JP2014129079A - クローラ付き作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】延長ビームの固定部材の紛失を防止する。
【解決手段】延長ビームの固定部材を保持する固定部材保持部は、折り畳み位置にある延長ビームの下方に位置する。そして、固定部材保持部で保持された延長ビーム固定部材の上面と折り畳み位置にある延長ビームの下面とを対向させることで前記延長ビーム固定部材の前記固定部材保持部からの脱落を防止する。
【選択図】図5

Description

本発明は、クローラ付き作業機械に関する。
履帯式の左右一対の走行装置の間隔を拡張および縮小可能なクローラ付き作業機械が知られている。このように走行装置の間隔を変更できるクローラ付き作業機械では、カーボディから左右方向に延在するアクスルの先端で伸張および折り畳み可能な延長ビームが設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−148626号公報
上述した特許文献に記載の作業機械のように、アクスルの先端で伸張および折り畳み可能な延長ビームが設けられる場合には、伸張させた延長ビームが不所望に折りたたまれないように、アクスル先端と延長ビームとの間にピンやプレートなどの固定部材を挿入するように構成されている。
延長ビームを折り畳む際には、アクスル先端と延長ビームとの間から固定部材を取り外す。取り外した固定部材は、たとえば走行装置のサイドフレームに設けられた固定部材の保持部に載置される。しかし、この状態で走行する等して振動が加わると、振動によって載置された固定部材が跳ね上がって脱落するおそれがある。
(1) 請求項1の発明によるクローラ付き作業機械は、カーボディと、カーボディから幅方向に延在するアクスルと、カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、アクスルの先端で軸支されて、アクスルに対する伸張位置と折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、アクスルの先端、または伸張位置にある延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、走行装置をアクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、延長ビームとアクスルとの間で、延長ビームを伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、サイドフレームの側面に設けられて、延長ビームとアクスルとの間から取り外した延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部とを備え、固定部材保持部は、折り畳み位置にある延長ビームの下方に位置し、固定部材保持部で保持された延長ビーム固定部材の上面と折り畳み位置にある延長ビームの下面とを対向させることで延長ビーム固定部材の固定部材保持部からの脱落を防止することを特徴とする。
(2) 請求項2の発明によるクローラ付き作業機械は、カーボディと、カーボディから幅方向に延在するアクスルと、カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、アクスルの先端で軸支されて、アクスルの延在方向に沿って延在する伸張位置と、アクスルの延在方向とは直交する折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、アクスルの先端、または伸張位置にある延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、走行装置をアクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、延長ビームとアクスルとの間で、延長ビームを伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、サイドフレームの側面に設けられて、延長ビームとアクスルとの間から取り外した延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部とを備え、固定部材保持部は、折り畳み位置にある延長ビームの下方に位置し、固定部材保持部で保持された延長ビーム固定部材の上面と折り畳み位置にある延長ビームの下面との距離が、延長ビーム固定部材と固定部材保持部との係合の解除に必要な延長ビーム固定部材の上方への移動距離よりも短いことを特徴とする。
(3) 請求項3の発明によるクローラ付き作業機械は、カーボディと、カーボディから幅方向に延在するアクスルと、カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、アクスルの先端で軸支されて、アクスルに対する伸張位置と折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、アクスルの先端、または伸張位置にある延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、走行装置をアクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、延長ビームとアクスルとの間で、延長ビームを伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、延長ビームの側面に設けられて、延長ビームとアクスルとの間から取り外した延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部と、サイドフレームの側面における、延長ビームが折り畳み位置にある状態で固定部材保持部の上方に設けられた固定部材飛び出し防止部とを備え、固定部材飛び出し防止部の下面と、延長ビームが折り畳み位置にある状態で固定部材保持部に保持された延長ビーム固定部材の上面とを対向させることで延長ビーム固定部材の固定部材保持部からの脱落を防止することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクローラ付き作業機械において、アクスルの先端と、伸張位置においてアクスルの先端に対向する延長ビームの端部との間には隙間が設けられ、延長ビームは、延長ビーム固定部材が隙間に挿入されると伸張位置で固定され、延長ビーム固定部材が隙間から取り外されると折り畳み位置に向かって回動可能であることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のクローラ付き作業機械において、アクスルは、車幅方向の左右でそれぞれ2本ずつ設けられ、延長ビーム固定部材は、左右一対の走行装置のそれぞれについて2本ずつ計4本必要であり、固定部材保持部は、左右一対の走行装置のそれぞれについて1箇所ずつ設けられ、1箇所の固定部材保持部で2本の延長ビーム固定部材を保持することを特徴とする。
本発明によれば、固定部材保持部が、折り畳み位置にある延長ビームの下方に位置するように構成した。これにより延長ビーム回転止めプレートの紛失を防止できるので、延長ビーム固定部材の紛失によって延長ビームを固定できずに作業が中断してしまう、という不具合を防止して、作業効率の低下を防止できる。
本発明が適用されるクローラクレーンの外観側面図である。 下部走行体の構造を説明する斜視図である。 アクスルの先端近傍の斜視図である。 アクスルの先端に取り付けられた後述する走行装置の斜視図である。 図4の要部拡大図である。 固定ピンに係る延長ビームの分解図である。 カーボディ、アクスルおよび延長ビームの平面図である。 延長ビームを伸張位置で固定する際の手順を説明する図である。 ストッパピンとストッパピン当接部とによって位置決めされた延長ビームと走行装置とを示す斜視図である。 図9におけるアクスル延在方向に沿った鉛直面における断面図である。 位置決め用プレートと、固定ピンおよびストッパピンとの位置関係を示す、水平面における断面図である。 延長ビームを折り畳み位置に戻す際の手順を説明する図である。 延長ビームを折り畳み位置に戻す際の手順を説明する図である。 延長ビーム回転止めプレートの平面図と、正面図と、正面図のA−A断面における断面図とを併記した図である。 回転止めプレート保持ブラケットの配設位置を示す平面図である。 回転止めプレート保持ブラケットを設ける位置について説明する模式図である。 延長ビームを折り畳み位置で固定した状態を示す走行装置の側面図である。 本発明の実施形態2を示し、アクスルの先端近傍の斜視図である。 図18において、延長ビームを折り畳み位置に戻す際の手順を説明する図である。 図19において、延長ビームを折り畳み位置に戻す際の手順を説明する図である。 図20において、回転止めプレートの飛び出し防止を説明するための断面図である。 変形例を示す図である。 変形例を示す図である。 変形例を示す図である。
[実施形態1]
図1〜17を参照して、本発明によるクローラ付き作業機械の一実施の形態を説明する。図1は、本発明によるクローラ付き作業機械の一例としてのクローラクレーンの外観側面図である。このクローラクレーン(以下、単にクレーンと呼ぶ)は、下部走行体1と、旋回輪2を介して下部走行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体3と、上部旋回体3に回動可能に軸支されたブーム4とを有する。上部旋回体3には巻き上げ用のウインチドラムである巻上ドラム5と、起伏用のウインチドラムである起伏ドラム6が搭載されている。巻上ドラム5には巻上ロープ5aが巻回され、巻上ドラム5の駆動により巻上ロープ5aが巻き取りまたは繰り出され、フック7が昇降する。起伏ドラム6には起伏ロープ6aが巻回され、起伏ドラム6の駆動により起伏ロープ6aが巻き取りまたは繰り出され、ブーム4が起伏する。
巻上ドラム5は不図示の巻上用油圧モータにより駆動され、起伏ドラム6は不図示の起伏用油圧モータにより駆動される。これら油圧モータの回転は不図示のブレーキ装置によって制動可能である。
図2は、下部走行体1の構造を説明する斜視図であり、図3は、アクスル105の先端近傍の斜視図である。図4は、アクスル105の先端に取り付けられた後述する走行装置108の斜視図であり、図5は、図4の要部拡大図である。下部走行体1には、カーボディ106と、カーボディ106の前部および後部でそれぞれ左右方向に延在する合計4本のアクスル105とが設けられている。各アクスル105の先端には、延長ビーム130が連結ピン115によって揺動可能に軸支されている。
カーボディ106の前部および後部には、下部走行体1をジャッキアップするためのジャッキアップ装置104が設けられている。カーボディ106の側面には、後述する一対の走行装置108の間隔を拡張および縮小させるためのクローラ伸縮装置107が設けられている。
右側前部および右側後部のアクスル105と、左側前部および左側後部のアクスル105とには、履帯式の走行装置(クローラ)108がそれぞれ取り付けられる。走行装置108は、サイドフレーム109と、走行用駆動装置114と、従動輪111と、上部ローラ112と、下部ローラ113と、走行用駆動装置114の駆動輪と従動輪111との間に掛け回された履帯(クローラベルト)110とを有する。
サイドフレーム109には、アクスル105を嵌挿させる嵌め込み部109aが2箇所設けられている。嵌め込み部109aの下部には、延長ビーム130とサイドフレーム109との相対位置を決めるための位置決め用プレート901が設けられている。サイドフレーム109には、後述する回転止めプレート保持ブラケット930と、延長ビーム固定ブラケット951とが設けられている。位置決め用プレート901および回転止めプレート保持ブラケット930の詳細については後述する。延長ビーム固定ブラケット951は、延長ビーム130をサイドフレーム109の延在方向に沿って折り畳まれた状態で固定するためのブラケットであり、後述する固定ピン135が挿通される挿通孔951aを有する。
走行用駆動装置114は、各サイドフレーム109の後端近傍にそれぞれ回転可能に支持された駆動輪(スプロケット)と、駆動輪を駆動する走行用油圧モータとを備えている。
上述したように、延長ビーム130は、上下方向に沿って挿通された連結ピン115によって各アクスル105の先端に軸支されている。延長ビーム130は、ピン挿通部131と、上部プレート132と、下部プレート133と、縦プレート134と、固定ピン135と、ストッパピン136とを有する。ピン挿通部131は、連結ピン115が挿通されてアクスル105の先端で回動可能に軸支される部位である。上部プレート132は、ピン挿通部131の上部から側方に延在する厚肉板状部材である。下部プレート133は、ピン挿通部131の下部から側方に延在する厚肉板状部材である。縦プレート134は、ピン挿通部131、上部プレート132、および下部プレート133を接続する部材である。なお、延長ビーム130を上から見たときに、連結ピン115の挿通部分近傍の端部を基端側と呼び、固定ピン135やストッパピン136が設けられる部分の近傍の端部を先端側と呼ぶ(図3,6参照)。
図6は、固定ピン135に係る延長ビーム130の分解図である。固定ピン135は、延長ビーム130とサイドフレーム109とを固定するピンである。固定ピン135は、下部プレート133の先端側に設けられた貫通孔133aに対して着脱可能である。固定ピン135は、貫通孔133aに挿通されて、止めピン137およびロックピン138によって抜け止めがなされる。固定ピン135は、貫通孔133aに挿通されて固定された状態では、下端が下部プレート133の下面より所定の距離だけ突出する。
ストッパピン136は、延長ビーム130とサイドフレーム109とを固定する際に延長ビーム130とサイドフレーム109との相対位置を決めるためのピンである。ストッパピン136の上端近傍の外周面には、円周方向に沿って溝が設けられている。下部プレート133の先端側に設けられた貫通孔133bに対して挿通されたストッパピン136は、上記の溝に対してストッパピン136の半径方向外側から板状の部品(止め板)を差し込み、この止め板を下部プレート133の上面にボルト等で固定することによって、下部プレート133に対して固定される。ストッパピン136は、貫通孔133bに挿通されて固定された状態では、下端が下部プレート133の下面より所定の距離だけ突出する。ストッパピン136による位置決め、および固定ピン135による固定については後述する。
−−−延長ビーム130の伸張−−−
延長ビーム130を側方に向けて延ばした状態で固定するには、図3に示すようにアクスル105の先端で延長ビーム130を側方(アクスル105の延在方向)に延在するように連結ピン115を中心に回動させる。なお、図7に示すように、延長ビーム130は、アクスル105の延在方向に沿って延在する伸張位置と、アクスル105の延在方向と直交する折り畳み位置との2位置の間で回動可能である。延長ビーム130の上述した2位置の間における回動範囲の大きさを角度θで表すと、θは略90度である。
走行装置108を延長ビーム130に取り付ける場合、延長ビーム130が折り畳まれていれば、走行装置108の取り付けに先立って延長ビーム130を延ばして固定する。具体的には、図7に記載された4つの延長ビーム130のうち、紙面右下のアクスル105に取り付けられている延長ビーム130のように、2点鎖線で描かれた状態(折り畳み位置)から実線で描かれた状態(伸張位置)へ移行するように延長ビーム130を回動させることによりアクスル105の先端で伸張させる。
単にアクスル105の先端で延長ビーム130を伸張させただけでは、外力が加わると延長ビーム130は連結ピン115を中心に回動してしまう。そこで、図8に示すように、後述する回転止めプレート保持ブラケット930で保持されている延長ビーム回転止めプレート300を、アクスル105の先端105aと延長ビーム130の上部プレート132の基端側端部132aとの間の隙間に挿入する。これにより、延長ビーム130がアクスル105に対して固定される。
たとえば、図8に示すように走行装置108がすでにアクスル105に取り付けられている場合には、クローラ伸縮装置107によって、図9に示すようにアクスル105から延長ビーム130の方へと走行装置108を側方外側に向かって押し出す。図9は、後述するように、ストッパピン136と位置決め用プレート901に設けられたストッパピン当接部902(図5,11参照)とによって位置決めされた延長ビーム130と走行装置108とを示す斜視図である。図10は、図9におけるアクスル105の延在方向に沿った鉛直面における断面図である。図11は、位置決め用プレート901と、固定ピン135およびストッパピン136との位置関係を示す、水平面における断面図である。
なお、走行装置108をアクスル105の延在方向に沿って移動させる場合には、ジャッキアップ装置104を用いて下部走行体1を地上から浮かせてもよい。
図11に示すように、位置決め用プレート901には、下部走行体1の側方外側から接近する延長ビーム130のストッパピン136の案内と、ストッパピン136の側方内側への移動を規制するストッパピン当接部902が設けられている。また位置決め用プレート901には、固定ピン135が挿通される固定ピン挿通孔903が設けられている。
上述したように、ストッパピン136が延長ビーム130の下部プレート133の下面よりも下方に突出している。したがって、クローラ伸縮装置107によって走行装置108を側方外側に向かって押し出すと、下部プレート133の下面よりも下方に突出したストッパピン136が、位置決め用プレート901に設けられたストッパピン当接部902に案内されて、ストッパピン当接部902の側方内側の面に当接する。ストッパピン136とストッパピン当接部902とが当接すると、位置決め用プレート901に設けられた固定ピン挿通孔903と、下部プレート133の貫通孔133aとの水平方向の位置が略一致する。
この状態で貫通孔133aに固定ピン135を挿通させると、図11に示すように、固定ピン135の下部は位置決め用プレート901の固定ピン挿通孔903に挿通される。これにより、走行装置108が延長ビーム130に固定される。なお、固定ピン135を貫通孔133aおよび固定ピン挿通孔903に挿通させた後、止めピン137およびロックピン138によって固定ピン135の抜け止めを行う(図9参照)。
−−−延長ビーム130の折り畳み−−−
側方に向けて延ばした延長ビーム130を折り畳み位置に折り畳むには、上述した延長ビームを伸張させる際の作業手順と逆の作業手順で折り畳めばよい。すなわち、止めピン137およびロックピン138を外して固定ピン135を貫通孔133aから抜く(図9参照)。これにより、走行装置108と延長ビーム130との固定が解除される。なお、走行装置108をアクスル105の延在方向に沿って移動させる場合には、ジャッキアップ装置104を用いて下部走行体1を地上から浮かせてもよい。
たとえば、走行装置108をアクスル105に取り付ける場合、クローラ伸縮装置107によって走行装置108を側方内側に向かって引き寄せる。そして、図12に示すように、アクスル105の先端105aと延長ビーム130の上部プレート132の基端側端部132aとの間の隙間に挿入されている延長ビーム回転止めプレート300を取り外す。取り外した延長ビーム回転止めプレート300は、サイドフレーム109の側面に設けられた回転止めプレート保持ブラケット930に保持させる。
そして、図13に示すように、延長ビーム130を折り畳み位置へ回動させる。折り畳み位置では、延長ビーム固定ブラケット951の挿通孔951aと、下部プレート133の貫通孔133aとの水平方向の位置が略一致する。この状態で貫通孔133aに固定ピン135を挿通させると、固定ピン135の下部は延長ビーム固定ブラケット951の挿通孔951aに挿通される。これにより、延長ビーム130がサイドフレーム109の側面に固定される。すなわち、延長ビーム130が折り畳み位置で固定される。なお、固定ピン135を貫通孔133aおよび挿通孔951aに挿通させた後、止めピン137およびロックピン138によって固定ピン135の抜け止めを行う。
−−−延長ビーム回転止めプレート300について−−−
図14は、延長ビーム回転止めプレート300の平面図と、正面図と、正面図のA−A断面における断面図とを併記した図である。延長ビーム回転止めプレート300は、図14の紙面において左右方向に延在するプレート本体301と、図14の平面図においてプレート本体301の両端で紙面の下方に突出する突出部305とを有する。プレート本体301は、延長ビーム回転止めプレート300をアクスル105の先端105aと延長ビーム130の上部プレート132の基端側端部132aとの間の隙間に挿入し易くするため、下部301aが切り欠かれている。突出部305は、プレート本体301の両端で互いに向かい合った面である対向面305aを有する。
延長ビーム回転止めプレート300は、たとえば図6に示すように、突出部305を延長ビーム130の先端側に向けた状態で、アクスル105の先端105aと延長ビーム130の上部プレート132の基端側端部132aとの間の隙間に挿入される。これにより、プレート本体301の両端で互いに向かい合う突出部305の対向面305aが上部プレート132を挟むこととなり、延長ビーム回転止めプレート300は、アクスル105の先端105aと延長ビーム130の上部プレート132の基端側端部132aとの間の隙間に入り込んで固定される。
−−−回転止めプレート保持ブラケット930について−−−
回転止めプレート保持ブラケット930は、アクスル105の先端105aと延長ビーム130の上部プレート132の基端側端部132aとの間の隙間から取り外した延長ビーム回転止めプレート300を保持するブラケットである。回転止めプレート保持ブラケット930は、図4,5,15,17に示すように、サイドフレーム109の側面に固定された延長ビーム130の下部プレート133の下方に位置するように、サイドフレーム109の側面に設けられている。回転止めプレート保持ブラケット930は、サイドフレーム109の延在方向に沿って見たときの断面が略L字状を呈する。
図5や図16,17に示すように、延長ビーム回転止めプレート300は、突出部305を下に向けた状態で、回転止めプレート保持ブラケット930に載置される。なお、回転止めプレート保持ブラケット930には、延長ビーム回転止めプレート300を2本並べて載置できる。そのため、回転止めプレート保持ブラケット930は、1つの走行装置108につき1つだけ設ければよい。
なお、延長ビーム回転止めプレート300は、回転止めプレート保持ブラケット930に載置されているだけであるので、そのままでは走行や輸送による振動によって回転止めプレート保持ブラケット930から脱落するおそれがある。そこで本実施の形態では、回転止めプレート保持ブラケット930に載置された延長ビーム回転止めプレート300の上面と、延長ビーム130の下部プレート133の下面133cとが対向するように構成している。
図16は、回転止めプレート保持ブラケット930を設ける位置について説明する模式図である。延長ビーム回転止めプレート300が回転止めプレート保持ブラケット930から脱落しないためには、次の条件(a),(b)をともに満たす必要がある。なお、本実施の形態では、次の条件(a),(b)をともに満たすように構成されている。
(a) 回転止めプレート保持ブラケット930の上方に向かって折り返された部位の上端面932と、延長ビーム130の下部プレート133の下面133cとの距離をAとする。回転止めプレート保持ブラケット930の載置面931と、載置された延長ビーム回転止めプレート300の図16における図示上面300aとの距離をBとする。延長ビーム回転止めプレート300が図16における紙面手前に脱落しないためには、A<Bとしなければならない。
換言すると、延長ビーム回転止めプレート300が図16における紙面手前に脱落しないためには、延長ビーム回転止めプレート300の上面300aと、折り畳み位置にある延長ビーム130の下面133cとの距離hが、延長ビーム回転止めプレート300と回転止めプレート保持ブラケット930との係合の解除に必要な延長ビーム回転止めプレート300の上方への移動距離H1よりも短くなければならない(h<H1)。
ここで、h=C−Bであり、H1=C−Aである。したがってh<H1は、下記の(1)式のように表すことができる。
h < H1
C−B < C−A
A < B ・・・(1)
すなわち、上述のとおりとなる。
(b) 回転止めプレート保持ブラケット930の載置面931と、延長ビーム130の下部プレート133の下面133cとの距離をCとする。延長ビーム回転止めプレート300の上面300aと、突出部305の図16における図示下面305bとの距離をDとする。延長ビーム回転止めプレート300が図16における紙面左右方向に脱落しないためには、C<Dとしなければならない。
換言すると、延長ビーム回転止めプレート300が図16における紙面左右方向に脱落しないためには、延長ビーム回転止めプレート300の上面300aと、折り畳み位置にある延長ビーム130の下面133cとの距離hが、延長ビーム回転止めプレート300と回転止めプレート保持ブラケット930との係合の解除に必要な延長ビーム回転止めプレート300の上方への移動距離H2よりも短くなければならない(h<H2)。
ここで、h=C−Bであり、H2=D−Bである。したがってh<H2は、下記の(2)式のように表すことができる。
h < H2
C−B < D−B
C < D ・・・(2)
すなわち、上述のとおりとなる。
上述した本実施の形態では、次の作用効果を奏する。
(1) 回転止めプレート保持ブラケット930を、サイドフレーム109の延在方向に沿って折り畳まれた延長ビーム130の下部プレート133の下方に位置するように構成した。これにより、回転止めプレート保持ブラケット930に載置された延長ビーム回転止めプレート300が回転止めプレート保持ブラケット930から脱落することを延長ビーム130の下部プレート133によって阻止できる。したがって、延長ビーム回転止めプレート300の紛失を防止できるので、延長ビーム回転止めプレート300の紛失によって延長ビーム130を固定できずに作業が中断してしまう、という不具合を防止して、作業効率の低下を防止できる。
(2) 回転止めプレート保持ブラケット930を、サイドフレーム109の延在方向に沿って折り畳まれた延長ビーム130の下部プレート133の下方に位置するように構成するだけでよい。また、上述した条件(a),(b)を満たせばよいため、回転止めプレート保持ブラケット930を設ける位置についての精度を必要以上に高くしなくてもよい。したがって、コスト増を抑制できる。
[実施形態2]
図18〜21を参照して、本発明の実施形態2を説明する。
図18は、実施形態2としてのアクスルの先端近傍の斜視図であり、図19は、図18において、延長ビームを折り畳み位置に戻す際の手順を説明する図であり、図20は、図19において、延長ビームを折り畳み位置に戻す際の手順を説明する図である。また、図21は、図20において、回転止めプレートの飛び出し防止を説明するための断面図である。
以下に説明する図18、図19、図20は、それぞれ、実施形態1の図3、図12、図13に対応するので、必要に応じて参照されたい。
実施形態2が実施形態1と相違する点の1つは、実施形態1では、サイドフレーム109の側面に設けられている回転止めプレート保持ブラケット930を取り除き、実施形態2では、延長ビーム130の縦プレート134に回転止めプレート保持ブラケット960として設けた点である。また、実施形態2が実施形態1と相違する点の他の1つは、サイドフレーム109の側面に回転止めプレート飛び出し防止プレート970を設けた点である。
図18、図21に図示されているように、実施形態2における回転止めプレート保持ブラケット960は、延長ビーム130が折り畳み位置に回動された状態で、サイドフレーム109の側面に対向する側の、延長ビーム130の縦プレート134に設けられている。回転止めプレート保持ブラケット960は、実施形態1の回転止めプレート保持ブラケット930と同様な構造を有している。
回転止めプレート飛び出し防止プレート970は、図19、図21に図示されるように、延長ビームが折り畳み位置にある状態において、回転止めプレート保持ブラケット960の上方に突き出すようにサイドフレーム109の側面に設けられている。回転止めプレート飛び出し防止プレート970は、平坦な板状部材である。
アクスル105の先端で伸長された延長ビーム130を折り畳み位置に回動させる際、図19に図示されているように、アクスル105の先端105aと延長ビーム130の上部プレート132の基端側端部132aとの間の隙間に挿入されている延長ビーム回転止めプレート300を取り外す。取り外した延長ビーム回転止めプレート300を、延長ビーム130の縦プレート134に設けられた回転止めプレート保持ブラケット960に保持させる。
図20に図示されるように、回転止めプレート保持ブラケット960を折り畳み位置に回動させる。実施形態1において説明した通り、折り畳み位置では、延長ビーム固定ブラケット951の挿通孔951aと、下部プレート133の貫通孔133aとの水平方向の位置が略一致するので、固定ピン135を貫通孔133aと挿通孔951aに挿通して、延長ビーム130をサイドフレーム109の側面に固定する。
延長ビーム130がサイドフレーム109の側面に固定された状態の断面図を図21に示す。
サイドフレーム109の側面に設けられた回転止めプレート飛び出し防止プレート970は、延長ビーム130の縦プレート134に設けられた回転止めプレート保持ブラケット960の上方に、回転止めプレート保持ブラケット960から離間して設けられている。回転止めプレート飛び出し防止プレート970は、回転止めプレート保持ブラケット960に保持された延長ビーム回転止めプレート300に対向する位置まで突出されている。このため、延長ビーム回転止めプレート300が、回転止めプレート保持ブラケット960から脱落するのを防止することができる。
つまり、この状態で、すなわち、延長ビーム130を折り畳んでサイドフレーム109に取り付けた状態で、走行用駆動装置114を駆動して走行し、クレーンが振動した場合でも、回転止めプレート飛び出し防止プレート970により延長ビーム回転止めプレート300の脱落を防止することができる。
回転止めプレート飛び出し防止プレート970と、回転止めプレート保持ブラケット960とによる延長ビーム回転止めプレート300の脱落防止条件は、実施形態1の(a)(b)と同様である。但し、実施形態2では、実施形態1における回転止めプレート保持ブラケット930と、延長ビーム130の下部プレート133とを、それぞれ、回転止めプレート保持ブラケット960と、回転止めプレート飛び出し防止プレート970に置き換える。
実施形態2においても、実施形態1と同様な効果を奏することができる。
加えて、実施形態2では、延長ビーム130を折り畳んでサイドフレーム109に取り付けたクローラ縮小状態で走行・輸送した場合において、振動や衝撃があっても、延長ビーム回転止めプレート300が回転止めプレート保持ブラケット960から脱落するのを防止することができる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、回転止めプレート保持ブラケット930を、サイドフレーム109の延在方向に沿って見たときの断面が略L字状を呈するように構成したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、上述した回転止めプレート保持ブラケット930の形状は、一例であり、上述した形状以外の形状であってもよい。たとえば、図22に示すように、上面が開口した箱形の回転止めプレート保持ブラケット940を設けてもよい。また、図23に示すように、略U字状の板状部材2枚からなる回転止めプレート保持ブラケット950を設けるようにしてもよい。この回転止めプレート保持ブラケット950では、U字の内側の部分951で延長ビーム回転止めプレート300を保持する。
(2) 上述の説明では、延長ビーム回転止めプレート300の形状は、図14に示すようなものであったが、本発明はこれに限定されない。すなわち、上述した延長ビーム回転止めプレート300の形状は、一例であり、上述した形状以外の形状であってもよい。たとえば、図24に示すように、逆U字状の延長ビーム回転止めプレート310であってもよい。図24は、延長ビーム回転止めプレート310の正面図と側面図とを併記した図である。この延長ビーム回転止めプレート310は、図24における正面図の紙面左右方向に延在するプレート本体311の両端で、紙面下方に突出する下部突出部315を有する。下部突出部315は、プレート本体311の両端で互いに向かい合った面である対向面315aを有する。
延長ビーム回転止めプレート310をアクスル105の先端105aと延長ビーム130の上部プレート132の基端側端部132aとの間の隙間に挿入する場合には、下部突出部315を下に向けた状態で挿入する。これにより、上部プレートの下方でピン挿通部131から先端側へ延在する部位131a(図12,13参照)を対向面315aが挟み込むので、延長ビーム回転止めプレート310が固定される。
(3) 上述の説明では、クローラ付き作業機械の一例としてのクローラクレーンについて説明したが、本発明はこれに限定されず、クローラ付きの油圧ショベルやリサイクル用のクローラ付き作業機械など、クローラ付きの各種の作業機械に適用できる。
(4) 上述の説明では、上述の条件(a),(b)をともに満たすように構成されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、実施形態1において、回転止めプレート保持ブラケット930を、サイドフレーム109の延在方向に沿って折り畳まれた延長ビーム130の下部プレート133の下方に位置するように構成すれば、上記条件(a),(b)のいずれか一方が満たされていなくても、延長ビーム回転止めプレート300が回転止めプレート保持ブラケット930から脱落する可能性を大幅に減らすことができる。また、回転止めプレート保持ブラケット930を、サイドフレーム109の延在方向に沿って折り畳まれた延長ビーム130の下部プレート133の下方に位置するように構成すれば、上記条件(a),(b)の双方が満たされていなくても、上記条件(a),(b)との乖離が大きくないのであれば、延長ビーム回転止めプレート300が回転止めプレート保持ブラケット930から脱落する可能性を大幅に減らすことができる。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、カーボディと、カーボディから幅方向に延在するアクスルと、カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、アクスルの先端で軸支されて、アクスルに対する伸張位置と折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、アクスルの先端、または伸張位置にある延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、走行装置をアクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、延長ビームとアクスルとの間で、延長ビームを伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、サイドフレームの側面に設けられて、延長ビームとアクスルとの間から取り外した延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部とを備え、固定部材保持部は、折り畳み位置にある延長ビームの下方に位置し、固定部材保持部で保持された延長ビーム固定部材の上面と折り畳み位置にある延長ビームの下面とを対向させることで延長ビーム固定部材の固定部材保持部からの脱落を防止することを特徴とする各種構造のクローラ付き作業機械を含むものである。
また、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、カーボディと、カーボディから幅方向に延在するアクスルと、カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、アクスルの先端で軸支されて、アクスルの延在方向に沿って延在する伸張位置と、アクスルの延在方向とは直交する折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、アクスルの先端、または伸張位置にある延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、走行装置をアクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、延長ビームとアクスルとの間で、延長ビームを伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、サイドフレームの側面に設けられて、延長ビームとアクスルとの間から取り外した延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部とを備え、固定部材保持部は、折り畳み位置にある延長ビームの下方に位置し、固定部材保持部で保持された延長ビーム固定部材の上面と折り畳み位置にある延長ビームの下面との距離が、延長ビーム固定部材と固定部材保持部との係合の解除に必要な延長ビーム固定部材の上方への移動距離よりも短いことを特徴とする各種構造のクローラ付き作業機械を含むものである。
さらに、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、カーボディと、カーボディから幅方向に延在するアクスルと、カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、アクスルの先端で軸支されて、アクスルに対する伸張位置と折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、アクスルの先端、または伸張位置にある延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、走行装置をアクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、延長ビームとアクスルとの間で、延長ビームを伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、延長ビームの側面に設けられて、延長ビームとアクスルとの間から取り外した延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部と、サイドフレームの側面における、延長ビームが折り畳み位置にある状態で固定部材保持部の上方に設けられた固定部材飛び出し防止部とを備え、固定部材飛び出し防止部の下面と、延長ビームが折り畳み位置にある状態で固定部材保持部に保持された延長ビーム固定部材の上面とを対向させることで延長ビーム固定部材の固定部材保持部からの脱落を防止することを特徴とする各種構造のクローラ付き作業機械を含むものである。
1 下部走行体、3 上部旋回体、105 アクスル、106 カーボディ、107 クローラ伸縮装置、108 走行装置(クローラ)、130 延長ビーム、300,310 延長ビーム回転止めプレート、930,940,950、960 回転止めプレート保持ブラケット、970 回転止めプレート飛び出し防止プレート

Claims (5)

  1. カーボディと、
    前記カーボディから幅方向に延在するアクスルと、
    前記カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
    前記アクスルの先端で軸支されて、前記アクスルに対する伸張位置と折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、
    サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、前記アクスルの先端、または前記伸張位置にある前記延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、
    前記走行装置を前記アクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、
    前記延長ビームと前記アクスルとの間で、前記延長ビームを前記伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、
    前記サイドフレームの側面に設けられて、前記延長ビームと前記アクスルとの間から取り外した前記延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部とを備え、
    前記固定部材保持部は、前記折り畳み位置にある前記延長ビームの下方に位置し、前記固定部材保持部で保持された前記延長ビーム固定部材の上面と前記折り畳み位置にある前記延長ビームの下面とを対向させることで前記延長ビーム固定部材の前記固定部材保持部からの脱落を防止することを特徴とするクローラ付き作業機械。
  2. カーボディと、
    前記カーボディから幅方向に延在するアクスルと、
    前記カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
    前記アクスルの先端で軸支されて、前記アクスルの延在方向に沿って延在する伸張位置と、前記アクスルの延在方向とは直交する折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、
    サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、前記アクスルの先端、または前記伸張位置にある前記延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、
    前記走行装置を前記アクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、
    前記延長ビームと前記アクスルとの間で、前記延長ビームを前記伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、
    前記サイドフレームの側面に設けられて、前記延長ビームと前記アクスルとの間から取り外した前記延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部とを備え、
    前記固定部材保持部は、前記折り畳み位置にある前記延長ビームの下方に位置し、前記固定部材保持部で保持された前記延長ビーム固定部材の上面と前記折り畳み位置にある前記延長ビームの下面との距離が、前記延長ビーム固定部材と前記固定部材保持部との係合の解除に必要な前記延長ビーム固定部材の上方への移動距離よりも短いことを特徴とするクローラ付き作業機械。
  3. カーボディと、
    前記カーボディから幅方向に延在するアクスルと、
    前記カーボディ上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、
    前記アクスルの先端で軸支されて、前記アクスルに対する伸張位置と折り畳み位置との2位置の間で回動可能な延長ビームと、
    サイドフレーム、履帯、および走行用駆動装置を有し、前記アクスルの先端、または前記伸張位置にある前記延長ビーム先端に接続される履帯式の左右一対の走行装置と、
    前記走行装置を前記アクスルの延在方向に沿って移動させる伸縮装置と、
    前記延長ビームと前記アクスルとの間で、前記延長ビームを前記伸張位置で固定する延長ビーム固定部材と、
    前記延長ビームの側面に設けられて、前記延長ビームと前記アクスルとの間から取り外した前記延長ビーム固定部材が上方から差し込まれると、これと係合して保持する固定部材保持部と、
    前記サイドフレームの側面における、前記延長ビームが折り畳み位置にある状態で前記固定部材保持部の上方に設けられた固定部材飛び出し防止部とを備え、
    前記固定部材飛び出し防止部の下面と、前記延長ビームが折り畳み位置にある状態で前記固定部材保持部に保持された前記延長ビーム固定部材の上面とを対向させることで前記延長ビーム固定部材の前記固定部材保持部からの脱落を防止することを特徴とするクローラ付き作業機械。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のクローラ付き作業機械において、
    前記アクスルの先端と、前記伸張位置において前記アクスルの前記先端に対向する前記延長ビームの端部との間には隙間が設けられ、
    前記延長ビームは、前記延長ビーム固定部材が前記隙間に挿入されると前記伸張位置で固定され、前記延長ビーム固定部材が前記隙間から取り外されると前記折り畳み位置に向かって回動可能であることを特徴とするクローラ付き作業機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のクローラ付き作業機械において、
    前記アクスルは、車幅方向の左右でそれぞれ2本ずつ設けられ、
    前記延長ビーム固定部材は、前記左右一対の走行装置のそれぞれについて2本ずつ計4本必要であり、
    前記固定部材保持部は、前記左右一対の走行装置のそれぞれについて1箇所ずつ設けられ、1箇所の前記固定部材保持部で2本の前記延長ビーム固定部材を保持することを特徴とするクローラ付き作業機械。
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