JP2014136372A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップの大気連通部から外部へのインクの漏出を回避することができるインクジェット記録装置を提供すること。
【解決手段】キャップ212が記録ヘッド200の吐出口を覆った状態で、かつ大気開放口402の大気開放弁403を開いた状態で、ポンプ204の吸引力によってキャップ212内を吸引する。そのときの吸引力は、キャップ212が記録ヘッド200の吐出口を覆った状態で、かつ大気開放弁403を閉じた状態で、ポンプ204の吸引力によってキャップ212内を吸引するときの吸引力よりも小さい。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録ヘッドのインク吐出口を覆うキャップを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて画像を記録するインクジェット記録装置においては、記録ヘッドのインクの吐出性能を良好に維持するために、記録ヘッドの吸引回復や予備吐出などの回復処理が実施されている。吸引回復は、ノズル先端の吐出口が形成されている記録ヘッドの吐出口面をキャップによって覆い(キャッピング)、そのキャップ内を吸引することによって、ノズル内の増粘インクなどをキャップ内に吸引排出させる回復処理である。予備吐出は、記録ヘッドのノズルからキャップ内に、画像の記録に寄与しないインクを吐出させる回復処理である。
また、高温となった記録ヘッドをキャップによってキャッピングした場合には、そのキャップ内の空気の膨張によって、ノズル内のインクが記録ヘッド内に押し戻されて、ノズルの吐出口に形成されているインクのメニスカスの状態が不安定となるおそれがある。キャップ内の膨張した空気を逃がすために、キャップには、キャップ内を大気に開放する大気開放口(大気連通部)が設けられている。特許文献1には、その大気連通部を記録ヘッドの温度に応じて開閉制御する方法が提案されている。
特開平5−104730号公報
しかしながら、記録ヘッドをキャッピングしているキャップ内の空気が膨張した場合には、キャップ内のインクが大気連通部内に押し出され、ひいては外部に漏出するおそれがある。また、キャップ内のインク量が多くなった場合、およびキャップ内に予備吐出されたインクが跳ね返った場合に、大気連通部内にインクが進入し、そのインクが大気連通部から外部に漏出するおそれもある。
特許文献1には、このような大気連通部から外部へのインクの漏出に関しての記載がなく、その漏出に対処する方法についての記載もない。
本発明の目的は、キャップの大気連通部から外部へのインクの漏出を抑えることができるインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置は、吐出口からインクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記吐出口を覆うことが可能なキャップと、前記キャップの内部と大気とを連通させる大気連通部を開閉させる弁と、吸引力を発生する吸引部と、前記キャップが前記吐出口を覆った状態で、かつ前記弁を閉じた状態で前記吸引部により第1の吸引力で前記キャップ内を吸引させる第1の動作と、前記キャップが前記吐出口を覆った状態で、かつ前記弁を開いた状態で前記吸引部により前記第1の吸引力よりも小さい第2の吸引力で前記キャップ内を吸引させる第2の動作と、を実行させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、キャップの内部と大気とを連通させる大気連通部内のインクを確実に吸引排出して、大気連通部から外部へのインクの漏出を抑えることができる。
本発明の第1の実施形態のインクジェット記録装置を含む記録システムの概略構成図である。 図1の記録装置の概略構成図である。 図1の記録装置におけるインク供給系およびインク排出系の説明図である。 図3のキャップユニットの概略構成図である。 図1の記録装置の制御系のブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態における清掃動作を説明するためのフローチャートである。 (a),(b),(c),(d)は、それぞれ、図6の清掃動作の中途段階の状況の説明図である。 本発明の第2の実施形態における清掃動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における清掃動作を説明するためのフローチャートである。 図9の排出動作時における温度差の変化の一例の説明図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のインクジェット記録装置100を備えた記録システムの概略構成図である。
本例の記録装置100は、後述するように、カラー画像を記録可能なフルラインタイプの記録装置であり、ホストコンピュータ(ホスト装置)101とプリンタケーブル102によって接続されている。ホスト装置101にて処理された各種データがプリンタケーブル102を介して記録装置100に送信されることにより、記録装置100が記録動作を実施する。
図2は、記録装置100の主要部分の概略構成図である。
記録装置100の記録ヘッドユニット201には、記録ヘッド200として、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローのインクを吐出するための記録ヘッド200K,200C,200M,200Yが備えられている。それらの記録ヘッド200は、記録媒体としてのカット用紙206の搬送方向(矢印A方向)と交差する方向にノズルが延在する長尺なラインヘッドである。記録ヘッド200には、インクを吐出可能な複数のノズルによって、カット用紙206の搬送方向と交差(本例の場合は、直交)する方向に延在するノズルノズル列が形成されている。ノズルは、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などの吐出エネルギー発生素子を用いて、インクを吐出する構成となっている。電気熱変換素子を用いた場合には、その発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して、ノズル先端の吐出口からインクを吐出することができる。
記録装置100には、後述するように、記録ヘッド200のノズルを保護するためのキャップユニット202、吸引回復などの回復処理に用いる圧力ポンプ204、および廃インクを貯留する廃インクタンク205が備えられている。給紙ユニット208の給紙トレイ207上に積載されているカット用紙206は搬送ユニット203に給紙され、搬送ユニット203は、その給紙されたカット用紙206を矢印Aの搬送方向に搬送する。本例の搬送ユニット203は、ローラ203A,203Bの間に掛け渡された搬送ベルト203Cを備え、その搬送ベルト203Cを後述する搬送モータ203によって矢印Aの搬送方向に移動させる構成となっている。TOFセンサ209は、搬送ユニット203によって搬送されるカット用紙206の先端部を検知し、その検知信号をトリガとして、記録ヘッド200がカット用紙206上に順次画像を記録する。画像が記録されたカット用紙206は、排紙口から排紙トレイ210上に積載される。
インクタンク211として、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローのインクを収容するインクタンク211K,211C,211M,211Yが備えられている。これらのインクタンク211内のインクは、ポンプ204によって対応する記録ヘッド200に供給される。また、吸引回復および予備吐出を含む記録ヘッド200の回復処理によりキャップユニット202内に受容されたインクは、ポンプ204により廃インクタンク205内に吸引排出される。
図3は、インク供給系およびインク排出系の説明図であり、記録ヘッド200Kに対するインク供給系およびインク排出系の構成を代表して示す。他の記録ヘッド200C,200M,200Yに対するインク供給系およびインク排出系の構成も同様である。
インクタンク211K内のインクは、気液分離タンク80が介在するインク供給路62を通して、記録ヘッド200Kのインク室内に供給される。記録ヘッド200Kのインク室には不図示の液面検知センサが備えられており、インク室内のインクが所定量以下となったときに、ポンプ204が一方向に駆動し、バッファ室61、バルブ69、および排出路63を通してインク室内に負圧を導入する。なお、ポンプ204、バッファ室61及びバルブ69により本発明における吸引部が構成される。この負圧により、インクタンク211K内のインクがインク供給路62を通して記録ヘッド200Kのインク室内に供給される。
キャップユニット202には、図4のように、それぞれの記録ヘッド200(200K,200C,200M,200Y)のノズルが形成された吐出口面を覆う(キャッピング)ためのキャップ212(212K,212C,212M,212Y)が設けられている。それぞれのキャップ212内にはインク吸収体213が備えられている。それぞれのキャップ212には、それらのキャップ内を大気に開放する大気開放口(大気連通部)402(402K,402C,402M,402Y)が設けられている。それらの大気開放口402には、開閉可能な大気開放弁403(403K,403C,403M,403Y)が備えられている。それぞれのキャップ212の内部は1つのインク吸引口400に共通に連通しており、このインク吸引口400がインク排出路64に接続されている。キャップ212内のインクを排出するときは、ポンプ204を一方向に駆動し、バッファ室61、バルブ(インク吸引弁)67、インク排出路64、およびインク吸引口400を通してキャップ212内を吸引する。この吸引力により、キャップ212内の廃インクが廃インクタンク205内に排出される。また、気液分離タンク80内の空気は、ポンプ204によって、バルブ65およびバッファ室61を通して廃インクタンク205内に排出される。
図5は、記録装置100の制御系のブロック図である。
本例の記録装置100は、USBインターフェイスコントローラ300によって、ホスト装置101から記録データやコマンドを受信する。演算処理装置としてのCPU301(制御部)は、記録装置100における記録データの受信、および記録動作等の全般の制御を掌る。イメージRAM302には、記録データの各色成分のイメージデータが展開される。モータードライバ304は、各種モータ303(搬送モータ203D、ポンプ204を駆動するためのポンプモータ、記録ヘッド200を移動させるためのヘッドモータ、キャップ212を移動させるためのキャップモータを含む)を駆動する。ソレノイドドライバ306は、バルブ305(バルブ65,67,69を含む)を制御する。I/O308は、各種センサ307(記録ヘッド200の温度を検出する温度センサ(ヘッドダイオードセンサなど)、環境温度を検出する温度計、環境湿度を検出する湿度計を含む)からのデータを入力する。ASIC309はCPU301の指示に基づいて記録装置全体を制御し、記録ヘッド200は、イメージRAM302に展開されたデータに基づいてインクを吐出することにより、記録媒体上に画像を記録する。ASIC309は、キャップの清掃動作を制御するキャップ清掃制御部、大気開放口の清掃動作を制御する大気開放口清掃制御部、および吸引回復を制御する吸引回復制御部として機能する。これらの機能については後述する。
記録ヘッド200には、記録ヘッド毎の固有データを保持するためのEEPROM311が備えられ、インクタンク211には、インクタンク毎の固有データを保持するためのEEPROM313が備えられている。記録装置100とユーザとの間のインターフェースとしては、オペレーションパネル314が用いられる。オペレーションパネル314には、記録装置の状態をユーザに通知するためのLCD317やブザー318、およびユーザから記録装置に指示を入力するためのキー319などが備えられている。
CPU301は、カット用紙206の検出タイミングに同期して、イメージRAM302から対応する色の記録データを順次に読み出し、その読み出したデータを記録ヘッド200に転送する。CPU301は、プログラムROM315に記憶された処理プログラムを実行することにより、後述する処理を含む記録装置内の種々の制御を実施する。プログラムROM315には、後述する制御フロー(図6)に対応する処理プログラムおよびテーブルなどが記憶されている。また、作業用のメモリとしてワークRAM316が使用される。
CPU301は、記録ヘッド200の回復処理時に、各種センサ307をモニタしながら、モータードライバ304を介して各種モータ303を駆動することにより、記録ヘッド200内のインクの加圧や吸引等を実行する。記録動作や回復処理によって使用されるインクは、対応するインクタンク211から供給される。それぞれのインクタンク211に搭載されているEEPROM313には、収容するインクの色や種類を示すID、およびシリアルナンバーが書込まれており、さらに、インクの残量を検知するための使用量のカウンタ値などを保持することもできる。
図6は、本実施形態におけるキャップユニットの清掃動作(キャップおよび大気開放口の清掃動作)を説明するためのフローチャート、図7は、それらの清掃動作の中途段階の状況の説明図である。本例の場合は、全てのキャップ212(212K,212C,212M,212Y)に対する清掃動作(インクの排出動作;第3の動作)を一括して実施する。同様に、全ての大気開放口402(402K,402C,402M,402Y)に対する清掃動作(インクの排出動作;第2の動作)も一括して実施する。
記録装置100は記録動作の終了後、図7(a)のように、CPU301は、キャップモータによりキャップ212が記録ヘッド200をキャッピングする準備位置まで、キャップユニット202を移動させる。その際、CPU301は、キャップユニット202におけるキャップ212が清掃タイミングにあるか否かを判定する(ステップS1)。本例の場合は、4つのキャップ212内に同様にインクが予備吐出される。そのため、CPU301は、少なくとも1つのキャップ212内に予備吐出されたインクの累積吐出数に対応した量情報(第2の量情報)を、CPU301に接続され記録装置100に設けられた第1のカウンタによりカウントする。そしてCPU301は、そのカウント結果に基づいて、つまり、予備吐出されたインクの量に対応する第2の量情報に基づいて、全てのキャップ212が清掃タイミングにあるか否かを判定する。具体的には、CPU301は、1つのキャップ212内に予備吐出されたインクの累積吐出数(第1のカウンタによりカウントされた数)と、第1の規定値(第2所定量)と、を比較する。そして、CPU301は、第1のカウンタによりカウントされた数が第1の規定値を超えているとき、つまりキャップ212内に予備吐出されたインクの量が所定量以上のときに、全てのキャップ212が清掃タイミングにあると判定する。キャップの清掃タイミングでないきは、後述するステップS6に移行する。第1の規定値は、キャップの清掃タイミングを適確に判定するために、キャップの形態等に応じて設定することができる。
キャップが清掃タイミングにあるとき、CPU301は、まず、図7(a)のように、記録ヘッド200をキャップ212によってキャッピングすることなく、記録ヘッド200とキャップ212とを離間させた状態でインク吸引弁67を開放する(ステップS2)。そして、CPU301は、ポンプ204を駆動して(ステップS3)、キャップ212内のインクを廃インクタンク205内に吸引排出させることによってキャップ212を清掃(第3の動作)する。このとき、全ての大気開放弁403(403K,403C,403M,403Y)は閉じられている。CPU301は、ポンプ204を、キャップ清掃の完了条件を満たすまで駆動させる(ステップS4)。本例の場合、そのキャップ清掃の完了条件は、ポンプ204の30秒間の連続駆動であり、CPU301は、ポンプ204を30秒間駆動させた後に、そのポンプの駆動を停止する(ステップS5)。このように、全てのキャップ212は、一括して所定時間吸引される。
このように全てのキャップ212を清掃した後、CPU301は大気開放弁403を開放する(ステップS6)。その後、CPU301は、図7(b)のように、記録ヘッド200がキャップ212によってキャッピングされるように、記録ヘッド200をヘッドモータによりキャップ位置に移動させ、第1のカウンタのカウント値をクリアする(ステップS7)。なお、第1のカウンタのカウンタ値のクリアは、ステップS1の判定後からステップS11が完了し処理が修了するまでに行われればよい。その際、キャップユニット202の移動、あるいは記録ヘッド200とキャップユニットの両方の移動を伴ってもよく、結果的に、キャップ位置において、記録ヘッド200がキャップ212によってキャッピングされればよい。
記録ヘッド200がキャッピングされた後、CPU301は、キャップユニット202における大気開放口402が清掃タイミングにあるか否かを判定する(ステップS8)。本例の場合は、4つのキャップ212内に同様にインクが予備吐出される。そのため、少なくとも1つのキャップ212内に予備吐出されたインクの累積吐出数に対応した量情報(第1の量情報)を第1のカウンタとは異なる第2のカウンタ(第2のカウンタは記録装置100のCPU301に接続される)によりカウントする。そして、そのカウント結果に基づいて、つまり、予備吐出されたインクの量に対応する第1の量情報に基づいて、全ての大気開放口402が清掃タイミングにあるか否かを判定する。具体的には、CPU301は、1つのキャップ212内に予備吐出されたインクの累積吐出数(第2のカウンタによりカウントされた数)と、第2の規定値(第1所定量)と、を比較する。そして、第2のカウンタによりカウントされた数が第2の規定値を超えているときに、全ての大気開放口402が清掃タイミングにあると判定する。大気開放口の清掃タイミングでないときは、図6の処理を終了する。第2の規定値は、大気開放口の清掃タイミングを適確に判定するように、キャップの形態等に応じて設定することができ、前述した第1の規定値と同一であっても異なる値であってもよい。第2の規定値を第1の規定値と同じにする場合は、累積吐出数に対応した情報をカウントするカウンタを1つとすることができる。また、第2の規定値を第1の規定値よりも大きくした場合は、キャップ清掃動作の頻度よりも大気開放口の清掃の頻度を抑えることができる。
大気開放口が清掃タイミングにあるときは、図7(c)のように、記録ヘッド200がキャッピングされた状態のまま、かつ大気開放弁403およびインク吸引弁67を開放した状態のまま、CPU301がポンプ204を駆動させる(ステップS9)。このとき、キャップ212の内部は、その開口部が記録ヘッド200の吐出口面により閉じられており、大気開放口402の部分を除いては閉空間をなしている。したがって、図7(c)のように、ポンプ204の駆動によって、大気開放口402内のインクが吸引排出(第2の動作)される。このような大気開放口402の清掃動作の際、ポンプ204によってキャップ212内に導入される負圧は、記録ヘッド200の吸引回復時にキャップ212内に導入される負圧よりも小さい。つまり、大気開放口402の清掃動作の負圧は、ノズル先端の吐出口に形成されているインクのメニスカスが維持される圧力に設定されている。負圧を小さくする、とは、大気圧よりも低い圧力において圧力の絶対値を小さくする、ということである。
吸引回復は、キャップ212内の負圧によって、記録ヘッド200のノズルから画像の記録に寄与しないインクをキャップ内に吸引排出させる回復処理である。吸引回復の動作(第1の動作)は、まず、記録ヘッド200がキャップ212によりキャッピングされる。そして、バルブ69、65、67、大気開放弁403が閉じられた状態で、CPU301により、ポンプ204を所定時間動作させることによって、バッファ室61内の負圧を高める。その後、CPU301がポンプ204を停止させバルブ67を開くことによりバッファ室61内の負圧を記録ヘッド200の吐出口に作用させる。これよって、記録ヘッド200のノズルから画像の記録に寄与しないインクをキャップ内に吸引排出させる。
一方、大気開放口402の清掃動作(第2の動作)は、バルブ69、65、が閉じられた状態で、かつバルブ67、大気開放弁403が開かれた状態で、CPU301により、ポンプ204を動作させる。これにより、吸引回復時よりも小さい負圧を記録ヘッド200の吐出口に作用させることができる。このように、大気開放口の清掃動作時は、キャップ212内に作用させる吸引力(第2の吸引力)が吸引回復時の吸引力(第1の吸引力)よりも小さい。そのため、ノズル先端の吐出口に形成されているインクのメニスカスを維持しつつ、大気開放口402内のインクを吸引することができる。その際、大気開放口402と大気開放弁403との間の管路内、および大気開放弁403内のインクも吸引することができる。なお、吸引回復時と大気開放口402の清掃動作とで記録ヘッド200に対する負圧を異ならせる方法として、異なる圧力を作用させることができるポンプを用いてもよい。また、大気開放口402の清掃動作時に記録ヘッド200の吐出口に作用させる負圧として、吸引回復の動作時に作用させる負圧よりも小さければ、吐出口に形成されているインクのメニスカスが維持されない負圧であってもよい。この場合、吐出口よりインクが流れ出てしまうが、吸引回復動作時に作用させる負圧を作用させて大気開放口402を清掃させる場合よりも吐出口より流れ出るインクの量を減らすことができる。
記録ヘッド200の熱によって、キャップ212の空気が図7(b)中の矢印のように膨張した場合には、その膨張した空気、および空気の膨張により大気開放口402内に押し込まれたインクも排出されることになる。CPU301は、大気開放口の清掃動作の完了条件を満たすまでポンプ204を駆動させる(ステップS10)。本例の場合、その大気開放口402の清掃動作の完了条件は、ポンプ204の15秒間の連続駆動である。CPU301は、ポンプ204を15秒間駆動させた後に、図7(d)のように、そのポンプの駆動を停止させ、第2のカウンタのカウント値をクリアする(ステップS11)。なお、第2のカウンタのカウンタ値のクリアは、ステップS8の判定後からステップS11が完了し処理が修了するまでに行われればよい。図7(d)の状態においては、インク吸引弁67を開放されているため、キャップ内の空気が膨張しても、その圧力はインク排出路64を通して逃がすことができる。
このように、大気開放口402の清掃動作は、大気開放口402が開放されてから記録ヘッド200がキャッピングされ、そのキャッピング状態で大気開放口402内のインクがポンプ204により吸引排出されることにより実行させる。したがって、キャップ212内の密閉空間を通して、大気開放口402内のインクを確実に吸引排出することができる。
以上のように、キャップ212および大気開放口402を清掃することにより、大気開放口402から外部へのインクの漏出を抑えることができる。キャップ212内に一定量以上のインクが溜まっていた場合、図7(b)のように記録ヘッド200がキャップ位置に移動したときに、キャップ212内の空気が記録ヘッド200の熱により膨張することがある。その膨張により、大気開放口402に溜まっているインクが外部に押し出されるおそれがある。本実施形態においては、上述したように、大気開放弁403を開放した状態でポンプ204を駆動させることにより、図7(c)のように、キャップ212内の膨張した空気および大気開放口402に溜まっているインクを吸引して除去することができる。なお、本実施例においては、大気開放口402が清掃タイミングにあるか否かの判定を第2のカウンタによりカウントされた値に基づいてCPU301により行ったが、本発明はこれ限らない。大気開放口402が清掃タイミングにあるか否かの判定を、前回の清掃タイミングから記録ヘッド200により記録された用紙の枚数のカウント値が所定値以上か未満かに応じて判定するようにしてもよい。この場合、CPU301は、用紙の枚数のカウント値が所定値以上であれば大気開放口402の清掃動作を実行させ、所定値未満であれば大気開放口402の清掃動作を実行させない。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態におけるキャップユニット内のインクの排出動作を説明するためのフローチャートであり、前述した実施形態における図6と同様に処理には、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
前述した実施形態においては、ステップS4にてCPU301は、キャップの清掃完了を判定した後、ステップS5にてポンプ204を停止させてから、次のステップS6に移行した。しかし本実施形態においては、CPU301は、ポンプ204を停止させることなく、ステップS4からステップS6に移行する。また、ステップS8においてCPU301は、大気開放口の清掃タイミングであると判定したときは、ポンプ204が駆動中であるか否かを判定する(ステップS21)。CPU301は、ポンプ204が駆動されていないときは、ステップS9においてポンプ204の駆動を開始してからステップS10に移行する。一方、CPU301は、ポンプ204が駆動中のときは、ステップS9をスルーしてステップS10に移行する。また、ステップS11においてCPU301は、ポンプ204を停止させる前に、ポンプ204が駆動中であるか否かを判定する(ステップS22)。CPU301は、ポンプ204が駆動中のときは、ステップS11に移行してポンプ204を停止させ、ポンプ204が既に停止しているときは、図8の処理を終了する。
このように本実施形態においては、図7(a)のようにCPU301は、ポンプ204を駆動してキャップを清掃してから、ポンプ204を駆動させたまま、図7(b)のように記録ヘッド200をキャップ位置に移動させる。そのため、大気開放口を清掃するタイミングのときは、記録ヘッド200がキャップ位置に移動したときに、キャップ内を直ちに負圧にして速やかに大気開放口の清掃を実施することができる。
(第3の実施形態)
上述した第1および第1の実施形態においては、キャップ212内に予備吐出されたインクの累積吐出数に基づいて、大気開放口402の清掃動作の実施タイミングを判定した。本実施形態においては、後述するように、記録ヘッド200の温度や環境温度に基づいて大気開放口402の清掃動作を制御することにより、ポンプ204の駆動時間をより最適に設定してスループットの向上を図る。
図9は、本実施形態におけるキャップユニットの清掃動作を説明するためのフローチャートである。本例においては、全ての大気開放口402(402K,402C,402M,402Y)に対する清掃動作を一括して実施する。
記録装置100の記録動作の終了後、CPU301は、記録ヘッド200の温度T1と、記録装置100の環境温度T2と、を取得する(ステップS31)。温度T1は、全ての記録ヘッド200(200K,200C,200M,200Y)の温度の内の最高温度とすることができる。また温度T1は、使用頻度の高い記録ヘッド200の温度であってもよい。温度T1および環境温度T2は、それぞれ、図5中の各種センサ307として備わる記録ヘッド200の温度センサ、および環境温度の温度計によって検出することができる。その後、CPU301は、温度T1,T2の温度差ΔT(T1−T2)を算出し(ステップS32)、その温度差ΔTが所定の規定値TAを超えているか否かを判定する(ステップS33)。
温度差ΔTと、キャップ212内の空気の膨張量と、は比例関係にある。温度差ΔTが所定温度を超えている記録ヘッド200がキャップ212によってキャッピングされたときには、キャップ212内の空気の膨張によりキャップ内のインクが大気開放口402内に押し出され、さらに、そのインクが外部に漏出するおそれがある。本例においては、温度差ΔTが10℃を超えるときに、大気開放口402から外部にインクが漏出するおそれがあるとし、その10℃を規定値TAとして設定する。
CPU301は、温度差ΔTが規定値TA以下のときは、大気開放弁403を開放してから(ステップS43)、記録ヘッド200をキャップ位置に移動させて(ステップS44)、図9の処理を終了する。
CPU301は、温度差ΔTが規定値TAを超えるときは、インク吸引弁67および大気開放弁403を開放し(ステップS34,S35)、ポンプ204の駆動を開始する(ステップS36)。その後、CPU301は、記録ヘッド200をキャップ212によってキャッピングすべく、記録ヘッド200をキャップ位置に移動させる(ステップS37)。記録ヘッド200がキャップ位置に移動する間はポンプ204の駆動は継続しているため、その間において、キャップ212内のインクを吸引してキャップ清掃をすることができる。
その後、CPU301は、温度差ΔTを更新して(ステップS38)、第1,第2,第3の3つの停止条件に基づいて、ポンプ204の停止タイミングを判定する。
第1の停止条件は、次の記録動作のための記録データを受信することであり、記録データを受信したときには、CPU301は、ステップS39からステップS42に移行してポンプ204を停止させる。第1の停止条件の設定理由は、記録データを受信したときに、記録動作を開始するために記録ヘッド200がキャップ212から離れ、キャップ212内の空気は膨張せず、結果的に、大気開放口402からのインクの漏出が生じないと判断できるからである。第2の停止条件は、温度差ΔTが規定値TA以下となることであり、温度差ΔTが規定値TA以下のときは、CPU301は、ステップS40からステップS42に移行してポンプ204を停止させる。第2の停止条件の設定理由は、前述したように、温度差ΔTが規定値TA以下(目標とする所定温度以下)のときはインクの漏出が生じないと判断できるからである。第3の停止条件は、所定の単位時間当たりの温度差ΔTの変化が±0.5℃以下であることであり、その条件を満たすときは、ステップS41からステップS42に移行してポンプ204を停止させる。第3の停止条件の設定理由は、一定時間の間における温度差ΔTの変化が±0.5℃以下であるときは、キャップ212内の空気の膨張速度が緩やかになり、その膨張量も僅かになって、結果的に、インクの漏出が生じないと判断できるからである。
これら第1,第2,第3の3つの停止条件のいずれかを満たしたときに、CPU301は、ポンプ204を停止させる(ステップS42)。つまり、これら第1,第2,第3の3つの停止条件のいずれかを満たすまでがポンプの駆動時間となる。
このように、キャップユニット202を清掃し、かつ、キャップ212内の膨張した空気をインク吸引口400から吸引することにより、大気開放口402から外部へのインクの漏出を防止することができる。
図10は、ステップS37のキャッピング後における温度差ΔTの変化の一例の説明図である。本例の場合、ポンプ204を駆動したまま、ステップS37にてキャッピングした直後において、温度差ΔTは36℃あり、その後の経過時間に応じて温度差ΔTが低下する。そして、17秒経過したときに温度差ΔTが10℃となり、このときに、ステップS41からステップS42に移行してポンプ204が停止される。
また、環境温度T2が所定の範囲内に安定している場合には、記録ヘッド200の温度T1を所定の規定温度TBを超えたときに、ステップS34からS37の処理を実行するようにしてもよい。この場合には、ステップS38にて記録ヘッド200の温度T1を更新し、次の記録動作のための記録データを受信すること(前述した第1の停止条件)、および温度T1が規定温度TB以下となったことを条件(停止条件)として、ポンプ204を停止させればよい。
(第4の実施形態)
上述した実施形態においては、全てのキャップ212(212K,212C,212M,212Y)に対する清掃動作を一括して実施すると共に、全ての大気開放口402(402K,402C,402M,402Y)に対する清掃動作も一括して実施する。しかし、キャップ212(212K,212C,212M,212Y)に対する清掃動作は個別に実施してもよく、また、大気開放口402(402K,402C,402M,402Y)に対する清掃動作を個別に実施してもよい。
例えば、キャップ212K,212C,212M,212Yのそれぞれにインク吸引口400を個別に設けて、それらのインク吸引口400を個別のインク吸引弁67を通して共通のポンプ204に接続する。そして、それらのインク吸引弁67および大気開放弁403K,403C,403M,403Yを個別に開閉制御する。これにより、キャップ212K,212C,212M,212Yに対する清掃動作、および大気開放口402K,402C,402M,402Yに対する清掃動作を個別に実施することができる。
より具体的には、第1および第2の実施形態において、それぞれのキャップ212K,212C,212M,212Y内に予備吐出されるインクの累積吐出数が異なせる。そして、それらの累積吐出数に基づいて、CPU301は、キャップ毎の清掃タイミングを個別に判定して、キャップの清掃動作を実施することができる。同様に、それらの累積吐出数に基づいて、大気開放口402K,402C,402M,402Y毎の清掃タイミングを個別に判定して、大気開放口の清掃動作を実施することができる。
また、第3の実施形態においては、記録ヘッド200K,200C,200M,200Y毎の温度T1と、環境温度T2と、との差から、記録ヘッド200毎の温度差ΔTを算出する。そして、その記録ヘッド200毎の温度差ΔTに基づいて、大気開放口402K,402C,402M,402Y毎の清掃動作を実施することができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態において、大気開放口の清掃動作の実施タイミングは、キャップ内に予備吐出されたインクの累積吐出数、または記録ヘッドの温度に基づいて設定される。しかし、記録ヘッドをキャッピングするときは、毎回、大気開放口の清掃動作を実施するようにしてもよい。また、第3の実施形態においては、キャップの形状の変更、あるいはポンプの性能を向上させることにより、キャップの清掃動作を不要とすることもできる。
また本発明は、上述したフルラインタイプのインクジェット記録装置のみに限定されず、種々の方式のインクジェット記録装置に対して広く適用することができる。例えば、記録ヘッドの主走査方向の移動と、主走査方向と交差する副走査方向への記録媒体の搬送と、を伴って画像を記録するシリアルスキャンタイプのインクジェット記録装置に対しても、本発明を適用することができる。
100 インクジェット記録装置
200 記録ヘッド
204 圧力ポンプ
206 カット紙(記録媒体)
212 キャップ
301 CPUASIC(制御部)309
309 ASIC(制御部)
400 インク吸引口
402 大気開放口(大気連通部)
403 大気開放弁(弁)
本発明のインクジェット記録装置は、吐出口からインクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記吐出口を覆うことが可能なキャップと、
前記キャップの内部と大気とを連通させる大気連通部を開閉させる弁と、吸引力を発生する吸引部と、前記キャップが前記吐出口を覆った状態で、かつ前記弁を閉じた状態で前記吸引部により第1の吸引力で前記キャップ内を吸引させる第1の動作と、前記キャップが前記吐出口を覆った状態で、かつ前記弁を開いた状態で前記吸引部により前記第1の吸引力よりも小さい第2の吸引力で前記キャップ内を吸引させる第2の動作と、を実行させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の動作において、前記キャップが前記吐出口を覆う前の状態から、その後に前記キャップが前記吐出口を覆う状態までにおいても、前記吸引部の吸引力によって前記キャップ内を吸引させることを特徴とする。

Claims (10)

  1. 吐出口からインクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記吐出口を覆うことが可能なキャップと、
    前記キャップの内部と大気とを連通させる大気連通部を開閉させる弁と、
    吸引力を発生する吸引部と、
    前記キャップが前記吐出口を覆った状態で、かつ前記弁を閉じた状態で前記吸引部により第1の吸引力で前記キャップ内を吸引させる第1の動作と、前記キャップが前記吐出口を覆った状態で、かつ前記弁を開いた状態で前記吸引部により前記第1の吸引力よりも小さい第2の吸引力で前記キャップ内を吸引させる第2の動作と、を実行させる制御部と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の動作において、前記キャップが前記吐出口を覆う前の状態から、その後に前記キャップが前記吐出口を覆う状態までにおいても、前記吸引部の吸引力によって前記キャップ内を吸引させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の動作において、前記記録ヘッドの温度と環境温度との温度差が所定の温度以下になるまで、前記吸引部の吸引力によって前記キャップ内を吸引させることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の動作において、前記記録ヘッドの温度と環境温度との温度差の単位時間当たりの変化が所定温度以下になるまで、前記吸引部の吸引力によって前記キャップ内を吸引させることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の動作において、前記記録ヘッドの温度が所定の温度以下になるまで、前記吸引部の吸引力によって前記キャップ内を吸引させることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記制御部は、前記第2の動作において、前記吸引部の吸引力によって前記キャップ内を所定時間吸引させることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記キャップは、前記吐出口から予備吐出されるインクを受容することを特徴とする請求項1から6のいずれかに1項記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記制御部は、前記第2の動作において、前記キャップ内に予備吐出されたインクの量に対応した量情報が所定量以上であることを条件として、前記吸引部の吸引力によって前記キャップ内を吸引させることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記制御部は、前記キャップ内に予備吐出されたインクの量に対応した量情報が所定量以上であることを条件として、前記第2の動作を実行させることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記制御部は、前記キャップ内に予備吐出されたインクの量に対応した第1の量情報が第1所定量を超えていることを条件として、前記第2の動作を実行させ、前記キャップ内に予備吐出されたインクの量に対応した第2の量情報が前記第1所定量よりも小さい第2所定量を超えていることを条件として、前記記録ヘッドと前記キャップとを離間させた状態で前記吸引部により前記キャップ内を吸引させる第3の動作を実行させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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