JP2014125711A - 切断データ作成装置、切断データ作成プログラム及び切断装置 - Google Patents

切断データ作成装置、切断データ作成プログラム及び切断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】色が異なる複数種類の装飾部品を簡単且つ正確に配置することができるシート材を作製するための切断データ作成装置、切断データ作成プログラム及び切断装置を提供する。
【解決手段】切断装置の制御手段は、位置情報取得手段で取得された位置情報に基づき、各図形に穴の少なくとも一部を重ねるように割り当て又は各図形に穴を近接させるように割り当てて、シート材に対する複数の穴の配置位置を設定する配置ルーチンと、前記配置ルーチンにより設定された配置位置を前記シート材における切断位置として前記複数の穴を切断する切断データを作成する切断データ作成ルーチンとを実行する(ステップS14)。
【選択図】図12

Description

本発明は、粒状の装飾部品の配列を規定する複数の穴をシート材に形成するための切断データを作成する切断データ作成装置、切断データ作成プログラム及び切断装置に関する。
従来より、衣服等を装飾する装飾部品としてラインストーンが知られている。ラインストーンは、例えば裏面にホットメルト層を有しており、超音波接着機やアイロンを用いて衣服に接着することにより固定される。この固定作業に際し、ラインストーンを所望の配列に並べるために、ラインストーン用の位置決めシートやプレート(定規)が用いられる。例えば、特許文献1の定規には、ラインストーンを嵌め込む多数の穴が、直線状或は曲線状に並べて形成されている。また、これらの穴は、「正方形」や「ハート形」等の模様の輪郭に並べて形成されている。ユーザは、前記定規を衣服上に載置し、所望の配列の穴にラインストーンを嵌め込んで位置決めする。そして、位置決めしたラインストーンを、超音波接着機を用いて、衣服に接着する。
特開2005−254707号公報
前記ラインストーンには、赤色、青色などの数多くの色があり、上記した定規を用いて好みの色のラインストーンを配列することで多彩な装飾を楽しむことができる。
しかしながら、複数色のラインストーンで装飾を施す場合、個々のラインストーンを、その色に応じて定規の各穴に配置する作業は、思いのほか面倒である。即ち、例えばラインストーンが縦横に並ぶ装飾を作製する場合には、前記定規における直線状に並ぶ穴を利用して、ラインストーンを一列ずつ配置して固定する作業を繰り返す。この場合、作業者は、全体の配色をイメージしながら、ラインストーンを一粒ずつ色を間違えないように手作業で選別して各穴に配置する必要がある。従って、多数のラインストーンを使用するときには、多大な労力を要することとなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、色が異なる複数種類の装飾部品を簡単且つ正確に配置することができるシート材を作製するための切断データ作成装置、切断データ作成プログラム及び切断装置を提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明の請求項1の切断データ作成装置は、粒状の装飾部品の配列を規定するシート材の複数の穴を形成するための切断データを作成するものであり、前記穴を形成する前のシート材について、少なくとも色が異なる複数種類の前記装飾部品の配列を表わし且つ各装飾部品の種類の識別が可能な複数の図形が予め印刷されており、それら各図形の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段で取得された前記位置情報に基づき、各図形に前記穴の少なくとも一部を重ねるように割り当て又は各図形に前記穴を近接させるように割り当てて、前記シート材に対する前記複数の穴の配置位置を設定する配置手段と、前記配置手段により設定された配置位置を前記シート材における切断位置として前記複数の穴を切断する切断データを作成する切断データ作成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項6の切断データ作成プログラムは、請求項1から5までの何れか一項記載の切断データ作成装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるためものである。
本発明の請求項7の切断装置は、請求項1から5までの何れか一項記載の切断データ作成装置を備えたものである。
請求項1の切断データ作成装置によれば、予め印刷されたシート材の複数の図形に対して、切断する穴の少なくとも一部を重ねるように割り当て又は当該穴を近接させるように割り当てた切断データが作成される。従って、切断装置を用いて、切断データに基づき複数の図形の夫々に対応する穴をシート材に形成することができる。このため、各図形により、シート材において個々の穴に配置する装飾部品の色の特定が可能となり、色が異なる複数種類の装飾部品を簡単且つ正確に配置することができる。
請求項6の切断データ作成プログラムは、請求項1から5までの何れか一項記載の切断データ作成装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるためものである。よって、上記した請求項1の発明と同様の効果を奏する。
請求項7の切断装置は、請求項1から5までの何れか一項記載の切断データ作成装置を備えたものである。よって、切断データ作成装置により作成した切断データに基づき、複数の図形の夫々に対応する穴をシート材に形成することができ、上記した請求項1の発明と同様の効果を奏する。
第1実施形態について切断装置の内部構造を本体カバーと共に示す斜視図 切断装置の内部構造を示す平面図 図2のIII−III線に沿う縦断左側面図 カートリッジを装着した状態で示すカートリッジホルダ近傍の右側面図 カッタカートリッジの正面図 電気的構成を概略的に示すブロック図 (a)はラインストーンと穴の関係を示す拡大平面図、(b)は切断データを説明するための図 穴を形成する前のシート材を保持シートに貼り付けた状態で示す図 穴を形成した後のシート材を示す図8相当図 シート材に予め印刷する手段の一例を示す図 切断データ作成プログラムの処理、並びに切断処理の一連の流れを示すフローチャート ラインストーン配列用の切断データ作成処理を示すフローチャート (a)〜(d)は、切断データを作成する手順を示す図 第2実施形態を示す図6相当図
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、切断装置1は、筐体としての本体カバー2と、本体カバー2内に配設されたプラテン3と、カートリッジ4(図5参照)が搭載されるキャリッジ5と、画像読取手段としてのスキャナ部6(図2、図6参照)とを備えている。
また、切断装置1は、切断の対象及び画像読み取りの対象となる対象物Sを保持するための保持シート10を備えている。例えば、図1に示すように、保持シート10には、切断データ作成用の原画となる図形が描かれた紙や樹脂シート等の対象物Sが保持される。
前記本体カバー2は横長な矩形箱状をなしており、その正面部には、前面開口部2aが形成されると共に、当該開口部2aを開閉する前カバー2bが設けられている。前面開口部2aが開放された状態で、対象物Sを保持した保持シート10がプラテン3上にセットされ、或はカートリッジ4がキャリッジ5のカートリッジホルダ32に対して着脱される。
切断装置1には、対象物Sを所定の移送方向(Y方向)に移送する移送機構7が設けられている。また、切断装置1には、キャリッジ5を、対象物Sの移送方向と交差する方向(例えば移送方向と直交するX方向)に移動させるキャリッジ移動機構8が設けられている。尚、以下の説明では、移送機構7による対象物Sの移送方向を前後方向とする。つまり、前後方向がY方向であり、Y方向と直交する左右方向がX方向である。
前記本体カバー2の上面の右側部位には、フルカラー表示が可能な液晶カラーディスプレイ(以下、ディスプレイ9aと称す)が設けられると共に、ユーザにより操作される各種操作スイッチ9bが設けられている。ディスプレイ9aは、種々の模様や形状、ユーザに対して必要なメッセージ等を表示する表示手段として構成されている。各種操作スイッチ9bは、ディスプレイ9aに表示された模様の選択や、各種パラメータの設定、機能の指示、入力の操作等が可能に構成されている。
前記プラテン3は、対象物Sの切断の際、保持シート10の下面を受けるもので、図2にも示すように、前プラテン3aと後プラテン3bとからなる。このプラテン3の上面部は、水平面状をなし、対象物Sを保持した保持シート10が載置された状態で移送される。保持シート10の上面には、周縁部10a〜10dを除いた内側の領域に粘着剤が塗布された粘着層10v(図1参照)が形成されており、粘着層10vに対象物Sが貼り付けられて保持される。粘着層10vの粘着力は、対象物Sを簡単に剥がせるように比較的小さく設定されている。
前記移送機構7及びキャリッジ移動機構8は、対象物Sを保持した保持シート10とキャリッジ5とをX方向及びY方向に相対移動させるための相対移動手段として構成されている。
先ず、移送機構7は、プラテン3の上面側で保持シート10をY方向へ自在に移送させるものである。即ち、図1、図2に示すように、本体カバー2内には、機枠11が設けられている。その機枠11には、前記プラテン3の左右両側に夫々位置して、左右の側壁部11a、11bが向い合うように設けられている。それら左右の側壁部11a、11b間には、前プラテン3aと後プラテン3bとのなす隙間部分に位置して、X方向に夫々延びる駆動ローラ12及びピンチローラ13が設けられている。駆動ローラ12とピンチローラ13は、上下方向に並ぶように配設されており、駆動ローラ12は下側に位置し、その上側にピンチローラ13が位置する。
前記駆動ローラ12は、上端がプラテン3の上面と略同等の高さとなるようにして、左右の両端側が、夫々前記側壁部11a、11bに回転可能に支持されている。図2に示すように、駆動ローラ12の右端部は、右側の側壁部11bを貫通して右方に延び、その先端に径大な従動ギヤ17が固着されている。右側の側壁部11bの外面側には、取付フレーム14が固定されている。取付フレーム14には、例えばステッピングモータからなるY軸モータ15が取付けられている。Y軸モータ15の出力軸には、前記従動ギヤ17に噛合する径小な駆動ギヤ16が固定されている。
前記ピンチローラ13は、左右の両端部が、夫々前記側壁部11a、11bに回転可能、且つ上下方向に若干量の変位が可能に支持されている。側壁部11a、11bの外面側において、ピンチローラ13の左右の両端部の夫々を下方に付勢するバネ(図示略)が設けられている。それゆえ、ピンチローラ13は、前記バネにより、常に下方(駆動ローラ12側)に付勢されている。また、ピンチローラ13には、左右の端部寄り部位に位置して、やや径大なローラ部(右側のローラ部13aのみ図示)が設けられている。
こうして、保持シート10の左右の縁部10a、10bは、駆動ローラ12と、ピンチローラ13のローラ部13a、13aとの間において夫々挟持される。そして、Y軸モータ15を正転駆動、或は逆転駆動させると、その回転運動がギヤ16,17を介して駆動ローラ12に伝わることで、保持シート10を対象物Sと共に後方或いは前方へ移送する。これら駆動ローラ12、ピンチローラ13、Y軸モータ15、減速機構としてのギヤ16,17は、移送機構7を構成する。
前記キャリッジ移動機構8は、キャリッジ5を、X方向へ自在に移動させるものである。即ち、図1、図2に示すように、左右の側壁部11a、11b間には、前記ピンチローラ13よりもやや後部寄りの上方に位置させて、一対のガイドレール21,22が固定されている。ガイドレール21,22は、ピンチローラ13と略平行つまり左右方向に延びており、例えばその延設方向(図3の紙面に対して直交する方向)から見た断面が何れも略コ字状をなす。上側のガイドレール21と下側のガイドレール22は、各開放面が対向するように、上下に対称的に並ぶ配置とされている。
上側のガイドレール21の上面部には、その左端から右端にわたってガイド溝21aが形成されており、ガイドレール22の下面部にも、左端から右端にわたってガイド溝22a(図3にのみ図示)が形成されている。また、図3に示すように、前記キャリッジ5の上下両側部には、両ガイド溝21a,22aを挟む突条部23,23が設けられている。これら突条部23,23は左右方向に延びており、ガイド溝21a,22aに対して係合する。こうして、キャリッジ5は、ガイドレール21,22により左右方向への摺動が可能に支持されている。
図1、図2に示すように、左側の側壁部11aの外面側の後部寄りには、水平状の取付フレーム24が固定されている。当該左側の取付フレーム24には、後側に位置してX軸モータ25が下向きに取付けられると共に、その前側に垂直方向に延びるプーリ軸26(図2参照)が設けられている。X軸モータ25の出力軸には、径小な駆動ギヤ27が固定されている。前記プーリ軸26には、駆動ギヤ27に噛合する径大な従動ギヤ29と、タイミングプーリ28とが回転可能に支持されている。タイミングプーリ28と従動ギヤ29は一体的に回転するように形成されている。
一方、右側の取付フレーム14には、タイミングプーリ30が軸方向を上下方向として回転可能に設けられている。これらタイミングプーリ30と前記タイミングプーリ28との間には、無端状のタイミングベルト31が左右方向に延びて水平に掛装されている。このタイミングベルト31の途中部が、キャリッジ5の取付部(図示略)に連結されている。尚、詳しい図示は省略するが、側壁部11a、11bのうちタイミングベルト31が通過する部分には、貫通孔部が設けられている。
ここで、X軸モータ25を正転駆動、或は逆転駆動させると、その回転運動がギヤ27,29及びタイミングプーリ28を介してタイミングベルト31に伝わることで、キャリッジ5を左方或いは右方へ移動させる。こうして、キャリッジ5は、対象物Sの移送方向と直交する左右方向に自在に移動する。上記のガイドレール21,22、X軸モータ25、減速機構としてのギヤ27,29、タイミングプーリ28,30、タイミングベルト31等は、キャリッジ移動機構8を構成する。
前記キャリッジ5は、図2、図3に示すように、カートリッジホルダ32と上下駆動機構33とを前後に配置してなる。上下駆動機構33は、カートリッジホルダ32をカートリッジ4ごと上下方向(Z方向)に駆動させる。
キャリッジ5は、図3に示すように、前後の壁部5a,5bと、これら壁部5a,5bを繋ぐ上下のアーム5c,5dとを備え、ガイドレール21,22の前後両側と上下両側とを囲う形状をなしている。前壁部5aの左端部には、前方に張出す上下一対の支持部34a,34bが設けられている。支持部34a,34bには、丸棒状の軸35が上下に貫通するよう配置された状態で固定されている。図4に示すように、前壁部5aの右端部にも支持部34c,34dが設けられ、当該支持部34c,34dに軸36が固定されている。カートリッジホルダ32は、その両側部(後述する支持片53〜56の孔53a〜56a、図3、図4参照)に軸35,36が挿通されることにより、上下動可能に支持される。
図3に示すように、キャリッジ5の上アーム5cには、ガイドレール21のガイド溝21aに係合する前記突条部23が設けられている。下アーム5dには、ガイドレール22のガイド溝22aに係合する前記突条部23が設けられている。キャリッジ5の後壁部5bには、やや上寄りの部位にZ軸モータ38が前向きに取付けられている。Z軸モータ38は、例えばステッピングモータからなり、その出力軸には、径小な駆動ギヤ38aが固定されている。また、後壁部5bには、Z軸モータ38の右下側に位置して、前方に延びるギヤ軸39が取付けられている。ギヤ軸39には、従動ギヤ部材41とピニオンギヤ部材42とが回転可能に支持されている。
従動ギヤ部材41は、径小部と径大部を一体に有し、その径大部に、駆動ギヤ38aと噛合するギヤ41aが形成されている。従動ギヤ部材41は、その内部に後述のねじりコイルばね43を収容する前側が開放された収容部が形成されている。ピニオンギヤ部材42は、従動ギヤ部材41の収容部を前側から覆うフランジ部42bと径小部を一体に有し、その径小部にギヤ42aが形成されている。従動ギヤ部材41の収容部には、図3に示すねじりコイルばね43が収容されている。ねじりコイルばね43は、一端が従動ギヤ部材41側に係止され、他端がピニオンギヤ部材42側に係止されている。そして、ピニオンギヤ部材42のギヤ42aには、カートリッジホルダ32に一体的に設けられたラック(図示略)が噛合する。
ここで、Z軸モータ38を正転駆動、或は逆転駆動させると、その駆動力が、駆動ギヤ38a、従動ギヤ部材41、ねじりコイルばね43、及びピニオンギヤ部材42を介して、前記ラックに伝わることにより、カートリッジホルダ32をカートリッジ4ごと上方或いは下方へ昇降させる。これにより、カートリッジホルダ32は、カートリッジ4のカッタCにより切断を行うときの下降位置(図3の2点鎖線参照)と、図4に示す刃先C1が対象物Sから所定距離、離間する上昇位置との間で移動する。
尚、詳しい図示は省略するが、キャリッジ5の後壁部5bには、上記したカートリッジホルダ32の上昇位置を検出する上昇位置検出センサ45が設けられている(図3、図5参照)。上昇位置検出センサ45は光学センサであって、従動ギヤ部材41と一体的に回転するように設けられたシャッタ片(図示略)の回転位置を検出するフォトインタラプタで構成される。これにより、カートリッジ4を装着するカートリッジホルダ32の上昇位置は、上昇位置検出センサ45の検出信号に基づき規定される。前記Z軸モータ38、減速機構としての各ギヤ部材38a,41,42、ねじりコイルばね43、前記ラック等は、上下駆動機構33を構成する。
上記したように、Z軸モータ38の回転運動は、従動ギヤ部材41、ねじりコイルばね43を介してピニオンギヤ部材42に伝わり、ピニオンギヤ部材42と前記ラックとの間で上下運動に変換される。以下、これを詳細に説明する。Z軸モータ38を正面視にて時計回り方向に回転させると、従動ギヤ部材41が正面視にて反時計回り方向に回転する。従動ギヤ部材41が反時計回り方向に回転することにより、ねじりコイルばね43を介してピニオンギヤ部材42を反時計回り方向に回転させる。ピニオンギヤ部材42の反時計回り方向に回転より、ギヤ42aは、カートリッジホルダ32の前記ラックを下方に移動させる。このように、カートリッジホルダ32つまりカートリッジ4は、上昇位置から下方へ移動する。そして、カッタCの刃先C1とカートリッジ4の下面部70a(図4参照)が対象物Sに圧接すると、カートリッジ4は、それよりも下方には移動できなくなる。このとき、ピニオンギヤ部材42は、それ以上回転できないので停止する。
しかし、その後もZ軸モータ38が回転を続けると、従動ギヤ部材41のみが回転するので、ねじりコイルばね43を巻込む方向にたわませる。こうして、切断に係る刃先C1側の圧力は、ねじりコイルばね43のたわみ角に比例する付勢力に設定される。以下、上記の圧力をカッタ圧と称す。このため、カートリッジホルダ32の下降位置では、Z軸モータ38の回転量に基づき、ねじりコイルばね43の付勢力を設定することで所定のカッタ圧が得られる。一方、移送機構7とキャリッジ移動機構8による対象物SとカッタCの相対移動に際して、その対象物Sに凹凸部分があっても、ねじりコイルばね43の付勢力に抗してカッタCの上方への移動を許容する。
一方、Z軸モータ38を正面視にて反時計回り方向に回転させると、従動ギヤ部材41が正面視にて時計回り方向に回転する。従動ギヤ部材41の時計回り方向の回転は、ねじりコイルばね43を巻戻す方向になる。このときには、詳しく図示はしないが、ねじりコイルばね43は作用することなく、従動ギヤ部材41が、直接、ピニオンギヤ部材42を時計回り方向に回転させる。ピニオンギヤ部材42の時計回り方向に回転より、ギヤ42aは前記ラックを上方に移動させる。このように、カートリッジホルダ32つまりカートリッジ4は、下降位置から上方へ移動する。
図3、図4に示すように、前記カートリッジホルダ32は、前記ラックが設けられたホルダフレーム50と、当該ホルダフレーム50に固定された上ホルダ51及び下ホルダ52とを備える。ホルダフレーム50は、上下両面及び前面が開放された形状をなしている。図3に示すように、ホルダフレーム50の左壁部50aには、上下一対の支持片53,54が外側へ張出すように設けられている。図4に示すように、ホルダフレーム50の右壁部50bにも、上下一対の支持片55,56が外側へ張出すように設けられている。各支持片53〜56には、夫々貫通孔53a〜56aが形成されている。
左側の支持片53,54の貫通孔53a,54aに、前記キャリッジ5の軸35が挿通され、右側の支持片55,56の貫通孔55a,56aに、キャリッジ5の軸36が挿通される。こうして、ホルダフレーム50は、キャリッジ5の軸35,36に沿って上下動可能に支持される。尚、キャリッジ5には、ホルダフレーム50の支持片53〜56や軸35,36を覆うカバー部材57(図1、図2参照)が設けられる。カバー部材57の中央部には、上ホルダ51及び下ホルダ52とホルダフレーム50の内壁部を露出させる開口が形成されている。
上ホルダ51及び下ホルダ52は、何れもカートリッジ4が挿通されるようにして装着されるものであり、ホルダフレーム50に収まる枠状をなしている。詳しい図示は省略するが、上下のホルダ51,52における内径の寸法は、装着されるカートリッジ4の外周と嵌合するように設定されている。このうち、下ホルダ52は、カートリッジ4のテーパ部70bと当接するテーパ部52a(図4参照)を有し、カートリッジ4に対して下方への移動を阻止するように構成されている。
前記ホルダフレーム50には、カートリッジ4の押圧手段としてレバー部材60が設けられている。図3、図4に示すように、レバー部材60は、左右一対のアーム部61a,61bと、これらアーム部61a,61bの先端側を繋ぐように設けられた操作部62とを有する。アーム部61a,61bは板状をなしており、カートリッジ4の両側部を挟むように配置されている。また、レバー部材60の基端部には、アーム部61a,61bの外面側に位置させて、小円柱状の枢支軸63a,63bが夫々設けられている。これら枢支軸63a,63bは、ホルダフレーム50の壁部50a,50bに形成された円形孔64a,64bに挿通されている。これにより、レバー部材60は、枢支軸63a,63bを揺動中心として、図4に2点鎖線で示す開放位置と、実線で示す固定位置との間で切換え可能に揺動する。
また、アーム部61a,61bの内面側には、枢支軸63a,63b寄りの部位に小円柱状の係合部65a,65bが設けられている。係合部65a,65bは、レバー部材60の固定位置で、後述するカートリッジ4のキャップ部72上端に上側から係合するように配置されている。この係合部65a,65bとキャップ部72の係合により、カートリッジ4は、下ホルダ52にてテーパ部52aに当接した状態で固定される(図4参照)。他方、レバー部材60は、固定位置から開放位置側へ揺動させることに伴い、係合部65a,65bがキャップ部72から離間してその固定状態を開放する。こうして、レバー部材60は、係合部65a,65bでカートリッジ4を押圧することにより固定解除可能に固定する。
次に、上記カートリッジホルダ32に着脱されるカートリッジ4について、図5も参照しながら説明する。
カートリッジ4は、カッタCと、このカッタCのカッタ軸C2を収容する外郭ケース70とを備える。カッタCは、基部としての丸棒状をなすカッタ軸C2と、先端部(下端部)の刃部とを一体に形成してなる。詳しい図示は省略するが、カッタCの刃部は、対象物Sに対して傾斜した略三角形状をなしている。
外郭ケース70は、ケース本体71と、この本体71の一端部及び他端部に設けられたキャップ部72及び摘み部73とを備えている。ケース本体71は、上下方向に延びる円筒状をなしている。ケース本体71における左右の側部には、その上下方向の中間部に位置させて、レバー部材60の係合部65a,65bとの接触を避けるため、逃げ部71a,71bが設けられている。図示は省略するが、前記ケース本体71の内部には、カッタ軸C2をその中心軸線70cの回りに回動可能に支持する軸受が設けられている。
前記キャップ部72は、ケース本体71に嵌合する径大部74と径小部75とからなり、段付きの有底円筒容器状をなしている。径大部74の下部には、カートリッジホルダ32のテーパ部52aに当接する円錐台形状のテーパ部70bが、全周にわたって形成されている。径大部74のテーパ部70bは、カートリッジホルダ32のテーパ部52aと同じ傾斜角に設定されると共に、カッタ軸C2の中心軸線70cと同心状をなしている。径大部74の上端つまりキャップ部72の周縁端は、レバー部材60の係合部65a,65bで押圧される。キャップ部72の下面部70aは平坦に形成されており、カッタCの刃先C1を挿通させる孔(図示略)を有する。
前記摘み部73は、ケース本体71の上面に固定される蓋板76と、蓋板76の上側に設けられた摘み板77及び後面板78とを一体に有する。摘み板77は、蓋板76の左右方向の中央部に縦向きに設けられている。
また、図4、図5に示すように、摘み部73の後面板78には、カートリッジ4の種類を識別するための識別部として、例えば3つの溝80A〜80Cの何れかが形成されている。これらの溝80A〜80Cは、カートリッジ4の種類に応じて凹凸パターンを異ならせてある。即ち例えば、カートリッジ4とは別のカートリッジは、後面板における右の溝80Cが省略され、左の溝80Aが形成される。このため、カートリッジ4と別のカートリッジは、溝80A〜80Cの有無により識別することができる。従って、後面板における3つの溝80A〜80Cの有無を異ならせることで、7種類のカートリッジを識別することができる。
キャリッジ5のカートリッジホルダ32には、カートリッジ4の種類を識別するための検出手段として検出ユニットが設けられている。図4に示すように、検出ユニットは、例えば基板ホルダ81に設けられた3つの接触子82A〜82Cと、基板ホルダ81の基板に実装された3つの種類検出センサ83A〜83Cとを備える。
具体的には、ホルダフレーム50の上側後部には、前記基板ホルダ81が配設されている。3つの種類検出センサ83A〜83Cは、基板ホルダ81に、溝80A〜80Cと対応するように左右に並べて設けられている。これら種類検出センサ83A〜83Cは検出器としての光学センサであって、フォトインタラプタからなる。
3つの接触子82A〜82Cは、夫々摘み部73の後面板78側から3つの種類検出センサ83A〜83C側にわたって延びる板状をなす。図4に示すように、3つの接触子82A〜82Cの長手方向中間部には、軸部84が形成されている。基板ホルダ81には、板厚方向に並べた3つの接触子82A〜82Cを、夫々の軸部84にて揺動可能に支持する軸受部(図示略)が設けられている。また、3つの接触子82A〜82Cの上寄りの部位と基板ホルダ81との間には、夫々引張りコイルバネ(図示略)が掛け渡されるように設けられている。これら引張りコイルバネによって、3つの接触子82A〜82Cは、上端部が3つの種類検出センサ83A〜83C側へ傾く方向、つまり下端部が摘み部73の後面板78に接触する方向へ付勢されている。
カートリッジ4がカートリッジホルダ32に装着された時、接触子82A,82Bは、下端部が後面板78に接触して揺動することに伴い、上端部が種類検出センサ83A,83Bから離間する(図4の2点鎖線参照)。一方、他の接触子82Cは、下端部が後面板78の溝80C側へ、上端部が種類検出センサ83C側へ収まるように傾いた姿勢が維持される。
対象物Sの切断に際し、後述する制御回路91(図6参照)は、接触子82A〜82Cの検出信号に基づき、カートリッジホルダ32に装着されたカートリッジ4を、上下駆動機構33により下降位置に移動させ、前述したカッタ圧に設定する。この場合、刃先C1が保持シート10上の対象物Sを貫通して、保持シート10に僅かに刺さっている状態となる。この状態で、前記移送機構7及びキャリッジ移動機構8により、保持シート10とカートリッジ4(カッタC)とをX方向及びY方向に相対移動させることで、対象物Sに対する切断動作が実行される。尚、切断装置1では、例えば図1に示す保持シート10における粘着層10vの左角部を原点OとしたXY座標系が設定され、そのXY座標系に基づいて上記した保持シート10(対象物S)とカッタCとの相対移動が行われる。
そして、本実施形態の切断装置1は、図2に示すように対象物Sの画像情報を読み取る画像読取手段としてのスキャナ部6を備えている。スキャナ部6は、例えばX方向に並設された複数の撮像素子からなるラインセンサを有する密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)で構成されている。スキャナ部6は、ガイドレール22の後方に位置し、保持シート10の幅寸法とほぼ同等の長さでX方向に延びて下向きに設けられている。スキャナ部6は、その下面の読取部(コンタクトガラス)が、保持シート10に保持された対象物Sの上面側に近接した状態で、対象物Sの画像を読み取る。
具体的には、制御回路91は、保持シート10のY方向への移動により対象物Sがスキャナ部6の下面を通過する際に、スキャナ部6によって読み取る対象物Sの画像範囲が連続するように、保持シート10の移動速度に応じた撮像間隔で撮像する撮像処理を行う。これにより、保持シート10上の対象物Sのカラー画像が作成される。
次に、切断装置1の制御系の構成について、図6を参照しながら説明する。切断装置1全体の制御を司る制御回路(制御手段)91は、コンピュータ(CPU)を主体に構成されており、ROM92、RAM93、外部メモリ94が接続されている。
ROM92には、切断動作を制御するための切断制御プログラムや、ディスプレイ9aの表示を制御する表示制御プログラムが記憶されている。また、ROM92には、後述する切断データ作成プログラムや動作情報テーブル等が記憶されている。動作情報テーブルは、3つの種類検出センサ83A〜83Cからの検出情報と動作情報とを対応付けたものである。動作情報は、カートリッジ4の種類毎に設定されたカッタ圧、及び相対移動速度(Y軸モータ15、X軸モータ25の速度データ)を含む。RAM93には、各種処理に必要なデータやプログラムが一時的に記憶される。外部メモリ94には、複数種類の模様を切断するための切断データが記憶されている。
制御回路91には、前記プラテン3上へセットされた保持シート10の先端部を検出するシート検出センサ96の信号や、上昇位置検出センサ45の信号、種類検出センサ83A〜83Cの信号等が入力される。また、制御回路91には、ディスプレイ9aが接続されると共に、各種操作スイッチ9bが接続されている。ユーザは、ディスプレイ9aの表示を見ながら、各種操作スイッチ9bを操作することにより、各種処理モードを選択したり、各種パラメータを設定することができる。更に、制御回路91には、Y軸モータ15、X軸モータ25、Z軸モータ38を夫々駆動する駆動回路97,98,99が接続されている。制御回路91は、切断データに基づいて、Y軸モータ15、X軸モータ25、Z軸モータ38等を制御し、保持シート10上の対象物Sに対する切断動作を自動で実行させる。
上記した切断装置1において、制御回路91、ROM92やRAM93等の記憶手段、ディスプレイ9a、各種操作スイッチ9b等は切断データ作成装置90を構成する。
さて、本実施形態では、切断データ作成プログラムの実行により、粒状の装飾部品の配列を規定するシート材を作製するための切断データを作成する。
粒状の装飾部品として、例えばガラス製或は樹脂製の模造宝石の一種であるラインストーン100を用いる。図7(a)に拡大平面図で示すように、ラインストーン100は略円形をなし、赤色、青色、緑色、ローズ、エメラルドグリーンなど種々の色がある。例えば、ラインストーン100の表面には所謂ファセットカットが施され、ラインストーン100の裏面には、平坦面が形成されると共にホットメルト層を有する。従って、ラインストーン100は、例えばアイロンの熱で衣服等に接着して固定することができる。
前記のシート材には、切断装置1で切断する前に、ラインストーン100の配列を表わす複数の図形が予め印刷される。ここで、切断の対象物Sであるシート材は、例えば樹脂シート(印刷用紙でもよい)が用いられる。以下では、切断前のシート材を対象物Sと称し、切断により作製されたシート材と区別する。
図8に例示するように、対象物Sには、12個の円形形状をなす図形が印刷されている。同図の上段における3個の円形形状、中段の4個の円形形状、及び下段の5個の円形形状は、何れも左右方向と上下方向とに所定のピッチp,p´で並ぶラインストーン100の配列を表している。同図の符号Re,Pu,Ye,Gr,Blは、各円形形状の赤色、紫色、黄色、緑色、青色を示しており、ラインストーン100の色の種類に対応する。
対象物Sへの図形の印刷は、図10に示すようにパーソナルコンピュータ(PC103と称す)とカラープリンタ104を用いて行うことができる。PC103の制御回路は、コンピュータ(CPU)を主体に構成されており、例えば作図ソフト等が記憶された記憶部と、マウス103a、キーボード等の入力部と、LCDからなる表示部103bとが接続されている。ユーザは、マウス103a等を操作して、作図ソフトにより図形を作図する。図形は、ラインストーン100と相似形をなす円形形状が好ましい。
また、図形は、図7(a)に示すように、例えばラインストーン100の直径D1よりも所定分大きく、且つラインストーン100の間隔が小さい方のピッチp以下の直径D3となるように作図する(D1<D3≦p)。ラインストーン100の配列は、ユーザの所望するピッチp、使用するラインストーン100の個数等により、任意に設定することができる。各図形の色は、ラインストーン100の色の種類に合せて、個々の図形について指定する。PC103は、作図ソフトにより作成した図形について印刷データを生成する。
前記カラープリンタ104は、PC103の出力装置として、当該PC103とケーブル104aを介して接続されている。カラープリンタ104では、PC103側で生成した印刷データが送信されることにより、前記対象物Sに対するカラー印刷を行う。対象物Sに予め図形を印刷する手段は、PC103やカラープリンタ104に限らず、ラインストーン100の配列と個々のラインストーン100の色を表す図形の印刷が可能な構成であればよい。また、対象物Sは、ユーザにより作図した図形で印刷されたものに限らず、典型的なラインストーン100の配列パターン(例えば直線状に図形を並べたパターン)で印刷されたものを用いてもよい。
前記切断データについて、対象物Sから上記の穴101を切断して前記シート材を作製する場合を例に説明する。即ち、図7(a)、図9に示すように、対象物Sからラインストーン100が嵌り込む大きさの円形形状の穴101を12個切り抜くものとする。この場合の切断データは、切断ラインデータと、区切りデータと、表示用のデータを含む。切断ラインデータは、複数の線分からなる切断ラインの頂点を夫々XY座標によって示した座標値のデータからなり、切断装置1のXY座標系で規定されている。
具体的には、図7(b)に示すように穴101の切断ラインは、その円周上の切断開始点A、頂点A、頂点A、…、切断終了点Aを夫々結ぶ線分L1,L2,L3、…からなる。当該切断ラインは、頂点間の距離を小さく設定することで全体として略円形をなし、切断開始点Aと切断終了点Aが一致する。この切断ラインデータは、切断開始点A、頂点A、頂点A、…、切断終了点Aの夫々に対応する第1座標データ、第2座標データ、第3座標データ、…、第(n+1)座標データを有する。
切断装置1では、穴101を切断する場合、前記移送機構7及びキャリッジ移動機構8により、切断開始点AのXY座標へカッタCを相対的に移動させる。次いで、上下駆動機構33によりカッタCの刃先C1を対象物Sの切断開始点Aに貫通させ、移送機構7及びキャリッジ移動機構8により、当該刃先C1を、頂点A、頂点A、頂点A、…、を順次直線で繋ぐようにして相対的に移動させる。こうして、線分L1、L2、L3、…について、順次連続して切断が行われることで、円形形状をなす穴101の切断ラインを切断する。
詳しくは後述するように、切断ラインデータは、12個の図形に対応させて生成されるようになっており、12個の穴101は、夫々の切断ラインデータに基づき切断される。また、切断ラインデータの夫々の末尾には、区切りデータが付されており、当該区切りデータに基づいて、各切断ラインの切断を終える度に、上下駆動機構33によりカッタCの刃先C1を対象物Sから離間させる。
本実施形態では、スキャナ部6で撮像した対象物Sの画像データから上記の切断データを作成するために、ラインストーン用処理モードと境界線処理モードの2つのモードがある(図11のステップS4、S6参照)。ラインストーン用処理モードは、対象物Sの図形よりも小さいラインストーン100用の穴101の切断データを生成するモードである。一方、境界線処理モードは、対象物Sの図形の輪郭(色柄の境界)に沿って切断ラインを生成するモードであるが、公知の手法を用いた処理の為、詳細な説明は省略する。
ラインストーン用処理モードにおいて、制御回路91は、撮像した対象物Sの図形の位置情報に基づき、当該図形の中心位置と穴101の中心位置とが一致するように穴101の配置位置を設定する。そして、図7(a)に示すように、穴101の切断ラインについて、その直径D2が前記図形の直径D3よりも小さく、且つラインストーン100の直径D1よりも大きくなるように(D1<D2<D3)、切断データが作成される。切断データ作成プログラムには、図形の直径D3を縮小するデフォルト値が含まれ、その直径D3とデフォルト値との演算を行うことで、穴101の切断ラインの大きさを、図形よりも所定分小さく設定する。
次に、上記構成の作用について、図11〜図13を参照しながら説明する。ここで、図11のフローチャートは、制御回路91が実行する切断データ作成プログラムの処理、並びに切断処理の一連の流れを示している。以下では、切断する対象物Sとして、例えば前述した円形形状をなす12個の図形が、予め赤色、紫色、黄色、緑色及び青色で印刷された樹脂シートを使用する。対象物Sは、保持シート10に対して、例えば図1に示すように貼り付けるものとする。尚、図1では説明の便宜上、円形形状を誇張して示している。
先ずユーザは、対象物Sを保持した保持シート10を、切断装置1のプラテン3上にセットする。このとき、制御回路91は、シート検出センサ96によって、保持シート10が挿入されたことを検出すると、保持シート10における粘着層10vの左角部を原点Oとして設定する。また、ユーザは、各種操作スイッチ9bの操作により、ディスプレイ9aにメニュー画面(図示略)を表示させ、そのメニュー画面における「画像スキャン→切断データの作成」を指示する。これにより、切断データ作成プログラムの処理が開始される。
この場合、制御回路91は、ディスプレイ9aに前記処理モードを選択するための処理モード選択画面(図示略)を表示する。ユーザは、各種操作スイッチ9bを操作し、ラインストーン用処理モード、境界線処理モードの何れかの処理モードを選択する(ステップS1)。このとき、制御回路91は、保持シート10をスキャナ部6側まで後方へ移動させ、対象物Sがスキャナ部6の下面を通過する際に前記の撮像処理を行う。また、制御回路91は、撮像処理により生成されたカラー画像(図13(a)参照)のデータ(画像情報)をRAM93に記憶させる(ステップS2)。
次いで、制御回路91は、前記ステップS1で選択された処理モードがラインストーン用処理モードか否かを判断し、ラインストーン用処理モードが選択されている場合には(ステップS3にてYES)、ステップS4のラインストーン配列用の切断データ作成処理へ移行する(図12参照)。
この処理モードでは、先ず前記ステップS2で生成したカラー画像を、図13(b)に示すグレースケール画像に変換する(ステップS11)。グレースケール画像は、カラー画像における各画素のRGB値を均一にした濃淡で表される画像である。従って、グレースケール画像への変換により、演算処理量を低減させることができると共に、元のカラー画像におけるRGB値のばらつきをなくし、図形の輪郭の検出(抽出)が容易となる。また、制御回路91は、グレースケール画像に対する平滑化処理を行い(ステップS12)、グレースケール画像に含まれるノイズ除去を行う。尚、前記ステップS11において、カラー画像又はグレースケール画像を所定の閾値で2値化する2値化画像を生成してもよい。この場合でも、演算処理量を低減させ、図形の輪郭の検出が容易となる。
そして、制御回路91は、ハフ変換により、グレースケール画像から図形の輪郭つまり円形形状について、その中心座標と直径を検出する(ステップS13)。この場合、例えばOpenCV等の画像処理ライブラリで知られているハフ変換のアルゴリズムに従って、12個の図形の円形形状の直径と夫々の円中心位置が抽出される。これにより、図13(c)に示すように、ラインストーン100の配列を表す各円形形状の直径D3と中心位置O1〜O12のX座標及びY座標が、位置情報として取得される。
続いて、制御回路91は、取得した位置情報と円形形状の直径D3に基づいて、切断データを作成する。このとき、制御回路91は、各円形形状の中心位置O1〜O12と、切断する各穴101の中心位置とが一致するように、各穴101の配置位置を設定する(ステップS14)。また、図13(c)(d)に示すように、穴101の切断ラインの直径D2は、所定のデフォルト値によって直径D3よりも所定分小さくなるように設定される。こうして、円形形状をなす図形に収まる切断ラインの座標値(第1座標データ、第2座標データ、…)が演算される。こうして、12個の穴101の夫々について、中心位置O1〜O12毎に切断ラインデータの座標値を設定すると共に、各切断ラインデータの末尾に区切りデータを付加して切断データを作成し、RAM93に記憶する(図11のステップS5にリターン)。
ステップS5において、制御回路91は、3つの種類検出センサ83A〜83Cの検出信号に基づき、ラインストーン100用の穴101の切断に係るカートリッジ4が装着されていないと判断したとき、ディスプレイ9aにその旨を表示する。そこで、ユーザは、カートリッジ4をカートリッジホルダ32に装着し、レバー部材60を開放位置から固定位置へ切り換えて、カートリッジ4を固定する(図4参照)。このとき、制御回路91は、3つの種類検出センサ83A〜83Cの検出信号に基づき、係るカートリッジ4の種類を識別した場合、各種操作スイッチ9bの操作による「切断開始」の指示を待って、切断動作を実行する(ステップS5)。
この場合、制御回路91は、切断データに基づきカッタCを相対移動させることにより、対象物Sに対して、各図形に対応する12個の穴101を形成する(図9参照)。また、この切断に際して、制御回路91は、動作情報テーブルを照合して、カートリッジ4の種類に応じた前記カッタ圧のデータや速度データを設定する。このため、切断動作にあっては、切断データと速度データに基づきY軸モータ15及びX軸モータ25を駆動させることで、対象物Sの種類に適した切断速度で穴101を切断することができる。また、切断時には、カッタ圧のデータに基づき対象物Sに対し適したカッタ圧が作用するため、当該カッタ圧との関係で、対象物Sの保持シート10からのずれを防止し、モータ15,25が脱調しないように制御することができる。また、カートリッジ4は、カートリッジホルダ32においてレバー部材60により押圧固定されるため、総じて安定した高精度な切断を行うことができ、細かい穴101でも確実に切り抜くことができる。
こうして、12個の穴101の切断を終えると、切断データの作成及び切断動作に係る一連の処理を終了する。
ユーザは、上記の処理が終了した後、保持シート10から剥がした対象物Sを、ラインストーン100配列用のシート材として使用することができる。図9に示すように、シート材において、予め印刷したラインストーン100の配列を表す赤色Re、紫色Pu、黄色Ye、緑色Gr、青色Blの図形が穴101を囲う環状をなす。このため、シート材において図形の色Re〜Blによりラインストーン100全体の配色イメージを表すことができると共に、ラインストーン100を、該当する穴101に色を間違うことなく簡単に嵌め込むことができる。シート材の穴101で位置決めされたラインストーン100は、例えば図示しないアイロンを用いて、衣服に接着される。
尚、前記ステップS1で、境界線処理モードが選択された場合(ステップS3にてNO)、ステップS6で、図形の境界線を切断する切断データ作成処理が実行される。この場合、スキャナ部6で撮像した対象物Sの図形の輪郭と一致する切断ラインの切断データが作成されるため、ステップS5では、予め印刷された図形を輪郭に沿って切り抜く切断処理が実行される。
以上のように、前記ステップS13の実行に係る制御回路91及びスキャナ部6は位置情報取得手段に相当し、制御回路91は、予め上記の各図形が印刷された対象物Sについて、それら各図形の位置情報を取得する位置情報取得ルーチンを実行する。また、制御回路91は、前記ステップS13において、円形形状の直径D3と中心位置O1〜O12を抽出する第2抽出手段に相当し、その中心位置O1〜O12と穴101の中心位置とが一致するように穴101の配置位置を設定する。このステップS13において、各図形に穴101の一部を重ねるように割り当て又は各図形に穴101を近接させるように割り当てるようにして穴101の配置位置を設定してもよい。この場合でも、各図形と穴101と対応させた切断データを作成することができる。
このように、本実施形態の制御回路91は、配置手段及び切断データ作成手段に相当し、位置情報取得ルーチンで取得された位置情報に基づき、各図形に穴101の少なくとも一部を重ねるように割り当て又は各図形に穴101を近接させるように割り当てて、シート材に対する複数の穴101の配置位置を設定する配置ルーチンと、この配置手段により設定された配置位置をシート材における切断位置として複数の穴101を切断する切断データを作成する切断データ作成ルーチンとを実行する(ステップS13、S14参照)。
これによれば、予め印刷されたシート材の複数の図形に対して、切断する穴101の少なくとも一部を重ねるように割り当て又は当該穴101を近接させるように割り当てた切断データが作成される。従って、切断装置1において、切断データに基づき複数の図形の夫々に対応する穴101をシート材に形成することができる。このため、各図形により、シート材において個々の穴101に配置するラインストーン100の色の特定が可能となり、色が異なる複数種類のラインストーン100を簡単且つ正確に配置することができる。
前記位置情報取得手段は、シート材の画像情報を読み取る画像読取手段を備えて構成されている。これによれば、画像読取手段により読み取った画像情報に基づいて、各図形の位置情報を取得することができ、穴101の配置位置をより正確に設定することが可能となる。
前記図形は、ラインストーン100よりも所定分大きい寸法形状をなし、制御回路91は第1抽出手段として、図形の輪郭を抽出し(ステップS13)、その抽出した輪郭に基づいて、輪郭の内側に穴101のシート材に対する配置位置を設定する。これによれば、個々の穴101に対する図形の対応が分かり易くなり、色の異なる複数のラインストーン100を、各穴101に、より正確に配置することができる。また、ラインストーン100を配置する前のシート材において、全体の配色イメージを図形の色Re〜Blで、より正確に表すことができる。
前記図形は、ラインストーン100の直径D2よりも所定分大きい直径D3の円形形状をなし、制御回路91は、前記第2抽出手段で抽出された円形の中心位置O1〜O12と穴101の中心位置とが一致するように穴101のシート材(対象物S)に対する配置位置を設定する。これによれば、シート材において、ラインストーン100の色Re〜Blを表す図形が穴101を囲う環状をなす。従って、各図形について、個々の穴101に配置するラインストーン100の色を明確に表すことができ、且つ見映の良いものとすることができる。
前記図形は、ラインストーン100の直径D2よりも所定分大きい直径D3の円形形状をなし、制御回路91は第3抽出手段として、画像読取手段で読み取られた画像をグレースケール画像に変換し又は読み取られた画像を2値化し(ステップS11)、そのグレースケール画像又は2値化した画像からハフ変換により円形の直径と中心位置O1〜O12を抽出し(ステップS13)、それら抽出された円形の中心位置O1〜O12と穴101の中心位置とが一致するように穴101のシート材に対する配置位置を設定する。これによれば、グレースケール画像又は2値化した画像に基づき円形の直径と中心位置O1〜O12を抽出するため、演算処理量を低減させることができると共に、円形の直径と中心位置O1〜O12の検出が容易となる。また、各図形について、個々の穴101に配置するラインストーン100の色を明確に表すことができる等、第2抽出手段と同様の効果を奏する。
<その他の実施形態>
図14は、本発明の第2実施形態を示すものであり、第1実施形態と異なるところを説明する。尚、第1実施形態と同一部分には同一符号を付している。
図14に示すパーソナルコンピュータ(PC110と称す)は、上記した切断データを作成する切断データ作成装置として構成されている。即ち、PC110の制御回路111は、コンピュータ(CPU)を主体に構成されており、ROM112、RAM113、EEPROM114が接続されている。PC110には、ユーザが各種の指示や選択、入力の操作を行うためのキーボードやマウス等からなる入力部115が接続されると共に、ユーザに対して必要なメッセージ等の表示を行う表示部(例えばLCD)116が設けられている。また、PC110には、画像読取手段としてのスキャナ部119が接続されており、対象物Sの画像情報がPC110によって取得される。これらPC110及びスキャナ部119は、位置情報取得手段に相当する。
PC110は、切断装置1に対して有線接続又は無線接続するための通信部117を備えている。通信部117は、例えばケーブル117aを介して切断装置1の通信部118に接続されている。これにより、PC110と切断装置1との間で、切断データを含むデータの送受信が可能である。制御回路(制御手段)111は、PC110全体の制御を司り、前記切断データ作成プログラム等を実行する。ROM112には、切断データ作成プログラムや、動作情報テーブル等が記憶されている。RAM113は、スキャナ部119で読み取った画像情報や、切断データの他、各種処理に必要なデータやプログラムを一時的に記憶する。EEPROM114には、各種の切断データ等が記憶されている。
そして、制御回路111は、切断データ作成プログラムの処理つまり図11のステップS4,S6の実行が可能に構成されている。これにより、第1実施形態と同様にシート材の各図形の位置情報に基づいて、各図形に穴101の少なくとも一部を重ねるように割り当て又は各図形に穴101を近接させるように割り当てて、対象物Sに対する複数の穴101の配置位置を設定した切断データを作成する。
以上のように、制御回路111は、第1実施形態の制御回路91と同様、位置情報取得手段、配置手段、切断データ作成手段、並びに第1抽出手段、第2抽出手段、第3抽出手段として構成されている。従って、PC110において、切断データに基づき複数の図形の夫々に対応する穴101を対象物Sに形成する切断データを作成することができ、第1実施形態の切断データ作成装置90と同様の効果を奏する。よって、作成した切断データを切断装置1のコンピュータにより読み込んで前記ステップS5の切断処理を実行させることにより、ラインストーン100の配列を規定する前記のシート材を作製することができる。
尚、本発明は上記しかつ図面に示す実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。本発明はラインストーン100に限らず、粒状をなす各種の装飾部品の配列を規定するシート材について、切断データを作成することができる。装飾部品の種類は、色以外に例えば大きさ、形状等を異ならせてもよい。
また、本発明は、上記したカッティングプロッタとしての切断装置1に限らず、切断手段を備えた各種の装置に適用できるものである。前記PC110に第1実施形態のカラープリンタ104を接続し、対象物Sに対するカラー印刷により、ラインストーン100の配列と個々のラインストーン100の色を表す図形を印刷してもよい。図形は、上記した円形形状に限らず、多角形状等、種々の形状で表わすようにしてもよい。前記画像読取手段は、スキャナ部6,118に限らず、カラー画像が撮像可能な他の画像読取手段で構成してもよいし、白黒画像が撮像可能な画像読取手段を用いて構成してもよい。
切断装置1やPC110における記憶手段に記憶した切断データ作成プログラムを、USBメモリ、CD−ROM、フレキシブルディスク、DVD、フラッシュメモリ等、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。この場合、前記記録媒体を、種々のデータ処理装置のコンピュータにより読み込んで実行させることにより、上記実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
S 対象物(シート材)
1 切断装置
6 画像読取手段(位置情報取得手段)
90 切断データ作成装置
91 制御手段(位置情報取得手段、配置手段、切断データ作成手段、第1抽出手段、第2抽出手段、第3抽出手段)
100 装飾部品
101 穴
110 切断データ作成装置
111 制御手段
119 画像読取手段(位置情報取得手段)

Claims (7)

  1. 粒状の装飾部品の配列を規定するシート材の複数の穴を形成するための切断データを作成する切断データ作成装置において、
    前記穴を形成する前のシート材について、少なくとも色が異なる複数種類の前記装飾部品の配列を表わし且つ各装飾部品の種類の識別が可能な複数の図形が予め印刷されており、それら各図形の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段で取得された前記位置情報に基づき、各図形に前記穴の少なくとも一部を重ねるように割り当て又は各図形に前記穴を近接させるように割り当てて、前記シート材に対する前記複数の穴の配置位置を設定する配置手段と、
    前記配置手段により設定された配置位置を前記シート材における切断位置として前記複数の穴を切断する切断データを作成する切断データ作成手段と、
    を備えることを特徴とする切断データ作成装置。
  2. 前記位置情報取得手段は、前記シート材の画像情報を読み取る画像読取手段を備えて構成されていることを特徴とする請求項1記載の切断データ作成装置。
  3. 前記図形は、前記装飾部品よりも所定分大きい寸法形状をなし、
    前記位置情報取得手段は、前記図形の輪郭を抽出する第1抽出手段を更に備え、
    前記配置手段は、前記第1抽出手段で抽出された輪郭に基づいて、前記輪郭の内側に前記穴の前記シート材に対する配置位置を設定することを特徴とする請求項1又は2記載の切断データ作成装置。
  4. 前記図形は、前記装飾部品の直径よりも所定分大きい直径の円形形状をなし、
    前記位置情報取得手段は、前記円形の直径と中心位置を抽出する第2抽出手段を更に備え、
    前記配置手段は、前記第1抽出手段で抽出された前記円形の中心位置と前記穴の中心位置とが一致するように前記穴の前記シート材に対する配置位置を設定することを特徴とする請求項1又は2記載の切断データ作成装置
  5. 前記図形は、前記装飾部品の直径よりも所定分大きい直径の円形形状をなし、
    前記位置情報取得手段は、前記画像読取手段で読み取られた画像をグレースケール画像に変換し又は前記読み取られた画像を2値化し、そのグレースケール画像又は2値化した画像からハフ変換により前記円形の直径と中心位置を抽出する第3抽出手段を更に備え、
    前記配置手段は、前記第3抽出手段で抽出された前記円形の中心位置と前記穴の中心位置とが一致するように前記穴の前記シート材に対する配置位置を設定することを特徴とする請求項2記載の切断データ作成装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項記載の切断データ作成装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるための切断データ作成プログラム。
  7. 請求項1から5の何れか一項記載の切断データ作成装置を備え、前記切断データに基づき前記シート材から前記複数の穴を切断する切断装置。
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