JP2014132250A - レーダ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、レーダ装置に係り、ターゲット検出を送信信号の帯域幅を広げることなく比較的少ない計算量で高分解能に行うことにある。
【解決手段】送信信号を送信する送信手段と、送信信号の反射波を受信信号として受信する受信手段と、を備え、その受信信号を処理してターゲットを検出するレーダ装置は、受信手段に受信された受信信号を周波数スペクトラムデータにフーリエ変換するFFT変換手段と、そのフーリエ変換により得られた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出するピーク周波数検出手段と、上記のフーリエ変換により得られた周波数スペクトラムデータから上記のピーク周波数近傍のデータを抽出するデータ抽出手段と、その抽出されたピーク周波数近傍のデータを時間軸データに逆フーリエ変換する逆FFT変換手段と、その逆フーリエ変換により得られた時間軸データに対して高分解能処理を行うことでターゲットを検出するターゲット検出手段と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】送信信号を送信する送信手段と、送信信号の反射波を受信信号として受信する受信手段と、を備え、その受信信号を処理してターゲットを検出するレーダ装置は、受信手段に受信された受信信号を周波数スペクトラムデータにフーリエ変換するFFT変換手段と、そのフーリエ変換により得られた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出するピーク周波数検出手段と、上記のフーリエ変換により得られた周波数スペクトラムデータから上記のピーク周波数近傍のデータを抽出するデータ抽出手段と、その抽出されたピーク周波数近傍のデータを時間軸データに逆フーリエ変換する逆FFT変換手段と、その逆フーリエ変換により得られた時間軸データに対して高分解能処理を行うことでターゲットを検出するターゲット検出手段と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、レーダ装置に係り、特に、送信信号を送信する送信手段と、送信信号の反射波を受信信号として受信する受信手段と、を備え、受信手段に受信された受信信号を処理してターゲットを検出するうえで好適なレーダ装置に関する。
従来、ターゲットからの反射波を受信して得た受信信号を処理してターゲットを検出するレーダ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このレーダ装置は、送信信号の周波数を増加させる区間と減少させる区間とを繰り返すことで連続的に変化させつつ、ターゲットで反射した反射波を受信信号として受信し、その受信信号を処理してターゲットまでの距離を検出する。
FM−CWレーダ装置においてターゲット検出を行ううえで一般的なフーリエ変換を用いて周波数分析を行った場合は、分解能が低いので、互いに近接したターゲットを区別して検出することができないおそれがある。レーダ装置の距離分解能は、一般的に、送信信号の帯域幅に依存するので、ターゲットまでの距離を高分解能に検出するためには、レーダ装置の送信信号の帯域幅を広げることが有効である。しかし、レーダ装置の広帯域化では、高価な素子や回路,アンテナが必要となるので、製造コストが増大すると共に、特に帯域幅が500MHz以上である超広帯域(UWB)レーダでは、送信電力が電波法により大幅に制限されるので、ターゲットを探知できる距離が短くなってしまう。
そこで、レーダ装置の帯域幅を広げることなく距離分解能を高める手法として、周波数が僅かに異なる複数の送信信号を送信し、複数の受信信号間の位相差に基づいてターゲットを検出することで、レーダ装置の帯域幅に基づくものに比べて高い分解能を得るFDI(Frequency Domain Interferometry;周波数干渉計)法がある。
ところで、上記の如く複数の受信信号間の位相差を合成する手法としては、方位の高分解能処理として代表的なCAPON法やMUSIC法,ESPRIT法などが知られている。しかし、かかるCAPON法などの演算手法を用いたFDI法をFM−CWレーダに適用して分解能を向上させる技術が特許文献1等で知られているが、この方法では、その計算量がフーリエ変換での計算量に比べて膨大になるので、リアルタイム処理が困難となり、その結果として、その演算手法を、処理時間や演算速度が限られた例えば車載レーダ装置などに適用することはできない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、ターゲット検出を送信信号の帯域幅を広げることなく比較的少ない計算量で高分解能に行うことが可能なレーダ装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、送信信号を送信する送信手段と、前記送信信号の反射波を受信信号として受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記受信信号を処理してターゲットを検出するレーダ装置であって、前記受信手段に受信された前記受信信号を周波数スペクトラムデータにフーリエ変換するFFT変換手段と、前記FFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出するピーク周波数検出手段と、前記FFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータから、前記ピーク周波数検出手段により検出された前記ピーク周波数近傍のデータを抽出するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段により抽出された前記ピーク周波数近傍のデータを時間軸データに逆フーリエ変換する逆FFT変換手段と、前記逆FFT変換手段による演算結果として得られた前記時間軸データに対して高分解能処理を行うことでターゲットを検出するターゲット検出手段と、を備えるレーダ装置により達成される。
また、上記の目的は、送信信号を送信する送信手段と、前記送信信号の反射波を受信信号として受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記受信信号を処理してターゲットを検出するレーダ装置であって、前記受信手段に受信された前記受信信号に対して窓関数演算を行う前処理手段と、前記前処理手段による演算結果として得られたデータを周波数スペクトラムデータにフーリエ変換する第1のFFT変換手段と、前記第1のFFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータに対して後処理を行う後処理手段と、前記後処理手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出するピーク周波数検出手段と、前記受信手段に受信された前記受信信号を周波数スペクトラムデータにフーリエ変換する第2のFFT変換手段と、前記第2のFFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータから、前記ピーク周波数検出手段により検出された前記ピーク周波数近傍のデータを抽出するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段により抽出された前記ピーク周波数近傍のデータを時間軸データに逆フーリエ変換する逆FFT変換手段と、前記逆FFT変換手段による演算結果として得られた前記時間軸データに対して高分解能処理を行うことでターゲットを検出するターゲット検出手段と、を備えるレーダ装置により達成される。
本発明によれば、ターゲット検出を送信信号の帯域幅を広げることなく比較的少ない計算量で高分解能に行うことができる。
以下、図面を用いて、本発明に係るレーダ装置の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施例であるレーダ装置10の構成図を示す。レーダ装置10は、例えば車両や飛行体などの移動体に搭載されており、自移動体の周囲に存在するターゲット(物標)を検出する周辺監視装置である。レーダ装置10は、例えば、周波数変調した送信波を送信し、ターゲットにより反射される反射波を受信することにより、所定範囲内のターゲットを検出するFM−CW方式のレーダ装置に適用されるものとすればよい。
図1に示す如く、レーダ装置10は、アンテナ12と、高周波回路14と、制御回路16と、を備えている。尚、本実施例のレーダ装置10は、車両に搭載されるものとし、FM−CW方式で自車両周囲のターゲットを検出し、レーダ装置10において検出されたターゲットのデータは、例えば車両に搭載される車間制御装置や速度制御装置,制動装置などのアプリケーション装置に提供・出力されて使用される。
アンテナ12は、車体前部や車体後部のバンパーなどに配設されている。アンテナ12は、送信すべき送信信号を外部空間へ照射する送信アンテナ12aと、送信アンテナ12aから送信された送信信号がターゲットに反射して生成される反射波を受信する受信アンテナ12bと、からなる。送信アンテナ12aは、車両周囲(例えば、車両進行方向)の所定範囲内に送信信号を送信する。また、受信アンテナ12bは、所定範囲内から反射される反射波を受信信号として受信することができる。
高周波回路14は、発振器及び混合器を有している。この発振器は、周波数が経時的に変化する発振信号を出力する。上記したアンテナ12の送信アンテナ12aは、高周波回路14の発振器に接続されている。送信アンテナ12aは、発振器から供給された発振信号に応答して、周波数が経時的に変化する電磁波である送信信号(例えばミリ波)を送信する。
高周波回路14において、上記の混合器には、上記の発振器及び受信アンテナ12bが接続されている。受信アンテナ12bに受信された反射波は、受信信号として混合器に供給される。混合器は、発振器から出力される発振信号と受信アンテナ12bから供給される受信信号とを混合し、両信号の周波数差であるビート周波数を有するビート信号を生成する。
制御回路16は、高周波回路14の混合器に接続するA/D変換器を有している。混合器で生成されたビート信号は、制御回路16のA/D変換器に入力される。このA/D変換器は、高周波回路14の混合器から供給されたアナログ信号であるビート信号をデジタル信号に変換する。このA/D変換器によるA/D変換は、予め定められた所定のサンプリング周期で行われる。
制御回路16は、後述の如く信号処理を行って自車両から所定範囲内に存在するターゲットを検出する。具体的には、A/D変換により得たデジタル信号についてフーリエ変換(FFT)処理などを行うことで周波数スペクトラムデータを生成し、その周波数スペクトラムデータからターゲットの位置に応じた周波数成分(振幅及び位相)を抽出し、その抽出した周波数成分に基づいて、自車両からターゲットまでの距離、自車両とターゲットとの相対速度、及び自車両に対するターゲットの方位(角度)を検出する。そして、その検出したターゲットを制御対象として認識して、その認識結果に応じた制御信号をアプリケーション装置へ向けて出力する。
次に、図2〜図5を参照して、本実施例のレーダ装置10におけるターゲットを検出する手法について説明する。
図2は、本実施例のレーダ装置10において制御回路16が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図3は、本実施例のレーダ装置10において制御回路16がターゲットを検出する過程で生成される波形の一例を表した図を示す。図4は、本実施例のレーダ装置10において制御回路16がターゲットを検出する手法を模式的に表した図を示す。また、図5は、本実施例のレーダ装置10において制御回路16が受信信号に対して行うサンプリングとアレー出力との関係を表した図を示す。
本実施例において、アプリケーション装置などが起動されることでレーダ装置10が起動されると、その起動中、高周波回路14の発振器から発振信号が出力されることで、車両のアンテナ12の送信アンテナ12aから送信信号が外部空間へ照射されると共に、受信アンテナ12bでの受信処理が行われる。送信アンテナ12aから送信される送信信号は、送信周波数が経時的に変化する信号である。
送信信号の照射範囲内にターゲットが存在しないときは、送信アンテナ12aから送信された送信信号がターゲットに反射しないので、ターゲットに反射される送信信号の反射波自体が存在せず、この場合は、受信アンテナ12bに受信される受信波の強度は比較的小さい。一方、送信信号の照射範囲内にターゲットが存在するときは、送信アンテナ12aから送信された送信信号がそのターゲットで反射して、そのターゲットに反射された送信信号の反射波が受信アンテナ12bに受信される。この場合は、受信アンテナ12bに受信される受信波の強度は比較的大きい。
受信アンテナ12bに送信信号の反射波が受信されると、その受信信号は、高周波回路14の混合器に供給されることで、発振器からの周波数が経時的に変化する発振信号と混合される。混合器は、受信アンテナ12bからの受信信号と発振器からの発振信号とを混合してビート信号を生成する。ビート信号の周波数は自車両から対象物までの距離を表し、また、ビート信号のレベルは受信反射波の強度を表す。混合器で生成されたビート信号は、制御回路16へ出力される。
制御回路16は、高周波回路14からのアナログ信号である上記のビート信号をA/D変換器に取り込み、所定のサンプリング周期でデータのサンプリングを行ってデジタル変換を行う(ステップ100)。制御回路16は、所定のサンプリング周期でサンプリングして得たデジタルデータに対してフーリエ変換(FFT)処理を施すことで、時間軸データを周波数スペクトラムデータに変換する(ステップ110)。FFT処理において、Nポイント(例えば、1024ポイント)のサンプリングデータから周波数スペクトラムデータを得るうえでの計算量は、O(N・log10N)である。
次に、制御回路16は、上記の如くFFT処理により求めた周波数スペクトラムデータに対して周波数を変化させる探索を実行し、その周波数スペクトラムデータの中で信号強度がピークとなる周波数(ピーク周波数)を検出する(ステップ120)。このFFT処理により求めた周波数スペクトラムデータのピーク周波数は、後述のCAPON法を用いたFDI法によるものに比べて周波数ピーク幅が広く精度の低いものとなる。
尚、上記ステップ120におけるピーク周波数の検出は、信号強度のピークが閾値以上となる周波数を抽出するものであればよく、この場合、閾値は、自車両において検出すべきターゲットを検出するのに必要な最小の信号強度であればよい。また、送信信号の照射範囲内にターゲットが複数存在する場合は、複数のピーク周波数が得られる。更に、FFT処理により得られる周波数スペクトラムデータでは、ナイキスト定理によりサンプリング周波数の1/2を中心にして左右で線対称の同じ波形が現れるため、一ターゲットに対するピーク周波数は、図3(A)に示す如く、サンプリング周波数の1/2を中心にして左右に2箇所現れる。
制御回路16は、上記の如くFFT処理による周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出すると、次に、その周波数スペクトラムデータ上でそのピーク周波数(サンプリング周波数の1/2を中心にした左右2箇所のピーク周波数とも)近傍のデータを切り出し、そのピーク周波数近傍のみの周波数スペクトラムデータを作成する(ステップ130)。
尚、この周波数スペクトラムデータからのピーク周波数近傍の切り出しは、ピーク周波数を中心にして予め定められた周波数範囲(図3(A)に破線で囲まれる領域)において行われるものとすればよい。また、この切り出された後の部分的な周波数スペクトラムデータは、図3(B)に示す如く、元の周波数スペクトラムデータ(図3(A)に示す)と同様に、サンプリング周波数の1/2を中心にして左右で線対称の波形である。ただし、混合器で直交検波を行った場合は、ピーク周波数は片側のみとなるので、この場合は一箇所のみ切り出す。
制御回路16は、上記の如くピーク周波数近傍のみの周波数スペクトラムデータについて逆フーリエ変換(IFFT)処理を施して、その周波数スペクトラムデータを時間軸データに戻す(ステップ140)。この時間軸データは、当初サンプリング周期でサンプリングして得たサンプリングデータの時間軸データに対してデータ量が削減された時間サンプリングデータとなる。尚、このIFFT処理において、周波数スペクトラムデータ上のNポイント(例えば、サンプリング周波数の1/2を中心にした左右トータルで32ポイントや16ポイント)のデータから時間軸データを得るうえでの計算量は、O(N・log10N)である。
次に、制御回路16は、上記の如くIFFT処理により求めた時間軸データに対して高分解能処理を施すことで、時間軸データを周波数スペクトラムデータに変換する(ステップ150)。この高分解能処理は、図4に示す如く、周波数が僅かに異なる複数の送信信号を送信アンテナ12aから送信し、周波数が僅かに異なる複数の反射波を受信アンテナ12bで受信し、それら複数の受信信号間の位相差に基づいてターゲットを検出するFDI(Frequency Domain Interferometry;周波数干渉計)法の一つであるCAPON法を用いる。
具体的には、制御回路16は、送信信号の帯域幅を広げることなく自車両からターゲットまでの距離を検出する際の距離分解能を高める高分解能処理として、図5に示す如く、時間が異なるK箇所でそれぞれサンプリングを行った際のアレー状のデータをX(t)としかつその重みをW(t)とし、サンプリング周期をTとし、アレー出力y(t)を次式(1)で表し、自己相関行列Rxxを次式(2)とし、モードベクトルa(f)を次式(3)とすると、周波数スペクトラムデータを次式(4)で表す。この高分解能処理(CAPON法を利用したFDI法)において、Nポイントのサンプリングデータから周波数スペクトラムデータを得るうえでの計算量は、O(N3)である。
尚、上記ステップ160におけるピーク周波数の検出は、信号強度のピークが閾値以上となる周波数を抽出するものであればよく、この場合、閾値は、自車両において検出すべきターゲットを検出するのに必要な最小の信号強度であればよい。また、送信信号の照射範囲内にターゲットが複数存在する場合は、複数のピーク周波数が得られる。更に、高分解能処理により得られる周波数スペクトラムデータでは、ナイキスト定理によりサンプリング周波数の1/2を中心にして左右で線対称の同じ波形が現れるため、一ターゲットに対するピーク周波数は、サンプリング周波数の1/2を中心にして左右に2箇所現れる。
制御回路16は、上記の如く高分解能処理による周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出すると、そのピーク周波数に相当する自車両からの距離にターゲットが存在すると推定し、自車両からターゲットまでの距離を検出する。尚、この際、ピーク周波数が、複数のターゲットが存在するように複数あるときは、ターゲットごとに距離検出を行う。そして、その検出距離に応じた制御信号を生成し、アプリケーション装置への制御出力を行う。
このように、本実施例のレーダ装置10においては、ターゲットで反射した送信信号の反射波の受信結果に基づいて自車両からターゲットまでの距離を検出する信号処理を、FFT処理とCAPON法を利用したFDI法の高分解能処理とを組み合わせてハイブリッドで行うことができる。
具体的には、一旦、ビート信号のサンプリングデータ(全データ;例えば1024ポイント)をFFT処理することにより求めた周波数スペクトラムデータの全周波数範囲を探索して比較的粗いピーク周波数を検出し、その後、そのピーク周波数近傍の周波数スペクトラムデータ(例えば、サンプリング周波数の1/2を中心にした左右トータルで32ポイントや16ポイント)をIFFT処理して時間軸データに戻した後にその時間軸データを高分解能処理することにより求めた周波数スペクトラムデータを探索して比較的精しいピーク周波数を検出する。
かかる構成によれば、CAPON法を利用したFDI法の高分解能処理により求めた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出するので、FFT処理のみにより求めた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出する構成に比べて、ピーク周波数を高い分解能で検出することができ、ピーク周波数の検出精度を高めることができる。このため、本実施例によれば、送信信号の帯域幅を広げることなくターゲットまでの距離検出を高分解能に行うことができる。
また、上記の構成によれば、ピーク周波数の検出を、CAPON法を利用したFDI法の高分解能処理のみにより行うものではなく、その高分解処理とFFT処理との双方を用いて行う。具体的には、FFT処理による周波数スペクトラムデータの全周波数範囲を探索してピーク周波数を検出し、そのピーク周波数近傍の周波数スペクトラムデータを時間軸データに戻し、その時間軸データを高分解能処理により周波数スペクトラムデータに変換した後に、その周波数スペクトラムデータを探索してピーク周波数を検出する。このため、本実施例によれば、CAPON法を利用したFDI法の高分解能処理のみによりピーク周波数を検出する構成に比べて、計算量を大幅に削減することができ、ターゲットまでの距離検出を比較的少ない計算量で行うことができる。
例えばFM−CW方式のレーダ装置において、1024ポイントのサンプリングデータからFFT処理により周波数スペクトラムデータを得るうえでの計算量O(N・log10N)は、"3082"となる。一方、1024ポイントのサンプリングデータからCAPON法を利用したFDI法により周波数スペクトラムデータを得るうえでの計算量O(N3)は、"1.07×109"となり、上記のFFT処理のものに比べて膨大になり、34万倍以上となる。
これに対して、本実施例のレーダ装置10の如く、1024ポイントのサンプリングデータのFFT処理を経て、サンプリング周波数の1/2を中心にした左右トータルで32ポイントのデータのIFFT処理及び高分解能処理(CAPON法を利用したFDI法)を行うことで周波数スペクトラムデータを生成する場合は、そのトータルの計算量O((1024・log101024)+(32・log1032)+(323))は、"35893"となり、上記のFFT処理のみのものの12倍程度に抑えられると共に、上記の高分解能処理のみのものに比べて大幅に削減される。
従って、本実施例のレーダ装置10によれば、自車両からターゲットまでの距離検出を送信信号の帯域幅を広げることなく比較的少ない計算量で高分解能に行うことができる。このため、本実施例のレーダ装置10によれば、自車両からターゲットまでの距離検出をリアルタイム処理で高精度に行うことができるので、ターゲット検出結果を用いたアプリケーション装置の制御を応答性よく高精度なものとすることができる。
尚、上記の第1実施例においては、アンテナ12の送信アンテナ12aが特許請求の範囲に記載した「送信手段」に、アンテナ12の受信アンテナ12bが特許請求の範囲に記載した「受信手段」に、それぞれ相当している。また、制御回路16が、図2に示すルーチン中ステップ110の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「FFT変換手段」が、ステップ120の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「ピーク周波数検出手段」が、ステップ130の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「データ抽出手段」が、ステップ140の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「逆FFT変換手段」が、ステップ150,160の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「ターゲット検出手段」が、それぞれ実現されている。
また、上記の第1実施例においては、制御回路16が、ステップ150の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「高分解能データ変換手段」が、ステップ160の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「高分解能ピーク周波数検出手段」が、上記ステップ160の処理により得られたピーク周波数に基づいてターゲットまでの距離を検出することにより特許請求の範囲に記載した「距離検出手段」が、それぞれ実現されている。
図6は、一般的にFFT処理の前後で行われる処理を説明するためのフローチャートを示す。尚、図6において、上記図2に示すステップと同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。また、図7は、2つのターゲットが互いに近接して存在する場合の、FFT処理のみによる距離検出結果と、第1実施例の処理による距離検出結果と、第2実施例の処理による距離検出結果と、のシミュレーション結果を表した図を示す。尚、図7(A)にはレーダ装置と2つのターゲットとの具体的な位置関係を、図7(B)には図7(A)に示す位置関係でのFFT処理のみによる距離検出結果を、図7(C)には図7(A)に示す位置関係での第1実施例の処理による距離検出結果を、また、図7(D)には図7(A)に示す位置関係での第2実施例の処理による距離検出結果を、それぞれ示す。
ところで、FFT処理による周波数スペクトラムデータのピーク周波数を感度良く検出するためには、一般的に、図6に示す如く、データサンプリング後、FFT処理の前処理として窓関数演算が行われると共に、FFT処理の後処理としてブランク減算処理及び積分処理が行われる。尚、窓関数は、所定有限区間外のデータをゼロとする重み付け関数であって、例えば、ハニング窓やハミング窓,ブラックマン窓などである。また、積分処理は、瞬間的に複数回連続してサンプリングしたデータを周波数軸上で積分することで、S/N比の向上を図る処理である。更に、ブランク減算処理は、反射波の無い環境で予めサンプリングしておいたデータ(ブランクデータ)を受信信号から減算することで、カップリングノイズ等の回路固有のノイズを抑制する処理である。
一方、上記の前処理及び後処理が行われると、FFT処理の前後でデータが加工されるので、その加工されたデータが逆フーリエ変換(IFFT)処理で時間軸データに変換されると、その時間軸データが所望の波形に戻らない可能性が高い。かかる状況では、そのIFFT処理後に高分解能処理で周波数スペクトラムデータに変換されても、その高分解能処理による周波数スペクトラムデータのピーク周波数を精度よく検出することができず、その結果として、ターゲットまでの距離を精度よく検出することができないおそれがある。
例えば図7(A)に示す如く、レーダ装置のアンテナ12から2メートル程度の位置に2つのターゲット(円柱状)T1,T2が前後30cm離れて位置する場合、FFT処理のみでは、2つのターゲットT1,T2を区別して検出することができない(図7(B)参照)。また、上記した第1実施例においてFFT処理の前後に上記の前処理及び後処理が追加されたものでは、2つのターゲットT1,T2を表すピーク同士のレベル差が比較的小さく(1db程度)、ピークの分離が困難であると共に、それらピーク同士の周波数間隔(距離間隔)が実際の間隔(30cm)と一致していない(50cm程度;図7(C)参照)。
そこで、本発明の第2実施例は、制御回路16での信号処理により上記の不都合を解決してターゲット検出の更なる精度向上を図ることとしている。以下、図8を参照して、本実施例のレーダ装置10におけるターゲットを検出する手法について説明する。
すなわち、本実施例のレーダ装置10は、制御回路16に図2に代えて図8に示す制御ルーチンを実行させることにより実現される。図8は、本実施例のレーダ装置10において制御回路16が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。尚、図8において、上記図2に示すステップと同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例において、制御回路16は、高周波回路14からの送信信号と受信信号とのビート信号をA/D変換器に取り込み、所定のサンプリング周期でデータのサンプリングを行うと(ステップ100)、まず、そのサンプリングデータに対して前処理を行う(ステップ200)。この前処理は、窓関数演算である。そして、その後、その窓関数演算後のデジタルデータに対してフーリエ変換(FFT)処理を施すことで、時間軸データを周波数スペクトラムデータに変換する(ステップ210)。
次に、制御回路16は、上記ステップ210におけるFFT処理により求めた周波数スペクトルデータに対して後処理を行う(ステップ220及びステップ230)。この後処理は、FFT処理により求めた周波数スペクトルデータに対してピークを先鋭にするために行う加工処理であって、具体的には、上記の積分処理及び上記のブランク減算処理である。
そして、制御回路16は、上記ステップ120と同様に、上記した後処理後の周波数スペクトラムデータに対して周波数を変化させる探索を実行し、その周波数スペクトラムデータの中で信号強度がピークとなるピーク周波数を検出する(ステップ240)。この後処理後の周波数スペクトラムデータのピーク周波数は、後述のCAPON法を用いたFDI法によるものに比べて周波数ピーク幅が広く精度の低いものとなる。
制御回路16は、上記の如く、高周波回路14からの送信信号と受信信号とのビート信号をA/D変換器に取り込み、所定のサンプリング周期でデータのサンプリングを行った後(ステップ100)、更に、上記ステップ200〜240の処理とは別に、サンプリング後のデジタルデータに対して上記の前処理及び後処理を行うことなく、そのサンプリング後のデジタルデータに対してフーリエ変換(FFT)処理を施すことで、時間軸データを周波数スペクトラムデータに変換する(ステップ260)。
制御回路16は、上記ステップ240においてピーク周波数を検出し、かつ、上記ステップ260においてFFT処理により周波数スペクトルデータを求めると、次に、そのステップ260におけるFFT処理により求めた周波数スペクトルデータ上でそのステップ240で検出したピーク周波数(サンプリング周波数の1/2を中心にした左右2箇所のピーク周波数とも)近傍のデータを切り出し、そのピーク周波数近傍のみの周波数スペクトラムデータを作成する(ステップ270)。
尚、この周波数スペクトラムデータからのピーク周波数近傍の切り出しは、ピーク周波数を中心にして予め定められた周波数範囲において行われるものとすればよい。また、この切り出された後の部分的な周波数スペクトラムデータは、元の周波数スペクトラムデータと同様に、サンプリング周波数の1/2を中心にして左右で線対称の波形である。ただし、混合器で直交検波を行った場合は、ピーク周波数は片側のみとなるので、この場合は一箇所のみ切り出す。
次に、制御回路16は、上記ステップ270で生成したピーク周波数近傍のみの周波数スペクトラムデータについて逆フーリエ変換(IFFT)処理を施して、その周波数スペクトラムデータを時間軸データに戻す(ステップ280)。この時間軸データは、当初サンプリング周期でサンプリングして得たサンプリングデータの時間軸データに対してデータ量が削減された時間サンプリングデータとなる。
そして、制御回路16は、上記の如くIFFT処理により求めた時間軸データに対して高分解能処理を施すことで、時間軸データを周波数スペクトラムデータに変換し(ステップ290)、その周波数スペクトラムデータに対して周波数を変化させる探索を実行し、その周波数スペクトラムデータの中で信号強度がピークとなるピーク周波数を検出する(ステップ300)。尚、上記の高分解能処理は、上記のFDI法の一つであるCAPON法を用いる。また、上記の高分解能処理により求めた周波数スペクトラムデータのピーク周波数は、上述のFFT処理によるものに比べて周波数ピーク幅が狭く精度の高いものとなる。
制御回路16は、上記の如く高分解能処理による周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出すると、そのピーク周波数に相当する自車両からの距離にターゲットが存在すると推定し、自車両からターゲットまでの距離を検出する。尚、この際、ピーク周波数が、複数のターゲットが存在するように複数あるときは、ターゲットごとに距離検出を行う。そして、その検出距離に応じた制御信号を生成し、アプリケーション装置への制御出力を行う。
このように、本実施例のレーダ装置10においても、ターゲットで反射した送信信号の反射波の受信結果に基づいて自車両からターゲットまでの距離を検出する信号処理を、FFT処理とCAPON法を利用したFDI法の高分解能処理とを組み合わせてハイブリッドで行うことができる。
具体的には、ビート信号のサンプリングデータ(全データ;例えば1024ポイント)に対する上記の前処理及び後処理を伴うFFT処理により求めた周波数スペクトラムデータの全周波数範囲を探索して比較的粗いピーク周波数を検出すると共に、そのピーク周波数検出と並行して、ビート信号のサンプリングデータ(全データ;例えば1024ポイント)に対する上記の前処理及び後処理を伴わないFFT処理により周波数スペクトラムデータを求め、その求めた周波数スペクトルデータから上記の検出したピーク周波数近傍のデータ(例えば、サンプリング周波数の1/2を中心にした左右トータルで32ポイントや16ポイント)を切り出し、その切り出したデータをIFFT処理して時間軸データに戻した後にその時間軸データを高分解能処理することにより求めた周波数スペクトラムデータを探索して比較的精しいピーク周波数を検出する。
かかる構成によれば、CAPON法を利用したFDI法の高分解能処理により求めた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出するので、FFT処理のみにより求めた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出する構成に比べて、ピーク周波数を高い分解能で検出することができ、ピーク周波数の検出精度を高めることができる。また、ピーク周波数の検出を、CAPON法を利用したFDI法の高分解能処理のみにより行うものではなく、その高分解処理とFFT処理との双方を用いて行う。
従って、本実施例のレーダ装置10においても、自車両からターゲットまでの距離検出を送信信号の帯域幅を広げることなく比較的少ない計算量で高分解能に行うことができる。このため、本実施例のレーダ装置10によれば、自車両からターゲットまでの距離検出をリアルタイム処理で高精度に行うことができるので、ターゲット検出結果を用いたアプリケーション装置の制御を応答性よく高精度なものとすることができる。
また、本実施例の構成においては、ピーク周波数を検出する対象となる周波数スペクトラムデータは、FFT処理の前後で前処理及び後処理を伴うものである。このため、ターゲット検出に大きな影響を与えるピーク周波数の感度低下は抑えられる。一方、ピーク周波数近傍のデータが切り出されかつその後にIFFT処理で時間軸データに変換される周波数スペクトラムデータは、FFT処理の前後で前処理及び後処理を伴わないものである。このため、FFT処理の前後で前処理及び後処理により加工されたデータが、IFFT処理で時間軸データに変換される周波数スペクトラムデータとして切り出されることは無く、また、IFFT処理で時間軸データに変換されることは無いので、IFFT処理後の時間軸データを所望の波形に戻すことが可能である。
例えば図7(A)に示す如く、アンテナ12から2メートル程度の位置に2つのターゲット(円柱状)T1,T2が前後30cm離れて位置する場合、本実施例のレーダ装置10においては、2つのターゲットT1,T2を表すピーク同士のレベル差が比較的大きく、ピークの分離が容易であると共に、それらピーク同士の周波数間隔(距離間隔)が実際の間隔(30cm)と略同じである(図7(D)参照)。
従って、本実施例のレーダ装置10によれば、FFT処理による周波数スペクトラムデータのピーク周波数を感度良く検出(粗ピーク検出)しつつ、IFFT処理後の高分解能処理による周波数スペクトラムデータのピーク周波数を精度よく検出(精ピーク検出)することができる。このため、本実施例によれば、自車両からターゲットまでの距離検出の更なる精度向上を図ることができる。
尚、上記の第2実施例においては、制御回路16が、図8に示すルーチン中ステップ200の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「前処理手段」が、ステップ210の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「第1のFFT変換手段」が、ステップ220,230の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「後処理手段」が、ステップ240の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「ピーク周波数検出手段」が、ステップ260の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「第2のFFT変換手段」が、ステップ270の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「データ抽出手段」が、ステップ280の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「逆FFT変換手段」が、ステップ290,300の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「ターゲット検出手段」が、それぞれ実現されている。
また、上記の第2実施例においては、制御回路16が、ステップ290の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「高分解能データ変換手段」が、ステップ300の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「高分解能ピーク周波数検出手段」が、上記ステップ300の処理により得られたピーク周波数に基づいてターゲットまでの距離を検出することにより特許請求の範囲に記載した「距離検出手段」が、それぞれ実現されている。
更に、上記の第2実施例においては、サンプリングデータに対して窓関数演算による前処理を実施した後にFFT処理を施し、そのFFT処理により求めた周波数スペクトラムデータに対して後処理を実施することとしているが、S/N比が比較的高い場合には、かかる後処理を実施しなくてもよい。すなわち、上記の後処理は、S/N比が比較的低い場合に実施されるものとすればよく、S/N比が比較的高い場合には実施されなくてもよい。
ところで、上記の第1及び第2実施例においては、高分解能処理として、CAPON法を利用したFDI法を用いることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、CAPON法以外に、MUSIC法やESPRIT法などを利用したFDI法を用いることとしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例においては、高分解能処理により時間軸データを周波数スペクトラムデータに変換し、その周波数スペクトラムデータのピーク周波数に基づいてターゲットまでの距離を検出するが、本発明はこれに限定されるものではなく、高分解能処理によっては、時間軸データを周波数スペクトラムデータに変換せず、直接にターゲットまでの距離を検出するものであってもよい。この高分解処理は、例えば、ESPRIT法などである。
10 レーダ装置
12 アンテナ
12a 送信アンテナ
12b 受信アンテナ
14 高周波回路
16 制御回路
12 アンテナ
12a 送信アンテナ
12b 受信アンテナ
14 高周波回路
16 制御回路
Claims (7)
- 送信信号を送信する送信手段と、前記送信信号の反射波を受信信号として受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記受信信号を処理してターゲットを検出するレーダ装置であって、
前記受信手段に受信された前記受信信号を周波数スペクトラムデータにフーリエ変換するFFT変換手段と、
前記FFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出するピーク周波数検出手段と、
前記FFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータから、前記ピーク周波数検出手段により検出された前記ピーク周波数近傍のデータを抽出するデータ抽出手段と、
前記データ抽出手段により抽出された前記ピーク周波数近傍のデータを時間軸データに逆フーリエ変換する逆FFT変換手段と、
前記逆FFT変換手段による演算結果として得られた前記時間軸データに対して高分解能処理を行うことでターゲットを検出するターゲット検出手段と、
を備えることを特徴とするレーダ装置。 - 送信信号を送信する送信手段と、前記送信信号の反射波を受信信号として受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記受信信号を処理してターゲットを検出するレーダ装置であって、
前記受信手段に受信された前記受信信号に対して窓関数演算を行う前処理手段と、
前記前処理手段による演算結果として得られたデータを周波数スペクトラムデータにフーリエ変換する第1のFFT変換手段と、
前記第1のFFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出するピーク周波数検出手段と、
前記受信手段に受信された前記受信信号を周波数スペクトラムデータにフーリエ変換する第2のFFT変換手段と、
前記第2のFFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータから、前記ピーク周波数検出手段により検出された前記ピーク周波数近傍のデータを抽出するデータ抽出手段と、
前記データ抽出手段により抽出された前記ピーク周波数近傍のデータを時間軸データに逆フーリエ変換する逆FFT変換手段と、
前記逆FFT変換手段による演算結果として得られた前記時間軸データに対して高分解能処理を行うことでターゲットを検出するターゲット検出手段と、
を備えることを特徴とするレーダ装置。 - 前記第1のFFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータに対して後処理を行う後処理手段を備え、
前記ピーク周波数検出手段は、前記ピーク周波数として、前記後処理手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出することを特徴とする請求項2記載のレーダ装置。 - 前記後処理は、前記第1のFFT変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータに対してピークを先鋭にするために行う加工処理であることを特徴とする請求項3記載のレーダ装置。
- 前記高分解能処理は、前記逆FFT変換手段による演算結果として得られた前記時間軸データに対する周波数干渉計法を用いた処理であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載のレーダ装置。
- 前記ターゲット検出手段は、
前記時間軸データを前記高分解能処理により周波数スペクトラムデータに変換する高分解能データ変換手段と、
前記高分解能データ変換手段による演算結果として得られた周波数スペクトラムデータのピーク周波数を検出する高分解能ピーク周波数検出手段と、
前記高分解能ピーク周波数検出手段による検出結果に基づいてターゲットまでの距離を検出する距離検出手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載のレーダ装置。 - 前記高分解能処理は、前記逆FFT変換手段による演算結果として得られた前記時間軸データに対するCAPON法、MUSIC法、又はESPRIT法を用いた処理であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載のレーダ装置。
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