JP2014128841A - 多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】多関節型双腕ロボットによって柔軟物である環状ベルトの組付け作業を自動的に行うベルト組付けシステムを提供する。
【解決手段】多関節型双腕ロボット1の双腕のハンド2によりベルト供給装置11から一本の環状ベルトVを取上げてワークWに組付けるベルト組付けシステムにおいて、ベルト供給装置11は、基台12上に搭載され、環状ベルトVをその厚み方向に複数枚重ねて二本の保持ピンに巻き掛けて保持するベルト補充台13と、基台12の上部へ向けて移動可能に常時附勢されたスライダ15と、スライダ15に進退移動可能に支持されて進出位置へ向けて常時附勢された第1のピン16と、スライダ15に進退移動可能に支持されてスライダ15が進出位置に位置すると、ベルト補充台13に保持された環状ベルトVの一本目と二本目の間に挿入される第2のピンと、第1のピン16と前記第2のピンとを交互に前記進出位置に移動させる伝動部材とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、多関節型双腕ロボットのハンドによって環状ベルトを取り上げて所定部位へ組付けるベルト組付けシステムに関するものである。
近年、ロボットを用いた組立工程の自動化が進んでいるが、その作業内容は高い剛性をもち変形が少ないワークを扱う工程がほとんどであり、柔軟物である環状ベルトを対象としたものは少ない。これは、環状ベルトが容易に変形し、かつその変形の予測が困難であることが原因である。この対策として従来、複数の単腕アームロボットによる協調作業に視覚や力覚などの外部センサによるフィードバック制御を組み合わせたシステムが提案されている(特許文献1参照)。
特開平08−174458号公報
しかしながらこの従来のシステムは、ロボットの複数台の導入、特殊なセンサの使用等による設備費の増加や、ロボット毎に制御プログラムの調整が必要でプログラム作成時間の増加で生産ラインの立ち上げ時間がかかってしまう等の問題から、生産ラインへの導入までは至らなかった。
この一方で、組立て対象には動力伝達部にベルト機構を採用したものが多いことから、生産現場ではベルト組付け作業の自動化への要望が多い。それゆえ本発明は、多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムを提供することを目的としている。
この発明は、上記課題を有利に解決するものであり、この発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムは、
双腕のハンドを所定の作業範囲内で移動させる多関節型双腕ロボットと、
複数本の環状ベルトを順次に供給するベルト供給装置と、
を具え、
前記多関節型双腕ロボットがその双腕のハンドの両方により、前記ベルト供給装置から一本の環状ベルトを取り上げて組付け対象部品に組み付けるベルト組付けシステムにおいて、
前記ベルト供給装置は、
基台と、
前記基台上に搭載され、環状ベルトをその厚み方向に複数枚重ねて二本の保持ピンに巻き掛けて保持するベルト補充台と、
前記基台にそれに沿って移動可能に支持されるとともにその基台の上部へ向けて常時附勢されたスライダと、
前記スライダに前記基台からの進出位置と前記基台への後退位置との間で進退移動可能に支持されて前記ベルト補充台よりも前記基台の上部寄りに位置し、進出位置へ向けて常時附勢された第1のピンと、
前記スライダに前記基台からの進出位置と前記基台への後退位置との間で進退移動可能に支持されて前記ベルト補充台の開口部内に位置し、前記スライダが上限位置に位置する状態で進出位置に位置すると、前記ベルト保持台に保持された複数枚の環状ベルトのうち一本目と二本目の環状ベルトの上側部分の間に挿入される第2のピンと、
前記第1のピンと前記第2のピンとを交互に前記進出位置に移動させるクランク等の伝動部材と、
を有することを特徴とするものである。
この発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムにあっては、多関節型双腕ロボットが、その双腕のハンドの一方で第1のピンを後退位置に押し込みながら押し下げて、第2のピンを一本目と二本目の環状ベルトの上側部分の間に挿入するとともにスライダを基台に沿って下降移動させ、二本目以降の環状ベルトの上側部分を第2のピンで押し下げて一本目の環状ベルトの上側部分から離間させることで、一本目の環状ベルトを緩ませてそのハンドで保持し、次いでハンドをベルト補充台から離間させて一本目の環状ベルトを二本の保持ピンから引き外しながらハンドを第1のピンから外し、これにより第1のピンを前進位置に、また第2のピンを後退位置にそれぞれ復帰させるとともに、スライダを上昇限位置に復帰させ、次いでその一本目の環状ベルトの上記ハンドで保持している部分と反対側の部分を他方のハンドでも保持して、その一本目の環状ベルトを双腕のハンドで所定形状に調整しながら組付け対象部品に組み付ける。
従って、この発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムによれば、多関節型双腕ロボットによって柔軟物である環状ベルトの組付け作業を自動的に行うことができる。
なお、この発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムにおいては、前記多関節型双腕ロボットは、その双腕のハンドにそれぞれ吸着パッドを有するとともに、それらのハンドを協調動作させると、柔軟物である環状ベルトを容易に保持して任意の形状に変形できるので好ましい。
また、この発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムにおいては、前記ベルト補充台は、前記基台上に持ち上げ可能に搭載されていると、基台上のベルト補充台が保持する環状ベルトがなくなった場合に、多関節型双腕ロボットがその腕のハンドで、空になったベルト補充台を基台上から持ち上げて搬出位置に移動させ、代りに部品搬入位置から複数本の環状ベルトを保持したベルト補充台を取り上げて基台上に搭載し、ベルト組付け作業を継続することができるので好ましい。
さらに、この発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムにおいては、前記環状ベルトは、歯付きベルトであると、その歯が内周面から突出している分、ベルトの厚みが大きいため、二本目以降の環状ベルトの上側部分を第2のピンで押し下げることで一本目の環状ベルトの上側部分から大きく離間させて外し易くすることができるので好ましい。
この発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムの一実施例を示す斜視図である。 (a)は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが具えるベルト供給装置を示す一部切り欠き側面図、(b)は、そのベルト供給装置を示す正面図、(c)は、そのベルト供給装置のスライダを示す、(a)中の矢印A方向から見た矢視図、(d)は、そのベルト供給装置のベルト補充台を示す、(a)中の矢印A方向から見た矢視図、そして(e)は、自由状態で径方向に重ねあわされた二本の環状ベルトを示す説明図である。 上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図である。 (a)および(b)は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図および、そこでのハンドの動きを示す側面図である。 (a)は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図、(b)は、そこでのベルト供給装置の状態を示す正面図、そして(c)は、そこでのハンドの動きを示す側面図である。 (a)は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図、(b)は、そこでのベルト供給装置の状態を示す正面図、(c)は、そこでのハンドの動きを示す側面図、そして(d)は、そこでの環状ベルトの状態を示す正面図である。 (a)は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図、(b)は、そこでのベルト供給装置の状態を示す正面図、そして(c)は、そこでのハンドの動きを示す側面図である。 (a)および(b)は、は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図および、そこでのハンドの動きを示す正面図である。 (a)および(b)は、は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図および、そこでのハンドの動きを示す正面図である。 (a)および(b)は、は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図および、そこでのハンドの動きを示す正面図である。 (a)および(b)は、は、上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図および、そこでのハンドの動きを示す正面図である。 上記実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが実施するベルト組付け作業の一部を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づく実施例によって詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムの一実施例を示す斜視図、図2(a)は、この実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムが具えるベルト供給装置を示す一部切り欠き側面図、図2(b)は、そのベルト供給装置を示す正面図、図2(c)は、そのベルト供給装置のスライダを示す、図2(a)中の矢印A方向から見た矢視図、図2(d)は、そのベルト供給装置のベルト補充台を示す、図2(a)中の矢印A方向から見た矢視図、そして図2(e)は、自由状態で径方向に重ねあわされた二本の環状ベルトを示す説明図である。
この実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムは、図1に示すように、各々作業テーブルT上に固定された、双腕のハンドを所定の作業範囲内で移動させる上半身型の多関節型双腕ロボット1と、複数本の環状ベルトを順次に供給するベルト供給装置11と、作業台31とを具えており、ここにおける多関節型双腕ロボット1としては、例えば本願出願人が先に特開2010−064198号公報にて開示した多関節型双腕ロボットあるいは本願出願人が市販している多関節型双腕ロボット(商品名「NEXTAGE」)の如き、多関節型の双腕を有するとともに複数のカメラを持つ頭部を有し、そのカメラの画像に基づき環境および対象物の形状や位置を認識し、双腕を協調させて作業を行うことができるものを用いる。
多関節型双腕ロボット1は、その双腕に各々ブラケット状のハンド(エンドエフェクタ)2を有し、図示しない制御装置にあらかじめ教示された作業手順に従い、それらのハンド2にこの例では二個ずつ突設された吸着パッド3で、後述の如くして、ベルト供給装置11上の作業対象の環状ベルトVの外周面を吸着保持して環状ベルトVを持ち上げ、作業台31上に載置した組付け対象部品としての例えばベルト伝動機構本体であるワークWにその環状ベルトVを組み付けるベルト組付け作業を行う。なお、この環状ベルトVは、内周面に多数の歯を持つタイミングベルトであり、ハンド2は、環状ベルトVの組付時の形状を考慮して吸着パッド3の配置等を左右毎に最適化したものとなっている。
ここにおけるベルト供給装置11は、図2に示すように、基台12と、ベルト補充器13と、伝動部材としてのシーソー(クランク)14と、スライダ15とを有しており、ベルト補充器13は、二本のピン13aの周囲に環状ベルトVを複数本(図示例では4本)重ねて巻き掛けられており、これにより環状ベルトVを省スペースで複数本配置することが可能となる。また、重ねて巻いた時の内側の環状ベルトVは、重力および内周面に歯を持つ自身の厚みによる内周長の減少から、図2(e)に示すように、一部が撓んだ形状となる。ベルト補充器13は、持ち上げて基台12からの分離および交換が行えるように、基台12に嵌合して載置される構造となっており、巻き掛けられている環状ベルトVがなくなった場合には、ベルト補充器13ごと交換することが可能である。
シーソー14は、回転軸がスライダ15に揺動自在に支持されており、スライダ15と共に基台12に沿って図中矢印B方向に昇降移動する。このシーソー14の両端部には、第1のピン16と第2のピン17とがそれぞれ揺動自在に連結されており、第1のピン16を押して後退させると第2のピン17が、ベルト補充器13の中央部の長穴13bを通って前進するようになっている。さらに第1のピン16の中間部には円盤18が固設され、この円盤18とスライダ15のプレート15aとの間には圧縮バネ19が介挿されており、第1のピン16に力がかからない時には第1のピン16が、図2(a)に示す前進状態となる。
スライダ15は、基台12に設けられたレール12aに沿って上記矢印B方向へ昇降移動可能であり、第1のピン16が矢印B方向の下方に押されるとスライダ15が下降移動する。また、スライダ15に滑車20を介してロープ21で連結されているおもり22によって引かれ、第1のピン16に外力が加わらない時にはスライダ15は図2(a)に示す上昇限位置まで上昇している。また、スライダ15の前面のプレート15aには第1のピン16と第2のピン17がそれぞれ進退移動するためのガイドがついており、これにより第1のピン16と第2のピン17はそれぞれ、プレート15aの面に常に垂直な状態を保つ。
この実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムにおける作業の流れを図3〜図12に順次に示す。まず、多関節型双腕ロボット1はその頭部4の複数のカメラ5で図中矢印で示すようにベルト供給装置11を撮像し、ベルト補充器13に環状ベルトVがあることを確認する(図3)。ベルト補充器13に環状ベルトVが無い場合には、基台12上のベルト補充器13と、図示は省略するがロボット1付近に設置してある予備のベルト補充部13との交換を行い、環状ベルトVを供給する。
多関節型双腕ロボット1はベルト確認後、右腕のハンド2で環状ベルトVの取り出しを行う(図4〜図7)。まず、図4(a),(b)中に矢印で示すように、右腕のハンド2で第1のピン16の円盤18を押して後退移動させ、図5に示すように、第2のピン17をベルト補充器13内に進出移動させる。次いで、図5(a),(c)中に矢印で示すように、第1のピン16の円盤18を押したまま右腕のハンド2を下方に移動させると、図6に示すように、スライダ15が下降して右腕のハンド2の二個の吸着パッド3がベルト補充器13の外側の環状ベルトVに垂直に当たり、環状ベルトVを吸着する。
この時、図6(d)に示すように、第2のピン17は外側の環状ベルトVに対し一本内側の環状ベルトVの上側部分の外周面に接触してそこを押し下げ、これによりその内側の環状ベルトVは形状が変化し、上側部分が外側の環状ベルトVの上側部分から大きく離間し、張った状態となる。同時に外側の環状ベルトVも形状が変化して周長に余分が生じるため、外側の環状ベルトVは全体に緩んだ状態となる。
多関節型双腕ロボット1はこの状態から、図6(a),(c)中に矢印で示すように、右腕のハンド2を手前に引くことで、図7に示すように、緩んでいる外側の環状ベルトVだけを取り出す。そしてこのときハンド2を第1のピン16から外れるまで引くことで、ベルト供給装置11では前述したように、バネ19とおもり22とによりスライダ15と第1および第2のピン16,17とが元の状態に戻り、ベルト補充器13に巻き掛けられている残りの環状ベルトVは、図2に示す状態に戻る。
次に、多関節型双腕ロボット1は、図8(a),(b)中に矢印で示すように、左腕のハンド2を右腕のハンド2に向き合わせて接近させて、図9に示すように、右腕のハンド2の二個の吸着パッド3が吸着している環状ベルトVを左腕のハンド2の二個の吸着パッド3で反対側から押して吸着し、次いで、図9(a),(b)中に矢印で示すように、双腕協調制御で両腕のハンド2の位置を調整して、図10に示すように、環状ベルトVの形状を例えば両端部の曲率半径が異なるように調整し、次いで、図11(a)に示すようにその形状を変化させずに、図11(a)中に矢印で示すように、両腕のハンド2をワークWに向けて移動させて、図12に示すように、ワークWに環状ベルトVを組み付ける。
その後、多関節型双腕ロボット1は、図12中に矢印で示すように、頭部4の複数のカメラ5で環状ベルトVの組付け状態を撮像して、その画像における組み付け状態を、あらかじめ記憶している正規の組付け状態と比較し、画像における組み付け状態が正規の組付け状態に対し所定の範囲内に収まっていてエラー判定が無ければ、ワークWから吸着パッド3を離間させて組付け作業完了となる。
従って、この実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムによれば、多関節型双腕ロボット1によって柔軟物である環状ベルトVの組付け作業を自動的に行うことができる。
しかも、この実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムによれば、多関節型双腕ロボット1はその双腕のハンド2にそれぞれ吸着パッド3を有しているので、柔軟物である環状ベルトVを容易に保持することができ、それらのハンド2の吸着パッド3で環状ベルトの複数箇所を保持して双腕のハンド2を協調動作させることで、環状ベルトVを容易に任意の形状に変形させることができる。
また、この実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムによれば、ベルト補充台13は、基台12上に持ち上げ可能に搭載されていることから、基台12上のベルト補充台13が保持する環状ベルトVがなくなった場合に、多関節型双腕ロボット1がその腕のハンド2で、空になったベルト補充台13を基台12上から持ち上げて搬出位置に移動させ、代りに部品搬入位置から複数本の環状ベルトVを保持したベルト補充台13を取り上げて基台12上に搭載し、ベルト組付け作業を継続することができる。
さらに、この実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムによれば、環状ベルトVは、歯付きのタイミングベルトであることから、その歯が内周面から突出している分、ベルトの厚みが大きいため、二本目以降の環状ベルトVの上側部分を第2のピン17で押し下げることで一本目の環状ベルトVの上側部分から大きく離間させて外し易くすることができる。
さらに、この実施例の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムによれば、ベルト供給装置11は、第1および第2のピン16,17が圧縮バネ19によって復帰移動し、スライダ15がおもり22によって復帰スライドすることから、その作動に多関節型双腕ロボット1以外の動力を必要としないので、安価に構成し得るとともに、どこでも使用することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、ハンド2は、吸着パッド3で環状ベルトVを吸着保持する代わりに、フィンガで把持するもの等でも良い。また、スライダ15は、おもり22によって復帰スライドする代わりにバネ等で復帰スライドするものでも良い。
かくしてこの発明の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステムによれば、多関節型双腕ロボットによって柔軟物である環状ベルトの組付け作業を自動的に行うことができる。
1 多関節型双腕ロボット
2 ハンド(エンドエフェクタ)
3 吸着パッド
4 頭部
5 カメラ
11 ベルト供給装置
12 基台
12a レール
13 ベルト補充器
14 シーソー
15 スライダ
15a プレート
16 第1のピン
17 第2のピン
18 円盤
19 圧縮バネ
20 滑車
21 ロープ
22 おもり
31 作業台
T 作業テーブル
V 環状ベルト
W ワーク

Claims (4)

  1. 双腕のハンドを所定の作業範囲内で移動させる多関節型双腕ロボットと、
    複数本の環状ベルトを順次に供給するベルト供給装置と、
    を具え、
    前記多関節型双腕ロボットがその双腕のハンドの両方により、前記ベルト供給装置から一本の環状ベルトを取り上げて組付け対象部品に組み付けるベルト組付けシステムにおいて、
    前記ベルト供給装置は、
    基台と、
    前記基台上に搭載され、環状ベルトをその厚み方向に複数枚重ねて二本の保持ピンに巻き掛けて保持するベルト補充台と、
    前記基台にそれに沿って移動可能に支持されるとともにその基台の上部へ向けて常時附勢されたスライダと、
    前記スライダに前記基台からの進出位置と前記基台への後退位置との間で進退移動可能に支持されて前記ベルト補充台よりも前記基台の上部寄りに位置し、進出位置へ向けて常時附勢された第1のピンと、
    前記スライダに前記基台からの進出位置と前記基台への後退位置との間で進退移動可能に支持されて前記ベルト補充台の開口部内に位置し、前記スライダが上限位置に位置する状態で進出位置に位置すると、前記ベルト保持台に保持された複数枚の環状ベルトのうち一本目と二本目の環状ベルトの上側部分の間に挿入される第2のピンと、
    前記第1のピンと前記第2のピンとを交互に前記進出位置に移動させる伝動部材と、
    を有することを特徴とする多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステム。
  2. 前記多関節型双腕ロボットは、その双腕のハンドにそれぞれ吸着パッドを有するとともに、それらのハンドを協調動作させることを特徴とする、請求項1記載の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステム。
  3. 前記ベルト補充台は、前記基台上に持ち上げ可能に搭載されていることを特徴とする、請求項1または2記載の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステム。
  4. 前記環状ベルトは、歯付きベルトであることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の多関節型双腕ロボットによるベルト組付けシステム。
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