については、第一実施形態と同様である。本実施形態では、第一実施形態と同様の構成については同一符号を付す等して、その説明を省略する。
そして、本実施形態では、一対のランド25A,25Bの流入領域26aのうち互いに対向する部分に、実装面4aに沿って互いに離れる方向に窪む窪み部27が形成されると共に、窪み部27の底部から互いに近づく方向に突出する突起部28が形成されている。
なお、図7のように突起部28の突出方向の先端が窪み部27の開口に一致するように位置する構成は、各ランド25A,25Bの周縁から内側に窪む凹所29を二つ形成した構成と等しい。この場合、二つの凹所29,29の間に位置する各ランド25A,25Bの部分が前述した突起部28に対応する。
したがって、本実施形態の塗布構造によれば、第一実施形態と同様の効果を奏するだけではなく、電子部品2のセルフアライメント効果の向上をさらに図ることができる。また、電子部品2の各電極3A,3Bと各ランド25A,25Bとの間のはんだフィレット10A,10B(図5参照)もさらに良好に形成することができる。
例えば、各はんだペースト1A,1Bの平面視形状は、上記実施形態のものに限らず、少なくとも凹部7を有していれば、例えば円形、三角形等の任意の平面視形状に形成されてよい。特に、各はんだペースト1A,1Bの平面輪郭のうち相反する部分(一対のはんだペースト1A,1Bの外側部分)は、リフロー工程において電子部品2が一対のランド5A,5B(15A,15B、25A,25B)の一方において立ち上がる現象(マンハッタン現象、ツームストーン現象)が発生しないようにはんだペースト1A,1Bの量が調整されていれば、任意の形状となっていてよい。
さらに、ランド5A,5B(15A,15B、25A,25B)及びはんだペースト1A,1Bは、上記実施形態のように互いに相似する平面視形状に形成されることに限らず、例えば互いに異なる平面視形状に形成されてもよい。
2 電子部品
3A,3B 電極
4 基板
4a 実装面
5A,5B,15A,15B,25A,25B ランド
6,16,26 塗布面
6a,16a,26a 流入領域
7 凹部
17 流入溝
27 窪み部
28 突起部
Claims (5)
- 基板の実装面に間隔をあけて形成された一対のランドに各々はんだペーストを塗布したはんだペーストの塗布構造であって、
各はんだペーストの平面輪郭が該はんだペーストの周縁から内側に窪む凹部を有すると共に、一対のはんだペーストの前記凹部が互いに対向し、
前記はんだペーストが塗布される前記ランドの塗布面が、前記凹部に囲まれて前記はんだペーストが溶融した際に流れ込む流入領域を有することを特徴とするはんだペーストの塗布構造。 - 前記ランドの前記流入領域に、前記ランドの塗布面から該ランドの厚さ方向に窪むと共に前記一対のランドの配列方向に延びる流入溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のはんだペーストの塗布構造。
- 一対の前記ランドの前記流入領域のうち互いに対向する部分に、互いに離れる方向に窪む窪み部が形成されると共に、窪み部の底部から互いに近づく方向に突出する突起部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のはんだペーストの塗布構造。
- 一対の前記はんだペーストの前記平面輪郭が、前記凹部の両側部から前記実装面に沿って前記一対のランドの配列方向に直交する方向に延びる直線部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のはんだペーストの塗布構造。
- 各はんだペーストの平面輪郭の角部が丸みを帯びていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のはんだペーストの塗布構造。
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