JP2014127115A - 光透過性導電材料 - Google Patents

光透過性導電材料 Download PDF

Info

Publication number
JP2014127115A
JP2014127115A JP2012284892A JP2012284892A JP2014127115A JP 2014127115 A JP2014127115 A JP 2014127115A JP 2012284892 A JP2012284892 A JP 2012284892A JP 2012284892 A JP2012284892 A JP 2012284892A JP 2014127115 A JP2014127115 A JP 2014127115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dummy
conductive material
sensor
metal pattern
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012284892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6033671B2 (ja
JP2014127115A5 (ja
Inventor
Takenobu Yoshiki
武宣 吉城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2012284892A priority Critical patent/JP6033671B2/ja
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to US14/650,949 priority patent/US9971461B2/en
Priority to CN201380052525.3A priority patent/CN104718516B/zh
Priority to KR1020157019953A priority patent/KR101699836B1/ko
Priority to PCT/JP2013/082952 priority patent/WO2014103679A1/ja
Priority to TW102147715A priority patent/TWI525515B/zh
Publication of JP2014127115A publication Critical patent/JP2014127115A/ja
Publication of JP2014127115A5 publication Critical patent/JP2014127115A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6033671B2 publication Critical patent/JP6033671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/044Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means
    • G06F3/0446Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means using a grid-like structure of electrodes in at least two directions, e.g. using row and column electrodes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/046Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04103Manufacturing, i.e. details related to manufacturing processes specially suited for touch sensitive devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Abstract

【課題】投影型静電容量方式を用いたタッチパネルの光透過性電極として好適な、視認性が低く、短絡の発生が低減された光透過性導電材料を提供する。
【解決手段】基材上に、配線部を介して端子部に電気的に接続された金属パターンから構成されるセンサー部と、配線部を介して端子部に電気的に接続されない金属パターンから構成されるダミー部を有する光透過性導電材料であって、前記センサー部とダミー部の境界が、センサー部を構成する金属パターンを仮の境界線により切断し、センサー部およびダミー部の少なくとも一方を、仮の境界線に沿ってずらした形状であることを特徴とする光透過性導電材料。
【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパネル、有機EL材料、太陽電池などに用いられる光透過性導電材料に関し、特に投影型静電容量方式を用いたタッチパネルに好適に用いられる光透過性導電材料に関するものである。
パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、ノートPC、OA機器、医療機器、あるいはカーナビゲーションシステム等の電子機器においては、これらのディスプレイに入力手段としてタッチパネルが広く用いられている。
タッチパネルには、位置検出の方法により光学方式、超音波方式、表面型静電容量方式、投影型静電容量方式、抵抗膜方式などがある。抵抗膜方式のタッチパネルは、光透過性導電材料と光透過性導電体層付ガラスとがスペーサーを介して対向配置されており、光透過性導電材料に電流を流し、光透過性導電体層付ガラスに於ける電圧を計測するような構造となっている。一方、静電容量方式のタッチパネルは、基材上に光透過性導電体層を有するものを基本的構成とし、可動部分がないことが特徴であり、高耐久性、高透過率を有するため、様々な用途において適用され、さらに投影型静電容量方式は多点同時検出ができるため、スマートフォンやタブレットPCなどに広く用いられている。
タッチパネル用途の光透過性電極(透明導電材料)としては、一般にITOからなる光透過性導電膜が基材上に形成されたものが使用されてきた。しかしながらITO導電膜は屈折率が大きく、光の表面反射が大きいため、全光線透過率が低下する問題や、可撓性が低いため屈曲した際にITO導電膜に亀裂が生じて電気抵抗値が高くなる問題があった。
ITOに代わる光透過性導電材料として、基板上に薄い触媒層を形成し、その上にレジストパターンを形成した後、めっき法によりレジスト開口部に金属層を積層し、最後にレジスト層およびレジスト層で保護された下地金属を除去することにより、導電性パターンを形成するセミアディティブ方法が、例えば特開2007−287994号公報、特開2007−287953号公報などに開示されている。
また近年、銀塩拡散転写法を用いた写真感光材料を導電性材料前駆体として用いる方法も提案されている。例えば特開2003−77350号公報、特開2005−250169号公報や特開2007−188655号公報等では、基材上に物理現像核層とハロゲン化銀乳剤層を少なくともこの順に有する導電性材料前駆体に、可溶性銀塩形成剤および還元剤をアルカリ液中で作用させて、金属銀パターンを形成させる技術が開示されている。この方式によるパターニングは均一な線幅を再現することができることに加え、銀は金属の中で最も導電性が高いため、他方式に比べ、より細い線幅で高い導電性を得ることができる。さらにこの方法で得られた銀パターン膜はITO導電膜よりも可撓性が高く折り曲げに強いという利点がある。
前記した投影型静電容量方式を用いたタッチパネルは、複数のセンサー部が同一平面上にパターニングされた光透過性導電材料を2枚貼り合わせることでタッチセンサーを製造している。このようなタッチセンサーにおいては複数のセンサーのみでタッチセンサーを構成するとセンサー部のみが目立ってしまうため、センサー部以外の部分にセンサー部と導通のないダミー部を配置することが行われたりするが、タッチパネルは通常作業者が画面を凝視し操作するため、センサー部とダミー部との差が目に映ってしまう(視認性が高い)という問題があった。特に、金属パターンからなる光透過性導電材料を用いて上記投影型静電容量方式のタッチパネルを作製した場合、センサー部とダミー部の視認性の問題がとりわけ顕著に現れる。
この問題に対し、特開2006−344163号公報(特許文献1)ではスリットにより金属パターンを分割することでセンサー部とダミー部を設けるが、その際にスリット幅を20μm以上かつ網目の最大寸法以下にし、なおかつスリットが網目の交点を通らないようすることで、視認性を下げようとしている。しかしながら、スリット幅が20μmであってもセンサー部の輪郭は視認され、またスリットが交点を通らないようにしても、視認性を十分に低下させることはできなかった。さらに投影型静電容量方式を用いたタッチパネルは同一平面上に複数の平行した光透過性電極が並んだ構造となっているが、この方法でタッチセンサーを作製した場合、平行した光透過性電極同士が短絡するという問題もあった。
また特開2011−59771号公報(特許文献2)では直線的なスリットの視認性を下げるため、スリットを直線的に作らないよう工夫することが提案されているが、視認性についてはやはり不十分であった。またこの方法でも前述の短絡の問題は解決できていない。特開2011−253263号公報(特許文献3)ではダミー部をドットで形成して、センサー部とダミー部の全光線透過率を同じとし視認性を同じようになるようしている。しかしながら、金属パターンとドットではパターンが異なるので凝視した際に、どうしてもその違いが目につくようになる上に、微小ドットと細線では、露光時のハレーションなどの影響により画像が設計値とは異なった大きさになる場合があり、さらに視認性が悪くなるという問題を有していた。
特開2006−344163号公報 特開2011−59771号公報 特開2011−253263号公報
本発明の課題は、静電容量方式を用いたタッチパネルの光透過性電極として好適な、視認性が低く、短絡の発生が低減された光透過性導電材料を提供することである。
本発明の上記課題は、以下の発明によって達成される。
(1)基材上に、配線部を介して端子部に電気的に接続された金属パターンから構成されるセンサー部と、配線部を介して端子部に電気的に接続されない金属パターンから構成されるダミー部を有する光透過性導電材料であって、前記センサー部とダミー部の境界が、センサー部を構成する金属パターンを仮の境界線により切断し、センサー部およびダミー部の少なくとも一方を、仮の境界線に沿ってずらした形状であることを特徴とする光透過性導電材料。
本発明により、投影型静電容量方式を用いたタッチパネルの光透過性電極として好適な、視認性が低く、短絡の発生が低減された光透過性導電材料を提供することができる。
本発明の光透過性導電材料の一例を示す概略図 図1のダミー部、センサー部の拡大図 センサー部に囲まれる形でダミー部を設けた一例を示す概略図 本発明の好ましい光透過性導電材料の一例を示す概略拡大図 比較例で用いたダミー部を示す図
以下、本発明について詳細に説明するにあたり、図を用いて説明する。図1は本発明の光透過性導電材料の一例を示す概略図である。図1において本発明の光透過性導電材料1は基材2の上に、金属パターンから構成され光透過性を有するセンサー部11と、同じく金属パターンから構成され光透過性を有するダミー部12を有する。センサー部11は配線部14を介し端子部15に電気的に接続しており、この端子部15を通して外部に電気的に接続することで、センサー部11で感知した静電容量の変化を捉えることができる。一方配線部14に電気的に接続していない金属パターンは本発明において、全てダミー部12となる。
図2は図1のダミー部、センサー部の拡大図である。図2においてセンサー部11は単位図形21(説明のため、部分的に太線で図示している。)が繰り返してなる金属パターンからなるが、この単位図形21としては公知の形状を用いることができ、例えば正三角形、二等辺三角形、直角三角形などの三角形、正方形、長方形、菱形、平行四辺形、台形などの四角形、(正)六角形、(正)八角形、(正)十二角形、(正)二十角形などの(正)n角形、円、楕円、星形などを組み合わせた模様であり、これらの単位の単独の繰り返しあるいは2種類以上の組み合わせなどを用いることができる。また、単位図形21の辺は直線でなくとも例えばジグザグ線、波線などで構成されていても良い。さらに特開2002−223095号公報で開示されているような、煉瓦積み模様状のパターンも用いることができる。本発明ではセンサー部11およびダミー部12としてこれらいずれの形状の単位図形が繰り返してなる金属パターンを用いることができるが、好ましくは正方形、菱形であり、さらには単位図形の一つの角度が30〜70°の菱形であることが好ましい。単位図形21の線間隔は400μm以下が好ましい。またその線幅は20μm以下が好ましく、より好ましくは1〜15μm、さらに好ましくは1〜10μmである。なお、図2以降の図面において、実線で示される部分は金属パターンが実在するが、破線で示される部分は説明のため設けたもので、そこには金属パターンは存在しない。
図2において、ダミー部12はセンサー部11を構成する単位図形21と合同の単位図形22(説明のため、部分的に太線で図示している。)から構成されている。そして図2に示す仮の境界線Rの位置でダミー部12は仮の境界線Rに沿って右方向にずれている。このように仮の境界線Rに沿ってずれることによりセンサー部11とダミー部12の金属パターンのつながりが無くなり、導通が無くなる一方で、センサー部11とダミー部12との見た目に差がなくなるようになる。
本発明において単位図形が仮の境界線Rに沿ってずれる距離は単位図形21を構成する辺の線幅以上、100μm以下であることが好ましく、さらに好ましくは単位図形21を構成する辺の線幅の1.5倍以上40μm以下である。また、図2においては仮の境界線Rに沿って右方向にダミー部12の金属パターンがずれているが、ずれる方向は左右方向のいずれでも良い。なお、図2の面内上で境界線Rに対して直行する方向に対するズレは無いことが好ましく、具体的にはずれる距離が単位図形21および22の線幅を超えないことが好ましい。また図2においては、単位図形22は単位図形21と合同の図形であるが、本発明においては、合同であることが視認性の観点で最も好ましいものの、必ずしも合同である必要は無く、略一致の形状でも好ましい。本発明において、略一致とは辺の長さ、格子の角度、辺の位置、辺の太さがほぼ一致していることを言い、辺の長さの場合、±10%以内の範囲、格子の角度の場合、±5°以内の範囲、辺の位置の場合、辺の長さの±10%の範囲内、辺の太さ(線幅)が±50%の範囲内のズレにある場合を言う。
前述した図1に示すように光透過性導電材料1は複数のセンサー部11と複数のダミー部12を有することが一般的である。従って、センサー部11とダミー部12の境界は複数存在する。また場合によってはセンサー部11の中に囲まれる形でダミー部12を設けることもある。このような場合に好適な本発明の態様を図3を用いて説明する。
図3はセンサー部11に囲まれる形でダミー部12を設けた一例を示す概略図である。図3においてダミー部12は仮の境界線R、R2、S、およびTの4辺によりセンサー部11に囲まれており、ダミー部12を構成する金属パターンは、仮の境界線Rと、これに平行な仮の境界線R2に沿う形で、右方向にずれている。このような場合において生じる金属パターンの重なり、すなわち図3において仮の境界線Sを越え、境界線Sの右側で生じるセンサー部11とダミー部12の重なりは、境界線Sを越えたダミー部12を削除することで金属パターンの重なりを解消することができる。一方、仮の境界線Tの右側で生じる金属パターンが無くなる余白部分(金属パターンが存在しない部分)においては、ダミー部12を構成する金属パターンを構成する単位格子22の繰り返し周期を保った金属パターンを補填することにより、当該余白部分を解消することができる。このように、本発明において金属パターンを仮の境界線に沿ってずらすことによって、ダミー部12を構成する金属パターンがセンサー部11に入り込むような場合には、入り込んだダミー部12の金属パターンを削除することが好ましく、ダミー部12の中で余白部分が生じた場合には、ダミー部12を構成する金属パターンを構成する単位格子22の繰り返し周期を保った金属パターンにて、余白部分を補填することが好ましい。
図4は本発明の好ましい光透過性導電材料の一例を示す概略拡大図である。本発明において、図4のようにダミー部12の中にさらに仮の境界線Uを設けて、そこで金属パターンをその仮の境界線Uに沿ってずらすこともまた好ましい態様である。
さらに本発明においては、ダミー部に辺の一部を断線した断線メッシュを用いることも可能である。ダミー部を構成する単位図形の金属細線の線幅はセンサー部を構成する金属細線の線幅±50%の範囲内であれば用いることは可能であるが、好ましくはセンサー部を構成する単位図形に対し±20%の範囲内であり、さらに好ましくは±5%の範囲内である。
本発明においてセンサー部11、ダミー部12、配線部14および端子部15等を構成する金属パターンは金属、特に金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、およびこれらの複合材からなることが好ましい。これら金属パターンを形成する方法としては、銀塩感光材料を用いる方法、同方法を用いさらに得られた銀画像に無電解めっきや電解めっきを施す方法、スクリーン印刷法を用いて銀ペースト、銅ペーストなどの導電性インクを印刷する方法、銀インクや銅インクなどの導電性インクをインクジェット法で印刷する方法、あるいは蒸着やスパッタなどで導電性層を形成し、その上にレジスト膜を形成し、露光、現像、エッチング、レジスト層除去することで得る方法、銅箔などの金属箔を貼り、さらにその上にレジスト膜を形成し、露光、現像、エッチング、レジスト層除去することで得る方法など、公知の方法を用いることができる。中でも製造される金属パターンの厚みが薄くでき、さらに極微細な金属パターンも容易に形成できる銀塩拡散転写法を用いることが好ましい。これらの手法で作製した金属パターンの厚みは厚すぎると後工程が困難になる場合があり、また薄すぎるとタッチパネルとして必要な導電性を確保し難くなる。よって、その厚みは0.01〜5μmが好ましく、より好ましくは0.05〜1μmである。
本発明の光透過性導電材料に用いる基材としては、プラスチック、ガラス、ゴム、セラミックス等が好ましく用いられる。これら基材は全光線透過率が60%以上であるものが好ましい。プラスチックの中でも、フレキシブル性を有する樹脂フィルムは、取扱い性が優れている点で好適に用いられる。基材として使用される樹脂フィルムの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジアセテート樹脂、トリアセテート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン樹脂等からなる厚さ50〜300μmの樹脂フィルムが挙げられる。基材には易接着層など公知の層が設けられていても良い。
本発明の光透過性導電材料には必要に応じてハードコート層、反射防止層、粘着層、防眩層など公知の層を金属パターンの上(基材から遠い側に)、あるいは基材のセンサー部及びダミー部を有する側の面とは反対の側に設けることができる。また、基材と金属パターンとの間に、物理現像核層、易接着層、接着剤層など公知の層を設けることができる。
以下、本発明に関し実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
基材として、厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。なおこの基材の全光線透過率は91%であった。
次に下記処方に従い、物理現像核層塗液を作製し、基材上に塗布、乾燥して物理現像核層を設けた。
<硫化パラジウムゾルの調製>
A液 塩化パラジウム 5g
塩酸 40ml
蒸留水 1000ml
B液 硫化ソーダ 8.6g
蒸留水 1000ml
A液とB液を撹拌しながら混合し、30分後にイオン交換樹脂の充填されたカラムに通し硫化パラジウムゾルを得た。
<物理現像核層塗液の調製>各1mあたり
前記硫化パラジウムゾル 0.4mg
2質量%グリオキザール水溶液 0.2ml
界面活性剤(S−1) 4mg
デナコールEX−830 50mg
(ナガセケムテックス(株)製ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル)
10質量%SP−200水溶液 0.5mg
((株)日本触媒製ポリエチレンイミン;平均分子量10,000)
続いて、基材に近い方から順に下記組成の中間層、ハロゲン化銀乳剤層、および保護層を上記物理現像核液層の上に塗布、乾燥して、銀塩感光材料1を得た。ハロゲン化銀乳剤は、写真用ハロゲン化銀乳剤の一般的なダブルジェット混合法で製造した。このハロゲン化銀乳剤は、塩化銀95モル%と臭化銀5モル%で、平均粒径が0.15μmになるように調製した。このようにして得られたハロゲン化銀乳剤を定法に従いチオ硫酸ナトリウムと塩化金酸を用い、金イオウ増感を施した。こうして得られたハロゲン化銀乳剤は銀1gあたり0.5gのゼラチンを含む。
<中間層組成/1mあたり>
ゼラチン 0.5g
界面活性剤(S−1) 5mg
染料1 50mg
<ハロゲン化銀乳剤層1組成/1mあたり>
ゼラチン 0.5g
ハロゲン化銀乳剤 3.0g銀相当
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 3mg
界面活性剤(S−1) 20mg
<保護層1組成/1mあたり>
ゼラチン 1g
不定形シリカマット剤(平均粒径3.5μm) 10mg
界面活性剤(S−1) 10mg
このようにして得た銀塩感光材料1と、図1のパターンを有する透過原稿を密着し、水銀灯を光源とする密着プリンターで400nm以下の光をカットする樹脂フィルターを介して露光した。なお、図1のパターンはセンサー部11、ダミー部12ともに線幅5μm、一辺300μmで狭い方の角度が60°である菱形の格子メッシュからなる。ダミー部12は図2に示したように仮の境界線Rに沿って20μmずれた金属パターンからなる。なお、図1の光透過性導電材料のパターンではセンサー部11に囲まれたダミー部12が存在するが、この部分においてはセンサー部11に入り込んだダミー部は除去し、また生じた空白部分にはダミー部12を構成する単位図形(その繰り返し単位を保った図形)を用いて埋められている。
その後、下記拡散転写現像液中に20℃で60秒間浸漬した後、続いてハロゲン化銀乳剤層、中間層、および保護層を40℃の温水で水洗除去し、乾燥処理した。こうして図1の形の銀パターンを有する光透過性導電材料1を得た。なお、得られた光透過性導電材料の線幅、線間隔は透過原稿と全く同じ形状、線幅の画像になっていた。金属パターンの膜厚は共焦点顕微鏡で調べ、0.1μmであった。
<拡散転写現像液組成>
水酸化カリウム 25g
ハイドロキノン 18g
1−フェニル−3−ピラゾリドン 2g
亜硫酸カリウム 80g
N−メチルエタノールアミン 15g
臭化カリウム 1.2g
全量を水で1000ml
pH=12.2に調整する。
<実施例2>
図1のパターンを有する透過原稿であるが、センサー部で囲まれていないダミー部12が図4で示されるように、仮の境界線Rで右方向に20μm、仮の境界線Uで左方向に20μmずれた透過原稿を用いる以外は実施例1と同様にして光透過性導電材料2を得た。
<比較例1>
図1のパターンを有する透過原稿であるが、ダミー部12が図5で示されるXにおいて20μm幅の非画像領域を有し、それ以外は図1と同様のパターンを有する透過原稿を用いる以外は実施例1と同様にして比較1の光透過性導電材料を得た。
<比較例2>
図1のパターンを有する透過原稿であるが、ダミー部12は仮の境界線でずらした形状ではなく、ダミー部12が10000μmあたり39個の半径2.5μmのドットがランダムに存在する図形からなる透過原稿を用いる以外は実施例1と同様にして比較2の光透過性導電材料を得た。
得られた光透過性導電材料1、2、比較光透過性導電材料1、2について、視認性、信頼性について評価した。結果を表1に示す。なお、視認性は、得られた光透過性導電材料をライトテーブルに載せ、センサー部とダミー部の境界をよく見た場合、50cmほどの距離から一目瞭然で境界が判るレベルを1、50cm程の距離から良く見れば判るレベルを2、20cm程の距離から凝視すれば判るレベルを3、20cmの距離から見ても良く判らないレベルを4とした。また信頼性はそれぞれの光透過性導電材料を100枚作製し、図1のパターンにおいて端子部15間の導通を調べ、対応すべき端子部15以外で導通が認められた光透過性導電材料の枚数で評価した。
表1より、本発明によって投影型静電容量方式を用いたタッチパネルの光透過性電極として好適な、視認性が低く、短絡の発生が低減された光透過性導電材料が得られることが良く判る。
1 光透過性導電材料
2 基材
11 センサー部
12 ダミー部
13 非画像部
14 配線部
15 端子部
21、22 単位図形
R、R2、S、T、U 仮の境界線
X 非画像領域

Claims (1)

  1. 基材上に、配線部を介して端子部に電気的に接続された金属パターンから構成されるセンサー部と、配線部を介して端子部に電気的に接続されない金属パターンから構成されるダミー部を有する光透過性導電材料であって、前記センサー部とダミー部の境界が、センサー部を構成する金属パターンを仮の境界線により切断し、センサー部およびダミー部の少なくとも一方を、仮の境界線に沿ってずらした形状であることを特徴とする光透過性導電材料。
JP2012284892A 2012-12-27 2012-12-27 光透過性導電材料 Expired - Fee Related JP6033671B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284892A JP6033671B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 光透過性導電材料
CN201380052525.3A CN104718516B (zh) 2012-12-27 2013-12-09 光透导电材料
KR1020157019953A KR101699836B1 (ko) 2012-12-27 2013-12-09 광투과성 도전재료
PCT/JP2013/082952 WO2014103679A1 (ja) 2012-12-27 2013-12-09 光透過性導電材料
US14/650,949 US9971461B2 (en) 2012-12-27 2013-12-09 Optically transparent conductive material
TW102147715A TWI525515B (zh) 2012-12-27 2013-12-23 透光性導電結構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284892A JP6033671B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 光透過性導電材料

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014127115A true JP2014127115A (ja) 2014-07-07
JP2014127115A5 JP2014127115A5 (ja) 2015-11-05
JP6033671B2 JP6033671B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=51020771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012284892A Expired - Fee Related JP6033671B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 光透過性導電材料

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9971461B2 (ja)
JP (1) JP6033671B2 (ja)
KR (1) KR101699836B1 (ja)
CN (1) CN104718516B (ja)
TW (1) TWI525515B (ja)
WO (1) WO2014103679A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170136631A (ko) 2015-06-29 2017-12-11 미쓰비시 세이시 가부시키가이샤 광투과성 도전 재료
KR20230128552A (ko) 2021-03-01 2023-09-05 알프스 알파인 가부시키가이샤 전극 부재

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160313828A1 (en) * 2014-01-16 2016-10-27 Mitsubishi Paper Mills Limited Optically transparent conductive material
US10126899B2 (en) 2016-04-04 2018-11-13 Japan Display Inc. Detection device and display device
JP6744169B2 (ja) * 2016-04-04 2020-08-19 株式会社ジャパンディスプレイ 検出装置及び表示装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243119A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Kyodo Printing Co Ltd 静電容量型タッチパネル

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4481464B2 (ja) * 2000-09-20 2010-06-16 株式会社東芝 半導体記憶装置及びその製造方法
JP4704627B2 (ja) 2001-08-30 2011-06-15 三菱製紙株式会社 銀薄膜形成フィルムの製造方法
JP4425026B2 (ja) 2004-03-04 2010-03-03 三菱製紙株式会社 銀拡散転写受像材料および導電性パタンの形成方法
JP4610416B2 (ja) 2005-06-10 2011-01-12 日本写真印刷株式会社 静電容量型タッチパネル
JP5166697B2 (ja) 2006-01-11 2013-03-21 三菱製紙株式会社 導電性材料の製造方法
JP4903479B2 (ja) 2006-04-18 2012-03-28 富士フイルム株式会社 金属パターン形成方法、金属パターン、及びプリント配線板
JP2007287953A (ja) 2006-04-18 2007-11-01 Toray Ind Inc 回路基板およびその製造方法
CN104090673B (zh) * 2008-02-28 2018-02-23 3M创新有限公司 具有低可见度导体的触屏传感器
US9244568B2 (en) * 2008-11-15 2016-01-26 Atmel Corporation Touch screen sensor
TW201104540A (en) * 2009-07-22 2011-02-01 Ritdisplay Corp Capacitive type touch sensor
JP2011059771A (ja) 2009-09-07 2011-03-24 Hitachi Chem Co Ltd 網目状導電性パターン、導体層パターン付き基材及びタッチパネル部材
JP5507343B2 (ja) 2010-05-31 2014-05-28 富士フイルム株式会社 タッチパネル及び導電シート
JP5458443B2 (ja) * 2010-09-14 2014-04-02 株式会社ジャパンディスプレイ タッチ検出機能付き表示装置、および電子機器
WO2012121064A1 (ja) * 2011-03-08 2012-09-13 富士フイルム株式会社 抵抗膜式マルチタッチパネル及び抵抗膜式マルチタッチパネルに用いる電極シート
TWM425338U (en) * 2011-05-20 2012-03-21 Henghao Technology Co Ltd Capacitive touch panel with net-shape structures and touch-display panel using the same
KR101373044B1 (ko) * 2012-04-19 2014-03-11 삼성디스플레이 주식회사 터치 스크린 패널
TWI463374B (zh) * 2012-06-07 2014-12-01 Mstar Semiconductor Inc 觸控面板

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243119A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Kyodo Printing Co Ltd 静電容量型タッチパネル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170136631A (ko) 2015-06-29 2017-12-11 미쓰비시 세이시 가부시키가이샤 광투과성 도전 재료
US10444919B2 (en) 2015-06-29 2019-10-15 Mitsubishi Paper Mills Limited Light-transmitting conductive material
KR20230128552A (ko) 2021-03-01 2023-09-05 알프스 알파인 가부시키가이샤 전극 부재

Also Published As

Publication number Publication date
US20150309617A1 (en) 2015-10-29
JP6033671B2 (ja) 2016-11-30
US9971461B2 (en) 2018-05-15
CN104718516A (zh) 2015-06-17
WO2014103679A1 (ja) 2014-07-03
TWI525515B (zh) 2016-03-11
TW201432540A (zh) 2014-08-16
CN104718516B (zh) 2017-06-16
KR101699836B1 (ko) 2017-01-25
KR20150099840A (ko) 2015-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5809475B2 (ja) 光透過性導電材料
JP6193757B2 (ja) 光透過性電極
WO2015163364A1 (ja) 光透過性導電材料
JP2013246723A (ja) 静電容量型タッチパネル用光透過性電極
WO2013018549A1 (ja) 光透過性電極
JP5841411B2 (ja) 光透過性電極
JP6033671B2 (ja) 光透過性導電材料
US10222917B2 (en) Pattern formation method
JP6422822B2 (ja) 光透過性導電材料
JP5876351B2 (ja) 光透過性電極
JP6415992B2 (ja) 光透過性導電材料
KR101867972B1 (ko) 광투과성 도전재료
JP6422762B2 (ja) 光透過性導電材料
JP2013178655A (ja) 光透過性電極
JP6571594B2 (ja) 光透過性導電材料
JP6165693B2 (ja) 光透過性導電材料
JP2017156828A (ja) 光透過性導電材料
JP2017162262A (ja) 光透過性導電材料積層体
JP2015187815A (ja) 導電材料
JP2017033369A (ja) 光透過性導電材料積層体
TW201921386A (zh) 透光性導電材料

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6033671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees