JP2014129327A - 粘膜用組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)脂溶性有効成分0.005〜0.2W/V%、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分とする非イオン性界面活性剤を、非イオン性界面活性剤全量として0.01〜0.5W/V%であって、(A):(B)で表される質量比で1:0.4〜7.0、及び(C)清涼化剤を含有し、上記(A)及び(B)成分を含む油相を、75〜90℃の水相に添加して撹拌して得られ、上記(A)及び(B)成分を構成成分として含有するナノエマルション粒子を含む粘膜用組成物。
【選択図】図1
Description
[1].(A)脂溶性有効成分0.005〜0.2W/V%、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分とする非イオン性界面活性剤を、非イオン性界面活性剤全量として0.01〜0.5W/V%であって、(A):(B)で表される質量比で1:0.4〜7.0、及び(C)清涼化剤を含有し、上記(A)及び(B)成分を含む油相を、75〜90℃の水相に添加して撹拌して得られ、上記(A)及び(B)成分を構成成分として含有するナノエマルション粒子を含む粘膜用組成物。
[2].(A)脂溶性有効成分0.005〜0.2W/V%、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分とする非イオン性界面活性剤を、非イオン性界面活性剤全量として0.01〜0.5W/V%であって、(A):(B)で表される質量比で1:0.4〜7.0、及び(C)清涼化剤を含有し、上記(A)及び(B)成分を構成成分として含有するナノエマルション粒子を含み、(A)成分フリー非イオン界面活性剤の割合が、(B)成分総量の44質量%未満であることを特徴とする粘膜用組成物。
[3].(A)成分が、(A−1)ビタミンA、及び(A−2)酢酸トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソールから選ばれる抗酸化剤である[1]又は[2]記載の粘膜用組成物。
[4].(C)成分が、l−メントール、dl−カンフル、d−カンフル、d−ボルネオール、ユーカリ油、ベルガモット油、ゲラニオール、リナロール、シネオール、ウイキョウ油、スペアミント油、ペパーミント油、ローズ油、クールミント油及びハッカ油から選ばれる[1]〜[3]のいずれかに記載の粘膜用組成物。
[5].油相の温度が65〜90℃である[1]〜[4]のいずれかに記載の粘膜用組成物。
[6].眼科用組成物である[1]〜[5]のいずれかに記載の粘膜用組成物。
[7].(A)脂溶性有効成分0.005〜0.2W/V%と、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分とする非イオン性界面活性剤を、非イオン性界面活性剤全量として0.01〜0.5W/V%であって、(A):(B)で表される質量比で1:0.4〜7.0とを含む油相を、75〜90℃の水相に添加して撹拌する工程を含む、[1]又は[2]記載の粘膜用組成物の製造方法。
脂溶性有効成分としては特に限定されないが、以下のようなものが含まれ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。以下、(A−1)〜(A−4)成分をまとめて表記する場合は(A)成分とする。
ビタミンA
ビタミンAとしては、ビタミンAそれ自体の他に、ビタミンA油等のビタミンA含有混合物、ビタミンA脂肪酸エステル等のビタミンA誘導体等が挙げられる。具体的には、レチノールパルミチン酸エステル、レチノール酢酸エステル、レチノール、レチノイン酸、レチノイド等が挙げられる。中でも、レチノールパルミチン酸エステル、レチノール酢酸エステル、レチノイン酸が好ましい。レチノールパルミチン酸エステルは、通常100万〜180万国際単位(以下、I.U.と略記する)のものが市販されており、具体的には、DSMニュートリションジャパン(株)製レチノールパルミチン酸エステル(174万I.U.)等が挙げられる。
酢酸トコフェロール(酢酸dl−α−トコフェロール、酢酸d−α−トコフェロール(ビタミンE))、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒドログアヤレチック酸等の抗酸化剤。
ビタミンD、ビタミンK等のビタミン類、デキサメタゾン、ベタメタゾン、プレドニゾロン等のステロイド系抗炎症剤、シクロスポリン、タクロリムス、パクリタキセル等の免疫抑制剤、クラリスロマイシン、オフロキサシン等の抗菌剤、クロラムフェニコール、アシクロビル等の抗ウイルス剤、ジフェンヒドラミン、ケトプロフェン、サリチル酸グリコール、インドメタシン、アンレキサノクス、ベクロメタゾンプロピオン酸エステル、モメタゾンフランカルボン酸エステル、フルチカゾンフランカルボン酸エステル等の抗炎症剤、エピネフリン等の血管収縮剤、リドカイン等の局所麻酔剤。
ヒマシ油、ゴマ油等のグリセリド、流動パラフィン、ゲル化炭化水素、ラノリン等。
本発明で用いる非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分として、その他の非イオン性界面活性剤を含んでいてもよい。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
I−(1):HCO−VA低濃度
(A−1)ビタミンA0.003W/V%以上0.015W/V%未満
(B−I)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる非イオン界面活性剤を、(A−1):(B−I)で表される質量比で1:3.0〜10.0
I−(2):HCO−VA中濃度
(A−1)ビタミンA0.015〜0.05W/V%、
(B−I)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる非イオン界面活性剤を、(A−1):(B−I)で表される質量比で1:1.6〜10.0であり、1:1.6〜8.0未満が好ましい。
I−(3):HCO−VA高濃度
(A−1)ビタミンA0.05W/V%を超え0.2W/V%以下
(B−I)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60及び/又はモノオレイン酸POE(20)ソルビタンを、(A−1):(B−I)で表される質量比で1:1.6〜5.0
清涼化剤としては、l−メントール、dl−カンフル、d−カンフル、d−ボルネオール、ユーカリ油、ベルガモット油、ゲラニオール、リナロール、シネオール、ウイキョウ油、スペアミント油、ペパーミント油、ローズ油、クールミント油及びハッカ油等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、l−メントール、dl−カンフル、d−カンフル、d−ボルネオール、ユーカリ油、ベルガモット油、ゲラニオールが好ましい。
消炎・収斂剤であれば、例えば、0.0001〜10W/V%、好ましくは0.0001〜5W/V%である。
抗ヒスタミン剤であれば、例えば、0.0001〜10W/V%、好ましくは0.001〜5W/V%である。
水溶性ビタミンであれば、0.0001〜1W/V%、好ましくは、0.0001〜0.5W/V%である。
アミノ酸であれば、0.0001〜10W/V%、好ましくは0.001〜3W/V%である。
サルファ剤、殺菌剤であれば、例えば、0.00001〜10W/V%、好ましくは、0.0001〜10W/V%である。
抗アレルギー剤であれば、例えば、0.0001〜10W/V%、好ましくは0.001〜5W/V%である。
局所麻酔剤、散瞳剤、白内障治療剤であれば、例えば、0.001〜1W/V%、好ましくは0.005〜1W/V%である。
(A)脂溶性有効成分0.005〜0.2W/V%、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分とする非イオン性界面活性剤を、非イオン性界面活性剤全量として0.01〜0.5W/V%であって、(A):(B)で表される質量比で1:0.4〜7.0を含む油相を、75〜90℃の水相に添加して撹拌する工程を含む製造方法。
・「ナノエマルション粒子」とは、エマルション粒子内に(A)脂溶性有効成分を含有するナノエマルション粒子であり、上記(A)及び(B)成分を必須構成成分とする。ナノエマルション粒子の粒子径は、1nm以上500nm未満であり、10〜500nmが好ましく、10〜300nmがより好ましい。例えば、特に好ましい範囲は40nmを超え140nm以下である(特に(A)成分がビタミンAの場合)。粒子径が40nmを超えると、有効成分含有ナノエマルション粒子からの有効成分の放出性、例えば、点眼時等における角膜への有効成分の吸着性がより向上する。この点からは、下限は45nm以上、50nm以上、55nm以上が特に好ましい。一方、ナノエマルション粒子の粒子径を140nm以下とすることで、組成物の外観が透明のものを得ることができる。この点からは、115nm以下が好ましく、110nm以下がより好ましい。なお、本発明において粒子径とは散乱光強度から算出した粒度分布の平均径(メディアン径nm)を指す。粒子径は光散乱等の原理を応用した各種測定装置により、恒温槽を用い、25℃一定の温度条件のもと行う。
・「フリーミセル」とは、(A)脂溶性有効成分を含まない、界面活性剤会合体をいう。
・「遊離界面活性剤分子」とは、ミセル(会合体)を形成していない界面活性剤をいう。
つまり、試料を、それぞれRI(非イオン界面活性剤と脂溶性成分を検出)、UV(油性成分のみ検出)で検出し、その溶出時間とピーク面積により、「ナノエマルション粒子(RI+UV検出)」、「フリーミセル(RI検出)」及び「遊離界面活性剤分子(RI検出)」に分離し、その割合を算出することができる。試料中にこれらが全部含まれているとすれば、RIでは、(1)「ナノエマルション粒子」、(2)「フリーミセル」、(3)「遊離界面活性剤分子」の順でピークが現れ、UVでは、(1)のピークが現れる。詳細な条件は実施例で説明する。
表中に記載の水相温度で、下記製法で表中に記載の組成(W/V%(g/100mL))の粘膜用組成物(眼科用組成物)を得た。得られた組成物について下記評価を行った。結果を表中に併記する。
油相(レチノールパルミチン酸エステル(ビタミンA、174万I.U.)、酢酸d−α−トコフェロール(酢酸トコフェロール:ビタミンE)、ジブチルヒドロキシトルエン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60)を、設定温度(85℃)で加温し均一に混合し、設定温度で加温した水相(精製水)400mLにマグネティックスターラーを用いて撹拌しながら添加し、マグネティックスターラーを用いて滴下終了から10分間撹拌して得た。撹拌開始から撹拌終了までの油相添加後の水相温度は、油相添加前の水相温度と同じである。撹拌終了後、水相温度を50℃以下まで冷却した後、プロピレングリコールに予備溶解した(C)成分を徐々に投入し攪拌溶解する。他の水相配合成分を必要に応じて加え、全量が500mLとなるよう生成水を添加した。なお、表中では(A):(B)で表される質量比の(A)1に対する(B)の部分を、(B)/(A)として示す。なお、表中では(A−1):(B)で表される質量比の(A−1)1に対する(B)の部分を、(B)/(A−1)として示す。
光散乱等の原理を応用した各種測定装置、動的光散乱式粒度分布計(LB−500、(株)堀場製作所)を用いて測定した。測定には恒温槽を用い、25℃一定の温度条件のもと行った。なお、実施例の粒子径は、1nm以上500nm未満であり、ナノエマルション粒子を含む組成物であった。
製造直後の眼科用組成物について、日立分光光度計U−3310を用いて、波長600nmにおける透過率(%)を室温で測定した。
油性成分が分離したものを「×」、上記外観透過率(%)が80%未満を「△」、80%以上90%未満を「○」、90%以上を「◎」として判断した。
目の乾燥感やかゆみの症状がある被験者(敏感パネラー)4名が、眼科用組成物1〜2滴を点眼し、眼刺激性を下記評価基準で評価した。
〈評価基準〉
刺激は強い 1点
刺激はやや強い 2点
刺激が弱い 3点
刺激をほとんど感じない 4点
刺激を全く感じない 5点
得られた評価点の平均値から、眼刺激性(刺激のなさ)を示す。
平均点が4点以上 ◎
3点以上4点未満 ○
2点以上3点未満 △
2点未満 ×
目の乾燥感やかゆみの症状がある被験者(敏感パネラー)4名が、眼科用組成物1〜2滴を点眼し、気持ちよいと感じる清涼感の時間を測定した。結果を4名の平均値から下記で示す。
4分以上 ◎
3分以上4分未満 ○
3分未満 △
[ビタミンAの安定性]
<ビタミンA残存率>
ビタミンA(レチノールパルミチン酸エステル)含量を、製造直後及び密封したアンプルにて70℃で1週間保存後(過酷試験)に測定した。測定は、高速液体クロマトグラフィー法を用いて行った。得られたレチノールパルミチン酸エステル含量から、下記式に基づき、レチノールパルミチン酸エステル残存率(%)を算出した。
角膜表面とC8の疎水性度が近いことから、角膜に対するビタミンA吸着モデルとしてC8シリカゲルへのビタミンA吸着率を測定した。
(i)C8シリカゲルを水洗し、表面の汚れを除去し乾燥した。
(ii)サンプル5mL中に精製水10mLを入れ混合し、そこから10mL分取した溶液にC8シリカゲル0.2gを分散させ10分間撹拌した。
(iii)シリカゲルとサンプルをろ別し、ろ液中のビタミンA量と吸着させる前のサンプルのビタミンA量を高速液体クロマトグラフィー法により測定した。
(iv)得られたビタミンA量を比較し、ビタミンAの吸着率を算出した。
*C8シリカゲル:Phenomenex社製 SEPRATMバルク充てん剤 C8 (粒子径50μm、細孔径65Å)
[脂溶性有効成分フリー非イオン界面活性剤の割合(質量%)]
「脂溶性有効成分フリー非イオン界面活性剤」の割合を、Eluent gel permeation chromatography(以下、EGPC)を用いて測定した。
(i)各種濃度(0.0027質量%、0.08質量%、0.16質量%、0.3質量%、0.5質量%、1.0質量%、3.0質量%)の非イオン界面活性剤水溶液(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO))をEGPCにより測定し、活性剤濃度とRIピーク面積値の検量線を作成した。
(ii)EGPC測定条件
カラム:Superose 6 10/300 GL(10×300mm)
注入:100μL
溶出液:HCO水溶液(500ppm)
流量:0.5mL/min
温度:35℃
検出:RI、UV(280nm)
(iii)試料をEGPCにより解析し、非イオン界面活性剤と、油性成分(脂溶性有効成分)を、それぞれRI(非イオン界面活性剤と油性成分を検出)、UV(油性成分のみ検出)で同時に検出した。RIでは(1)「脂溶性有効成分含有ナノエマルション粒子」(2)「フリーミセル」、(3)「遊離界面活性剤分子」の順でピークが現れ、UVでは、RIと同じ溶出時間に(1)のピークが現れる。(1)以外のピーク(RI)を、「脂溶性有効成分フリー非イオン界面活性剤」として、(i)で求めた検量線よりRIピーク面積値から活性剤濃度を算出した。表中に「脂溶性有効成分フリー非イオン界面活性剤の割合(%)」を示す。
Claims (7)
- (A)脂溶性有効成分0.005〜0.2W/V%、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分とする非イオン性界面活性剤を、非イオン性界面活性剤全量として0.01〜0.5W/V%であって、(A):(B)で表される質量比で1:0.4〜7.0、及び(C)清涼化剤を含有し、上記(A)及び(B)成分を含む油相を、75〜90℃の水相に添加して撹拌して得られ、上記(A)及び(B)成分を構成成分として含有するナノエマルション粒子を含む粘膜用組成物。
- (A)脂溶性有効成分0.005〜0.2W/V%、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分とする非イオン性界面活性剤を、非イオン性界面活性剤全量として0.01〜0.5W/V%であって、(A):(B)で表される質量比で1:0.4〜7.0、及び(C)清涼化剤を含有し、上記(A)及び(B)成分を構成成分として含有するナノエマルション粒子を含み、(A)成分フリー非イオン界面活性剤の割合が、(B)成分総量の44質量%未満であることを特徴とする粘膜用組成物。
- (A)成分が、(A−1)ビタミンA、及び(A−2)酢酸トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソールから選ばれる抗酸化剤である請求項1又は2記載の粘膜用組成物。
- (C)成分が、l−メントール、dl−カンフル、d−カンフル、d−ボルネオール、ユーカリ油、ベルガモット油、ゲラニオール、リナロール、シネオール、ウイキョウ油、スペアミント油、ペパーミント油、ローズ油、クールミント油及びハッカ油から選ばれる請求項1〜3のいずれか1項記載の粘膜用組成物。
- 油相の温度が65〜90℃である請求項1〜4のいずれか1項記載の粘膜用組成物。
- 眼科用組成物である請求項1〜5のいずれか1項記載の粘膜用組成物。
- (A)脂溶性有効成分0.005〜0.2W/V%と、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを必須成分とする非イオン性界面活性剤を、非イオン性界面活性剤全量として0.01〜0.5W/V%であって、(A):(B)で表される質量比で1:0.4〜7.0とを含む油相を、75〜90℃の水相に添加して撹拌する工程を含む、請求項1又は2記載の粘膜用組成物の製造方法。
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