JP5280396B2 - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents

ケーブル類保護案内装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5280396B2
JP5280396B2 JP2010087115A JP2010087115A JP5280396B2 JP 5280396 B2 JP5280396 B2 JP 5280396B2 JP 2010087115 A JP2010087115 A JP 2010087115A JP 2010087115 A JP2010087115 A JP 2010087115A JP 5280396 B2 JP5280396 B2 JP 5280396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
cables
peripheral side
bent
foamed resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010087115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011220377A (ja
Inventor
清丈 龍田
晃裕 原田
朝男 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP2010087115A priority Critical patent/JP5280396B2/ja
Publication of JP2011220377A publication Critical patent/JP2011220377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5280396B2 publication Critical patent/JP5280396B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

本発明は、産業用機械や車両等に使用されるケーブル類保護案内装置に関するものであって、さらに詳しくは、産業用機械や車両等の可動部分に電力、油圧または圧縮空気等を供給するケーブルやホース等(以下、「ケーブル類」と称する)をケーブル収容空間内に収容した状態でケーブル固定端側とケーブル移動端側との間で生じる屈曲動作においてケーブル類を案内保護するのに好適なケーブル類保護案内装置に関するものである。
従来、ケーブル類保護案内装置のケーブル収容空間に縦横に仕切板が設けられ、この仕切板によって区画された小空間の内部にケーブル類を収容するものが知られている。
たとえば、従来のケーブル類保護案内装置として、図8及び図9に示されるように、連結ピン911a及び連結ピン穴911bを備えてケーブル類Cの両側に離間して配置される一対のリンクプレート911、911とこれらのリンクプレート911、911の屈曲内周側と屈曲外周側とにそれぞれ一対のリンクプレート911、911に亙って横架される屈曲内周側連結板912及び屈曲外周側連結板913とによってリンク枠体910が形成され、このリンク枠体910が連結ピン911a及び連結ピン穴911bにより長手方向に屈曲自在に多数連結されたケーブル類保護案内装置900がある。
そして、このようなケーブル類保護案内装置900のリンク枠体910の内部には、リンクプレート911と平行に屈曲内周側連結板912及び屈曲外周側連結板913の双方に亙って立設される縦仕切板930とこの縦仕切板930の穴部931に屈曲内周側連結板912及び屈曲外周側連結板913と平行に組み込まれる横仕切版920がそれぞれ設けられ、一対のリンクプレート911、911と屈曲内周側連結板912と屈曲外周側連結板913とにより構成される矩形断面のケーブル収容空間を横仕切板920と縦仕切版930とで区画された複数の小空間内にケーブル類を収容配置するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−324851号公報(第1頁、図1)
ところが、このような従来のケーブル類保護案内装置900は、屈曲内周側連結板912と屈曲外周側連結板913との間に横仕切板920と縦仕切板930とが組み込まれた構造であるため、部品点数が多くなりコストアップとなるという問題や、これら横仕切板920及び縦仕切板930をリンク枠体910に組み付けたりケーブル類Cを挿通したりする作業が煩雑となるという問題があった。
また、このようなケーブル類保護案内装置900に収容されるケーブルCが横仕切板912の内周側又は外周側に挿通されているため、このケーブル類保護案内装置900が屈曲する際、屈曲外周側のケーブル類Cを過度に引き伸ばそうとする力と屈曲内周側のケーブル類Cを過度に圧縮しようとする力とが発生したり、あるいは、ケーブル類保護案内装置900の屈曲姿勢と伸長姿勢との繰り返すため、ケーブル類Cが屈曲内周側連結板912、横仕切板920、屈曲外周連結板913などに対して長手方向に摺動して摩耗損傷や摺動音、衝突音などの騒音を発生したりするという問題があった。
そこで、本発明は、上述した問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ケーブル収容空間内におけるケーブル類を簡便かつ確実に保持するとともにケーブル類の摺動による摩耗損傷と騒音を抑制し、少ない部品点数で安価なケーブル類保護案内装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、左右に離間配置した一対のリンクプレートの相互間に屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板をそれぞれ横架した矩形断面のリンク枠体が前記リンクプレートに設けた連結ピンと連結ピン孔とを相互に屈曲自在に多数連結してケーブル収容空間を形成することにより該ケーブル収容空間の長手方向に沿ってケーブル類を収容して案内保護するケーブル類保護案内装置において、前記ケーブル類を保持する発泡樹脂製支持体が、前記ケーブル類を着脱自在に装着するスリット状開口部と該スリット状開口部に連通してケーブル類の装着部位を囲繞保持するケーブル保持部とを備えているとともに前記リンク枠体に対して圧着状態でケーブル収容空間内に配置されていることによって、前述した課題を解決するものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の構成に加えて、前記発泡樹脂製支持体が、前記屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板を掴持するように成形されていることによって、前述した課題をさらに解決するものである。
本願の発明であるケーブル類保護案内装置は、左右に離間配置した一対のリンクプレートの相互間に屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板をそれぞれ横架した矩形断面のリンク枠体がリンクプレートに設けた連結ピンと連結ピン孔とを相互に屈曲自在に多数連結してケーブル収容空間を形成することにより、ケーブル収容空間の長手方向に沿ってケーブル類を収容してケーブル固定端側とケーブル移動端側との間で案内保護することができるとともに、以下のような特有の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に係る発明によれば、ケーブル類を保持する発泡樹脂製支持体がリンク枠体に対して圧着状態でケーブル収容空間内に配置されていることにより、ケーブル類を装着した発泡樹脂製支持体が発揮する弾発力でケーブル類を保持するとともにリンク枠体に対する圧着力を増大させるため、従来のケーブル類保護案内装置で用いた横仕切板および縦仕切板を必要とすることなく、ケーブル収容空間内におけるケーブル類を確実に保持するとともに、従来のケーブル類保護案内装置で生じたような横仕切板および縦仕切板に対するケーブル類の摺動に起因した摩耗損傷と摺動音や衝突音からなる騒音を大幅に抑制することができる。
そして、従来のケーブル類保護案内装置で用いた横仕切板および縦仕切板を必要とせずに、発泡樹脂製支持体からなる単一の簡素な部品でケーブル収容空間内におけるケーブル類の収容作業あるいは取り出し作業を極めて簡便に達成するとともに軽量で安価なケーブル保持機能を達成することができる。
加えて、発泡樹脂製支持体がケーブル類を着脱自在に装着するスリット状開口部を備えていることにより、発泡樹脂製支持体に対するケーブル類の着脱操作がスリット状開口部を介して出し入れ可能となるため、従来のケーブル類保護案内装置で用いた横仕切板および縦仕切板の取り外し作業を必要とせずに、ケーブル収容空間内におけるケーブル類の着脱作業を極めて簡便に達成することができる。
そして、上述した発泡樹脂製支持体のスリット状開口部がケーブル類を着脱自在に装着する時のみ弾力的に開閉するため、ケーブル収容空間内でケーブル類を安定した状態で確実に掴持することができる。
また、上述した発泡樹脂製支持体がケーブル類を着脱自在に装着するスリット状開口部に連通してケーブル類の装着部位を囲繞保持するケーブル保持部を備えていることにより、ケーブル類を装着した発泡樹脂製支持体のケーブル保持部が弾力的に変形するため、ケーブル類が屈曲する際に、ケーブル類を過度に引き伸ばそうとする力や圧縮しようとする力が発生しても、これらの力を発泡樹脂製支持体の弾性変形により吸収してケーブル類の屈曲疲労を大幅に軽減することができる。
しかも、上述した発泡樹脂製支持体が複数のスリット状開口部とこれらのスリット状開口部にそれぞれ連通するケーブル保持部とを備えている場合には、ケーブル収容空間内におけるケーブル類の収容位置をケーブル類の種類、ケーブル径などに応じて任意選択することができる。
さらに、請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の奏する効果に加えて、発泡樹脂製支持体が屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板を掴持するように成形されていることにより、発泡樹脂製支持体がリンク枠体に対して確実に位置決め支持されるため、発泡樹脂製支持体がケーブル収容空間内の長手方向に不用意に位置ズレすることなくケーブル類を確実に保持することができる。
本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置を示す概略図。 図1に示すリンク枠体と発泡樹脂製支持体との組み立て分解図。 本発明の第2実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図。 本発明の第3実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図。 本発明の第4実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図。 本発明の第5実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図。 本発明の第6実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図。 従来のケーブル類保護案内装置を示す概略図。 図8に示すリンク枠体と横仕切板と縦仕切板の組み立て分解図。
本願の発明は、左右に離間配置した一対のリンクプレートの相互間に屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板をそれぞれ横架した矩形断面のリンク枠体がリンクプレートに設けた連結ピンと連結ピン孔とを相互に屈曲自在に多数連結してケーブル収容空間を形成することによりケーブル収容空間の長手方向に沿ってケーブル類を収容して案内保護するケーブル類保護案内装置において、ケーブル類を保持する発泡樹脂製支持体がケーブル類を着脱自在に装着するスリット状開口部とこのスリット状開口部に連通してケーブル類の装着部位を囲繞保持するケーブル保持部とを備えてリンク枠体に対して圧着状態でケーブル収容空間内に配置され、ケーブル収容空間内におけるケーブル類を簡便かつ確実に保持するとともにケーブル類の摺動による摩耗損傷と騒音を抑制し、少ない部品点数で安価なものであれば、その具体的な形態を如何なるものであっても構わない。
すなわち、本発明のケーブル類保護案内装置で用いる発泡樹脂製支持体の具体的な素材については、ケーブル類の装着部位を囲繞保持するとともにリンク枠体に対して圧着状態でケーブル収容空間内に配置可能なものであれば如何なる発泡樹脂で成形されても良く、例えば、硬質発泡ウレタン樹脂、発泡ポリエチレン樹脂などで成形されても良い。
また、本発明のケーブル類保護案内装置で用いる発泡樹脂製支持体の具体的な形態については、ケーブル類の装着部位を囲繞保持するとともにリンク枠体に対して圧着状態でケーブル収容空間内に配置可能なものであれば如何なる形態でも良く、例えば、発泡樹脂製支持体が屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板を掴持する形態、すなわち、発泡樹脂製支持体の両側部を突出させて屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板のいずれか一方又は両方を抱き込む形態とすれば、発泡樹脂製支持体がリンク枠体に対して確実に位置決め支持されるため、発泡樹脂製支持体をリンク枠体に対してより安定して装着することが可能となる。
さらに、本発明で用いた発泡樹脂製支持体に形成するスリット状開口部の具体的な形態については、ケーブル類を着脱自在に装着可能なものであれば如何なる形態でも良く、例えば、屈曲外周側から屈曲内周側に向けて垂直あるいは斜めに切り込んだ形態などのいずれであっても何ら差し支えない。
また、本発明で用いた発泡樹脂製支持体に形成するケーブル保持部の具体的な形態については、スリット状開口部に連通してケーブル類の装着部位を囲繞保持するものであれば如何なる形態でも良く、例えば、ケーブル類のケーブル径よりも小径の穴形態を備えて弾性変形可能なもの、スリット状開口部に連通して交差する別異のスリット形態を備えて弾性変形可能なもの、ケーブル類のケーブル径と略同径に放射状スリット形態を備えて弾性変形可能なものなどのいずれであっても何ら差し支えない。
以下、本発明の実施形態であるケーブル類保護案内装置について、図面を参照して説明する。
まず、図1は、本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置を示す概略図であり、図2は、図1に示すリンク枠体と発泡樹脂製支持体との組み立て分解図であり、図3は、本発明の第2実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図であり、図4は、本発明の第3実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図であり、図5は、本発明の第4実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図であり、図6は、本発明の第5実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図であり、図7は、本発明の第6実施例で用いた発泡樹脂製支持体を示す斜視図である。
図1に示すような本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置100は、例えば、半導体のチップマウンター、工作機械、建機、又は車両等の可動部と静止部との間に張設される、電気信号の伝達や電力の供給を行う電気ケーブルや油圧又は空気圧の供給行うホース等のケーブル類Cを内部に収容して保護案内するために使用されるもので、矩形状のリンク枠体110がケーブル類Cの長手方向に沿って多数連結され、工作機械等の可動部に連結されるケーブル固定端側と固定部(図示しない)に連結されるケーブル移動端側との間の相対移動に応じて直線状態、あるいは屈曲状態を呈することが可能であり、これらのリンク枠体110を連結して形成されたケーブル収容空間内にケーブル類Cを収容した状態で保護案内できるようになっている。
上述したリンク枠体110は、強度特性に優れた硬質のガラス繊維強化ポリアミド系樹脂で成形され、左右両側に離間して配置された一対のリンクプレート111、111と、これら一対のリンクプレート111、111の屈曲内周側に横架された屈曲内周側連結板112と、屈曲外周側に横架された屈曲外周側連結板113とが一体的に矩形状をなして構成されている。
なお、本実施例の場合には、左右一対のリンクプレート111、111と屈曲内周側連結板112とは、射出成形により一体的に成形されているが、屈曲外周側連結板113は、一端が一方のリンクプレート111に回動可能に連結されるとともに他端が他方のリンクプレート111に係合可能とされ、屈曲外周側連結板113が左右一対のリンクプレート111、111に対して開閉可能に組み付けられている。
そして、リンクプレート111は、側面視で長円形をなすものであって、リンクプレート111の前方側と後方側とは厚さ方向にオフセットした、すなわち、段差を有する構造を呈しているものであり、さらに、リンクプレート111の後方側に形成されたプレート側面には連結ピン111aが設けられるとともに、リンクプレート111の前方側に形成されたプレート側面には連結ピン111aと略同径の連結ピン穴111bが設けられている。
これにより、後続するリンクプレート111の前方側に設けられた連結ピン111aを先行するリンクプレート111の後方側に設けられた連結ピン穴111bに嵌着してリンク枠体110同士が回動可能に連結され、これらのリンク枠体110同士が順次連結されてケーブル類の長手方向にケーブル収容空間が形成されている。
そして、これらのリンク枠体110には、ケーブル類Cの装着部位を囲繞保持するために、発泡ウレタンからなる弾力性のある発泡樹脂製支持体120がそれぞれ設けられている。
そこで、本実施例のケーブル類保護案内装置100が最も特徴とする発泡樹脂製支持体120について、図2に基づいて詳しく説明する。
すなわち、発泡ウレタンからなる弾力性を発揮するとともに大略直方体状の形状を呈した発泡樹脂製支持体120は、硬質のガラス繊維強化ポリアミド系樹脂からなる矩形状のリンク枠体110に対して少なくとも屈曲内周側連結板112と屈曲外周側連結板113との間に渡って圧着状態でケーブル収容空間内にそれぞれ配置されている。
これにより、ケーブル類Cを装着した大略直方体状の発泡樹脂製支持体120が発揮する弾発力でケーブル類Cの装着部位を囲繞保持するとともに矩形状のリンク枠体110に対する圧着力を増大させている。
さらに、発泡樹脂製支持体120は、屈曲内周側連結板112及び屈曲外周側連結板113をそれぞれ掴持するように成形されている。
これにより、発泡樹脂製支持体120がリンク枠体110に対して確実に位置決め支持されてケーブル収容空間内の長手方向に不用意に位置ズレすることなくケーブル類Cを確実に保持している。
そして、大略直方体状の発泡樹脂製支持体120には、屈曲外周側から屈曲内周側に向けて垂直に切り込んでケーブル類Cを着脱自在に装着するスリット状開口部121、121をそれぞれ備えている。
これにより、発泡樹脂製支持体120に対するケーブル類Cの着脱操作がスリット状開口部121を介して出し入れ可能となり、ケーブル類Cを着脱自在に装着する時のみ弾力的に開閉するため、ケーブル収容空間内でケーブル類Cを安定した状態で確実に掴持している。
また、この発泡樹脂製支持体120には、ケーブル類Cをそれぞれ着脱自在に装着する2筋のスリット状開口部121、121に連通してケーブル類Cの装着部位を囲繞保持する2カ所のケーブル保持部122、122が、屈曲外周側から屈曲内周側に向けて垂直に切り込んだ屈曲内周側連結板112と屈曲外周側連結板113との略中間位置にケーブル類Cのケーブル径よりも小径の穴形態で形成されている。
これにより、ケーブル類Cを装着したケーブル保持部122、122が弾力的に変形するため、ケーブル類Cが屈曲する際に、ケーブル類Cを過度に引き伸ばそうとする力や圧縮しようとする力が発生しても、これらの力を発泡樹脂製支持体120の弾性変形により吸収している。
このようにして得られた本発明の第1実施例であるケーブル類保護案内装置100は、ケーブル類Cの装着部位を囲繞保持する発泡樹脂製支持体120がリンク枠体110に対して圧着状態でケーブル収容空間内に配置されていることにより、従来のケーブル類保護案内装置900で用いた横仕切板および縦仕切板を必要とすることなく、ケーブル収容空間内におけるケーブル類Cを確実に保持するとともに、従来のケーブル類保護案内装置900で生じたような横仕切板および縦仕切板に対するケーブル類Cの摺動に起因した摩耗損傷と摺動音や衝突音からなる騒音を大幅に抑制し、発泡樹脂製支持体120からなる単一の簡素な部品でケーブル収容空間内におけるケーブル類の収容作業あるいは取り出し作業を極めて簡便に達成するとともに軽量で安価なケーブル保持機能を達成することができる。
そして、発泡樹脂製支持体120がスリット状開口部121とケーブル保持部122とを備えていることにより、従来のケーブル類保護案内装置で用いた横仕切板および縦仕切板の取り外し作業を必要とせずに、ケーブル収容空間内におけるケーブル類Cの着脱作業を極めて簡便に達成するとともに、スリット状開口部121がケーブル類Cを着脱自在に装着する時のみ弾力的に開閉してケーブル収容空間内のケーブル類Cを安定した状態で確実に掴持するとともにケーブル類Cが屈曲する際にケーブル類Cを過度に引き伸ばそうとする力や圧縮しようとする力が発生してもこれらの力を発泡樹脂製支持体120の弾性変形により吸収してケーブル類Cの屈曲疲労を大幅に軽減することができるなど、その効果は甚大である。
つぎに、上述した第1実施例のケーブル類保護案内装置100で用いた発泡樹脂製支持体120の変形例である第2実施例乃至第6実施例を図3乃至図7に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第2実施例乃至第6実施例として示す発泡樹脂製支持体220乃至620以外の具体的な装置構成は、上述した第1実施例のケーブル類保護案内装置100と同じであるから、発泡樹脂製支持体220乃至620以外の具体的な装置構成は、100番台の符号を200番台乃至600番台の符号に読み替えることによって、その説明を省略する。
まず、図3に示すような第2実施例で用いた発泡樹脂製支持体220は、ケーブル類Cを着脱自在に装着する1筋のスリット状開口部221に連通してケーブル類Cの装着部位を囲繞保持するケーブル保持部222が、屈曲外周側から屈曲内周側に向けて垂直に切り込んだ発泡樹脂製支持体220の略中間位置にケーブル類Cのケーブル径よりも小径の穴形態で形成されたものである。
また、図4に示すような第3実施例で用いた発泡樹脂製支持体320は、異なったケーブル径をもつ2つのケーブル類Cをそれぞれ着脱自在に装着する2筋のスリット状開口部321、321に連通してケーブル類Cの装着部位を囲繞保持する2カ所のケーブル保持部322、322が、屈曲外周側から屈曲内周側に向けて垂直に切り込んだ発泡樹脂製支持体320の略中間位置にそれぞれ形成されたものである。
また、図5に示すような第4実施例で用いた発泡樹脂製支持体420は、2つのケーブル類Cをそれぞれ着脱自在に装着する2筋のスリット状開口部421、421に連通してケーブル類Cの装着部位を囲繞保持する2カ所のケーブル保持部422、422が、屈曲外周側から屈曲内周側に向けて垂直に切り込んだ発泡樹脂製支持体420の略中間位置にケーブル類Cの細いケーブル径に合わせた穴形態でそれぞれ形成されたものである。
また、図6に示すような第5実施例で用いた発泡樹脂製支持体520は、2つのケーブル類Cをそれぞれ着脱自在に装着する2筋のスリット状開口部521、521に連通してケーブル類Cの装着部位を囲繞保持する2カ所のケーブル保持部522、522が、屈曲外周側から屈曲内周側に向けて垂直に切り込んだ発泡樹脂製支持体420の略中間位置にスリット状開口部521に連通して交差する弾性変形可能な別異のスリット形態でそれぞれ形成されたものである。
また、図7に示すような第6実施例で用いた発泡樹脂製支持体620は、2つのケーブル類Cをそれぞれ着脱自在に装着する2筋のスリット状開口部621、621に連通してケーブル類Cの装着部位を囲繞保持する2カ所のケーブル保持部622、622が、屈曲外周側から屈曲内周側に向けて垂直に切り込んだ発泡樹脂製支持体620の略中間位置にケーブル類のケーブル径と略同径の弾性変形可能な放射状スリット形態でそれぞれ形成されたものである。
このようにして得られた本発明の第2実施例乃至第6実施例で用いた発泡樹脂製支持体220乃至620は、前述したような第1実施例で用いた発泡樹脂製支持体120と同様に、従来のケーブル類保護案内装置900で用いた横仕切板および縦仕切板を必要とすることなく、ケーブル収容空間内におけるケーブル類Cを確実に保持するとともに、従来のケーブル類保護案内装置900で生じたような横仕切板および縦仕切板に対するケーブル類Cの摺動に起因した摩耗損傷と摺動音や衝突音からなる騒音を大幅に抑制し、発泡樹脂からなる単一の簡素な部品でケーブル収容空間内におけるケーブル類の収容作業あるいは取り出し作業を極めて簡便に達成するとともに軽量で安価なケーブル保持機能を達成することができるばかりでなく、ケーブル類Cを着脱自在に装着する時のみ弾力的に開閉してケーブル収容空間内のケーブル類Cを安定した状態で確実に掴持するとともにケーブル類Cが屈曲する際にケーブル類Cを過度に引き伸ばそうとする力や圧縮しようとする力が発生してもこれらの力を発泡樹脂の弾性変形により吸収してケーブル類Cの屈曲疲労を大幅に軽減することができるなど、その効果は甚大である。
100 、900 ・・・ケーブル類保護案内装置
110 、910 ・・・リンク枠体
111 、911 ・・・リンクプレート
111a、911a・・・連結ピン
111b、911b・・・連結ピン穴
112 、912 ・・・内周側連結板
113 、913 ・・・外周側連結板
120、220、320、420、520、620 ・・・発泡樹脂製支持体
121、221、321、421、521、621 ・・・スリット状開口部
122、222、322、422、522、622 ・・・ケーブル保持部
920 ・・・横仕切板
930 ・・・縦仕切板
C ・・・ケーブル類

Claims (2)

  1. 左右に離間配置した一対のリンクプレートの相互間に屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板をそれぞれ横架した矩形断面のリンク枠体が前記リンクプレートに設けた連結ピンと連結ピン孔とを相互に屈曲自在に多数連結してケーブル収容空間を形成することにより該ケーブル収容空間の長手方向に沿ってケーブル類を収容して案内保護するケーブル類保護案内装置において、
    前記ケーブル類を保持する発泡樹脂製支持体が、前記ケーブル類を着脱自在に装着するスリット状開口部と該スリット状開口部に連通してケーブル類の装着部位を囲繞保持するケーブル保持部とを備えているとともに前記リンク枠体に対して圧着状態でケーブル収容空間内に配置されていることを特徴とするケーブル類保護案内装置。
  2. 前記発泡樹脂製支持体が、前記屈曲内周側連結板及び屈曲外周側連結板を掴持するように成形されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル類保護案内装置。
JP2010087115A 2010-04-05 2010-04-05 ケーブル類保護案内装置 Expired - Fee Related JP5280396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010087115A JP5280396B2 (ja) 2010-04-05 2010-04-05 ケーブル類保護案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010087115A JP5280396B2 (ja) 2010-04-05 2010-04-05 ケーブル類保護案内装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011220377A JP2011220377A (ja) 2011-11-04
JP5280396B2 true JP5280396B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=45037624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010087115A Expired - Fee Related JP5280396B2 (ja) 2010-04-05 2010-04-05 ケーブル類保護案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5280396B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105020336A (zh) * 2014-04-23 2015-11-04 上海利策科技股份有限公司 钻井平台拖链装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101358451B1 (ko) * 2012-04-19 2014-02-05 주식회사 코닥트 케이블캐리어용 링크 결합 구조
JP6103625B2 (ja) * 2012-10-30 2017-03-29 日本住環境株式会社 配線処理機能を有する屋根面換気材
DE102021113911A1 (de) * 2021-05-28 2022-12-01 Hochschule Trier Adapterelement für eine Schleppkette und Schleppkette mit Adapterelement

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0512802U (ja) * 1991-07-31 1993-02-19 株式会社椿本チエイン 可変幅のケーブルドラグチエーン
JP3208442B2 (ja) * 1996-11-18 2001-09-10 未来工業株式会社 ケーブル受具へのケーブル布設方法、ケーブル受具装置及びケーブル受具
JP2002213652A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Usui Internatl Ind Co Ltd 配管の振動吸収用保持具
JP3716985B2 (ja) * 2002-11-05 2005-11-16 株式会社椿本チエイン ケーブル類支持案内装置
JP3154832U (ja) * 2009-07-25 2009-10-29 株式会社アルファ 取付具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105020336A (zh) * 2014-04-23 2015-11-04 上海利策科技股份有限公司 钻井平台拖链装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011220377A (ja) 2011-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5618933B2 (ja) ケーブル類保護案内装置
JP4420934B2 (ja) ケーブル類保護案内装置
JP5280396B2 (ja) ケーブル類保護案内装置
JP2006275155A (ja) ケーブル類保護案内装置
KR101126504B1 (ko) 케이블류 보호안내장치
JP6085138B2 (ja) 電線保持構造
EP2448386A2 (en) Power-supply cord arrangement structure
US8893465B2 (en) Cable protection and guide device
JP2006300271A (ja) ケーブル類保護案内装置のケーブル類クランプ部材
JP4136905B2 (ja) 水平設置型ケーブル保護案内装置
JP5709832B2 (ja) ケーブル類保護案内装置
US20140305672A1 (en) Cable protection and guide device
US9765852B2 (en) Device for guiding long object
TWI515985B (zh) 纜線類保護引導裝置
KR102226417B1 (ko) 다극구조의 전기 플러그 인 커넥터 부분
JP2005147293A (ja) ケーブル保護案内装置
JP2015046991A (ja) プロテクタ
JP4098297B2 (ja) ケーブル類保護案内装置
JP4197174B2 (ja) ケーブル類保護案内装置
JP5264827B2 (ja) ケーブル類保護案内装置
JP2011241968A (ja) ケーブル類保護案内装置
JP2006166640A (ja) ケーブル保護カバー
JP2019071747A (ja) ケーブル収納アセンブリ及びその修復方法
JP5035924B2 (ja) ケーブル類保護案内装置
JP2008228426A (ja) 電気接続構造およびハーネス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5280396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees