JP2014122683A - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブル類の表皮の摩耗を防止するとともに高い位置精度で多関節リンクを停止させるケーブル類保護案内装置を提供すること。
【解決手段】多関節リンク100Aが、リンク部材(110)と、リンク部材に取り付けられケーブル類Cを保持する保持部材120とを備え、保持部材120が、リンク側係止部分113と係合する基体部分121と、この基体部分から多関節リンク幅方向両外側に延びるとともにケーブル類と接触してケーブル類を保持する保持部分122とを一体に有し、リンク側係止部分113および基体部分121の一方が、多関節リンク幅方向Sに一対配設された係止凹113aを有し、リンク側係止部分113および基体部分121の他方が、多関節リンク幅方向に一対配設されリンク屈曲内外方向Uに延びて一対の係止凹113aとそれぞれ係合する係止爪121aを有していることを特徴とするケーブル類保護案内装置100。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、産業用機械や、車両などの移動部と静止部とを接続して電気信号の伝達や電力の供給を行う電気ケーブルや油圧や空気圧を供給するホース等の可撓性ケーブル類を安全確実に保護案内するケーブル類保護案内装置に関する。
従来、ケーブル長手方向にリンク部材を複数連結して多関節リンクを構成し、ケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2)。
従来のケーブル類保護案内装置は、自由度を有した状態でケーブル類を内部に収納して案内するように構成されていた。
特開平5−38034号公報 特許第4658221号公報
しかしながら、上述した従来のケーブル類保護案内装置は、自由度を有した状態でケーブル類を内部に収納する構造であったため、ケーブル移動端が移動した際にケーブル類とケーブル類保護案内装置とが相対的に摺動してケーブル類の表皮が摩耗して摩耗粉が生じるという問題や、ケーブル類を内部に収納するために大きくする必要があり質量が比較的大きくなることによりケーブル移動端が移動した際の慣性力が大きくなり高い位置精度で停止できないという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ケーブル類の表皮の摩耗を防止するとともに高い位置精度で多関節リンクを停止させるケーブル類保護案内装置を提供することである。
本請求項1に係る発明は、ケーブル長手方向にリンク部材を複数連結して多関節リンクを構成し、ケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、前記多関節リンクが、前記複数のリンク部材と、該複数のリンク部材のうちの少なくとも一部に取り付けられケーブル類を保持する保持部材とを備え、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部が、前記ケーブル長手方向一端側に形成された連結ピンと、前記ケーブル長手方向他端側に形成され連結ピンと回転自在に係合するピン孔と、前記ケーブル長手方向で連結ピンとピン孔との間に配設されたリンク側係止部分とを有し、前記保持部材が、前記リンク側係止部分と係合する基体部分と、該基体部分から多関節リンク幅方向両外側に延びるとともにケーブル類と接触してケーブル類を保持する保持部分とを一体に有し、前記リンク側係止部分および基体部分の一方が、前記多関節リンク幅方向に一対配設された係止凹を有し、前記リンク側係止部分および基体部分の他方が、前記多関節リンク幅方向に一対配設されリンク屈曲内外方向に延びて一対の係止凹とそれぞれ係合する係止爪を有していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部および保持部材の一方が、前記リンク屈曲内外方向に延設された係合ピンを有し、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部および保持部材の他方が、前記リンク屈曲内外方向に延設されて係合ピンと係合する係合孔を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記保持部材の保持部分が、前記リンク屈曲内外方向に貫通しケーブル長手方向に2つ以上配列されたケーブル挿通孔を有しているとともに可撓性を有し、前記ケーブル類が、前記保持部材に対してリンク屈曲内外方向に互い違いに挿通されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記保持部材の保持部分が、前記リンク屈曲内外方向に貫通し多関節リンク幅方向に配設された貫通孔を複数有し、前記ケーブル類が、前記保持部材とは別部材で貫通孔に挿通された固定用バンドに挿通されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記多関節リンクの直線姿勢の箇所を多関節リンク幅方向から視たとき、前記ケーブル類の中心線が、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部の連結ピンとピン孔とを結ぶ線と重なっていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記保持部材が、可撓性素材で形成されているとともに、前記保持部材でのリンク屈曲最外側部分が、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部でのリンク屈曲最外側部分より外側に配設されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記保持部材が、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部に対してリンク屈曲内側から取り付けられていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本発明のケーブル類保護案内装置は、ケーブル長手方向にリンク部材を複数連結して多関節リンクを構成し、ケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈することにより、ケーブル類を保護しながら案内することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1に係る発明のケーブル類保護案内装置によれば、多関節リンクが、複数のリンク部材と、この複数のリンク部材のうちの少なくとも一部に取り付けられケーブル類を保持する保持部材とを備え、複数のリンク部材のうちの少なくとも一部が、ケーブル長手方向一端側に形成された連結ピンと、ケーブル長手方向他端側に形成され連結ピンと回転自在に係合するピン孔と、ケーブル長手方向で連結ピンとピン孔との間に配設されたリンク側係止部分とを有し、保持部材が、リンク側係止部分と係合する基体部分と、この基体部分から多関節リンク幅方向両外側に延びるとともにケーブル類と接触してケーブル類を保持する保持部分とを一体に有し、リンク側係止部分および基体部分の一方が、多関節リンク幅方向に一対配設された係止凹を有し、リンク側係止部分および基体部分の他方が、多関節リンク幅方向に一対配設されリンク屈曲内外方向に延びて一対の係止凹とそれぞれ係合する係止爪を有していることにより、保持部材がケーブル類を保持してケーブル類が保持部材に対して摺動しないため、ケーブル類の表皮の摩耗を防止できる。
さらに、従来技術のリンク部材の内部を空洞にして内部にケーブル類を挿通する構成と比べて、リンク部材自体がコンパクトになってリンク部材自体の質量が小さくなって停止時の慣性力が小さくなるため、従来技術のリンク部材の内部を空洞にして内部にケーブル類を挿通する構成と比べて、高い位置精度で多関節リンクを停止させることができる。
同様に、リンク部材自体がコンパクトになってリンク部材自体の質量が小さくなって移動時の慣性力が小さくなるため、装置の動力源の出力の大きさを小さくできる。
つまり、動力源としてのモータなどを小型化できる。
さらに、部品が小さく、部品点数も少ないため、製造コストを大幅に低減できる。
さらに、従来技術のリンク部材の内部を空洞にして内部にケーブル類を挿通する構成と比べて、リンク部材自体がコンパクトになって移動時のリンク部材同士の衝突箇所が小さくなるため、衝突音を低減できる。
また、ケーブル類が複数ある場合であってもケーブル類が多関節リンク幅方向に並んで複数のケーブル類が湾曲したときの複数のケーブル類のそれぞれの曲げ半径が略同じとなるため、曲げ半径が異なることでケーブル類に無理な力がかかることによるケーブル類の断線などの不具合を防止できる。
さらに、ケーブル類が複数あり多関節リンク幅方向両側でケーブル類を保持する場合は多関節リンク幅方向一方側でケーブル類を保持することで生じるケーブル類の曲げ抵抗による反発力と幅方向他方側で同様に生じる反発力とが相殺または減殺されるため、多関節リンクが捩れる方向への力の作用を殆ど無にできる。
つまり、多関節リンク幅方向両側での力のバランスがよく、多関節リンクの捩れを防止するとともに多関節リンクの屈曲をスムーズにできる。
本請求項2に係る発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、複数のリンク部材のうちの少なくとも一部および保持部材の一方が、リンク屈曲内外方向に延設された係合ピンを有し、複数のリンク部材のうちの少なくとも一部および保持部材の他方が、リンク屈曲内外方向に延設されて係合ピンと係合する係合孔を有していることにより、リンク部材と保持部材との係合箇所が増えるため、リンク部材と保持部材との係合を強固にできる。
さらに、リンク屈曲内外方向と交差する方向へのリンク部材と保持部材との相対的な位置関係が規制されるため、リンク部材に対するケーブル類の位置および姿勢を安定させることができる。
本請求項3に係る発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、保持部材の保持部分が、リンク屈曲内外方向に貫通しケーブル長手方向に2つ以上配列されたケーブル挿通孔を有しているとともに可撓性を有し、ケーブル類が、保持部材に対してリンク屈曲内外方向に互い違いに挿通されていることにより、保持部分が撓んでケーブル類に対して挟持力が生じるため、部品を追加することなくケーブル類を保持できる。
本請求項4に係る発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、保持部材の保持部分が、リンク屈曲内外方向に貫通し多関節リンク幅方向に配設された貫通孔を複数有し、ケーブル類が、保持部材とは別部材で貫通孔に挿通された固定用バンドに挿通されていることにより、ケーブル類が専用の固定用バンドで強固に保持されるため、ケーブル類と保持部材との間の摺動をより確実に防止できる。
本請求項5に係る発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、多関節リンクの直線姿勢の箇所を多関節リンク幅方向から視たとき、ケーブル類の中心線が、複数のリンク部材のうちの少なくとも一部の連結ピンとピン孔とを結ぶ線と重なっていることにより、多関節リンクの屈曲姿勢の成す弧の径とケーブル類の成す弧の径とが同じとなるため、保持部分とケーブル類との間の摺動をより一層確実に防止できる。
本請求項6に係る発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、保持部材が、可撓性素材で形成されているとともに、保持部材でのリンク屈曲最外側部分が、複数のリンク部材のうちの少なくとも一部でのリンク屈曲最外側部分より外側に配設されていることにより、保持部材が移動時に基準面となる支持体の支持面を叩いた場合であっても保持部材が撓んで衝撃が吸収されるため、保持部材が撓まない素材で形成されている構成と比べて騒音を低減できる。
本請求項7に係る発明のケーブル類保護案内装置によれば、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、保持部材が、複数のリンク部材のうちの少なくとも一部に対してリンク屈曲内側から取り付けられていることにより、ケーブル類が屈曲する際に保持部材がケーブル類からリンク屈曲外側に力を受けて複数のリンク部材のうちの少なくとも一部に対して押しつけられるため、逆の保持部材がリンク屈曲外側から取り付けられている構成と比べて、保持部材がリンク部材から外れにくくできる。
本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置を示す概略図。 本発明の第1実施例の第1リンク部材および保持部材を示す斜視図。 本発明の第1実施例の多関節リンクおよびケーブル類を示す図。 本発明の第1実施例の第1リンク部材を示す図。 本発明の第1実施例の保持部材を示す図。 本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置の直線姿勢と屈曲姿勢とを示す図。 本発明の第2実施例の多関節リンクおよびケーブル類を示す図。
本発明は、ケーブル長手方向にリンク部材を複数連結して多関節リンクを構成し、ケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、多関節リンクが、複数のリンク部材と、この複数のリンク部材のうちの少なくとも一部に取り付けられケーブル類を保持する保持部材とを備え、複数のリンク部材のうちの少なくとも一部が、ケーブル長手方向一端側に形成された連結ピンと、ケーブル長手方向他端側に形成され連結ピンと回転自在に係合するピン孔と、ケーブル長手方向で連結ピンとピン孔との間に配設されたリンク側係止部分とを有し、保持部材が、リンク側係止部分と係合する基体部分と、この基体部分から多関節リンク幅方向両外側に延びるとともにケーブル類と接触してケーブル類を保持する保持部分とを一体に有し、リンク側係止部分および基体部分の一方が、多関節リンク幅方向に一対配設された係止凹を有し、リンク側係止部分および基体部分の他方が、多関節リンク幅方向に一対配設されリンク屈曲内外方向に延びて一対の係止凹とそれぞれ係合する係止爪を有していることにより、ケーブル類の表皮の摩耗を防止するとともに、高い位置精度で多関節リンクが停止するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、本発明のケーブル類保護案内装置に用いるリンク部材の具体的な素材は、エンジニアリング樹脂などの合成樹脂、または、アルミニウムなどの金属のいずれであっても良い。
また、リンク部材の具体的な形状は、ケーブル長手方向にそれぞれ連結してケーブル類をケーブル固定端とケーブル移動端との間でケーブル長手方向に曲げ返して相対的に移動させることが可能であれば、如何なる形状であっても何ら構わない。
さらに、ケーブル類は、可撓性の線状体であれば、いかなるものでもよく、例えば、機械において、電力の供給や信号の伝達を行う電気ケーブル、および、流体を含む物質を導くホース等を含む。
以下に、本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置100について、図1乃至図6(B)に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例のケーブル類保護案内装置100を示す概略図であり、図2は、本発明の第1実施例の第1リンク部材110および保持部材120を示す斜視図であり、図3(A)は、本発明の第1実施例の多関節リンク100Aおよびケーブル類Cを多関節リンク屈曲外側から視た図であり、図3(B)は、図3(A)に示す符号3Bから視た図であり、図3(C)は、図3(A)に示す符号3C−3Cで視た断面図であり、図4(A)は、本発明の第1実施例の第1リンク部材110を多関節リンク屈曲外側から視た図であり、図4(B)は、図4(A)に示す符号4Bから視た図であり、図4(C)は、図4(A)に示す符号4Cから視た図であり、図5(A)は、本発明の第1実施例の保持部材120を多関節リンク屈曲外側から視た図であり、図5(B)は、図5(A)に示す符号5Bから視た図であり、図6(A)は、直線姿勢の多関節リンク100Aおよびケーブル類Cを多関節リンク幅方向Sから視た図であり、図6(B)は、屈曲姿勢の多関節リンク100Aおよびケーブル類Cを多関節リンク幅方向Sから視た図である。
なお、図3(A)および図3(B)では、ケーブル類Cを図示しているが、図2では、保持部材120の形状の理解を容易にするために、ケーブル類Cの図示を省略する。
本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置100は、図1乃至図6(B)に示すように、ケーブル類Cを備える機械(図示せず)に備えられて、このケーブル類Cを保護するとともに案内するために使用される。
前記機械は、例えば、半導体製造装置、創薬試験装置、車両用ドア開閉装置または工作機械である。
ケーブル類保護案内装置100は、ケーブル長手方向Tにリンク部材(110、140)を複数連結して多関節リンク100Aを構成し、ケーブル類Cをケーブル固定端E2からケーブル移動端E1へ向かって案内して支持体150の支持面151と接触した直線姿勢と支持面151から離間した屈曲姿勢とを呈するように設けられている。
さらに、多関節リンク100Aが、複数のリンク部材としての第1リンク部材110および第2リンク部材140と、この複数のリンク部材のうちの少なくとも一部である第1リンク部材110に取り付けられケーブル類Cを保持する保持部材120とを備えている。
ここで、第1リンク部材110とは、保持部材120が取り付けられているものをいう。
他方、第2リンク部材140とは、保持部材120が取り付けられていないものをいう。
そして、第2リンク部材140の構造は、基本的に第1リンク部材110と同様であり、後述するリンク側係止部分113が無いまたはリンク側係止部分113があっても保持部材120が取り付けられていないだけの違いであるため、第2リンク部材140の具体的な構造の説明は省略する。
本発明では、少なくとも第1リンク部材110を一部に用いてケーブル長手方向Tに多数連結して多関節リンク100Aを構成していればよい。
つまり、第1リンク部材110と第1リンク部材110との間に第2リンク部材140を入れて連結してもよいし、入れずに第1リンク部材110だけを多数連結してもよい。
そして、第1リンク部材110が、ケーブル長手方向一端側に形成された連結ピン111と、ケーブル長手方向他端側に形成され連結ピン111と回転自在に係合するピン孔112と、ケーブル長手方向Tで連結ピン111とピン孔112との間に配設されたリンク側係止部分113とを有している。
また、保持部材120が、リンク側係止部分113と係合する基体部分121と、この基体部分121から多関節リンク幅方向両外側に延びるとともにケーブル類Cと接触してケーブル類Cを保持する保持部分122とを一体に有している。
さらに、リンク側係止部分113および基体部分121の一方であるリンク側係止部分113が、多関節リンク幅方向Sに一対配設された係止凹113aを有している。
また、リンク側係止部分113および基体部分121の他方である基体部分121が、多関節リンク幅方向Sに一対配設されリンク屈曲内外方向Uに延びて一対の係止凹113aとそれぞれ係合する係止爪121aを有している。
これにより、保持部材120がケーブル類Cを保持してケーブル類Cが保持部材120に対して摺動しない。
さらに、従来技術のリンク部材の内部を空洞にして内部にケーブル類Cを挿通する構成と比べて、リンク部材(110、140)自体がコンパクトになってリンク部材(110、140)自体の質量が小さくなって停止時の慣性力が小さくなる。
同様に、リンク部材(110、140)自体がコンパクトになってリンク部材(110、140)自体の質量が小さくなって移動時の慣性力が小さくなる。
つまり、動力源としてのモータなどを小型化できる。
さらに、部品が小さく、部品点数も少ないため、製造コストを大幅に低減できる。
さらに、従来技術のリンク部材の内部を空洞にして内部にケーブル類Cを挿通する構成と比べて、リンク部材(110、140)自体がコンパクトになって移動時のリンク部材同士(110、140)の衝突箇所が小さくなる。
また、ケーブル類Cが複数ある場合であってもケーブル類Cが多関節リンク幅方向Sに並んで複数のケーブル類Cが湾曲したときの複数のケーブル類Cのそれぞれの曲げ半径が略同じとなる。
さらに、ケーブル類Cが複数あり多関節リンク幅方向両側でケーブル類Cを保持する場合は多関節リンク幅方向一方側でケーブル類Cを保持することで生じるケーブル類Cの曲げ抵抗による反発力と幅方向他方側で同様に生じる反発力とが相殺または減殺される。
つまり、多関節リンク幅方向両側での力のバランスがよく、多関節リンク100Aの捩れを防止するとともに多関節リンク100Aの屈曲をスムーズにできる。
具体的に、図4(A)〜図4(C)に示すように、第1リンク部材110は、連結ピン111と、ピン孔112と、リンク側係止部分113としての係止凹113aおよび係合孔113bと、一端側直線姿勢保持面114と、他端側直線姿勢保持面115と、一端側屈曲姿勢規制面116と、他端側屈曲姿勢規制面117とを有している。
このうち、連結ピン111は、第1リンク部材110におけるケーブル長手方向一端側で多関節リンク幅方向両側に突出するように配設されている。
また、ピン孔112は、第1リンク部材110におけるケーブル長手方向他端側に配設され、ケーブル長手方向Tで隣の第1リンク部材110の連結ピン111と回動自在に係合するように設けられている。
さらに、リンク側係止部分113の係止凹113aは、ケーブル長手方向Tで第1リンク部材110における連結ピン111とピン孔112との間で多関節リンク幅方向両側に一対配設されている。
また、一端側直線姿勢保持面114は、第1リンク部材110におけるケーブル長手方向一端側に配設されており、他端側直線姿勢保持面115は、第1リンク部材110におけるケーブル長手方向他端側に配設されている。
そして、多関節リンク100Aが直線姿勢のとき、1つの第1リンク部材110の一端側直線姿勢保持面114が、ケーブル長手方向Tで隣の第2リンク部材140(または第1リンク部材110)の他端側直線姿勢保持面115と面接触するように構成されている。
同様に、一端側屈曲姿勢規制面116は、第1リンク部材110におけるケーブル長手方向一端側に配設されており、他端側屈曲姿勢規制面117は、第1リンク部材110におけるケーブル長手方向他端側に配設されている。
そして、多関節リンク100Aが屈曲姿勢のとき、1つの第1リンク部材110の一端側屈曲姿勢規制面116が、ケーブル長手方向Tで隣の第2リンク部材140(または第1リンク部材110)の他端側屈曲姿勢規制面117と面接触するように構成されている。
つまり、1つの第1リンク部材110と隣の第2リンク部材140(または第1リンク部材110)とが鈍角で小さく屈曲して多関節リンク100Aの一部が弧を描くような屈曲姿勢となる。
その結果、ケーブル類Cは折れ曲がることなく、弧を描くように曲がる。
また、図5(A)および図5(B)に示すように、保持部材120は、基体部分121と、保持部分122とを一体に有している。
このうち、基体部分121は、係止爪121aを有し、係止爪121aのアームは、多関節リンク幅方向Sに一対配設され、リンク屈曲内外方向Uに延びている。
そして、保持部材120の係止爪121aが、第1リンク部材110の係止凹113aと係合するように構成されている。
また、第1リンク部材110および保持部材120の一方である保持部材120が、リンク屈曲内外方向Uに延設された係合ピン121bを有している。
第1リンク部材110および保持部材120の他方である第1リンク部材110が、図4(A)および図4(B)に示すように、リンク屈曲内外方向Uに延設されて係合ピン121bと係合する係合孔113bを有している。
これにより、第1リンク部材110と保持部材120との係合箇所が増える。
さらに、リンク屈曲内外方向Uと交差する方向への第1リンク部材110と保持部材120との相対的な位置関係が規制される。
また、保持部材120が、可撓性素材で形成され、保持部材120の保持部分122が、リンク屈曲内外方向Uに貫通しケーブル長手方向Tに2つ以上配列されたケーブル挿通孔122aを有している。
そして、図3(A)および図3(B)に示すように、ケーブル類Cが、保持部材120に対してリンク屈曲内外方向Uに互い違いに挿通されている。
これにより、保持部分122が撓んでケーブル類Cに対して挟持力が生じる。
さらに、図6(A)に示すように、多関節リンク100Aの直線姿勢の箇所を多関節リンク幅方向Sから視たとき、ケーブル類Cの中心線L1が、第1リンク部材110の連結ピン111とピン孔112とを結ぶ線L2と重なるように構成されている。
これにより、図6(B)に示すように、多関節リンク100Aの屈曲姿勢の成す弧の径とケーブル類Cの成す弧の径とが同じとなり位相差が生じない。
また、上述したように保持部材120が、可撓性素材で形成されている。
さらに、図6(A)および図6(B)に示すように、保持部材120でのリンク屈曲最外側部分120aが、第1リンク部材110でのリンク屈曲最外側部分110aより外側に配設されている。
これにより、保持部材120が移動時に基準面となる支持体150の支持面151を叩いた場合であっても保持部材120が撓んで衝撃が吸収される。
つまり、騒音を低減できる。
また、取り付ける際に保持部材120が容易に変形するため、容易に保持部材120を第1リンク部材110に取り付けることができる。
なお、本実施例では、保持部材120が、第1リンク部材110に対してリンク屈曲外側から取り付けられている構成としたが、保持部材120が、第1リンク部材110に対してリンク屈曲内側から取り付けられる構成としてもよい。
これにより、ケーブル類Cが屈曲する際に保持部材120がケーブル類Cからリンク屈曲外側に力を受けて第1リンク部材110に対して押しつけられる。
つまり、逆の保持部材120がリンク屈曲外側から取り付けられている構成と比べて、保持部材120がリンク部材から外れにくくなる。
また、第1リンク部材110側に係止凹113aを設け、保持部材120側に係止爪121aを設けたが、第1リンク部材110側に係止爪121aを設け、保持部材120側に係止凹113aを設けて係止凹113aと係止爪121aとの関係を逆にしもよい。
また、必要に応じて、多関節リンク100Aを多関節リンク幅方向Sに2列または3列以上配置してもよい。
これにより、ケーブル類Cの本数が増えた場合であってもしっかりと支えることができる。
また、複数の多関節リンク100Aを多関節リンク屈曲内外方向Uに重ねて配置してもよい。
これにより、多関節リンク幅方向Sにスペースが制限されている場合であっても多数のケーブル類Cを支えることができる。
このようにして得られた本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置100は、多関節リンク100Aが、複数のリンク部材としての第1リンク部材110および第2リンク部材140と、この複数のリンク部材のうちの少なくとも一部である第1リンク部材110に取り付けられケーブル類Cを保持する保持部材120とを備え、第1リンク部材110が、ケーブル長手方向一端側に形成された連結ピン111と、ケーブル長手方向他端側に形成され連結ピン111と回転自在に係合するピン孔112と、ケーブル長手方向Tで連結ピン111とピン孔112との間に配設されたリンク側係止部分113とを有し、保持部材120が、リンク側係止部分113と係合する基体部分121と、この基体部分121から多関節リンク幅方向両外側に延びるとともにケーブル類Cと接触してケーブル類Cを保持する保持部分122とを一体に有し、リンク側係止部分113および基体部分121の一方が、多関節リンク幅方向Sに一対配設された係止凹113aを有し、リンク側係止部分113および基体部分121の他方が、多関節リンク幅方向Sに一対配設されリンク屈曲内外方向Uに延びて一対の係止凹113aとそれぞれ係合する係止爪121aを有していることにより、ケーブル類Cの表皮の摩耗を防止できるとともに、従来技術のリンク部材の内部を空洞にして内部にケーブル類Cを挿通する構成と比べて、高い位置精度で多関節リンク100Aを停止させることができ、装置の動力源の出力の大きさを小さくでき、衝突音を低減でき、曲げ半径が異なることでケーブル類Cに無理な力がかかることによるケーブル類Cの断線などの不具合を防止でき、多関節リンク100Aが捩れる方向への力の作用を殆ど無にできる。
さらに、第1リンク部材110および保持部材120の一方が、リンク屈曲内外方向Uに延設された係合ピン121bを有し、第1リンク部材110および保持部材120の他方が、リンク屈曲内外方向Uに延設されて係合ピン121bと係合する係合孔113bを有していることにより、第1リンク部材110と保持部材120との係合を強固にできるとともに、第1リンク部材110に対するケーブル類Cの位置および姿勢を安定させることができる。
また、保持部材120の保持部分122が、リンク屈曲内外方向Uに貫通しケーブル長手方向Tに2つ以上配列されたケーブル挿通孔122aを有しているとともに可撓性を有し、ケーブル類Cが、保持部材120に対してリンク屈曲内外方向Uに互い違いに挿通されていることにより、部品を追加することなくケーブル類Cを保持できる。
さらに、多関節リンク100Aの直線姿勢の箇所を多関節リンク幅方向Sから視たとき、ケーブル類Cの中心線L1が、第1リンク部材110の連結ピン111とピン孔112とを結ぶ線L2と重なっていることにより、保持部分122とケーブル類Cとの間の摺動をより一層確実に防止できる。
また、保持部材120が、可撓性素材で形成されているとともに、保持部材120でのリンク屈曲最外側部分120aが、第1リンク部材110でのリンク屈曲最外側部分110aより外側に配設されていることにより、保持部材(120)が撓まない素材で形成されている構成と比べて騒音を低減できるなど、その効果は甚大である。
続いて、本発明の第2実施例であるケーブル類保護案内装置200について、図7(A)および図7(B)に基づいて説明する。
ここで、図7(A)は、本発明の第2実施例の多関節リンク200Aおよびケーブル類Cを多関節リンク屈曲外側から視た図であり、図7(B)は、図7(A)に示す符号7Bから視た図である。
第2実施例のケーブル類保護案内装置200は、第1実施例のケーブル類保護案内装置100の保持部材120の保持部分122の位置および形状を変更するとともに固定用バンド230を追加したものであり、多くの要素について第1実施例のケーブル類保護案内装置100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
本発明の第2実施例であるケーブル類保護案内装置200は、図7(A)および図7(B)に示すように、複数のリンク部材のうちの少なくとも一部である第1リンク部材210と、保持部材220と、公知の樹脂製結束バンドである固定用バンド230とを備えている。
このうち、保持部材220の保持部分222が、リンク屈曲内外方向Uに貫通し多関節リンク幅方向Sに配設された貫通孔222aを複数有している。
また、固定用バンド230が、貫通孔222aに取り付けられている。
そして、ケーブル類Cが、保持部材220とは別部材で貫通孔222aに挿通された固定用バンド230に挿通されている。
これにより、ケーブル類Cが専用の固定用バンド230で強固に保持される。
また、多関節リンク200Aの直線姿勢の箇所を多関節リンク幅方向Sから視たとき、ケーブル類Cの中心線L1が、第1リンク部材210の連結ピン211とピン孔212とを結ぶ線L2と重なるように、保持部材220の保持部分222が、上述した第1実施例の保持部材120の保持部分122と比べてリンク屈曲方向外側に配設されている。
これにより、上述した第1実施例と同様、図6(B)に示すように、多関節リンク200Aの屈曲姿勢の成す弧の径とケーブル類Cの成す弧の径とが同じとなり位相差が生じない。
このようにして得られた本発明の第2実施例であるケーブル類保護案内装置200は、保持部材220の保持部分222が、リンク屈曲内外方向Uに貫通し多関節リンク幅方向Sに配設された貫通孔222aを複数有し、ケーブル類Cが、保持部材220とは別部材で貫通孔222aに挿通された固定用バンド230に挿通されていることにより、ケーブル類Cと保持部材220との間の摺動をより確実に防止できるなど、その効果は甚大である。
100、 200 ・・・ ケーブル類保護案内装置
100A、200A・・・ 多関節リンク
110、 210 ・・・ 第1リンク部材
110a ・・・ (第1リンク部材の)リンク屈曲最外側部分
111、 211 ・・・ 連結ピン
112、 212 ・・・ ピン孔
113、 213 ・・・ リンク側係止部分
113a、213a・・・ 係止凹
113b、213b・・・ 係合孔
114 ・・・ 一端側直線姿勢保持面
115 ・・・ 他端側直線姿勢保持面
116 ・・・ 一端側屈曲姿勢規制面
117 ・・・ 他端側屈曲姿勢規制面
120、 220 ・・・ 保持部材
120a ・・・ (保持部材の)リンク屈曲最外側部分
121、 221 ・・・ 基体部分
121a、221a・・・ 係止爪
121b、221b・・・ 係合ピン
122、 222 ・・・ 保持部分
122a ・・・ ケーブル挿通孔
222a・・・ 貫通孔
230 ・・・ 固定用バンド
140 ・・・ 第2リンク部材
150 ・・・ 支持体
151 ・・・ 支持面
C ・・・ ケーブル類
E1 ・・・ ケーブル移動端
E2 ・・・ ケーブル固定端
L1 ・・・ (ケーブル類の)中心線
L2 ・・・ (連結ピンとピン孔とを)結ぶ線
S ・・・ 多関節リンク幅方向
T ・・・ ケーブル長手方向
U ・・・ リンク屈曲内外方向

Claims (7)

  1. ケーブル長手方向にリンク部材を複数連結して多関節リンクを構成し、ケーブル類をケーブル固定端からケーブル移動端へ向かって案内して支持体の支持面と接触した直線姿勢と支持面から離間した屈曲姿勢とを呈するケーブル類保護案内装置において、
    前記多関節リンクが、前記複数のリンク部材と、該複数のリンク部材のうちの少なくとも一部に取り付けられケーブル類を保持する保持部材とを備え、
    前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部が、前記ケーブル長手方向一端側に形成された連結ピンと、前記ケーブル長手方向他端側に形成され連結ピンと回転自在に係合するピン孔と、前記ケーブル長手方向で連結ピンとピン孔との間に配設されたリンク側係止部分とを有し、
    前記保持部材が、前記リンク側係止部分と係合する基体部分と、該基体部分から多関節リンク幅方向両外側に延びるとともにケーブル類と接触してケーブル類を保持する保持部分とを一体に有し、
    前記リンク側係止部分および基体部分の一方が、前記多関節リンク幅方向に一対配設された係止凹を有し、前記リンク側係止部分および基体部分の他方が、前記多関節リンク幅方向に一対配設されリンク屈曲内外方向に延びて一対の係止凹とそれぞれ係合する係止爪を有していることを特徴とするケーブル類保護案内装置。
  2. 前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部および保持部材の一方が、前記リンク屈曲内外方向に延設された係合ピンを有し、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部および保持部材の他方が、前記リンク屈曲内外方向に延設されて係合ピンと係合する係合孔を有していることを特徴とする請求項1に記載のケーブル類保護案内装置。
  3. 前記保持部材の保持部分が、前記リンク屈曲内外方向に貫通しケーブル長手方向に2つ以上配列されたケーブル挿通孔を有しているとともに可撓性を有し、前記ケーブル類が、前記保持部材に対してリンク屈曲内外方向に互い違いに挿通されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル類保護案内装置。
  4. 前記保持部材の保持部分が、前記リンク屈曲内外方向に貫通し多関節リンク幅方向に配設された貫通孔を複数有し、前記ケーブル類が、前記保持部材とは別部材で貫通孔に挿通された固定用バンドに挿通されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル類保護案内装置。
  5. 前記多関節リンクの直線姿勢の箇所を多関節リンク幅方向から視たとき、前記ケーブル類の中心線が、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部の連結ピンとピン孔とを結ぶ線と重なっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のケーブル類保護案内装置。
  6. 前記保持部材が、可撓性素材で形成されているとともに、前記保持部材でのリンク屈曲最外側部分が、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部でのリンク屈曲最外側部分より外側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のケーブル類保護案内装置。
  7. 前記保持部材が、前記複数のリンク部材のうちの少なくとも一部に対してリンク屈曲内側から取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のケーブル類保護案内装置。
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